JP2014112175A - 給電装置、被給電ユニット及び画像形成装置 - Google Patents

給電装置、被給電ユニット及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】組み付け性を向上させた給電装置を提供する。
【解決手段】被給電ユニットが有する被給電部と電源基板が有する給電部とを導通可能に接続する給電装置であって、被給電部に接触可能なユニット側接触部31と、給電部に接触可能な基板側接触部32と、ユニット側接触部31と基板側接触部32とを導通するように接続する接続部材33と、ユニット側接触部31と基板側接触部32と接続部材33とを保持する保持部材34とを備え、ユニット側接触部31を、保持部材34の被給電ユニットと対向する面34b側に保持し、基板側接触部32を、保持部材34の電源基板と対向する面34a側に保持し、接続部材33は、保持部材34を貫通してユニット側接触部31と基板側接触部32とを接続するように構成された。
【選択図】図10

Description

本発明は、被給電ユニットと電源基板とを導通可能に接続する給電装置、被給電ユニット及び画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等の画像形成装置においては、現像ユニットや転写ユニット等の各種電装部品に対して、画像形成装置本体に保持された電源基板から給電されるように構成されている。
例えば、特許文献1には、電源ボードと帯電ローラ等とを導通可能に接続するための接触部及び配線を、電源ボード側に配設される第1フレームと、帯電ローラ側に配設される第2フレームとによって保持する構成が開示されている。特に、被給電側接触部を、棒状の凸部を有する端子と、その端子を帯電ローラ側へ付勢するコイルばねとで構成することで、被給電側接触部の位置合わせを容易に行えるようにしている。
しかしながら、特許文献1に記載の構成は、電源側接触部と被給電側接触部とを接続する配線を、第1フレームと第2フレームとの間に挟み込むようにして組み付ける構成であるため、組み付け作業が行いにくいといった課題がある。
そこで、本発明は、斯かる事情に鑑み、組み付け性を向上させた給電装置、当該給電装置によって導通可能に接続される被給電ユニット、及び画像形成装置を提供しようとするものである。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、被給電ユニットが有する被給電部と電源基板が有する給電部とを導通可能に接続する給電装置であって、前記被給電部に接触可能なユニット側接触部と、前記給電部に接触可能な基板側接触部と、前記ユニット側接触部と前記基板側接触部とを導通するように接続する接続部材と、前記ユニット側接触部と前記基板側接触部と前記接続部材とを保持する保持部材とを備え、前記ユニット側接触部を、前記保持部材の前記被給電ユニットと対向する面側に保持し、前記基板側接触部を、前記保持部材の前記電源基板と対向する面側に保持し、前記接続部材は、前記保持部材を貫通して前記ユニット側接触部と前記基板側接触部とを接続するように構成されたことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、接続部材が保持部材を貫通するように構成されているので、接続部材をフレーム間に挟み込むように組み付けなくても、ユニット側接触部と基板側接触部とを接続することができ、組立性が向上する。
本発明の実施の一形態に係るプリンタの概略構成図である。 正面カバーと上部カバーの両方とも閉じた状態の外観図である。 正面カバーを開放した状態の外観図である。 上部カバーを開放した状態の外観図である。 全ての外装部を取り外した状態の前記プリンタの外観図である。 プロセスユニットと電源基板を取り外した状態の外観図である。 給電装置の外観図である。 給電経路形成部の外観図である。 給電経路形成部を水平方向に切断した断面図である。 給電経路形成部を上下方向に切断した断面図である。 保持部材が設けられた側板を内側から見た図である。 図11の要部を拡大した図である。 プロセスユニットの一端部側の構成を示す図である。 基板側接触部の拡大図である。 基板側接触部の断面図である。 一部の接続部材を曲線状に配設した構成を示す図である。 接続部材を交差するように配設した構成を示す図である。 接続部材同士が交差する箇所を拡大した図である。 本発明の他の実施形態の構成を示す図であって、装置本体にプロセスユニットを装着していない状態を示す図である。 本発明の他の実施形態の構成を示す図であって、プロセスユニットを装着する途中の状態を示す図である。 本発明の他の実施形態の構成を示す図であって、プロセスユニットをさらに装着する方向に挿入した状態を示す図である。 本発明の他の実施形態の構成を示す図であって、プロセスユニットの装着を完了した状態を示す図である。 本発明の他の実施形態に係るプロセスユニットの一端部側の構成を示す図である。 本発明のさらに別の実施形態の構成を示す図であって、プロセスユニットの装着を完了した状態を示す図である。 図24におけるZ−Z断面図である。 保持部材がファンとハーネスを保持するように構成した実施形態を示す図である。
以下、添付の図面に基づき、本発明の実施の形態について説明する。なお、本発明の実施の形態を説明するための各図面において、同一の機能もしくは形状を有する部材や構成部品等の構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付すことにより一度説明した後ではその説明を省略する。
まず、図1を参照して、本発明の実施の一形態であるプリンタの全体構成及び動作について説明する。
図1に示すように、プリンタの装置本体(画像形成装置本体)100には、画像形成ユニットとしての4つのプロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkが着脱可能に装着されている。各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkは、カラー画像の色分解成分に対応するイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の異なる色のトナーを収容している以外は同様の構成となっている。
具体的には、各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkは、像担持体(潜像担持体)2と、像担持体2の表面を帯電させる帯電手段3と、像担持体2上の潜像を可視画像化する現像手段4と、像担持体2の表面をクリーニングするクリーニング手段5などで構成されている。各像担持体2に対向した位置には、それぞれ、像担持体2の表面に潜像を形成する露光手段(静電潜像形成手段)6が設けられている。なお、図1では、イエローのプロセスユニット1Yが備える像担持体2、帯電手段3、現像手段4、クリーニング手段5、及び露光手段6のみに符号を付しており、その他のプロセスユニット1C,1M,1Bkにおいては符号を省略している。
各現像手段4の上方には、それぞれ、画像形成用の粉体であるトナーを収容した粉体収容器としてのトナーカートリッジ24が、中間フレーム25に対して着脱可能に装着されている。中間フレーム25は、装置本体100に設けられた支点104を介して回動可能に支持されている。また、各トナーカートリッジ24には、対応する現像手段4内のトナーと同じ色のトナーが収容されており、現像手段4内のトナーが所定量を下回ると、トナーカートリッジ24からトナーが補給されるようになっている。なお、本実施形態では、画像形成用の粉体としてトナーから成る一成分現像剤を用いているが、これに限らず、トナーとキャリアから成る二成分現像剤を用いる構成にも本発明を適用可能である。
各像担持体2の下方には、転写装置7が配設されている。転写装置7は、中間転写体(像担持体)としての無端状のベルトから成る中間転写ベルト8を有する。中間転写ベルト8は、支持部材としての駆動ローラ9と従動ローラ10に張架されており、駆動ローラ9が図の反時計回りに回転することによって、中間転写ベルト8は図の矢印に示す方向に周回走行(回転)するように構成されている。
各像担持体2に対向した位置に、それぞれ、一次転写手段としての一次転写ローラ11が配設されている。各一次転写ローラ11は、それぞれの位置で中間転写ベルト8の内周面を押圧しており、中間転写ベルト8の押圧された部分と各像担持体2とが接触する箇所に一次転写ニップが形成されている。各一次転写ローラ11は、図示しない電源に接続されており、所定の直流電圧(DC)及び/又は交流電圧(AC)が一次転写ローラ11に印加されるようになっている。
また、駆動ローラ9に対向した位置に、二次転写手段としての二次転写ローラ12が配設されている。二次転写ローラ12は、中間転写ベルト8の外周面を押圧しており、二次転写ローラ12と中間転写ベルト8とが接触する箇所に二次転写ニップが形成されている。また、二次転写ローラ12は、一次転写ローラ11と同様に、図示しない電源に接続されており、所定の直流電圧(DC)及び/又は交流電圧(AC)が二次転写ローラ12に印加されるようになっている。
また、中間転写ベルト8の図の左端側の外周面には、中間転写ベルト8の表面をクリーニングするベルトクリーニング装置13が配設されている。
装置本体100の下部には、記録媒体としての用紙Pを収容した給紙トレイ15や、給紙トレイ15から用紙Pを給送する給紙ローラ16等が設けてある。ここで、用紙Pには、厚紙、はがき、封筒、普通紙、薄紙、塗工紙(コート紙やアート紙等)、トレーシングペーパ等が含まれる。また、記録媒体として、OHPシートやOHPフィルム等を用いることも可能である。
装置本体100の上部には、用紙を外部へ排出するための一対の排紙ローラ17と、排紙ローラ17によって排出された用紙をストックするための排紙トレイ18が設けられている。
また、装置本体100内には、用紙Pを給紙トレイ15から二次転写ニップを通って排紙トレイ18へ搬送するための搬送路Rが配設されている。この搬送路Rにおいて、二次転写ローラ12の位置よりも用紙搬送方向上流側には、搬送タイミングを計って用紙を二次転写ニップへ搬送するタイミングローラとしての一対のレジストローラ19が設けられている。
また、二次転写ローラ12の位置よりも用紙搬送方向下流側には、用紙に画像を定着する定着装置20が設けられている。定着装置は、加熱源によって加熱される定着部材としての定着ローラ21と、その定着ローラ21に接触して定着ニップを形成する対向部材としての加圧ローラ22と、定着ローラ21から用紙を分離させる分離部材23等を有する。
本実施形態では、定着ローラ21と加圧ローラ22とが図示しない加圧手段によって互いに圧接されることにより、圧接箇所において定着ニップが形成されているが、この構成に限定されるものではない。例えば、定着部材と対向部材の少なくとも一方を無端状のベルトとし、そのベルトをローラ又はパッド等によって相手側へ圧接させる構成としてもよい。また、定着部材と対向部材は、互いに圧接する場合に限らず、加圧を行わず単に接触させるだけの構成とすることも可能である。
続いて、図1を参照して、本実施形態に係るプリンタの基本的動作について説明する。 作像動作が開始されると、各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkの像担持体2が図1の時計回りに回転駆動され、帯電手段3によって各像担持体2の表面が所定の極性に一様に帯電される。図示しない画像読取装置やコンピュータ等からの画像情報に基づいて、露光手段6からの露光により各像担持体2の帯電面に静電潜像が形成される。このとき、各像担持体2に露光する画像情報は所望のフルカラー画像をイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの色情報に分解した単色の画像情報である。このように像担持体2上に形成された静電潜像に、各現像手段4によってトナーが供給されることにより、静電潜像はトナー画像として顕像化(可視像化)される。
また、作像動作が開始されると、中間転写ベルト8を張架する駆動ローラ9が回転駆動することにより、中間転写ベルト8が図の矢印の方向に周回走行される。また、各一次転写ローラ11に、トナーの帯電極性と逆極性の定電圧又は定電流制御された電圧が印加されることによって、各一次転写ローラ11と各像担持体2との間の一次転写部において転写電界が形成される。
その後、各像担持体2の回転に伴い、像担持体2上の各色のトナー画像が一次転写部に達したときに、一次転写部において形成された上記転写電界によって、各像担持体2上のトナー画像が中間転写ベルト8上に順次重ね合わせて転写される。かくして、中間転写ベルト8の表面にフルカラーのトナー画像が担持される。また、中間転写ベルト8に転写しきれなかった各像担持体2上のトナーは、クリーニング手段5によって除去される。
装置本体100の下部では、給紙ローラ16が回転駆動を開始し、給紙トレイ15から用紙Pが搬送路Rに送り出される。搬送路Rに送り出された用紙Pは、レジストローラ19によって搬送を一旦停止される。
その後、所定のタイミングでレジストローラ19の回転駆動を開始し、中間転写ベルト8上のトナー画像が二次転写部に達するタイミングに合わせて、用紙Pを二次転写部へ搬送する。このとき、二次転写ローラ12には、中間転写ベルト8上のトナー画像のトナー帯電極性と逆極性の転写電圧が印加されており、これにより、二次転写部に転写電界が形成されている。そして、この転写電界によって、中間転写ベルト8上のトナー画像が用紙P上に一括して転写される。また、用紙Pに転写しきれなかった中間転写ベルト8上の残留トナーは、ベルトクリーニング装置13によって除去される。
その後、トナー画像が転写された用紙Pは、定着装置20へと搬送され、定着ローラ21と加圧ローラ22によって加熱及び加圧されることにより、用紙P上のトナー画像が当該用紙Pに定着される。そして、用紙Pは、分離部材23によって定着ローラ21から分離された後、一対の排紙ローラ17によって装置外に排出され、排紙トレイ18上にストックされる。
以上の説明は、用紙にフルカラー画像を形成するときの画像形成動作であるが、4つのプロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkのいずれか1つを使用して単色画像を形成したり、2つ又は3つのプロセスユニットを使用して、2色又は3色の画像を形成したりすることも可能である。
また、図1に示すように、本実施形態に係るプリンタは、装置本体100の正面に設けられた第1カバーとしての正面カバー101と、装置本体100の上部に設けられた第2カバーとしての上部カバー102とを備える。正面カバー101は、装置本体100の正面下部に設けられた支軸103を中心に回動することで開閉可能に構成されている。また、上部カバー102は、上記中間フレーム25を支持する支軸104を中心に回動することで開閉可能となっている。
図2は、正面カバー101と上部カバー102の両方とも閉じた状態の外観図、図3は、正面カバー101を開放した状態の外観図、図4は、上部カバー102を開放した状態の外観図である。
図3に示すように、正面カバー101をA方向に回動させることで、正面カバー101を開放状態にすることができる。このように、正面カバー101を開放状態とすることで、紙詰まりが生じた場合に、詰まった紙の取り出し作業を行うことができる。
また、図4に示すように、上部カバー102をB方向に回動させることで、上部カバー102を開放状態にすることができる。このように、上部カバー102を開放状態とすることで、各トナーカートリッジ24の着脱作業(交換作業)を行うことができる。また、上部カバー102を開放した状態で、さらに、中間フレーム25(図1参照)を上方へ回動させることにより、トナーカートリッジ24をプロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkの上方から一体的に退避させることができる。これにより、各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkを上方から着脱(交換)することができるようになる。
図5は、プリンタの全ての外装部を取り外した状態の外観図である。
図5に示すように、プリンタのフレーム部105の内側に、各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkが装着される。また、フレーム部105の一対の側板105a,105bのうちの一方105aには、各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkへ給電を行う給電装置30が設けてある。
図6に示すように、給電装置30は、各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkが有する被給電部(被給電端子)27と電源基板(高圧電源基板)60が有する給電部(給電端子)61とを導通可能に接続する給電経路形成部35と、給電経路形成部35を保持する保持部材34とを備えている。また、保持部材34は、矩形の枠体部を有する形状に形成されており、その枠体部内に電源基板60を嵌め込むことで、電源基板60を保持部材34によって保持可能に構成されている(図5参照)。
図7に示すように、給電経路形成部35は、各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkの被給電部27に接触可能なユニット側接触部31と、電源基板60の給電部61に接触可能な基板側接触部32と、ユニット側接触部31と基板側接触部32とを接続する接続部材33とを備える。ユニット側接触部31と基板側接触部32は、導通性を有する部材で構成されている。また、接続部材33は、基板側接触部32と一体部品として構成されており、接続部材33を介して、ユニット側接触部31と基板側接触部32とが導通するように接続されている。本実施形態では、ユニット側接触部31、基板側接触部32、接続部材33を、それぞれ4組備えたものを1セットの給電経路形成部35とし、この給電経路形成部35を4つのプロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkに対応して4セット設けている。
図8は、給電経路形成部35の外観図である。
なお、給電経路形成部35は、セットごとにそれぞれ同様の構成となっているので、以下、図8を参照しつつ1セットの給電経路形成部35の構成について説明する。
図8に示すように、各基板側接触部32は、保持部材34の上部側に取り付けられている。一方、各ユニット側接触部31は、保持部材34の下部側に取り付けられている。そして、各基板側接触部32と各ユニット側接触部31とは、上下方向に配設された複数の接続部材33によって接続されている。また、保持部材34には、複数の接続部材33同士を隔離しつつ並設するための直線状のガイド部36を複数設けている。各ガイド部36は、上下方向に延在するように設けられており、各ガイド部36に沿って接続部材33が配設されている。
図9は、給電経路形成部35を水平方向に切断した断面図(図8のX−X断面図)である。
図9に示すように、各ガイド部36は、保持部材34から突出した凸状に形成されている。このように、凸状に形成されたガイド部36が、各接続部材33同士の間に配設されていることで、接続部材33同士が接触するのを防止できる。また、接続部材33の取付時に生じた撓みや浮きによって、接続部材33同士が互いに接触するのを抑制することができる。これにより、接続部材33同士が接触することによるショートの発生を回避している。
また、図10は、給電経路形成部35を上下方向に切断した断面図(図8のY−Y断面図)である。
図10に示すように、本実施形態では、基板側接触部32は、コイルばね320(以下、第1コイルばね320という。)で構成されている。第1コイルばね320は、保持部材34の上記電源基板60と対向する外面34a側に保持されており、この外面34aに対してほぼ垂直な方向に弾性変形可能となっている。このため、電源基板60を保持部材34に取り付けた状態にすると、電源基板60の給電部61(図6参照)が、第1コイルばね320の先端に押し付けられて接触するようになっている。
また、基板側接触部32は、保持部材34の外面34aから突出するように設けられた筒状の保持部37内に挿入されて保持されている。保持部37には、基板側接触部32の基端部に接続された接続部材33を挿通させるためのスリット37aが形成されている(図8又は図9参照)。
一方、ユニット側接触部31は、保持部材34のプロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkと対向する内面34b側に保持されている。すなわち、ユニット側接触部31と基板側接触部32とは、保持部材34の互いに反対側の面に保持されている。本実施形態では、ユニット側接触部31は、コイルばね310(以下、第2コイルばね310という。)と、第2コイルばね310の先端部に取り付けられた金属製の端子311とで構成されている。第2コイルばね310の先端部の内径を、端子311の外径よりも僅かに小さく形成することで、端子311を第2コイルばね310の先端部に圧入して取り付けることができ、組立性が向上する。
第2コイルばね310と端子311は、保持部材34の内面34bに設けられたホルダ38によって保持されている。詳しくは、ホルダ38に設けられた凹状の保持部38a内に、第2コイルばね310と端子311とが収容されており、端子311の先端部が保持部38aの底に設けられた孔部38bから突出している。また、第2コイルばね310は、保持部38a内に収容された状態で、保持部材34の内面34bに対してほぼ垂直な方向に弾性変形可能となっている。
図11は、保持部材34が設けられた側板105aを内側から見た図、図12は、図11の要部を拡大した図である。
図11及び図12に示すように、ホルダ38からは、複数の端子311の先端が内側へ突出している。
また、図13は、プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkの一端部側の構成を示す図である。
図13に示すように、プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkの一端部側の側面には、複数の被給電部27が設けられている。本実施形態では、プロセスユニット1つにつき、被給電部27を、上記ホルダ38から突出する端子311の数に対応して4つ設けている。
図10に示すように、プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkを装置本体に装着すると、プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkの被給電部27が、端子311の先端に接触するようになっている。また、このとき、端子311は第2コイルばね310の付勢力により被給電部27側へ付勢されるので、端子311と被給電部27との接触を確実に行うことができる。また、このように、第2コイルばね310を被給電部27に対して直接接触させず、金属製の端子311を被給電部27に対して接触させる構成とすることで、プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkの着脱によるユニット側接触部31の摩耗や破損等を抑制することができる。
また、図10に示すように、保持部材34には、接続部材33を挿通させるための貫通孔39が、外面34aから内面34bへ貫通するように形成されている。このように、接続部材33は、保持部材34を貫通するように配設されることで、互いに反対側の面に保持された第1コイルばね320と第2コイルばね310とを接続している。
保持部材34の内面34bには、第2コイルばね310の基端部を受ける受け部40が設けられている。本実施形態では、受け部40は、外面34a側に突出した円形の部分で構成されている(図8参照)。
また、保持部材34の内面34bには、受け部40から下方へと延びる接続部材収容部41が設けられている。図10に示すように、この接続部材収容部41は、接続部材収容部41の端部が、第2コイルばね310よりも下方へはみ出た場合に、そのはみ出た端部を収容するための空間部である。これにより、接続部材33の長さが、第1コイルばね320と第2コイルばね310との間の取付経路長よりも長い場合であっても、接続部材33の取付が可能である。従って、接続部材33の取付経路長が異なる場合であっても、最も長い取付経路長に対応した長さの接続部材33を用意しておけば、それを用いてユニット側接触部31と基板側接触部32とを接続することができる。
また、本実施形態では、受け部40と接続部材収容部41の部分において、受け部40が、外面34aよりも外側へ突出した位置に配設されている。このため、貫通孔39に接続部材33を挿通する際、接続部材33を折り曲げたり屈曲させたりする必要が無く、直線状に配設することが可能である。
図14は、基板側接触部32の拡大図である。
図14に示すように、基板側接触部32を構成する第1コイルばね320の先端部では、バネ線の直径が先端に向かって漸次減少する、いわゆるピッグテール巻きに形成されている。このように、第1コイルばね320の先端部をピッグテール巻きに形成することで、電源基板60に設けられたジャンパ線等の接続端子から成る給電部61に対して第1コイルばねが多点で接触することが可能となり、より安定した給電を行えるようになる。
また、図15は、基板側接触部32の断面図である。
図15に示すように、第1コイルばね320は、その先端部側に、無圧縮状態でバネ線が接触するように巻かれた座巻部320aを有する。この座巻部320aは、無圧縮状態で、一端部が筒状の保持部37から突出すると共に、他端部が保持部37内に挿入される位置に配設されている。このように、座巻部320aを保持部37の内部まで設けることで、第1コイルばね320が保持部37の先端部のエッジに引っ掛かりにくくなるので、保持部材34への電源基板60の取付時における、第1コイルばね320の倒れを抑制することができる。
また、図16に示す例のように、接続部材33の取付経路にネジ50が配設されている場合は、接続部材33がネジ50と接触することによるリークを避けるため、接続部材33を曲線状に配設することも可能である。また、この場合、ガイド部36を曲線状に形成し、それに沿って接続部材33を配設することで、接続部材33のネジ50との接触を回避することができる。このように、ガイド部36の形状は、接続部材33の取付経路に応じて適宜変更することが可能である。また、この例ように、一部の接続部材33だけを曲線状に配設する場合は、接続部材33の取付経路長が異なるので、上記のように、接続部材収容部41を設けることで、同じ長さの接続部材33を用いることができる。
図16では、電源基板と対向する外面34aと平行面上で曲線状に配設しているが、直交面上にも接続部材33を曲線的に配設可能である。これにより受け部40は、外面34aに対し任意の位置に配設することができる。
図17は、接続部材33を交差するように配設した場合の構成を示す図、図18は、図17における接続部材33同士が交差する箇所を拡大した図である。
図17に示す例では、図の最も左側の接続部材33が、他の接続部材33とそれぞれ交差するように配設されている。具体的には、図の最も左側の接続部材33を、保持部材34に形成された溝状の凹部42内に配設することで、その接続部材33が他の接続部材33と異なる面上に配設され、互いに交差するようになっている。
図18に示すように、接続部材33同士が互いに交差するように配設されている箇所においては、接続部材33同士の接触を防止する爪状の隔離部43を設けている。隔離部43は、凹部42の開口部に被さるように突出して配設されている。この隔離部43によって、凹部42を横切る接続部材33が凹部42内へ落ちないように支持されると共に、凹部42内に配設された接続部材33に対しては浮き上がりを防止する。これにより、互いに交差する接続部材33同士を離隔しつつ配設することができ、接続部材33同士が接触することによるショートをより確実に防止することができる。
以下、図19〜図23に基づき、本発明の他の実施形態の構成及び動作について説明する。
図19は、装置本体にプロセスユニットを装着していない状態を示す、図20は、プロセスユニットを装着する途中の状態を示す、図21は、プロセスユニットをさらに装着する方向に挿入した状態を示す、図22は、プロセスユニットの装着を完了した状態を示す図である。また、図23は、プロセスユニットの一端部側の構成を示す図である。
図19〜図22に示すように、本実施形態では、給電装置30に設けられたホルダ38が図の左右方向に移動可能に構成されている。すなわち、ホルダ38は、プロセスユニット1Y(1C,1M,1Bk)のユニット装着方向Dと交差する方向であって、プロセスユニット1Y(1C,1M,1Bk)が装着されるユニット装着領域Eに対して接近離間する方向に移動可能となっている。ここで言うユニット装着領域Eとは、装置本体への装着が完了した状態のプロセスユニットが配設される領域のことである(図22参照)。また、保持部材34には、ホルダ38をユニット装着領域Eに対して接近離間する方向に案内するホルダガイド34cが設けられている。
ホルダ38には、ユニット側接触部31を構成する、上記と同様の金属製の端子311と、この端子311をユニット装着領域E側へ付勢する端子付勢部材としての第2コイルばね310とが保持されている。具体的に、端子311と第2コイルばね310は、ホルダ本体38dに設けられた凹状の保持部38a内に収容されている。端子311の先端部は、保持部38aの底に設けられた孔部38bから突出しており、端子311は、ホルダ38に対して独立して、ユニット装着領域Eに対して接近離間する方向に移動可能となっている。また、ホルダ本体38dの保持部38aの開口側には、保持板38cが設けられている。この保持板38cによって、第2コイルばね310は圧縮された状態で収容されている。このように、本実施形態では、端子311と第2コイルばね310とをホルダ本体38d内に収容し、さらに、ホルダ本体38dに保持板38cを組み付けることで、これらを一体的な接点ユニットとして組み立てられるようになっている。
また、ホルダ38は、ホルダ付勢部材としての第3コイルばね330によって、ユニット装着領域E側へ付勢されている。第3コイルばね330は、保持板38cを介して第2コイルばね310と同軸状に配設され、保持板38cと保持部材34との間で圧縮されている。さらに、第3コイルばね330の保持部材34側の端部には、上記と同様の接続部材33の一端部が接触している。第2コイルばね310、第3コイルばね330及び保持板38cは、それぞれ導通性を有する部材で構成されている。そして、これらの部材と接続部材33を介して、上記実施形態と同様に設けられている第1コイルばね320(図10参照)と端子311とが導通するように接続されている。また、ここでは、第3コイルばね330の保持部材34側の端部は、第1コイルばね320と同様に、ピッグテール巻き(図14参照)に形成されており、保持部材34と多点で接触し、安定した給電を行えるようにしている。
ホルダ38は、第3コイルばね330によってユニットの装着領域E側へ付勢されることで、側板105aに形成された孔105cからユニット装着領域E側へ突出している。このホルダ38の側板105aからの突出量(最大量)は、ホルダ38の規制部38eが側板105aに当接することで規制されている。また、ホルダ38が最大に突出した状態では、ホルダ38は、プロセスユニット1Y(1C,1M,1Bk)に対して当接可能な位置に配設されるようになっている。
また、ホルダ38のユニット装着領域E側の面には、ユニット装着方向Dと平行な平行面38fと、この平行面38fよりもユニット装着方向Dの上流側に配設されると共に、ユニット装着方向Dに対して傾斜する傾斜面38gとが設けられている。詳しくは、傾斜面38gは、ユニット装着方向Dの下流側へ向かってユニット装着領域E側へ接近するように傾斜している。また、平行面38fには、端子311が突出する孔部38bが開口している。
一方、プロセスユニット1Y(1C,1M,1Bk)の給電装置30側の面には、ユニット装着方向Dと平行な平行面1aと、この平行面1aよりもユニット装着方向Dの下流側に配設されると共に、ユニット装着方向Dに対して傾斜する傾斜面1bとが設けられている。この傾斜面1bは、ユニット装着方向Dの上流側に向かって、給電装置30側へ接近するように傾斜している。また、平行面1aには、被給電部27が露出するように設けられている。
以上、本発明の他の実施形態の構成について説明したが、上記説明した部分以外の構成については、上述の実施形態と同様であるので説明を省略する。
次に、本発明の他の実施形態におけるプロセスユニットの装着動作について説明する。
図20に示すように、プロセスユニット1Y(1C,1M,1Bk)を下方へ挿入すると、ホルダ38及び端子311がユニット装着領域E側へ突出しているので、これらに対しプロセスユニット1Y(1C,1M,1Bk)が当接する。そして、プロセスユニット1Y(1C,1M,1Bk)を挿入するに伴って、図21に示すように、ホルダ38と端子311が、プロセスユニット1Y(1C,1M,1Bk)の傾斜面1bに沿って保持部材34側(図の左側)へ押し込まれる。そして、図22に示すように、プロセスユニット1Y(1C,1M,1Bk)を完全に装着すると、ホルダ38の平行面38fとプロセスユニット1Y(1C,1M,1Bk))の平行面1aとが当接すると共に、端子311が被給電部27に接触した状態となる。
ここで、本実施形態では、ホルダ38を付勢する第3コイルばね330の付勢力F1を、端子311を付勢する第2コイルばね310の付勢力F2よりも大きく設定している(図22参照)。その結果、図22に示すように、ホルダ38は、第3コイルばね330の大きい付勢力によって、プロセスユニット1Y(1C,1M,1Bk)に対して当接した状態で保持される。一方、端子311は、第2コイルばね310の付勢力が小さいため、ホルダ38の平行面38fから突出しないように収容された状態で保持される。
このように、本実施形態では、第3コイルばね330の付勢力F1を第2コイルばね310の付勢力F2よりも大きくしているので、プロセスユニット1Y(1C,1M,1Bk)の装着位置がその長手方向(図22の左右方向)にずれたとしても、やはりホルダ38はプロセスユニット1Y(1C,1M,1Bk)に当接した状態で保持される。よって、端子311も、プロセスユニット1Y(1C,1M,1Bk)の位置ずれが生じても、ホルダ38の平行面38fから突出しない状態で保持される。すなわち、プロセスユニット1Y(1C,1M,1Bk)を装着した状態では、その装着位置によらず、端子311を付勢する第2コイルばね310の圧縮量は常に一定となるので、被給電部27に対する端子311の接触圧が一定となる。これにより、本実施形態では、安定した給電を行うことができるようになっている。
図24は、本発明のさらに別の実施形態の構成を示す断面図である。
図24に示す実施形態では、プロセスユニット1Y(1C,1M,1Bk)を装着した状態で、ホルダ38のプロセスユニット1Y(1C,1M,1Bk)との対向面(平行面38f)に、突起部38hを設けている。これにより、本実施形態では、突起部38hがプロセスユニット1Y(1C,1M,1Bk)に対して当接するようになっている。
上述の実施形態では、図22に示すように、ホルダ38は、プロセスユニット1Y(1C,1M,1Bk)に対して平行面38f全体で当接するようになっている。これに対し、図24に示す実施形態では、突起部38hが当接することで当接面積が小さくなる。その結果、本実施形態によれば、プロセスユニット1Y(1C,1M,1Bk)を着脱する際の摺動抵抗が低減するので、操作性が向上する。
さらに、図24に示す実施形態では、プロセスユニット1Y(1C,1M,1Bk)のホルダ38との対向面(平行面1a)に、凸部1cを設けている。この凸部1cは、プロセスユニット1Y(1C,1M,1Bk)を装着した状態で、ホルダ38の平行面38fに対して対向又は当接するように突出している。
図25は、図24におけるZ−Z断面図である。
図25に示すように、プロセスユニット1Y(1C,1M,1Bk)を装着した状態で、凸部1cは、ホルダ38の突起部38hと協働して、端子311の先端部、すなわち端子311と被給電部27との接触部の周囲を囲むように構成されている。このように、凸部1cと突起部38hとで、端子311と被給電部27との接触部の周囲を囲むことで、端子311に粉塵等の異物が付着するのを抑制することができ、安定した給電を維持することが可能となる。
なお、凸部1cと突起部38hは、端子311と被給電部27との接触部の周囲を囲んだ状態で、互いに接触乃至密着していることが望ましいが、多少隙間があった場合でも、端子311への異物の付着を抑制することは可能である。また、凸部1cと突起部38hの形状は、図25に示すような直線状や直線を折り曲げた形状に限らず、円弧などの曲線状などであってもよい。
以上、本発明のさらに別の実施形態の構成について説明したが、上記説明した部分以外の構成については、上述の図19〜図23に示す実施形態と同様であるので説明を省略する。また、図示省略するが、凸部1cと突起部38hとで端子311を囲む構成は、図10に示すようなホルダ38が移動可能となっていない実施形態においても適用可能である。
図26は、保持部材34がファンとハーネスを保持するように構成した実施形態を示す図である。
この実施形態では、保持部材34の外面側に、ファン51を保持するためのファン保持部44と、プロセスユニット以外の電子部品へ給電するためのハーネス52を保持するハーネス保持部45とを設けている。このように、保持部材34がファン51とハーネス52とを保持できるよう構成することで、ファン51やハーネス52を保持する専用の部材を設けなくてもよくなり、省スペース化及び低コスト化を図れる。
以上のように、本発明では、接続部材33が保持部材34を貫通するように配設されているので、接続部材33をフレーム間に挟み込むように組み付けなくても、互いに反対側の面に保持されたユニット側接触部31と基板側接触部32とを接続することができる。これにより、組立性が向上し、組立作業を行いやすくなる。
また、上記実施形態では、プロセスユニットと電源基板に対して導通可能に接触する部分が、ユニット側接触部31と基板側接触部32との2つの接触部に分けられていることで、プロセスユニットの着脱に伴う電源基板への負荷変動が伝達されにくくなる。これにより、電源基板の破損を抑制することが可能となる。また、接触する部分が2つに分けられていることで、組立性も向上する。さらに、各接触部(ユニット側接触部31と基板側接触部32)の位置を、独立して設定することができるため、レイアウトの自由度が向上する。
また、上記実施形態では、ユニット側接触部31の付勢力が保持部材34によって受ける構成となっていることで、プロセスユニットの着脱に伴うユニット側接触部31の変位が少なくなり、付勢力が安定する。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。
上記実施形態では、本発明に係る給電装置をプロセスユニットに給電する場合を例に説明したが、これに限定されるものではない。例えば、潜像担持体上の潜像に現像剤を供給して現像する現像ユニットや、潜像担持体上の現像剤像を記録媒体又は中間転写体上に転写する転写ユニット、又は、中間転写体上に転写された現像剤像を記録媒体に転写する転写ユニットなどの被給電ユニットに対して給電を行う給電装置にも、本発明の構成を適用することが可能である。
また、本発明を適用する画像形成装置の作像方式は、上記のような電子写真方式に限らない。インクジェット方式等の任意の作像方式の装置にも本発明を適用可能である。また、画像形成装置としては、プリンタに限らず、複写機やファクシミリ、あるいはこれらの複合機であってもよい。
1Y,1C,1M,1Bk プロセスユニット(被給電ユニット)
1c 凸部
27 被給電部
30 給電装置
31 ユニット側接触部
32 基板側接触部
33 接続部材
34 保持部材
34a 外面(電源基板と対向する面)
34b 内面(被給電ユニットと対向する面)
36 ガイド部
37 保持部
38 ホルダ
38h 突起部
39 貫通孔
43 隔離部
44 ファン保持部
45 ハーネス保持部
51 ファン
52 ハーネス
60 電源基板
61 給電部
310 第2コイルばね(端子付勢部材)
311 端子
320 第1コイルばね
320a 座巻部
330 第3コイルばね(ホルダ付勢部材)
E ユニット装着領域
F1 第3コイルばねの付勢力
F2 第2コイルばねの付勢力
特許第4360141号公報

Claims (20)

  1. 被給電ユニットが有する被給電部と電源基板が有する給電部とを導通可能に接続する給電装置であって、
    前記被給電部に接触可能なユニット側接触部と、前記給電部に接触可能な基板側接触部と、前記ユニット側接触部と前記基板側接触部とを導通するように接続する接続部材と、前記ユニット側接触部と前記基板側接触部と前記接続部材とを保持する保持部材とを備え、
    前記ユニット側接触部を、前記保持部材の前記被給電ユニットと対向する面側に保持し、
    前記基板側接触部を、前記保持部材の前記電源基板と対向する面側に保持し、
    前記接続部材は、前記保持部材を貫通して前記ユニット側接触部と前記基板側接触部とを接続するように構成されたことを特徴とする給電装置。
  2. 前記ユニット側接触部を、前記被給電ユニット側へ弾発付勢する付勢部材で構成し、
    前記基板側接触部を、前記電源基板側へ弾発付勢する付勢部材で構成した請求項1に記載の給電装置。
  3. 前記基板側接触部端部もしくは前記ユニット側接触部端部のいずれかに前記接続部材を一体化して構成した請求項1又は2に記載の給電装置。
  4. 前記ユニット側接触部と前記基板側接触部とを、それぞれコイルばねで構成した請求項2又は3に記載の給電装置。
  5. 前記保持部材に、前記コイルばねで構成された基板側接触部を保持する筒状の保持部を設け、
    前記基板側接触部は、無圧縮状態で、一端部が前記保持部から突出すると共に、他端部が前記保持部内に挿入される位置に配設される座巻部を有する請求項4に記載の給電装置。
  6. 前記コイルばねで構成された基板側接触部の前記電源基板側の端部を、ピッグテール巻きに形成した請求項4又は5に記載の給電装置。
  7. 前記コイルばねで構成されたユニット側接触部の前記被給電ユニット側の端部に、前記被給電部と接触可能な金属製の端子を設けた請求項4から6のいずれか1項に記載の給電装置。
  8. 前記ユニット側接触部と前記基板側接触部と前記接続部材とを、それぞれ複数備え、
    前記保持部材に、前記複数の接続部材同士を隔離しつつ並設するためのガイド部を設けた請求項1から7のいずれか1項に記載の給電装置。
  9. 前記ガイド部を、直線状又は曲線状に形成した請求項8に記載の給電装置。
  10. 前記接続部材同士を互いに隔離しつつ交差するように配設した請求項1から9のいずれか1項に記載の給電装置。
  11. 前記接続部材同士が互いに交差するように配設される箇所において、前記保持部材に接続部材同士の接触を防止する隔離部を設けた請求項10に記載の給電装置。
  12. 前記被給電ユニットを、潜像担持体上の潜像に現像剤を供給して現像する現像ユニットとした請求項1から11のいずれか1項に記載の給電装置。
  13. 前記被給電ユニットを、潜像担持体上の現像剤像を記録媒体又は中間転写体上に転写する転写ユニットとした請求項1から11のいずれか1項に記載の給電装置。
  14. 前記被給電ユニットを、中間転写体上に転写された現像剤像を記録媒体に転写する転写ユニットとした請求項1から11のいずれか1項に記載の給電装置。
  15. 前記保持部材に、前記被給電ユニット以外の電子部品へ給電するためのハーネスを保持するハーネス保持部を設けた請求項1から14のいずれか1項に記載の給電装置。
  16. 前記保持部材に、ファンを保持するファン保持部を設けた請求項1から15のいずれか1項に記載の給電装置。
  17. 前記被給電ユニットに当接可能で、被給電ユニットが装着されるユニット装着領域に対して接近離間する方向に移動可能なホルダと、
    前記ホルダを前記ユニット装着領域側へ付勢するホルダ付勢部材とを備え、
    前記ホルダに対して独立して前記ユニット装着領域に対して接近離間する方向に移動可能であって、前記被給電部と接触可能な端子と、前記端子を前記ユニット装着領域側へ付勢する端子付勢部材とを、前記ホルダで保持し、
    前記ホルダ付勢部材の付勢力を、前記端子付勢部材の付勢力よりも大きくした請求項1から16のいずれか1項に記載の給電装置。
  18. 前記ホルダの前記被給電ユニットとの対向面に、被給電ユニットに当接可能な突起部を設けた請求項17に記載の給電装置。
  19. 請求項18に記載の給電装置を介して、電源基板が有する給電部と導通可能に接続される被給電部を有する被給電ユニットであって、
    前記突起部と協働して、前記端子と前記被給電部との接触部の周囲を囲む凸部を、前記ホルダとの対向面に設けたことを特徴とする被給電ユニット。
  20. 請求項1から18のいずれか1項に記載の給電装置、又は請求項19に記載の被給電ユニットを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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