JP2014122345A5

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Publication number: JP2014122345A5
Application number: JP2013260214A
Authority: JP
Filing date: 2013-12-17
Publication date: 2017-01-26
Anticipated expiration: 2033-12-17

Claims

少なく９０％飽和度を有し、かつグループII、グループIII、グループIV及びグループV基油並びにその混合物から選ばれる主要量の基油と少量の添加剤パッケージとを含んでなるエンジンオイル組成物であって、ここで該添加剤パッケージが、
（Ａ）式ＩおよびＩＩ：

［式中、Ｒは約８〜約２２個の炭素原子をもつ、直線状もしくは分枝状の、飽和、不飽和、または一部飽和ヒドロカルビル基であり、そしてＲ_１は約１〜約８個の炭素原子をもつヒドロカルビルまたは、１個以上のヘテロ原子を含むＣ_１〜Ｃ_８ヒドロカルビル基である］、

［式中、Ｒは約８〜約２２個の炭素原子をもつ、直線状もしくは分枝状の、飽和、不飽和、または一部飽和ヒドロカルビル基であり、そしてＲ_２とＲ_３は独立して、水素、Ｃ_１〜Ｃ_１８ヒドロカルビル基および、１個以上のヘテロ原子を含むＣ_１〜Ｃ_１８ヒドロカルビル基から成る群から選択される］、の１種以上の化合物、
（Ｂ）式ＩＩＩおよびＩＶ：

［式中、Ｒは約８〜約２２個の炭素原子をもつ、直線状もしくは分枝状の、飽和、不飽和、または一部飽和ヒドロカルビル基であり、そしてＸはアルカリ金属、アルカリ土類金属またはアンモニウムのカチオンであり、そしてｎはカチオンＸの原子価である］、

［式中、Ｒは約８〜約２２個の炭素原子をもつ、直線状もしくは分枝状の、飽和、不飽和、または一部飽和ヒドロカルビル基である］、
の化合物から成る群から独立して選択される２種以上の化合物、並びに
（Ｃ）式ＩおよびＩＩの少なくとも１種の化合物と組み合わせた、式ＩＩＩおよびＩＶの少なくとも１種の化合物、から選択される１種以上の摩擦修正剤成分、
を含んでなり、
前記エンジンオイル組成物は、エンジンオイルとして使用するのに適合し、前記エンジンオイル組成物は、５０〜１０００ｐｐｍのリン含有量を有し、前記エンジンオイル組成物は、０．１〜２．０重量％の摩擦修正剤成分（Ａ）〜（Ｃ）を含有する（但し、エンジンオイル組成物の全重量基準）、エンジンオイル組成物。
１種以上の摩擦修正剤成分が、式Ｉのエステルである、請求項１のエンジンオイル組成物。
１種以上の摩擦修正剤成分が、式ＩＩのアミドである、請求項１のエンジンオイル組成物。
摩擦修正剤成分が少なくとも１種の、式ＩＩＩの塩を含んでなる、請求項１のエンジンオイル組成物。
添加剤パッケージが式Ｉ〜ＩＶから成る群から独立して選択される少なくとも２種の異なる化合物を含んでなる、請求項１のエンジンオイル組成物。
Ｒ_１が約１〜約８個の炭素原子をもつヒドロカルビル基である、請求項２のエンジンオイル組成物。
Ｒ_１が、１個以上のヘテロ原子を含むＣ_１〜Ｃ_８ヒドロカルビル基を含むヒドロカルビル基である、請求項２のエンジンオイル組成物。
Ｒ_２とＲ_３が独立して、水素、Ｃ_１〜Ｃ_１８ヒドロカルビル基および、１個以上のヘテロ原子を含むＣ_１〜Ｃ_１８ヒドロカルビル基、から成る群から選択される、請求項３のエンジンオイル組成物。
１種以上の、式ＩＩＩの摩擦修正剤成分が、ナトリウム、リチウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムおよびアンモニウムのカチオンから成る群から選択される１個以上のカチオンの塩である、請求項４のエンジンオイル組成物。
主要量の基油と少量の添加剤パッケージとを含んでなるエンジンオイル組成物であって、ここで該添加剤パッケージが、
式ＩＶ：

［式中、Ｒは約８〜約２２個の炭素原子をもつ、直線状もしくは分枝状の、飽和、不飽和、または一部飽和ヒドロカルビル基である］の１種以上の化合物と、式Ｖ：

［式中、Ｒ_２、Ｒ_３およびＲ_４は独立して、水素、Ｃ_１〜Ｃ_１８ヒドロカルビル基および、Ｃ_１〜Ｃ_１８ヒドロカルビル基と１個以上のヘテロ原子を含む炭化水素、から成る群から選択される］の１種以上のアミンとの、
１種以上のアミド反応生成物を含んでなり、
前記エンジンオイル組成物は、エンジンオイルとして使用するのに適合し、
前記エンジンオイル組成物は、５０〜１０００ｐｐｍのリン含有量を有し、
前記エンジンオイル組成物は、０．１〜２．０重量％のアミド反応生成物を含有する（但し、エンジンオイル組成物の全重量基準）、エンジンオイル組成物。
Ｒ_２、Ｒ_３およびＲ_４が独立して、水素、Ｃ_３〜Ｃ_１２ヒドロカルビル基および、Ｃ_３〜Ｃ_１２ヒドロカルビル基と１個以上のヘテロ原子を含む炭化水素、から成る群から選択される、請求項１０のエンジンオイル組成物。
少なく９０％飽和度を有し、かつグループII、グループIII、グループIV及びグループV基油並びにその混合物から選ばれる主要量の基油と少量の添加剤パッケージとを含んでなるエンジンオイル組成物であって、ここで該添加剤パッケージが、式ＩＶ：

［式中、Ｒは約８〜約２２個の炭素原子をもつ、直線状もしくは分枝状の、飽和、不飽和、または一部飽和ヒドロカルビル基である］の１種以上の化合物と、
１種以上のアルコールとの、１種以上の反応生成物を含んでなり、
前記エンジンオイル組成物は、エンジンオイルとして使用するのに適合し、
前記エンジンオイル組成物は、５０〜１０００ｐｐｍのリン含有量を有し、
前記エンジンオイル組成物は、０．１〜２．０重量％の、１種以上の式ＩＶの化合物と１種以上のアルコールとの１種以上の反応生成物を含有する（但し、エンジンオイル組成物の全重量基準）、エンジンオイル組成物。
１種以上のアルコールが約１〜約８個の炭素原子をもつヒドロカルビル基を含む、請求項１２のエンジンオイル組成物。
１種以上のアルコールが約１〜約８個の炭素原子および１個以上のヘテロ原子をもつヒドロカルビル基を含む、請求項１２のエンジンオイル組成物。
少なく９０％飽和度を有し、かつグループII、グループIII、グループIV及びグループV基油並びにその混合物から選ばれる主要量の基油と少量の添加剤パッケージとを含んでなるエンジンオイル組成物であって、ここで該添加剤パッケージが、式ＩＶ：

［式中、Ｒは約８〜約２２個の炭素原子をもつ、直線状もしくは分枝状の、飽和、不飽和、または一部飽和ヒドロカルビル基である］の１種以上の化合物と、
１種以上のアミンアルコールとの、１種以上のアミドまたはエステル反応生成物を含んでなり、
前記エンジンオイル組成物は、エンジンオイルとして使用するのに適合し、
前記エンジンオイル組成物は、５０〜１０００ｐｐｍのリン含有量を有し、
前記エンジンオイル組成物は、０．１〜２．０重量％の１種以上のアミドまたはエステル反応生成物を含有する（但し、エンジンオイル組成物の全重量基準）、エンジンオイル組成物。
アミンアルコールがエタノールアミン、ジエタノールアミン、アミノエチルエタノールアミン、トリス−ヒドロキシメチルアミノ−メタン（ＴＨＡＭ）およびそれらの混合物から選択される、請求項１５に請求される通りのエンジンオイル組成物。
少なく９０％飽和度を有し、かつグループII、グループIII、グループIV及びグループV基油並びにその混合物から選ばれる主要量の基油と少量の添加剤パッケージとを含んでなるエンジンオイル組成物組成物であって、ここで該添加剤パッケージが、
（Ａ）式ＩＶ：

［式中、Ｒは約８〜約２２個の炭素原子をもつ、直線状もしくは分枝状の、飽和、不飽和、または一部飽和ヒドロカルビル基である］の１種以上の化合物と、
１種以上の、アルカリ金属の水酸化物、アルカリ土類金属の水酸化物、アルカリ金属の酸化物、アルカリ土類金属の酸化物、アンモニアまたはアミン、
との塩反応生成物、および
（Ｂ）前記の１種以上の成分（Ａ）の化合物と異なる、式Ｉ〜ＩＶ：

［式中、Ｒは約８〜約２２個の炭素原子をもつ、直線状もしくは分枝状の、飽和、不飽和、または一部飽和ヒドロカルビル基であり、そしてＲ_１は約１〜約８個の炭素原子をもつヒドロカルビルまたは、１個以上のヘテロ原子を含むＣ_１〜Ｃ_８ヒドロカルビル基である］、

［式中、Ｒは約８〜約２２個の炭素原子をもつ、直線状もしくは分枝状の、飽和、不飽和、または一部飽和ヒドロカルビル基であり、そしてＲ_２とＲ_３は独立して、水素、Ｃ_１〜Ｃ_１８ヒドロカルビル基および、１個以上のヘテロ原子を含むＣ_１〜Ｃ_１８ヒドロカルビル基から成る群から選択される］、

［式中、Ｒは約８〜約２２個の炭素原子をもつ、直線状もしくは分枝状の、飽和、不飽和、または一部飽和ヒドロカルビル基であり、そしてＸはアルカリ金属、アルカリ土類金属またはアンモニウムのカチオンであり、そしてｎはカチオンＸの原子価である］、および

［式中、Ｒは約８〜約２２個の炭素原子をもつ、直線状もしくは分枝状の、飽和、不飽和、または一部飽和ヒドロカルビル基である］、
のうちの少なくとも１種の化合物、
を含んでなり、
前記エンジンオイル組成物は、エンジンオイルとして使用するのに適合し、
前記エンジンオイル組成物は、５０〜１０００ｐｐｍのリン含有量を有し、
前記エンジンオイル組成物は、０．１〜２．０重量％の１種以上の反応生成物（Ａ）及び少なくとも１種の化合物（Ｂ）の組み合わせを含有する（但し、エンジンオイル組成物の全重量基準）、エンジンオイル組成物。
少なく９０％飽和度を有し、かつグループII、グループIII、グループIV及びグループV基油並びにその混合物から選ばれる主要量の基油と少量の添加剤パッケージとを含んでなるエンジンオイル組成物組成物であって、ここで該添加剤パッケージが、
（Ａ）式ＩＶ：

［式中、Ｒは約８〜約２２個の炭素原子をもつ、直線状もしくは分枝状の、飽和、不飽和、または一部飽和ヒドロカルビル基である］の１種以上の化合物、並びに
（Ｂ）前記の１種以上の成分（Ａ）の化合物と異なる、式Ｉ〜ＩＶ：

［式中、Ｒは約８〜約２２個の炭素原子をもつ、直線状もしくは分枝状の、飽和、不飽和、または一部飽和ヒドロカルビル基であり、そしてＲ_１は約１〜約８個の炭素原子をもつ
ヒドロカルビルまたは、１個以上のヘテロ原子を含むＣ_１〜Ｃ_８ヒドロカルビル基である］、

［式中、Ｒは約８〜約２２個の炭素原子をもつ、直線状もしくは分枝状の、飽和、不飽和、または一部飽和ヒドロカルビル基であり、そしてＲ_２とＲ_３は独立して、水素、Ｃ_１〜Ｃ_１８ヒドロカルビル基および、１個以上のヘテロ原子を含むＣ_１〜Ｃ_１８ヒドロカルビル基から成る群から選択される］、

［式中、Ｒは約８〜約２２個の炭素原子をもつ、直線状もしくは分枝状の、飽和、不飽和、または一部飽和ヒドロカルビル基であり、そしてＸはアルカリ金属、アルカリ土類金属またはアンモニウムのカチオンであり、そしてｎはカチオンＸの原子価である］、並びに

［式中、Ｒは約８〜約２２個の炭素原子をもつ、直線状もしくは分枝状の、飽和、不飽和、または一部飽和ヒドロカルビル基である］、
の少なくとも１種の化合物、を含んでなり、
前記エンジンオイル組成物は、エンジンオイルとして使用するのに適合し、
前記エンジンオイル組成物は、５０〜１０００ｐｐｍのリン含有量を有し、
前記エンジンオイル組成物は、０．１〜２．０重量％の１種以上の化合物（Ａ）及び１種以上の化合物（Ａ）と異なる少なくとも１種の化合物（Ｂ）の組み合わせを含有する（但し、エンジンオイル組成物の全重量基準）、エンジンオイル組成物。
Ｒが約１０〜約２０個の炭素原子を有する、請求項１〜１８のいずれか１項のエンジンオイル組成物。
Ｒが約１２〜約１８個の炭素原子を有する、請求項１〜１８のいずれか１項のエンジンオイル組成物。
少なく９０％飽和度を有し、かつグループII、グループIII、グループIV及びグループV基油並びにその混合物から選ばれる主要量の基油と少量の添加剤パッケージとを含んでなるエンジンオイル組成物であって、ここで該添加剤パッケージが、式ＩＶ：

［式中、Ｒは約８〜約２２個の炭素原子をもつ、直線状もしくは分枝状の、飽和、不飽和、または一部飽和ヒドロカルビル基である］の１種以上の化合物と、
１種以上の、アルカリ金属の水酸化物、アルカリ土類金属の水酸化物、アルカリ金属の酸化物、アルカリ土類金属の酸化物、アンモニアまたはアミン、
との１種以上の塩である反応生成物を含んでなり、
前記エンジンオイル組成物は、エンジンオイルとして使用するのに適合し、前記エンジンオイル組成物は、５０〜１０００ｐｐｍのリン含有量を有し、前記エンジンオイル組成物は、０．１〜２．０重量％の１種以上の塩である反応生成物を含有する（但し、エンジンオイル組成物の全重量基準）、エンジンオイル組成物。
添加剤パッケージが更に、抗酸化剤、消泡剤、モリブデン含有成分、チタン含有化合物、リン含有化合物、粘度指数向上剤、流動点降下剤および希釈油よりなる群から選択される少なくとも１種の添加剤を含んでなる、請求項１〜２０のいずれか１項のエンジンオイル組成物。
請求項１〜２１のいずれか１項に請求されるエンジンオイル組成物を使用してエンジンを潤滑する工程を含んでなる、エンジン内の薄膜および境界層の摩擦を改善する方法。
改善される薄膜および境界層の摩擦が、１種以上の摩擦修正剤成分の不存在下における同一組成物に関連して決定される、請求項２３に請求されるような方法。
請求項１〜２１のいずれか１項に請求されるエンジンオイル組成物を使用して、エンジンを潤滑する工程を含んでなる、エンジン内の境界層の摩擦を改善する方法。
改善される境界層の摩擦が、１種以上の摩擦修正剤成分の不存在下における同一組成物に関連して決定される、請求項２５に請求されるような方法。
請求項１〜２１のいずれか１項に請求されるエンジンオイル組成物を使用して、エンジンを潤滑する工程を含んでなる、エンジン内の薄膜の摩擦を改善する方法。
改善される薄膜の摩擦が、１種以上の摩擦修正剤成分の不存在下における同一組成物に関連して決定される、請求項２７に請求されるような方法。
基油が、鉱油、動物油及び合成油から成る群から選ばれる少なくとも1種である、請求項１〜２２のいずれか１項のエンジンオイル組成物。