JP2012115098A - ケーブルクランプユニット - Google Patents

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Hideki Ogawa
英己 小川
Akihiro Harada
晃裕 原田
Hiroshi Yasuda
博 安田
Takayuki Tezuka
貴之 手塚
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Abstract

【課題】機械の静止部及び移動部にケーブル類保護案内装置を介してケーブル類の損傷を防止し安定かつ簡便に固定するとともに、ケーブル類の固定領域を簡素化して省スペース化を図り、しかも、ケーブル類の浮き上がりを防止するケーブルクランプユニットを提供すること。
【解決手段】ケーブル保持手段131が、ケーブル類C1のブラケット経由部分をそれぞれ配列状態に位置決めする複数のU字状合成樹脂ベルト131aと、この複数のU字状合成樹脂ベルト131aに着脱自在に装着してケーブル類C1のブラケット経由部分を押圧固定する短冊状合成樹脂バックル131bと、複数のU字状合成樹脂ベルト131aを配列状態で一体に立設するベースプレート131cとで構成されているケーブルクランプユニット130。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、産業用機械、半導体用のチップマウンター、又は、車両等の静止部と移動部とを接続する電気信号の伝達や電力の供給を行う電気ケーブルや、油圧、空気圧を供給するホース等のケーブル類を収容すると共に、移動部の移動中においてもケーブル類を安全にかつ確実に保護案内するのに好適なケーブル類保護案内装置に関するものであって、特に、機械の静止部及び移動部にケーブル類保護案内装置を介してケーブル類を固定するために用いられるケーブルクランプユニットに関する。
従来、このようなケーブル類保護案内装置のケーブルクランプユニットとして、機械の静止部に取付けられる固定端とこの機械の移動部に取付けられる移動端とに至る屈曲自在なケーブル類保護案内装置内に収納されたケーブル類のブラケット経由部分を固定する複数のクランプ用クシ歯部材と、固定端と移動端の少なくとも一方に取り付けられてクランプ用クシ歯部材の係合クシ歯部位を所望の係合装着位置で係合装着可能な複数の被係合部位を備えたクシ歯受け部材とで構成されているケーブルクランプユニットが知られている。
そして、クシ歯受け部材に形成された複数の被係合部位が、等間隔に配置された同一の嵌合巾をそれぞれ有してクランプ用クシ歯部材の係合クシ歯部位の係合装着位置を巾方向で変更自在に構成されている(例えば、特許文献1参照)。
特許4104607号公報(特許請求の範囲、図1)
しかしながら、従来のようなケーブルクランプユニットでは、クシ歯受け部材に係合装着されたクランプ用クシ歯部材に対してケーブル類を押し当てて、1つのクランプ用クシ歯部材と1本のケーブル類とを1組として2本の樹脂製バンドでそれぞれ個別に結束しているため、ケーブル類の結束作業が煩雑になるという問題があった。
また、クランプ用クシ歯部材の係合クシ歯部位とクシ歯受け部材の被係合部位とが係合するための特異な凹凸係合形態を備えているため、ケーブル取付構造が複雑になるという問題があった。
そこで、本発明は、従来の問題を解決するものであって、すなわち、本発明の目的は、機械の静止部及び移動部にケーブル類保護案内装置を介してケーブル類の損傷を防止し安定かつ簡便に固定するとともに、ケーブル類の固定領域を簡素化して省スペース化を図り、しかも、ケーブル類の浮き上がりを防止するケーブルクランプユニットを提供することである。
本請求項1に係る発明は、機械の静止部に取り付けたケーブル類保護案内装置の固定端ブラケットと前記機械の移動部に取り付けたケーブル類保護案内装置の移動端ブラケットとの間で屈曲自在なケーブル類保護案内装置内に収納して保護案内されるケーブル類のブラケット経由部分を配列状態で保持するケーブル保持手段と前記固定端ブラケット及び移動端ブラケットをケーブル保持手段とともに静止部及び移動部にそれぞれ固定する固定手段とで構成されるケーブルクランプユニットにおいて、前記ケーブル保持手段が、前記ケーブル類のブラケット経由部分をそれぞれ配列状態に位置決めする複数のU字状合成樹脂ベルトと、該複数のU字状合成樹脂ベルトに着脱自在に装着してケーブル類のブラケット経由部分を押圧固定する短冊状合成樹脂バックルと、前記複数のU字状合成樹脂ベルトを配列状態で一体に立設するベースプレートとで構成されていることにより、前述した課題を解決したものである。
請求項2に係る本発明は、請求項1に記載の構成に加えて、前記U字状合成樹脂ベルトが、前記短冊状合成樹脂バックルの係合孔と多段階に噛み外し自在のラック歯をU字状に屈曲するベルト端面にそれぞれ備えていることにより、前述した課題を更に解決したものである。
請求項3に係る本発明は、請求項1又は請求項2に記載の構成に加えて、前記短冊状合成樹脂バックルが、前記ケーブル類のブラケット経由部分を面接触状態で押圧するケーブル受け曲面を備えていることにより、前述した課題を更に解決するものである。
請求項4に係る本発明は、請求項1乃至請求項3に記載の構成に加えて、前記固定手段が前記固定端ブラケット及び移動端ブラケットを介してベースプレートを静止部及び移動部にそれぞれ締結固定する締結ボルトからなるとともに、前記ケーブル類保護案内装置の固定端ブラケット、移動端ブラケット、ベースプレートの少なくとも1つが前記ケーブル類保護案内装置の左右幅方向に位置決め可能な締結用長穴を備えていることにより、前述の課題を更に解決するものである。
そこで、本発明のケーブルクランプユニットは、機械の静止部に取り付けたケーブル類保護案内装置の固定端ブラケットと機械の移動部に取り付けたケーブル類保護案内装置の移動端ブラケットとの間で屈曲自在なケーブル類保護案内装置内に収納して保護案内されるケーブル類のブラケット経由部分を配列状態で保持するケーブル保持手段と固定端ブラケット及び移動端ブラケットをケーブル保持手段とともに静止部及び移動部にそれぞれ固定する固定手段とで構成されていることにより、ケーブル類のブラケット経由部分を機械の静止部及び移動部に確実に固定できるばかりでなく、以下のような特有の効果を奏することができる。
本請求項1に係る発明によれば、ケーブル保持手段がケーブル類のブラケット経由部分をそれぞれ配列状態に位置決めする複数のU字状合成樹脂ベルトとこの複数のU字状合成樹脂ベルトに着脱自在に装着してケーブル類のブラケット経由部分を押圧固定する短冊状合成樹脂バックルと複数のU字状合成樹脂ベルトを配列状態で一体に立設するベースプレートとで構成されていることにより、複数のU字状合成樹脂ベルトがベースプレートに対してそれぞれ配列状態で一体に立設されているため、ケーブル類のブラケット経由部分をそれぞれ押圧固定する際に複数のケーブル類がU字状合成樹脂ベルト毎に仕切られた固定領域内に配置されて相互に干渉することなく簡便に順次固定することができるばかりでなく、短冊状合成樹脂バックルが複数のU字状合成樹脂ベルトに対して共用されているため、複数のケーブル類を纏まり良く一体に安定して押圧固定し、しかも、ブラケット経由部分の固定領域を小型化することができる。
さらに、ケーブル保持手段が複数のU字状合成樹脂ベルトとこの複数のU字状合成樹脂ベルトに着脱自在に装着する短冊状合成樹脂バックルとを備えていることにより、U字状合成樹脂ベルトと短冊状合成樹脂バックルとが合成樹脂に特有の可撓性と弾力性を発揮するため、固定保持しようとするケーブル類の損傷を回避することができるばかりでなく、複数のU字状合成樹脂ベルトと短冊状合成樹脂バックルとで複数の保持区画を画成するため、ケーブル類のブラケット経由部分毎に独立して整然と保持して相互の混線を回避することができる。
請求項2に係る本発明のケーブルクランプユニットによれば、請求項1に記載されたケーブルクランプユニットが奏する効果に加えて、U字状合成樹脂ベルトが短冊状合成樹脂バックルの係合孔と多段階に噛み外し自在のラック歯をU字状に屈曲するベルト端面にそれぞれ備えていることにより、短冊状合成樹脂バックルの係合孔をケーブル類の径寸法の大小に応じた最適な位置でベルト端面のラック歯に左右均等かつ着脱自在に係合させることが可能になるため、ケーブル保護案内時におけるケーブル類の不用意な浮き上がりを防止するとともに保守メンテナンス時におけるケーブル類の取り外し作業を簡便に達成することができる。
請求項3に係る本発明のケーブルクランプユニットによれば、請求項1又は請求項2に記載されたケーブルクランプユニットが奏する効果に加えて、短冊状合成樹脂バックルがケーブル類のブラケット経由部分を面接触状態で押圧するケーブル受け曲面を備えていることにより、短冊状合成樹脂バックルでケーブル類のブラケット経由部分を押圧して締め付け固定するに際して短冊状合成樹脂バックルのケーブル受け曲面がケーブル類のブラケット経由部分に対する押圧面積を増加させて押圧力を分散させるため、ケーブル類のブラケット経由部分に生じがちな擦過、摩耗等による損傷を低減するとともにケーブル類のブラケット経由部分を更に確実に押圧固定することができる。
請求項4に係る本発明のケーブルクランプユニットによれば、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載されたケーブルクランプユニットが奏する効果に加えて、固定手段が固定端ブラケット及び移動端ブラケットを介してベースプレートを静止部及び移動部にそれぞれ締結固定する締結ボルトからなるとともに、ケーブル類保護案内装置の固定端ブラケット、移動端ブラケット、ベースプレートの少なくとも1つがケーブル類保護案内装置の左右幅方向に位置決め可能な締結用長穴を備えていることにより、締結ボルトがケーブル類保護案内装置の左右幅方向に位置決め可能な締結用長穴を介して静止部及び移動部の取り付け位置に締結されるため、静止部及び移動部に対する固定端ブラケット及び移動端ブラケットの位置合わせ作業が簡便になるとともに、静止部及び移動部とケーブル類保護案内装置との間で生じがちな取り付けの寸法誤差を許容して更に確実に押圧固定することができる。
本発明の第1実施例であるケーブルクランプユニットが適用されるケーブル類保護案内装置の全体概要図。 図1に示すケーブルクランプユニットの組み立て図。 図2に示すケーブルクランプユニットの組立完了後を示す一部切り欠き図。 図3中のX−X断面図。 本発明の第2実施例であるケーブルクランプユニットの斜視図。 図5中のY−Y断面図。
本発明は、機械の静止部に取り付けたケーブル類保護案内装置の固定端ブラケットと機械の移動部に取り付けたケーブル類保護案内装置の移動端ブラケットとの間で屈曲自在なケーブル類保護案内装置内に収納して保護案内されるケーブル類のブラケット経由部分を配列状態で保持するケーブル保持手段と固定端ブラケット及び移動端ブラケットをケーブル保持手段とともに静止部及び移動部にそれぞれ固定する固定手段とで構成されるケーブルクランプユニットにおいて、ケーブル保持手段がケーブル類のブラケット経由部分をそれぞれ配列状態に位置決めする複数のU字状合成樹脂ベルトと、この複数のU字状合成樹脂ベルトに着脱自在に装着してケーブル類のブラケット経由部分を押圧固定する短冊状合成樹脂バックルと複数のU字状合成樹脂ベルトを配列状態で一体に立設するベースプレートとで構成されていることによって、機械の静止部及び移動部にケーブル類保護案内装置を介してケーブル類の損傷を防止し安定かつ簡便に固定するとともに、ケーブル類の固定領域を簡素化して省スペース化を図り、しかも、ケーブル類の浮き上がりを防止するものであれば、その具体的態様は如何なるものであっても良い。
なお、本発明で意味するところのケーブル類とは、例えば、産業用機械や、半導体用のチップマウンターや、車両などの移動部と静止部とを接続する電気信号の伝達や電力の供給を行う電気ケーブル、油圧や空気圧を供給するホース、又は、これらの集合体をいう。
具体的には、本体の構造としては、例えば、左右一対のリンクプレートと、それら両リンクプレートを屈曲内周側で連結する屈曲内周側連結板と屈曲外周側で連結する屈曲外周側連結板とで構成される矩形状のリンク枠体を連結ピン等で長尺状に多数連結したものでも良いし、その他、屈曲自在で一体的に形成された長尺状の囲繞体でも構わない。
また、短冊状合成樹脂バックルは、ケーブル類保護案内装置内に収納して保護案内するものであれば良く、ケーブル類の本数に応じて適宜枚数を増減可能であって、例えば、ケーブル類を屈曲内周側と屈曲外周側とで2段配列する場合には、短冊状合成樹脂バックルを上下で2枚設け、屈曲内周側のケーブル類を屈曲内周側に設けられる短冊状合成樹脂バックルで押圧固定し、屈曲外周側のケーブル類を上下2枚の短冊状合成樹脂バックルで挟持しても構わない。
また、短冊状合成樹脂バックルのケーブル受け曲面の具体的形状については、ケーブル類のブラケット経由部分を面接触状態で押圧できれば良く、例えば、ケーブル類の外周面に馴染み易い単一若しくは複数の曲率半径を持つ円弧面又はこれら円弧面と平面とからなる曲面であっても構わない。
また、U字状合成樹脂ベルトのラック歯については、短冊状合成樹脂バックルの係合孔と多段階に噛み外し自在に形成可能であれば良く、U字状に屈曲するベルト端面、すなわち、U字状合成樹脂ベルトの端部の内周面又は外周面のいずれに形成されていても構わない。
以下、本発明の第1実施例であるケーブルクランプユニット130を図1乃至図4に基づいて説明する。
ここで、図1は、本発明の第1実施例であるケーブルクランプユニット130が適用されるケーブル類保護案内装置100の全体概要図であり、図2は、図1に示すケーブルクランプユニット130の組み立て図であり、図3は、図2に示すケーブルクランプユニット130の組立完了後を示す一部切り欠き図であり、図4は、図3中のX−X断面図である。
まず、図1に示すように、本発明の一実施例であるケーブルクランプユニット130を適用するケーブル類保護案内装置100は、例えば、産業用機械(例えば、半導体用チップマウンターや工作機械など)の静止部MAから該機械の移動部MBに電力や圧縮空気等のエネルギーを供給するケーブルやホース等のケーブル類C1を保護案内するために使用されるもので、例えば、矩形状のリンク枠体110が長尺状に多数連結され、産業用機械の静止部MAと移動部MBとの間の移動状況に応じて直線状態、あるいは屈曲状態を呈することができ、これらのリンク枠体110が連続して形成されたケーブル類収容空間内にケーブル類C1を挿通した状態で保護案内できるようになっている。
前述したリンク枠体110は、例えば、ガラス繊維強化ポリアミド系樹脂によって成形され、離間配置された左右一対のリンクプレート111、111と、これらのリンクプレート111、111の屈曲内周側に横架された屈曲内周側連結板112と屈曲外周側に横架された屈曲外周側連結板113とが矩形状に一体化されている。
そして、屈曲内周側連結板112は、左右一対のリンクプレート111、111と射出成形加工によって一体化されているが、屈曲外周側連結板113は、一端が片方のリンクプレート111に回動可能に連結され、他端がもう片方のリンクプレート111に係合可能に開閉自在になっている。
また、リンクプレート111のプレート前方とプレート後方とは、プレート厚み方向に段差を形成した、いわゆる、オフセット構造を呈しており、さらに、リンクプレート111のプレート後方には、連結ピン114が設けられているとともに、プレート前方には、連結ピン114と略同一径の連結ピン孔115が設けられている。
したがって、リンク枠体110同士は、相互に連続して配置されるリンクプレート111、111の連結ピン114と連結ピン孔115とを嵌め込むことで連結され、連結ピン114を中心に規定の角度範囲内で屈曲することができるようになっている。
さらに、本発明の第1実施例であるケーブルクランプユニット130は、図1乃至図3に示すように、機械の静止部MAに取り付けたケーブル類保護案内装置100の固定端ブラケット120Aと機械の移動部MBに取り付けたケーブル類保護案内装置100の移動端ブラケット120Bとの間で屈曲自在なケーブル類保護案内装置100内に収納して保護案内されるケーブル類C1の固定端ブラケット120A周辺に位置する部分及び移動端ブラケット120B周辺に位置する部分、すなわち、ケーブル類C1のブラケット経由部分をケーブル類保護案内装置100の左右幅方向に横一列に保持するケーブル保持手段131と、固定端ブラケット120A及び移動端ブラケット120Bをケーブル保持手段131とともに機械の静止部MA及び機械の移動部MBにそれぞれ固定する固定手段132とで構成されている。
そこで、本発明の第1実施例であるケーブルクランプユニット130が最も特徴とするケーブル保持手段131及び固定手段132の具体的な形態について詳説する。
まず、本発明の第1実施例であるケーブルクランプユニット130は、図2及び図3に示すように、ケーブル保持手段131が、ケーブル類C1のブラケット経由部分をケーブル類保護案内装置100の左右幅方向に横一列にそれぞれ位置決めする4つのU字状合成樹脂ベルト131aと、これらU字状合成樹脂ベルト131aに着脱自在に装着してケーブル類C1のブラケット経由部分を押圧固定する1つの短冊状合成樹脂バックル131bと、4つのU字状合成樹脂ベルト131aをケーブル類保護案内装置100の左右幅方向に横一列で一体に立設するベースプレート131cとで構成されている。
これにより、U字状合成樹脂ベルト131aが、ベースプレート131cに対してそれぞれケーブル類保護案内装置100の左右幅方向に横一列で一体に立設されているとともに、1つの短冊状合成樹脂バックル131bが4つのU字状合成樹脂ベルト131aに対して共用されている。
また、4本のケーブル類C1のブラケット経由部分が、4つのU字状合成樹脂ベルト131aにそれぞれ位置決めされるとともに、1つの短冊状合成樹脂バックル131bに押圧固定されていることにより、U字状合成樹脂ベルト131aと短冊状合成樹脂バックル131bとが合成樹脂に特有の可撓性と弾力性を発揮するとともに、4つのU字状合成樹脂ベルト131aと1つの短冊状合成樹脂バックル131bとで4つの保持区画を画成している。
次に、図2乃至図4に示すように、U字状合成樹脂ベルト131aの内周面に形成されたラック歯131eが、短冊状合成樹脂バックル131bの係合孔131dと多段階に噛み外し自在に係合している。
これにより、短冊状合成樹脂バックル131bの係合孔131dが、ケーブル類C1の径寸法の大小に応じた最適な位置でU字状合成樹脂ベルト131aのラック歯131eに左右均等かつ着脱自在に係合することが可能になっている。
次に、図4に示すように、短冊状合成樹脂バックル131bが、ケーブル類C1のブラケット経由部分を面接触状態で押圧するケーブル受け曲面131fを備えている。
これにより、短冊状合成樹脂バックル131bでケーブル類C1のブラケット経由部分を押圧して締め付け固定する際に、短冊状合成樹脂バックル131bのケーブル受け曲面131fが、ケーブル類C1のブラケット経由部分に対する押圧面積を増加させて押圧力を分散させている。
さらに、図3乃至図4に示すように、固定手段132、すなわち、締結ボルト132が、固定端ブラケット120A及び移動端ブラケット120Bを介してベースプレート131cを機械の静止部MA及び機械の移動部MBにそれぞれ締結固定し、また、ケーブル保持手段131のベースプレート131cが、ケーブル類保護案内装置100の左右幅方向に位置決め可能な締結用長穴131gを備えている。
これにより、締結ボルト132が、ケーブル類保護案内装置100の左右幅方向に位置決め可能な締結用長穴131gを介して機械の静止部MA及び機械の移動部MBの取り付け位置に締結されている。
このようにして得られた本発明の第1実施例のケーブルクランプユニット100は、ケーブル保持手段131が、ケーブル類C1のブラケット経由部分をそれぞれ配列状態に位置決めする複数のU字状合成樹脂ベルト131aと、この複数のU字状合成樹脂ベルト131aに着脱自在に装着してケーブル類C1のブラケット経由部分を押圧固定する短冊状合成樹脂バックル131bと、複数のU字状合成樹脂ベルト131aを配列状態で一体に立設するベースプレート131cとで構成されていることにより、ケーブル類C1のブラケット経由部分をそれぞれ押圧固定する際に複数のケーブル類C1がU字状合成樹脂ベルト131a毎に仕切られた固定領域内に配置されて相互に干渉することなく簡便に順次固定することができるばかりでなく、複数のケーブル類C1を纏まり良く一体に安定して押圧固定し、ブラケット経由部分の固定領域を小型化することができる。
また、固定保持しようとするケーブル類C1の損傷を回避することができ、ケーブル類C1のブラケット経由部分毎に独立して整然と保持して相互の混線を回避することができる。
また、U字状合成樹脂ベルト131aが、短冊状合成樹脂バックル131bの係合孔131dと多段階に噛み外し自在のラック歯131eをU字状に屈曲するベルト端面にそれぞれ備えていることにより、ケーブル保護案内時におけるケーブル類C1の不用意な浮き上がりを防止するとともに保守メンテナンス時におけるケーブル類C1の取り外し作業を簡便に達成することができる。
また、短冊状合成樹脂バックル131bが、ケーブル類C1のブラケット経由部分を面接触状態で押圧するケーブル受け曲面131fを備えていることより、ケーブル類C1のブラケット経由部分に生じがちな擦過、摩耗等による損傷を低減するとともにケーブル類C1のブラケット経由部分を更に確実に押圧固定することができる。
さらに、固定手段132が、固定端ブラケット120A及び移動端ブラケット120Bを介してベースプレート131cを機械の静止部MA及び機械の移動部MBにそれぞれ締結固定する締結ボルト132からなり、また、ケーブル類保護案内装置100の固定端ブラケット120A、移動端ブラケット120B、ベースプレート131cの少なくとも1つが、ケーブル類保護案内装置100の左右幅方向に位置決め可能な締結用長穴131gを備えていることにより、機械の静止部MA及び機械の移動部MBに対する固定端ブラケット120A及び移動端ブラケット120Bの位置合わせ作業が簡便になるとともに、機械の静止部MA及び機械の移動部MBとケーブル類保護案内装置100との間で生じがちな取り付けの寸法誤差を許容して更に確実に押圧固定することができる等、その効果は甚大である。
次に、本発明の第2実施例であるケーブルクランプユニット230について、図5及び図6に基づいて説明する。
ここで図5は、本発明の第2実施例であるケーブルクランプユニット230の斜視図であり、図6は、図5中のY−Y断面図である。
まず、図5及び図6に示すケーブル類保護案内装置200は、上述した第1実施例のケーブル類保護案内装置100と同一の部材について対応する200番台の符号を付してその重複する説明を省略する。
そこで、本発明の第2実施例であるケーブルクランプユニット230が最も特徴とするケーブル保持手段231の具体的な形態について詳説する。
すなわち、4本の大径ケーブル類C1及び4本の小径ケーブル類C2のブラケット経由部分が4つのU字状合成樹脂ベルト231aにそれぞれ位置決めされているとともに、大径ケーブル類C1が、ケーブル類保護案内装置200の屈曲内周側に装着された短冊状合成樹脂バックル231bに押圧固定され、小径ケーブル類C2が、屈曲内周側と屈曲外周側の上下2段に装着された短冊状合成樹脂バックル231bに上下から押圧固定されている。
これにより、4つのU字状合成樹脂ベルト231aが、ベースプレート231cに対してそれぞれケーブル類保護案内装置200の左右幅方向に横1列で一体に立設されているとともに、屈曲内周側と屈曲外周側の上下2段に装着された短冊状合成樹脂バックル231bが4つのU字状合成樹脂ベルト231aに対してそれぞれ共用されている。
また、U字状合成樹脂ベルト231aと短冊状合成樹脂バックル231bとが、合成樹脂に特有の可撓性と弾力性を発揮するとともに、4つのU字状合成樹脂ベルト231aと上下2段の短冊状合成樹脂バックル231bとで屈曲内周側と屈曲外周側とにそれぞれ4つの保持区画を画成している。
このようにして得られた本発明の第2実施例のケーブルクランプユニット230は、前述した本第1実施例のケーブルクランプユニット100が奏する効果と同様に、ケーブル類C1、C2のブラケット経由部分をそれぞれ押圧固定する際に複数のケーブル類C1、C2が、U字状合成樹脂ベルト231a毎に仕切られた固定領域内に配置されて相互に干渉することなく簡便に順次固定することができるばかりでなく、複数のケーブル類C1、C2を纏まり良く一体に安定して押圧固定し、しかも、ブラケット経由部分の固定領域を小型化することができる。
また、固定保持しようとするケーブル類C1、C2の損傷を回避して、ケーブル類C1、C2のブラケット経由部分毎に独立して整然と保持して相互の混線を回避することができるなど、その効果は甚大である。
100、200 ・・・ ケーブル類保護案内装置
110、210 ・・・ リンク枠体
111、211 ・・・ リンクプレート
112、212 ・・・ 屈曲内周側連結板
113、213 ・・・ 屈曲外周側連結板
114、214 ・・・ 連結ピン
115、215 ・・・ 連結ピン孔
120A、220A・・・ 固定端ブラケット
120B ・・・ 移動端ブラケット
130、230 ・・・ ケーブルクランプユニット
131、231 ・・・ ケーブル保持手段
131a、231a・・・ U字状合成樹脂ベルト
131b、231b・・・ 短冊状合成樹脂バックル
131c、231c・・・ ベースプレート
131d、231d・・・ 係合孔
131e、231e・・・ ラック歯
131f、231f・・・ ケーブル受け曲面
131g ・・・ 締結用長穴
132,232 ・・・ 固定手段(締結ボルト)
C1、C2・・・ ケーブル類
MA ・・・ 機械の静止部
MB ・・・ 機械の移動部

Claims (4)

  1. 機械の静止部に取り付けたケーブル類保護案内装置の固定端ブラケットと前記機械の移動部に取り付けたケーブル類保護案内装置の移動端ブラケットとの間で屈曲自在なケーブル類保護案内装置内に収納して保護案内されるケーブル類のブラケット経由部分を配列状態で保持するケーブル保持手段と前記固定端ブラケット及び移動端ブラケットをケーブル保持手段とともに静止部及び移動部にそれぞれ固定する固定手段とで構成されるケーブルクランプユニットにおいて、
    前記ケーブル保持手段が、前記ケーブル類のブラケット経由部分をそれぞれ配列状態に位置決めする複数のU字状合成樹脂ベルトと、該複数のU字状合成樹脂ベルトに着脱自在に装着してケーブル類のブラケット経由部分を押圧固定する短冊状合成樹脂バックルと、前記複数のU字状合成樹脂ベルトを配列状態で一体に立設するベースプレートとで構成されていることを特徴とするケーブルクランプユニット。
  2. 前記U字状合成樹脂ベルトが、前記短冊状合成樹脂バックルの係合孔と多段階に噛み外し自在のラック歯をU字状に屈曲するベルト端面にそれぞれ備えていることを特徴とする請求項1に記載のケーブルクランプユニット。
  3. 前記短冊状合成樹脂バックルが、前記ケーブル類のブラケット経由部分を面接触状態で押圧するケーブル受け曲面を備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のケーブルクランプユニット。
  4. 前記固定手段が前記固定端ブラケット及び移動端ブラケットを介してベースプレートを静止部及び移動部にそれぞれ締結固定する締結ボルトからなるとともに、前記ケーブル類保護案内装置の固定端ブラケット、移動端ブラケット、ベースプレートの少なくとも1つが前記ケーブル類保護案内装置の左右幅方向に位置決め可能な締結用長穴を備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載のケーブルクランプユニット。
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