JP4665927B2 - カートリッジおよび画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、レーザプリンタなどの画像形成装置、および、その画像形成装置に装備されるカートリッジに関する。
レーザプリンタなどの画像形成装置には、トナーが収容されるカートリッジが着脱自在に装着されている。
プロセスカートリッジに、必要な情報が入出力されるICメモリ等の電気デバイスを有するプロセスカートリッジ側コネクタを設け、装置本体に、装置本体側コネクタを設ける画像形成装置が知られている(たとえば、特許文献1参照。)。
この画像形成装置では、プロセスカートリッジを装置本体に装着するときに、プロセスカートリッジ側コネクタと装置本体側コネクタとが接続されることにより、ICメモリと装置本体との間で情報がやりとりされ、プロセスカートリッジの状態が認識される。
特開平10−69140号公報
しかるに、上記の画像形成装置では、プロセスカートリッジ側コネクタは、プロセスカートリッジにおいて、接続端子が下向きとなるように露出して設けられている。また、装置本体側コネクタは、カートリッジガイドにおいて、上向きに突出するように設けられている。
そのため、両コネクタが円滑に接続されるためには、プロセスカートリッジのカートリッジガイドに対する着脱方向や、両コネクタの形状など、設計上著しい制約を受けるという不具合がある。
本発明の目的は、画像形成装置本体およびカートリッジの設計上の制約を受けにくく、しかも、本体側接点部とカートリッジ側接点部との確実な接触を確保することのできる、画像形成装置、および、その画像形成装置に装備されるカートリッジを提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、CPUを備える画像形成装置本体に着脱可能に設けられ、現像剤を収容するカートリッジにおいて、現像剤を担持する回転体と、前記回転体を支持するカートリッジ枠体と、前記カートリッジが前記画像形成装置本体に装着されたときに、前記画像形成装置本体に設けられた本体カップリングと嵌合して、前記回転体を回転させる駆動力を受けるためのカートリッジカップリングとを備え、前記カートリッジカップリングは、絶縁体で形成され、前記本体カップリングの前記カートリッジカップリングに対する嵌合方向において前記本体カップリングを受ける底壁と、前記底壁から前記本体カップリングを挟むように立設され、前記本体カップリングの回転軸線と交差する方向に延びる内側面を備える側壁と、前記底壁の表面および/または前記内側面に設けられ、前記本体カップリングに設けられる導電性の本体側接点部に接触されて、前記本体側接点部を介して前記CPUに電気的に接続される複数の導電性のカートリッジ接点部と、前記カートリッジ接点部に電気的に接続される記憶素子とを備えていることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記カートリッジ側接点部は、前記底壁の表面とのなす角度が鋭角である前記内側面に、設けられていることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記カートリッジ側接点部は、前記底壁の表面とのなす角度が鋭角である前記内側面と、その内側面に連続する前記底壁の表面とに設けられていることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれか一項に記載の発明において、前記カートリッジ側接点部は、前記本体カップリングの回転方向において前記本体側接点部と当接するように、配置されていることを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記カートリッジ側接点部は、前記本体側接点部との当接位置において、前記回転方向と交差する方向に沿って配置されていることを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、請求項4または5に記載の発明において、前記カートリッジ側接点部は、前記本体カップリングの回転軸線の周りに複数設けられていることを特徴としている。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、各前記カートリッジ側接点部は、互いに隣接する前記カートリッジ側接点部と前記回転軸線とを結んで形成される中心角が略等しくなるように、配置されていることを特徴としている。
請求項8に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、各前記カートリッジ側接点部は、前記回転軸線を中心とする点対称となるように、配置されていることを特徴としている。
請求項9に記載の発明は、請求項5ないし8のいずれかに記載の発明において、前記カートリッジカップリングは、前記本体カップリングの前記カートリッジカップリングに対する嵌合方向において前記本体カップリングを受ける底壁と、前記底壁から前記本体カップリングを挟むように立設される側壁とを備え、前記側壁は、前記回転軸線と交差する方向に延びる内側面を備え、前記カートリッジ側接点部は、前記底壁の表面とのなす角度が鋭角である前記内側面に、設けられていることを特徴としている。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の発明において、前記カートリッジ側接点部は、前記底壁の表面とのなす角度が鋭角である前記内側面と、その内側面に連続する前記底壁の表面と、に設けられていることを特徴としている。
請求項に記載の発明は、請求項4ないしのいずれか一項に記載の発明において、前記本体側接点部は、前記本体カップリングにおける回転軸線周りに設けられていることを特徴としている。
請求項10に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記カートリッジ側接点部は、前記本体カップリングの前記カートリッジカップリングに対する嵌合方向において前記本体側接点部と当接するように、配置されていることを特徴としている。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の発明において、前記本体側接点部は、前記本体カップリングの前記カートリッジカップリングに対する嵌合方向の下流側端部に設けられていることを特徴としている。
請求項12に記載の発明は、請求項1ないし11のいずれか一項に記載の発明において、前記カートリッジ側接点部と前記記憶素子とは一体的に形成されており、前記カートリッジカップリングは、底壁と、前記底壁から立設する周壁と、を備える有底筒形状に形成されており、前記記憶素子が前記底壁の裏面に配置され、前記カートリッジ側接点部が、前記底壁の裏面から前記底壁の表面へ貫通して、前記周壁の内周面に沿って配置されていることを特徴としている。
請求項13に記載の発明は、請求項1ないし12のいずれか一項に記載の発明において、前記カートリッジカップリングは、絶縁性樹脂で形成されていることを特徴としている。
請求項14に記載の発明は、CPUを備える画像形成装置本体に着脱可能に設けられ、現像剤を収容するカートリッジにおいて、現像剤を担持する回転体と、前記回転体を支持するカートリッジ枠体と、前記カートリッジが前記画像形成装置本体に装着されたときに、前記画像形成装置本体に設けられた本体カップリングと嵌合して、前記回転体を回転させる駆動力を受けるためのカートリッジカップリングとを備え、前記カートリッジカップリングは、絶縁体で形成され、前記本体カップリングの前記カートリッジカップリングに対する嵌合方向において前記本体カップリングへ向かうように突出され、前記本体カップリングに設けられる嵌合穴に嵌合される連結突起と、前記連結突起の側面に設けられ、前記本体カップリングの前記嵌合穴内に設けられる導電性の本体側接点部に接触されて、前記本体側接点部を介して前記CPUに電気的に接続される複数の導電性のカートリッジ接点部と、前記カートリッジ接点部に電気的に接続される記憶素子とを備えていることを特徴としている。
請求項15に記載の発明は、請求項14に記載の発明において、前記連結突起は、前記カートリッジカップリングの回転中心において軸方向と直交する方向における断面が略正三角形状であることを特徴としている。
請求項16に記載の発明は、画像形成装置であって、画像形成装置本体と、現像剤を収容し、前記画像形成装置本体に着脱可能なカートリッジとを備え、前記画像形成装置本体は、CPUと、本体カップリングと、前記本体カップリングに設けられる導電性の本体側接点部とを備え、前記カートリッジは、現像剤を担持する回転体と、前記回転体を支持するカートリッジ枠体と、絶縁体で形成され、前記カートリッジが前記画像形成装置本体に装着されたときに、前記本体カップリングと嵌合して前記回転体を回転させる駆動力を受けるためのカートリッジカップリングとを備え、前記カートリッジカップリングは、絶縁体で形成され、前記本体カップリングの前記カートリッジカップリングに対する嵌合方向において前記本体カップリングを受ける底壁と、前記底壁から前記本体カップリングを挟むように立設され、前記本体カップリングの回転軸線と交差する方向に延びる内側面を備える側壁と、前記底壁の表面および/または前記内側面に設けられ、前記本体側接点部に接触されて、前記本体側接点部を介して前記CPUに電気的に接続される複数の導電性のカートリッジ接点部と、前記カートリッジ接点部に電気的に接続される記憶素子とを備えていることを特徴としている。
請求項17に記載の発明は、請求項16に記載の発明において、前記カートリッジ側接点部は、前記底壁の表面とのなす角度が鋭角である前記内側面に、設けられていることを特徴としている。
請求項18に記載の発明は、請求項17に記載の発明において、前記カートリッジ側接点部は、前記底壁の表面とのなす角度が鋭角である前記内側面と、その内側面に連続する前記底壁の表面とに設けられていることを特徴としている。
請求項19に記載の発明は、請求項16ないし18のいずれか一項に記載の発明において、前記カートリッジ側接点部は、前記本体カップリングの回転方向において前記本体側接点部と当接するように、配置されていることを特徴としている。
請求項20に記載の発明は、請求項19に記載の発明において、前記カートリッジ側接点部は、前記本体側接点部との当接位置において、前記回転方向と交差する方向に沿って配置されていることを特徴としている。
請求項21に記載の発明は、請求項19または20に記載の発明において、前記カートリッジ側接点部は、前記本体カップリングの回転軸線の周りに複数設けられていることを特徴としている。
請求項22に記載の発明は、請求項21に記載の発明において、各前記カートリッジ側
接点部は、互いに隣接する前記カートリッジ側接点部と前記回転軸線とを結んで形成され
る中心角が略等しくなるように、配置されていることを特徴としている。
請求項23に記載の発明は、請求項21に記載の発明において、各前記カートリッジ側接点部は、前記回転軸線を中心とする点対称となるように、配置されていることを特徴としている。
請求項24に記載の発明は、請求項19ないし23のいずれか一項に記載の発明において、前記本体側接点部は、前記本体カップリングにおける回転軸線周りに設けられていることを特徴としている。
請求項25に記載の発明は、請求項16に記載の発明において、前記カートリッジ側接点部は、前記本体カップリングの前記カートリッジカップリングに対する嵌合方向において前記本体側接点部と当接するように、配置されていることを特徴としている。
請求項26に記載の発明は、請求項25に記載の発明において、前記本体側接点部は、前記本体カップリングの前記カートリッジカップリングに対する嵌合方向の下流側端部に設けられていることを特徴としている。
請求項27に記載の発明は、請求項16ないし26のいずれか一項に記載の発明において、前記カートリッジ側接点部と前記記憶素子とは一体的に形成されており、前記カートリッジカップリングは、底壁と、前記底壁から立設する周壁と、を備える有底筒形状に形成されており、前記記憶素子が前記底壁の裏面に配置され、前記カートリッジ側接点部が、前記底壁の裏面から前記底壁の表面へ貫通して、前記周壁の内周面に沿って配置されていることを特徴としている。
請求項28に記載の発明は、請求項16ないし27のいずれか一項に記載の発明において、前記カートリッジカップリングは、絶縁性樹脂で形成されていることを特徴としている。
請求項29に記載の発明は、画像形成装置であって、画像形成装置本体と、現像剤を収容し、前記画像形成装置本体に着脱可能なカートリッジとを備え、前記画像形成装置本体は、CPUと、嵌合穴を有する本体カップリングと、前記嵌合穴内に設けられる導電性の本体側接点部とを備え、前記カートリッジは、現像剤を担持する回転体と、前記回転体を支持するカートリッジ枠体と、絶縁体で形成され、前記カートリッジが前記画像形成装置本体に装着されたときに、前記本体カップリングと嵌合して前記回転体を回転させる駆動力を受けるためのカートリッジカップリングとを備え、前記カートリッジカップリングは、絶縁体で形成され、前記本体カップリングの前記カートリッジカップリングに対する嵌合方向において前記本体カップリングへ向かうように突出され、前記嵌合穴に嵌合される連結突起と、前記連結突起の側面に設けられ、前記本体カップリングの前記本体側接点部に接触されて、前記本体側接点部を介して前記CPUに電気的に接続される複数の導電性のカートリッジ接点部と、前記カートリッジ接点部に電気的に接続される記憶素子と
を備えていることを特徴としている。
請求項30に記載の発明は、請求項29に記載の発明において、前記連結突起は、前記カートリッジカップリングの回転中心において軸方向と直交する方向における断面が略正三角形状であることを特徴としている。
請求項1および16に記載の発明では、カートリッジが画像形成装置本体に装着されると、画像形成装置本体の本体カップリングがカートリッジのカートリッジカップリングに嵌合され、回転体を回転させる駆動力が、画像形成装置本体からカートリッジへ伝達される。また、本体カップリングがカートリッジカップリングに嵌合されると、本体カップリングの本体側接点部が、カートリッジカップリングのカートリッジ側接点部と接触される。これによって、画像形成装置本体において、カートリッジ側接点部に電気的に接続されている記憶素子から、カートリッジに関する情報が読み取られる。
そして、この構成では、画像形成装置本体からカートリッジへ駆動力を入力するために
必要である本体カップリングおよびカートリッジカップリングに、本体側接点部およびカ
ートリッジ側接点部がそれぞれ設けられている。そのため、本体側接点部およびカートリ
ッジ側接点部を接触させるための、設計上の制約を受けることなく、それらを確実に接触
させることができる。
また、底壁の表面および/または内側面に、カートリッジ側接点部が設けられている。そのため、本体カップリングを側壁の間で挟んで、本体カップリングとカートリッジカップリングとの嵌合を強固にしつつ、本体側接点部をカートリッジ側接点部に安定して接触させることができる。
請求項3および18に記載の発明では、側壁における底壁の表面とのなす角度が鋭角である内側面と、その内側面に連続する底壁の表面とに、カートリッジ側接点部が設けられている。そのため、本体カップリングの回転方向における本体側接点部とカートリッジ側接点部との接触に加えて、本体カップリングの嵌合方向における本体側接点部とカートリッジ側接点部との接触を確保することができる。その結果、本体側接点部とカートリッジ側接点部との、より安定した接触を図ることができる。
請求項4および19に記載の発明では、本体カップリングが回転したときに、その回転に伴って移動する本体側接点部が、カートリッジ側接点部と当接する。そのため、本体側接点部とカートリッジ側接点部との安定した接触を確保することができる。
請求項5および20に記載の発明では、カートリッジ側接点部が、本体側接点部との当接位置において、回転方向と交差する方向に沿って配置されている。そのため、本体カップリングの回転に伴って移動する本体側接点部と、カートリッジ側接点部との、確実な当接を確保することができる。
請求項6および21に記載の発明では、カートリッジ側接点部が、本体カップリングの回転軸線の周りに複数設けられている。そのため、いずれかのカートリッジ側接点部において、本体側接点部とカートリッジ側接点部とのより確実な接触を図ることができる。
請求項7および22に記載の発明では、各カートリッジ側接点部は、互いに隣接するカートリッジ側接点部と回転軸線とを結んで形成される中心角が略等しくなるように、配置されている。そのため、本体カップリングの回転軸線を中心として、本体側接点部とカートリッジ側接点部とをバランスよく接触させることができる。
請求項8および23に記載の発明では、各カートリッジ側接点部は、回転軸線を中心とする点対称となるように、配置されている。そのため、本体カップリングの回転によって、本体側接点部とカートリッジ側接点部とを、バランスよく接触させることができる。
請求項および24に記載の発明では、本体側接点部は、本体カップリングにおける回転軸線周りに設けられている。そのため、本体側接点部とカートリッジ側接点部との確実な接触を確保することができる。
請求項10および25に記載の発明では、カートリッジ側接点部は、本体カップリングのカートリッジカップリングに対する嵌合方向において本体側接点部と当接する。そのため、本体側接点部とカートリッジ側接点部との安定した接触を確保することができる。
請求項11および26に記載の発明では、本体側接点部は、本体カップリングのカートリッジカップリングに対する嵌合方向の下流側端部に設けられている。そのため、本体側接点部とカートリッジ側接点部との確実な接触を確保することができる。
請求項12および27に記載の発明では、カートリッジ側接点部と記憶素子とが一体的に形成されているので、部品点数の削減を図ることができる。また、カートリッジ側接点部を、底壁の裏面から底壁の表面へ貫通させて周壁の内周面に沿って配置すれば、同時に、記憶素子を底壁の裏面に配置することができる。そのため、組み立ての容易化を図りつつ、カートリッジ側接点部を精度よく配置することができる。
請求項13および28に記載の発明では、カートリッジカップリングが絶縁性樹脂で形成されている。そのため、カートリッジカップリングを簡易かつ確実に形成することができる。また、カートリッジ側接点部が複数設けられる場合には、それらがお互いに導通することを防止することができる。
1.レーザプリンタ
図1は、本発明の画像形成装置の一例としてのレーザプリンタの第1実施形態を示す側断面図である。図1に示すように、画像形成装置本体の一例としての本体ケーシング2内に、用紙3を給紙するための給紙部4と、給紙された用紙に画像を形成するための画像形成部5と、画像が形成された用紙3を排紙する排紙部6とを備えている。
(1)本体ケーシング
本体ケーシング2は、ボックス形状に形成されており、一方側の側壁には、開放口が形成され、その開放口を開閉するフロントカバー7が設けられている。フロントカバー7を開くことにより、プロセスカートリッジ17(後述)を、本体ケーシング2に着脱させることができる。
なお、以下の説明では、フロントカバー7が設けられる側を前側(正面側)とし、その反対側を後側(背面側)とする。また、図1における紙厚方向手前側を左側とし、図1における紙厚方向奥側を右側とする。また、左右方向と幅方向とは同義である。
また、プロセスカートリッジ17(後述)および現像カートリッジ28(後述)に関する方向も、これらが本体ケーシング2に装着されている状態における方向として説明する。
(2)給紙部
給紙部4は、給紙トレイ8、給紙ローラ9、分離ローラ10、分離パッド11、紙粉取りローラ12および13およびレジストローラ14を備えている。
給紙トレイ8内には、用紙押圧板15が設けられている。その用紙押圧板15の最上位にある用紙3は、給紙ローラ9によって給紙され、分離ローラ10および分離パッド11で1枚毎に捌かれて、紙粉取りローラ12および13を通過した後、レジストローラ14によって、画像形成部5の転写位置(後述)に搬送される。
(3)画像形成部
画像形成部5は、スキャナユニット16、プロセスカートリッジ17および定着部18を備えている。
(3−1)スキャナユニット
スキャナユニット16は、本体ケーシング2内の上部に設けられ、レーザ発光部(図示せず)、ポリゴンミラー21、複数のレンズ22および複数の反射鏡23を備えている。
レーザ発光部から発光される画像データに基づくレーザビームは、鎖線で示すようにポリゴンミラー21で反射され、複数のレンズ22および複数の反射鏡23を通過または反射して、プロセスカートリッジ17の感光ドラム25の表面へ走査される。
(3−2)プロセスカートリッジ
プロセスカートリッジ17は、本体ケーシング2内においてスキャナユニット16の下方に配置され、本体ケーシング2に対して着脱自在に装着されている。
プロセスカートリッジ17は、プロセスフレーム24と、プロセスフレーム24に着脱自在に設けられる、カートリッジの一例としての現像カートリッジ28とを備えている。
(a)プロセスフレーム
プロセスフレーム24内には、感光ドラム25、スコロトロン型帯電器26および転写ローラ27を備えている。
感光ドラム25は、プロセスフレーム24に回転自在に支持されている。スコロトロン型帯電器26は、感光ドラム25の後側上方において、感光ドラム25と間隔を隔てて、プロセスフレーム24に支持されている。転写ローラ27は、感光ドラム25の下側から感光ドラム25と対向配置され、プロセスフレーム24に回転自在に支持されている。
(b)現像カートリッジ
現像カートリッジ28は、カートリッジ枠体としての現像フレーム30と、その現像フレーム30内に設けられる、回転体としての現像ローラ33、層厚規制ブレード34および供給ローラ35とを備えている。
現像フレーム30は、後側が開放される扁平したボックス形状に形成されている(図2参照)。現像フレーム30内の前後方向途中には、仕切板36が設けられている。現像フレーム30内は、仕切板36によって、その前方がトナー収容室37として、その後方が現像室38として区画されている。なお、仕切板36の下側には、トナー収容室37と現像室38とを連通する開口部39が形成されている。
トナー収容室37内には、現像剤として、正帯電性の非磁性1成分トナーが収容されている。また、トナー収容室37内には、アジテータ40が設けられている。
アジテータ40は、トナー収容室37の側面視中央において幅方向に沿って配置されている。アジテータ40は、回転軸41と、その回転軸41の周りに設けられる攪拌羽根42とを備えている。回転軸41は、幅方向に間隔を隔てて配置される、現像フレーム30の両側壁31に回転自在に支持されている。回転軸41の左端部は、左側の側壁31から幅方向外側へ突出している。
供給ローラ35は、現像室38において、開口部39の後方に、幅方向に沿って配置されている。供給ローラ35は、供給ローラ軸43と、その供給ローラ軸43の周りを被覆する導電性のスポンジローラ44とを備えている。供給ローラ軸43は、両側壁31に回転自在に支持されている。供給ローラ軸43の左端部は、左側の側壁31から幅方向外側へ突出している。
現像ローラ33は、現像室38において、供給ローラ35の後方に、幅方向に沿って配置されている。現像ローラ33は、その後側部分が現像フレーム30から露出し(図2参照)、その前側部分が供給ローラ35と接触するように、配置されている。現像ローラ33は、現像ローラ軸45と、その現像ローラ軸45の周りを被覆する導電性のゴムローラ46とを備えている。現像ローラ軸45は、両側壁31に回転自在に支持されている。現像ローラ軸45の左端部は、左側の側壁31から幅方向外側へ突出している。
層厚規制ブレード34は、薄板からなる板ばね部材47と、その板ばね部材47の下端に設けられる圧接ゴム48とを備えている。板ばね部材47の上端は、現像ローラ33の上方において、現像フレーム30に支持されている。圧接ゴム48は、板ばね部材47の弾性力によって、ゴムローラ46の前側表面に圧接されている。
(c)プロセスカートリッジの動作
トナー収容室37内のトナーは、アジテータ40の回転により攪拌され、開口部39を介して、現像室38内へ放出され、供給ローラ35へ供給される。
供給ローラ35へ供給されたトナーは、その供給ローラ35の回転により、現像ローラ33へ供給される。このとき、スポンジローラ44とゴムローラ46との間で正極性に摩擦帯電される。続いて、現像ローラ33に供給されたトナーは、現像ローラ33の回転に伴って圧接ゴム48とゴムローラ46との間に進入し、それらの間で層厚が規制されながら、ゴムローラ46の表面に薄層として担持される。
感光ドラム25の表面は、感光ドラム25の回転に伴って、まず、スコロトロン型帯電器26により一様に正帯電された後、スキャナユニット16からのレーザビームにより露光され、画像データに基づく静電潜像が形成される。次いで、現像ローラ33の回転により、現像ローラ33の表面に担持されているトナーが、感光ドラム25に対向して接触するときに、感光ドラム25の表面に形成されている静電潜像に供給される。これにより、静電潜像は現像(可視像化)されて、感光ドラム25の表面にトナー像が担持される。そして、トナー像は、感光ドラム25と転写ローラ27との間(転写位置)に搬送されてくる用紙3上に転写される。
(3−3)定着部
定着部18は、プロセスカートリッジ17の後方に設けられている。定着部18は、加熱ローラ51と、加熱ローラ51の下方から圧接される加圧ローラ52とを備えている。
定着部18では、転写位置において用紙3に転写されたトナーを、用紙3が加熱ローラ51と加圧ローラ52との間を通過する間に熱定着させる。
(4)排紙部
排紙部6は、排紙パス53、排紙ローラ54および排紙トレイ55を備えている。そして、熱定着された用紙3は、排紙パス53へ搬送され、排紙ローラ54によって排紙トレイ55上へ排紙される。
2.ICチップの接続構成
図2は、現像カートリッジ(ギヤカバー装着状態)を上方左側から見た斜視図である。図3は、現像カートリッジ(ギヤカバー離脱状態)を上方左側から見た斜視図である。図4は、現像カートリッジ(ギヤカバー離脱状態)の左側面図ある。図5は、本体カップリングのカートリッジカップリングに対する着脱状態を説明する斜視図であって、(a)は、本体カップリングが進出位置に配置されている状態、(b)は、本体カップリングが退避位置に配置されている状態を示す。図6は、カートリッジカップリングに対するカートリッジ側接点部の組立を説明する分解斜視図であって、(a)は、左側から見た斜視図、(b)は、右側から見た斜視図である。図7は、本体カップリングを説明する説明図であって、(a)は、斜視図、(b)は、右側面図である。図8は、カートリッジカップリングと本体カップリングとの連結状態を説明する説明図であって、(a)は、斜視図、(b)は、本体側接点部とカップリング側接点部との接触状態示す斜視図である。
(1)ギヤ機構部
図3に示すように、現像フレーム30の左側の側壁31(以下、左側側壁31Lとする。なお、右側の側壁31は、右側側壁31Rとする。)には、ギヤ機構部61と、そのギヤ機構部61を被覆するギヤカバー62(図2参照)とが、設けられている。
図4に示すように、ギヤ機構部61は、カートリッジカップリング63、中間ギヤ64、アジテータギヤ65、現像ローラギヤ66および供給ローラギヤ67を備えている。
(a)カートリッジカップリング
カートリッジカップリング63は、図4および図6に示すように、左側側壁31Lの後部から左方に突出するボス(図示せず)に回転自在に支持されている。カートリッジカップリング63は、絶縁性樹脂から形成されており、本体カップリング96が嵌合可能な嵌合筒部68と、嵌合筒部68の右側端部に設けられるギヤ部74とを一体的に備えている。
嵌合筒部68は、有底円筒形状に形成されている。嵌合筒部68は、円板形状の底壁69と、底壁69の周端部から左方へ立設される円筒形状の、側壁の一例としての周壁70とを備えている。底壁69と周壁70とで囲まれる内部空間が、カートリッジカップリング63の回転中心と同一中心において非円形断面となる連結穴73として区画されている。
底壁69の内面には、その中心(カートリッジカップリング63の回転軸線上)に突部71が形成されている。突部71は、断面半円形状に形成され、底壁69の内面からわずかに左方へ突出されている。
底壁69には、突部71を挟んで対向するように、2つの略矩形状の差込孔77が形成されている。差込孔77は、嵌合筒部68の周方向において2つの突条部72(後述)の間に形成されている。差込孔77は、底壁69を、その厚み方向に貫通するように形成されている。
周壁70には、周壁70から嵌合筒部68の径方向内側へ突出する突条部72が形成されている。突条部72は、嵌合筒部68の周方向において2つ設けられており、底壁69の中心に対して点対称となるように、配置されている。2つの突条部72は、突部71を挟んで対向配置され、つまり、周壁70の内周面に沿って略180°変位して対向位置され、互いに近接する方向に突出するように形成されている。
各突条部72は、周壁70の内周面に沿って、周壁70から円弧形状に突出している。突条部72は、嵌合筒部68の径方向内側端部に配置される内側端面78と、内側端面78の、嵌合筒部68の周方向両側に配置される、内側面の一例としての側端面79とを備えている。
内側端面78は、周壁70に沿う円弧形状に形成されており、その左端部は、左方に向かうに従って嵌合筒部68の径方向外側へ傾斜する面取りがなされている。
両側端面79は、突条部72における周壁70と隣接する基端部から、内側端面78へ向かうに従って幅狭となるテーパ形状に形成されている。また、両側端面79は、底壁69の表面から、嵌合筒部68の軸線方向と交差するように左方に向かって延び、一方の側端面79が底壁69の表面とのなす角度が鋭角となり、他方の側端面79が底壁69の表面とのなす角度が鈍角となるように、配置されている。
ギヤ部74は、嵌合筒部68の右側端部において、内歯ギヤ75および外歯ギヤ76を備えている。内歯ギヤ75は、嵌合筒部68と同軸上に配置され、嵌合筒部68より大径の円環形状に形成されている。外歯ギヤ76は、嵌合筒部68と同軸上において、内歯ギヤ75の左側に隣接配置され、内歯ギヤ75よりも小径かつ嵌合筒部68よりも大径の円環形状に形成されている。
(b)カートリッジ側電極およびICチップ
カートリッジカップリング63には、カートリッジ側電極80、および、記憶素子の一例としてのICチップ81が設けられている。カートリッジ側電極80およびICチップ81は、図6(a)に示すように、一体的に設けられている。
ICチップ81は、内歯ギヤ75の内径に収まる大きさの略矩形状の薄板形状に形成されている。ICチップ81には、現像カートリッジ28に関する情報、たとえば、印刷可能枚数などが記憶されている。
カートリッジ側電極80は、ICチップ81上に2つ設けられており、ICチップ81に電気的に接続されている。カートリッジ側電極80は、導電性の板バネ材からなり、ICチップ81から左方に向かって葛折状に延びる帯板形状に形成されている。
カートリッジ側電極80は、具体的には、ICチップ81に接続される断面略L字形状の配線部82と、配線部82に接続される断面略L字形状のカートリッジ側接点部83とを備えている。
配線部82は、ICチップ81と面接触する基端部分84と、その基端部分84から直角に屈曲して左方に延びる中継部分85とを備えている。
カートリッジ側接点部83は、中継部分85から直角に屈曲して基端部分84と平行して延びる底面接点86と、その底面接点86から直角に屈曲して左方に延びる内側面接点87とを備えている。
そして、カートリッジ側電極80およびICチップ81は、図6(a)および(b)に示すように、嵌合筒部68の右方から、底壁69の各差込孔77へ各カートリッジ側接点部83を差し込むことで、嵌合筒部68に固定されている。
これによって、カートリッジ側電極80が、底壁69の裏面(右面)から底壁69の表面(左面)へ差込孔77を貫通して、図4に示すように、内側面接点87が、一方の側端面79(底壁69の表面とのなす角度が鋭角の側端面79)に沿って配置される。また、底面接点86が、差込孔77を塞ぐように、一方の側端面79と連続する底壁69の表面に配置される。さらに、ICチップ81が、底壁69の裏面に配置される。
また、2つの内側面接点87は、嵌合筒部68の連結穴73内において、カートリッジカップリング63の回転軸線の周りにおいて、その回転軸線を中心とする点対称となるように、配置されている。具体的には、2つの内側面接点87と回転軸線とを結んで形成される中心角が、略180°となるように配置されている。
また、内側面接点87は、一方の側端面79に沿って、カートリッジカップリング63の回転方向と直交する方向(嵌合筒部68の径方向)に向いて配置されている。
(c)その他のギヤ
中間ギヤ64は、図3および図4に示すように、左側側壁31Lにおけるカートリッジカップリング63の前方において左方に突出する支持軸90に、回転自在に支持されている。中間ギヤ64は、その右側に内歯ギヤ91と、その左側に、内歯ギヤ91よりも大径の外歯ギヤ92とを一体的に備えている。中間ギヤ64の外歯ギヤ92は、カートリッジカップリング63の外歯ギヤ76と噛合している。
アジテータギヤ65は、左側側壁31Lにおける中間ギヤ64の前方斜め下側から、左側側壁31Lを貫通して左方へ突出する回転軸41の左側端部に設けられている。アジテータギヤ65は、中間ギヤ64の内歯ギヤ91と噛合している。
現像ローラギヤ66は、左側側壁31Lにおけるカートリッジカップリング63の後方斜め下側から、左側側壁31Lを貫通して左方へ突出する現像ローラ軸45の左側端部に設けられている。現像ローラギヤ66は、カートリッジカップリング63の内歯ギヤ75と噛合している。
供給ローラギヤ67は、左側側壁31Lにおけるカートリッジカップリング63の下方から、左側側壁31Lを貫通して左方へ突出する供給ローラ軸43の左側端部に設けられている。供給ローラギヤ67は、現像ローラギヤ66と間隔を隔てて配置され、カートリッジカップリング63の内歯ギヤ75と噛合している。
(e)ギヤカバー
ギヤカバー62は、図2に示すように、ギヤ機構部61、すなわち、カートリッジカップリング63、中間ギヤ64、アジテータギヤ65、現像ローラギヤ66および供給ローラギヤ67を被覆するように、左側側壁31Lに取り付けられている。
ギヤカバー62は、現像ローラ軸45の左側端部、および、カートリッジカップリング63の嵌合筒部68を露出させるように、ギヤ機構部61を被覆している。
(2)本体カップリング機構部
本体ケーシング2には、図5に示すように、本体ケーシング2に設けられるモータ(図示せず)からギヤ機構部61へ駆動力を伝達するための本体カップリング機構部95が設けられている。本体カップリング機構部95は、本体カップリング96および直動アーム97を備えている。
(a)本体カップリング
本体カップリング96は、絶縁性樹脂から形成されており、図7に示すように、軸部100、基軸部101、当接部102および嵌合部103を備えている。
軸部100は、左右方向に延びる円柱形状に形成されている。軸部100の外周面には、互いに略180°変位する位置に左右方向に延びる導電性の帯配線104が設けられている。
基軸部101は、軸部100よりも大径の円板形状に形成されている。基軸部101は、軸部100の左端部に配置され、軸部100と同軸上に設けられている。基軸部101の外周面には、導電性の外側接点105が周方向に連続して設けられている。外側接点105は、帯配線104と電気的に接続されている。また、基軸部101の左端部には、基軸部101よりも大径の鍔部116が形成されている。鍔部116は、直動アーム97の長孔111(後述)よりも大径に形成されている。
当接部102は、軸部100よりも小径の円柱形状に形成されている。当接部102は、軸部100の右端部に配置され、軸部100と同軸上に設けられている。
嵌合部103は、当接部102よりやや小さい略四角柱形状に形成されている。嵌合部103は、軸部100の右端部に配置され、当接部102を挟んで互いに略180°変位する位置に、2つ設けられている。嵌合部103の右端部には、右側へ向かうに従って当接部102へ向かって傾斜する面取りがなされている。
嵌合部103には、導電性の本体側接点部106が設けられている。本体側接点部106は、嵌合部103の外側面を被覆する外側面接点107と、嵌合部103の右端面(本体カップリング96の嵌合方向の下流側端面)を被覆する端面接点108とを一体的に備えている。
本体側接点部106は、帯配線104と電気的に接続されている。これによって、2つの本体側接点部106は、軸部100の右端部において、本体カップリング96の回転軸線の周りにおいて、その回転軸線を中心とする点対称となるように、配置されている。具体的には、2つの本体側接点部106と回転軸線とを結んで形成される中心角が、略180°となるように配置されている。
(b)直動アーム
直動アーム97は、図5に示すように、前後方向に沿って延びるアーム部109と、そのアーム部109の後端部に設けられるカム部110とを一体的に備えている。
アーム部109は、その前端部が、図示しないリンク機構によってフロントカバー7に連結されている。アーム部109は、フロントカバー7の開閉に連動して、前後方向にスライドする。
カム部110には、前後方向に延びる長孔111が形成されており、その長孔111の後端部の周りには、幅方向外方(左方)に厚く形成される退避部112が設けられている。また、長孔111の前端部の周りには、幅方向に薄く形成される進出部113が設けられている。また、長孔111の周りにおいて、退避部112と進出部113との間は、進出部113から退避部112に向かって幅方向外方に向かって次第に厚くなるように、傾斜している。
進出部113には、板バネ電極115が設けられている。板バネ電極115は、長孔111を挟む進出部113の両内側面に設けられている(図7参照)。板バネ電極115は、長孔111の内側方向へ弾性変形するように設けられている。
そして、本体カップリング96の軸部100は、長孔111に対して左方から右方へ向かって挿通され、鍔部116が、退避部112または進出部113と左方から当接するように配置されている。また、鍔部116には、コイルバネ114が隣接配置されている。コイルばね114は、圧縮ばねからなり、その右側端部が鍔部116に接触され、その左側端部が本体ケーシング2のフレーム(図示せず)に接触されており、常には、本体カップリング96を右方へ付勢している。
また、本体カップリング96は、直動アーム97に回転自在に支持されており、本体ケーシング2に設けられるモータ(図示せず)からの駆動力によって回転される。
(3)本体ケーシングに対する現像カートリッジの着脱
まず、フロントカバー7を開くと、図5(b)に示すように、直動アーム97のアーム部109が、そのフロントカバー7の開放動作に連動して、図示しないリンク機構により前方へスライドする。すると、フロントカバー7の閉鎖時において、鍔部116に当接していた進出部113も前方へスライドし、代わりに、退避部112が鍔部116と当接する。すると、コイルバネ114の付勢力に抗して、本体カップリング96が左方へ後退して退避位置に配置される。
そして、現像カートリッジ28が装着されているプロセスカートリッジ17を本体ケーシング2に装着する、または、本体ケーシング2に装着されているプロセスカートリッジ17に、現像カートリッジ28を装着する。
その後、フロントカバー7を閉じると、図5(a)に示すように、直動アーム97のアーム部109が、そのフロントカバー7の閉鎖動作に連動して、図示しないリンク機構により後方へスライドする。すると、フロントカバー7の開放時において、鍔部116に当接していた退避部112も後方へスライドし、代わりに、進出部113が鍔部116と当接する。すると、コイルバネ114の付勢力によって、本体カップリング96が右方へ進出して進出位置に配置される。また、本体カップリング96の外側接点105が、板バネ電極115に接触する。
そして、本体カップリング96が右方へ進出すると、図8(a)に示すように、本体カップリング96の当接部102および嵌合部103が、カートリッジカップリング63の連結穴73に嵌合される。当接部102は、左方向(嵌合方向)において、底壁69の突部71に受けられる。これによって、本体カップリング96の回転軸線と、カートリッジカップリング63の回転軸線とが、同軸上に配置される。また、嵌合部103が各突条部72の間に挟持される。これによって、本体カップリング96とカートリッジカップリング63とが同軸上で相対回転不能に連結され、画像形成時には、モータ(図示せず)伝達される本体カップリング96の駆動力が、カートリッジカップリング63によって受けられる。
また、本体カップリング96とカートリッジカップリング63とが連結されると、図8(b)に示すように、外側面接点107が、内側面接点87に対して左方向から摺擦するように接触し、また、端面接点108が、左方向(嵌合方向)において底面接点86と対向するように接触(当接)する。これによって、カートリッジ側接点部83は、本体側接点部106、帯配線104、外側接点105および板バネ電極115を介して、本体ケーシング2のCPUに電気的に接続される。そのため、本体ケーシング2のCPUにおいて、カートリッジ側接点部83に電気的に接続されているICチップ81から、現像カートリッジ28に関する情報が読み取られる。
その後、画像形成時には、モータ(図示せず)からの駆動力により、本体カップリング96が回転すると、その本体カップリング96に連結されるカートリッジカップリング63が共周りして、その駆動力がギヤ機構部61に伝達される。ギヤ機構部61では、図4に示すように、カートリッジカップリング63から中間ギヤ64を介してアジテータギヤ65に駆動力が伝達され、アジテータ40が回転される。また、カートリッジカップリング63から現像ローラギヤ66に駆動力が伝達され、現像ローラ33が回転される。また、カートリッジカップリング63から供給ローラギヤ67に駆動力が伝達され、供給ローラ35が回転される。
また、本体カップリング96が回転すると、本体カップリング96の回転方向(図8(b)の矢印で示す。)において、外側面接点107が内側面接点87に対して圧接される。
なお、現像カートリッジ28が装着されているプロセスカートリッジ17を本体ケーシング2から離脱させる、または、本体ケーシング2に装着されているプロセスカートリッジ17から現像カートリッジ28を離脱させるには、フロントカバー7を開放する。すると、上記したように、本体カップリング96が左方へ後退して退避位置に配置されるので、そのまま、プロセスカートリッジ17または現像カートリッジ28を引く抜くことにより、それらを離脱させることができる。
3.第1実施形態の作用効果
(1)上記したように、現像カートリッジ28が本体ケーシング2に装着されると、本体カップリング96がカートリッジカップリング63に嵌合され、駆動力が本体ケーシング2から現像カートリッジ28へ伝達される。また、本体カップリング96がカートリッジカップリング63に嵌合されると、本体側接点部106がカートリッジ側接点部83と接触される。これによって、本体ケーシング2のCPUにおいて、ICチップ81から、現像カートリッジ28に関する情報が読み取られる。
そして、このレーザプリンタ1および現像カートリッジ28では、本体ケーシング2から現像カートリッジ28へ駆動力を入力するために必要である本体カップリング96およびカートリッジカップリング63に、本体側接点部106およびカートリッジ側接点部83がそれぞれ設けられている。そのため、本体側接点部106およびカートリッジ側接点部83を接触させるための、設計上の制約を受けることなく、それらを確実に接触させることができる。
また、このレーザプリンタ1では、プロセスフレーム24に現像カートリッジ28が装着されることにより、感光ドラム25に対して現像ローラ33が対向配置される。そして、画像形成時には、プロセスフレーム24に設けられる付勢部材(図示せず)が現像カートリッジ28を後方へ押圧することにより、現像ローラ33が感光ドラム25に対して圧接される。良好な画像形成のためには、現像ローラ33の感光ドラム25に対する押圧力が一定であることが要求される。
このようなレーザプリンタ1において、現像カートリッジ28と本体ケーシング2との間で接点部の接触により付勢力が発生すると、現像ローラ33の感光ドラム25に対する押圧力のバランスが崩れるおそれがある。押圧力のバランスが崩れると、濃度ムラやかぶりが発生するという不具合を生じる。そのため、そのような接点部の接触を低減する必要がある。
しかるに、このレーザプリンタ1では、押圧力を発生する本体カップリング96およびカートリッジカップリング63に、押圧力を必要とする本体側接点部106およびカートリッジ側接点部83がそれぞれ設けられている。そのため、接点部を接触させるための格別の付勢力を発生させることがなく、現像ローラ33の感光ドラム25に対する安定した押圧力を確保することができる。その結果、濃度ムラやかぶりの発生を有効に防止することができる。
(2)また、現像カートリッジ28では、カートリッジカップリング63において、底壁69と周壁70とで囲まれる内部空間が、カートリッジカップリング63の回転中心と同一中心において非円形断面となる連結穴73として区画されている。そのため、簡易な構成により、本体カップリング96を確実に嵌合させることができる。
(3)本体カップリング96が回転すると、その回転に伴って、外側面接点107が本体カップリング96の回転方向に沿って移動して、内側面接点87に圧接される。そのため、本体側接点部106とカートリッジ側接点部83との安定した接触を確保することができる。
(4)とりわけ、内側面接点87は、一方の側端面79に沿って、カートリッジカップリング63の回転方向と直交する方向(嵌合筒部68の径方向)に向いて配置されている。そのため、本体カップリング96の回転に伴って移動する外側面接点107と、内側面接点87との、確実な当接を確保することができる。
(5)また、カートリッジ側接点部83は、嵌合筒部68の連結穴73内において、カートリッジカップリング63の回転軸線の周りにおいて、2つ設けられている。そのため、一方のカートリッジ側接点部83と本体側接点部106との接触不良が生じても、他方のカートリッジ側接点部83と本体側接点部106との接触が良好であれば、本体側接点部106とカートリッジ側接点部83との接触を確保することができ、より確実な接触を図ることができる。
(6)また、2つの内側面接点87は、2つの内側面接点87とカートリッジカップリング63の回転軸線とを結んで形成される中心角が、略180°となるように配置されている。そのため、カートリッジカップリング63および本体カップリング96の回転軸線を中心として、外側面接点107と内側面接点87とをバランスよく接触させることができる。
(7)さらに、各内側面接点87は、カートリッジカップリング63の回転軸線を中心とする点対称となるように、配置されている。そのため、本体カップリング96の回転によって、外側面接点107と内側面接点87とを、バランスよく接触させることができる。
(8)さらにまた、各内側面接点87は、一方の側端面79(底壁69の表面とのなす角度が鋭角の側端面79)に沿って配置されている。そのため、嵌合部103を各突条部72の間で挟んで、本体カップリング96とカートリッジカップリング63との嵌合を強固にしつつ、外側面接点107を内側面接点87に安定して接触させることができる。
(9)また、カートリッジ側接点部83は、一方の側端面79に沿って配置される内側面接点87に加えて、底壁69の表面に配置される底面接点86を備えている。そのため、本体カップリング96の回転方向における外側面接点107と内側面接点87との接触に加えて、本体カップリング96の嵌合方向における底面接点86と端面接点108との接触を確保することができる。その結果、本体側接点部106とカートリッジ側接点部83との、より安定した接触を図ることができる。
(10)すなわち、底面接点86には、底壁69の表面に配置されており、端面接点108が、左方向(嵌合方向)において対向するように接触(当接)する。そのため、本体側接点部106とカートリッジ側接点部83との安定した接触を確保することができる。
(11)また、カートリッジ側接点部83とICチップ81とが一体的に形成されているので、部品点数の削減を図ることができる。また、カートリッジ側電極80を、底壁69の裏面から底壁69の表面へ差込孔77を貫通させて、内側面接点87を一方の側端面79に沿って配置するとともに、底面接点86を底壁69の表面に配置すれば、同時に、ICチップ81を底壁69の裏面に配置することができる。そのため、組み立ての容易化を図りつつ、カートリッジ側接点部83を精度よく配置することができる。
(12)また、カートリッジカップリング63は、絶縁性樹脂で形成されているので、カートリッジカップリング63を簡易かつ確実に形成することができる。また、2つのカートリッジ側接点部83が、お互いに導通することを防止することができる。
(13)一方、2つの本体側接点部106は、軸部100の右端部において、本体カップリング96の回転軸線の周りに設けられている。そのため、本体側接点部106とカートリッジ側接点部83との確実な接触を確保することができる。
(14)また、端面接点108は、嵌合部103の右端面(本体カップリング96の嵌合方向の下流側端面)に設けられている。そのため、底面接点86との確実な接触を確保することができる。
4.他の実施形態
(1)第2実施形態
図9は、第2実施形態のカートリッジカップリングであって、(a)は、左側面図、(b)は、左側から見た分解斜視図、(c)は、右側から見た分解斜視図である。なお、図9において、上記した部材と同様の部材には、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図9において、第2実施形態のカートリッジカップリング63では、カートリッジ側接点部83は、底面接点86はなく、内側面接点87のみを備えている。
すなわち、このカートリッジカップリング63では、図9(c)に示すように、底壁69には、スリット形状の差込孔77が形成されている。
また、カートリッジ側接点部83には、図9(b)に示すように、底面接点86がなく、配線部82の中継部分85から、内側面接点87が左方に真っ直ぐに延びるように設けられている。
そして、カートリッジ側電極80およびICチップ81は、図9(b)および(c)に示すように、嵌合筒部68の右方から、底壁69の各差込孔77へ各カートリッジ側接点部83を差し込むことで、嵌合筒部68に固定されている。
これによって、カートリッジ側電極80が、底壁69の裏面(右面)から底壁69の表面(左面)へ差込孔77を貫通して、図9(a)に示すように、内側面接点87が一方の側端面79(底壁69の表面とのなす角度が鋭角の側端面79)に沿って配置される。また、ICチップ81が、底壁69の裏面に配置される。
このカートリッジカップリング63では、上記と同様に、内側面接点87が外側面接点107と接触して、本体ケーシング2のCPUにおいて、ICチップ81から、現像カートリッジ28に関する情報が読み取られる。
第2実施形態では、上記した第1実施形態の作用効果のうち、特に、(1)〜(8)、(11)および(12)などと同様の作用効果を得ることができる。
(2)第3実施形態
図10は、第3実施形態のカートリッジカップリングであって、(a)は、左側面図、(b)は、左側から見た分解斜視図、(c)は、右側から見た分解斜視図である。なお、図10において、上記した部材と同様の部材には、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図10において、第2実施形態のカートリッジカップリング63では、カートリッジ側接点部83は、内側面接点87はなく、底面接点86のみを備えている。
すなわち、このカートリッジカップリング63では、図10(c)に示すように、底壁69には、略矩形状の差込孔77が形成されている。
また、カートリッジ側接点部83には、図10(b)に示すように、内側面接点87がなく、配線部82では、基端部分84の両端部から中継部分85が延びており、底面接点86が、両側の中継部分85の間に架設されている。
そして、カートリッジ側電極80およびICチップ81は、図10(b)および(c)に示すように、嵌合筒部68の右方から、底壁69の各差込孔77へ各カートリッジ側接点部83を差し込むことで、嵌合筒部68に固定されている。
これによって、カートリッジ側電極80が、底壁69の裏面(右面)から底壁69の表面(左面)へ差込孔77を貫通して、図10(a)に示すように、底面接点86が、差込孔77を塞ぐように、一方の側端面79と連続する底壁69の表面に配置される。また、ICチップ81が、底壁69の裏面に配置される。
このカートリッジカップリング63では、上記と同様に、底面接点86が端面接点108と接触して、本体ケーシング2のCPUにおいて、ICチップ81から、現像カートリッジ28に関する情報が読み取られる。
第3実施形態では、上記した第1実施形態の作用効果のうち、特に、(1)、(2)、(5)、(10)〜(12)などと同様の作用効果を得ることができる。
(3)第4実施形態
図11は、第3実施形態のカートリッジカップリングであって、(a)は、左側面図、(b)は、正断面図である。なお、図11において、上記した部材と同様の部材には、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図11において、第4実施形態のカートリッジカップリング63では、ICチップ81が、インサート成形によってカートリッジカップリング63に埋設されている。
このカートリッジカップリング63では、図11(b)に示すように、底壁69が、外歯ギヤ76の内側に到達する厚さで形成されており、その底壁69内に、ICチップ81が埋設されている。また、内側面接点87が、一方の側端面79(底壁69の表面とのなす角度が鋭角の側端面79)に沿って配置され、底面接点86が、一方の側端面79と連続する底壁69の表面に配置されている。
底壁69には、差込孔77が形成されておらず、カートリッジ側接点部83とICチップ81とを接続する配線部82は、底壁69において、底壁69の厚さ方向を貫通するように埋設されている。
第4実施形態では、ICチップ81が、インサート成形によってカートリッジカップリング63に埋設されている。そのため、上記した第1実施形態の作用効果に加えて、組立の手間を省略することができる。また、カートリッジ側接点部83およびICチップ81が、カートリッジカップリング63から不用意に外れることを防止することができる。
(4)第5実施形態
図12は、第5実施形態のカートリッジカップリングを示す斜視図である。なお、図12において、上記した部材と同様の部材には、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図12において、第5実施形態のカートリッジカップリング63は、連結穴73が形成されている嵌合筒部68に代えて、連結突起120が形成されている円盤部121を備えている。
円盤部121は、外歯ギヤ76よりも小径の円板形状をなし、外歯ギヤ76の左側に隣接するように設けられている。
連結突起120は、左側面視(カートリッジカップリング63の回転中心において、回転軸方向と直交する方向における断面)が、略正三角形状の突起、つまり、略正三角柱として、形成されている。連結突起120は、円盤部121から左方へ突出するように設けられている。
また、カートリッジ側接点部83は、連結突起120の3つの側面122に、それぞれ設けられている。すなわち、各カートリッジ側接点部83は、側面122の約半分の面積となる略矩形平板形状に形成されており、連結突起120の各側面122に沿って配置されている。
なお、ICチップ81は、図示しないが、円盤部121の裏面に設けられており、配線部82によって、カートリッジ側接点部83と電気的に接続されている。
また、第5実施形態のカートリッジカップリング63に対応する本体カップリング96には、図示しないが、左側面視において略正三角形状の嵌合穴が形成されており、その嵌合穴内に、3つのカートリッジ側接点部83と接触するように、3つの本体側接点部106が設けられている。
第5実施形態では、連結突起120を形成するのみの簡易な構成により、本体カップリング96に確実に嵌合させることができる。
(5)その他の変形例
上記の説明では、プロセスフレーム24に現像カートリッジ28を着脱させたが、プロセスフレーム24と現像フレーム30とを一体的に形成することもできる。その場合には、本発明のカートリッジには、プロセスカートリッジ17が相当する。また、上記の説明では、カートリッジカップリング63で受けた駆動力により、現像ローラ33を駆動させたが、本発明の回転体は、これに限定されるものではなく、たとえば、感光ドラム25や転写ローラ27も含まれる。
また、カートリッジ側接点部83の配置や個数なども、適宜設定することができる。
さらに、上記の説明では、モノクロレーザプリンタを例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、たとえば、複数色の感光体から、直接、用紙に転写するタンデム方式のカラーレーザプリンタ、または、各色のトナー像を、各感光体から一旦中間転写体に転写し、その後、用紙に一括転写する中間転写方式のカラーレーザプリンタに適用することもできる。
本発明の画像形成装置の一例としてのレーザプリンタの第1実施形態を示す側断面図である。 現像カートリッジ(ギヤカバー装着状態)を上方左側から見た斜視図である。 現像カートリッジ(ギヤカバー離脱状態)を上方左側から見た斜視図である。 現像カートリッジ(ギヤカバー離脱状態)の左側面図ある。 本体カップリングのカートリッジカップリングに対する着脱状態を説明する斜視図であって、(a)は、本体カップリングが進出位置に配置されている状態、(b)は、本体カップリングが退避位置に配置されている状態を示す。 カートリッジカップリングに対するカートリッジ側接点部の組立を説明する分解斜視図であって、(a)は、左側から見た斜視図、(b)は、右側から見た斜視図である。 本体カップリングを説明する説明図であって、(a)は、斜視図、(b)は、右側面図である。 カートリッジカップリングと本体カップリングとの連結状態を説明する説明図であって、(a)は、斜視図、(b)は、本体側接点部とカップリング側接点部との接触状態示す斜視図である。 第2実施形態のカートリッジカップリングであって、(a)は、左側面図、(b)は、左側から見た分解斜視図、(c)は、右側から見た分解斜視図である。 第3実施形態のカートリッジカップリングであって、(a)は、左側面図、(b)は、左側から見た分解斜視図、(c)は、右側から見た分解斜視図である。 第3実施形態のカートリッジカップリングであって、(a)は、左側面図、(b)は、正断面図である。 第5実施形態のカートリッジカップリングを示す斜視図である。
符号の説明
1 レーザプリンタ
2 本体ケーシング
28 現像カートリッジ
30 現像フレーム
33 現像ローラ
63 カートリッジカップリング
69 底壁
70 周壁
73 連結穴
79 側端面
81 ICチップ
83 カートリッジ側接点部
86 底面接点
87 内側面接点
96 本体カップリング
106 本体側接点部
107 外側面接点
108 端面接点
120 連結突起

Claims (30)

  1. CPUを備える画像形成装置本体に着脱可能に設けられ、現像剤を収容するカートリッジにおいて、
    現像剤を担持する回転体と、
    前記回転体を支持するカートリッジ枠体と、
    前記カートリッジが前記画像形成装置本体に装着されたときに、前記画像形成装置本体に設けられた本体カップリングと嵌合して、前記回転体を回転させる駆動力を受けるためのカートリッジカップリングとを備え、
    前記カートリッジカップリングは、
    絶縁体で形成され、前記本体カップリングの前記カートリッジカップリングに対する嵌合方向において前記本体カップリングを受ける底壁と、
    前記底壁から前記本体カップリングを挟むように立設され、前記本体カップリングの回転軸線と交差する方向に延びる内側面を備える側壁と、
    前記底壁の表面および/または前記内側面に設けられ、前記本体カップリングに設けられる導電性の本体側接点部に接触されて、前記本体側接点部を介して前記CPUに電気的に接続される複数の導電性のカートリッジ接点部と
    前記カートリッジ接点部に電気的に接続される記憶素子と
    を備えていることを特徴とする、カートリッジ。
  2. 前記カートリッジ側接点部は、前記底壁の表面とのなす角度が鋭角である前記内側面に、設けられていることを特徴とする、請求項1に記載のカートリッジ。
  3. 前記カートリッジ側接点部は、前記底壁の表面とのなす角度が鋭角である前記内側面と、その内側面に連続する前記底壁の表面とに設けられていることを特徴とする、請求項2に記載のカートリッジ。
  4. 前記カートリッジ側接点部は、前記回転方向において前記本体側接点部と当接するように、配置されていることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか一項に記載のカートリッジ。
  5. 前記カートリッジ側接点部は、前記本体側接点部との当接位置において、前記回転方向と交差する方向に沿って配置されていることを特徴とする、請求項4に記載のカートリッジ。
  6. 前記カートリッジ側接点部は、前記本体カップリングの回転軸線の周りに複数設けられていることを特徴とする、請求項4または5に記載のカートリッジ。
  7. 各前記カートリッジ側接点部は、互いに隣接する前記カートリッジ側接点部と前記回転軸線とを結んで形成される中心角が略等しくなるように、配置されていることを特徴とする、請求項6に記載のカートリッジ。
  8. 各前記カートリッジ側接点部は、前記回転軸線を中心とする点対称となるように、配置
    されていることを特徴とする、請求項6に記載のカートリッジ。
  9. 前記本体側接点部は、前記本体カップリングにおける回転軸線周りに設けられていることを特徴とする、請求項4ないし8のいずれか一項に記載のカートリッジ。
  10. 前記カートリッジ側接点部は、前記本体カップリングの前記カートリッジカップリングに対する嵌合方向において前記本体側接点部と当接するように、配置されていることを特徴とする、請求項1に記載のカートリッジ。
  11. 前記本体側接点部は、前記本体カップリングの前記カートリッジカップリングに対する嵌合方向の下流側端部に設けられていることを特徴とする、請求項10に記載のカートリッジ。
  12. 前記カートリッジ側接点部と前記記憶素子とは一体的に形成されており、
    前記カートリッジカップリングは、前記底壁と、前記底壁から立設する周壁とを備える有底筒形状に形成されており、
    前記記憶素子が前記底壁の裏面に配置され、
    前記カートリッジ側接点部が、前記底壁の裏面から前記底壁の表面へ貫通して、前記周壁の内周面に沿って配置されていることを特徴とする、請求項1ないし11のいずれか一項に記載のカートリッジ。
  13. 前記カートリッジカップリングは、絶縁性樹脂で形成されていることを特徴とする、請求項1ないし12のいずれか一項に記載のカートリッジ。
  14. CPUを備える画像形成装置本体に着脱可能に設けられ、現像剤を収容するカートリッジにおいて、
    現像剤を担持する回転体と、
    前記回転体を支持するカートリッジ枠体と、
    前記カートリッジが前記画像形成装置本体に装着されたときに、前記画像形成装置本体に設けられた本体カップリングと嵌合して、前記回転体を回転させる駆動力を受けるためのカートリッジカップリングとを備え、
    前記カートリッジカップリングは、
    絶縁体で形成され、前記本体カップリングの前記カートリッジカップリングに対する嵌合方向において前記本体カップリングへ向かうように突出され、前記本体カップリングに設けられる嵌合穴に嵌合される連結突起と、
    前記連結突起の側面に設けられ、前記本体カップリングの前記嵌合穴内に設けられる導電性の本体側接点部に接触されて、前記本体側接点部を介して前記CPUに電気的に接続される複数の導電性のカートリッジ接点部と、
    前記カートリッジ接点部に電気的に接続される記憶素子と
    を備えていることを特徴とする、カートリッジ。
  15. 前記連結突起は、前記カートリッジカップリングの回転中心において軸方向と直交する方向における断面が略正三角形状であることを特徴とする、請求項14に記載のカートリッジ。
  16. 画像形成装置本体と、現像剤を収容し、前記画像形成装置本体に着脱可能なカートリッジとを備え、
    前記画像形成装置本体は、
    CPUと、
    本体カップリングと、
    前記本体カップリングに設けられる導電性の本体側接点部と
    を備え、
    前記カートリッジは、
    現像剤を担持する回転体と、
    前記回転体を支持するカートリッジ枠体と、
    絶縁体で形成され、前記カートリッジが前記画像形成装置本体に装着されたときに、前記本体カップリングと嵌合して前記回転体を回転させる駆動力を受けるためのカートリッジカップリングとを備え、
    前記カートリッジカップリングは、
    絶縁体で形成され、前記本体カップリングの前記カートリッジカップリングに対する嵌合方向において前記本体カップリングを受ける底壁と、
    前記底壁から前記本体カップリングを挟むように立設され、前記本体カップリングの回転軸線と交差する方向に延びる内側面を備える側壁と、
    前記底壁の表面および/または前記内側面に設けられ、前記本体側接点部に接触されて、前記本体側接点部を介して前記CPUに電気的に接続される複数の導電性のカートリッジ接点部と
    前記カートリッジ接点部に電気的に接続される記憶素子と
    を備えていることを特徴とする、画像形成装置。
  17. 前記カートリッジ側接点部は、前記底壁の表面とのなす角度が鋭角である前記内側面に、設けられていることを特徴とする、請求項16に記載の画像形成装置。
  18. 前記カートリッジ側接点部は、前記底壁の表面とのなす角度が鋭角である前記内側面と、その内側面に連続する前記底壁の表面とに設けられていることを特徴とする、請求項17に記載の画像形成装置。
  19. 前記カートリッジ側接点部は、前記本体カップリングの回転方向において前記本体側接点部と当接するように、配置されていることを特徴とする、請求項16ないし18のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  20. 前記カートリッジ側接点部は、前記本体側接点部との当接位置において、前記回転方向
    と交差する方向に沿って配置されていることを特徴とする、請求項19に記載の画像形成
    装置。
  21. 前記カートリッジ側接点部は、前記本体カップリングの回転軸線の周りに複数設けられ
    ていることを特徴とする、請求項19または20に記載の画像形成装置。
  22. 各前記カートリッジ側接点部は、互いに隣接する前記カートリッジ側接点部と前記回転軸線とを結んで形成される中心角が略等しくなるように、配置されていることを特徴とする、請求項21に記載の画像形成装置。
  23. 各前記カートリッジ側接点部は、前記回転軸線を中心とする点対称となるように、配置
    されていることを特徴とする、請求項21に記載の画像形成装置。
  24. 前記本体側接点部は、前記本体カップリングにおける回転軸線周りに設けられていることを特徴とする、請求項19ないし23のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  25. 前記カートリッジ側接点部は、前記本体カップリングの前記カートリッジカップリングに対する嵌合方向において前記本体側接点部と当接するように、配置されていることを特徴とする、請求項16に記載の画像形成装置。
  26. 前記本体側接点部は、前記本体カップリングの前記カートリッジカップリングに対する嵌合方向の下流側端部に設けられていることを特徴とする、請求項25に記載の画像形成装置。
  27. 前記カートリッジ側接点部と前記記憶素子とは一体的に形成されており、
    前記カートリッジカップリングは、前記底壁と、前記底壁から立設する周壁とを備える有底筒形状に形成されており、
    前記記憶素子が前記底壁の裏面に配置され、
    前記カートリッジ側接点部が、前記底壁の裏面から前記底壁の表面へ貫通して、前記周壁の内周面に沿って配置されていることを特徴とする、請求項16ないし26のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  28. 前記カートリッジカップリングは、絶縁性樹脂で形成されていることを特徴とする、請
    求項16ないし27のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  29. 画像形成装置本体と、現像剤を収容し、前記画像形成装置本体に着脱可能なカートリッジとを備え、
    前記画像形成装置本体は、
    CPUと、
    嵌合穴を有する本体カップリングと、
    前記嵌合穴内に設けられる導電性の本体側接点部と
    を備え、
    前記カートリッジは、
    現像剤を担持する回転体と、
    前記回転体を支持するカートリッジ枠体と、
    絶縁体で形成され、前記カートリッジが前記画像形成装置本体に装着されたときに、前記本体カップリングと嵌合して前記回転体を回転させる駆動力を受けるためのカートリッジカップリングとを備え、
    前記カートリッジカップリングは、
    絶縁体で形成され、前記本体カップリングの前記カートリッジカップリングに対する嵌合方向において前記本体カップリングへ向かうように突出され、前記嵌合穴に嵌合される連結突起と、
    前記連結突起の側面に設けられ、前記本体カップリングの前記本体側接点部に接触されて、前記本体側接点部を介して前記CPUに電気的に接続される複数の導電性のカートリッジ接点部と、
    前記カートリッジ接点部に電気的に接続される記憶素子と
    を備えていることを特徴とする、画像形成装置。
  30. 前記連結突起は、前記カートリッジカップリングの回転中心において軸方向と直交する方向における断面が略正三角形状であることを特徴とする、請求項29に記載の画像形成装置。
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