JP2014110548A - 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】画像処理装置100のCPU101は、復帰スイッチが押下された場合に、それまでにセンサ部104で順次検知された検知位置情報を検知パターン情報として復帰リスト情報に登録しておく。そして、CPU101は、センサ部104で順次検知される物体の検知位置情報が、復帰リスト情報に登録されているいずれかの検知パターン情報と検知順先頭から部分的に一致した時点で、前記第2電力状態から前記第1電力状態に切り替える復帰処理を開始し、前記検知パターン情報と一致している間は前記復帰処理を継続し、前記検知パターン情報と不一致となった時点で前記復帰処理を継続しない制御を行う。
【選択図】図1
Description
なお、センサの検知領域を狭めるために検知感度を落とし誤検知を防止する方法により、この問題を解決することも考えられる。しかし、その場合、実際の操作者の接近を確実に検知できる距離が短くなり、操作者が画像処理装置に辿り着いても復帰途中となり、操作者の利便性を損なってしまう。
図1において、100は本実施例における画像処理装置(MFP;Multifunction Peripheral)である。101はCPUで、本実施例において電源制御を行うプロセッサである。102はROMで、CPU101のプログラムやデータが格納されている。なお、ROM102は、フラッシュROMであり、CPU101によりデータの書き換えが可能である。103はRAMで、CPU101がプログラムを実行する際に使用する。
106は読み取り部で、原稿を読み取り画像データを生成する。107は画像処理部で、読み取り部106が生成した画像データをRAM103経由で入力して画像処理を施す。108は印刷部で、画像処理部107が画像処理を施した画像データをRAM103経由で入力し、紙媒体などに印刷する。
116は、電源制御素子113の出力電源線であり、操作パネル部105、読み取り部106、画像処理部107、印刷部108に接続されている。118は非常時電源グループを示したものであり、電源制御素子113の出力電源線116で電力供給される。
以上のように、画像処理装置100は、少なくとも通常状態(第1電力状態)と前記通常状態より消費電力の少ない省電力状態(第2電力状態)で動作可能である。
なお、図15(A)は画像処理装置100を正面図に対応し、図15(B)は画像処理装置を上面図に対応する。
1500は復帰スイッチで、ユーザ操作により、省電力状態から通常状態へ復帰を指示するためのものである。
図2において、301は、画像処理装置100の前下方に向けられたセンサ部104が検知できる検知領域を示したものである。
図3は、画像処理装置100とセンサ部104の検知領域301を画像処理装置100の上方から見た場合の位置関係を示す図である。なお、図2と同一のものには同一の符号を付してある。
303はマス目の列の名前であり、画像処理装置100に向かって左から1,2,3,4,5,6,7で示している。
本実施例の説明においては、画像処理装置100に向かって、画像処理装置100に一番近い左端の領域はa1、一番近い右端はa7といったように領域位置を説明する。
本実施例においては、画像処理装置100に最も近い領域a4を中心として、同心円状に複数の領域グループ414、413、412、411を設定している。即ち、本実施例では、複数のセンサ検知領域を、画像処理装置100からの距離に応じた複数のグループにグループ分けする。以下、各領域グループについて、図4(a)、図4(b)、図4(c)、図4(d)、図4(e)で説明する。
図4(a)において、301は、図3に示した検知領域全体である。414は黒塗りされた領域a4を含む本領域グループを示している。以後、この領域グループをGrp[4]と説明する。
図4(b)において、413は、黒塗りされた領域a3、b3、b4、b5、a5を含む本領域グループを示している。以後この領域グループをGrp[3]と説明する。
図4(c)は、画像処理装置100に3番目に近い領域を示した図である。
図4(c)において、412は、黒塗りされた領域a2、b2、c2、c3、c4、c5、c6、b6、a6を含む本領域グループを示している。以後この領域グループをGrp[2]と説明する。
図4(d)において、411は、黒塗りされた領域a1、b1、c1、d1、d2、d3、d4、d5、d6、d7、c7、b7、a7を含む本領域グループを示している。以後この領域グループをGrp[1]と説明する。
図4(e)において、410は、黒塗りされた領域e1〜e7、f1〜f7、g1〜g7を含む本領域グループを示している。以後この領域グループをGrp[0]と説明する。
601はセンサ部104が検知した検知位置を示し、602はそれぞれの検知位置がどの領域グループに含まれるかを示している。
図6における検知位置601と領域グループの対応は、図5に図示した各領域グループに含まれる検知位置を一対一で対応させたものである。
図7において、700は、Grp[0]を除く各領域グループ(Grp[1]、Grp[2]、Grp[3]、Grp[4])毎に、その領域グループ内で人を検知した場合に起動開始する(復帰する)かどうかを判断する起動開始判断情報である。起動開始判断情報700は、ROM102に格納されCPU101から参照される。
図8において、800は検知パターン情報で、センサ部104により人の存在が検知された場合に、Grp[0]を除く各領域グループ(Grp[1]、Grp[2]、Grp[3]、Grp[4])に検知位置を検知パターンとして記録するためのものである。
なお、803は領域位置が設定された状態を示しており、804は領域位置名が削除された状態を示している。
CPU101は、検知パターン情報800と、後述する図9に示す復帰リスト情報に記録される検知パターンとの比較結果に基づいて、画像処理装置100の電力状態を制御する(詳細は後述する)。
図9において、900は復帰リスト情報であり、Grp[1]〜Grp[4]の領域グループ毎の領域位置名を一つの検知パターン(接近パターン)として、複数の検知パターンを記録するためのものである。復帰リスト情報900は、ROM102に格納されている。
903は検知パターンにおける各領域グループの検知位置を示し、904が領域グループ毎の検知位置の組み合わせである検知パターンを示している。
なお、領域グループ名は、検知順序を特定可能なものであり、画像処理装置100から距離がより遠いグループに属する検知位置情報から順に検知されたものとして検知順序を特定可能である。即ち、Grp[1]、Grp[2]、Grp[3]、Grp[4]の順が検知順となる。
なお、CPU101は、センサ部104で順次検知され記憶される検知パターン情報800(図8)と、復帰リスト情報900に記録される検知パターンとの比較結果に基づいて、画像処理装置100の電力状態を制御する(詳細は後述する)。
図10(a)は操作パネル部105の通常画面を示す図である。
図10(a)において、1000は復帰リスト情報900の検知パターンを削除するための復帰リスト情報選択削除画面を呼び出すためのボタンである。
図10(b)は、復帰リスト情報900の検知パターンを選択削除する際の復帰リスト情報選択削除画面を示す図である。
図10(b)において、1001は図9における復帰リスト情報900を表示したものであり、1002は復帰リスト表示1001のうち選択されたパターンを示す選択パターン表示である。
<パターン検知処理>
まず、図11のフローチャートを用いて、本実施例におけるパターン検知処理について説明する。
S101では、CPU101は、上記人の存在を検知した検知位置に対応する領域グループ番号[i]を領域Grp対応表(図6)から取得する。
次に、CPU101は、上記S101にて取得した検知位置に対応する領域グループGrp[i]がパターン除外領域であるかどうかを確認する。本実施例では、パターン除外領域をGrp[0]とする。即ち、上記取得した領域グループGrp[i]がGrp[0]の場合にパターン除外領域であると判断し、一方、上記取得した領域グループGrp[i]がGrp[0]以外の場合にパターン除外領域でないと判断する。
そして、省電力状態であると判定した場合(S106でYesの場合)、CPU101は、そのまま本フローチャートの処理を終了する。
一方、省電力状態でないと判定した場合(S106でNoの場合)、CPU101は、S107において、省電力状態に移行し、本フローチャートの処理を終了する。
なお、本フローチャートでは、センサ部104のいずれの検知位置でも人が検知できなくなった場合に(S100でNoの場合)、省電力状態に移行する(S107)構成を説明したが、以下のように構成してもよい。例えば、センサ部104のいずれの検知位置でも人が検知できない状態が所定時間が継続した場合に、省電力状態に移行するようにしてもよい。
以下、図12のフローチャートを用いて、本実施例におけるパターン比較/追加処理について説明する。
そして、上記S203において、Grp[N]の欄が「起動」であると判定した場合(S203でYesの場合)、CPU101は、S204に処理を遷移させる。
S204では、CPU101は、画像処理装置100が通常状態に復帰中かどうかを確認する。
そして、上記S204において、画像処理装置100が復帰中でないと判定した場合(S204でNoの場合)、CPU101は、S205に処理を進める。
S205では、CPU101は、通常状態への復帰処理を開始し、本フローチャートの処理を終了する。即ち、CPU101は、センサ部104で順次検知される検知位置情報が、復帰リスト情報900に登録されているいずれかの検知パターン情報の検知順先頭部分(Grp[1]からGrp[N]の部分)と一致した時点で復帰処理を開始する。
そして、上記S206において、画像処理装置100が復帰中であると判定した場合(S206でYesの場合)、CPU101は、S207に処理を遷移させる。
S207では、CPU101は、通常状態への復帰処理を中止し、本フローチャートの処理を終了する。即ち、CPU101は、センサ部104で順次検知される検知位置情報が、復帰リスト情報900に登録されているいずれかの検知パターン情報と不一致となった時点で復帰処理を継続しないように中止する。
S208では、CPU101は、操作パネル部105の復帰スイッチ1500(図15(B))が押下されたかどうかを確認する。
そして、復帰スイッチ1500が押下されていないと判定した場合(S208でNoの場合)、CPU101は、本フローチャートの処理を終了する。
即ち、センサ部104で直近に検知された検知位置情報が、NG(復帰処理を開始しない)と設定されたグループに属する場合、前記順次検知された直近までの検知位置情報(領域Grp[1:N]の検知パターン)が復帰リスト情報900に登録されているいずれかの検知パターン情報と一致した場合であっても、前記復帰処理を開始しない又は継続しない(中止する)。
S209では、CPU101は、その時点での検知パターン情報800におけるGrp[1]からGrp[4]に書き込まれている検知位置情報を、検知パターンとして復帰リスト情報900に追加し、本フローチャートの処理を終了する。
次に、CPU101は、S202にて、検知パターン情報800のGrp[1]欄の検知位置d4が復帰リスト情報900のパターン番号1のGrp[1]欄の検知位置d4に一致したと判断する。
以下、図13のフローチャートを用いて、本実施例におけるパターン削除処理について説明する。
S302では、CPU101は、操作パネル部105に入力があったかどうかを確認する。
そして、上記S302において、操作パネル部105に入力があったと判定した場合(S302でYesの場合)、CPU101は、S305に処理を遷移させる。
一方、上記S302において、操作パネル部105に入力がなかったと判定した場合(S302でNoの場合)、CPU101は、S303に処理を遷移させる。
そして、上記S303において、未だ所定時間を経過していないと判定した場合(S303でNoの場合)、CPU101は、S302に処理を戻す。
一方、上記S303において、上記S301でスタートしたタイマの値が、所定時間を経過したと判定した場合(S303でYesの場合)、即ち、省電力状態から復帰直後にスタートしたタイマが所定時間経過する間に操作パネル部105に入力がなかった場合、CPU101は、S304に処理を進める。
S305では、CPU101は、タイマを停止し、本パターン削除処理を終了する。
以下、図14のフローチャートを用いて、本実施例における操作パネルパターン削除処理について説明する。
S402では、CPU101は、図10(b)における選択パターン表示1002を次の検知パターンに移動させるための選択パターン切替ボタン1003が押下されたかどうかを確認する。
一方、上記S402において、選択パターン切替ボタン1003が押下されたと判定した場合(S402でYesの場合)、CPU101は、S403に処理を進める。
S403では、CPU101は、選択パターン表示1002を次の検知パターンに移動させ、S404に処理を遷移させる。
S404では、CPU101は、削除キー1004が押下されたかどうかを確認する。
そして、上記S404において、削除キー1004が押下されていないと判定した場合(S404でNoの場合)、CPU101は、S406に処理を遷移させる。
S405では、CPU101は、選択パターン表示1002で選択されている検知パターンを復帰リスト情報900から削除し、S406に処理を遷移させる。
S406では、CPU101は、パターン削除処理終了要求があるかどうかを確認する。具体的には、図10(b)における戻るボタン1005が押下されたかどうかでパターン削除処理終了要求があると判断する。
一方、上記S406では、パターン削除処理終了要求があったと判定した場合(S406でYesの場合)、CPU101は、S407に処理を進める。
S407では、CPU101は、操作パネル部105に図10(a)に図示する通常画面を表示して、本操作パネルパターン削除処理を終了する。
以上、一実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
(他の実施例)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施例の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。即ち、上述した各実施例及びその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
2 入力書面
3 1次元イメージセンサ
4 ワイドレンズ
5 照明ランプ
Claims (10)
- 第1電力状態と前記第1電力状態より消費電力の少ない第2電力状態とを切り替えが可能な画像処理装置であって、
物体の存在を複数の領域毎に検知し該検知した領域の位置を検知位置情報として取得可能な検知手段と、
前記複数の検知位置情報とその検知順序を特定可能な検知パターン情報を1又は複数登録可能な登録手段と、
前記検知手段で順次検知される検知位置情報が、前記登録手段に登録されているいずれかの検知パターン情報の検知順先頭部分と一致した時点で、前記第2電力状態から前記第1電力状態に切り替える復帰処理を開始し、前記検知パターン情報と一致している間は前記復帰処理を継続し、前記検知パターン情報と不一致となった時点で前記復帰処理を継続しない制御を行う制御手段と、
を有することを特徴とする画像処理装置。 - ユーザ操作により前記第2電力状態から前記第1電力状態へ復帰するための指示手段と、
前記制御手段は、前記指示手段が指示された場合に、前記指示手段が指示されるまでに、前記検知手段で順次検知された検知位置情報を前記検知パターン情報として、前記登録手段に登録することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記画像処理装置を操作するための操作手段を有し、
前記制御手段は、前記復帰処理により前記第1電力状態に復帰してから所定時間が経過するまでに前記操作手段による操作が行われなかった場合、前記復帰処理で一致した検知パターン情報を前記登録手段から削除することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。 - 前記検知パターン情報は、前記検知手段の検知領域を当該画像処理装置からの距離に応じた複数のグループにグループ分けしたグループ毎の検知位置情報で構成されるものであり、前記画像処理装置から距離がより遠いグループに属する検知位置情報から順に検知されたものと特定し、
前記制御手段は、前記グループ毎に、前記一致を判断することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記グループは、前記検知手段を中心とした同心円状にグループ分けしたことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
- 前記グループ毎に前記復帰処理を開始するか否かを設定する設定手段を有し、
前記制御手段は、前記検知手段で直近に検知された検知位置情報が、前記設定手段により前記復帰処理を開始しないと設定されたグループに属する場合、前記順次検知された直近までの検知位置情報が前記登録手段に登録されているいずれかの検知パターン情報と一致した場合であっても、前記復帰処理を開始しない又は継続しないことを特徴とする請求項4又は5に記載の画像処理装置。 - ユーザ操作により前記登録手段に登録された検知パターン情報を個別に削除するための削除手段を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記第1電力状態は画像形成可能な状態であり、前記第2電力状態は画像形成できない状態であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 第1電力状態と前記第1電力状態より消費電力の少ない第2電力状態とを切り替えが可能であり、物体の存在を複数の領域毎に検知し該検知した領域の位置を検知位置情報として特定可能な検知手段を有する画像処理装置の制御方法であって、
制御手段が、前記検知手段で順次検知される検知位置情報が、前記複数の検知位置情報とその検知順序を特定可能な検知パターン情報を1又は複数登録可能な登録手段に登録されている、いずれかの検知パターン情報の検知順先頭部分と一致した時点で、前記第2電力状態から前記第1電力状態に切り替える復帰処理を開始し、前記検知パターン情報と一致している間は前記復帰処理を継続し、前記検知パターン情報と不一致となった時点で前記復帰処理を継続しない制御を行うステップを有することを特徴とする画像処理装置の制御方法。 - コンピュータに、請求項9に記載された画像処理装置の制御方法を実行させるためのプログラム。
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