JP2011241968A - ケーブル類保護案内装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】仕切り棚板部材を仕切り壁板部材に確実に挿着保持し、ケーブル類の保護案内動作で生じがちな棚板挿入用長孔と仕切り棚板部材との振動騒音を防止し、仕切り棚板部材とケーブル類との局部的な接触を緩和してケーブル類の損傷を回避し、仕切り棚板部材の取り付け作業を簡便に達成するケーブル類案内保護装置を提供することである。
【解決手段】左右一対のリンクプレート111と屈曲内周側連結板112と屈曲外周側連結板113と仕切り棚板部材120と仕切り壁板部材130とから構成され、仕切り棚板部材120が仕切り壁板部材130の棚板挿入用長孔131に弾性緩衝部材140を介して挿着されるケーブル類保護案内装置。
【選択図】図2

Description

本発明は、ケーブル類保護案内装置に係り、更に詳しくは、産業用機械の可動部材に電力や圧縮空気のエネルギーを供給するケーブルやホース等のケーブル類を収容すると共に、可動部の移動中においてもケーブル類を安全にかつ確実に案内保護するのに好適なケーブル類保護案内装置に関するものである。
図5に示すように、従来、左右一対のリンクプレート511、511に屈曲内周側連結板512及び屈曲外周側連結板513をそれぞれ横架した矩形状枠断面のリンク枠体510が、リンクプレート511、511に設けた連結ピン514と連結ピン孔515とで相互に屈曲自在に多数連結されてケーブル類Cを挿通して案内保護するケーブル類収容空間Rを形成するとともに、屈曲内周側連結板512と屈曲外周側連結板513とに着脱自在に装着されてケーブル類収容空間R内のケーブル類Cを左右に仕分ける仕切り壁板部材530および仕切り壁部材に着脱自在に挿着されてケーブル類収容空間R内のケーブルを上下に仕分ける仕切り棚板部材520を着脱自在に装着してなるケーブル類保護案内装置500が知られている。
このような従来のケーブル類保護案内装置500においては、図6に示すように、仕切り壁板部材530の爪部532が屈曲内周側連結板512及び屈曲外周側連結板513の前後を掴持した状態で装着されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−324851号公報(第8欄、図1)
しかしながら、前述したような従来のケーブル類保護案内装置は、仕切り壁板部材に形成された棚板挿入用長孔の口径寸法または仕切り棚板部材の断面寸法に製作誤差が生じると、仕切り棚板部材が仕切り壁板部材を確実に保持できず、また棚板挿入用長孔に対する仕切り棚板部材のガタツキが発生すると、仕切り棚板部材の振動騒音が発生するという問題があった。
また、従来のケーブル類保護案内装置は、屈曲動作において仕切り棚板部材と収容するケーブル類とが局部当たりの状態となって相互の接触面積が減少と、ケーブル類の摩耗が進行し易いという問題があった。
さらに、仕切り棚板部材を仕切り壁板部材に取り付ける作業が高負担であるという問題があった。
そこで、本発明は、従来の問題を解決するものであって、すなわち、本発明の目的は、仕切り棚板部材を仕切り壁板部材に確実に挿着保持し、ケーブル類の保護案内動作で生じがちな棚板挿入用長孔と仕切り棚板部材との振動騒音を防止し、仕切り棚板部材とケーブル類との局部的な接触を緩和してケーブル類の損傷を回避し、仕切り棚板部材の取り付け作業を簡便に達成するケーブル類案内保護装置を提供することである。
請求項1に係る本発明は、左右一対のリンクプレートに屈曲内周側連結板と屈曲外周側連結板とをそれぞれ横架してなる矩形状枠断面のリンク枠体が多数連結されてケーブル類を収容配置して案内保護するケーブル類収容空間を形成しているとともに、前記屈曲内周側連結板と屈曲外周側連結板とに着脱自在に装着されてケーブル類収容空間内のケーブル類を左右に仕分ける仕切り壁板部材と仕切り壁板部材に着脱自在に挿着されてケーブル類収容空間内のケーブル類を上下に仕分ける仕切り棚板部材とを備えているケーブル類保護案内装置において、前記仕切り棚板部材が、前記仕切り壁板部材の棚板挿入用長孔に弾性緩衝部材を介して挿着されていることにより、前述した課題を解決したものである。
請求項2に係る本発明は、請求項1に記載の構成に加えて、前記弾性緩衝部材が、前記仕切り棚板部材を挿通させる扁平なリング体で構成されていることにより、前述した課題をさらに解決したものである。
請求項3に係る本発明は、請求項1または請求項2に記載の構成に加えて、前記弾性緩衝部材が、前記仕切り棚板部材の表裏をそれぞれ挟持する弾性突起を備えていることにより、前述した課題をさらに解決したものである。
請求項4に係る本発明は、請求項3に記載の構成に加えて、前記弾性突起が、前記弾性緩衝部材のケーブル類長手方向前後に配設されていることにより、前述した課題をさらに解決したものである。
請求項5に係る本発明は、請求項3または請求項4に記載の構成に加えて、前記弾性突起が、前記仕切り壁板部材の厚み方向でクラウニング形状を呈していることにより、前述した課題をさらに解決したものである。
本発明は、左右一対のリンクプレートに屈曲内周側連結板と屈曲外周側連結板とをそれぞれ横架してなる矩形状枠断面のリンク枠体が多数連結されてケーブル類を収容配置して案内保護するケーブル類収容空間を形成しているとともに、屈曲内周側連結板と屈曲外周側連結板とに着脱自在に装着されてケーブル類収容空間内のケーブル類を左右に仕分ける仕切り壁板部材と仕切り壁板部材に着脱自在に挿着されてケーブル類を上下に仕分ける仕切り棚板部材とが設けられていることにより、ケーブル類収容空間内でケーブル類を収容配置して屈曲自在に案内保護することができるばかりではなく、以下のような特有の効果を奏することができる。
すなわち、請求項1に係る本発明のケーブル類保護案内装置によれば、仕切り棚板部材が仕切り壁板部材の棚板挿入用長孔に弾性緩衝部材を介して挿着されていることにより、弾性緩衝部材が仕切り壁板部材の棚板挿入用長孔に対する仕切り棚板部材のガタツキを弾力的に解消するため、ケーブル類の保護案内動作で生じがちな仕切り棚板部材の振動騒音を防止するとともに、仕切り壁板部材に形成した棚板挿入用長孔の口径寸法または仕切り棚板部材の断面寸法に多少の製作誤差があっても、弾性緩衝部材が製作誤差を吸収許容するため、仕切り棚板部材を仕切り壁板部材に確実に挿着保持することができる。
特に、左右一対のリンクプレートとの間にほぼ隙間なく仕切り棚板部材が挿着されている場合には、弾性緩衝部材が仕切り棚板部材のケーブル類横方向への移動を阻止するため、仕切り棚板部材とリンクプレートとの接触騒音を防止するとともに、仕切り棚板部材とリンクプレートとの接触による摩耗粉の発生を防止することができる。
請求項2に係る本発明のケーブル類保護案内装置によれば、請求項1に記載のケーブル類保護案内装置が奏する効果に加えて、弾性緩衝部材が仕切り棚板部材を挿通させる扁平なリング体で構成されていることにより、弾性緩衝部材が仕切り壁板部材の棚板挿入用長孔に挿着された上で仕切り棚板部材を挿通させることで仕切り壁板部材と仕切り棚板部材との間に確実に位置決めして挿着されるため、仕切り棚板部材の組付け作業を簡便に達成することができ、また、弾性緩衝部材と棚板挿入用長孔とのケーブル長手方向における接触抵抗が扁平に形成した分だけ増大するため、ケーブル類の保護案内動作が長期にわたって繰り返されても、弾性緩衝部材の仕切り壁板部材からの脱落を防止することができる。
請求項3に係る本発明のケーブル類保護案内装置によれば、請求項1または請求項2に記載のケーブル類保護案内装置が奏する効果に加えて、弾性緩衝部材が仕切り棚板部材の表裏両面をそれぞれ挟持する弾性突起を備えていることにより、弾性突起がケーブル類の保護案内動作時における仕切り棚板部材の上下動に追従して弾性変形するので、仕切り棚板部材を確実かつ安定して挟持することができる。
請求項4に係る本発明のケーブル類保護案内装置によれば、請求項3に記載のケーブル類保護案内装置が奏する効果に加えて、弾性突起が弾性緩衝部材のケーブル類長手方向の前後に配設されていることにより、仕切り棚板部材がケーブル類長手方向においてケーブル類から偏荷重を受けても、仕切り棚板部材にかかる偏荷重に応じて前後の弾性突起がそれぞれ個別に変形する、いわゆる、スタビライズ機能を発揮するので、仕切り棚板部材に対するケーブル類の偏荷重を吸収軽減して、仕切り棚板部材とケーブル類との局部的な接触を緩和してケーブル類の損傷を回避することができる。
請求項5に係る本発明のケーブル類保護案内装置によれば、請求項3または請求項4に記載のケーブル類保護案内装置が奏する効果に加えて、弾性突起が仕切り壁板部材の厚み方向でクラウニング形状を呈していることにより、この突起のクラウニング形状が弾性緩衝部材に対して仕切り棚板部材を挿着する際の挿入抵抗を軽減するので、仕切り壁板部材に対して仕切り棚板部材を容易に組み付けることができ、これらの組み立て作業を簡便に達成することができる。
本発明の一実施例であるケーブル類保護案内装置を示す全体概要図。 図1に示す仕切り壁板部材と仕切り棚板部材と弾性緩衝部材との組み立て分解図。 仕切り壁板部材と仕切り棚板部材と弾性緩衝部材との連結状態を示す斜視図。 屈曲動作時の仕切り棚板部材と弾性突起との挟持状態の説明図。 従来のケーブル類保護案内装置を示す斜視図。 図5に示す仕切り壁板部材と仕切り棚板部材との組み立て分解図。
本発明は、左右一対のリンクプレートに屈曲内周側連結板と屈曲外周側連結板とをそれぞれ横架してなる矩形状枠断面のリンク枠体が多数連結されてケーブル類を収容配置して案内保護するケーブル類収容空間を形成しているとともに、屈曲内周側連結板と屈曲外周側連結板とに着脱自在に装着されてケーブル類収容空間内のケーブル類を左右に仕分ける仕切り壁板部材と仕切り壁板部材に着脱自在に挿着されてケーブル類収容空間内のケーブル類を上下に仕分ける仕切り棚板部材とを備え、仕切り棚板部材が、仕切り壁板部材の棚板挿入用長孔に弾性緩衝部材を介して挿着され、ケーブル類の保護案内動作で生じがちな仕切り棚部材の振動騒音を防止し、仕切り棚板部材を仕切り壁板部材に確実に挿着保持し、仕切り棚板部材とケーブル類との局部的な接触を緩和してケーブル類の損傷を回避するものであれば、その具体的な実施の形態は如何なるものであっても何ら構わない。
例えば、本発明のケーブル類保護案内装置で採用するリンク枠体は、左右一対のリンクプレートに屈曲内周側連結板と屈曲外周側連結板とがそれぞれ横架されて矩形状枠断面を呈していれば良く、その具体的態様は、屈曲内周側連結板と屈曲外周側連結板の両方もしくは屈曲外周側連結板のみが左右一対のリンクプレートに対して係合自在に構成されていれば良く、また、一体成形、別体成形のいずれの成形加工で形成しても構わない。
本発明のケーブル類保護案内装置で用いるリンクプレート、屈曲内周側連結板、屈曲外周側連結板、仕切り壁板部材などの具体的材質については、耐疲労性や耐衝撃性を備えたものであれば如何なるものであっても良く、特に、ガラス繊維強化ポリアミド系樹脂を採用した場合には、繰り返し屈曲に対する優れた耐疲労性や耐衝撃性を発揮するので、より好ましい。
本発明のケーブル類保護案内装置で用いる弾性緩衝部材の具体的な材質については、弾力性を備えたものであれば如何なるものであっても良い。
さらに、この弾性緩衝部材に設けた弾性突起の具体的な形状については、屈曲動作を通して仕切り棚板部材の表裏両面をそれぞれ挟持できるものであれば如何なるものであっても良く、例えば、半円柱体、半球体のいずれであっても構わない。
そして、この弾性突起は、仕切り壁板部材の厚み方向でクラウニング形状、すなわち、中央部が高い形状であることが好ましく、例えば、仕切り壁板部材の厚み方向で見た弾性突起の断面形状が、半円形状であっても台形状であっても良い。弾性突起の具体的材質については、ポリウレタン等の弾力性を発揮するものであれば如何なるものであっても良く、また、弾性緩衝部材と同一材質で成形されたもの、もしくは異なる材質を用いて二色成形されたものであっても良い。
また、本発明のケーブル類保護案内装置で用いる仕切り棚板部材の具体的材質については、例えば、アルミ材、エンジニアリングプラスティック樹脂材等の耐摩耗性を備えたものであれば如何なるものであっても良い。
以下、本発明の一実施例であるケーブル類保護案内装置100を図面に基づいて説明する。
ここで、図1は、本発明の一実施例であるケーブル類保護案内装置を示す斜視図であり、図2は、図1に示す仕切り壁板部材と仕切り棚板部材と弾性緩衝部材との組み立て分解図であり、図3は、仕切り壁板部材と仕切り棚板部材と弾性緩衝部材の連結状態を示す断面図であり、図4は、屈曲動作時の仕切り棚板部材と弾性突起との挟持状態の説明図である。
まず、本実施例であるケーブル類保護案内装置100は、例えば、半導体用のチップマウンターや、工作機械や、車両等の可動部と静止部とを接続する電気信号の伝達や電力の供給を行う電気ケーブルや油圧や空圧を供給するホースのようなケーブル類Cを保護案内するために使用されるもので、図1に示すように、前後端が互いに屈曲可能に連結された矩形状枠断面のリンク枠体110を備え、このリンク枠体110の多数連結された長手方向の一端は、可動機械(図示せず)に取り付けられ、その他端は、床面(図示せず)に取り付けられるようになっている。
リンク枠体110は、図1乃至図3に示すように、左右一対のリンクプレート111、111と、この左右一対のリンクプレート111、111の屈曲内周側に横架して一体成形された屈曲内周側連結板112と、左右一対のリンクプレート111、111の屈曲外周側に横架された屈曲外周側連結板113と、屈曲内周側連結板112と屈曲外周側連結板113との間に着脱自在に設けられた仕切り壁板部材130と、仕切り壁板部座130に着脱自在に弾性緩衝部材140を介して挿着される仕切り棚板120とから構成されている。
そして、この仕切り棚板部材120は、左右一対のリンクプレート111、111と屈曲内周側連結板112と屈曲外周側連結板113とで囲繞して形成されたケーブル類収容空間Rを上下に仕分け、仕切り壁板部材130は、ケーブル類収容空間Rを左右に仕分けるようになっている。
リンク枠体110同士は、相互に連続して配置されるリンクプレート111、111の連結ピン114と連結ピン孔115とを嵌め込むことで連結されている。
そこで、本実施例のケーブル類保護案内装置100が最も特徴とする仕切り棚板部材120と仕切り壁板部材130と弾性緩衝部材140の具体的な形態について図1乃至図4により詳しく説明する。
まず、仕切り棚板部材120は、図1乃至図3に示すように、一組の仕切り壁板部材130の棚板挿入用長孔131に弾性緩衝部材140を介して挿着されている。
仕切り壁板部材130は、爪部132を備えており、爪部132が屈曲内周側連結板112および屈曲外周側連結板113それぞれを掴み保持することで、着脱自在に装着されている。
これにより、弾性緩衝部材140は、仕切り棚板部材120と棚板挿入用長孔131とのガタツキを弾力的に解消するとともに、仕切り棚板部材120に形成した棚板挿入用長孔131の口径寸法または仕切り棚板部材120の断面寸法に多少の製作誤差があっても、弾性緩衝部材140が製作誤差を吸収許容している。
図1乃至図4に示す実施例の弾性緩衝部材140は、仕切り棚板部材120を挿通させる扁平なリング体で構成されている。
これにより、弾性緩衝部材140が、仕切り壁板部材130の棚板挿入用長孔131に挿着された上で仕切り棚板部材120を挿通させることで仕切り壁板部材130と仕切り棚板部材120との間に確実に位置決めして挿着されるとともに、弾性緩衝部材140と棚板挿入用長孔131とのケーブル長手方向における接触抵抗が増大するようになっている。
更に、弾性突起141は、図1乃至図4において、弾性緩衝部材140のケーブル類長手方向の前後に配設されている。
これにより、弾性突起141がケーブル類Cの保護案内動作時における仕切り棚板部材120の上下動に追従して弾性変形するようになっている。
次に、仕切り棚板部材120に偏荷重が負荷した場合の弾性突起141のスタビライズ機能について、図4に基づき説明する。
すなわち、仕切り棚板部材120が、ケーブル長手方向において屈曲動作によるケーブル類Cからの偏荷重を受けると、仕切り棚板部材120自体が傾く。
このとき、前後に配置された弾性突起141は個別に変形し、仕切り棚板部材120の傾き方向に配設された弾性突起141は仕切り棚板部材120に押縮され、これら弾性突起141を除くその他の弾性突起141は仕切り棚板部材120を挟持しつつ仕切り棚板部材120の傾きに応じて伸長する。
これにより、押縮された弾性突起141は弾発力により仕切り棚板部材120を押し返すことから、仕切り棚板部材120がケーブル類Cに追従して仕切り棚板部材120とケーブル類Cとが局所当たりの状態となることを防止するようになっている。
このようにして得られた本実施例のケーブル類保護案内装置100は、仕切り棚板部材120が仕切り壁板部材130の棚板挿入用長孔131に弾性緩衝部材140を介して挿着されているとともに、弾性緩衝部材140が仕切り棚板部材120を挿通させる扁平なリング体で構成されていることにより、弾性緩衝部材140がケーブル類Cの保護案内動作で生じがちな仕切り棚板部材120の振動騒音を防止するとともに、仕切り棚板部材120を仕切り壁板部材130に確実に挿着保持し、仕切り棚板部材120の組付け作業を簡便に達成することができ、また、ケーブル類Cの保護案内動作が長期にわたって繰り返されても、弾性緩衝部材140の仕切り壁板部材130からの脱落を防止することができる。
しかも、弾性緩衝部材140が仕切り棚板部材120の表裏両面をそれぞれ挟持する弾性突起141を備えているとともに弾性突起141が弾性緩衝部材140のケーブル類長手方向の前後に配設されていることにより、弾性突起141がケーブル類Cの保護案内動作時における仕切り棚板部材120の上下動に追従して弾性変形するので、仕切り棚板部材120を確実かつ安定して挟持し、仕切り棚板部材120に対するケーブル類Cの偏荷重を吸収軽減して、仕切り棚板部材120とケーブル類Cとの局部的な接触を緩和してケーブル類Cの損傷を回避することができるなど、その効果は甚大である。
100 ・・・ ケーブル類保護案内装置
110、510 ・・・ リンク枠体
111、511 ・・・ リンクプレート
112、512 ・・・ 屈曲内周側連結板
113、513 ・・・ 屈曲外周側連結板
114、514 ・・・ 連結ピン
115、515 ・・・ 連結ピン孔
120、520 ・・・ 仕切り棚板部材
130、530 ・・・ 仕切り壁板部材
131、531 ・・・ 棚板挿入用長孔
132、532 ・・・ 爪部
140、540 ・・・ 弾性緩衝部材
141、541 ・・・ 弾性突起
C ・・・ ケーブル類
R ・・・ ケーブル類収容空間


Claims (5)

  1. 左右一対のリンクプレートに屈曲内周側連結板と屈曲外周側連結板とをそれぞれ横架してなる矩形状枠断面のリンク枠体が多数連結されてケーブル類を収容配置して案内保護するケーブル類収容空間を形成しているとともに、前記屈曲内周側連結板と屈曲外周側連結板とに着脱自在に装着されてケーブル類収容空間内のケーブル類を左右に仕分ける仕切り壁板部材と該仕切り壁板部材に着脱自在に挿着されてケーブル類収容空間内のケーブル類を上下に仕分ける仕切り棚板部材とを備えているケーブル類保護案内装置において、
    前記仕切り棚板部材が、前記仕切り壁板部材の棚板挿入用長孔に弾性緩衝部材を介して挿着されていることを特徴とするケーブル類保護案内装置。
  2. 前記弾性緩衝部材が、前記仕切り棚板部材を挿通させる扁平なリング体で構成されていることを特徴とする請求項1に記載のケーブル類保護案内装置。
  3. 前記弾性緩衝部材が、前記仕切り棚板部材の表裏両面をそれぞれ挟持する弾性突起を備えていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のケーブル類保護案内装置。
  4. 前記弾性突起が、前記弾性緩衝部材のケーブル類長手方向の前後に配設されていることを特徴とする請求項3に記載のケーブル類保護案内装置。
  5. 前記弾性突起が、前記仕切り壁板部材の厚み方向でクラウニング形状を呈していることを特徴とする請求項3または請求項4に記載のケーブル類保護案内装置。
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