JP2019071747A - ケーブル収納アセンブリ及びその修復方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ケーブル収納アセンブリのケーブルキャリアの弛みの発生を防止することができるケーブル収納アセンブリを提供する。【解決手段】ケーブルキャリア3内の連続ケーブル収納スペース12を囲む内壁面3AとケーブルCの束5との間に形成される余分なスペースS内に屈曲性と弾力性を有する1本以上の長尺状補強部材13を、ケーブルキャリア3に発生する弛みを元の状態に戻すように配置する。【選択図】図1

Description

本発明は、ケーブルキャリアにケーブルの束が収納されてなるケーブル収納アセンブリ及びその修復方法に関するものである。
特開昭63−3610号公報(特許文献1)または特開2000−227145号公報(特許文献2)には、内部にケーブル収納部が形成された複数のケーブル収納ユニットがそれぞれ関節軸を中心に揺動自在に連結され、連結された複数のケーブル収納ユニット内の複数のケーブル収納部が連通して連続ケーブル収納スペースが形成されている屈曲性のあるケーブルキャリアまたはこのケーブルキャリアの余分な連続ケーブル収納スペース内に収納されたケーブルの束とからなる従来のケーブル収納アセンブリが開示されている。
特開昭63−3610号公報 特開2000−227145号公報
既存のケーブル収納アセンブリでは、ケーブルキャリアに屈曲性を持たせる必要があることから、ケーブルキャリアを構成する複数のケーブル収納ユニットの剛性をあまり高くすることができない。そのため長期にわたってケーブル収納アセンブリが使用されると、複数のケーブル収納ユニットの強度が低下して、ケーブルキャリアが弛むようになる現象が発生する。このような弛みが発生すると、動作中に弛んだケーブルキャリアが周囲の部材にあたり騒音の原因となる。従来、このような現象が発生した場合には、ケーブルキャリアを交換するか、ケーブル収納アセンブリそのものを交換することが行われている。しかしながらこのよう交換には、費用がかかるだけでなく、部品調達と長い作業時間を必要とする。
本発明の目的は、ケーブル収納アセンブリのケーブルキャリアの弛みの発生を防止することができるケーブル収納アセンブリを提供することにある。
本発明の他の目的は、ケーブル収納アセンブリのケーブルキャリアに弛みが発生した場合に、その弛みを簡単に修復することができるケーブル収納アセンブリの修復方法を提供することにある。
本発明は、内部にケーブル収納部が形成された複数のケーブル収納ユニットがそれぞれ関節軸を中心に揺動自在に連結され、連結された前記複数のケーブル収納ユニット内の複数のケーブル収納部が連通して連続ケーブル収納スペースが形成されている屈曲性のあるケーブルキャリアと、ケーブルキャリアの連続ケーブル収納スペース内に収納されたケーブルの束とからなるケーブル収納アセンブリを改良の対象とする。本発明においては、ケーブルキャリア内の連続ケーブル収納スペースを囲む内壁面とケーブルの束との間に形成される余分なスペース内にまたはケーブルキャリアの外壁面に添って、屈曲性と弾力性を有する1本以上の長尺状補強部材を、ケーブルキャリアに発生する弛みを元の状態に戻すように配置する。本願明細書において、「ケーブル」には、電気ケーブルだけでなくエアーを供給するエアーパイプも含まれる。
このような構成を採用すると、1本以上の長尺状補強部材の弾力性により、ケーブルキャリアに発生する弛みを元の状態に戻すことができるので、長期にわたって使用してもケーブルキャリアを交換する必要がない。なお本発明は、新規のケーブル収納アセンブリのケーブルキャリアに対して予防的に適用してもよいが、長期の使用によりケーブルキャリアに発生した弛みを修復するために事後的に適用してもよいのは勿論である。1本以上の長尺状補強部材の長手方向と直交する方向の断面の輪郭形状は任意であり、円形、楕円形、三角形、矩形等なんでもよい。
1本以上の長尺状補強部材の弾性力は、ケーブルキャリアが長期に使用されて発生する弛みを、弛みが発生する前の状態に戻すように定められている。
1本以上の長尺状補強部材は、その機能(弛みを前の状態に戻すという機能)の点からみれば、ケーブルキャリアの長手方向に非拘束状態で余分なスペース内に配置されていてもよいし、1本以上の長尺状補強部材の一部がケーブルキャリアの内壁に固定されたり、ケーブルの束に固定されていてもよい。なお市販のケーブル収納ユニットは、周壁の一部に開閉壁部分を有しているので、長尺状補強部材の固定作業はこの開閉壁部部分を開状態にすることにより簡単に行うことができる。
またケーブルキャリアの長手方向の両側からそれぞれ1本以上の長尺状補強部材が、余分なスペース内に挿入されてもよい。
なお1本の長尺状補強部材を用いる場合には、1本の長尺状補強部材は、余分なスペースの長手方向に延びる仮想中心線に沿って配置されているのが好ましい。このようにすれば、1本の長尺状補強部材がケーブル収納アセンブリの形状のバランスを不必要に崩すことを防止できる。
2本の長尺状補強部材が、余分なスペースの長手方向に延びる仮想中心線を含み且つ弛みが発生する方向に延びる仮想平面に対して対称的な関係になるように、余分なスペース内または外壁面に添って配置されているのが好ましい。このようにすれば、2本の長尺状補強部材がケーブル収納アセンブリの形状のバランスを不必要に崩すことを防止できる。
1本以上の長尺状補強部材は、絶縁樹脂またはゴム製の中空部材から構成することができる。なお絶縁樹脂としては、ポリウレタンやナイロンを用いるのが好ましい。長尺状補強部材がホースのように中空部材であれば、長尺状補強部材をケーブルキャリア内に配置した場合でも、またケーブルキャリアの外壁面に添って配置した場合でも、長尺状補強部材の存在がケーブルキャリアの曲がりに対して大きな抵抗となることがない。
前記1本以上の長尺状補強部材は、ケーブルの被覆材料と同種類の材料によって形成されているのが好ましい。このようにすると余分なスペース内に長尺状補強部材を配置しても、長尺状補強部材とケーブルの被覆材料とが、化学反応を起こして両者が融着することを防止できる。
1本以上の長尺状補強部材が、ケーブルキャリアの外壁面に添って配置されている場合には、1本以上の長尺状補強部材としては、金属製の板バネ若しくは金属線材の撚り線または絶縁樹脂製の板バネまたは樹脂線材の撚り線を用いることができる。特に板バネを用いると、長尺状補強部材の存在が邪魔になることを防止できる。ケーブルキャリアの外壁面に沿って長尺状補強部材を配置する場合には、ケーブルキャリアを構成する複数のケーブル収納ユニットの外壁に長尺状補強部材を係止する係止片をそれぞれ設けておけばよい。この係止片としては、曲がる長尺状部材の反発力を抑えこむよう長尺状補強部材を係止する形状のものを用いるのが好ましい。
1本以上の長尺状補強部材が、内部に流体を充填することが可能な中空部材からなる場合には、中空部材への流体(通常エア)の充填量を調整する充填量調整装置を更に設けるのが好ましい。このような構成を採用すると、ケーブルキャリアが長期に使用されて発生する弛みを、弛みが発生する前の状態に戻すように充填量調整装置を用いて充填量を調整すればよい。
本発明のケーブル収納アセンブリの修復方法では、ケーブルキャリア内の連続ケーブル収納スペースの内壁とケーブルの束との間に形成される余分なスペース内にまたはケーブルキャリアの外壁面に添って、屈曲性と弾力性を有する1本以上の長尺状補強部材を、ケーブルキャリアに発生する弛みを元の状態に戻すように配置する。本発明の修復方法によれば、短い時間で簡単に且つ安価にケーブルキャリアの弛みを修復することができる。
(A)及び(B)は、本発明のケーブル収納アセンブリの第1の実施の形態の斜視図及び一部拡大斜視図である。 第1の実施の形態のケーブル収納アセンブリの横断面図である。 (A)は正常な状態における従来のケーブル収納アセンブリを横向きで使用しているときの図であり、(B)は横向きで長期間使用された結果、弛みが発生したケーブル収納アセンブリである。 (A)は正常な状態における従来のケーブル収納アセンブリを縦向きで使用しているときの図であり、(B)は縦向き長期間使用された結果、弛みが発生したケーブル収納アセンブリの図である。 (A)乃至(F)は、1本以上の長尺状補強部材をスペース内に挿入する場合の配置状態の例を示している。 (A)及び(B)は、本発明のケーブル収納アセンブリの第2の実施の形態の斜視図及び一部拡大斜視図である。 第2の実施の形態のケーブル収納アセンブリの横断面図である。 (A)及び(B)は、本発明のケーブル収納アセンブリの第3の実施の形態の斜視図及び一部拡大斜視図である。 第3の実施の形態のケーブル収納アセンブリの横断面図である。
以下図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1(A)及び(B)は、本発明のケーブル収納アセンブリの第1の実施の形態の斜視図及び一部拡大斜視図を示している。図2は、第1の実施の形態のケーブル収納アセンブリの横断面図である。本実施の形態のケーブル収納アセンブリ1は、屈曲性のあるケーブルキャリア3と、ケーブルキャリア3に収納されたケーブルの束5とからなる。ケーブルキャリア3は、内部にケーブル収納部7が形成された複数のケーブル収納ユニット9が、それぞれ関節軸11を中心に揺動自在に連結され、連結された複数のケーブル収納ユニット9内の複数のケーブル収納部7が連通して連続ケーブル収納スペース12が形成された構造を有する。ケーブルの束5は、ケーブルキャリア3の連続ケーブル収納スペース12内に収納されている。
本実施の形態においては、ケーブルキャリア3内の連続ケーブル収納スペース12を囲む内壁面3AとケーブルCの束5との間に形成される余分なスペースS内に屈曲性と弾力性を有する1本以上の長尺状補強部材13(本実施の形態では1本)を、ケーブルキャリア3に発生する弛みを元の状態に戻すように配置する。なお本願明細書において、「ケーブル」には、電気ケーブルだけでなくエアーを供給するエアーパイプも含まれる。またケーブルCの束とは、複数のケーブルの集合物であって、紐等の結束具で結束されていても、また結束されていなくてもよい。
本実施の形態で用いるケーブルキャリア3は市販品であり、例えば、イグス株式会社が3500.075.125.0.43.3075.34PZの製品名で販売するものを用いている。この市販のケーブルキャリア3は、ケーブル収納ユニット9の内部が仕切り壁10によって2つの空間に仕切られている。なお仕切り壁10は、必須の構成要素ではない。
また本実施の形態では、1本以上の長尺状補強部材13の弾性力は、ケーブルキャリア3が長期に使用されて発生する弛みを、弛みが発生する前の状態に戻すように定められたものを用いている。
本実施の形態では、1本以上の長尺状補強部材13として、SMC株式会社がTU1610B−20の製品名で販売する直径φ16、厚み3mmのホースを用いている。一般的に言えば、1本以上の長尺状補強部材13としては、絶縁樹脂またはゴム製の中空部材から構成されたホースを用いることができる。なお絶縁樹脂としては、ポリウレタンやナイロンを用いるのが好ましい。長尺状補強部材13がホースのように中空部材であれば、長尺状補強部材をケーブルキャリア内に配置した場合でも、また後述するようにケーブルキャリア3の外壁面に添って配置した場合でも、長尺状補強部材13の存在がケーブルキャリアの曲がりに対して大きな抵抗となることがない。
1本以上の長尺状補強部材3の長手方向と直交する方向の断面の輪郭形状は任意であり、円形、楕円形、三角形、矩形等なんでもよい。また1本以上の長尺状補強部材13は、ケーブルCの被覆材料と同種類の材料によって形成されているのが好ましい。このようにすると余分なスペースS内に長尺状補強部材13を配置しても、長尺状補強部材13とケーブルCの被覆材料とが、化学反応を起こして両者が融着することを防止できる。
図3(A)は、正常な状態における従来のケーブル収納アセンブリ1´を横向きで使用しているときの図であり、図3(B)は横向きで長期間使用された結果、弛みが発生したケーブル収納アセンブリ1´の図を示している。図4(A)は、正常な状態における従来のケーブル収納アセンブリ1´を縦向きで使用しているときの図であり、図4(B)は縦向き長期間使用された結果、弛みが発生したケーブル収納アセンブリ1´の図を示している。この図から判るように、市販のケーブルキャリアを用いたケーブル収納アセンブリ1´では、弛みが発生することが多い。そこで本実施の形態のように、1本以上の長尺状補強部材13をスペースS内に挿入すると、1本以上の長尺状補強部材13の弾力性により、ケーブルキャリア3に発生する弛みを元の状態に戻すことができるので、長期にわたって使用してもケーブルキャリア3を交換する必要がない。
なお新規のケーブル収納アセンブリ1のケーブルキャリア3に対して予防的に適用してもよいが、長期の使用によりケーブルキャリア3に発生した弛みを修復するために事後的に適用してもよいのは勿論である。
図5(A)乃至(F)は、1本以上の長尺状補強部材13をスペースS内に挿入する場合の配置状態の例を示している。図5(A)の例では、1本の以上の長尺状補強部材13が、余分なスペースSの長手方向に延びる仮想中心線に全体的に沿い、両端がケーブルキャリア3の両端からでるように配置されている。図5(B)の例では、1本以上の長尺状補強部材13が、余分なスペースSの長手方向に延びる仮想中心線に沿い且つ一端がケーブルキャリア3から出るように配置されている。図5(C)の例では、1本以上の長尺状補強部材13が、余分なスペースSの長手方向に延びる仮想中心線に沿い且つ他端がケーブルキャリア3から出るように配置されている。図5(D)の例では、1本以上の長尺状補強部材13が、余分なスペースSの長手方向に延びる仮想中心線に沿い且つ一端がケーブルキャリア3から出て、他端がスペースS内の途中まで延びるように配置されている。図5(E)の例では、1本以上の長尺状補強部材13が、余分なスペースSの長手方向に延びる仮想中心線に沿い且つ両端がケーブルキャリア3から出ないように配置されている。図5(F)の例では、2本の長尺状補強部材13A及び13Bが、余分なスペースSの長手方向に延びる仮想中心線に沿い且つ両端がケーブルキャリア3の端部から出て他端がケーブルキャリア3の途中まで延びるように配置されている。いずれの場合でも、1本以上の長尺状補強部材13は、弛みが発生するのを阻止できる位置に配置される。
1本以上の長尺状補強部材13は、その機能(弛みを前の状態に戻すという機能)の点からみれば、ケーブルキャリアの長手方向に非拘束状態で余分なスペース内に配置されていてもよいし、1本以上の長尺状補強部材の一部がケーブルキャリア3の内壁面3Aに固定されたり、ケーブルCの束5に固定されていてもよい。なお市販のケーブル収納ユニット9は、周壁の一部に開閉壁部分を有しているので、長尺状補強部材13の固定作業はこの開閉壁部分を開状態にして、そこから挿入することにより簡単に行うことができる。
なお図1及び図2の実施の形態のように、1本の長尺状補強部材13を用いる場合には、1本の長尺状補強部材13は、余分なスペースの長手方向に延びる仮想中心線に沿って配置されているのが好ましい。このようにすれば、1本の長尺状補強部材13がケーブル収納アセンブリ1の形状のバランスを不必要に崩すことを防止できる。
(第2の実施の形態)
図6(A)及び(B)は、本発明のケーブル収納アセンブリの第2の実施の形態の斜視図及び一部拡大斜視図を示している。図7は、第2の実施の形態のケーブル収納アセンブリの横断面図である。第2の実施の形態では、2本の長尺状補強部材13が、余分なスペースSの長手方向に延びる仮想中心線を含み且つ弛みが発生する方向に延びる仮想平面PSに対して対称的な関係になるように、スペースSの内部に配置されている。2本の長尺状補強部材13をこのように配置すると、ケーブル収納アセンブリ1の形状のバランスを不必要に崩すことを防止できる。
(第3の実施の形態)
図8(A)及び(B)は、本発明のケーブル収納アセンブリの第3の実施の形態の斜視図及び一部拡大斜視図を示している。図9は、第3の実施の形態のケーブル収納アセンブリの横断面図である。第3の実施の形態では、2本の長尺状補強部材13が、余分なスペースSの長手方向に延びる仮想中心線を含み且つ弛みが発生する方向に延びる仮想平面PSに対して対称的な関係になるように、ケーブルキャリア3の外壁面3Bに添って配置されている。本実施の形態では、複数のケーブル収納ユニット9の仮想平面PSに対して対称的な位置にある一対の外側面9Bにはそれぞれフック状の係止片14が設けられている。この係止片14としては、曲がる長尺状補強部材13の反発力を抑えこむよう長尺状補強部材13を係止する形状のものを用いるのが好ましい。本実施の形態で用いる係止片14は、湾曲する長尺状補強部材13を受け入れて支持する向きに曲がった形状を有しており、2本の長尺状補強部材13がケーブル収納アセンブリ1の形状のバランスを不必要に崩すことを防止している。
1本以上の長尺状補強部材13が、ケーブルキャリア3の外壁面に添って配置されている場合には、1本以上の長尺状補強部材13としては、金属製の板バネ若しくは金属線材の撚り線または絶縁樹脂製の板バネまたは樹脂線材の撚り線を用いることができる。特に板バネを用いると、長尺状補強部材の存在が邪魔になることを防止できる。
(その他)
1本以上の長尺状補強部材13が、内部に流体を充填することが可能な中空部材からなる場合には、中空部材への流体(通常エア)の充填量を調整する充填量調整装置を更に設けるのが好ましい。このような構成を採用すると、ケーブルキャリアが長期に使用されて発生する弛みを、弛みが発生する前の状態に戻すように充填量調整装置を用いて充填量を調整すればよい。また充填量調整装置を常時させて、ケーブルキャリア3の曲がり方に応じて流体の圧力を調整するようにしてもよい。例えば、ケーブルキャリア3を延ばす際には、流体の圧力を高め、ケーブルキャリア3を戻す際には流体の圧力を下げるようにすると、弛みの発生を防止して、しかもケーブルキャリア3が周囲の機材に当たって騒音が発生するのを防止できる。
(修復方法)
長期間使用されたケーブル収納アセンブリに弛みが発生した場合は、ケーブル収納アセンブリの修復方法では、ケーブルキャリア3内の連続ケーブル収納スペース12を囲む内壁面とケーブルの束5との間に形成される余分なスペースS内にまたはケーブルキャリア3の外壁面に添って、屈曲性と弾力性を有する1本以上の長尺状補強部材を、ケーブルキャリアに発生する弛みを元の状態に戻すように配置する。この修復方法によれば、短い時間で簡単に且つ安価にケーブルキャリアの弛みを修復することができる。
本発明によれば、1本以上の長尺状補強部材の弾力性により、ケーブルキャリアに発生する弛みを元の状態に戻すことができるので、長期にわたって使用してもケーブルキャリアを交換する必要がない。また本発明は、新規のケーブル収納アセンブリのケーブルキャリアに対して予防的に適用してもよいが、長期の使用によりケーブルキャリアに発生した弛みを修復するために事後的に適用してもよい。
1 ケーブル収納アセンブリ
3 ケーブルキャリア
5 ケーブルの束
7 ケーブル収納部
9 ケーブル収納ユニット
11 関節軸
12 連続ケーブル収納スペース
13 長尺状補強部材
14 係止片

Claims (13)

  1. 内部にケーブル収納部が形成された複数のケーブル収納ユニットがそれぞれ関節軸を中心に揺動自在に連結され、連結された前記複数のケーブル収納ユニット内の複数の前記ケーブル収納部が連通して連続ケーブル収納スペースが形成されている屈曲性のあるケーブルキャリアと、
    前記ケーブルキャリアの前記連続ケーブル収納スペース内に収納されたケーブルの束とからなるケーブル収納アセンブリであって、
    前記ケーブルキャリアの前記連続ケーブル収納スペースを囲む内壁面と前記ケーブルの束との間に形成される余分なスペース内にまたは前記ケーブルキャリアの外壁面に添って、屈曲性と弾力性を有する1本以上の長尺状補強部材が、前記ケーブルキャリアに発生する弛みを元の状態に戻すように配置されていることを特徴するケーブル収納アセンブリ。
  2. 前記1本以上の長尺状補強部材の前記弾性力は、前記ケーブルキャリアが長期に使用されて発生する弛みを、弛みが発生する前の状態に戻すように定められている請求項1に記載のケーブル収納アセンブリ。
  3. 前記1本以上の長尺状補強部材が、前記ケーブルキャリアの長手方向に非拘束状態で前記余分なスペース内に配置されている請求項1または2に記載のケーブル収納アセンブリ。
  4. 前記1本以上の長尺状補強部材の一部が前記ケーブルキャリアの前記内壁または前記ケーブルの束に固定されている請求項1または2に記載のケーブル収納アセンブリ。
  5. 前記ケーブルキャリアの前記長手方向の両側からそれぞれ前記1本以上の長尺状補強部材が、前記余分なスペース内に挿入されている請求項1,2または4に記載のケーブル収納アセンブリ。
  6. 1本の前記長尺状補強部材が、前記スペースの前記長手方向に延びる仮想中心線に沿って配置されている請求項1または2に記載のケーブル収納アセンブリ。
  7. 2本の前記長尺状補強部材が、前記余分なスペースの前記長手方向に延びる仮想中心線を含み且つ前記弛みが発生する方向に延びる仮想平面に対して対称的な関係になるように、前記余分なスペース内または前記外壁面に添って配置されている請求項1または2に記載のケーブル収納アセンブリ。
  8. 前記1本以上の長尺状補強部材は、絶縁樹脂またはゴム製の中空部材から構成されている請求項1乃至7のいずれか1項に記載のケーブル収納アセンブリ。
  9. 前記1本以上の長尺状補強部材は、前記ケーブルの被覆材料と同種類の材料によって形成されている請求項1乃至8のいずれか1項に記載のケーブル収納アセンブリ。
  10. 前記1本以上の長尺状補強部材が、前記ケーブルキャリアの前記外壁面に添って配置されており、
    前記1本以上の長尺状補強部材が、金属製の板バネ若しくは金属線材の撚り線または絶縁樹脂製の板バネまたは樹脂線材の撚り線からなる請求項1に記載のケーブル収納アセンブリ。
  11. 前記1本以上の長尺状補強部材は、内部に流体を充填することが可能な中空部材からなり、
    前記中空部材への前記流体の充填量を調整する充填量調整装置を更に備えている請求項1に記載のケーブル収納アセンブリ。
  12. 内部にケーブル収納部が形成された複数のケーブル収納ユニットがそれぞれ関節軸を中心に揺動自在に連結され、連結された前記複数のケーブル収納ユニット内の複数の前記ケーブル収納部が連通して連続ケーブル収納スペースが形成されているケーブルキャリアと、
    前記ケーブルキャリアの前記連続ケーブル収納スペース内に収納されたケーブルの束とからなるケーブル収納アセンブリの修復方法であって、
    前記ケーブルキャリア内の前記連続ケーブル収納スペースの内壁と前記ケーブルの束との間に形成される余分なスペース内にまたは前記ケーブルキャリアの外壁面に添って、屈曲性と弾力性を有する1本以上の長尺状補強部材を、前記ケーブルキャリアに発生する弛みを元の状態に戻すように配置することを特徴するケーブル収納アセンブリの修復方法。
  13. 前記1本以上の長尺状補強部材は、内部に流体を充填することが可能な中空部材からなり、
    前記中空部材への前記流体の充填量を調整する充填量調整装置を設け、
    前記ケーブルキャリアが長期に使用されて発生する弛みを、弛みが発生する前の状態に戻すように前記充填量調整装置を用いて前記充填量を調整することを特徴とする請求項12に記載のケーブル収納アセンブリの修復方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022131231A1 (ja) * 2020-12-16 2022-06-23 ファナック株式会社 動力用ハーネスおよびロボット

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