JP2014122643A - パッキン - Google Patents

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Shuzo Hashizume
秀三 橋爪
Fumi Ito
文 伊藤
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Abstract

【課題】 設置及び取出しが容易となって使用勝手が向上し、設置状態が安定して信頼性が向上するパッキンを提供する。
【解決手段】 パッキン1は、弾性を有するシリコン樹脂からなり、リング形状を有している。パッキン1は、その断面において、パッキン1が設置される断面矩形状の溝状部44の幅方向の長さより小さな幅を有し、四隅が丸みをおびた矩形状の胴部10と、胴部10の外周側の側面のほぼ中央から全周に矩形状が突出するように形成された突出部15とから構成される。このように構成すると、設置時及び取出し時には突出部15が常に溝状部44の側壁に接するため、設置及び取出しが容易となり、不用意な脱落も防止される。又、胴部10は溝状部44の内周側壁48に常に接するため、変形しにくくなり、設置状態が安定する。
【選択図】 図4

Description

この発明はパッキンに関し、特に被嵌合面と嵌合面とを密閉するために使用するパッキンに関するものである。
被嵌合面と嵌合面とを密閉するためのOリングパッキンが、例えば以下のようなシェーカーにおいて使用されている。
図9は、従来のシェーカーの正面図であり、図10は、図9で示したX−Xラインの断面図であって、Oリングパッキンをシェーカーに設置した図であり、図11は、図10で示した“Z”部分の拡大断面図である。
これらの図を参照して、シェーカー31は、その内部に収納された被撹拌物を撹拌するために振って使用されるものであり、被撹拌物を収納できると共に被撹拌物が通過自在な略円筒形状の収納部43が形成され、一方端部41及び他方端部42の各々が開放された本体40と、本体40の一方端部41において脱着自在に嵌合する第1の蓋体50と、本体40の他方端部42において脱着自在に嵌合する第2の蓋体60とから構成されている。
本体40の一方端部41付近の内面及び他方端部42付近の内面には、それぞれ周方向において矩形断面形状を有する溝状部44a及び44bが形成され、溝状部44a及び44bの各々には弾性を有するシリコン樹脂で、環状を有する断面円形状のOリングパッキン71a及び71bがそれぞれ設置されている。又、溝状部44aの開放された開口面を含む被嵌合面47aより一方端部41側の内面には雌ねじ46aが、溝状部44bの開放された開口面を含む被嵌合面47bより他方端部42側の内面には雌ねじ46bが、それぞれ本体40において形成されている。
第1の蓋体50は、上面が開放され、その内部に被撹拌物を収納できる収納部53が形成されている。第1の蓋体50の上端に位置する嵌合面57付近の外面には、本体40の一方端部41側の雌ねじ46aと螺合すると共に図示しない容器蓋とも螺合する雄ねじ56が形成されている。尚、上述したように本体40の一方端部41側には、Oリングパッキン71aが設置されているので、雄ねじ56と雌ねじ46aとを完全に螺合させると、被嵌合体である本体40の被嵌合面47aが、嵌合体である第1の蓋体50の嵌合面57と、Oリングパッキン71aを介して、水密状態に密閉される。
第2の蓋体60は、第1の蓋体50と同様の構成を有し、収納部63が形成されている。第2の蓋体60の上端に位置する嵌合面67付近の外面に形成される雄ねじ66は、本体40の他方端部42側の雌ねじ46b及び図示しない容器蓋の各々と螺合するものである。尚、雄ねじ66と雌ねじ46bとを完全に螺合させると、被嵌合体である本体40の被嵌合面47bが、嵌合体である第2の蓋体60の嵌合面67と、Oリングパッキン71bを介して、水密状態に密閉される。
このように、第2の蓋体60は第1の蓋体50と同様の構成及び機能を有するので、以下では第1の蓋体50を中心に述べ、第2の蓋体60に関する繰り返しとなる記述は省略する。
使用に際して、Oリングパッキン71aは断面円形状を有するので、断面矩形状を有する溝状部44aに容易に嵌め込むことができる。溝状部44aに嵌め込んだOリングパッキン71aを、図11で示した二点鎖線から実線の状態となるように、第1の蓋体50により上方へ押圧する。これにより、嵌合体である第1の蓋体50の嵌合面57と、被嵌合体である本体40の被嵌合面47aとが嵌合し、変形されたOリングパッキン71aを介して、水密状態に密閉される。
このときのOリングパッキン71aは、鉛直方向においては、溝状部44aの底面45aと、第1の蓋体50の嵌合面57とにより押圧され、挟まれた状態にある。水平方向においては、溝状部44aにおける本体40の内側にある内周側壁48aと、本体40の外側にある外周側壁49aとにより、Oリングパッキン71aは挟まれ、それぞれと環状に線接触した状態にある。
上記のような従来のOリングパッキン71aでは、図11で示した矢印のように、第1の蓋体50を密閉状態にある本体40から取り外すとき、Oリングパッキン71aが第1の蓋体50の嵌合面57に付着して取れることがあった。溝状部44aに設置されたOリングパッキン71aは、溝状部44aの内周側壁48a及び外周側壁49aにそれぞれ線接触しているため、摩擦力がはたらきにくい状態であった。そのため、第1の蓋体50を本体40に取り付けていないときにも、Oリングパッキンが脱落しやすくなっていた。
そこで、次に示す矩形断面形状を有する平パッキンが提案されている。
図12は、平パッキンを図9で示したシェーカーに設置したときの拡大断面図であって、図11に対応した図である。
尚、この平パッキン72にあっては、Oリングパッキン71を平パッキン72に変更した以外は、シェーカー31は同一であるため、ここではその相違点を中心に説明する。
図を参照して、本体40の矩形断面形状を有する溝状部44aに、弾性を有するシリコン樹脂で、環状を有する断面矩形状の平パッキン72aが設置されている。平パッキン72aは、鉛直方向においては、溝状部44aの底面45aと、第1の蓋体50の嵌合面57とにより押圧されて挟まれ、それぞれと面接触した状態にある。これにより、水密状態に密閉されている。
平パッキン72aの水平方向においては、溝状部44aの内周側壁48aと、外周側壁49aとにより、平パッキン72aは挟まれ、それぞれと環状に面接触した状態にある。そのため、平パッキン72aは、内周側壁48a及び外周側壁49aとのそれぞれの間に摩擦力が強くはたらくことになり、第1の蓋体50が本体40に取り付けされていない状態においても、平パッキン72aは脱落しにくい。
使用に際して、図12で示した矢印の方向に、第1の蓋体50を密閉状態にある本体40から取り外すときも、平パッキン72aが第1の蓋体50の嵌合面57に付着して不用意に取れる虞は少ない。
しかしながら、上述の平パッキン72aでは、環状の矩形断面形状を有する溝状部44aに、同じく環状の矩形断面形状を有する平パッキン72aを嵌め込むことは、平パッキン72aの内周側の側面を溝状部44aの内周側壁48aに、平パッキン72aの外周側の側面を溝状部44aの外周側壁49aに、それぞれ同時に合せて嵌め込む必要があった。そのため、平パッキン72aを溝状部44aに嵌め込むことは、容易ではなかった。又、平パッキン72aを溝状部44aに一度嵌め込んでしまうと、平パッキン72aは内周側壁48a及び外周側壁49aにそれぞれ環状に面接触しているので、摩擦力が強くはたらき、清掃時等に平パッキン72aを取出しにくくなってしまっていた。そのため、平パッキン72aを長時間、シェーカー31の内部に設置した状態となることがあり、調理用等に使用するシェーカー31においては、衛生上好ましいものではなかった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、設置及び取出しが容易となって使用勝手が向上し、設置状態が安定して信頼性が向上するパッキンを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、被嵌合体の被嵌合面に連続するように形成された溝状部に設置され、嵌合体の嵌合面を溝状部に進行させることにより被嵌合面と嵌合面とを密閉するパッキンであって、リング形状を有し、その断面は、溝状部の幅方向の長さより小さな幅を有する胴部と、胴部の側面の少なくとも一方の少なくとも一部から突出するように形成され、溝状部の側壁の少なくとも一方に当接する突出部とからなるものである。
このように構成すると、設置時及び取出し時には突出部が常に溝状部の側壁に接する。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成において、溝状部は矩形断面形状を有し、胴部は、一方の側面が溝状部の内周側壁に沿い、他方の側面の全周に突出部が形成されるものである。
このように構成すると、胴部は溝状部の内周側壁に常に接する。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明の構成において、突出部は、他方の側面のほぼ中央に形成されるものである。
このように構成すると、突出部の溝状部の外周側壁への当接状態が安定する。
請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明の構成において、溝状部は矩形断面形状を有し、胴部は、一方の側面が溝状部の内周側壁に沿い、他方の側面の周囲に所定間隔で突出部が形成されるものである。
このように構成すると、突出部の占める割合が低減する。
請求項5記載の発明は、請求項1記載の発明の構成において、溝状部は矩形断面形状を有し、胴部は、一対の側面の各々の全周に突出部の各々が形成されるものである。
このように構成すると、設置時及び取出し時の抵抗がより軽減される。
以上説明したように、請求項1記載の発明は、設置時及び取出し時には突出部が常に溝状部の側壁に接するため、設置及び取出しが容易となり、不用意な脱落も防止される。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加えて、胴部は溝状部の内周側壁に常に接するため、変形しにくくなり、設置状態が安定する。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明の効果に加えて、突出部の溝状部の外周側壁への当接状態が安定するため、胴部の変形が安定し、シール性の信頼性が向上する。
請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加えて、突出部の占める割合が低減するため、コスト的に有利な構造となる。
請求項5記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加えて、設置時及び取出し時の抵抗がより軽減されるため、使用勝手が向上する。
この発明の第1の実施の形態によるパッキンの平面図である。 図1で示したII−IIラインの拡大端面図である。 図1で示したパッキンを図9で示したシェーカーに設置したときの断面図である。 図3で示した“Y”部分の拡大断面図である。 この発明の第2の実施の形態によるパッキンを図9で示したシェーカーに設置したときの拡大断面図であって、図4に対応した図である。 この発明の第3の実施の形態によるパッキンを図9で示したシェーカーに設置したときの拡大断面図であって、図4に対応した図である。 この発明の第4の実施の形態によるパッキンを図9で示したシェーカーに設置したときの拡大断面図であって、図4に対応した図である。 この発明の第5の実施の形態によるパッキンの平面図であって、図1に対応した図である。 従来のシェーカーの正面図である。 図9で示したX−Xラインの断面図であって、Oリングパッキンをシェーカーに設置した図である。 図10で示した“Z”部分の拡大断面図である。 平パッキンを図9で示したシェーカーに設置したときの拡大断面図であって、図11に対応した図である。
図1は、この発明の第1の実施の形態によるパッキンの平面図であり、図2は、図1で示したII−IIラインの拡大端面図である。
これらの図を参照して、パッキン1は、弾性を有するシリコン樹脂からなり、リング形状を有している。パッキン1の断面において、四隅が丸みをおびた矩形状の胴部10と、胴部10の外周側の側面のほぼ中央から全周において矩形状に突出するように形成された突出部15とからパッキン1は構成される。
図3は、図1で示したパッキンを図9で示したシェーカーに設置したときの断面図であり、図4は、図3で示した“Y”部分の拡大断面図である。
尚、このシェーカー31は、図9で示したシェーカー31と同一であるため、ここではその説明を繰り返さず、相違点を中心に説明する。又、第2の蓋体60は第1の蓋体50と同様の構成及び機能を有するので、以下では第1の蓋体50を中心に述べ、第2の蓋体60に関する繰り返しとなる記述は省略する。
これらの図を参照して、被嵌合体である本体40の被嵌合面47aに連続するように全周に形成された矩形断面形状を有する溝状部44aに、パッキン1aが嵌め込まれて設置されている。パッキン1aは、図4で示した二点鎖線から実線の状態となるように、第1の蓋体50により上方へ押圧されている。これにより、嵌合体である第1の蓋体50の嵌合面57と、被嵌合体である本体40の被嵌合面47aとが嵌合し、変形されたパッキン1aを介して、水密状態に密閉されている。
パッキン1aは、鉛直方向においては、溝状部44aの底面45aと、第1の蓋体50の嵌合面57とにより挟まれている。よって、パッキン1aの胴部10aは、底面45aと嵌合面57とにそれぞれ面接触した状態にある。
ここで、パッキン1aの胴部10aの水平方向の長さは、図2で示したように長さAである。パッキン1aの水平方向の長さBは、胴部10aに突出部15aの長さが加わるので、Aよりも大きい。ところで、胴部10aの長さAは、図4で示した溝状部44aの幅方向の長さCより小さな幅を有している。又、パッキン1aの長さBは、溝状部44aの長さC以上である。そのため、パッキン1aを溝状部44aに嵌め込んだときには、パッキン1aの水平方向の長さは、溝状部44aの長さCになる。
パッキン1aの水平方向においては、溝状部44aの内周側壁48aと、外周側壁49aとにより、パッキン1aは挟まれている。パッキン1aの胴部10aは、内周側壁48aに沿い、環状に面接触した状態にある。又、パッキン1aの突出部15aの外周側の側面は、外周側壁49aと当接しており、環状に面接触した状態にある。従って、胴部10aは溝状部44aの内周側壁48aに常に接するため、拡がるように変形しにくくなり、設置状態が安定する。
又、パッキン1aの突出部15aは、胴部10aの外周側の側面のほぼ中央から全周に矩形状が突出するように形成されている。従って、突出部15aの溝状部44aの外周側壁49aへの当接状態が安定するため、胴部10aの上下方向の変形が安定し、シール性の信頼性が向上する。
使用に際して、上述のようにパッキン1aの胴部10aは溝状部44aの幅方向の長さより小さな幅を有しており、突出部15aは胴部10aの側面のほぼ中央に形成されているので、パッキン1aは溝状部44aに設置しやすい。
又、パッキン1aの突出部15aは、外周側壁49aと面接触しており、所定の摩擦力がはたらくため、第1の蓋体50が本体40に取り付けされていない状態において、パッキン1aが不用意に脱落することはない。更に、パッキン1aを取出すときにも、必要以上に摩擦力がはたらくことはないので、溝状部44aから容易に取出すことができる。従って、設置時及び取出し時には突出部15aが常に溝状部44aの側壁に接するため、設置及び取出しが容易となり、不用意な脱落も防止される。
図5は、この発明の第2の実施の形態によるパッキンを図9で示したシェーカーに設置したときの拡大断面図であって、図4に対応した図である。
尚、この実施の形態の胴部10は、第1の実施の形態の胴部10と略同一であるため、ここではその説明と機能は繰り返さず、相違点を中心に説明する。
図を参照して、パッキン2は、弾性を有するシリコン樹脂からなり、リング形状を有している。パッキン2の断面は、パッキン2が設置される溝状部44の幅方向の長さより小さな幅を有し、四隅が丸みをおびた矩形状の胴部10と、胴部10の内周側の側面のほぼ中央から全周に矩形状が突出するように形成された突出部16とから構成される。即ち、第1の実施の形態のパッキン1の突出部15が胴部10の外周側の側面から突出するものであったのに対して、この実施の形態のパッキン2の突出部16は胴部10の内周側の側面から突出するものである点が大きく相違する。
パッキン2は、溝状部44aに嵌め込まれて設置されており、水密状態に密閉されている。パッキン2の水平方向においては、溝状部44aの内周側壁48aと、外周側壁49aとにより、パッキン2は挟まれている。パッキン2の胴部10は、外周側壁49aに沿い、環状に面接触した状態にある。又、パッキン2の突出部16の内周側の側面は、内周側壁48aと当接しており、環状に面接触した状態にある。
使用に際して、パッキン2の胴部10は溝状部44aの幅方向の長さより小さな幅を有しており、突出部16は胴部10側面のほぼ中央から全周に形成されているので、パッキン2は溝状部44aに設置しやすい。
又、パッキン2の突出部16は、内周側壁48aと面接触しており、所定の摩擦力がはたらくため、第1の蓋体50が本体40に取り付けされていない状態において、パッキン2が脱落することはない。更に、パッキン2を取出すときにも、必要以上に摩擦力がはたらくことはないので、溝状部44aから容易に取出すことができる。従って、設置時及び取出し時には突出部16が常に溝状部44aの側壁に接するため、設置及び取出しが容易となり、不用意な脱落も防止される。
図6は、この発明の第3の実施の形態によるパッキンを図9で示したシェーカーに設置したときの拡大断面図であって、図4に対応した図である。
尚、この実施の形態の胴部10は、第1の実施の形態の胴部10と略同一であるため、ここではその説明と機能は繰り返さず、相違点を中心に説明する。
図を参照して、パッキン3は、弾性を有するシリコン樹脂からなり、リング形状を有している。パッキン3の断面は、パッキン3が設置される溝状部44の幅方向の長さより小さな幅を有し、四隅が丸みをおびた矩形状の胴部10と、胴部10の内周側の側面のほぼ中央から全周に矩形状が突出するように形成された突出部17と、胴部10の外周側の側面のほぼ中央から全周に矩形状が突出するように形成された突出部18とから構成される。ここで、この実施の形態のパッキン3の突出部18は、第1の実施の形態のパッキン1の突出部15に対応するものであり、この実施の形態のパッキン3の突出部17は、第2の実施の形態のパッキン2の突出部16に対応するものである。
パッキン3は、矩形断面形状の溝状部44aに嵌め込まれて設置されており、水密状態に密閉されている。パッキン3の水平方向においては、溝状部44aの内周側壁48aと、外周側壁49aとにより、パッキン3は挟まれている。パッキン3の突出部17の内周側の側面は、内周側壁48aと当接しており、環状に面接触した状態にある。又、パッキン3の突出部18の外周側の側面は、外周側壁49aと当接しており、環状に面接触した状態にある。
使用に際して、パッキン3の胴部10は、溝状部44aの幅方向の長さより小さな幅を有しており、一対の側面の各々の全周に突出部17及び突出部18が各々形成されているので、パッキン3は溝状部44aに設置しやすい。
又、パッキン3の突出部17は内周側壁48aと、突出部18は外周側壁49aとそれぞれ面接触しており、所定の摩擦力がはたらくため、第1の蓋体50が本体40に取り付けされていない状態において、パッキン3が脱落することはない。従って、設置時及び取出し時には突出部17及び突出部18が常に溝状部44aの側壁にそれぞれ接するため、設置及び取出しが容易となり、不用意な脱落も防止される。
更に、パッキン3の突出部17と内周側壁48aが当接する面積及び、突出部18と外周側壁49aが当接する面積は、溝状部44aの側壁の面積に比べて小さいので、必要以上に摩擦力がはたらくことはなく、溝状部44aからパッキン3を容易に取出すことができる。従って、設置時及び取出し時の抵抗がより軽減されるため、使用勝手が向上する。
図7は、この発明の第4の実施の形態によるパッキンを図9で示したシェーカーに設置したときの拡大断面図であって、図4に対応した図である。
尚、この実施の形態の胴部10は、第1の実施の形態の胴部10と略同一であるため、ここではその説明と機能は繰り返さず、相違点を中心に説明する。
図を参照して、パッキン4は、弾性を有するシリコン樹脂からなり、リング形状を有している。パッキン4の断面は、パッキン4が設置される溝状部44の幅方向の長さより小さな幅を有し、丸みをおびた隅部を含む矩形状の胴部10と、胴部10の外周側の側面から、その側面を構成する一辺を下底とする台形形状に突出するように形成された突出部19とから構成される。
パッキン4は、溝状部44aに嵌め込まれて設置されており、水密状態に密閉されている。パッキン4の水平方向においては、溝状部44aの内周側壁48aと、外周側壁49aとにより、パッキン4は挟まれている。パッキン4は、内周側壁49aに沿い、環状に面接触した状態にある。又、パッキン4の突出部19の外周側の側面は、外周側壁49aと当接しており、環状に面接触した状態にある。即ち、断面台形形状を有する突出部19の上底を含む側面が、外周側壁49aに面接触している。従って、胴部10は溝状部44aの内周側壁48aに常に接するため、変形しにくくなり、設置状態が安定する。
使用に際して、パッキン4の胴部10は溝状部44aの幅方向の長さより小さな幅を有しており、突出部19は胴部10の側面の一辺を下底とする断面台形形状を有しているので、パッキン4は溝状部44aに設置しやすい。
又、パッキン4の突出部19は、外周側壁49aと面接触しており、所定の摩擦力がはたらくため、第1の蓋体50が本体40に取り付けされていない状態において、パッキン4が脱落することはない。更に、パッキン4を取出すときにも、必要以上に摩擦力がはたらくことはないので、溝状部44aから容易に取出すことができる。従って、設置時及び取出し時には突出部19が常に溝状部44aの側壁に接するため、設置及び取出しが容易となり、不用意な脱落も防止される。突出部19は先の実施の形態の突出部に比べて、上下に変形しにくいため、設置状態がより安定することになる。
図8は、この発明の第5の実施の形態によるパッキンの平面図であって、図1に対応した図である。
尚、この実施の形態のパッキン5の図8で示したII−IIラインの端面図は、第1の実施の形態のパッキン1の図2で示した拡大端面図と同一であるため、ここではその説明と機能は繰り返さず、相違点を中心に説明する。
図を参照して、パッキン5は、弾性を有するシリコン樹脂からなり、リング形状を有する胴部10と、胴部10の外周側の側面の周囲に所定間隔で形成された突出部20とから構成される。
パッキン5は、図示しない溝状部44に嵌め込まれて設置されて、水密状態に密閉される。図8で示したII−IIラインにおいては、図4で示したように、パッキン5の胴部10の内側の側面と、図示しない内周側壁48とは環状に面接触し、突出部20の外周側の側面と、図示しない外周側壁49とは環状に面接触している。従って、設置時及び取出し時には突出部20が常に、図示しない溝状部44の側壁に接するため、設置及び取出しが容易となり、不用意な脱落も防止される。
又、パッキン5の突出部20は、胴部10の外周側の側面の周囲に所定間隔で形成されている。従って、突出部20の占める割合が第1の実施の形態の突出部15と比べて、低減するため、コスト的に有利な構造となる。
尚、上記の各実施の形態では、パッキンは特定形状のシェーカーに適用しているが、被嵌合面に連続するように形成された溝状部と、被嵌合面と嵌合する嵌合面とを有する連結構造であれば、他の構造であっても同様に適用できる。
又、上記の各実施の形態では、溝状部は矩形断面形状を有するが、それ以外の形状であってもよい。
更に、上記の各実施の形態では、胴部は、四隅が丸みをおびた矩形断面形状を有するが、四隅が丸みをおびていなくてもよい。又は、胴部の断面が、溝状部の幅方向の長さより小さな幅を有する形状のものであれば、他の形状でもよい。
更に、上記の各実施の形態では、パッキンは、弾性を有するシリコン樹脂よりなるものであったが、他の素材よりなるものであってもよい。
更に、上記の第1から第3の実施の形態及び第5の実施の形態では、突出部が胴部の側面のほぼ中央から形成されていたが、胴部の側面に形成されるものであれば、胴部の側面の中央以外の位置に形成されていても良い。
更に、上記の第5の実施の形態では、突出部が胴部の外周側の側面の周囲にのみ所定間隔で形成されていたが、胴部の内周側の側面の周囲にも所定間隔で形成されていてもよい。又は、突出部が胴部の外周側の側面にはないが、胴部の内周側の側面の周囲にのみ所定間隔で形成されたものであってもよい。
更に、上記の各実施の形態では、突出部は胴部の各側面に対して一つ形成されているが、胴部の各側面に対して複数の突出部が形成されていてもよい。又、胴部の各側面に形成される複数の突出部は、同一形状のものでなくてもよい。
更に、上記の各実施の形態では、パッキンは、ねじ構造からなる被嵌合体及び嵌合体に適用しているが、被嵌合体の被嵌合面に、嵌合体の嵌合面を進行させる構造のものであれば、他の形状からなるものであっても同様に適用できる。
更に、上記の各実施の形態では、突出部は特定形状を有しているが、パッキンを溝状部に嵌め込んだときに、突出部が溝状部の側壁に接触するものであれば、他の形状であってもよい。
1〜5…パッキン
10…胴部
15〜20…突出部
44…溝状部
47…被嵌合面
48…内周側壁
57…嵌合面
67…嵌合面
尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (5)

  1. 被嵌合体の被嵌合面に連続するように形成された溝状部に設置され、嵌合体の嵌合面を前記溝状部に進行させることにより前記被嵌合面と前記嵌合面とを密閉するパッキンであって、
    リング形状を有し、
    その断面は、
    前記溝状部の幅方向の長さより小さな幅を有する胴部と、
    前記胴部の側面の少なくとも一方の少なくとも一部から突出するように形成され、前記溝状部の側壁の少なくとも一方に当接する突出部とからなる、パッキン。
  2. 前記溝状部は矩形断面形状を有し、
    前記胴部は、一方の側面が前記溝状部の内周側壁に沿い、他方の側面の全周に前記突出部が形成される、請求項1記載のパッキン。
  3. 前記突出部は、前記他方の側面のほぼ中央に形成される、請求項2記載のパッキン。
  4. 前記溝状部は矩形断面形状を有し、
    前記胴部は、一方の側面が前記溝状部の内周側壁に沿い、他方の側面の周囲に所定間隔で前記突出部が形成される、請求項1記載のパッキン。
  5. 前記溝状部は矩形断面形状を有し、
    前記胴部は、一対の側面の各々の全周に前記突出部の各々が形成される、請求項1記載のパッキン。
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