JPH0512802U - 可変幅のケーブルドラグチエーン - Google Patents
可変幅のケーブルドラグチエーンInfo
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- JPH0512802U JPH0512802U JP6737891U JP6737891U JPH0512802U JP H0512802 U JPH0512802 U JP H0512802U JP 6737891 U JP6737891 U JP 6737891U JP 6737891 U JP6737891 U JP 6737891U JP H0512802 U JPH0512802 U JP H0512802U
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- connecting rod
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 移動体に動力を供給する電源ケーブル、油圧
ホース等を支持案内するケーブルドラグチェーンの幅を
変更できるようにすること。 【構成】 離間対向した一対のリンクプレートを結合杆
で結合したリンク体を複数屈曲自在に連結してケーブル
・ホース等を内部に収納するケーブルドラグチェーンに
おいて、前記結合杆は前記リンクプレートに形成された
貫通孔を貫通する取付け軸によって前記リンクプレート
に取付けられており、この結合杆は、取付け軸を取り外
すことによって、所望の長さの結合杆と交換することが
できるようになっている。これによって、ケーブルドラ
グチェーンの幅は収納するケーブル・ホース等の本数に
合わせて変えられる。
ホース等を支持案内するケーブルドラグチェーンの幅を
変更できるようにすること。 【構成】 離間対向した一対のリンクプレートを結合杆
で結合したリンク体を複数屈曲自在に連結してケーブル
・ホース等を内部に収納するケーブルドラグチェーンに
おいて、前記結合杆は前記リンクプレートに形成された
貫通孔を貫通する取付け軸によって前記リンクプレート
に取付けられており、この結合杆は、取付け軸を取り外
すことによって、所望の長さの結合杆と交換することが
できるようになっている。これによって、ケーブルドラ
グチェーンの幅は収納するケーブル・ホース等の本数に
合わせて変えられる。
Description
【0001】
本考案は、移動体に動力を供給する電源ケーブル、油圧ホース等(以下単に「 ケーブル」と称する。)を支持案内するケーブルドラグチェーンの幅を変更する ための構造に関する。
【0002】
従来、この種のケーブルドラグチェーン(図示省略)は、通常、離間対向した 一対のリンクプレートを結合杆で結合したリンク体を複数屈曲自在に連結して構 成されている。
【0003】
ところが、このようなケーブルドラグチェーンは、その幅をケーブルの本数等 に合わせて変更することができないという問題点を有している。
【0004】
本考案は、離間対向した一対のリンクプレートを結合杆で結合したリンク体を 複数屈曲自在に連結してケーブル・ホース等を内部に収納するケーブルドラグチ ェーンにおいて、前記結合杆は前記リンクプレートに形成された貫通孔を貫通す る取付け軸によって前記リンクプレートに取付けられるようにした構成により、 前記の課題を解決したものである。
【0005】
結合杆は、取付け軸を取り外すことによって、所望の長さの結合杆と交換する ことができる。
【0006】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 ケーブルドラグチェーン20(図5参照)は、直線往復移動する工作機械、或 いは、重量物を搬送する搬送車等の移動体Mとこの移動体Mに動力を送る動力源 近くの床Fとの間に接続され、ケーブル(図示省略)を収納し、保護している。 なお、ケーブルドラグチェーン20は移動体同士の間に接続されることもある 。 ケーブルドラグチェーン20(図6参照)は、離間対向した一対のリンクプレ ート21,22と、このリンクプレート21,22の上辺23及び下辺24を相 互に結合する結合杆25,26とで構成されたリンク体27を複数屈曲自在に連 結することによって形成されている。
【0007】 リンク体27(図6、図7参照)は、各リンクプレート21,22に形成され た連結ピン34,35(34は図示省略)と嵌合穴36,37とによって連結さ れている。 結合杆25,26の間には、ケーブルドラグチェーン20内部を分割する仕切 片28が設けられている。リンクプレート21,22、結合杆25,26、仕切 片28は樹脂成形品である。 リンクプレート21,22には、後述する幅変更構造70を構成する貫通孔7 1,72,80,81,82,83が形成されている。
【0008】 リンクプレート22と結合杆25の左端(図6、図7において左端)は、ヒン ジ機構30によって互いに着脱且つ傾動自在に連結されている。 ヒンジ機構30(図6、図7参照)は、リンクプレート22の上辺23の傍に 突出形成された断面円弧状の一対の被係合突部38,38と、この被係合突部3 8,38を連結するように形成された断面半円形状の被係合軸31と、係合杆2 5の一端に形成され被係合突部38,38を下側(図6、図7の下端側)から係 合する一対の係合凹部39,39と、この係合凹部39,39の間に形成され被 係合軸31を上側(図6、図7の上端側)から係合するフック状の係合片32と で構成されている。
【0009】 リンクプレート21と結合杆25の右端(図6、図7において右側)は、スナ ップ機構40によって連結されている。 リンクプレート22(図8乃至図11参照)には、スナップ機構40を構成す る、リンクプレート22の内側に突出したリンク突出片41と、リンク突出片4 1と上下方向(図8乃至図11の上下端方向)に離間対向した位置に突出した一 対の舌片42,42と、リンク突出片41と舌片42,42との間の2箇所に形 成されたリンク溝43,43と、リンクプレート22の上辺23に形成されたス ナップ係合凹部44と、このスナップ係合凹部44の傍に形成された案内片係合 凹部45とが具えられている。
【0010】 係合杆25(図8乃至図11参照)にも、スナップ機構40を構成する、係合 杆25の端部に形成され先端に爪部46を有する一対の突出片471,472と 、この一対の突出片471,472の間でさらに長く突出形成され先端にフック 48を有するスナップ片49と、スナップ片49の下面(図9乃至図11におい て、図の下端側)に突出形成された案内片50と、突出片471,472の一部 分とスナップ片49との下面に形成されたリンク受入凹部51とが具えられてい る。案内片50には斜めの案内斜面52が形成されている。
【0011】 リンク溝43,43に突出片471,472の爪部46,46を係合させるこ とによって、結合杆25の矢印A(図10参照)方向への位置規制がされる。 リンク突出片41にリンク受入凹部51を係合させることによって、結合杆2 5の矢印B(図8参照)方向への位置規制がされる。 スナップ係合凹部44にスナップ片49のフック48を係合させることによっ て、結合杆25の矢印C(図10参照)方向への位置規制がされる。 案内片係合凹部45には案内片50が係合するようになっている。
【0012】 リンクプレート21,22と結合杆26の両端はスナップ機構60,60(図 図6、7参照)によって係合している。 スナップ機構60は、リンクプレート21,22の内側に突出形成された包持 状の結合杆挿入部61と、結合杆26の両端両側に形成された係合爪62,62 とで構成されている。 このスナップ機構60は、結合杆挿入部61に係合爪62を押し込み、結合杆 挿入部61の開口部63を一旦押し広げ、開口部63に形成されたフック64, 64を係合爪62,62に係合させた後、係合杆挿入部61で結合杆26の端部 を抱え込ませることによって、結合杆26がリンクプレート21,22に結合さ れるようになっている。この結合は、両方のスナップ機構60,60で同時に行 なう。
【0013】 このように、ケーブルドラグチェーン20(図6、図7参照)の離間対向した 一対のリンクプレート21,22と結合杆25,26は、それぞれ着脱自在なヒ ンジ機構30、スナップ機構40,60,60によって結合されている。
【0014】 ところが、収納するケーブルの本数や、設計仕様によっては、ケーブルドラグ チェーン20の幅(結合杆の長手方向)を変更しなければならないことがある。 このような場合、結合杆25,26を取り外し、次に説明する幅変更構造70( 図1乃至図4参照)の結合杆75,84,85を取付け、ケーブルドラグチェー ン20の幅を変更することができる。
【0015】 幅変更構造70(図1乃至図4参照)は、リンクプレート21,22に形成さ れた貫通孔71,72,80,81,82,83と、この貫通孔を貫通するボル ト(取付け軸)73,74,86,87と、結合杆75,84,85と、結合杆 75の端部を保持する保持片76,76とで構成されている。
【0016】 貫通孔71,72,80,81,82,83(図3参照)はリンクプレート2 1,22の端部に沿って形成されている。 結合杆75(図1参照)は、2枚のアルミ製の板77,78で構成され、ケー ブルが貫通する径の異なる孔79が複数形成されている。 保持片76,76(図2参照)は断面コ字状のアルミ製の部品であり、結合杆 75の2枚の板77,78の位置を合わせるためにリンクプレート21,22に 設けられている。
【0017】 結合杆75を取付け、結合杆75にケーブル(図示省略)を通すには、先ず、 一方の板77の両端を保持片76,76と共に、ボルト73,73によってリン クプレート21,22に取付け、開放された孔79にケーブルを入れる。次に、 他方の板78を保持片76,76に差込み、保持片76と共に、ボルト74,7 4によってリンクプレート21,22に取付ける。これによって、孔79が閉じ られ、ケーブルは孔79を通っている状態になる。 このとき、種々の長さの結合杆75を用いることによってケーブルドラグチェ ーン20の幅を自由に変更することができる。
【0018】 幅変更構造70は、リンクプレート21,22に軸状の結合杆84,85(図 4参照)も取付けられる構成にもなっている。 結合杆84,85は貫通孔80,81を貫通するボルト(取付け軸)86,8 7によってリンクプレート21,22に取付けられる。
【0019】 又、結合杆84,85は、他の貫通孔71,72、82,83を適宜に選択し て他の位置にも取付けることもできる。選択する貫通孔によって、結合杆84, 85の間隔と位置をケーブルの本数に合わせることができる。 例えば、隣同士の貫通孔71,72、或いは、82,80を選択すると結合杆 84,85の間隔を狭くすることができる。又、貫通孔71,80、或いは、7 2,81を選択すると、ケーブルをリンクプレート21,22の下辺24,24 側、或いは、上辺23,23側に寄せて保持することもできる。 結合杆84,85を用いた場合も、結合杆84,85の長さを種々変更するこ とによってケーブルドラグチェーン20の幅を自由に変更することができる。
【0020】 このように、幅変更構造70によって、ケーブルドラグチェーン20の幅を、 収納するケーブルの本数や、設計仕様に応じて変更することができる。又、リン クプレートは共通部品とすることができ、リンクプレートの在庫管理と金型管理 が容易になる。 又、リンクプレートに貫通孔を形成することによって、リンクプレートの軽量 化を図ることができるとともに、射出成形時におけるリンクプレートの「ひけ」 を防止することもできる。
【0021】
本考案によると、任意の長さの結合杆を取付けることができるため、ケーブル ドラグチェーンの幅を収納するケーブルの本数や、設計仕様に合わせて変更する ことができる。 また、ケーブルドラグチェーンを構成するリンクプレート等を共通部品とする ことができ、リンクプレートの在庫管理と金型管理が容易になる。 さらに、リンクプレートに貫通孔を形成することによって、リンクプレートの 軽量化を図ることができるとともに、射出成形時におけるリンクプレートの「ひ け」を防止することもできる。
【図1】本考案の実施例の側面図であり、一部分断面で
表わしている。
表わしている。
【図2】図1中2−2矢視断面図である。
【図3】図1を右側から見た図である。
【図4】図1とは異なる実施例の側面図であり、一部分
断面で表わしている。
断面で表わしている。
【図5】本考案の実施例のケーブルドラグチェーンの正
面図である。
面図である。
【図6】図5のケーブルドラグチェーンの一部分を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図7】図5のケーブルドラグチェーンの分解斜視図で
ある。
ある。
【図8】スナップ機構が形成された結合杆とリンクプレ
ートとの分解平面図である。
ートとの分解平面図である。
【図9】スナップ機構が形成された結合杆とリンクプレ
ートとの分解側面図である。
ートとの分解側面図である。
【図10】スナップ機構によって結合された結合杆とリ
ンクプレートの側面断面図である。
ンクプレートの側面断面図である。
【図11】スナップ機構によって結合された結合杆とリ
ンクプレートの側面図である。
ンクプレートの側面図である。
20 ケーブルドラグチェーン 21,22 リンクプレート 25,26,75,84,85 結合杆 27 リンク体 70 幅変更構造 71,72,80,81,82,83 貫通孔 73,74,86,87 ボルト(取付け軸)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 西村 寛 大阪府大阪市鶴見区鶴見4丁目17番96号 株式会社椿本チエイン内
Claims (1)
- 【請求項1】 離間対向した一対のリンクプレートを結
合杆で結合したリンク体を複数屈曲自在に連結してケー
ブル・ホース等を内部に収納するケーブルドラグチェー
ンにおいて、前記結合杆は前記リンクプレートに形成さ
れた貫通孔を貫通する取付け軸によって前記リンクプレ
ートに取付けられていることを特徴とする、ケーブルド
ラグチェーンの幅変更構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6737891U JPH0512802U (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 可変幅のケーブルドラグチエーン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6737891U JPH0512802U (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 可変幅のケーブルドラグチエーン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0512802U true JPH0512802U (ja) | 1993-02-19 |
Family
ID=13343292
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6737891U Pending JPH0512802U (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 可変幅のケーブルドラグチエーン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0512802U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011220377A (ja) * | 2010-04-05 | 2011-11-04 | Tsubakimoto Chain Co | ケーブル類保護案内装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0217240U (ja) * | 1988-07-22 | 1990-02-05 |
-
1991
- 1991-07-31 JP JP6737891U patent/JPH0512802U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0217240U (ja) * | 1988-07-22 | 1990-02-05 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011220377A (ja) * | 2010-04-05 | 2011-11-04 | Tsubakimoto Chain Co | ケーブル類保護案内装置 |
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