JP4133292B2 - 分離ユニット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、像担持体からトナー画像が転写された後の記録紙を像担持体から分離するために、画像形成装置に着脱可能に取り付けられる分離ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、電子写真方式の画像形成装置には、像担持体からトナー画像が転写された後の記録紙を像担持体から分離するために分離装置が設けられている。この分離装置は、高圧電源部からの高電圧印加によりコロナ放電を生じ、このコロナ放電によって記録紙を像担持体から分離するものである。また、この分離装置は、像担持体上のトナー画像を記録紙に転写させる転写装置と一体的なユニットとして像担持体周りに配設されることが多いが、メンテナンス性の向上のために当該転写・分離ユニットは画像形成装置本体から着脱可能とされていることが多い。その場合には、当該分離装置に、画像形成装置本体側に設けられた電源部の接点と接触して電力供給を受けるための分離装置側接点が設けられている。そして、分離装置側の接点は、転写・分離ユニットを画像形成装置本体に配設したときに、画像形成装置本体側の電源部の接点に所定の押圧力をもって接触するように構成されている。
【0003】
このように画像形成装置本体から取り外し可能に設けられた転写・分離ユニット側の接点と、画像形成装置本体側の接点の構造としては、現像カートリッジ70の受け体130に設けられた受け体電極部材134と、本体側固定電極部材13とを摺接させ、この受け体電極部材134が現像ローラ71の軸73をスラスト方向へ付勢しつつ軸73と接触するようにした画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−288169号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような転写分離ユニットの接点構造によれば、画像形成装置本体側の電源部から転写・分離ユニット側に安定したバイアス供給を受けるためには、安定した電力供給を確保するために、(1)転写・分離ユニットをビス止めによって画像形成装置本体に固定したり、(2)画像形成装置本体側の接点に対して転写・分離ユニット側の接点が強力な押圧力で接触して接続されるように押圧力を付与する等の必要がある。しかし、上記(1)の転写・分離ユニットをビス止めで固定する場合は、転写・分離ユニットの着脱時にビス止め用の工具が必要になり、着脱作業も面倒になる。また、上記(2)の転写・分離ユニット側の接点を強力な押圧力で画像形成装置本体側の接点に押し当てる場合は、転写・分離ユニットの着脱が円滑に行えなくなり、かかる押圧力が装置本体に取り付けられた状態の転写・分離ユニットにねじれを生じてしまい、転写・分離ユニットが適正な性能を発揮できなくなるという不具合も生じる。
【0006】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、ビス止めや強力な押圧力付与を行うことなく、分離ユニット側の接点を画像形成装置本体の電源部側の接点に安定して接触させることができ、装置本体からの着脱を円滑に行うことができる分離ユニットを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、像担持体からトナー画像が転写された後の記録紙を像担持体から分離するために、画像形成装置に着脱可能に取り付けられる分離ユニットであって、
トナー画像転写後の記録用紙に対して放電することによって記録用紙を像担持体から分離させる分離手段と、
前記分離手段に対して前記放電用に電圧を印加する電圧印加手段と、
画像形成装置本体側に設けられた電源部の接点と接触して、前記電圧印加手段に電力を供給する分離ユニット側の接点とを備え、
前記分離ユニット側の接点には、当該分離ユニットが装置本体に取り付けられたときに、前記画像形成装置本体側の電源部の接点の一部が入り込む溝部が形成され、当該溝部は、その縁部が当該電源部の接点と接触し、当該分離ユニットの画像形成装置本体に対する取付方向に対して傾斜した方向に延びる形状とされているものである。
【0008】
この構成によれば、当該分離ユニットを装置本体に取り付けた状態においては、画像形成装置本体側の電源部の接点の一部が、分離ユニット側の接点の溝部に入り込むので、分離ユニット側の接点に対する画像形成装置本体側の接点の相対的な移動が規制される。また、画像形成装置本体側の接点は分離ユニット側接点の両縁部に接触するため、両接点の接続ポイントは少なくとも2点確保される。よって、分離ユニット側接点と画像形成装置本体側の接点の相対的な押圧力を比較的弱い押圧力としても、上記両接点を安定した状態で接続させることができる。これにより、ビス止めや強力な押圧力付与を行うことなく、上記両接点を安定して接触させつつ、分離ユニットを画像形成装置本体から円滑に着脱させることが可能になる。
【0009】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の分離ユニットであって、前記溝部は、並列に設けられた複数の長孔からなり、いずれかの長孔に対して前記画像形成装置本体側の電源部の接点の一部が入り込むものとされているものである。
【0010】
この構成によれば、分離ユニット側接点の溝部として上記長孔が並列に複数設けられているので、分離ユニット側接点と画像形成装置本体側の接点との相対的な位置決めが精度良く行われていなくても、画像形成装置本体側の接点が分離ユニット側接点のいずれかの溝部に入り込みやすくすることができる。また、上記溝部は長孔からなるので、画像形成装置本体側の接点が上記長孔に入り込んで接続状態となった後も、画像形成装置本体側の接点は長孔の長さ方向において移動が可能であり、分離ユニット側接点と画像形成装置本体側の接点との相対的な位置関係の誤差を吸収することができる。
【0011】
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の分離ユニットであって、前記各長孔は、当該分離ユニットの画像形成装置本体に対する取付方向に対して、約30度から60度の方向に延びる形状とされている。
【0012】
この構成によれば、分離ユニット側接点の溝部をなす各長孔が、分離ユニットの画像形成装置本体への取付方向に対して約30度から60度の方向に延びる形状とされているので、画像形成装置本体への分離ユニットの着脱時に、分離ユニット側接点と画像形成装置本体側の接点とが摺動するとき、画像形成装置本体側の接点が分離ユニット側接点の溝部をなす長孔への入出時に受ける抵抗が軽減される。これにより、画像形成装置本体への分離ユニットの着脱時に、分離ユニット側接点の溝部をなす長孔への画像形成装置本体側の接点の案内を円滑に行うことができる。
【0013】
また、請求項4に記載の発明は、請求項2又は請求項3に記載の分離ユニットであって、前記各長孔は、当該長孔への前記画像形成装置本体側の電源部の接点の入り込みが、分離ユニット側の接点厚さの略半分の深さまでとされている。
【0014】
この構成によれば、分離ユニット側接点の溝部をなす長孔への電源側接点の入り込みが、分離ユニット側接点厚さの略半分の深さまでに設定されているので、画像形成装置本体側の接点が上記長孔に入り込みすぎて接触状態が悪くなるということがない。また、画像形成装置本体側の接点が分離ユニット側接点の溝部なす上記長孔への入出時に受ける抵抗が更に軽減される。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態に係る分離ユニットについて図面を参照して説明する。図1は画像形成装置に備えられる画像形成部の概略構成を示す模式図である。図1に示すように、画像形成装置(電子写真方式のコピー機、プリンタ等)に備えられる画像形成部1では、図中のA方向に回転する感光体ドラム(像担持体)3の表面が帯電装置2により一様に帯電され、原稿読取装置(図外)で読み取られた原稿画像に基づく露光装置(レーザ走査ユニット等)4からのレーザビームにより感光体ドラム3上に静電潜像が形成され、現像装置5から静電潜像に現像剤(トナー)が供給・付着されて、感光体ドラム3上にトナー像が形成される。
【0016】
上記のようにトナー像が形成された感光体ドラム3に向けて、記録紙が用紙搬送路6を通って搬送され、転写バイアスが印加された転写ローラ7によって、感光体ドラム3表面のトナー像が記録紙に転写される。そして、トナー像が転写された記録紙は分離装置8によって感光体ドラム3から電気的に分離された後、定着ローラ対を有する定着装置9に搬送されて加熱・加圧によりトナー像が定着される。定着装置9を通過した用紙は、図外の用紙排出部から排出される。なお、感光体ドラム3の転写ローラ7及び分離装置8は、転写分離ユニット(分離ユニットの一例)10として一体的に構成されており、用紙搬送路を形成する用紙ガイドユニット11に着脱自在に取り付けられている。
【0017】
なお、感光体ドラム3の回転方向における転写分離ユニット10の下流側には、トナー像転写後に感光体ドラム3表面に残存している電荷を除去する除電装置12が配設され、更に、その下流側には感光体ドラム3表面上の残留トナー等を除去するクリーニング部13が配設されている。
【0018】
次に、上記転写分離ユニット10について説明する。図2は転写分離ユニット10を示す斜視図、図3は転写分離ユニット10の一部を拡大した斜視図である。上述したように、転写分離ユニット10は転写ローラ7及び分離装置8が一体化されており、画像形成装置本体の一部である用紙ガイドユニット11に着脱自在とされている。転写ローラ7は、その回転軸71が転写分離ユニット10の外形ケース101に回転自在に軸支され、転写ローラ7を用紙ガイドユニット11と共に、感光体ドラム3に対向する位置に配設したときに、適度な押圧力をもって感光体ドラム3表面に接触するように、回転軸71が押しバネ72によって感光体ドラム3方向に付勢されている。回転軸71の側端部71aには図外の駆動モータから回転駆動力が伝達される。
【0019】
転写分離ユニット10において、記録紙搬送方向における転写ローラ7の下流側には、分離装置8が配置されている。この分離装置8は、転写ローラ7の回転軸方向(感光体ドラム3の回転軸方向)に並べて設けられた複数の分離針81を有している。分離装置8は、画像形成装置本体内の電源部から供給される電力により、分離装置8内の電圧印加部が分離針81に放電用電圧を印加して、分離針81からコロナ放電を発生させ、感光体ドラム3表面に電気的に吸着している状態の記録紙を感光体ドラム3表面から電気的に分離させるものである。
【0020】
複数に並べて設けられている分離針81の間には、記録紙の搬送を案内すると共に、記録紙が直接分離針81には接触しないようにするための用紙規制部102が複数設けられている。分離装置8には、画像形成装置本体側の電源部からのバイアス供給を受けるために、画像形成装置本体側の接点(後述)と接続するための接点82が設けられている。この接点82には、画像形成装置本体側の接点との接続状態を安定させるために溝部821が設けられている(詳細は後述)。
【0021】
次に、転写分離ユニット10の用紙ガイドユニット11への装着について説明する。図4は転写分離ユニット10に用紙ガイドユニット11を取り付ける様子を用紙搬送下流側から見た斜視図、図5は転写分離ユニット10に用紙ガイドユニット11を取り付ける様子を用紙搬送上流側から見た斜視図、図6は図5の部分拡大図である。
【0022】
転写分離ユニット10は、用紙ガイドユニット11に設けられているユニット収納部111に装填される。転写分離ユニット10は、その装着時、ユニット収納部111に対して、各図に示す矢印方向に挿入される。転写分離ユニット10をユニット収納部111に挿入すると、ユニット収納部111内に設けられた係止部111aと、転写分離ユニット10の底部に設けられた係止部(図略)との係合等によって、転写分離ユニット10が用紙ガイドユニット11に固定される。
【0023】
用紙ガイドユニット11のユニット収納部111内には、転写分離ユニット10の装着時に、転写分離ユニット10の接点82と接続するための接点112が設けられている。この接点112は画像形成装置本体内の電源部に通じている。接点112は、導電性の金属材料等を折り曲げた弾力性を有する形状とされ、転写分離ユニット10側の接点82方向に弾力性を持たせた状態でユニット収納部111に取り付けられている。
【0024】
接点112には、転写分離ユニット10側に突出した半球状の接触部112aが形成されている。この接触部112aの一部が、転写分離ユニット10側の接点82に設けられている溝部821内に入り込むことによって、転写分離ユニット10が用紙ガイドユニット11に装着された状態となったときに、両接点82及び112が接続するようになっている。
【0025】
図7は転写分離ユニット10が用紙ガイドユニット11に装着された状態を示す斜視図、図8は転写分離ユニット10が用紙ガイドユニット11に装着された状態を、記録紙搬送方向下流側から見た状態を示す斜視図である。
【0026】
転写分離ユニット10が用紙ガイドユニット11に装着された状態では、転写分離ユニット10の用紙規制部102が、用紙ガイドユニット11に設けられている用紙規制部114と繋がって、記録紙の搬送を案内するようになっている。
【0027】
用紙ガイドユニット11は、その一端部に設けられた回動軸113を支点として画像形成装置本体に対して回動自在に取り付けられる。用紙ガイドユニット11を画像形成装置本体に対して回動させ、画像形成装置本体内部を開放することによって、転写分離ユニット10を感光体ドラム3表面から接離させることが可能とされている。
【0028】
次に、転写分離ユニット10側の接点82と、画像形成装置本体側の接点112との接続構造について説明する。図9は転写分離ユニット10側の接点82の溝部821と、画像形成装置本体側の接点112の接触部112aとの接続状態を模式的に示す図、図10(a)は転写分離ユニット10側の接点82の溝部821と、画像形成装置本体側の接点112の接触部112aとの接続状態を示す部分断面図、(b)は従来の転写分離ユニット側の接点と画像形成装置本体側の接点との接続構造を示す部分断面図である。
【0029】
上述したように、転写分離ユニット10側の接点82には溝部821が設けられている。この溝部821は、図9及び上記図3に示すように、並列に設けられた複数の長孔からなる。溝部821は、各長孔が、転写分離ユニット10の画像形成装置本体への取付方向に対して、約45度±15度(すなわち、約30度から60度)の方向に延びる形状とされている。より好ましくは、溝部821の各長孔は上記転写分離ユニット10の画像形成装置本体への取付方向に対して約45度であることが望ましい。各長孔の長さは、それぞれ接点82に形成可能とされる、より長い長さとされている。よって、溝部821の中央部の長孔が最も長く、端部に近づくに従って徐々に短い形状とされる。
【0030】
転写分離ユニット10側の接点82は、転写分離ユニット10を用紙ガイドユニット11に装着するとき、画像形成装置本体側の接点112の接触部112aに対して摺動し、接触部112aが溝部821の長孔に入り込むようになっている。接触部112aは半球状とされているので、溝部821の長孔内に入り込み易い。
【0031】
溝部821の長孔は複数設けられているので、転写分離ユニット10が用紙ガイドユニット11に対して多少のガタを有した状態で装着されたとしても、画像形成装置本体側の接点112の接触部112aは、転写分離ユニット10側の接点82の溝部821のいずれかの長孔に対向する位置に落ち着きやすく、その長孔に入り込ませることができる。
【0032】
本実施形態では、溝部821の各長孔は、転写分離ユニット10の画像形成装置本体に対する取付方向に対して約45度前後とされている。よって、溝部821の長孔に対する接点112の接触部112aの進入時及び退避時の両時点における、長孔縁部と接触部112aとの抵抗が少なくて済む。溝部821の長孔は、転写分離ユニット10の画像形成装置本体への取付方向に対して斜め方向に延びるので、接触部112aは、長孔の長さ方向において、いずれかの部分に入り込み易い。さらに、溝部821(長孔)に対する接触部112aのガタが、図9におけるXY方向に発生しても、接触部112aが溝部82(長孔)の長さ方向(図9の矢印B方向)に移動可能なので、上記ガタを吸収することができる。
【0033】
図10(a)に示すように、画像形成装置本体側の接点112の接触部112aは、溝部821の長孔に入り込んで、長孔の両縁部の2カ所で接点82と接触することになるため、図10(b)に示すような、転写分離ユニット側の接点と画像形成装置本体側の接点とが1点で接触する従来の接点構造よりも、両接点の接続状態が安定して保持され、電気導通状態も良好に維持される。
【0034】
次に、転写分離ユニット10側の接点82に対する画像形成装置本体側の接点112の入り込み量について説明する。図11は画像形成装置本体側の接点112が転写分離ユニット10側の接点82の溝部821に入り込んだ状態を模式的に示す断面図である。良好な電気的導通状態の確保の点からは、転写分離ユニット10側の接点82の溝部821に対する画像形成装置本体側の接点112の接触部112aの入り込み量αが、転写分離ユニット10側の接点82の厚さtよりも小さくなるように設定されることが好ましい。さらには、接点82の溝部821に対する接点112の接触部112aの進入時及び退避時の抵抗を小さくする観点からは、接点82の溝部821に対する接点112の接触部112aの入り込み量αは、接点82の厚さtの半分以下であることが好ましい。
【0035】
画像形成装置本体側の接点112の接触部112aの入り込み量をα、接点82の厚さをt、接触部112aの半径をy、転写分離ユニット10の用紙ガイドユニット11への取付方向における溝部821の各長孔幅をxとしたとき、
(y−α)2+(1/2x)2=y2
かつ、α<1/2t
を満たすように、接点82、溝部821、接点112及び接触部112aの各部の大きさを設定するようにする。
【0036】
例えば、板厚tが約0.2mm、溝部821の長孔幅Yを約0.5mm、接触部112aの半径Zを約2.75mmとすれば、
(2.75−α)2+(1/2×0.5)2=2.752
α=0.011
0.011<1/2×0.2
0.011<0.1
となり、溝部821に対する接点112の入り込み量αは、接点82の厚さtの半分以下となる。
【0037】
このように、本実施形態の転写分離ユニット10によれば、転写分離ユニット10を用紙ガイドユニット11(画像形成装置本体の一部)に取り付けた状態においては、用紙ガイドユニット11側に設けられた接点112の接触部112aの一部が、転写分離ユニット10側の接点82の溝部821に入り込むので、転写分離ユニット10を用紙ガイドユニット11に装着した状態では、転写分離ユニット10側の接点82に対する用紙ガイドユニット11側の接点112の相対的な移動が規制される。また、用紙ガイドユニット11側の接点112は、転写分離ユニット10側の接点82の溝部821の両縁部に接触するため、両接点82及び接点112の接続ポイントは少なくとも2カ所確保される。よって、用紙ガイドユニット11側の接点112による転写分離ユニット10側の接点82に対する押圧力が比較的弱くても、上記両接点82及び接点112を安定した状態で接続させ、電気導通状態を良好に維持することができる。これにより、ビス止めや強力な押圧力を付与することなく、上記両接点82及び接点112を安定して接触させることができ、転写分離ユニット10を用紙ガイドユニット11から円滑に着脱させることが可能になる。
【0038】
なお、本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、転写分離ユニット10側の接点82に形成されている溝部821は、並列に設けられた複数の長孔からなるものとしているが、溝部821が1つの長孔からなるものとしてもよい。
【0039】
また、上記実施形態では、転写分離ユニット10側の接点82に形成されている溝部821は、転写分離ユニット10の用紙ガイドユニット11への取付方向に対して約45度前後の方向に延びる形状としているが、必ずしも当該角度に限定する意ではなく、適宜変更が可能である。
【0040】
また、上記実施形態では、転写分離ユニット10側の接点82に形成されている溝部821は、当該溝部821への用紙ガイドユニット11側の接点112の入り込み量が、接点82の厚さの略半分の深さまでとなるように、接点82の各部の形状が設定されているが、必ずしも当該設定に限定する意ではなく、適宜変更が可能である。
【0041】
また、上記実施形態では、画像形成装置本体側の接点112は半球状に形成されているが、転写分離ユニット10側の接点82に設けられている溝部821に入り込み可能な形状であれば、他の形状であってもよい。
【0042】
また、上記実施の形態では、転写ローラ7と分離装置8とが転写分離ユニット10として一体的に構成された例を示したが、転写ローラ7と分離装置8とが別個独立に構成され、分離装置8を備える分離ユニットの接点構造を上記接点82と同様の構造としたものであってもよい。
【0043】
また、上記実施形態では、図1にモノクロ印刷方式の画像形成装置の画像形成部1を示したが、本発明に係る転写分離ユニット10は、感光体ドラムの周りに複数の現像装置が配設されたカラー画像形成装置や、複数の画像形成部を備えたタンデム方式のカラー画像形成装置にも適用可能である。
【0044】
また、上記実施形態では、分離装置8の接点82の構造について説明しているが、この構造を、転写分離ユニット10の転写ローラ7の接点が、画像形成装置本体側の接点と接続するために備える構造に適用することも可能である。
【0045】
【発明の効果】
以上のように請求項1に記載の発明によれば、当該分離ユニットを画像形成装置本体に取り付けた状態においては、画像形成装置本体の電源部側接点の一部が、分離ユニット側の接点の溝部に入り込むので、分離ユニット側の接点に対する画像形成装置本体側の接点の相対的な移動が規制される。また、画像形成装置本体側の接点は分離ユニット側接点の溝部の両縁部に接触するため、両接点の接続ポイントは少なくとも2点確保される。よって、分離ユニット側接点と画像形成装置本体側の接点の相対的な押圧力を比較的弱い押圧力としても、上記両接点を安定した状態で接続させることができる。これにより、ビス止めや強力な押圧力を付与することなく上記両接点を安定して接触させつつ、分離ユニットを画像形成装置本体から円滑に着脱させることが可能になる。
【0046】
また、請求項2に記載の発明によれば、上記溝部は、並列に複数設けられた長孔なので、当該分離ユニット側接点をなす長孔と画像形成装置本体側の接点との相対的な位置決めが精度良く行われていなくても、画像形成装置本体側の接点が分離ユニット側接点のいずれかの長孔に入り込みやすくすることができる。また、上記溝部は長孔からなるので、画像形成装置本体側の接点が長孔に入り込んで接続状態となった後も、画像形成装置本体側の接点は長孔の長さ方向において移動が可能であり、分離ユニット側接点と画像形成装置本体側の接点との相対的な位置関係の誤差を吸収することができる。
【0047】
また、請求項3に記載の発明によれば、分離ユニット側接点の溝部をなす長孔が、分離ユニットの画像形成装置本体への取付方向に対して約30度から60度の方向に延びる形状とされているので、画像形成装置本体への分離ユニットの着脱時に、分離ユニット側接点をなす長孔と画像形成装置本体側の接点とが摺動するとき、画像形成装置本体側の接点が分離ユニット側接点の溝部をなす長孔への入出時に受ける抵抗が軽減される。これにより、画像形成装置本体への分離ユニットの着脱時に、分離ユニット側接点の溝部をなす長孔への画像形成装置本体側の接点の案内を円滑に行うことができる。
【0048】
また、請求項4に記載の発明によれば、分離ユニット側接点の溝部をなす長孔への電源側接点の入り込みが、当該長孔の略半分の深さまでに設定されているので、画像形成装置本体側の接点が当該長孔に入り込みすぎて接触状態が悪くなるということがない。また、画像形成装置本体側の接点が分離ユニット側接点の溝部をなす長孔への入出時に受ける抵抗が更に軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 画像形成装置に備えられる画像形成部の概略構成を示す模式図である。
【図2】 転写分離ユニットを示す斜視図である。
【図3】 転写分離ユニットの一部を拡大した斜視図である。
【図4】 転写分離ユニットに用紙ガイドユニットを取り付ける様子を用紙搬送下流側から見た斜視図である。
【図5】 転写分離ユニットに用紙ガイドユニットを取り付ける様子を用紙搬送上流側から見た斜視図である。
【図6】 図5の部分拡大図である。
【図7】 転写分離ユニットが用紙ガイドユニットに装着された状態を示す斜視図である。
【図8】 転写分離ユニットが用紙ガイドユニットに装着された状態を記録紙搬送方向下流側から見た状態を示す斜視図である。
【図9】 転写分離ユニット側の接点の溝部と、画像形成装置本体側の接点の接触部との接続状態を模式的に示す図である。
【図10】 (a)は転写分離ユニット側の接点の溝部と、画像形成装置本体側の接点の接触部との接続状態を示す部分断面図、(b)は従来の転写分離ユニット側の接点と画像形成装置本体側の接点との接続構造を示す部分断面図である。
【図11】 画像形成装置本体側の接点が転写分離ユニット側の接点の溝部に入り込んだ状態を模式的に示す断面図である。
【符号の説明】
1 画像形成部
3 感光体ドラム
7 転写ローラ
8 分離装置
81 分離針
82 転写分離ユニット側の接点
821 溝部
10 転写分離ユニット
11 用紙ガイドユニット
112 用紙ガイドユニット側の接点
112a 接触部

Claims (4)

  1. 像担持体からトナー画像が転写された後の記録紙を像担持体から分離するために、画像形成装置に着脱可能に取り付けられる分離ユニットであって、
    トナー画像転写後の記録用紙に対して放電することによって記録用紙を像担持体から分離させる分離手段と、
    前記分離手段に対して前記放電用に電圧を印加する電圧印加手段と、
    画像形成装置本体側に設けられた電源部の接点と接触して、前記電圧印加手段に電力を供給する分離ユニット側の接点とを備え、
    前記分離ユニット側の接点には、当該分離ユニットが装置本体に取り付けられたときに、前記画像形成装置本体側の電源部の接点の一部が入り込む溝部が形成され、当該溝部は、その縁部が当該電源部の接点と接触し、当該分離ユニットの画像形成装置本体に対する取付方向に対して傾斜した方向に延びる形状とされている分離ユニット。
  2. 前記溝部は、並列に設けられた複数の長孔からなり、いずれかの長孔に対して前記画像形成装置本体側の電源部の接点の一部が入り込むものとされている請求項1に記載の分離ユニット。
  3. 前記各長孔は、当該分離ユニットの画像形成装置本体に対する取付方向に対して、約30度から60度の方向に延びる形状とされている請求項2に記載の分離ユニット。
  4. 前記各長孔は、当該長孔への前記画像形成装置本体側の電源部の接点の入り込みが、分離ユニット側の接点厚さの略半分の深さまでとされている請求項2又は請求項3に記載の分離ユニット。
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