JP2005049553A - 給電用面板及び画像形成装置 - Google Patents

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洋 石井
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一喜 鈴木
Yutaka Fukuchi
豊 福地
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Abstract

【課題】高圧電源の接続端子と被給電部材の接続端子との接続を視認が容易な位置で行い、接続端子の折れ曲がり等の不具合の発生の確認やその不具合の修理を容易に行えるようにする。
【解決手段】装置本体内に設けられた高圧電源51から装置本体内に設けられた被給電部材11へ給電する給電部材60が、装置本体の開口部を開閉する位置へ回動可能な給電用面板53内に収納されている。これにより、高圧電源51から被給電部材11へ給電する配線を装置本体内に設ける必要がなくなり、また、この給電用面板53を使用することによって高圧電源51の接続端子52と被給電部材11の接続端子68とを開口部側に配置することができるので、接続端子52,68の折れ曲がり等の不具合の発生の確認やその不具合の修理を速やかに行えるようになる。さらに、高圧電源51から被給電部材11への給電を安定して行える。
【選択図】 図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、給電用面板及び画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、装置本体の内部に高圧電源とその高圧電源から給電される被給電部材とを収納した電子機器、例えば、プリンタや複写機等の画像形成装置が知られている。
【0003】
このような画像形成装置では、装置本体の一面に開口部が形成され、その開口部から被給電部材を含む画像形成部を着脱するように構成されており、高圧電源から被給電部材へ給電するための配線は、装置本体内の奥側に配置されている場合が多い(例えば、特許文献1参照)。そして、開口部から被給電部材を含む画像形成部を装置本体内に装着することにより、装置本体内の奥側に配置された高圧電源の接続端子と被給電部材に設けられた接続端子とが弾発的に当接して接続され、高圧電源から被給電部材への給電が可能となる。
【0004】
【特許文献1】
特開平09−190083号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
高圧電源の接続端子と被給電部材の接続端子とは、開口部から離れた位置である装置本体の奥側で接続されるため、その接続が良好に行われているか否かの確認が困難であり、特に、装置本体内の奥側に位置する高圧電源の接続端子が折り曲がり等の不具合を発生している場合にその確認が難しい。
【0006】
また、高圧電源の接続端子の折曲がり等の不具合を確認できても、その不具合の修理のためには装置本体の奥側のカバーを外したりする手間がかかり、簡単に修理することができない。
【0007】
本発明の目的は、高圧電源の接続端子と被給電部材の接続端子との接続を視認が容易な位置で行い、接続端子の折れ曲がり等の不具合の発生の確認やその不具合の修理を容易に行えるようにすることである。
【0008】
本発明の別の目的は、高圧電源から被給電部材へ給電するための接点部分の接続を安定化することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明の給電用面板は、装置本体の一面に形成された開口部を閉止する閉止位置と前記開口部を開放する開放位置とに回動可能に前記装置本体に取り付けられるケース本体と、前記ケース本体内に収納され、このケース本体が閉止位置に位置するときに前記装置本体内に収納された高圧電源から前記装置本体内に収納された被給電部材に電力を供給する少なくとも1つの給電部材と、前記ケース本体内に収納され、前記給電部材を支持する絶縁プレートと、を具備し、前記給電部材は、軸心方向に摺動可能に設けられて先端部が前記被給電部材の接続端子に当接される第1の導電性ピンと、前記第1の導電性ピンに接続されてこの第1の導電性ピンを前記接続端子との当接方向に向けて付勢する第1の導電性スプリングと、軸心方向に摺動可能に設けられて先端部が前記高圧電源の接続端子に当接される第2の導電性ピンと、前記第2の導電性ピンに接続されてこの第2の導電性ピンを前記接続端子との当接方向に向けて付勢する第2の導電性スプリングと、前記第1の導電性スプリングの端部と前記第2の導電性スプリングの端部とに接続された導電板とを備えている。
【0010】
したがって、装置本体に給電用面板を取り付け、この給電用面板を装置本体の開口部を閉止する閉止位置へ回動させることにより、給電部材の一部である第1の導電性ピンが被給電部材の接続端子に当接され、及び、給電部材の一部である第2の導電性ピンが高圧電源の接続端子に当接され、高圧電源から被給電部材への給電を行える。高圧電源から被給電部材へ給電する給電部材が給電用面板のケース本体内に収納されているので、高圧電源から被給電部材へ給電する配線を装置本体内に設ける必要がなくなり、この給電用面板を使用することによって装置本体における給電のための配線構造が簡易化される。この給電用面板を使用することによって高圧電源の接続端子と被給電部材の接続端子とを開口部側に配置することができるので、接続端子の折れ曲がり等の不具合の発生の確認やその不具合の修理を速やかに行える。第1・第2の導電性ピンは、それぞれ第1・第2の導電性スプリングにより接続端子との当接方向に向けて付勢されているので、第1・第2の導電性ピンと接続端子との接続を確実に行える。第1・第2の導電性ピンが接続端子に当接されて第1・第2の導電性スプリングが圧縮されたとき、第1・第2の導電性スプリングの導電板に対する接触面積が広くなるので、その接続部分での電気抵抗が小さくなり、電力の有効利用が図られる。給電部材は絶縁プレートに支持されているので、複数の給電部材を配設した場合でも給電部材間の間隔を維持でき、給電部材間の漏電が防止される。給電部材の一部として導電板を用いたことにより、給電用面板の薄型化を図ることができる。給電用面板を閉止位置に回動させたときに、給電部材の第1・第2の導電性ピンが高圧電源及び被給電部材の接続用端子に当接して高圧電源から被給電部材への給電が可能となる構造であるので、給電用面板の交換を容易に行える。
【0011】
請求項2記載の発明の給電用面板は、装置本体の一面に形成された開口部を閉止する閉止位置と前記開口部を開放する開放位置とに回動可能に前記装置本体に取り付けられるケース本体と、前記ケース本体内に収納され、このケース本体が閉止位置に位置するときに前記装置本体内に収納された高圧電源から前記装置本体内に収納された被給電部材に電力を供給する少なくとも1つの給電部材と、前記ケース本体内に収納され、前記給電部材を支持する絶縁プレートと、を具備し、前記給電部材は、軸心方向に摺動可能に設けられて先端部が前記被給電部材の接続端子に当接される導電性ピンと、前記導電性ピンに接続されてこの導電性ピンを前記接続端子との当接方向に向けて付勢する導電性スプリングと、一端が前記導電性スプリングに接続されて他端が前記高圧電源の接続端子に固定される絶縁被覆電線とを備えている。
【0012】
したがって、装置本体に給電用面板を取り付け、この給電用面板を装置本体の開口部を閉止する閉止位置へ回動させることにより、給電部材の一部である導電性ピンが被給電部材の接続端子に当接され、及び、給電部材の一部である絶縁被覆電線が高圧電源の接続端子に固定されているので、高圧電源から被給電部材への給電を行える。高圧電源から被給電部材へ給電する給電部材が給電用面板のケース本体内に収納されているので、高圧電源から被給電部材へ給電する配線を装置本体内に設ける必要がなくなり、この給電用面板を使用することによって装置本体における給電のための配線構造が簡易化される。この給電用面板を使用することによって高圧電源の接続端子と被給電部材の接続端子とを開口部側に配置することができるので、接続端子の折れ曲がり等の不具合の発生の確認やその不具合の修理を速やかに行え、また、高圧電源の接続端子と絶縁被覆電線との固定作業を容易に行える。導電性ピンは導電性スプリングにより接続端子との当接方向に向けて付勢されているので、導電性ピンと接続端子との接続を確実に行える。絶縁被覆電線は高圧電源の接続端子に固定されるので、給電用面板を閉止位置と開放位置との間で回動を繰り返した場合でも絶縁被覆電線と高圧電源の接続端子との接続不良の発生が防止される。給電部材は絶縁プレートに支持されているので、複数の給電部材を配設した場合でも給電部材間の間隔を維持でき、給電部材間の漏電が防止される。さらに、給電部材の一部として絶縁被覆電線を用いたことにより、複数の給電部材を配設した場合に、各給電部材の一部である絶縁被覆電線が互いに接触してもその接触部分での漏電が防止され、複数の給電部材の配設が容易になる。
【0013】
請求項3記載の発明の給電用面板は、装置本体の一面に形成された開口部を閉止する閉止位置と前記開口部を開放する開放位置とに回動可能に前記装置本体に取り付けられるケース本体と、前記ケース本体内に収納され、このケース本体が閉止位置に位置するときに前記装置本体内に収納された高圧電源から前記装置本体内に収納された被給電部材に電力を供給する少なくとも1つの給電部材と、前記ケース本体内に収納され、前記給電部材を支持する絶縁プレートと、を具備し、前記給電部材は、軸心方向に摺動可能に設けられて先端部が前記被給電部材の接続端子に当接される導電性ピンと、前記導電性ピンに接続されてこの導電性ピンを前記接続端子との当接方向に向けて付勢する導電性スプリングと、前記導電性スプリングの端部が接続された導電板と、一端が前記導電板に接続されて他端が前記高圧電源の接続端子に固定される絶縁被覆電線とを備えている。
【0014】
したがって、装置本体に給電用面板を取り付け、この給電用面板を装置本体の開口部を閉止する閉止位置へ回動させることにより、給電部材の一部である導電性ピンが被給電部材の接続端子に当接され、及び、給電部材の一部である絶縁被覆電線が高圧電源の接続端子に固定されているので、高圧電源から被給電部材への給電を行える。高圧電源から被給電部材へ給電する給電部材が給電用面板のケース本体内に収納されているので、高圧電源から被給電部材へ給電する配線を装置本体内に設ける必要がなくなり、この給電用面板を使用することによって装置本体における給電のための配線構造が簡易化される。この給電用面板を使用することによって高圧電源の接続端子と被給電部材の接続端子とを開口部側に配置することができるので、接続端子の折れ曲がり等の不具合の発生の確認やその不具合の修理を速やかに行え、また、高圧電源の接続端子と絶縁被覆電線との固定作業を容易に行える。導電性ピンは導電性スプリングにより接続端子との当接方向に向けて付勢されているので、導電性ピンと接続端子との接続を確実に行える。絶縁被覆電線は高圧電源の接続端子に固定されるので、給電用面板を閉止位置と開放位置との間で回動を繰り返した場合でも絶縁被覆電線と高圧電源の接続端子との接続不良の発生が防止される。導電性ピンが接続端子に当接されて導電性スプリングが圧縮されたとき、導電性スプリングの導電板に対する接触面積が広くなるので、その接続部分での電気抵抗が小さくなり、電力の有効利用が図られる。給電部材は絶縁プレートに支持されているので、複数の給電部材を配設した場合でも給電部材間の間隔を維持でき、給電部材間の漏電が防止される。さらに、給電部材の一部として絶縁被覆電線を用いたことにより、複数の給電部材を設けた場合に、各給電部材の一部である絶縁被覆電線が互いに接触してもその接触部分での漏電が防止され、複数の給電部材の配設が容易になる。
【0015】
請求項4記載の発明の給電用面板は、装置本体の一面に形成された開口部を閉止する閉止位置と前記開口部を開放する開放位置とに回動可能に前記装置本体に取り付けられるケース本体と、前記ケース本体内に収納され、このケース本体が閉止位置に位置するときに前記装置本体内に収納された高圧電源から前記装置本体内に収納された被給電部材に電力を供給する少なくとも1つの給電部材と、前記ケース本体内に収納され、前記給電部材を支持する絶縁プレートと、を具備し、前記給電部材は、軸心方向に摺動可能に設けられて先端部が前記被給電部材の接続端子に当接される第1の導電性ピンと、前記第1の導電性ピンに接続されてこの第1の導電性ピンを前記接続端子との当接方向に向けて付勢する第1の導電性スプリングと、前記第1の導電性スプリングの端部に接続された第1の導電板と、軸心方向に摺動可能に設けられて先端部が前記高圧電源の接続端子に当接される第2の導電性ピンと、前記第2の導電性ピンに接続されてこの第2の導電性ピンを前記接続端子との当接方向に向けて付勢する第2の導電性スプリングと、前記第2の導電性スプリングの端部に接続された第2の導電板と、一端が前記第1の導電板に接続されて他端が前記第2の導電板に接続された絶縁被覆電線とを備えている。
【0016】
したがって、装置本体に給電用面板を取り付け、この給電用面板を装置本体の開口部を閉止する閉止位置へ回動させることにより、給電部材の一部である第1の導電性ピンが被給電部材の接続端子に当接され、及び、給電部材の一部である第2の導電性ピンが高圧電源の接続端子に当接され、高圧電源から被給電部材への給電を行える。高圧電源から被給電部材へ給電する給電部材が給電用面板のケース本体内に収納されているので、高圧電源から被給電部材へ給電する配線を装置本体内に設ける必要がなくなり、この給電用面板を使用することによって装置本体における給電のための配線構造が簡易化される。この給電用面板を使用することによって高圧電源の接続端子と被給電部材の接続端子とを開口部側に配置することができるので、接続端子の折れ曲がり等の不具合の発生の確認やその不具合の修理を速やかに行える。第1・第2の導電性ピンは、それぞれ第1・第2の導電性スプリングにより接続端子との当接方向に向けて付勢されているので、第1・第2の導電性ピンの接続端子への接続を確実に行える。第1・第2の導電性ピンが接続端子に当接されて第1・第2の導電性スプリングが圧縮されたとき、第1・第2の導電性スプリングの第1・第2の導電板に対する接触面積が広くなるので、その接続部分での電気抵抗が小さくなり、電力の有効利用が図られる。
給電部材は絶縁プレートに支持されているので、複数の給電部材を設けた場合でも給電部材間の間隔を維持でき、給電部材間の漏電が防止される。さらに、給電部材の一部として絶縁被覆電線を用いたことにより、複数の給電部材を配設した場合に、各給電部材の一部である絶縁被覆電線が互いに接触してもその接触部分での漏電が防止され、複数の給電部材の配設が容易になる。給電用面板を閉止位置に回動させたときに、給電部材の第1・第2の導電性ピンが高圧電源及び被給電部材の接続用端子に当接して高圧電源から被給電部材への給電が可能となる構造であるので、給電用面板の交換を容易に行える。
【0017】
請求項5記載の発明の給電用面板は、装置本体の一面に形成された開口部を閉止する閉止位置と前記開口部を開放する開放位置とに回動可能に前記装置本体に取り付けられるケース本体と、前記ケース本体内に収納され、このケース本体が閉止位置に位置するときに前記装置本体内に収納された高圧電源から前記装置本体内に収納された被給電部材に電力を供給する少なくとも1つの給電部材と、前記ケース本体内に収納され、前記給電部材を支持する絶縁プレートと、を具備し、前記給電部材は、軸心方向に摺動可能に設けられて先端部が前記被給電部材の接続端子に当接される第1の導電性ピンと、軸心方向に摺動可能に設けられて先端部が前記高圧電源の接続端子に当接される第2の導電性ピンと、前記第1の導電性ピンの後端部と前記第2の導電性ピンの後端部とに当接されてこれらの第1・第2の導電性ピンを前記接続端子との当接方向に向けて付勢する導電性付勢板とを備えている。
【0018】
したがって、装置本体に給電用面板を取り付け、この給電用面板を装置本体の開口部を閉止する閉止位置へ回動させることにより、給電部材の一部である第1の導電性ピンが被給電部材の接続端子に当接され、及び、給電部材の一部である第2の導電性ピンが高圧電源の接続端子に当接され、高圧電源から被給電部材への給電を行える。高圧電源から被給電部材へ給電する給電部材が給電用面板のケース本体内に収納されているので、高圧電源から被給電部材へ給電する配線を装置本体内に設ける必要がなくなり、この給電用面板を使用することによって装置本体における給電のための配線構造が簡易化される。この給電用面板を使用することによって高圧電源の接続端子と被給電部材の接続端子とを開口部側に配置することができるので、接続端子の折れ曲がり等の不具合の発生の確認やその不具合の修理を速やかに行える。第1・第2の導電性ピンは、それぞれ導電性付勢板により接続端子との当接方向に向けて付勢されているので、第1・第2の導電性ピンの接続端子への接続を確実に行える。この給電部材は導電性付勢板の付勢力によって第1・第2の導電性ピンを付勢しているので、給電部材を簡単な構造とすることができ、また、給電部材を構成する部品点数を少なくできるので各構成部品の接続箇所の数が少なくなるとともにその接続箇所での電気抵抗の発生が低減され、電力の有効利用が図られる。給電部材の一部として導電性付勢板を用いたことにより、給電用面板の薄型化を図ることができる。給電部材は絶縁プレートに支持されているので、複数の給電部材を配設した場合でも給電部材間の間隔を維持でき、給電部材間の漏電が防止される。給電用面板を閉止位置に回動させたときに、給電部材の第1・第2の導電性ピンが高圧電源及び被給電部材の接続用端子に当接して高圧電源から被給電部材への給電が可能となる構造であるので、給電用面板の交換を容易に行える。
【0019】
請求項6記載の発明の給電用面板は、装置本体の一面に形成された開口部を閉止する閉止位置と前記開口部を開放する開放位置とに回動可能に前記装置本体に取り付けられるケース本体と、前記ケース本体内に収納され、このケース本体が閉止位置に位置するときに前記装置本体内に収納された高圧電源から前記装置本体内に収納された被給電部材に電力を供給する少なくとも1つの給電部材と、前記ケース本体内に収納され、前記給電部材を支持する絶縁プレートと、を具備し、前記給電部材は、軸心方向に摺動可能に設けられて先端部が前記被給電部材の接続端子に当接される導電性ピンと、前記導電性ピンの後端部に当接されてこの導電性ピンを前記接続端子との当接方向に向けて付勢する導電性付勢板と、一端が前記導電性付勢板に接続されて他端が前記高圧電源の接続端子に固定される絶縁被覆電線とを備えている。
【0020】
したがって、装置本体に給電用面板を取り付け、この給電用面板を装置本体の開口部を閉止する閉止位置へ回動させることにより、給電部材の一部である導電性ピンが被給電部材の接続端子に当接され、及び、給電部材の一部である絶縁被覆電線が高圧電源の接続端子に固定されているので、高圧電源から被給電部材への給電を行える。高圧電源から被給電部材へ給電する給電部材が給電用面板のケース本体内に収納されているので、高圧電源から被給電部材へ給電する配線を装置本体内に設ける必要がなくなり、この給電用面板を使用することによって装置本体における給電のための配線構造が簡易化される。この給電用面板を使用することによって高圧電源の接続端子と被給電部材の接続端子とを開口部側に配置することができるので、接続端子の折れ曲がり等の不具合の発生の確認やその不具合の修理を速やかに行え、高圧電源の接続端子と絶縁被覆電線との固定作業を容易に行える。導電性ピンは、導電性付勢板により接続端子との当接方向に向けて付勢されているので、導電性ピンと接続端子との接続を確実に行える。この給電部材は導電性付勢板の付勢力によって導電性ピンを付勢しているので、給電部材を簡単な構造とすることができ、また、給電部材を構成する部品点数を少なくできるので各構成部品の接続箇所の数が少なくなるとともにその接続箇所での電気抵抗の発生が低減され、電力の有効利用が図られる。絶縁被覆電線は高圧電源の接続端子に固定されるので、給電用面板を閉止位置と開放位置との間で回動を繰り返した場合でも絶縁被覆電線と高圧電源の接続端子との接続不良の発生が防止される。給電部材は絶縁プレートに支持されているので、複数の給電部材を配設した場合でも給電部材間の間隔を維持でき、給電部材間の漏電が防止される。さらに、給電部材の一部として絶縁被覆電線を用いたことにより、複数の給電部材を設けた場合に、各給電部材の一部である絶縁被覆電線が互いに接触してもその接触部分での漏電が防止され、複数の給電部材の配設が容易になる。
【0021】
請求項7記載の発明の給電用面板は、装置本体の一面に形成された開口部を閉止する閉止位置と前記開口部を開放する開放位置とに回動可能に前記装置本体に取り付けられるケース本体と、前記ケース本体内に収納され、このケース本体が閉止位置に位置するときに前記装置本体内に収納された高圧電源から前記装置本体内に収納された被給電部材に電力を供給する少なくとも1つの給電部材と、前記ケース本体内に収納され、前記給電部材を支持する絶縁プレートと、を具備し、前記給電部材は、軸心方向に摺動可能に設けられて先端部が前記被給電部材の接続端子に当接される第1の導電性ピンと、前記第1の導電性ピンの後端部に当接されてこの第1の導電性ピンを前記接続端子との当接方向に向けて付勢する第1の導電性付勢板と、軸心方向に摺動可能に設けられて先端部が前記高圧電源の接続端子に当接される第2の導電性ピンと、前記第2の導電性ピンの後端部に当接されてこの第2の導電性ピンを前記接続端子との当接方向に向けて付勢する第2の導電性付勢板と、一端が前記第1の導電板に接続されて他端が前記第2の導電板に接続された絶縁被覆電線とを備えている。
【0022】
したがって、装置本体に給電用面板を取り付け、この給電用面板を装置本体の開口部を閉止する閉止位置へ回動させることにより、給電部材の一部である第1の導電性ピンが被給電部材の接続端子に当接され、及び、給電部材の一部である第2の導電性ピンが高圧電源の接続端子に当接され、高圧電源から被給電部材への給電を行える。高圧電源から被給電部材へ給電する給電部材が給電用面板のケース本体内に収納されているので、高圧電源から被給電部材へ給電する配線を装置本体内に設ける必要がなくなり、この給電用面板を使用することによって装置本体における給電のための配線構造が簡易化される。この給電用面板を使用することによって高圧電源の接続端子と被給電部材の接続端子とを開口部側に配置することができるので、接続端子の折れ曲がり等の不具合の発生の確認やその不具合の修理を速やかに行える。第1・第2の導電性ピンは、それぞれ導電性付勢板により接続端子との当接方向に向けて付勢されているので、第1・第2の導電性ピンの接続端子への接続を確実に行える。この給電部材は導電性付勢板の付勢力によって第1・第2の導電性ピンを付勢しているので、給電部材を簡単な構造とすることができる。給電部材は絶縁プレートに支持されているので、複数の給電部材を設けた場合でも給電部材間の間隔を維持でき、給電部材間の漏電が防止される。さらに、給電部材の一部として絶縁被覆電線を用いたことにより、複数の給電部材を配設した場合に、各給電部材の一部である絶縁被覆電線が互いに接触してもその接触部分での漏電が防止され、複数の給電部材の配設が容易になる。給電用面板を閉止位置に回動させたときに、給電部材の第1・第2の導電性ピンが高圧電源及び被給電部材の接続用端子に当接して高圧電源から被給電部材への給電が可能となる構造であるので、給電用面板の交換を容易に行える。
【0023】
請求項8記載の発明は、請求項1ないし7のいずれか一記載の給電用面板において、前記絶縁プレートは、前記給電部材を挟んだ二層構造である。
【0024】
したがって、給電部材の絶縁効果が高くなり、給電部材から周囲の部品への漏電が防止される。
【0025】
請求項9記載の発明は、請求項1ないし7のいずれか一記載の給電用面板において、前記絶縁プレートは、前記給電部材を挟んだ三層以上の構造である。
【0026】
したがって、給電部材の絶縁効果が高くなり、給電部材から周囲の部品への漏電が防止される。さらに、絶縁プレートの層の数を増やすことにより、給電用面板の本体ケース内に収納できる給電部材の数を増やすことが容易になる。
【0027】
請求項10記載の発明は、請求項1ないし7のいずれか一記載の給電用面板において、前記絶縁プレートの両面に前記給電部材が支持されている。
【0028】
したがって、絶縁プレートの周囲のスペースを有効に利用して給電部材を支持することができる。
【0029】
請求項11記載の発明は、請求項8又は9記載の給電用面板において、前記絶縁プレート同士がネジ結合されている。
【0030】
したがって、振動の伝わりや落下の衝撃により絶縁プレート同士の結合が外れることが防止される。
【0031】
請求項12記載の発明は、請求項8又は9記載の給電用面板において、前記絶縁プレート同士が、一つの前記絶縁プレートに形成されたフック部と他の前記絶縁プレートに形成された嵌合穴との嵌め合わせにより結合されている。
【0032】
したがって、絶縁プレート同士がフック部の撓み性で結合されるため、ネジなどの結合部材が不要となって安価な構造となる。
【0033】
請求項13記載の発明は、請求項1ないし7のいずれか一記載の給電用面板において、前記装置本体内に収納されている被位置決め部材を支持する位置決め板が前記ケース本体に取り付けられ、この位置決め板は、前記本体ケースを閉止位置に位置付けしたときに前記絶縁プレートより前記装置本体側となる位置に配置されている。
【0034】
したがって、給電用面板を用いて被位置決め部材を支持することができ、位置決め板により被位置決め部材を支持する位置が装置本体側の近くとなるため、被位置決め部材にモーメントが作用した場合でも被位置決め部材の位置ずれが抑制される。
【0035】
請求項14記載の発明は、請求項1ないし7のいずれか一記載の給電用面板において、前記装置本体内に収納されている被位置決め部材を支持する位置決め板が前記ケース本体に取り付けられ、この位置決め板は、前記本体ケースを閉止位置に位置付けしたときに前記絶縁プレートより前記装置本体から離反した側となる位置に配置されている。
【0036】
したがって、給電用面板を用いて被位置決め部材を支持することができ、被位置決め部材が位置決め板から離反して位置決め板と被位置決め部材との間に絶縁プレートに位置するので、位置決め板として鋼板などの金属板を使用した場合でも、この位置決め板と位置決め部材との間での空気放電による漏電防止を図ることができる。
【0037】
請求項15記載の発明は、請求項13又は14記載の給電用面板において、前記絶縁プレートと前記位置決め板とがネジ結合されている。
【0038】
したがって、振動の伝わりや落下の衝撃により絶縁プレートと位置決め板との結合が外れることが防止される。
【0039】
請求項16記載の発明は、請求項13又は14記載の給電用面板において、前記絶縁プレートと前記位置決め板とが、前記絶縁プレートと前記位置決め板とのいずれか一方に形成されたフック部と他方に形成された嵌合穴との嵌め合わせにより結合されている。
【0040】
したがって、絶縁プレートと位置決め板とがフック部の撓み性で結合されるため、ネジなどの結合部材が不要となって安価な構造となる。
【0041】
請求項17記載の発明は、請求項1ないし7のいずれか一記載の給電用面板において、前記絶縁プレートに、前記導電性ピンの外形寸法より0.01〜0.5mm大きい内径寸法のピン用ガイド筒が形成され、このピン用ガイド筒に前記導電性ピンが挿入されている。
【0042】
したがって、ピン用ガイド筒に挿入されて摺動する導電性ピンの摺動性が向上する。
【0043】
請求項18記載の発明は、請求項17記載の給電用面板において、前記ピン用ガイド筒における前記導電性ピンが挿入される側の内周側縁部にC面テーパが形成されている。
【0044】
したがって、ピン用ガイド筒への導電性ピンの挿入がスムーズに行われ、ピン用ガイド筒へ導電性ピンを挿入する組み立て時の作業性が向上する。
【0045】
請求項19記載の発明は、請求項17記載の給電用面板において、前記ピン用ガイド筒における前記導電性ピンが挿入される側の内周側縁部にR面が形成されている。
【0046】
したがって、ピン用ガイド筒への導電性ピンの挿入がスムーズに行われ、ピン用ガイド筒へ導電性ピンを挿入する組み立て時の作業性が向上する。また、ピン用ガイド筒へ導電性ピンを挿入する際に導電性ピンがピン用ガイド筒の縁部に衝突しても、その衝突が原因となってピン用ガイド筒の縁部や導電性ピンが削れることが防止される。
【0047】
請求項20記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板において、前記絶縁プレートに、前記導電性スプリングの外形寸法より0.01〜0.5mm大きい内径寸法のスプリング用ガイド筒が形成され、このスプリング用ガイド筒に前記導電性スプリングが挿入されている。
【0048】
したがって、スプリング用ガイド筒に挿入された導電性スプリングの支持が確実に行われる。
【0049】
請求項21記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板において、前記絶縁プレートに、前記導電性スプリングの外形寸法と同じ内径寸法のスプリング用ガイド筒が形成され、このスプリング用ガイド筒に前記導電性スプリングが挿入されている。
【0050】
したがって、スプリング用ガイド筒に挿入された導電性スプリングの支持が確実に行われ、さらに、スプリング用ガイド筒に挿入された導電性スプリングが軽くしまり嵌められるので、組み立て時の作業性が向上する。
【0051】
請求項22記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板において、前記絶縁プレートに、前記導電性スプリングの外形寸法より0.01〜0.5mm小さい内径寸法のスプリング用ガイド筒が形成され、このスプリング用ガイド筒に前記導電性スプリングが挿入されている。
【0052】
したがって、スプリング用ガイド筒に挿入された導電性スプリングの支持が確実に行われ、さらに、スプリング用ガイド筒に挿入された導電性スプリングが強固にしまり嵌められるので、組み立て時の作業性が向上する。
【0053】
請求項23記載の発明は、請求項20ないし22のいずれか一記載の給電用面板において、前記スプリング用ガイド筒における前記導電性スプリングが挿入される側の内周側縁部にC面テーパが形成されている。
【0054】
したがって、スプリング用ガイド筒への導電性スプリングの挿入がスムーズに行われ、スプリング用ガイド筒へ導電性スプリングを挿入する組み立て時の作業性が向上する。
【0055】
請求項24記載の発明は、請求項20ないし22のいずれか一記載の給電用面板において、前記スプリング用ガイド筒における前記導電性スプリングが挿入される側の内周側縁部にR面が形成されている。
【0056】
したがって、スプリング用ガイド筒への導電性スプリングの挿入がスムーズに行われ、スプリング用ガイド筒へ導電性スプリングを挿入する組み立て時の作業性が向上する。また、スプリング用ガイド筒へ導電性スプリングを挿入する際に導電性スプリングがスプリング用ガイド筒の縁部に衝突しても、その衝突が原因となってスプリング用ガイド筒の縁部や導電性スプリングが削れることが防止される。
【0057】
請求項25記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板において、前記絶縁プレートに前記導電性スプリングの内径寸法より小さい外形寸法の支持凸部が形成され、この支持凸部が前記導電性スプリングの内径部分に挿入されている。
【0058】
したがって、組み立て時において支持凸部が導電性スプリングのガイドとなるので、組み立て時の作業性が向上する。
【0059】
請求項26記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板において、前記絶縁プレートに前記導電性スプリングの内径寸法と同じ外形寸法の支持凸部が形成され、この支持凸部が前記導電性スプリングの内径部分に挿入されている。
【0060】
したがって、導電性スプリングは支持凸部に対して軽くしまり嵌められるので、組み立て時の作業性が向上する。
【0061】
請求項27記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板において、前記絶縁プレートに前記導電性スプリングの内径寸法より0.01〜0.5mm大きい外形寸法の支持凸部が形成され、この支持凸部が前記導電性スプリングの内径部分に挿入されている。
【0062】
したがって、導電性スプリングは支持凸部に対して強固にしまり嵌められるので、組み立て時の作業性が向上する。
【0063】
請求項28記載の発明は、請求項25ないし27のいずれか一記載の給電用面板において、前記支持凸部における前記導電性スプリングの内径部分への挿入側先端部の縁部にC面テーパが形成されている。
【0064】
したがって、導電性スプリングの内径部分への支持凸部の挿入がスムーズに行われ、導電性スプリングの内径部分へ支持凸部を挿入する際の作業性が向上する。
【0065】
請求項29記載の発明は、請求項25ないし27のいずれか一記載の給電用面板において、前記支持凸部における前記導電性スプリングの内径部分への挿入側先端部の縁部にR面が形成されている。
【0066】
したがって、導電性スプリングの内径部分への支持凸部の挿入がスムーズに行われ、導電性スプリングの内径部分へ支持凸部を挿入する際の作業性が向上する。また、導電性スプリングの内径部分へ支持凸部を挿入する際に支持凸部の縁部が導電性スプリングに衝突しても、その衝突が原因となって支持凸部の縁部や導電性スプリングが削れることが防止される。
【0067】
請求項30記載の発明は、請求項1,3,4,5,6又は7のいずれか一記載の給電用面板において、前記絶縁プレートに前記導電板の形状に合わせたガイドリブが形成され、このガイドリブ内に前記導電板が嵌め込まれている。
【0068】
したがって、導電板の周囲にガイドリブを形成することにより、絶縁プレートの表面を流れる電流の沿面距離を増大させることができ、それにより導電板とその導電板と隣合って位置する導電性部材との間での沿面電流による漏電が抑制される。
【0069】
請求項31記載の発明は、請求項30記載の給電用面板において、前記絶縁プレートに一つの前記導電板が嵌め込まれた前記ガイドリブと他の前記導電板が嵌め込まれた前記ガイドリブとの間に位置して一つ以上のリブが形成されている。
【0070】
したがって、隣合う導電板の間における絶縁プレートの表面を流れる電流の沿面距離がさらに増大し、隣合う導電板の間での沿面電流による漏電が抑制される。
【0071】
請求項32記載の発明は、請求項1,3,4,5,6又は7記載の給電用面板において、前記導電板に十字形スリットが形成され、前記絶縁プレートに凸部が形成され、前記凸部が前記十字形スリットの中央部に挿入されている。
【0072】
したがって、十字形スリットの縁部が凸部の外周部に食い込み、絶縁プレートへの導電板の固定を安価な構造で確実に行える。
【0073】
請求項33記載の発明は、請求項1,3,4,5,6又は7記載の給電用面板において、前記導電板にエの字形スリットが形成され、前記絶縁プレートに凸部が形成され、前記凸部が前記エの字形スリットの中央部に挿入されている。
【0074】
したがって、エの字形スリットの縁部が凸部の外周部に食い込み、絶縁プレートへの導電板の固定を安価な構造で確実に行える。
【0075】
請求項34記載の発明は、請求項1,3,4,5,6又は7記載の給電用面板において、前記導電板の幅方向の両側に突起が形成され、前記絶縁プレートにおける前記導電板の幅方向を挟む位置に少なくとも一対の凸部が形成され、前記突起が前記凸部間に圧入されている。
【0076】
したがって、突起が凸部の外周部に食い込み、絶縁プレートへの導電板の固定を安価な構造で確実に行える。
【0077】
請求項35記載の発明は、請求項1,3,4,5,6又は7記載の給電用面板において、前記導電板が前記絶縁プレートにネジ結合されている。
【0078】
したがって、絶縁プレートと導電板との固定を強固に行え、ネジを外すことにより必要に応じて導電板の交換等を容易に行える。
【0079】
請求項36記載の発明は、請求項32又は33記載の給電用面板において、前記凸部の先端部の縁部にC面テーパが形成されている。
【0080】
したがって、十字形スリットやエの字形スリットへの凸部の挿入や、凸部間への導電板の圧入を容易に行え、組み立て時の作業性が向上する。
【0081】
請求項37記載の発明は、請求項32又は33記載の給電用面板において、前記凸部の先端部の縁部にR面が形成されている。
【0082】
したがって、十字形スリットやエの字形スリットへの凸部の挿入や、凸部間への導電板の圧入を容易に行え、組み立て時の作業性が向上する。
【0083】
請求項38記載の発明は、請求項1ないし7のいずれか一記載の給電用面板において、前記絶縁プレートに前記導電性ピンが摺動可能に挿入されるガイド穴が形成され、前記導電性ピンに前記ガイド穴の内径寸法より大径の外形寸法を有するストッパ部が形成されている。
【0084】
したがって、導電性ピンをガイド穴に挿入したときにストッパ部がガイド穴の入り口側の縁部に当接するので、絶縁プレートからの導電性ピンの抜け落ちが防止される。
【0085】
請求項39記載の発明は、請求項1ないし7のいずれか一記載の給電用面板において、前記絶縁プレートに前記導電性ピンが摺動可能に挿入されるガイド穴が形成され、前記ガイド穴の内周面と前記導電性ピンの外周面との間に導電性グリスが塗布されている。
【0086】
したがって、導電性ピンの摺動性が向上し、及び、導電性ピンが接続端子に当接したときの導電性が良好に維持される。
【0087】
請求項40記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電性ピンにおける前記導電性スプリングにより付勢される側に前記導電性スプリングの内径寸法より小さい外形寸法の支持凸部が形成され、この支持凸部が前記導電性スプリングの内径部分に挿入されている。
【0088】
したがって、組み立て時において支持凸部が導電性スプリングのガイドとなるので、組み立て時の作業性が向上する。
【0089】
請求項41記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電性ピンにおける前記導電性スプリングにより付勢される側に前記導電性スプリングの内径寸法と同じ外形寸法の支持凸部が形成され、この支持凸部が前記導電性スプリングの内径部分に挿入されている。
【0090】
したがって、導電性スプリングが支持凸部に対して軽くしまり嵌められるので、組み立て時の作業性が向上する。
【0091】
請求項42記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電性ピンにおける前記導電性スプリングにより付勢される側に前記導電性スプリングの内径寸法より0.01〜0.5mm大きい外形寸法の支持凸部が形成され、この支持凸部が前記導電性スプリングの内径部分に挿入されている。
【0092】
したがって、導電性スプリングが支持凸部に対して強固にしまり嵌められるので、組み立て時の作業性が向上する。
【0093】
請求項43記載の発明は、請求項40ないし42のいずれか一記載の給電用面板において、前記支持凸部における前記導電性スプリングの内径部分への挿入側先端部の縁部にC面テーパが形成されている。
【0094】
したがって、導電性スプリングの内径部分への支持凸部の挿入を容易に行え、組み立て時の作業性が向上する。
【0095】
請求項44記載の発明は、請求項40ないし42のいずれか一記載の給電用面板において、前記支持凸部における前記導電性スプリングの内径部分への挿入側先端部の縁部にR面が形成されている。
【0096】
したがって、導電性スプリングの内径部分への支持凸部の挿入を容易に行え、組み立て時の作業性が向上する。
【0097】
請求項45記載の発明は、請求項40ないし44のいずれか一記載の給電用面板において、前記支持凸部と前記導電性スプリングとの間に導電性グリスが塗布されている。
【0098】
したがって、導電性ピンと導電性スプリングとの間の導電性が向上する。
【0099】
請求項46記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電性ピンは鋼棒から形成され、前記導電性スプリングはピアノ線又は鋼線から形成されている。
【0100】
したがって、これらの導電性ピンと導電性スプリングとを備えた給電部材は導電性に優れており、この給電部材を用いて行われる給電性能が向上する。
【0101】
請求項47記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電性ピンは銅棒から形成され、前記導電性スプリングはピアノ線又は鋼線から形成されている。
【0102】
したがって、これらの導電性ピンと導電性スプリングとを備えた給電部材は導電性に優れており、この給電部材を用いて行われる給電性能が向上する。
【0103】
請求項48記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電性ピンと前記導電性スプリングとのいずれか一方の表面にニッケルの皮膜が形成されている。
【0104】
したがって、導電性ピンと導電性スプリングとのいずれか一方の表面にニッケルの皮膜が形成されているので、導電性ピンと導電性スプリングとの間の合成化学電位が下がり、腐食が防止される。
【0105】
請求項49記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電性ピンと前記導電性スプリングとの両方の表面にニッケルの皮膜が形成されている。
【0106】
したがって、導電性ピンと導電性スプリングとの両方の表面にニッケルの皮膜が形成されているので、導電性ピンと導電性スプリングとの間の合成化学電位が同電位となり、腐食が防止される。また、ニッケルの皮膜が形成された導電性ピンと導電性スプリングとは共に傷付きが発生しにくくなる。
【0107】
請求項50記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電性ピンと前記導電性スプリングとのいずれか一方の表面に銅の皮膜が形成され、その上にニッケルの皮膜が形成されている。
【0108】
したがって、導電性ピン又は導電性スプリングのいずれか一方の表面にニッケルの皮膜が形成されているため、導電性ピンと導電性スプリングとの間の合成化学電位が下がり、腐食が防止される。また、ニッケルの皮膜が剥がれてもその下に銅の皮膜が形成されているので、腐食に対する耐久性が高くなり、しかも、銅自体の電気抵抗が低いために導電性が良好に維持される。
【0109】
請求項51記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電性ピンと前記導電性スプリングとの両方の表面に銅の皮膜が形成され、その上にニッケルの皮膜が形成されている。
【0110】
したがって、導電性ピンと導電性スプリングとの両方の表面にニッケルの皮膜が形成されているので、導電性ピンと導電性スプリングとの間の合成化学電位が同電位になり、腐食が防止される。また、ニッケルの皮膜が剥がれてもその下に銅の皮膜が形成されているので、腐食に対する耐久性が高くなり、しかも、銅自体の電気抵抗が低いために導電性が良好に維持される。
【0111】
請求項52記載の発明は、請求項5ないし7のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電性付勢板に当接される前記導電性ピンの後端部端面が平面形状に形成され、前記導電性付勢板における前記導電性ピンの後端部端面が当接される面が平面形状に形成されている。
【0112】
したがって、導電性ピンと導電性付勢板とが面接触するため、接触面積が大きくなってその接触部分での電気抵抗が小さくなり、効率の良い給電を行える。
【0113】
請求項53記載の発明は、請求項5ないし7のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電性付勢板に当接される前記導電性ピンの後端部端面が平面形状に形成され、前記導電性付勢板における前記導電性ピンの後端部端面が当接される面が凸状の円弧形状に形成されている。
【0114】
したがって、導電性ピンが導電性付勢板の円弧形状の面に対する放射方向で位置ずれした場合でも、導電性ピンの平面形状部分と導電性付勢板の円弧形状面との接触状態が一定に維持され、安定した給電を行える。
【0115】
請求項54記載の発明は、請求項5ないし7のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電性付勢板に当接される前記導電性ピンの後端部端面が平面形状に形成され、前記導電性付勢板における前記導電性ピンの後端部端面に当接する部分に半球状凸部が形成されている。
【0116】
したがって、導電性ピンが導電性付勢板に対してどの方向で位置ずれした場合でも、導電性ピンの平面形状部分と導電性付勢板の半球状凸部との接触状態が一定に維持され、安定した給電を行える。
【0117】
請求項55記載の発明は、請求項5ないし7のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電性付勢板に当接される前記導電性ピンの後端部端面に半球状凸部が形成され、前記導電性付勢板における前記導電性ピンの前記半球状凸部が当接される面が平面形状に形成されている。
【0118】
したがって、導電性ピンが導電性付勢板に対してどの方向で位置ずれした場合でも、導電性ピンの半球状凸部と導電性付勢板の平面形状部分との接触状態が一定に維持され、安定した給電を行える。
【0119】
請求項56記載の発明は、請求項5ないし7のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電性ピンの後端部と前記導電性付勢板との当接部に導電性グリスが塗布されている。
【0120】
したがって、導電性ピンと導電性付勢板との間の導電性が向上する。
【0121】
請求項57記載の発明は、請求項5ないし7のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電性ピンは鋼棒から形成され、前記導電性付勢板は鋼板から形成されている。
【0122】
したがって、これらの導電性ピンと導電性付勢板とを備えた給電部材は導電性に優れており、この給電部材を用いて行われる給電性能が向上する。
【0123】
請求項58記載の発明は、請求項5ないし7のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電性ピンは鋼棒から形成され、前記導電性付勢板は銅板から形成されている。
【0124】
したがって、これらの導電性ピンと導電性付勢板とを備えた給電部材は導電性に優れており、この給電部材を用いて行われる給電性能が向上する。
【0125】
請求項59記載の発明は、請求項5ないし7のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電性ピンは銅棒から形成され、前記導電性付勢板は鋼板から形成されている。
【0126】
したがって、これらの導電性ピンと導電性付勢板とを備えた給電部材は導電性に優れており、この給電部材を用いて行われる給電性能が向上する。
【0127】
請求項60記載の発明は、請求項5ないし7のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電性ピンは銅棒から形成され、前記導電性付勢板は銅板から形成されている。
【0128】
したがって、これらの導電性ピンと導電性付勢板とを備えた給電部材は導電性に優れており、この給電部材を用いて行われる給電性能が向上する。
【0129】
請求項61記載の発明は、請求項5ないし7のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電性ピンと前記導電性付勢板とのいずれか一方の表面にニッケルの皮膜が形成されている。
【0130】
したがって、導電性ピンと導電性付勢板とのいずれか一方の表面にニッケルの皮膜が形成されているので、導電性ピンと導電性付勢板との間の合成化学電位が下がり、腐食が防止される。
【0131】
請求項62記載の発明は、請求項5ないし7のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電性ピンと前記導電性付勢板との両方の表面にニッケルの皮膜が形成されている。
【0132】
したがって、導電性ピンと導電性付勢板との両方の表面にニッケルの皮膜が形成されているので、導電性ピンと導電性付勢板との間の合成化学電位が同電位となり、腐食が防止される。また、ニッケルの皮膜が形成された導電性ピンと導電性付勢板とは共に傷付きが発生しにくくなる。
【0133】
請求項63記載の発明は、請求項5ないし7のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電性ピンと前記導電性付勢板とのいずれか一方の表面に銅の皮膜が形成され、その上にニッケルの皮膜が形成されている。
【0134】
したがって、導電性ピン又は導電性付勢板のいずれか一方の表面にニッケルの皮膜が形成されているため、導電性ピンと導電性付勢板との間の合成化学電位が下がり、腐食が防止される。また、ニッケルの皮膜が剥がれてもその下に銅の皮膜が形成されているので、腐食に対する耐久性が高くなり、しかも、銅自体の電気抵抗が低いために導電性が良好に維持される。
【0135】
請求項64記載の発明は、請求項5ないし7のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電性ピンと前記導電性付勢板との両方の表面に銅の皮膜が形成され、その上にニッケルの皮膜が形成されている。
【0136】
したがって、導電性ピンと導電性付勢板との両方の表面にニッケルの皮膜が形成されているので、導電性ピンと導電性スプリングとの間の合成化学電位が同電位になり、腐食が防止される。また、ニッケル層が剥がれてもその下に銅層が形成されているので、腐食に対する耐久性が高くなり、しかも、銅自体の電気抵抗が低いために導電性が良好に維持される。
【0137】
請求項65記載の発明は、請求項1ないし7のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電性ピンは、切削加工により形成されている。
【0138】
したがって、導電性ピンの形状の自由度が高くなり、また、導電性の高い金属を使用して導電性ピンを形成することが容易になる。
【0139】
請求項66記載の発明は、請求項1ないし7のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電性ピンは、ヘッダ加工により形成されている。
【0140】
したがって、導電性の高い金属材料の分子結合を切断することなく導電性ピンを形成することができ、形成された導電性ピンの導電性能が高くなる。
【0141】
請求項67記載の発明は、請求項1ないし7のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電性ピンは、転造により形成されている。
【0142】
したがって、導電性の高い金属材料の分子結合を切断することなく導電性ピンを形成することができ、形成された導電性ピンの導電性能が高くなる。
【0143】
請求項68記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電板に切曲げ片が形成され、この切曲げ片により前記導電性スプリングの線材部分が挟持されている。
【0144】
ここで、本発明及び以下の発明において、切曲げ片とは、導電板にコの字形状等の切れ込みを入れた切り込み片を形成し、その切り込み片を折り曲げることにより形成した部材である。
【0145】
したがって、導電性スプリングが導電板に固定されるので、組み立て時の作業性が向上し、導電板と導電性スプリングとの接触が確実に維持される。
【0146】
請求項69記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電板に切曲げ片が形成され、この切曲げ片が前記導電性スプリングの内径部分に圧入されている。
【0147】
したがって、導電性スプリングが導電板に固定されるので、組み立て時の作業性が向上し、導電板と導電性スプリングとの接触が確実に維持される。また、切曲げ片を用いた導電性スプリングと導電板との固定は、切曲げ片を導電性スプリングの内径部分に押し込むだけでよく、容易に行える。
【0148】
請求項70記載の発明は、請求項69記載の給電用面板において、前記切曲げ片の先端部にC面テーパが形成されている。
【0149】
したがって、切曲げ片を導電性スプリングの内径部分に圧入するときC面テーパがガイドになるので、圧入作業を容易に行える。
【0150】
請求項71記載の発明は、請求項69記載の給電用面板において、前記切曲げ片の先端部にR面が形成されている。
【0151】
したがって、切曲げ片を導電性スプリングの内径部分に圧入するときR面がガイドになるので、圧入作業を容易に行える。
【0152】
請求項72記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電板と前記導電性スプリングとの接触部分に導電性グリスが塗布されている。
【0153】
したがって、導電板と導電性スプリングとの間の導電性が向上する。
【0154】
請求項73記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電板は鋼板から形成され、前記導電性スプリングはピアノ線又は鋼線から形成されている。
【0155】
したがって、これらの導電板と導電性スプリングとを備えた給電部材は導電性に優れており、この給電部材を用いて行われる給電性能が向上する。
【0156】
請求項74記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電板は銅板から形成され、前記導電性スプリングはピアノ線又は鋼線から形成されている。
【0157】
したがって、これらの導電板と導電性スプリングとを備えた給電部材は導電性に優れており、この給電部材を用いて行われる給電性能が向上する。
【0158】
請求項75記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電板と前記導電性スプリングとのいずれか一方の表面にニッケルの皮膜が形成されている。
【0159】
したがって、導電板と導電性スプリングとのいずれか一方の表面にニッケルの皮膜が形成されているので、導電板と導電性スプリングとの間の合成化学電位が下がり、腐食が防止される。
【0160】
請求項76記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電板と前記導電性スプリングとの両方の表面にニッケルの皮膜が形成されている。
【0161】
したがって、導電板と導電性スプリングとの両方の表面にニッケルの皮膜が形成されているので、導電板と導電性スプリングとの間の合成化学電位が同電位となり、腐食が防止される。また、ニッケルの皮膜が形成された導電板と導電性スプリングとは共に傷付きが発生しにくくなる。
【0162】
請求項77記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電板と前記導電性スプリングとのいずれか一方の表面に銅の皮膜が形成され、その上にニッケルの皮膜が形成されている。
【0163】
したがって、導電板又は導電性スプリングのいずれか一方の表面にニッケルの皮膜が形成されているため、導電板と導電性スプリングとの間の合成化学電位が下がり、腐食が防止される。また、ニッケルの皮膜が剥がれてもその下に銅の皮膜が形成されているので、腐食に対する耐久性が高くなり、しかも、銅自体の電気抵抗が低いために導電性が良好に維持される。
【0164】
請求項78記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電板と前記導電性スプリングとの両方の表面に銅の皮膜が形成され、その上にニッケルの皮膜が形成されている。
【0165】
したがって、導電板と導電性スプリングとの両方の表面にニッケルの皮膜が形成されているので、導電板と導電性スプリングとの間の合成化学電位が同電位になり、腐食が防止される。また、ニッケルの皮膜が剥がれてもその下に銅の皮膜が形成されているので、腐食に対する耐久性が高くなり、しかも、銅自体の電気抵抗が低いために導電性が良好に維持される。
【0166】
請求項79記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電性ピンが複数設けられ、前記導電性ピンを付勢する前記導電性スプリングが複数設けられ、複数の前記導電性スプリングの圧力が0.5〜1.5Nに設定されている。
【0167】
ここで、導電性ピンが複数設けられ、各導電性ピンがそれぞれ導電性スプリングで付勢される場合、各導電性スプリングの圧力が大きく、かつ、その圧力にバラツキがあると、装置本体に取り付けた給電用面板を閉止位置に回動させて導電性ピンを装置本体内の接続端子に当接させたとき、給電部材を支持する絶縁プレートに対して圧力が大きい導電性スプリングから大きな反力が作用し、その反力によって絶縁プレートには装置本体から離反する方向へ部分的な歪みが発生する。このような歪みが発生すると、その歪みが発生した箇所の周囲に位置する他の導電性ピンが接続端子に対して接続不良になり易い。
【0168】
したがって、各導電性スプリングの圧力を0.5〜1.5Nと小さな値に設定することにより、導電性スプリングからの反力による絶縁プレートの歪みが発生しなくなり、接続端子への全ての導電性ピンの接続状態が安定する。
【0169】
請求項80記載の発明は、請求項5ないし7のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電性ピンが複数設けられ、前記導電性ピンを付勢する前記導電性付勢板が複数設けられ、前記導電性付勢板の圧力が0.5〜1.5Nに設定されている。
【0170】
ここで、導電性ピンが複数設けられ、各導電性ピンがそれぞれ導電性付勢板で付勢される場合、各導電性付勢板の圧力が大きく、かつ、その圧力にバラツキがあると、装置本体に取り付けた給電用面板を閉止位置に回動させて導電性ピンを装置本体内の接続端子に当接させたとき、給電部材を支持する絶縁プレートに対して圧力が大きい導電性付勢板から大きな反力が作用し、その反力によって絶縁プレートには装置本体から離反する方向へ部分的な歪みが発生する。このような歪みが発生すると、その歪みが発生した箇所の周囲に位置する他の導電性ピンが接続端子に対して接続不良になり易い。
【0171】
したがって、各導電性付勢板の圧力を0.5〜1.5Nと小さな値に設定することにより、導電性付勢板からの反力による絶縁プレートの歪みが発生しなくなり、接続端子への全ての導電性ピンの接続状態が安定する。
【0172】
請求項81記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電性ピンが複数設けられ、前記導電性ピンを付勢する前記導電性スプリングが複数設けられ、複数の前記導電性スプリングの圧力が全て同じ値に設定されている。
【0173】
ここで、導電性ピンが複数設けられ、各導電性ピンがそれぞれ導電性スプリングで付勢される場合、各導電性スプリングの圧力が大きく、かつ、その圧力にバラツキがあると、装置本体に取り付けた給電用面板を閉止位置に回動させて導電性ピンを装置本体内の接続端子に当接させたとき、給電部材を支持する絶縁プレートに対して圧力が大きい導電性スプリングから大きな反力が作用し、その反力によって絶縁プレートには装置本体から離反する方向へ部分的な歪みが発生する。このような歪みが発生すると、その歪みが発生した箇所の周囲に位置する他の導電性ピンが接続端子に対して接続不良になり易い。
【0174】
したがって、各導電性スプリングの圧力を同じ値に設定することにより、各導電性スプリングの圧力が大きい場合であっても導電性スプリングからの反力による絶縁プレートの歪みが発生しなくなり、接続端子への全ての導電性ピンの接続状態が安定する。
【0175】
請求項82記載の発明は、請求項5ないし7のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電性ピンが複数設けられ、前記導電性ピンを付勢する前記導電性付勢板が複数設けられ、複数の前記導電性付勢板の圧力が全て同じ値に設定されている。
【0176】
ここで、導電性ピンが複数設けられ、各導電性ピンがそれぞれ導電性付勢板で付勢される場合、各導電性付勢板の圧力が大きく、かつ、その圧力にバラツキがあると、装置本体に取り付けた給電用面板を閉止位置に回動させて導電性ピンを装置本体内の接続端子に当接させたとき、給電部材を支持する絶縁プレートに対して圧力が大きい導電性付勢板から大きな反力が作用し、その反力によって絶縁プレートには装置本体から離反する方向へ部分的な歪みが発生する。このような歪みが発生すると、その歪みが発生した箇所の周囲に位置する他の導電性ピンが接続端子に対して接続不良になり易い。
【0177】
したがって、各導電性付勢板の圧力を同じ値に設定することにより、各導電性スプリングの圧力が大きい場合であっても導電性付勢板からの反力による絶縁プレートの歪みが発生しなくなり、接続端子への全ての導電性ピンの接続状態が安定する。
【0178】
請求項83記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電性ピンが複数設けられ、前記導電性ピンを付勢する前記導電性スプリングが複数設けられ、少なくとも一つの前記導電性スプリングの圧力が他の前記導電性スプリングの圧力より大きく設定され、この圧力が大きい前記導電性スプリングの近傍に前記絶縁プレートの歪みを阻止する歪み阻止部材が設けられている。
【0179】
ここで、導電性ピンが複数設けられ、各導電性ピンがそれぞれ導電性スプリングで付勢される場合、各導電性スプリングの圧力が大きく、かつ、その圧力にバラツキがあると、装置本体に取り付けた給電用面板を閉止位置に回動させて導電性ピンを装置本体内の接続端子に当接させたとき、給電部材を支持する絶縁プレートに対して圧力が大きい導電性スプリングから大きな反力が作用し、その反力によって絶縁プレートには装置本体から離反する方向へ部分的な歪みが発生する。このような歪みが発生すると、その歪みが発生した箇所の周囲に位置する他の導電性ピンが接続端子に対して接続不良になり易い。しかし、或る導電性ピンを他の導電性ピンより大きな圧力で付勢する必要が生じる場合もある。
【0180】
したがって、圧力が高い導電性スプリングの近傍に絶縁プレートの歪みを阻止する歪み阻止部材を設けることにより、圧力が他の導電性スプリングより大きい導電性スプリングを使用した場合でもその導電性スプリングの周囲での絶縁プレートの歪みの発生が抑制され、接続端子への全ての導電性ピンの接続状態が安定する。
【0181】
請求項84記載の発明は、請求項5ないし7のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電性ピンが複数設けられ、前記導電性ピンを付勢する前記導電性付勢板が複数設けられ、少なくとも一つの前記導電性付勢板の圧力が他の前記導電性付勢板の圧力より大きく設定され、この圧力が大きい前記導電性付勢板の近傍に前記絶縁プレートの歪みを阻止する歪み阻止部材が設けられている。
【0182】
ここで、導電性ピンが複数設けられ、各導電性ピンがそれぞれ導電性付勢板で付勢される場合、各導電性付勢板の圧力が大きく、かつ、その圧力にバラツキがあると、装置本体に取り付けた給電用面板を閉止位置に回動させて導電性ピンを装置本体内の接続端子に当接させたとき、給電部材を支持する絶縁プレートに対して圧力が大きい導電性付勢板から大きな反力が作用し、その反力によって絶縁プレートには装置本体から離反する方向へ部分的な歪みが発生する。このような歪みが発生すると、その歪みが発生した箇所の周囲に位置する他の導電性ピンが接続端子に対して接続不良になり易い。しかし、或る導電性ピンを他の導電性ピンより大きな圧力で付勢する必要が生じる場合もある。
【0183】
したがって、圧力が高い導電性付勢板の近傍に絶縁プレートの歪みを阻止する歪み阻止部材を設けることにより、圧力が他の導電性付勢板より大きい導電性付勢板を使用した場合でもその導電性付勢板の周囲での絶縁プレートの歪みの発生が抑制され、接続端子への全ての導電性ピンの接続状態が安定する。
【0184】
請求項85記載の発明の画像形成装置は、一面に開口部が形成された装置本体と、前記装置本体内に収納された高圧電源と、前記装置本体内に収納されて前記高圧電源からの電力を供給される被給電部材を含む画像形成部と、請求項1ないし84のいずれか一記載の給電用面板と、を具備する。
【0185】
したがって、この画像形成装置によれば、請求項1ないし84のいずれか一記載の給電用面板を備えているので、この給電用面板内に収納された給電部材を介して高圧電源から被給電部材へ給電することができる。このため、この画像形成装置では、高圧電源から被給電部材へ給電する配線を装置本体内に設ける必要がなくなり、装置本体における給電のための配線構造が簡易化される。また、高圧電源の接続端子と被給電部材の接続端子とを開口部側に配置することができるので、接続端子の折れ曲がり等の不具合の発生の確認やその不具合の修理を速やかに行える。
【0186】
請求項86記載の発明は、請求項85記載の画像形成装置において、前記導電性ピンの突出側先端部が平面形状に形成され、前記被給電部材と前記高圧電源との少なくとも一方に接続端子が設けられ、前記導電性ピンの先端部が当接される前記接続端子の当接部分が平面形状に形成されている。
【0187】
したがって、導電性ピンと接続端子とが面接触するため、接触面積が大きくなってその接触部分での電気抵抗が小さくなり、効率の良い給電を行える。
【0188】
請求項87記載の発明は、請求項85記載の画像形成装置において、前記導電性ピンの突出側先端部が平面形状に形成され、前記被給電部材と前記高圧電源との少なくとも一方に接続端子が設けられ、前記導電性ピンの先端部が当接される前記接続端子の当接部分が凸状の円弧形状に形成されている。
【0189】
したがって、導電性ピンが接続端子の当接部分の円弧形状の放射方向に位置ずれした場合でも、導電性ピンの平面形状部分と接続端子の円弧形状面との接触状態が一定に維持され、安定した給電を行える。
【0190】
請求項88記載の発明は、請求項85記載の画像形成装置において、前記導電性ピンの突出側先端部が平面形状に形成され、前記被給電部材と前記高圧電源との少なくとも一方に接続端子が設けられ、前記導電性ピンの先端部が当接される前記接続端子の当接部分に半球状凸部が形成されている。
【0191】
したがって、導電性ピンが接続端子に対してどの方向で位置ずれした場合でも、導電性ピンの平面形状部分と接続端子の半球状凸部との接触状態が一定に維持され、安定した給電を行える。
【0192】
請求項89記載の発明は、請求項85記載の画像形成装置において、前記導電性ピンの突出側先端部が平面形状に形成され、前記被給電部材と前記高圧電源との少なくとも一方に接続端子が設けられ、前記接続端子は前記導電性ピンの突出側先端部が当接される第1の平面部と前記導電性ピンの外周面が当接される第2の平面部とを有するL字形状に形成されている。
【0193】
したがって、導電性ピンと接続端子との接触箇所が2点になるとともに接触面積が増大するので、導電性ピンとの接続端子との接触部分での電気抵抗が低減され、効率の良い給電を行える。
【0194】
請求項90記載の発明は、請求項85記載の画像形成装置において、前記導電性ピンの突出側先端部が半球状に形成され、前記被給電部材と前記高圧電源との少なくとも一方に接続端子が設けられ、前記導電性ピンの先端部が当接される前記接続端子の当接部分が平面形状に形成されている。
【0195】
したがって、導電性ピンが接続端子に対してどの方向で位置ずれした場合でも、導電性ピンの半球状の部分は接続端子の平面形状部分との接触状態が一定に維持され、安定した給電を行える。
【0196】
請求項91記載の発明は、請求項85記載の画像形成装置において、前記導電性ピンの突出側先端部が半球状に形成され、前記被給電部材と前記高圧電源との少なくとも一方に接続端子が設けられ、前記導電性ピンの先端部が当接される前記接続端子の当接部分に前記導電性ピンの半球状部分が入り込む大きさの円錐形状凹部が形成されている。
【0197】
したがって、導電性ピンの半球状の部分が接続端子の円錐形状凹部に入り込むことにより導電性ピンと接続端子とが確実に接触し、安定した給電を行える。
【0198】
請求項92記載の発明は、請求項86ないし91のいずれか一記載の画像形成装置において、前記導電性ピンと前記接続端子との間に導電性グリスが塗布されている。
【0199】
したがって、導電性ピンと接続端子との間の導電性が向上する。
【0200】
請求項93記載の発明は、請求項86ないし92のいずれか一記載の画像形成装置において、前記導電性ピンは鋼棒から形成され、前記接続端子は鋼材から形成されている。
【0201】
したがって、導電性ピンと接続端子との間の導電性が向上する。
【0202】
請求項94記載の発明は、請求項86ないし92のいずれか一記載の画像形成装置において、前記導電性ピンは鋼棒から形成され、前記接続端子は銅材から形成されている。
【0203】
したがって、導電性ピンと接続端子との間の導電性が向上する。
【0204】
請求項95記載の発明は、請求項86ないし92のいずれか一記載の画像形成装置において、前記導電性ピンは銅棒から形成され、前記接続端子は鋼材から形成されている。
【0205】
したがって、導電性ピンと接続端子との間の導電性が向上する。
【0206】
請求項96記載の発明は、請求項86ないし92のいずれか一記載の画像形成装置において、前記導電性ピンは銅棒から形成され、前記接続端子は銅材から形成されている。
【0207】
したがって、導電性ピンと接続端子との間の導電性が向上する。
【0208】
請求項97記載の発明は、請求項86ないし96のいずれか一記載の画像形成装置において、前記導電性ピンと前記接続端子とのいずれか一方の表面にニッケルの皮膜が形成されている。
【0209】
したがって、導電性ピンと接続端子とのいずれか一方の表面にニッケルの皮膜が形成されているので、導電性ピンと接続端子との間の合成化学電位が下がり、腐食が防止される。
【0210】
請求項98記載の発明は、請求項86ないし96のいずれか一記載の画像形成装置において、前記導電性ピンと前記接続端子との両方の表面にニッケルの皮膜が形成されている。
【0211】
したがって、導電性ピンと接続端子とのいずれか一方の表面にニッケルの皮膜が形成されているので、導電性ピンと接続端子との間の合成化学電位が同電位となり、腐食が防止される。また、ニッケルの皮膜が形成された導電性ピンと接続端子とは共に傷付きが発生しにくくなる。
【0212】
請求項99記載の発明は、請求項86ないし96のいずれか一記載の画像形成装置において、前記導電性ピンと前記接続端子とのいずれか一方の表面に銅の皮膜が形成され、その上にニッケルの皮膜が形成されている。
【0213】
したがって、導電性ピン又は接続端子のいずれか一方の表面にニッケルの皮膜が形成されているため、導電性ピンと接続端子との間の合成化学電位が下がり、腐食が防止される。また、ニッケルの皮膜が剥がれてもその下に銅の皮膜が形成されているので、腐食に対する耐久性が高くなり、しかも、銅自体の電気抵抗が低いために導電性が良好に維持される。
【0214】
請求項100記載の発明は、請求項86ないし96のいずれか一記載の画像形成装置において、前記導電性ピンと前記接続端子との両方の表面に銅の皮膜が形成され、その上にニッケルの皮膜が形成されている。
【0215】
したがって、導電性ピンと接続端子との両方の表面にニッケルの皮膜が形成されているので、導電性ピンと接続端子との間の合成化学電位が同電位になり、腐食が防止される。また、ニッケルの皮膜が剥がれてもその下に銅の皮膜が形成されているので、腐食に対する耐久性が高くなり、しかも、銅自体の電気抵抗が低いために導電性が良好に維持される。
【0216】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態を図1ないし図10に基づいて説明する。本実施の形態の画像形成装置は、いわゆるタンデム方式のカラープリンタであり、図1はこのカラープリンタ1の内部の概略構造を示す正面図、図2はその内部の概略構造を示す平面図である。
【0217】
まず、このカラープリンタ1の内部構成について図1及び図2を参照して説明する。このカラープリンタ1の装置本体2内には、後述する被給電部材や被位置決め部材を含む画像形成部3、光書込部4、給紙部5、定着部6等が収納されている。
【0218】
画像形成部3は、それぞれ異なる色のトナー像を形成する4つの作像ユニット7Y,7C,7M,7K(Y、C、M、Kの添え字はそれぞれイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの色を意味し、これらの添え字は必要に応じて省略する。
)、これらの作像ユニット7の上側に位置する中間転写ユニット8、被給電部材である二次転写ローラ8a等から構成されている。装置本体2の正面部分には開口部2a(図3参照)が形成され、各作像ユニット7や中間転写ユニット8が開口部2aから着脱可能に取り付けられている。
【0219】
4つの作像ユニット7の構造は同じあり、矢印方向に回転駆動される被位置決め部材である感光体9、この感光体9の周囲に静電写真プロセスの順に配置された被給電部材及び被位置決め部材である帯電ローラ10、被給電部材である現像ローラ11を有する現像装置12、クリーニングローラ13を有するクリーニング装置14等により構成されている。4つの感光体9は互いに平行であって等間隔に配置されている。各感光体9は、例えば、直径30〜100mm程度のアルミニウム円筒表面に光導電性物質である有機半導体層を設けた構成とされている。なお、このドラム状の感光体9に代えてベルト状の感光体を用いることもできる。
【0220】
中間転写ユニット8は、中間転写ベルト15、中間転写ベルト15を回転可能に支持する3つのローラ16,17,18、被給電部材である4つの一次転写ローラ19、クリーニングローラ20を有するクリーニング装置21等により構成されている。中間転写ベルト15は、例えば、基体の厚さが50〜600μmの樹脂フィルム或いはゴムを基体とするベルトであって、感光体9からのトナー像を転写可能とする抵抗値を有している。
【0221】
光書込部4は作像ユニット7の下側に配置され、各色ごとの画像データに対応するレーザー光を一様に帯電された感光体9の表面に照射し、感光体9の表面に静電潜像を形成する。各帯電ローラ10と各現像装置12との間には、この光書込部4から照射されるレーザー光が通過する細長いスリットが形成されている。
この光書込部4としては、レーザー光源、ポリゴンミラー等を用いたレーザースキャン方式のものを示しているが、LEDアレイと結像手段とを組合せた光書込部を用いてもよい。
【0222】
給紙部5は、装置本体2内に収納された給紙カセット22から記録媒体Sを給紙する給紙ローラ23、装置本体2の側面に取り付けられた手差しトレイ24から記録媒体Sを給紙する給紙ローラ25、レジストローラ26等を備えている。
【0223】
定着部6は、定着ローラ6aと加圧ローラ6bとを備え、トナー像が転写された記録媒体Sに熱と圧力とを加えることによりそのトナー像を記録媒体Sに定着する。
【0224】
装置本体2の手前側部分には、クリーニング装置14,21によってクリーニングされた残留トナーを貯留する廃トナー回収ボトル27が配置されている。この廃トナー回収ボトル27は、満杯になったときに交換できるように着脱可能に取り付けらけれている。この廃トナー回収ボトル27は、装置本体2の外周部分に取り付けられる外装板(図示せず)の内側に配置される。
【0225】
装置本体2内における開口部2aから見て奥側となる位置には、モータやギヤ等から構成される駆動ユニット28が配置されている。中間転写ユニット8や作像ユニット7を開口部2aから装置本体2内へ装着することにより、ローラ16や感光体9の回転軸に設けられている連結カップリング29が、駆動ユニット28側の連結カップリング30と連結され、駆動ユニット28から感光体9やローラ16への駆動力伝達が可能になる。
【0226】
このような構成において、このカラープリンタ1の基本的な動作について説明する。光書込部4の半導体レーザーから画像データに応じたレーザー光が出射され、このレーザー光が各感光体9の表面に照射されることにより各感光体9上に静電潜像が形成される。この静電潜像に対して現像装置12から供給されたトナーが付着し、トナー像として顕像化される。このトナー像は感光体9と同期して移動する中間転写ベルト15上に一次転写ローラ19の転写作用で転写される。
そして、各感光体9上に形成された異なる色のトナー像が中間転写ベルト15上に順次転写されることにより、中間転写ベルト15上にはカラートナー像が形成される。
【0227】
中間転写ベルト15上のカラートナー像は、給紙カセット22又は手差しトレイ24から給紙され、レジストローラ26によりタイミングをとって転写位置に搬送された記録媒体S上に二次転写ローラ8aの転写作用で転写される。カラートナー像が転写された記録媒体Sは定着部6で定着処理され、定着処理後に装置本体2の上面部に形成されている排紙トレイ31上に排紙される。
【0228】
このような構成の下、本実施の形態の特徴的部分について順次説明する。装置本体2の正面側の側面には開口部2aが形成され、この開口部2aからは装置本体2内へ中間転写ユニット8と各作像ユニット7とが着脱可能に取り付けられている。作像ユニット7や中間転写ユニット8を開口部2aから装置本体2内へ取り付けることにより、連結カップリング29と駆動ユニット28の連結カップリング30とが連結され、駆動ユニット28から感光体9やローラ16への駆動力伝達が可能となる。さらに、装置本体2内には、開口部2aの近傍に位置してこの開口部2aに対向する高圧電源51が配置され、この高圧電源51には複数の接続端子52が設けられている。これらの接続端子52は全て開口部2aに対向する位置に配置されている。
【0229】
装置本体2の正面側には、開口部2aを閉止する閉止位置と開口部2aを開放する開放位置とへ回動可能に給電用面板53が取り付けられている。給電用面板53は、支軸54により装置本体2に回動可能に取り付けられている。
【0230】
給電用面板53は、図4に示すように、ケース本体55、ケース本体55内に収納される3枚の絶縁プレート56,57,58、位置決め板59、絶縁プレート56,57,58に支持された複数の給電部材60等により構成されている。
この給電用面板53を閉止位置へ回動させることにより、高圧電源51と被給電部材(例えば、現像ローラ11、帯電ローラ10等)とが給電部材60を介して接続され、高圧電源51から被給電部材への給電が可能となる。
【0231】
給電部材60の構成については後から詳しく説明するが、その概略としては、被給電部材(例えば、現像ローラ11、帯電ローラ10、一次転写ローラ19、二次転写ローラ8a等)の接続端子に当接される複数の第1の導電性ピン61、高圧電源51の接続端子52に当接される複数の第2の導電性ピン62、第1・第2の導電性ピン61,62を付勢する導電性スプリング、第1・第2の導電性ピン61,62を導電性スプリングを介して接続する導電板63、導電板63に代えて又は導電板63と併用して使用する絶縁被覆電線64等により構成されている。
【0232】
絶縁プレート56,57,58はその間に給電部材60を挟んだ積層構造とされており、一部では二層構造に形成され、一部では三層構造に形成されている。これらの絶縁プレート56,57,58は、ネジ結合により連結され、又は、或る絶縁プレート56,58に形成されたフック部(図示せず)を他の絶縁プレート57に形成された嵌合穴(図示せず)に嵌め合わせることにより結合されている。
【0233】
位置決め板59は、装置本体2内に収納されている被位置決め部材(例えば、感光体9、帯電ローラ10等)を支持して位置決めする部材であり、給電用面板53を閉止位置に回動させたとき、感光体9の端部に取り付けられているベアリング(図示せず)が挿入される穴65や帯電ローラ10の端部に取り付けられているベアリング(図示せず)が挿入される穴66が形成され、さらに、導電性ピン61,62が挿通される複数の穴67が形成されている。この位置決め板59は、ケース本体55とにより絶縁プレート56,57,58を挟む位置に配置され、給電用面板53を閉止位置に回動させたときに絶縁プレート56,57,58より装置本体2側に位置する。絶縁プレート56,57,58と位置決め板59とは、ネジにより、又は、少なくとも一つの絶縁プレート56,57,58に形成されたフック部(図示せず)を位置決め板59に形成された嵌合穴(図示せず)に嵌め合わせることにより結合されている。
【0234】
図7は、給電部材60の詳細を示している。なお、この図7では、図面を簡略化するために最も位置決め板59側に位置する1枚の絶縁プレート58を省略している。この給電部材60は、軸心方向に摺動可能に設けられて給電用面板53を閉止位置に回動させたときに先端部が装置本体2内に設けられた被給電部材(例えば、現像ローラ11)の接続端子68に当接される第1の導電性ピン61、第1の導電性ピン61に接続されてこの第1の導電性ピン61を接続端子68との当接方向に向けて付勢する第1の導電性スプリング69、軸心方向に摺動可能に設けられて給電用面板53を閉止位置に回動させたときに先端部が高圧電源51の接続端子52に当接される第2の導電性ピン62と、第2の導電性ピン62に接続されてこの第2の導電性ピン62を接続端子52との当接方向に向けて付勢する第2の導電性スプリング70と、第1の導電性スプリング69の端部と第2の導電性スプリング70の端部とに接続された導電板63とを備えている。導電性ピン61と導電性ピン62は同じ構造であり、導電性スプリング69と導電性スプリング70とは同じ構造である。
【0235】
図8は、絶縁プレート57への導電性ピン61,62の支持構造を示している。導電性ピン61,62は、棒状ピン部71と、ストッパ部72と、支持凸部73とから形成されている。導電性ピン61,62は円柱状の棒状部材を切削加工し、又はヘッダ加工し、又は転造することにより形成されており、棒状ピン部71とストッパ部72と支持凸部73の全ての部分がそれぞれ円柱状に形成されている。
【0236】
絶縁プレート57には、導電性ピン61,62が摺動自在に挿入されるピン用ガイド筒74と、導電性スプリング69,70が挿入されるスプリング用ガイド筒75とが一体化された段付き状のボスが形成されている。ピン用ガイド筒74の内径寸法(即ち、ガイド穴76の内径寸法)“a1”は、棒状ピン部71の外形寸法“a2”より0.01〜0.5mm大きく形成されている。また、スプリング用ガイド筒75の内径寸法“b1”は導電性スプリング69,70の外形寸法“b2”より0.01〜0.5mm大きく形成されている。
【0237】
ストッパ部72の外形寸法“c”は、ガイド穴76の内径寸法“a1”より大きく、かつ、スプリング用ガイド筒75の内径寸法“b1”より小さく形成されている。支持凸部73の外形寸法“d1”は、導電性スプリング69,70の内径寸法“d2”より小さく形成されている。
【0238】
このため、図7に示すように給電部材60を組み立てると、導電性ピン61,62はピン用ガイド筒74内に摺動可能に支持され、ストッパ部72がピン用ガイド筒74とスプリング用ガイド筒75との間の段差部分に当接することにより絶縁プレート57からの抜け落ちが防止される。導電性スプリング69,70は、一端側がスプリング用ガイド筒75内に挿入され、また、その一端側には支持凸部73が挿入され、他端側が導電板63に当接されている。
【0239】
なお、スプリング用ガイド筒75の内径寸法“b1”と導電性スプリング69,70の外形寸法“b2”との関係は、同じにしてもよく、又は、スプリング用ガイド筒75の内径寸法“b1”を導電性スプリング69,70の外形寸法“b2”より0.01〜0.5mm小さくしてもよい。導電性スプリング69,70は可撓性を有するので、それらの場合でもスプリング用ガイド筒75内に導電性スプリング69,70を挿入することができる。
【0240】
また、支持凸部73の外径寸法“d1”と導電性スプリング69,70の内径寸法“d2”との関係は、同じにしてもよく、又は、支持凸部73の外形寸法“d1”を導電性スプリング69,70の内径寸法“d2”より0.01〜0.5mm大きくしてもよい。導電性スプリング69,70は可撓性を有するので、それらの場合でも導電性スプリング69,70内に支持凸部73を挿入することができる。
【0241】
ピン用ガイド筒74における導電性ピン61が挿入される側の内周側縁部には、C面テーパ77(図8(a))又はR面78(図8(b))が形成され、これにより、棒状ピン部71をピン用ガイド筒74に挿入する組み立て時の作業性が向上している。
【0242】
スプリング用ガイド筒75における導電性スプリング69,70が挿入される側の内周側縁部には、C面テーパ79(図8(a))又はR面80(図8(b))が形成され、これにより、導電性スプリング69,70をスプリング用ガイド筒75に挿入する組み立て時の作業性が向上している。
【0243】
支持凸部73における導電性スプリング69,70の内径部分への挿入側先端部の縁部には、C面テーパ81(図8(a))又はR面82(図8(b))が形成され、これにより、導電性スプリング69,70の内径部分に支持凸部73を挿入する組み立て時の作業性が向上している。
【0244】
図7に示すように組み立てられた給電部材60では、摺動部分の摺動性の向上、当接部分での導電性の向上のため、ガイド穴76の内周面と棒状ピン部71(導電性ピン61,62の一部)の外周面との間、支持凸部73と導電性スプリング69,70との間に導電性グリスが塗布されている。
【0245】
絶縁プレート56には、図6に示すように、導電板63の形状に合わせたガイドリブ83が形成され、このガイドリブ83内に導電板63が嵌め込まれている。絶縁プレート58にも同様のガイドリブが形成されている。
【0246】
絶縁プレート56への導電板63の固定は、導電板63をガイドリブ83に嵌め込み、さらに、図9(a)に示すように、絶縁プレート56に形成された凸部84を導電板63に形成された十字形スリット85の中央部に挿入することにより行われている。これにより、十字形スリット85の縁部が凸部84の外周部に食い込み、導電板63の固定を安価な構成で確実に行える。
【0247】
なお、十字形スリット85に代えて、エの字形スリット86を導電板63に形成し、このエの字形スリット86の中央部に凸部84を挿入してもよい(図9(b)参照)。
【0248】
さらに、図9(c)に示すように、導電板63の幅方向の両側に突起87を形成し、この突起87を、絶縁プレート56における導電板63の幅方向を挟む位置に形成された少なくとも一対の凸部であるガイドリブ83が形成され、突起87をガイドリブ83間に圧入してもよい。
【0249】
さらに、図示は省略するが、導電板63を絶縁プレート56にネジ結合してもよい。この場合には、導電板63にネジが挿通される丸穴を形成し、絶縁プレート56にその丸穴に挿通されたネジが螺合されるボスを形成する。
【0250】
上述した凸部84を利用する場合、その先端部の縁部にC面テーパ88(図9(a)参照)、又は、R面89(図9(b)参照)を形成すれば、凸部84を十字形スリット85やエの字形スリット86に挿入する組み立て時の作業性が向上する。
【0251】
導電性ピン61,62と導電性スプリング69,70の材質については、以下に示す様々な組み合わせが可能である。例えば、
(1)導電性ピン61,62を鋼棒から形成し、導電性スプリング69,70をピアノ線又は鋼線から形成する。
(2)導電性ピン61,62を銅棒から形成し、導電性スプリング69,70をピアノ線又は鋼線から形成する。
(3)導電性ピン61,62と導電性スプリング69,70とのいずれか一方の表面にニッケルの皮膜を形成する。
(4)導電性ピン61、62と導電性スプリング69,70との両方の表面にニッケルの皮膜を形成する。
(5)導電性ピン61,62と導電性スプリング69,70とのいずれか一方の表面に銅の皮膜を形成し、その上にニッケルの皮膜を形成する。
(6)導電性ピン61,62と導電性スプリング69,70との両方の表面に銅の皮膜を形成し、その上にニッケルの皮膜を形成する。
【0252】
図10は、導電性ピン61と接続端子68との接続部分の構造を示したものである。導電性ピン61の突出側先端部が平面形状に形成され、導電性ピン61が当接される接続端子68の当接部分も平面形状に形成されている。
【0253】
このため、給電用面板53を閉止位置に回動させたとき、導電性ピン61と接続端子68とが面接触し、接触面積が大きくなってその接触部分での電気抵抗が小さくなり、効率の良い給電を行える。
【0254】
図11ないし図15は、導電性ピン61と接続端子68との接続部分の構造の変形例である。
【0255】
図11に示した構造では、導電性ピン61の突出側先端部が平面形状に形成され、導電性ピン61の先端部が当接される接続端子68の当接部分が凸状の円弧形状に形成されている。このため、導電性ピン61が接続端子68の当接部分の円弧形状の放射方向に位置ずれした場合でも、導電性ピン61の平面形状部分と接続端子68の円弧形状面との接触状態が一定に維持され、安定した給電を行える。
【0256】
図12に示した構造では、導電性ピン61の突出側先端部が平面形状に形成され、導電性ピン61の先端部が当接される接続端子68の当接部分に半球状凸部90が形成されている。このため、導電性ピン61が接続端子68に対してどの方向で位置ずれした場合でも、導電性ピン61の平面形状部分と接続端子68の半球状凸部90との接触状態が一定に維持され、安定した給電を行える。
【0257】
図13に示した構造では、導電性ピン61の突出側先端部が平面形状に形成され、接続端子68は、導電性ピン61の突出側先端部が当接される第1の平面部91と導電性ピン61の外周面が当接される第2の平面部92とを有するL字形状に形成されている。このため、導電性ピン61と接続端子68との接触箇所が2点になるとともに接触面積が増大するので、導電性ピン61との接続端子68との接触部分での電気抵抗が低減され、効率の良い給電を行える。
【0258】
図14に示した構造では、導電性ピン61の突出側先端部が半球状に形成され、導電性ピン61の先端部が当接される接続端子68の当接部分が平面形状に形成されている。このため、導電性ピン61が接続端子68に対してどの方向で位置ずれした場合でも、導電性ピン61の半球状の部分は接続端子68の平面形状部分との接触状態が一定に維持され、安定した給電を行える。
【0259】
図15に示した構造では、導電性ピン61の突出側先端部が半球状に形成され、導電性ピン61の先端部が当接される接続端子68の当接部分に、導電性ピン61の半球状部分が入り込む大きさの円錐形状凹部93が形成されている。
【0260】
上述した図10ないし図15に示した構造において、導電性ピン61と接続端子68との間に導電性グリスが塗布されている。この導電性グリスの塗布により、導電性ピン61と接続端子68との間の導電性が向上する。
【0261】
導電性ピン61と接続端子68との材質については、以下に示す様々な組み合わせが可能である。例えば、
(1)導電性ピン61を鋼棒から形成し、接続端子68を鋼材から形成する。
(2)導電性ピン61を鋼棒から形成し、接続端子68を銅材から形成する。
(3)導電性ピン61を銅棒から形成し、接続端子68を鋼材から形成する。
(4)導電性ピン61を銅棒から形成し、接続端子68を銅材から形成する。
(5)導電性ピン61と接続端子68とのいずれか一方の表面にニッケルの皮膜を形成する。
(6)導電性ピン61と接続端子68との両方の表面にニッケルの皮膜を形成する。
(7)導電性ピン61と接続端子68とのいずれか一方の表面に銅の皮膜を形成し、その上にニッケルの皮膜を形成する。
(8)導電性ピン61と接続端子68との両方の表面に銅の皮膜を形成し、その上にニッケルの皮膜を形成する。
【0262】
図16は、導電性スプリング69,70の支持構造の変形例である。この変形例では、絶縁プレート56に支持凸部94が形成され、この支持凸部94が挿通される挿通穴95が導電板63に形成されている。導電板63を絶縁プレート56に固定したとき、支持凸部94が挿通穴95を挿通し、導電性スプリング69,70の内径部分に挿入されている。これにより、給電用面板53の組み立て時に支持凸部94が導電性スプリング69,70のガイドとなり、組み立て時の作業性が向上する。
【0263】
支持凸部94の外形寸法“d3”と導電性スプリング69,70の内径寸法“d2”との関係は、支持凸部94の外形寸法“d3”が導電性スプリング69,70の内径寸法“d2”より小さくてもよく、又は同じでもよく、又は大きくてもよい。導電性スプリング69,70は可撓性を有するため、支持凸部94の外形寸法“d3”と導電性スプリング69,70の内径寸法“d2”とが同じであったり、支持凸部94の外形寸法“d3”のほうが大きい場合であっても、導電性スプリング69,70への支持凸部94の挿入を行える。
【0264】
支持凸部94の先端部の縁部にC面テーパ96を形成し、又は、R面を形成すれば、支持凸部94を導電性スプリング69,70の内径部分に挿入する組み立て時の作業性が向上する。
【0265】
図17及び図18は、導電性スプリング69,70と導電板63との接続構造の変形例である。
【0266】
図17に示した構造では、導電板63に一対の切曲げ片97が形成されている。この切曲げ片97は、導電板63のコの字形状の切れ込みを背中合わせに2つ入れて切り込み片を形成し、この切り込み片をL字形状に折り曲げることにより形成されている。そして、この切曲げ片97により、導電性スプリング69,70の線材部分が挟持されている。これにより、導電性スプリング69,70が導電板63に確実に固定され、組み立て時の作業性が向上し、及び、導電板63と導電性スプリング69,70との接触が確実に維持される。
【0267】
図18に示した構造では、導電板63に一つの切曲げ片98が形成されている。この切曲げ片98は、導電板63にコの字形状の切れ込みを入れて切り込み片を形成し、この切り込み片を略直角に折り曲げることにより形成されている。そして、この切曲げ片98が導電性スプリング69,70の内径部分に圧入されている。切曲げ片98の先端部にはC面テーパ99が形成されている。なお、C面テーパ99に代えてR面を形成してもよい。
【0268】
図17、図18に示した構造において、導電板63と導電性スプリング69,70との接触部分に導電性グリスが塗布されている。この導電性グリスの塗布により、導電板63と導電性スプリング69,70との間の導電性が向上する。
【0269】
導電板63と導電性スプリング69,70との材質については、以下に示す様々な組み合わせが可能である。例えば、
(1)導電板63を鋼材から形成し、導電性スプリング69,70をピアノ又は鋼線から形成する。
(2)導電板63を銅板から形成し、導電性スプリング69,70をピアノ又は鋼線から形成する。
(3)導電板63と導電性スプリング69,70とのいずれか一方の表面にニッケルの皮膜を形成する。
(4)導電板63と導電性スプリング69,70との両方の表面にニッケルの皮膜を形成する。
(5)導電板63と導電性スプリング69,70とのいずれか一方の表面に銅の皮膜を形成し、その上にニッケルの皮膜を形成する。
(6)導電板63と導電性スプリング69,70との両方の表面に銅の皮膜を形成し、その上にニッケルの皮膜を形成する。
【0270】
給電用面板53には複数の導電性ピン61,62と、それらの導電性ピン61,62を付勢する複数の導電性スプリング69,70とが設けられており、これらの導電性スプリング69,70の圧力について説明する。
【0271】
複数の導電性スプリング69,70の圧力は、0.5〜1.5Nに設定されるか、又は、複数の導電性スプリング69,70の圧力を全て同じ値に設定されている。
【0272】
導電性ピン61,62が複数設けられ、各導電性ピン61,62がそれぞれ導電性スプリング69,70で付勢される場合、各導電性スプリング69,70の圧力が大きく、かつ、その圧力にバラツキがあると、装置本体2に取り付けた給電用面板53を閉止位置に回動させて導電性ピン61,62を装置本体2内の接続端子68,52に当接させたとき、給電部材60を支持する絶縁プレート56,57,58に対して圧力が大きい導電性スプリング69,70から大きな反力が作用し、その反力によって絶縁プレート56,57,58には装置本体2から離反する方向へ部分的な歪みが発生する。このような歪みが発生すると、その歪みが発生した箇所の周囲に位置する他の導電性ピンが接続端子に対して接続不良になり易い。
【0273】
しかし、各導電性スプリング69,70の圧力を0.5〜1.5Nと小さな値に設定することにより、導電性スプリング69,70からの反力による絶縁プレート56,57,58の歪みが発生しなくなり、接続端子68,52への全ての導電性ピン61,62の接続状態が安定する。
【0274】
また、各導電性スプリング69,70の圧力を同じ値に設定することにより、各導電性スプリング69,70の圧力が大きい場合であっても導電性スプリング69,70からの反力による絶縁プレート56,57,58の歪みが発生しなくなり、接続端子68,52への全ての導電性ピン61,62の接続状態が安定する。
【0275】
一方、複数の導電性ピン61,62を付勢する導電性スプリング69,70が複数設けられている場合、少なくとも一つの導電性スプリングの圧力を他の導電性スプリングの圧力より大きく設定することも可能である。これは、或る導電性ピンを他の導電性ピンより大きな圧力で付勢する必要が生じる場合である。このような場合には、この圧力が大きい前記導電性スプリングの近傍に絶縁プレート56,57,58の歪みを阻止する歪み阻止部材、例えば、絶縁プレート56,57,58をケース本体55や位置決め板59に弾性的に係止するフック、板バネ等を取り付ける。これにより、圧力が他の導電性スプリングより大きい導電性スプリングを使用した場合でもその導電性スプリングの周囲での絶縁プレート56,57,58の歪みの発生が抑制され、接続端子68,52への全ての導電性ピン61,62の接続状態が安定する。
【0276】
本発明の第2の実施の形態を図19に基づいて説明する。なお、図1ないし図18において説明した部分と同じ部分は同じ符号で示し、説明も省略する(以下の実施の形態でも同じ)。
【0277】
本実施の形態の特徴部分は、給電用面板53内に設けられた給電部材101の構成である。この給電部材101は、軸心方向に摺動可能に設けられて給電用面板53を閉止位置に回動させたときに先端部が装置本体2内に設けられた被給電部材(例えば、現像ローラ11)の接続端子68に当接される導電性ピン61、導電性ピン61に接続されてこの導電性ピン61を接続端子68との当接方向に向けて付勢する導電性スプリング69、一端が導電性スプリング69に接続されて他端が高圧電源51の接続端子102に固定される絶縁被覆電線64とにより構成されている。絶縁被覆電線64と高圧電源51の接続端子102との固定は、コネクタ方式で行われている。
【0278】
このような構成において、装置本体2に給電用面板53を取り付け、この給電用面板53を装置本体2の開口部2aを閉止する閉止位置へ回動させることにより、給電部材101の一部である導電性ピン61が被給電部材(例えば、現像ローラ11)の接続端子68に当接される。また、給電部材101の一部である絶縁被覆電線64は、コネクタ結合によって高圧電源51の接続端子102に固定されている。このため、給電用面板53を閉止位置へ回動させることにより、高圧電源51から被給電部材への給電が可能となる。
【0279】
絶縁被覆電線64は高圧電源51の接続端子102にコネクタ結合によって固定されているので、給電用面板53を閉止位置と開放位置との間で回動を繰り返した場合でも絶縁被覆電線64と高圧電源51の接続端子102との接続不良の発生が防止される。
【0280】
また、複数の給電部材101を設けた場合に、給電部材101の一部である絶縁被覆電線64が互いに接触してもその接触部分での漏電が防止され、複数の給電部材101の配設が容易になる。
【0281】
本発明の第3の実施の形態を図20及び図21に基づいて説明する。本実施の形態の特徴部分は、給電用面板53内に設けられた給電部材111の構成である。
【0282】
給電部材111は、軸心方向に摺動可能に設けられて先端部が被給電部材(例えば、現像ローラ11)の接続端子68に当接される導電性ピン61と、導電性ピン61に接続されてこの導電性ピン61を接続端子68との当接方向に向けて付勢する導電性スプリング69と、導電性スプリング69の端部が当接して接続された導電板112と、一端が導電板112に接続されて他端が高圧電源51の接続端子102に固定される絶縁被覆電線64とを備えている。導電板112は、ネジ止め、絶縁プレート56に形成されたガイドリブ83(図6,図9参照)への嵌め込み等により絶縁プレート56に固定されている。絶縁被覆電線64と高圧電源51の接続端子102との固定は、コネクタ方式で行われている。
【0283】
図21は、給電部材111を一つの絶縁プレート57の両面を用いて支持した構成を示している。絶縁プレート57の一面側に導電板112が固定され、この導電板112に当接される導電性スプリング69や導電性ピン61が絶縁プレート57の他面側に配置されている。なお、導電板112と導電性スプリング69とが当接する領域は、絶縁プレート57が切り欠かれている。
【0284】
絶縁プレート57の一面側には導電板112の形状に合わせたガイドリブ113が形成され、このガイドリブ113内に導電板112が嵌め込まれ、ネジ止めされている。隣合うガイドリブ113の間には、リブ114が形成されている。
【0285】
このような構成において、装置本体2に給電用面板53を取り付け、この給電用面板53を装置本体2の開口部2aを閉止する閉止位置へ回動させることにより、給電部材101の一部である導電性ピン61が被給電部材(例えば、現像ローラ11)の接続端子68に当接される。また、給電部材101の一部である絶縁被覆電線64は、コネクタ結合によって高圧電源51の接続端子102に固定されている。このため、給電用面板53を閉止位置へ回動させることにより、高圧電源51から被給電部材への給電が可能となる。
【0286】
また、図21に示すように、絶縁プレート57の両面を利用して給電部材111を支持することにより、絶縁プレート57の周囲のスペースを有効に利用して給電部材111を支持することができる。
【0287】
また、図21に示すように、一つの導電板112が嵌め込まれたガイドリブ113と他の導電板112が嵌め込まれたガイドリブ113との間にリブ114を形成することにより、隣合う導電板112の間における絶縁プレート57の表面を流れる電流の沿面距離が増大し、隣合う導電板112の間での沿面電流による漏電が抑制される。
【0288】
本発明の第4の実施の形態を図22に基づいて説明する。本実施の形態の特徴部分は、給電用面板53内に設けられた給電部材121の構成である。
【0289】
給電部材121は、軸心方向に摺動可能に設けられて先端部が被給電部材(例えば、現像ローラ11)の接続端子68に当接される第1の導電性ピン61と、第1の導電性ピン61に接続されてこの第1の導電性ピン61を接続端子68との当接方向に向けて付勢する第1の導電性スプリング69と、第1の導電性スプリング69の端部が当接して接続された第1の導電板112と、軸心方向に摺動可能に設けられて先端部が高圧電源51の接続端子52に当接される第2の導電性ピン62と、第2の導電性ピン62に接続されてこの第2の導電性ピン62を接続端子52との当接方向に向けて付勢する第2の導電性スプリング70と、第2の導電性スプリング70の端部が当接して接続された第2の導電板122と、一端が第1の導電板112に接続されて他端が第2の導電板122に接続された絶縁被覆電線64とを備えている。
【0290】
導電板112,122は、ネジ止め、絶縁プレート56に形成されガイドリブへの嵌め込み等により絶縁プレート56に固定されている。
【0291】
このような構成において、装置本体2に給電用面板53を取り付け、この給電用面板53を装置本体2の開口部2aを閉止する閉止位置へ回動させることにより、給電部材121の一部である第1の導電性ピン61が被給電部材の接続端子68に当接され、及び、給電部材121の一部である第2の導電性ピン62が高圧電源51の接続端子52に当接され、高圧電源51から被給電部材への給電を行える。
【0292】
本発明の第5の実施の形態を図23及び図24に基づいて説明する。本実施の形態の特徴部分は、給電用面板53内に設けられた給電部材131の構成である。
【0293】
給電部材131は、軸心方向に摺動可能に設けられて先端部が被給電部材(例えば、現像ローラ11)の接続端子68に当接される第1の導電性ピン61と、軸心方向に摺動可能に設けられて先端部が高圧電源51の接続端子52に当接される第2の導電性ピン62と、第1の導電性ピン61の後端部と第2の導電性ピン62の後端部とに当接されてこれらの第1・第2の導電性ピン61,62を接続端子68,52との当接方向に向けて付勢する導電性付勢板132とを備えている。
【0294】
導電性付勢板132は、ネジ止め、絶縁プレート56に形成されたガイドリブへの嵌め込み等により絶縁プレート56に固定されている。
【0295】
このような構成において、装置本体2に給電用面板53を取り付け、この給電用面板53を装置本体2の開口部2aを閉止する閉止位置へ回動させることにより、給電部材の一部である第1の導電性ピン61が被給電部材の接続端子68に当接され、及び、給電部材の一部である第2の導電性ピン62が高圧電源51の接続端子52に当接され、高圧電源51から被給電部材への給電を行える。
【0296】
図24は、導電性ピン61,62と導電性付勢板132との当接部分の構造を示したものである。導電性ピン61,62の後端部端面は平面形状に形成され、導電性付勢板132における導電性ピン61,62の後端部端面に当接される面も平面形状に形成されている。
【0297】
このため、給電用面板53を閉止位置に回動させたとき、導電性ピン61,62と導電性付勢板132とが面接触し、接触面積が大きくなってその接触部分での電気抵抗が小さくなり、効率の良い給電を行える。
【0298】
図25ないし図27は、導電性ピン61,62と導電性付勢板132との当接部分の構造の変形例である。
【0299】
図25に示した構造では、導電性ピン61,62の後端部端面が平面形状に形成され、導電性付勢板132における導電性ピン61,62の後端部端面に当接される面が凸状の円弧形状に形成されている。このため、導電性ピン61,62が導電性付勢板132の当接部分の円弧形状の放射方向に位置ずれした場合でも、導電性ピン61,62の平面形状部分と導電性付勢板132の円弧形状面との接触状態が一定に維持され、安定した給電を行える。
【0300】
図26に示した構造では、導電性ピン61,62の後端部端面が平面形状に形成され、導電性付勢板132における導電性ピン61,62の先端部端面に当接する部分に半球状凸部133が形成されている。このため、導電性ピン61,62が導電性付勢板132に対してどの方向で位置ずれした場合でも、導電性ピン61,62の平面形状部分と導電性付勢板132の半球状凸部133との接触状態が一定に維持され、安定した給電を行える。
【0301】
図27に示した構造では、導電性ピン61,62の後端側端面に半球状凸部134が形成され、導電性付勢板132における導電性ピン61,62の半球状凸部134が当接される面が平面形状に形成されている。このため、導電性ピン61,62が導電性付勢板132に対してどの方向で位置ずれした場合でも、導電性ピン61,62の半球状凸部134と導電性付勢板132の平面形状部分との接触状態が一定に維持され、安定した給電を行える。
【0302】
上述した図24ないし図26に示した構造において、導電性ピン61,62と導電性付勢板132との間に導電性グリスが塗布されている。この導電性グリスの塗布により、導電性ピン61,62と導電性付勢板132との間の導電性が向上する。
【0303】
導電性ピン61,62と導電性付勢板132との材質については、以下に示す様々な組み合わせが可能である。例えば、
(1)導電性ピン61,62を鋼棒から形成し、導電性付勢板132を鋼板から形成する。
(2)導電性ピン61,62を鋼棒から形成し、導電性付勢板132を銅板から形成する。
(3)導電性ピン61,62を銅棒から形成し、導電性付勢板132を鋼板から形成する。
(4)導電性ピン61,62を銅棒から形成し、導電性付勢板132を銅板から形成する。
(5)導電性ピン61,62と導電性付勢板132とのいずれか一方の表面にニッケルの皮膜を形成する。
(6)導電性ピン61,62と導電性付勢板132との両方の表面にニッケルの皮膜を形成する。
(7)導電性ピン61,62と導電性付勢板132とのいずれか一方の表面に銅の皮膜を形成し、その上にニッケルの皮膜を形成する。
(8)導電性ピン61,62と導電性付勢板132との両方の表面に銅の皮膜を形成し、その上にニッケルの皮膜を形成する。
【0304】
給電用面板53には複数の導電性ピン61,62と、それらの導電性ピン61,62を付勢する複数の導電性付勢板132とが設けられており、これらの導電性付勢板132の圧力について説明する。
【0305】
上述した導電性スプリング69,70の圧力の場合と同じように、導電性付勢板132の圧力は、0.5〜1.5Nに設定されるか、又は、複数の導電性付勢板132の圧力を全て同じ値に設定されている。
【0306】
このため、全ての導電性付勢板132の圧力を0.5〜1.5Nと小さな値に設定することにより、導電性付勢板132からの反力による絶縁プレート56,57,58の歪みが発生しなくなり、接続端子68,52への全ての導電性付勢板132の接続状態が安定する。
【0307】
また、各導電性付勢板132の圧力を同じ値に設定することにより、各導電性付勢板132の圧力が大きい場合であっても導電性付勢板132からの反力による絶縁プレート56,57,58の歪みが発生しなくなり、接続端子68,52への全ての導電性ピン61,62の接続状態が安定する。
【0308】
一方、複数の導電性ピン61,62を付勢する導電性付勢板132が複数設けられている場合、少なくとも一つの導電性付勢板の圧力を他の導電性スプリングの圧力より大きく設定することも可能である。これは、或る導電性ピンを他の導電性ピンより大きな圧力で付勢する必要が生じる場合である。このような場合には、この圧力が大きい前記導電性付勢板の近傍に絶縁プレート56,57,58の歪みを阻止する歪み阻止部材、例えば、絶縁プレート56,57,58をケース本体55や位置決め板59に弾性的に係止するフック、板バネ等を取り付ける。これにより、圧力が他の導電性付勢板より大きい導電性付勢板を使用した場合でもその導電性付勢板の周囲での絶縁プレート56,57,58の歪みの発生が抑制され、接続端子68,52への全ての導電性ピン61,62の接続状態が安定する。
【0309】
本発明の第6の実施の形態を図28に基づいて説明する。本実施の形態の特徴部分は、給電用面板53内に設けられた給電部材141の構成である。
【0310】
給電部材141は、軸心方向に摺動可能に設けられて先端部が被給電部材(例えば、現像ローラ11)の接続端子68に当接される導電性ピン61と、導電性ピン61の後端部に当接されてこの導電性ピン61を接続端子68との当接方向に向けて付勢する導電性付勢板142と、一端が導電性付勢板142に接続されて他端が高圧電源51の接続端子102に固定される絶縁被覆電線64とを備えている。絶縁被覆電線64と高圧電源51の接続端子102との固定は、コネクタ方式で行われている。
【0311】
導電性付勢板142は、ネジ止め、絶縁プレート56に形成されたガイドリブへの嵌め込み等により絶縁プレート56に固定されている。
【0312】
このような構成において、装置本体2に給電用面板53を取り付け、この給電用面板53を装置本体2の開口部2aを閉止する閉止位置へ回動させることにより、給電部材141の一部である導電性ピン61が被給電部材の接続端子68に当接され、及び、給電部材141の一部である絶縁被覆電線64が高圧電源51の接続端子102に固定されているので、高圧電源51から被給電部材への給電を行える。
【0313】
本発明の第7の実施の形態を図29に基づいて説明する。本実施の形態の特徴部分は、給電用面板53内に設けられた給電部材151の構成である。
【0314】
給電部材151は、軸心方向に摺動可能に設けられて先端部が被給電部材(例えば、現像ローラ11)の接続端子68に当接される第1の導電性ピン61と、第1の導電性ピン61の後端部に当接されてこの第1の導電性ピン61を接続端子68との当接方向に向けて付勢する第1の導電性付勢板142と、軸心方向に摺動可能に設けられて先端部が高圧電源51の接続端子52に当接される第2の導電性ピン62と、第2の導電性ピン62の後端部に当接されてこの第2の導電性ピン62を接続端子52との当接方向に向けて付勢する第2の導電性付勢板152と、一端が第1の導電性付勢板142に接続されて他端が第2の導電板152に接続された絶縁被覆電線64とを備えている。
【0315】
導電性付勢板142,152は、ネジ止め、絶縁プレート56に形成されたガイドリブへの嵌め込み等により絶縁プレート56に固定されている。
【0316】
このような構成において、装置本体2に給電用面板53を取り付け、この給電用面板53を装置本体2の開口部2aを閉止する閉止位置へ回動させることにより、給電部材151の一部である第1の導電性ピン61が被給電部材の接続端子68に当接され、及び、給電部材151の一部である第2の導電性ピン62が高圧電源51の接続端子52に当接され、高圧電源51から被給電部材への給電を行える。
【0317】
本発明の第8の実施の形態を図30に基づいて説明する。本実施の形態の特徴部分は、位置決め板59の位置である。
【0318】
位置決め板59は、この位置決め板59を含む給電用面板53を開口部2aを閉止する閉止位置に回動させたとき、位置決め板59が絶縁プレート56,57,58よりも装置本体2から離反した側となる位置に配置されている。即ち、給電用面板53を閉止位置に回動させたとき、開口部2aに近接した位置に絶縁プレート56,57,58が位置し、その外側が位置決め板59が位置する。
【0319】
このような構成において、被位置決め部材である感光体9や帯電ローラ10等が位置決め板59から離反し、位置決め板59と被位置決め部材との間に絶縁プレート56,57,58に位置するので、位置決め板59として鋼板などの金属板を使用した場合でも、この位置決め板59と位置決め部材との間での空気放電による漏電防止を図ることができる。
【0320】
【発明の効果】
請求項1記載の発明の給電用面板によれば、高圧電源から被給電部材へ給電する給電部材が給電用面板のケース本体内に収納されているので、高圧電源から被給電部材へ給電する配線を装置本体内に設ける必要がなくなり、この給電用面板を使用することによって装置本体における給電のための配線構造を簡易化することができる。また、この給電用面板を使用することによって高圧電源の接続端子と被給電部材の接続端子とを開口部側に配置することができるので、接続端子の折れ曲がり等の不具合の発生の確認やその不具合の修理を速やかに行える。さらに、第1・第2の導電性ピンは、それぞれ第1・第2の導電性スプリングにより接続端子との当接方向に向けて付勢されているので、第1・第2の導電性ピンと接続端子との接続を確実に行うことができる。
【0321】
請求項2記載の発明の給電用面板によれば、高圧電源から被給電部材へ給電する給電部材が給電用面板のケース本体内に収納されているので、高圧電源から被給電部材へ給電する配線を装置本体内に設ける必要がなくなり、この給電用面板を使用することによって装置本体における給電のための配線構造を簡易化することができる。また、この給電用面板を使用することによって高圧電源の接続端子と被給電部材の接続端子とを開口部側に配置することができるので、接続端子の折れ曲がり等の不具合の発生の確認やその不具合の修理を速やかに行え、高圧電源の接続端子と絶縁被覆電線との固定作業を容易に行える。導電性ピンは導電性スプリングにより接続端子との当接方向に向けて付勢されているので、導電性ピンと接続端子との接続を確実に行うことができる。絶縁被覆電線は高圧電源の接続端子に固定されるので、給電用面板を閉止位置と開放位置との間で回動を繰り返した場合でも絶縁被覆電線と高圧電源の接続端子との接続不良の発生を防止できる。
【0322】
請求項3記載の発明の給電用面板によれば、高圧電源から被給電部材へ給電する給電部材が給電用面板のケース本体内に収納されているので、高圧電源から被給電部材へ給電する配線を装置本体内に設ける必要がなくなり、この給電用面板を使用することによって装置本体における給電のための配線構造を簡易化することができる。また、この給電用面板を使用することによって高圧電源の接続端子と被給電部材の接続端子とを開口部側に配置することができるので、接続端子の折れ曲がり等の不具合の発生の確認やその不具合の修理を速やかに行え、高圧電源の接続端子と絶縁被覆電線との固定作業を容易に行える。導電性ピンは導電性スプリングにより接続端子との当接方向に向けて付勢されているので、導電性ピンと接続端子との接続を確実に行うことができる。絶縁被覆電線は高圧電源の接続端子に固定されるので、給電用面板を閉止位置と開放位置との間で回動を繰り返した場合でも絶縁被覆電線と高圧電源の接続端子との接続不良の発生を防止できる。
【0323】
請求項4記載の発明の給電用面板によれば、高圧電源から被給電部材へ給電する給電部材が給電用面板のケース本体内に収納されているので、高圧電源から被給電部材へ給電する配線を装置本体内に設ける必要がなくなり、この給電用面板を使用することによって装置本体における給電のための配線構造を簡易化することができる。また、この給電用面板を使用することによって高圧電源の接続端子と被給電部材の接続端子とを開口部側に配置することができるので、接続端子の折れ曲がり等の不具合の発生の確認やその不具合の修理を速やかに行える。第1・第2の導電性ピンは、それぞれ第1・第2の導電性スプリングにより接続端子との当接方向に向けて付勢されているので、第1・第2の導電性ピンの接続端子への接続を確実に行うことができる。
【0324】
請求項5記載の発明の給電用面板によれば、高圧電源から被給電部材へ給電する給電部材が給電用面板のケース本体内に収納されているので、高圧電源から被給電部材へ給電する配線を装置本体内に設ける必要がなくなり、この給電用面板を使用することによって装置本体における給電のための配線構造を簡易化することができる。また、この給電用面板を使用することによって高圧電源の接続端子と被給電部材の接続端子とを開口部側に配置することができるので、接続端子の折れ曲がり等の不具合の発生の確認やその不具合の修理を速やかに行える。第1・第2の導電性ピンは、それぞれ導電性付勢板により接続端子との当接方向に向けて付勢されているので、第1・第2の導電性ピンの接続端子への接続を確実に行うことができる。この給電部材は導電性付勢板の付勢力によって第1・第2の導電性ピンを付勢しているので、給電部材を簡単な構造とすることができ、しかも、給電部材を構成する部品点数を少なくできるので各構成部品の接続箇所の数が少なくなるとともにその接続箇所での電気抵抗の発生が低減され、電力の有効利用を図ることができる。
【0325】
請求項6記載の発明の給電用面板によれば、高圧電源から被給電部材へ給電する給電部材が給電用面板のケース本体内に収納されているので、高圧電源から被給電部材へ給電する配線を装置本体内に設ける必要がなくなり、この給電用面板を使用することによって装置本体における給電のための配線構造を簡易化することができる。また、この給電用面板を使用することによって高圧電源の接続端子と被給電部材の接続端子とを開口部側に配置することができるので、接続端子の折れ曲がり等の不具合の発生の確認やその不具合の修理を速やかに行え、高圧電源の接続端子と絶縁被覆電線との固定作業を容易に行える。導電性ピンは、導電性付勢板により接続端子との当接方向に向けて付勢されているので、導電性ピンと接続端子との接続を確実に行うことができる。この給電部材は導電性付勢板の付勢力によって導電性ピンを付勢しているので、給電部材を簡単な構造とすることができる。絶縁被覆電線は高圧電源の接続端子に固定されるので、給電用面板を閉止位置と開放位置との間で回動を繰り返した場合でも絶縁被覆電線と高圧電源の接続端子との接続不良の発生を防止できる。
【0326】
請求項7記載の発明の給電用面板によれば、高圧電源から被給電部材へ給電する給電部材が給電用面板のケース本体内に収納されているので、高圧電源から被給電部材へ給電する配線を装置本体内に設ける必要がなくなり、この給電用面板を使用することによって装置本体における給電のための配線構造を簡易化することができる。また、この給電用面板を使用することによって高圧電源の接続端子と被給電部材の接続端子とを開口部側に配置することができるので、接続端子の折れ曲がり等の不具合の発生の確認やその不具合の修理を速やかに行える。第1・第2の導電性ピンは、それぞれ導電性付勢板により接続端子との当接方向に向けて付勢されているので、第1・第2の導電性ピンの接続端子への接続を確実に行うことができる。
【0327】
請求項8記載の発明によれば、請求項1ないし7のいずれか一記載の給電用面板において、前記絶縁プレートは、前記給電部材を挟んだ二層構造であるので、給電部材の絶縁効果が高くなり、給電部材から周囲の部品への漏電を防止できる。
【0328】
請求項9記載の発明によれば、請求項1ないし7のいずれか一記載の給電用面板において、前記絶縁プレートは、前記給電部材を挟んだ三層以上の構造であるので、給電部材の絶縁効果が高くなり、給電部材から周囲の部品への漏電が防止することができる。さらに、絶縁プレートの層の数を増やすことにより、給電用面板の本体ケース内に収納できる給電部材の数を増やすことが容易になる。
【0329】
請求項10記載の発明によれば、請求項1ないし7のいずれか一記載の給電用面板において、前記絶縁プレートの両面に前記給電部材が支持されているので、絶縁プレートの周囲のスペースを有効に利用して給電部材を支持することができる。
【0330】
請求項11記載の発明によれば、請求項8又は9記載の給電用面板において、前記絶縁プレート同士がネジ結合されているので、振動の伝わりや落下の衝撃により絶縁プレート同士の結合が外れることを防止できる。
【0331】
請求項12記載の発明によれば、請求項8又は9記載の給電用面板において、前記絶縁プレート同士が、一つの前記絶縁プレートに形成されたフック部と他の前記絶縁プレートに形成された嵌合穴との嵌め合わせにより結合されているので、ネジなどの結合部材が不要となって安価な構造とすることができる。
【0332】
請求項13記載の発明によれば、請求項1ないし7のいずれか一記載の給電用面板において、前記装置本体内に収納されている被位置決め部材を支持する位置決め板が前記ケース本体に取り付けられ、この位置決め板は、前記本体ケースを閉止位置に位置付けしたときに前記絶縁プレートより前記装置本体側となる位置に配置されているので、給電用面板を用いて被位置決め部材を支持することができ、位置決め板により被位置決め部材を支持する位置が装置本体側の近くとなるため、被位置決め部材にモーメントが作用した場合でも被位置決め部材の位置ずれを抑制できる。
【0333】
請求項14記載の発明によれば、請求項1ないし7のいずれか一記載の給電用面板において、前記装置本体内に収納されている被位置決め部材を支持する位置決め板が前記ケース本体に取り付けられ、この位置決め板は、前記本体ケースを閉止位置に位置付けしたときに前記絶縁プレートより前記装置本体から離反した側となる位置に配置されているので、給電用面板を用いて被位置決め部材を支持することができ、被位置決め部材が位置決め板から離反して位置決め板と被位置決め部材との間に絶縁プレートに位置するので、位置決め板として鋼板などの金属板を使用した場合でも、この位置決め板と位置決め部材との間での空気放電による漏電防止を図ることができる。
【0334】
請求項15記載の発明によれば、請求項13又は14記載の給電用面板において、前記絶縁プレートと前記位置決め板とがネジ結合されているので、振動の伝わりや落下の衝撃により絶縁プレートと位置決め板との結合が外れることを防止できる。
【0335】
請求項16記載の発明によれば、請求項13又は14記載の給電用面板において、前記絶縁プレートと前記位置決め板とが、前記絶縁プレートと前記位置決め板とのいずれか一方に形成されたフック部と他方に形成された嵌合穴との嵌め合わせにより結合されているので、ネジなどの結合部材が不要となって安価な構造とすることができる。
【0336】
請求項17記載の発明によれば、請求項1ないし7のいずれか一記載の給電用面板において、前記絶縁プレートに、前記導電性ピンの外形寸法より0.01〜0.5mm大きい内径寸法のピン用ガイド筒が形成され、このピン用ガイド筒に前記導電性ピンが挿入されているので、導電性ピンの摺動性を向上させることができる。
【0337】
請求項18記載の発明によれば、請求項17記載の給電用面板において、前記ピン用ガイド筒における前記導電性ピンが挿入される側の内周側縁部にC面テーパが形成されているので、ピン用ガイド筒へ導電性ピンを挿入する組み立て時の作業性を向上させることができる。
【0338】
請求項19記載の発明によれば、請求項17記載の給電用面板において、前記ピン用ガイド筒における前記導電性ピンが挿入される側の内周側縁部にR面が形成されているので、ピン用ガイド筒へ導電性ピンを挿入する組み立て時の作業性を向上させることができる。また、ピン用ガイド筒へ導電性ピンを挿入する際に導電性ピンがピン用ガイド筒の縁部に衝突しても、その衝突が原因となってピン用ガイド筒の縁部や導電性ピンが削れることを防止できる。
【0339】
請求項20記載の発明によれば、請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板において、前記絶縁プレートに、前記導電性スプリングの外形寸法より0.01〜0.5mm大きい内径寸法のスプリング用ガイド筒が形成され、このスプリング用ガイド筒に前記導電性スプリングが挿入されているので、スプリング用ガイド筒に挿入された導電性スプリングの支持を確実に行うことができる。
【0340】
請求項21記載の発明によれば、請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板において、前記絶縁プレートに、前記導電性スプリングの外形寸法と同じ内径寸法のスプリング用ガイド筒が形成され、このスプリング用ガイド筒に前記導電性スプリングが挿入されているので、スプリング用ガイド筒に挿入された導電性スプリングの支持を確実に行うことができる。
【0341】
請求項22記載の発明によれば、請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板において、前記絶縁プレートに、前記導電性スプリングの外形寸法より0.01〜0.5mm小さい内径寸法のスプリング用ガイド筒が形成され、このスプリング用ガイド筒に前記導電性スプリングが挿入されているので、スプリング用ガイド筒に挿入された導電性スプリングの支持を確実に行うことができる。
【0342】
請求項23記載の発明によれば、請求項20ないし22のいずれか一記載の給電用面板において、前記スプリング用ガイド筒における前記導電性スプリングが挿入される側の内周側縁部にC面テーパが形成されているので、スプリング用ガイド筒への導電性スプリングを挿入する組み立て時の作業性を向上させることができる。
【0343】
請求項24記載の発明によれば、請求項20ないし22のいずれか一記載の給電用面板において、前記スプリング用ガイド筒における前記導電性スプリングが挿入される側の内周側縁部にR面が形成されている。
【0344】
したがって、スプリング用ガイド筒へ導電性スプリングを挿入する組み立て時の作業性を向上させることができる。また、スプリング用ガイド筒へ導電性スプリングを挿入する際に導電性スプリングがスプリング用ガイド筒の縁部に衝突しても、その衝突が原因となってスプリング用ガイド筒の縁部や導電性スプリングが削れることを防止できる。
【0345】
請求項25記載の発明によれば、請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板において、前記絶縁プレートに前記導電性スプリングの内径寸法より小さい外形寸法の支持凸部が形成され、この支持凸部が前記導電性スプリングの内径部分に挿入されているので、組み立て時において支持凸部が導電性スプリングのガイドとなるので、組み立て時の作業性を向上させることができる。
【0346】
請求項26記載の発明によれば、請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板において、前記絶縁プレートに前記導電性スプリングの内径寸法と同じ外形寸法の支持凸部が形成され、この支持凸部が前記導電性スプリングの内径部分に挿入されているので、導電性スプリングは支持凸部に対して軽くしまり嵌められるので、組み立て時の作業性を向上させることができる。
【0347】
請求項27記載の発明によれば、請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板において、前記絶縁プレートに前記導電性スプリングの内径寸法より0.01〜0.5mm大きい外形寸法の支持凸部が形成され、この支持凸部が前記導電性スプリングの内径部分に挿入されているので、導電性スプリングは支持凸部に対して強固にしまり嵌められるので、組み立て時の作業性を向上させることができる。
【0348】
請求項28記載の発明によれば、請求項25ないし27のいずれか一記載の給電用面板において、前記支持凸部における前記導電性スプリングの内径部分への挿入側先端部の縁部にC面テーパが形成されているので、導電性スプリングの内径部分へ支持凸部を挿入する際の作業性を向上させることができる。
【0349】
請求項29記載の発明によれば、請求項25ないし27のいずれか一記載の給電用面板において、前記支持凸部における前記導電性スプリングの内径部分への挿入側先端部の縁部にR面が形成されているので、導電性スプリングの内径部分へ支持凸部を挿入する際の作業性を向上させることができる。また、また、導電性スプリングの内径部分へ支持凸部を挿入する際に支持凸部の縁部が導電性スプリングに衝突しても、その当接が原因となって支持凸部の縁部や導電性スプリングが削れることを防止できる。
【0350】
請求項30記載の発明によれば、請求項1,3,4,5,6又は7のいずれか一記載の給電用面板において、前記絶縁プレートに前記導電板の形状に合わせたガイドリブが形成され、このガイドリブ内に前記導電板が嵌め込まれているので、絶縁プレートの表面を流れる電流の沿面距離を増大させることができ、それにより導電板とその導電板と隣合って位置する導電性部材との間での沿面電流による漏電を抑制できる。
【0351】
請求項31記載の発明によれば、請求項30記載の給電用面板において、前記絶縁プレートに一つの前記導電板が嵌め込まれた前記ガイドリブと他の前記導電板が嵌め込まれた前記ガイドリブとの間に位置して一つ以上のリブが形成されているので、隣合う導電板の間における絶縁プレートの表面を流れる電流の沿面距離がさらに増大し、隣合う導電板の間での沿面電流による漏電をさらに抑制することができる。
【0352】
請求項32記載の発明によれば、請求項1,3,4,5,6又は7記載の給電用面板において、前記導電板に十字形スリットが形成され、前記絶縁プレートに凸部が形成され、前記凸部が前記十字形スリットの中央部に挿入されているので、十字形スリットの縁部が凸部の外周部に食い込み、絶縁プレートへの導電板の固定を安価な構造で確実に行うことができる。
【0353】
請求項33記載の発明によれば、請求項1,3,4,5,6又は7記載の給電用面板において、前記導電板にエの字形スリットが形成され、前記絶縁プレートに凸部が形成され、前記凸部が前記エの字形スリットの中央部に挿入されているので、エの字形スリットの縁部が凸部の外周部に食い込み、絶縁プレートへの導電板の固定を安価な構造で確実に行うことができる。
【0354】
請求項34記載の発明によれば、請求項1,3,4,5,6又は7記載の給電用面板において、前記導電板の幅方向の両側に突起が形成され、前記絶縁プレートにおける前記導電板の幅方向を挟む位置に少なくとも一対の凸部が形成され、前記突起が前記凸部間に圧入されているので、突起が凸部の外周部に食い込み、絶縁プレートへの導電板の固定を安価な構造で確実に行うことができる。
【0355】
請求項35記載の発明によれば、請求項1,3,4,5,6又は7記載の給電用面板において、前記導電板が前記絶縁プレートにネジ結合されているので、絶縁プレートと導電板との固定を強固に行え、必要に応じて導電板の交換等を容易に行うことができる。
【0356】
請求項36記載の発明によれば、請求項32又は33記載の給電用面板において、前記凸部の先端部の縁部にC面テーパが形成されているので、十字形スリットやエの字形スリットへの凸部の挿入や、凸部間への導電板の圧入を容易に行え、組み立て時の作業性を向上させることができる。
【0357】
請求項37記載の発明によれば、請求項32又は33記載の給電用面板において、前記凸部の先端部の縁部にR面が形成されているので、十字形スリットやエの字形スリットへの凸部の挿入や、凸部間への導電板の圧入を容易に行え、組み立て時の作業性を向上させることができる。
【0358】
請求項38記載の発明によれば、請求項1ないし7のいずれか一記載の給電用面板において、前記絶縁プレートに前記導電性ピンが摺動可能に挿入されるガイド穴が形成され、前記導電性ピンに前記ガイド穴の内径寸法より大径の外形寸法を有するストッパ部が形成されているので、導電性ピンをガイド穴に挿入したときにストッパ部がガイド穴の入り口側の縁部に当接するので、絶縁プレートからの導電性ピンの抜け落ちを防止できる。
【0359】
請求項39記載の発明によれば、請求項1ないし7のいずれか一記載の給電用面板において、前記絶縁プレートに前記導電性ピンが摺動可能に挿入されるガイド穴が形成され、前記ガイド穴の内周面と前記導電性ピンの外周面との間に導電性グリスが塗布されているので、導電性ピンの摺動性を向上させることができ、及び、導電性ピンが接続端子に当接したときの導電性を良好に維持することができる。
【0360】
請求項40記載の発明によれば、請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電性ピンにおける前記導電性スプリングにより付勢される側に前記導電性スプリングの内径寸法より小さい外形寸法の支持凸部が形成され、この支持凸部が前記導電性スプリングの内径部分に挿入されているので、組み立て時において支持凸部が導電性スプリングのガイドとなるので、組み立て時の作業性を向上させることができる。
【0361】
請求項41記載の発明によれば、請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電性ピンにおける前記導電性スプリングにより付勢される側に前記導電性スプリングの内径寸法と同じ外形寸法の支持凸部が形成され、この支持凸部が前記導電性スプリングの内径部分に挿入されているので、導電性スプリングが支持凸部に対して軽くしまり嵌められるので、組み立て時の作業性を向上させることができる。
【0362】
請求項42記載の発明によれば、請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電性ピンにおける前記導電性スプリングにより付勢される側に前記導電性スプリングの内径寸法より0.01〜0.5mm大きい外形寸法の支持凸部が形成され、この支持凸部が前記導電性スプリングの内径部分に挿入されているので、導電性スプリングが支持凸部に対して強固にしまり嵌められるので、組み立て時の作業性を向上させることができる。
【0363】
請求項43記載の発明によれば、請求項40ないし42のいずれか一記載の給電用面板において、前記支持凸部における前記導電性スプリングの内径部分への挿入側先端部の縁部にC面テーパが形成されているので、導電性スプリングの内径部分への支持凸部の挿入を容易に行え、組み立て時の作業性を向上させることができる。
【0364】
請求項44記載の発明によれば、請求項40ないし42のいずれか一記載の給電用面板において、前記支持凸部における前記導電性スプリングの内径部分への挿入側先端部の縁部にR面が形成されているので、導電性スプリングの内径部分への支持凸部の挿入を容易に行え、組み立て時の作業性を向上させることができる。
【0365】
請求項45記載の発明によれば、請求項40ないし44のいずれか一記載の給電用面板において、前記支持凸部と前記導電性スプリングとの間に導電性グリスが塗布されているので、導電性ピンと導電性スプリングとの間の導電性を向上させることができる。
【0366】
請求項46記載の発明によれば、請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電性ピンは鋼棒から形成され、前記導電性スプリングはピアノ線又は鋼線から形成されているので、これらの導電性ピンと導電性スプリングとを備えた給電部材は導電性に優れており、この給電部材を用いて行われる給電性能を向上させることができる。
【0367】
請求項47記載の発明によれば、請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電性ピンは銅棒から形成され、前記導電性スプリングはピアノ線又は鋼線から形成されているので、これらの導電性ピンと導電性スプリングとを備えた給電部材は導電性に優れており、この給電部材を用いて行われる給電性能を向上させることができる。
【0368】
請求項48記載の発明によれば、請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電性ピンと前記導電性スプリングとのいずれか一方の表面にニッケルの皮膜が形成されているので、導電性ピンと導電性スプリングとの間の合成化学電位が下がり、腐食を防止できる。
【0369】
請求項49記載の発明によれば、請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電性ピンと前記導電性スプリングとの両方の表面にニッケルの皮膜が形成されているので、導電性ピンと導電性スプリングとの間の合成化学電位が同電位となり、腐食を防止することができる。また、ニッケルの皮膜が形成された導電性ピンと導電性スプリングとは共に傷付きの発生を防止できる。
【0370】
請求項50記載の発明によれば、請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電性ピンと前記導電性スプリングとのいずれか一方の表面に銅の皮膜が形成され、その上にニッケルの皮膜が形成されているので、導電性ピンと導電性スプリングとの間の合成化学電位が下がり、腐食を防止することができる。また、ニッケルの皮膜が剥がれてもその下に銅の皮膜が形成されているので、腐食に対する耐久性を高めることができ、しかも、銅自体の電気抵抗が低いために導電性を良好に維持できる。
【0371】
請求項51記載の発明によれば、請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電性ピンと前記導電性スプリングとの両方の表面に銅の皮膜が形成され、その上にニッケルの皮膜が形成されているので、導電性ピンと導電性スプリングとの間の合成化学電位が同電位になり、腐食を防止できる。また、ニッケルの皮膜が剥がれてもその下に銅の皮膜が形成されているので、腐食に対する耐久性を高めることができ、しかも、銅自体の電気抵抗が低いために導電性を良好に維持できる。
【0372】
請求項52記載の発明によれば、請求項5ないし7のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電性付勢板に当接される前記導電性ピンの後端部端面が平面形状に形成され、前記導電性付勢板における前記導電性ピンの後端部端面が当接される面が平面形状に形成されているので、導電性ピンと導電性付勢板とが面接触するため、接触面積が大きくなってその接触部分での電気抵抗が小さくなり、効率の良い給電を行うことができる。
【0373】
請求項53記載の発明によれば、請求項5ないし7のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電性付勢板に当接される前記導電性ピンの後端部端面が平面形状に形成され、前記導電性付勢板における前記導電性ピンの後端部端面が当接される面が凸状の円弧形状に形成されているので、導電性ピンが導電性付勢板の円弧形状の面に対する放射方向で位置ずれした場合でも、導電性ピンの平面形状部分と導電性付勢板の円弧形状面との接触状態が一定に維持され、安定した給電を行うことができる。
【0374】
請求項54記載の発明によれば、請求項5ないし7のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電性付勢板に当接される前記導電性ピンの後端部端面が平面形状に形成され、前記導電性付勢板における前記導電性ピンの後端部端面に当接する部分に半球状凸部が形成されているので、導電性ピンが導電性付勢板に対してどの方向で位置ずれした場合でも、導電性ピンの平面形状部分と導電性付勢板の半球状凸部との接触状態が一定に維持され、安定した給電を行うことができる。
【0375】
請求項55記載の発明によれば、請求項5ないし7のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電性付勢板に当接される前記導電性ピンの後端部端面に半球状凸部が形成され、前記導電性付勢板における前記導電性ピンの前記半球状凸部が当接される面が平面形状に形成されているので、導電性ピンが導電性付勢板に対してどの方向で位置ずれした場合でも、導電性ピンの半球状凸部と導電性付勢板の平面形状部分との接触状態が一定に維持され、安定した給電を行うことができる。
【0376】
請求項56記載の発明によれば、請求項5ないし7のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電性ピンの後端部と前記導電性付勢板との当接部に導電性グリスが塗布されているので、導電性ピンと導電性付勢板との間の導電性を向上させることができる。
【0377】
請求項57記載の発明によれば、請求項5ないし7のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電性ピンは鋼棒から形成され、前記導電性付勢板は鋼板から形成されているので、これらの導電性ピンと導電性付勢板とを備えた給電部材は導電性に優れており、この給電部材を用いて行われる給電性能を向上させることができる。
【0378】
請求項58記載の発明によれば、請求項5ないし7のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電性ピンは鋼棒から形成され、前記導電性付勢板は銅板から形成されているので、これらの導電性ピンと導電性付勢板とを備えた給電部材は導電性に優れており、この給電部材を用いて行われる給電性能を向上させることができる。
【0379】
請求項59記載の発明によれば、請求項5ないし7のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電性ピンは銅棒から形成され、前記導電性付勢板は鋼板から形成されているので、これらの導電性ピンと導電性付勢板とを備えた給電部材は導電性に優れており、この給電部材を用いて行われる給電性能を向上させることができる。
【0380】
請求項60記載の発明によれば、請求項5ないし7のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電性ピンは銅棒から形成され、前記導電性付勢板は銅板から形成されているので、これらの導電性ピンと導電性付勢板とを備えた給電部材は導電性に優れており、この給電部材を用いて行われる給電性能を向上させることができる。
【0381】
請求項61記載の発明によれば、請求項5ないし7のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電性ピンと前記導電性付勢板とのいずれか一方の表面にニッケルの皮膜が形成されているので、導電性ピンと導電性付勢板との間の合成化学電位が下がり、腐食を防止できる。
【0382】
請求項62記載の発明によれば、請求項5ないし7のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電性ピンと前記導電性付勢板との両方の表面にニッケルの皮膜が形成されているので、導電性ピンと導電性付勢板との両方の表面にニッケルの皮膜が形成されているので、導電性ピンと導電性付勢板との間の合成化学電位が同電位となり、腐食を防止できる。また、ニッケルの皮膜が形成された導電性ピンと導電性付勢板とは共に傷付きの発生を防止できる。
【0383】
請求項63記載の発明によれば、請求項5ないし7のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電性ピンと前記導電性付勢板とのいずれか一方の表面に銅の皮膜が形成され、その上にニッケルの皮膜が形成されているので、導電性ピンと導電性付勢板との間の合成化学電位が下がり、腐食を防止できる。また、ニッケルの皮膜が剥がれてもその下に銅の皮膜が形成されているので、腐食に対する耐久性を高めることができ、しかも、銅自体の電気抵抗が低いために導電性が良好に維持できる。
【0384】
請求項64記載の発明によれば、請求項5ないし7のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電性ピンと前記導電性付勢板との両方の表面に銅の皮膜が形成され、その上にニッケルの皮膜が形成されているので、導電性ピンと導電性スプリングとの間の合成化学電位が同電位になり、腐食を防止できる。また、ニッケル層が剥がれてもその下に銅層が形成されているので、腐食に対する耐久性を高めることができ、しかも、銅自体の電気抵抗が低いために導電性を良好に維持できる。
【0385】
請求項65記載の発明によれば、請求項1ないし7のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電性ピンは、切削加工により形成されているので、導電性ピンの形状の自由度を高めることができ、また、導電性の高い金属を使用して導電性ピンを容易に形成することができる。
【0386】
請求項66記載の発明によれば、請求項1ないし7のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電性ピンは、ヘッダ加工により形成されているので、導電性の高い金属材料の分子結合を切断することなく導電性ピンを形成することができ、形成された導電性ピンの導電性能を高めることができる。
【0387】
請求項67記載の発明によれば、請求項1ないし7のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電性ピンは、転造により形成されているので、導電性の高い金属材料の分子結合を切断することなく導電性ピンを形成することができ、形成された導電性ピンの導電性能を高めることができる。
【0388】
請求項68記載の発明によれば、請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電板に切曲げ片が形成され、この切曲げ片により前記導電性スプリングの線材部分が挟持されているので、導電性スプリングが導電板に固定されるので組み立て時の作業性を向上させることができ、導電板と導電性スプリングとの接触を確実に維持することができる。
【0389】
請求項69記載の発明によれば、請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電板に切曲げ片が形成され、この切曲げ片が前記導電性スプリングの内径部分に圧入されているので、導電性スプリングが導電板に固定されるので組み立て時の作業性を向上させることができ、導電板と導電性スプリングとの接触が確実に維持することができる。
【0390】
請求項70記載の発明によれば、請求項69記載の給電用面板において、前記切曲げ片の先端部にC面テーパが形成されているので、切曲げ片を導電性スプリングの内径部分に圧入するときC面テーパがガイドになるので、圧入作業を容易に行うことができる。
【0391】
請求項71記載の発明によれば、請求項69記載の給電用面板において、前記切曲げ片の先端部にR面が形成されているので、切曲げ片を導電性スプリングの内径部分に圧入するときR面がガイドになるので、圧入作業を容易に行うことができる。
【0392】
請求項72記載の発明によれば、請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電板と前記導電性スプリングとの接触部分に導電性グリスが塗布されているので、導電板と導電性スプリングとの間の導電性を向上させることができる。
【0393】
請求項73記載の発明によれば、請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電板は鋼板から形成され、前記導電性スプリングはピアノ線又は鋼線から形成されているので、これらの導電板と導電性スプリングとを備えた給電部材は導電性に優れており、この給電部材を用いて行われる給電性能を向上させることができる。
【0394】
請求項74記載の発明によれば、請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電板は銅板から形成され、前記導電性スプリングはピアノ線又は鋼線から形成されているので、これらの導電板と導電性スプリングとを備えた給電部材は導電性に優れており、この給電部材を用いて行われる給電性能を向上させることができる。
【0395】
請求項75記載の発明によれば、請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電板と前記導電性スプリングとのいずれか一方の表面にニッケルの皮膜が形成されているので、導電板と導電性スプリングとの間の合成化学電位が下がり、腐食を防止できる。
【0396】
請求項76記載の発明によれば、請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電板と前記導電性スプリングとの両方の表面にニッケルの皮膜が形成されているので、導電板と導電性スプリングとの間の合成化学電位が同電位となり、腐食を防止できる。また、ニッケルの皮膜が形成された導電板と導電性スプリングとは共に傷付きの発生を防止できる。
【0397】
請求項77記載の発明によれば、請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電板と前記導電性スプリングとのいずれか一方の表面に銅の皮膜が形成され、その上にニッケルの皮膜が形成されているので、導電板又は導電性スプリングのいずれか一方の表面にニッケルの皮膜が形成されているため、導電板と導電性スプリングとの間の合成化学電位が下がり、腐食を防止できる。また、ニッケルの皮膜が剥がれてもその下に銅の皮膜が形成されているので、腐食に対する耐久性を高めることができ、しかも、銅自体の電気抵抗が低いために導電性が良好に維持できる。
【0398】
請求項78記載の発明によれば、請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電板と前記導電性スプリングとの両方の表面に銅の皮膜が形成され、その上にニッケルの皮膜が形成されているので、導電板と導電性スプリングとの間の合成化学電位が同電位になり、腐食を防止できる。また、ニッケルの皮膜が剥がれてもその下に銅の皮膜が形成されているので、腐食に対する耐久性を高めることができ、しかも、銅自体の電気抵抗が低いために導電性が良好に維持できる。
【0399】
請求項79記載の発明によれば、請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電性ピンが複数設けられ、前記導電性ピンを付勢する前記導電性スプリングが複数設けられ、複数の前記導電性スプリングの圧力が0.5〜1.5Nに設定されているので、給電用面板を閉止位置へ回動させたときに導電性スプリングからの反力による絶縁プレートの歪みが発生しなくなり、接続端子への全ての導電性ピンの接続状態を安定させることができる。
【0400】
請求項80記載の発明によれば、請求項5ないし7のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電性ピンが複数設けられ、前記導電性ピンを付勢する前記導電性付勢板が複数設けられ、前記導電性付勢板の圧力が0.5〜1.5Nに設定されているので、給電用面板を閉止位置へ回動させたときに導電性付勢板からの反力による絶縁プレートの歪みが発生しなくなり、接続端子への全ての導電性ピンの接続状態を安定させることができる。
【0401】
請求項81記載の発明によれば、請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電性ピンが複数設けられ、前記導電性ピンを付勢する前記導電性スプリングが複数設けられ、複数の前記導電性スプリングの圧力が全て同じ値に設定されているので、給電用面板を閉止位置へ回動させたときに導電性スプリングからの反力による絶縁プレートの歪みが発生しなくなり、接続端子への全ての導電性ピンの接続状態を安定させることができる。
【0402】
請求項82記載の発明によれば、請求項5ないし7のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電性ピンが複数設けられ、前記導電性ピンを付勢する前記導電性付勢板が複数設けられ、複数の前記導電性付勢板の圧力が全て同じ値に設定されているので、給電用面板を閉止位置へ回動させたときに導電性付勢板からの反力による絶縁プレートの歪みが発生しなくなり、接続端子への全ての導電性ピンの接続状態を安定させることができる。
【0403】
請求項83記載の発明によれば、請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電性ピンが複数設けられ、前記導電性ピンを付勢する前記導電性スプリングが複数設けられ、少なくとも一つの前記導電性スプリングの圧力が他の前記導電性スプリングの圧力より大きく設定され、この圧力が大きい前記導電性スプリングの近傍に前記絶縁プレートの歪みを阻止する歪み阻止部材が設けられているので、圧力が他の導電性スプリングより大きい導電性スプリングを使用した場合でもその導電性スプリングの周囲での絶縁プレートの歪みの発生を抑制でき、接続端子への全ての導電性ピンの接続状態を安定させることができる。
【0404】
請求項84記載の発明によれば、請求項5ないし7のいずれか一記載の給電用面板において、前記導電性ピンが複数設けられ、前記導電性ピンを付勢する前記導電性付勢板が複数設けられ、少なくとも一つの前記導電性付勢板の圧力が他の前記導電性付勢板の圧力より大きく設定され、この圧力が大きい前記導電性付勢板の近傍に前記絶縁プレートの歪みを阻止する歪み阻止部材が設けられているので、圧力が他の導電性付勢板より大きい導電性付勢板を使用した場合でもその導電性付勢板の周囲での絶縁プレートの歪みの発生を抑制でき、接続端子への全ての導電性ピンの接続状態を安定させることができる。
【0405】
請求項85記載の発明の画像形成装置によれば、請求項1ないし84のいずれか一記載の給電用面板を備えているので、この給電用面板内に収納された給電部材を介して高圧電源から被給電部材へ給電することができ、したがって、高圧電源から被給電部材へ給電する配線を装置本体内に設ける必要がなくなり、装置本体における給電のための配線構造を簡易化することができる。また、高圧電源の接続端子と被給電部材の接続端子とを開口部側に配置することができるので、接続端子の折れ曲がり等の不具合の発生の確認やその不具合の修理を速やかに行うことができる。
【0406】
請求項86記載の発明によれば、請求項85記載の画像形成装置において、前記導電性ピンの突出側先端部が平面形状に形成され、前記被給電部材と前記高圧電源との少なくとも一方に接続端子が設けられ、前記導電性ピンの先端部が当接される前記接続端子の当接部分が平面形状に形成されているので、導電性ピンと接続端子とが面接触するため、接触面積が大きくなってその接触部分での電気抵抗が小さくなり、効率の良い給電を行うことができる。
【0407】
請求項87記載の発明は、請求項85記載の画像形成装置において、前記導電性ピンの突出側先端部が平面形状に形成され、前記被給電部材と前記高圧電源との少なくとも一方に接続端子が設けられ、前記導電性ピンの先端部が当接される前記接続端子の当接部分が凸状の円弧形状に形成されているので、導電性ピンが接続端子の当接部分の円弧形状の放射方向に位置ずれした場合でも、導電性ピンの平面形状部分と接続端子の円弧形状面との接触状態を一定に維持することができ、安定した給電を行うことができる。
【0408】
請求項88記載の発明によれば、請求項85記載の画像形成装置において、前記導電性ピンの突出側先端部が平面形状に形成され、前記被給電部材と前記高圧電源との少なくとも一方に接続端子が設けられ、前記導電性ピンの先端部が当接される前記接続端子の当接部分に半球状凸部が形成されているので、導電性ピンが接続端子に対してどの方向で位置ずれした場合でも、導電性ピンの平面形状部分と接続端子の半球状凸部との接触状態を一定に維持することができ、安定した給電を行うことができる。
【0409】
請求項89記載の発明によれば、請求項85記載の画像形成装置において、前記導電性ピンの突出側先端部が平面形状に形成され、前記被給電部材と前記高圧電源との少なくとも一方に接続端子が設けられ、前記接続端子は前記導電性ピンの突出側先端部が当接される第1の平面部と前記導電性ピンの外周面が当接される第2の平面部とを有するL字形状に形成されているので、導電性ピンと接続端子との接触箇所が2点になるとともに接触面積が増大するので、導電性ピンとの接続端子との接触部分での電気抵抗が低減され、効率の良い給電を行うことができる。
【0410】
請求項90記載の発明によれば、請求項85記載の画像形成装置において、前記導電性ピンの突出側先端部が半球状に形成され、前記被給電部材と前記高圧電源との少なくとも一方に接続端子が設けられ、前記導電性ピンの先端部が当接される前記接続端子の当接部分が平面形状に形成されているので、導電性ピンが接続端子に対してどの方向で位置ずれした場合でも、導電性ピンの半球状の部分は接続端子の平面形状部分との接触状態が一定に維持され、安定した給電を行うことができる。
【0411】
請求項91記載の発明によれば、請求項85記載の画像形成装置において、前記導電性ピンの突出側先端部が半球状に形成され、前記被給電部材と前記高圧電源との少なくとも一方に接続端子が設けられ、前記導電性ピンの先端部が当接される前記接続端子の当接部分に前記導電性ピンの半球状部分が入り込む大きさの円錐形状凹部が形成されているので、導電性ピンの半球状の部分が接続端子の円錐形状凹部に入り込むことにより導電性ピンと接続端子とを確実に接触させることができ、安定した給電を行うことができる。
【0412】
請求項92記載の発明によれば、請求項86ないし91のいずれか一記載の画像形成装置において、前記導電性ピンと前記接続端子との間に導電性グリスが塗布されているので、導電性ピンと接続端子との間の導電性を向上させることができる。
【0413】
請求項93記載の発明によれば、請求項86ないし92のいずれか一記載の画像形成装置において、前記導電性ピンは鋼棒から形成され、前記接続端子は鋼材から形成されているので、導電性ピンと接続端子との間の導電性を向上させることができる。
【0414】
請求項94記載の発明によれば、請求項86ないし92のいずれか一記載の画像形成装置において、前記導電性ピンは鋼棒から形成され、前記接続端子は銅材から形成されているので、導電性ピンと接続端子との間の導電性を向上させることができる。
【0415】
請求項95記載の発明によれば、請求項86ないし92のいずれか一記載の画像形成装置において、前記導電性ピンは銅棒から形成され、前記接続端子は鋼材から形成されているので、導電性ピンと接続端子との間の導電性を向上させることができる。
【0416】
請求項96記載の発明によれば、請求項86ないし92のいずれか一記載の画像形成装置において、前記導電性ピンは銅棒から形成され、前記接続端子は銅材から形成されているので、導電性ピンと接続端子との間の導電性を向上させることができる。
【0417】
請求項97記載の発明によれば、請求項86ないし96のいずれか一記載の画像形成装置において、前記導電性ピンと前記接続端子とのいずれか一方の表面にニッケルの皮膜が形成されているので、導電性ピンと接続端子との間の合成化学電位が下がり、腐食を防止できる。
【0418】
請求項98記載の発明によれば、請求項86ないし96のいずれか一記載の画像形成装置において、前記導電性ピンと前記接続端子との両方の表面にニッケルの皮膜が形成されているので、導電性ピンと接続端子との間の合成化学電位が同電位となり、腐食を防止できる。また、ニッケルの皮膜が形成された導電性ピンと接続端子とは共に傷付きの発生を防止できる。
【0419】
請求項99記載の発明によれば、請求項86ないし96のいずれか一記載の画像形成装置において、前記導電性ピンと前記接続端子とのいずれか一方の表面に銅の皮膜が形成され、その上にニッケルの皮膜が形成されているので、導電性ピンと接続端子との間の合成化学電位が下がり、腐食を防止できる。また、ニッケルの皮膜が剥がれてもその下に銅の皮膜が形成されているので、腐食に対する耐久性を高めることができ、しかも、銅自体の電気抵抗が低いために導電性を良好に維持することができる。
【0420】
請求項100記載の発明によれば、請求項86ないし96のいずれか一記載の画像形成装置において、前記導電性ピンと前記接続端子との両方の表面に銅の皮膜が形成され、その上にニッケルの皮膜が形成されているので、導電性ピンと接続端子との間の合成化学電位が同電位になり、腐食を防止できる。また、ニッケルの皮膜が剥がれてもその下に銅の皮膜が形成されているので、腐食に対する耐久性を高めることができ、しかも、銅自体の電気抵抗が低いために導電性を良好に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のカラープリンタの内部構造の概略を示す正面図である。
【図2】その平面図である。
【図3】給電面板を開放位置へ回動させた状態を示す斜視図である。
【図4】給電用面板を示す分解斜視図である。
【図5】給電用面板を示す正面図である。
【図6】給電用面板の絶縁プレートを分解して示す正面図である。
【図7】給電用面板の要部の構造を示す縦断側面図である。
【図8】絶縁プレートへの導電性ピンの支持構造を分解して示す側面図である。
【図9】絶縁プレートへの導電板の支持構造を分解して示す斜視図である。
【図10】導電性ピンと接続端子との接続構造を示す斜視図である。
【図11】導電性ピンと接続端子との接続構造の変形例を示す斜視図である。
【図12】導電性ピンと接続端子との接続構造の他の変形例を示す斜視図である。
【図13】導電性ピンと接続端子との接続構造の他の変形例を示す斜視図である。
【図14】導電性ピンと接続端子との接続構造の他の変形例を示す斜視図である。
【図15】導電性ピンと接続端子との接続構造の他の変形例を示す斜視図である。
【図16】導電性スプリングの支持構造の変形例を分解して示す側面図である。
【図17】導電板と導電性スプリングとの接続構造の変形例を示す分解斜視図である。
【図18】導電板と導電性スプリングとの接続構造の他の変形例を示す分解斜視図である。
【図19】本発明の第2の実施の形態の給電用面板の要部の構造を示す縦断側面図である。
【図20】本発明の第3の実施の形態の給電用面板の要部の構造を示す縦断側面図である。
【図21】絶縁プレートの一部を示す背面図である。
【図22】本発明の第4の実施の形態の給電用面板の要部の構造を示す縦断側面図である。
【図23】本発明の第5の実施の形態の給電用面板の要部の構造を示す縦断側面図である。
【図24】導電性ピンと導電性付勢板との接続構造を示す分解斜視図である。
【図25】導電性ピンと導電性付勢板との接続構造の変形例を示す分解斜視図である。
【図26】導電性ピンと導電性付勢板との接続構造の他の変形例を示す分解斜視図である。
【図27】導電性ピンと導電性付勢板との接続構造の他の変形例を示す分解斜視図である。
【図28】本発明の第6の実施の形態の給電用面板の要部の構造を示す縦断側面図である。
【図29】本発明の第7の実施の形態の給電用面板の要部の構造を示す縦断側面図である。
【図30】本発明の第8の実施の形態の給電用面板の要部の構造を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
2 装置本体
2a 開口部
3 画像形成部
8a 被給電部材
9 被位置決め部材
10 被給電部材、被位置決め部材
11 被給電部材
19 被給電部材
52 接続端子
53 給電用面板
56 絶縁プレート
57 絶縁プレート
58 絶縁プレート
59 位置決め板
60 給電部材
61 第1の導電性ピン、導電性ピン
62 第2の導電性ピン
63 導電板
64 絶縁被覆電線
68 接続端子
69 第1の導電性スプリング、導電性スプリング
70 第2の導電性スプリング
72 ストッパ部
73 支持凸部
74 ピン用ガイド筒
75 スプリング用ガイド筒
76 ガイド穴
77 C面テーパ
78 R面
79 C面テーパ
80 R面
81 C面テーパ
82 R面
83 ガイドリブ、一対の凸部
84 凸部
85 十字形スリット
86 エの字形スリット
87 突起
88 C面テーパ
89 R面
90 半球状凸部
91 第1の平面部
92 第2の平面部
93 円錐形状凹部
94 支持凸部
96 C面テーパ
97 切曲げ片
98 切曲げ片
99 C面テーパ
101 給電部材
102 接続端子
111 給電部材
112 第1の導電板、導電板
113 ガイドリブ
114 リブ
121 給電部材
122 第2の導電板
131 給電部材
132 導電性付勢板
133 半球状凸部
134 半球状凸部
141 給電部材
142 導電性付勢板
151 給電部材

Claims (100)

  1. 装置本体の一面に形成された開口部を閉止する閉止位置と前記開口部を開放する開放位置とに回動可能に前記装置本体に取り付けられるケース本体と、
    前記ケース本体内に収納され、このケース本体が閉止位置に位置するときに前記装置本体内に収納された高圧電源から前記装置本体内に収納された被給電部材に電力を供給する少なくとも1つの給電部材と、
    前記ケース本体内に収納され、前記給電部材を支持する絶縁プレートと、を具備し、
    前記給電部材は、軸心方向に摺動可能に設けられて先端部が前記被給電部材の接続端子に当接される第1の導電性ピンと、前記第1の導電性ピンに接続されてこの第1の導電性ピンを前記接続端子との当接方向に向けて付勢する第1の導電性スプリングと、軸心方向に摺動可能に設けられて先端部が前記高圧電源の接続端子に当接される第2の導電性ピンと、前記第2の導電性ピンに接続されてこの第2の導電性ピンを前記接続端子との当接方向に向けて付勢する第2の導電性スプリングと、前記第1の導電性スプリングの端部と前記第2の導電性スプリングの端部とに接続された導電板とを備えている給電用面板。
  2. 装置本体の一面に形成された開口部を閉止する閉止位置と前記開口部を開放する開放位置とに回動可能に前記装置本体に取り付けられるケース本体と、
    前記ケース本体内に収納され、このケース本体が閉止位置に位置するときに前記装置本体内に収納された高圧電源から前記装置本体内に収納された被給電部材に電力を供給する少なくとも1つの給電部材と、
    前記ケース本体内に収納され、前記給電部材を支持する絶縁プレートと、を具備し、
    前記給電部材は、軸心方向に摺動可能に設けられて先端部が前記被給電部材の接続端子に当接される導電性ピンと、前記導電性ピンに接続されてこの導電性ピンを前記接続端子との当接方向に向けて付勢する導電性スプリングと、一端が前記導電性スプリングに接続されて他端が前記高圧電源の接続端子に固定される絶縁被覆電線とを備えている給電用面板。
  3. 装置本体の一面に形成された開口部を閉止する閉止位置と前記開口部を開放する開放位置とに回動可能に前記装置本体に取り付けられるケース本体と、
    前記ケース本体内に収納され、このケース本体が閉止位置に位置するときに前記装置本体内に収納された高圧電源から前記装置本体内に収納された被給電部材に電力を供給する少なくとも1つの給電部材と、
    前記ケース本体内に収納され、前記給電部材を支持する絶縁プレートと、を具備し、
    前記給電部材は、軸心方向に摺動可能に設けられて先端部が前記被給電部材の接続端子に当接される導電性ピンと、前記導電性ピンに接続されてこの導電性ピンを前記接続端子との当接方向に向けて付勢する導電性スプリングと、前記導電性スプリングの端部が接続された導電板と、一端が前記導電板に接続されて他端が前記高圧電源の接続端子に固定される絶縁被覆電線とを備えている給電用面板。
  4. 装置本体の一面に形成された開口部を閉止する閉止位置と前記開口部を開放する開放位置とに回動可能に前記装置本体に取り付けられるケース本体と、
    前記ケース本体内に収納され、このケース本体が閉止位置に位置するときに前記装置本体内に収納された高圧電源から前記装置本体内に収納された被給電部材に電力を供給する少なくとも1つの給電部材と、
    前記ケース本体内に収納され、前記給電部材を支持する絶縁プレートと、を具備し、
    前記給電部材は、軸心方向に摺動可能に設けられて先端部が前記被給電部材の接続端子に当接される第1の導電性ピンと、前記第1の導電性ピンに接続されてこの第1の導電性ピンを前記接続端子との当接方向に向けて付勢する第1の導電性スプリングと、前記第1の導電性スプリングの端部に接続された第1の導電板と、軸心方向に摺動可能に設けられて先端部が前記高圧電源の接続端子に当接される第2の導電性ピンと、前記第2の導電性ピンに接続されてこの第2の導電性ピンを前記接続端子との当接方向に向けて付勢する第2の導電性スプリングと、前記第2の導電性スプリングの端部に接続された第2の導電板と、一端が前記第1の導電板に接続されて他端が前記第2の導電板に接続された絶縁被覆電線とを備えている給電用面板。
  5. 装置本体の一面に形成された開口部を閉止する閉止位置と前記開口部を開放する開放位置とに回動可能に前記装置本体に取り付けられるケース本体と、
    前記ケース本体内に収納され、このケース本体が閉止位置に位置するときに前記装置本体内に収納された高圧電源から前記装置本体内に収納された被給電部材に電力を供給する少なくとも1つの給電部材と、
    前記ケース本体内に収納され、前記給電部材を支持する絶縁プレートと、を具備し、
    前記給電部材は、軸心方向に摺動可能に設けられて先端部が前記被給電部材の接続端子に当接される第1の導電性ピンと、軸心方向に摺動可能に設けられて先端部が前記高圧電源の接続端子に当接される第2の導電性ピンと、前記第1の導電性ピンの後端部と前記第2の導電性ピンの後端部とに当接されてこれらの第1・第2の導電性ピンを前記接続端子との当接方向に向けて付勢する導電性付勢板とを備えている給電用面板。
  6. 装置本体の一面に形成された開口部を閉止する閉止位置と前記開口部を開放する開放位置とに回動可能に前記装置本体に取り付けられるケース本体と、
    前記ケース本体内に収納され、このケース本体が閉止位置に位置するときに前記装置本体内に収納された高圧電源から前記装置本体内に収納された被給電部材に電力を供給する少なくとも1つの給電部材と、
    前記ケース本体内に収納され、前記給電部材を支持する絶縁プレートと、を具備し、
    前記給電部材は、軸心方向に摺動可能に設けられて先端部が前記被給電部材の接続端子に当接される導電性ピンと、前記導電性ピンの後端部に当接されてこの導電性ピンを前記接続端子との当接方向に向けて付勢する導電性付勢板と、一端が前記導電性付勢板に接続されて他端が前記高圧電源の接続端子に固定される絶縁被覆電線とを備えている給電用面板。
  7. 装置本体の一面に形成された開口部を閉止する閉止位置と前記開口部を開放する開放位置とに回動可能に前記装置本体に取り付けられるケース本体と、
    前記ケース本体内に収納され、このケース本体が閉止位置に位置するときに前記装置本体内に収納された高圧電源から前記装置本体内に収納された被給電部材に電力を供給する少なくとも1つの給電部材と、
    前記ケース本体内に収納され、前記給電部材を支持する絶縁プレートと、を具備し、
    前記給電部材は、軸心方向に摺動可能に設けられて先端部が前記被給電部材の接続端子に当接される第1の導電性ピンと、前記第1の導電性ピンの後端部に当接されてこの第1の導電性ピンを前記接続端子との当接方向に向けて付勢する第1の導電性付勢板と、軸心方向に摺動可能に設けられて先端部が前記高圧電源の接続端子に当接される第2の導電性ピンと、前記第2の導電性ピンの後端部に当接されてこの第2の導電性ピンを前記接続端子との当接方向に向けて付勢する第2の導電性付勢板と、一端が前記第1の導電板に接続されて他端が前記第2の導電板に接続された絶縁被覆電線とを備えている給電用面板。
  8. 前記絶縁プレートは、前記給電部材を挟んだ二層構造である請求項1ないし7のいずれか一記載の給電用面板。
  9. 前記絶縁プレートは、前記給電部材を挟んだ三層以上の構造である請求項1ないし7のいずれか一記載の給電用面板。
  10. 前記絶縁プレートの両面に前記給電部材が支持されている請求項1ないし7のいずれか一記載の給電用面板。
  11. 前記絶縁プレート同士がネジ結合されている請求項8又は9記載の給電用面板。
  12. 前記絶縁プレート同士が、一つの前記絶縁プレートに形成されたフック部と他の前記絶縁プレートに形成された嵌合穴との嵌め合わせにより結合されている請求項8又は9記載の給電用面板。
  13. 前記装置本体内に収納されている被位置決め部材を支持する位置決め板が前記ケース本体に取り付けられ、この位置決め板は、前記本体ケースを閉止位置に位置付けしたときに前記絶縁プレートより前記装置本体側となる位置に配置されている請求項1ないし7のいずれか一記載の給電用面板。
  14. 前記装置本体内に収納されている被位置決め部材を支持する位置決め板が前記ケース本体に取り付けられ、この位置決め板は、前記本体ケースを閉止位置に位置付けしたときに前記絶縁プレートより前記装置本体から離反した側となる位置に配置されている請求項1ないし7のいずれか一記載の給電用面板。
  15. 前記絶縁プレートと前記位置決め板とがネジ結合されている請求項13又は14記載の給電用面板。
  16. 前記絶縁プレートと前記位置決め板とが、前記絶縁プレートと前記位置決め板とのいずれか一方に形成されたフック部と他方に形成された嵌合穴との嵌め合わせにより結合されている請求項13又は14記載の給電用面板。
  17. 前記絶縁プレートに、前記導電性ピンの外形寸法より0.01〜0.5mm大きい内径寸法のピン用ガイド筒が形成され、このピン用ガイド筒に前記導電性ピンが挿入されている請求項1ないし7のいずれか一記載の給電用面板。
  18. 前記ピン用ガイド筒における前記導電性ピンが挿入される側の内周側縁部にC面テーパが形成されている請求項17記載の給電用面板。
  19. 前記ピン用ガイド筒における前記導電性ピンが挿入される側の内周側縁部にR面が形成されている請求項17記載の給電用面板。
  20. 前記絶縁プレートに、前記導電性スプリングの外形寸法より0.01〜0.5mm大きい内径寸法のスプリング用ガイド筒が形成され、このスプリング用ガイド筒に前記導電性スプリングが挿入されている請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板。
  21. 前記絶縁プレートに、前記導電性スプリングの外形寸法と同じ内径寸法のスプリング用ガイド筒が形成され、このスプリング用ガイド筒に前記導電性スプリングが挿入されている請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板。
  22. 前記絶縁プレートに、前記導電性スプリングの外形寸法より0.01〜0.5mm小さい内径寸法のスプリング用ガイド筒が形成され、このスプリング用ガイド筒に前記導電性スプリングが挿入されている請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板。
  23. 前記スプリング用ガイド筒における前記導電性スプリングが挿入される側の内周側縁部にC面テーパが形成されている請求項20ないし22のいずれか一記載の給電用面板。
  24. 前記スプリング用ガイド筒における前記導電性スプリングが挿入される側の内周側縁部にR面が形成されている請求項20ないし22のいずれか一記載の給電用面板。
  25. 前記絶縁プレートに前記導電性スプリングの内径寸法より小さい外形寸法の支持凸部が形成され、この支持凸部が前記導電性スプリングの内径部分に挿入されている請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板。
  26. 前記絶縁プレートに前記導電性スプリングの内径寸法と同じ外形寸法の支持凸部が形成され、この支持凸部が前記導電性スプリングの内径部分に挿入されている請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板。
  27. 前記絶縁プレートに前記導電性スプリングの内径寸法より0.01〜0.5mm大きい外形寸法の支持凸部が形成され、この支持凸部が前記導電性スプリングの内径部分に挿入されている請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板。
  28. 前記支持凸部における前記導電性スプリングの内径部分への挿入側先端部の縁部にC面テーパが形成されている請求項25ないし27のいずれか一記載の給電用面板。
  29. 前記支持凸部における前記導電性スプリングの内径部分への挿入側先端部の縁部にR面が形成されている請求項25ないし27のいずれか一記載の給電用面板。
  30. 前記絶縁プレートに前記導電板の形状に合わせたガイドリブが形成され、このガイドリブ内に前記導電板が嵌め込まれている請求項1,3,4,5,6又は7のいずれか一記載の給電用面板。
  31. 前記絶縁プレートに一つの前記導電板が嵌め込まれた前記ガイドリブと他の前記導電板が嵌め込まれた前記ガイドリブとの間に位置して一つ以上のリブが形成されている請求項30記載の給電用面板。
  32. 前記導電板に十字形スリットが形成され、前記絶縁プレートに凸部が形成され、前記凸部が前記十字形スリットの中央部に挿入されている請求項1,3,4,5,6又は7記載の給電用面板。
  33. 前記導電板にエの字形スリットが形成され、前記絶縁プレートに凸部が形成され、前記凸部が前記エの字形スリットの中央部に挿入されている請求項1,3,4,5,6又は7記載の給電用面板。
  34. 前記導電板の幅方向の両側に突起が形成され、前記絶縁プレートにおける前記導電板の幅方向を挟む位置に少なくとも一対の凸部が形成され、前記突起が前記凸部間に圧入されている請求項1,3,4,5,6又は7記載の給電用面板。
  35. 前記導電板が前記絶縁プレートにネジ結合されている請求項1,3,4,5,6又は7記載の給電用面板。
  36. 前記凸部の先端部の縁部にC面テーパが形成されている請求項32又は33のいずれか一記載の給電用面板。
  37. 前記凸部の先端部の縁部にR面が形成されている請求項32又は33のいずれか一記載の給電用面板。
  38. 前記絶縁プレートに前記導電性ピンが摺動可能に挿入されるガイド穴が形成され、前記導電性ピンに前記ガイド穴の内径寸法より大径の外形寸法を有するストッパ部が形成されている請求項1ないし7のいずれか一記載の給電用面板。
  39. 前記絶縁プレートに前記導電性ピンが摺動可能に挿入されるガイド穴が形成され、前記ガイド穴の内周面と前記導電性ピンの外周面との間に導電性グリスが塗布されている請求項1ないし7のいずれか一記載の給電用面板。
  40. 前記導電性ピンにおける前記導電性スプリングにより付勢される側に前記導電性スプリングの内径寸法より小さい外形寸法の支持凸部が形成され、この支持凸部が前記導電性スプリングの内径部分に挿入されている請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板。
  41. 前記導電性ピンにおける前記導電性スプリングにより付勢される側に前記導電性スプリングの内径寸法と同じ外形寸法の支持凸部が形成され、この支持凸部が前記導電性スプリングの内径部分に挿入されている請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板。
  42. 前記導電性ピンにおける前記導電性スプリングにより付勢される側に前記導電性スプリングの内径寸法より0.01〜0.5mm大きい外形寸法の支持凸部が形成され、この支持凸部が前記導電性スプリングの内径部分に挿入されている請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板。
  43. 前記支持凸部における前記導電性スプリングの内径部分への挿入側先端部の縁部にC面テーパが形成されている請求項40ないし42のいずれか一記載の給電用面板。
  44. 前記支持凸部における前記導電性スプリングの内径部分への挿入側先端部の縁部にR面が形成されている請求項40ないし42のいずれか一記載の給電用面板。
  45. 前記支持凸部と前記導電性スプリングとの間に導電性グリスが塗布されている請求項40ないし44のいずれか一記載の給電用面板。
  46. 前記導電性ピンは鋼棒から形成され、前記導電性スプリングはピアノ線又は鋼線から形成されている請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板。
  47. 前記導電性ピンは銅棒から形成され、前記導電性スプリングはピアノ線又は鋼線から形成されている請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板。
  48. 前記導電性ピンと前記導電性スプリングとのいずれか一方の表面にニッケルの皮膜が形成されている請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板。
  49. 前記導電性ピンと前記導電性スプリングとの両方の表面にニッケルの皮膜が形成されている請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板。
  50. 前記導電性ピンと前記導電性スプリングとのいずれか一方の表面に銅の皮膜が形成され、その上にニッケルの皮膜が形成されている請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板。
  51. 前記導電性ピンと前記導電性スプリングとの両方の表面に銅の皮膜が形成され、その上にニッケルの皮膜が形成されている請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板。
  52. 前記導電性付勢板に当接される前記導電性ピンの後端部端面が平面形状に形成され、前記導電性付勢板における前記導電性ピンの後端部端面が当接される面が平面形状に形成されている請求項5ないし7のいずれか一記載の給電用面板。
  53. 前記導電性付勢板に当接される前記導電性ピンの後端部端面が平面形状に形成され、前記導電性付勢板における前記導電性ピンの後端部端面が当接される面が凸状の円弧形状に形成されている請求項5ないし7のいずれか一記載の給電用面板。
  54. 前記導電性付勢板に当接される前記導電性ピンの後端部端面が平面形状に形成され、前記導電性付勢板における前記導電性ピンの後端部端面に当接する部分に半球状凸部が形成されている請求項5ないし7のいずれか一記載の給電用面板。
  55. 前記導電性付勢板に当接される前記導電性ピンの後端部端面に半球状凸部が形成され、前記導電性付勢板における前記導電性ピンの前記半球状凸部が当接される面が平面形状に形成されている請求項5ないし7のいずれか一記載の給電用面板。
  56. 前記導電性ピンの後端部と前記導電性付勢板との当接部に導電性グリスが塗布されている請求項5ないし7のいずれか一記載の給電用面板。
  57. 前記導電性ピンは鋼棒から形成され、前記導電性付勢板は鋼板から形成されている請求項5ないし7のいずれか一記載の給電用面板。
  58. 前記導電性ピンは鋼棒から形成され、前記導電性付勢板は銅板から形成されている請求項5ないし7のいずれか一記載の給電用面板。
  59. 前記導電性ピンは銅棒から形成され、前記導電性付勢板は鋼板から形成されている請求項5ないし7のいずれか一記載の給電用面板。
  60. 前記導電性ピンは銅棒から形成され、前記導電性付勢板は銅板から形成されている請求項5ないし7のいずれか一記載の給電用面板。
  61. 前記導電性ピンと前記導電性付勢板とのいずれか一方の表面にニッケルの皮膜が形成されている請求項5ないし7のいずれか一記載の給電用面板。
  62. 前記導電性ピンと前記導電性付勢板との両方の表面にニッケルの皮膜が形成されている請求項5ないし7のいずれか一記載の給電用面板。
  63. 前記導電性ピンと前記導電性付勢板とのいずれか一方の表面に銅の皮膜が形成され、その上にニッケルの皮膜が形成されている請求項5ないし7のいずれか一記載の給電用面板。
  64. 前記導電性ピンと前記導電性付勢板との両方の表面に銅の皮膜が形成され、その上にニッケルの皮膜が形成されている請求項5ないし7のいずれか一記載の給電用面板。
  65. 前記導電性ピンは、切削加工により形成されている請求項1ないし7のいずれか一記載の給電用面板。
  66. 前記導電性ピンは、ヘッダ加工により形成されている請求項1ないし7のいずれか一記載の給電用面板。
  67. 前記導電性ピンは、転造により形成されている請求項1ないし7のいずれか一記載の給電用面板。
  68. 前記導電板に切曲げ片が形成され、この切曲げ片により前記導電性スプリングの線材部分が挟持されている請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板。
  69. 前記導電板に切曲げ片が形成され、この切曲げ片が前記導電性スプリングの内径部分に圧入されている請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板。
  70. 前記切曲げ片の先端部にC面テーパが形成されている請求項69記載の給電用面板。
  71. 前記切曲げ片の先端部にR面が形成されている請求項69記載の給電用面板。
  72. 前記導電板と前記導電性スプリングとの接触部分に導電性グリスが塗布されている請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板。
  73. 前記導電板は鋼板から形成され、前記導電性スプリングはピアノ線又は鋼線から形成されている請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板。
  74. 前記導電板は銅板から形成され、前記導電性スプリングはピアノ線又は鋼線から形成されている請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板。
  75. 前記導電板と前記導電性スプリングとのいずれか一方の表面にニッケルの皮膜が形成されている請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板。
  76. 前記導電板と前記導電性スプリングとの両方の表面にニッケルの皮膜が形成されている請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板。
  77. 前記導電板と前記導電性スプリングとのいずれか一方の表面に銅の皮膜が形成され、その上にニッケルの皮膜が形成されている請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板。
  78. 前記導電板と前記導電性スプリングとの両方の表面に銅の皮膜が形成され、その上にニッケルの皮膜が形成されている請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板。
  79. 前記導電性ピンが複数設けられ、前記導電性ピンを付勢する前記導電性スプリングが複数設けられ、複数の前記導電性スプリングの圧力が0.5〜1.5Nに設定されている請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板。
  80. 前記導電性ピンが複数設けられ、前記導電性ピンを付勢する前記導電性付勢板が複数設けられ、前記導電性付勢板の圧力が0.5〜1.5Nに設定されている請求項5ないし7のいずれか一記載の給電用面板。
  81. 前記導電性ピンが複数設けられ、前記導電性ピンを付勢する前記導電性スプリングが複数設けられ、複数の前記導電性スプリングの圧力が全て同じ値に設定されている請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板。
  82. 前記導電性ピンが複数設けられ、前記導電性ピンを付勢する前記導電性付勢板が複数設けられ、複数の前記導電性付勢板の圧力が全て同じ値に設定されている請求項5ないし7のいずれか一記載の給電用面板。
  83. 前記導電性ピンが複数設けられ、前記導電性ピンを付勢する前記導電性スプリングが複数設けられ、少なくとも一つの前記導電性スプリングの圧力が他の前記導電性スプリングの圧力より大きく設定され、この圧力が大きい前記導電性スプリングの近傍に前記絶縁プレートの歪みを阻止する歪み阻止部材が設けられている請求項1ないし4のいずれか一記載の給電用面板。
  84. 前記導電性ピンが複数設けられ、前記導電性ピンを付勢する前記導電性付勢板が複数設けられ、少なくとも一つの前記導電性付勢板の圧力が他の前記導電性付勢板の圧力より大きく設定され、この圧力が大きい前記導電性付勢板の近傍に前記絶縁プレートの歪みを阻止する歪み阻止部材が設けられている請求項5ないし7のいずれか一記載の給電用面板。
  85. 一面に開口部が形成された装置本体と、
    前記装置本体内に収納された高圧電源と、
    前記装置本体内に収納されて前記高圧電源からの電力を供給される被給電部材を含む画像形成部と、
    請求項1ないし84のいずれか一記載の給電用面板と、を具備する画像形成装置。
  86. 前記導電性ピンの突出側先端部が平面形状に形成され、前記被給電部材と前記高圧電源との少なくとも一方に接続端子が設けられ、前記導電性ピンの先端部が当接される前記接続端子の当接部分が平面形状に形成されている請求項85記載の画像形成装置。
  87. 前記導電性ピンの突出側先端部が平面形状に形成され、前記被給電部材と前記高圧電源との少なくとも一方に接続端子が設けられ、前記導電性ピンの先端部が当接される前記接続端子の当接部分が凸状の円弧形状に形成されている請求項85記載の画像形成装置。
  88. 前記導電性ピンの突出側先端部が平面形状に形成され、前記被給電部材と前記高圧電源との少なくとも一方に接続端子が設けられ、前記導電性ピンの先端部が当接される前記接続端子の当接部分に半球状凸部が形成されている請求項85記載の画像形成装置。
  89. 前記導電性ピンの突出側先端部が平面形状に形成され、前記被給電部材と前記高圧電源との少なくとも一方に接続端子が設けられ、前記接続端子は前記導電性ピンの突出側先端部が当接される第1の平面部と前記導電性ピンの外周面が当接される第2の平面部とを有するL字形状に形成されている請求項85記載の画像形成装置。
  90. 前記導電性ピンの突出側先端部が半球状に形成され、前記被給電部材と前記高圧電源との少なくとも一方に接続端子が設けられ、前記導電性ピンの先端部が当接される前記接続端子の当接部分が平面形状に形成されている請求項85記載の画像形成装置。
  91. 前記導電性ピンの突出側先端部が半球状に形成され、前記被給電部材と前記高圧電源との少なくとも一方に接続端子が設けられ、前記導電性ピンの先端部が当接される前記接続端子の当接部分に前記導電性ピンの半球状部分が入り込む大きさの円錐形状凹部が形成されている請求項85記載の画像形成装置。
  92. 前記導電性ピンと前記接続端子との間に導電性グリスが塗布されている請求項86ないし91のいずれか一記載の画像形成装置。
  93. 前記導電性ピンは鋼棒から形成され、前記接続端子は鋼材から形成されている請求項86ないし92のいずれか一記載の画像形成装置。
  94. 前記導電性ピンは鋼棒から形成され、前記接続端子は銅材から形成されている請求項86ないし92のいずれか一記載の画像形成装置。
  95. 前記導電性ピンは銅棒から形成され、前記接続端子は鋼材から形成されている請求項86ないし92のいずれか一記載の画像形成装置。
  96. 前記導電性ピンは銅棒から形成され、前記接続端子は銅材から形成されている請求項86ないし92のいずれか一記載の画像形成装置。
  97. 前記導電性ピンと前記接続端子とのいずれか一方の表面にニッケルの皮膜が形成されている請求項86ないし96のいずれか一記載の画像形成装置。
  98. 前記導電性ピンと前記接続端子との両方の表面にニッケルの皮膜が形成されている請求項86ないし96のいずれか一記載の画像形成装置。
  99. 前記導電性ピンと前記接続端子とのいずれか一方の表面に銅の皮膜が形成され、その上にニッケルの皮膜が形成されている請求項86ないし96のいずれか一記載の画像形成装置。
  100. 前記導電性ピンと前記接続端子との両方の表面に銅の皮膜が形成され、その上にニッケルの皮膜が形成されている請求項86ないし96のいずれか一記載の画像形成装置。
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