JP2014105188A - 口唇化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】唇や塗布具に塗るときに、なめらかに崩れ、唇や塗布具への付着性に優れ、塗布後の唇をすり合せた時の感触も良好であり、高温での外観安定性に優れた口唇化粧料の提供。
【解決手段】次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)融点83〜120℃、25℃での針入度10〜40のポリエチレンワックス 0.2〜30質量%、
(B)融点83〜135℃、25℃での針入度0.1〜5のポリエチレンワックス、
(C)平均分子量800以上の水添ポリイソブテン
を含有する口唇化粧料。
【選択図】なし

Description

本発明は、口唇化粧料に関する。
口紅等のスティック状化粧料には、保型性を維持するため、種々のワックスが配合され、中でも、ポリエチレンワックスは、硬く保型性に優れるものとして、用いられている。
例えば、特許文献1には、ポリエチレンワックス、マイクロクリスタリンワックス、液状油分を組み合わせ、保型性と使用感、つやに優れたスティック状化粧料が記載されている。また、特許文献2には、固形ワックスとして、ポリエチレンワックスを5質量%以上8質量%以下含有し、使用性、成形性、保型性及び光沢性に優れたスティック状化粧料が記載されている。
特開2008−133205号公報 特開2011−98935号公報
本発明者は、ポリエチレンワックスを口唇化粧料に用いると、保型性に優れるものの、化粧料が硬くなり、唇や塗布具への付着量が低下し、塗布後の唇をすり合せたときの感触が悪いという課題を見出した。また、ポリエチレンワックスとマイクロクリスタリンワックスを併用すると、高温での安定性に劣るという課題も見出した。
本発明者は、特定の融点及び針入度の2種のポリエチレンワックスを組み合わせるとともに、特定分子量の水添ポリイソブテンを用いることにより、上記課題を解決した口唇化粧料が得られることを見出した。
本発明は、次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)融点83〜120℃、25℃での針入度10〜40のポリエチレンワックス 0.2〜30質量%、
(B)融点83〜135℃、25℃での針入度0.1〜5のポリエチレンワックス、
(C)平均分子量800以上の水添ポリイソブテン
を含有する口唇化粧料に関する。
本発明の口唇化粧料は、唇や塗布具に塗るときに、なめらかに崩れ、唇や塗布具への付着性に優れ、塗布後の唇をすり合せた時の感触も良好でありながら、高温での外観安定性に優れるものである。さらに、保管温度が変化しても、硬度が安定して保持されるものである。
本発明で用いる成分(A)のポリエチレンワックスは、高温保存時の油の染み出し抑制や硬度保持性に優れる点から、融点が83〜120℃であり、83〜115℃が好ましく、83〜110℃がより好ましい。
同様の理由から、成分(A)の分子量は、500〜3000であることが好ましく、500〜2500がより好ましく、500〜2000が更に好ましい。
また、成分(A)は、唇や塗布具に塗るときに、なめらかに崩れ、唇や塗布具への付着性に優れる点から、25℃での針入度が10〜40であり、10〜30が好ましく、10〜25がより好ましい。
本発明において、針入度は、25±0.1℃に保ったワックスの試料に、規定の針(針の質量2.5±0.02g、針保持具の質量47.5±0.02g、おもりの質量50±0.05g)が、5秒間に針入する長さを測定し、その針入距離(mm)を10倍した値を針入度とするものであり、JIS K−2235−5.4(1991年)に準じて測定した値である。
融点が83〜120℃、25℃での針入度が10〜40のポリエチレンワックスとしては、LASHWAX−P(脱臭品)(日本ナチュラルプロダクツ社製)、三井ハイワックス110P、220P(三井化学社製)等の市販品を用いることができる。
ポリエチレンワックスは、融点が高く硬いことから(例えば、後述の成分(B))、従来、保型性のために用いられていたものである。これに対し、本発明で用いる成分(A)のポリエチレンワックスは、高融点でありながら、針入度が大きく軟らかいという特徴を有するものである。
成分(A)は、1種又は2種以上用いることができ、唇や塗布具に塗るときに、なめらかに崩れ、唇や塗布具への付着性に優れ、高温保存時の油の染み出しを抑制し、硬度保持性に優れる点から、含有量は、全組成中に0.2質量%以上であり、0.5質量%以上が好ましく、1質量%以上がより好ましく、30質量%以下であり、15質量%以下が好ましく、12質量%以下がより好ましい。また、成分(A)の含有量は、全組成中に0.2〜30質量%であり、0.5〜15質量%が好ましく、1〜12質量%がより好ましい。
本発明で用いる成分(B)のポリエチレンワックスは、高温保存時の油の染み出し抑制や硬度保持性に優れる点から、融点が83〜135℃であり、83〜130℃が好ましく、83〜125℃がより好ましい。
同様の理由から、成分(B)の分子量は、450〜3000であることが好ましく、500〜2500がより好ましく、500〜2000が更に好ましい。
また、成分(B)は、付着性に優れる点、滑らかな使用感が得られる点から、25℃での針入度が0.1〜5であり、0.1〜2が好ましく、0.1〜1がより好ましい。
融点が83〜135℃、25℃での針入度が0.1〜2のポリエチレンワックスとしては、PERFORMALENE PL POLYETHYLENE、PERFORMALENE 655 (NEW PHASE TECHNOLOGIES社製)、LIPWAX A−4(日本ナチュラルプロダクツ社製)等の市販品を用いることができる。
成分(B)は、1種又は2種以上用いることができ、高温保存時の油の染み出しを抑制し、硬度保持性に優れる点から、含有量は、全組成中に0.1質量%以上が好ましく、0.3質量%以上がより好ましく、0.5質量%以上が更に好ましく、6質量%以下が好ましく、5質量%以下がより好ましく、4質量%以下が更に好ましい。また、成分(B)の含有量は、全組成中に0.1〜6質量%が好ましく、0.3〜5質量%がより好ましく、0.5〜4質量%が更に好ましい。
本発明において、成分(A)及び(B)の質量割合(A)/(B)は、唇や塗布具に塗るときに、なめらかに崩れ、唇や塗布具への付着性に優れ、塗布後の唇をすり合せた時の感触も良好である。また、高温での外観安定性に優れ、しかも、保管温度が変化しても、硬度が安定して保持される点から、0.05以上が好ましく、0.1以上がより好ましく、0.25以上が更に好ましく、100以下が好ましく、50以下がより好ましく、24以下が更に好ましい。また、成分(A)及び(B)の質量割合(A)/(B)は、0.05〜100が好ましく、0.1〜50がより好ましく、0.25〜24が更に好ましい。
本発明の口唇化粧料は、成分(A)及び(B)以外の25℃で固形のワックスを含有することができる。かかるワックスとしては、例えば、オゾケライト、セレシン、パラフィン、ペトロラタム、フィッシャー・トロプシュワックス、マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素系ワックス;カルナウバロウ、キャンデリラロウ、ライスワックス、サンフラワーワックス、水添ホホバ油、木ロウ等の植物系ワックス;ミツロウ、鯨ロウ等の動物性ワックス;シリコーンワックス、フッ素系ワックス、ポリエチレンワックス、合成ミツロウ等の合成ワックス;脂肪酸、高級アルコール及びこれらの誘導体などが挙げられる。
本発明において、成分(A)及び(B)の合計含有量は、高温での外観安定性に優れ、しかも、保管温度が変化しても、硬度が安定して保持される点から、25℃で固形の全ワックス中の20質量%以上であるのが好ましく、25質量%以上がより好ましく、30質量%以上が更に好ましく、75質量%以下が好ましく、70質量%以下がより好ましく、65質量%以下が更に好ましい。成分(A)及び(B)の合計含有量は、25℃で固形の全ワックス中の20〜75質量%であるのが好ましく、25〜70質量%がより好ましく、30〜65質量%が更に好ましい。
本発明で用いる成分(C)の水添ポリイソブテンは、付着性を向上させる点、塗布時のつやを付与する点、潤いを付与する点から、平均分子量が800以上であり、900以上が好ましく、1000以上がより好ましい。また、過剰なべたつきのない好ましい使用感を得る点から、平均分子量5000以下が好ましく、3000以下がより好ましい。
成分(C)は、1種又は2種以上用いることができ、塗布時につやを付与する点、潤いを付与する点、べたつきのない良好な使用感を得る点から、含有量は、全組成中に0.5質量%以上が好ましく、1質量%以上がより好ましく、2質量%以上が更に好ましく、50質量%以下が好ましく、40質量%以下がより好ましく、35質量%以下が更に好ましい。また、成分(C)の含有量は、全組成中に0.5〜50質量%が好ましく、1〜40質量%がより好ましく、2〜35質量%が更に好ましい。
本発明において、成分(A)及び(C)の質量割合(A)/(C)は、唇や塗布具に塗るときに、なめらかに崩れ、唇や塗布具への付着性に優れ、塗布後の唇をすり合せた時の感触も良好である点から、0.01以上が好ましく、0.02以上がより好ましく、0.03以上が更に好ましく、30以下が好ましく、15以下がより好ましく、2以下が更に好ましい。また、成分(A)及び(C)の質量割合(A)/(C)は、0.01〜30が好ましく、0.02〜15がより好ましく、0.03〜2が更に好ましい。
本発明の口唇化粧料は、さらに、(D)主鎖にセルロース骨格を有し、全水酸基の67mol%以上が基-O-M-R(MはCH2又はカルボニル基C=Oを示し、Rは炭素数10〜24の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示す)で置換されているセルロース誘導体を含有することができ、塗布色をより持続させることができる。
かかるセルロース誘導体は、主鎖にセルロース骨格を有するものであれば特に限定されないが、原料セルロース誘導体としては、セルロースを含むほか、アセチルセルロース、アセチルブチルセルロース等の短鎖アシル化セルロース、ヒドロキシアルキル基、グリセリルエーテル基、(モノ)アルキルグリセリルエーテル基で変性されたセルロースが好ましい。より具体的には、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、グリセリルセルロース、メチルグリセリルセルロース等が挙げられる。
更には、原料セルロース誘導体としては、以下の構成単位を有するものが好ましい。
Figure 2014105188
(式中、Rは炭素数2〜8の直鎖又は分岐鎖のアルキレン基を示し、nはグルコース単位当たりのROの平均付加モル数が0.1〜10となる数を示す)
当該構成単位において、Rとしては、直鎖又は分岐鎖の炭素数2〜4のアルキレン基が好ましく、更には、エチレン基及びプロピレン基が好ましい。またnとしては、グルコース単位当たりのROの平均付加モル数が0.3〜5となる数が好ましく、0.5〜4.5となる数がより好ましく、1〜4となる数が更に好ましい。
原料セルロース誘導体の好ましいものとしては、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース等が挙げられ、ヒドロキシプロピルセルロースが好ましい。
また、原料セルロース誘導体の重量平均分子量(Mw)は、油剤への溶解性、感触の点から、1万〜400万が好ましく、10万〜300万がより好ましく、50万〜200万が更に好ましい。
原料セルロース誘導体の水酸基の置換基である基−O−M−R中、MはCH2又はカルボニル基C=Oを示し、Rは炭素数3〜40の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基である。
(i)直鎖のアルキル基としては、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、ノナデシル基、イコシル基、ヘンイコシル基、ドコシル基、トリコシル基、テトラコシル基、ペンタコシル基、ヘキサコシル基、ヘプタコシル基、オクタコシル基、ノナコシル基、トリアコンチル基、ヘントリアコンチル基、ドトリアコンチル基、トリトリアコンチル基、テトラトリアコンチル基、ペンタトリアコンチル基、ヘキサトリアコンチル基、ヘプタトリアコンチル基、オクタトリアコンチル基、ノナトリアコンチル基、テトラコンチル基等が挙げられる。
(ii)分岐鎖のアルキル基としては、メチルペンチル基、メチルヘキシル基、メチルヘプチル基、メチルオクチル基、メチルノニル基、メチルウンデシル基、メチルヘプタデシル基、エチルヘキサデシル基、メチルオクタデシル基、プロピルペンタデシル基、2−ヘキシルデシル基、2−オクチルドデシル、2−ヘプチルウンデシル基、2−デシルテトラデシル基、2−ドデシルヘキサデシル基、2−テトラデシルオクタデシル基、2−オクタデシルベヘニル基等が挙げられる。
(iii)直鎖のアルケニル基としては、ドデセニル、トリデセニル、テトラデセニル、ペンタデセニル、ヘキサデセニル、ヘプタデセニル、オクタデセニル、ノナデセニル、イコセニル、ヘニコセニル、ドコセニル、トリコセニル、テトラコセニル、ペンタコセニル、ヘキサコセニル、ヘプタコセニル、オクタコセニル等が挙げられる。
(iv)分岐鎖のアルケニル基としては、イソトリデセニル、イソオクタデセニル、イソトリアコンテニル、2−ブチルオクテニル、2−ヘキシルデセニル、2−オクチルドデセニル、2−デシルテトラデセニル、2−ドデシルヘキサデセニル等が挙げられる。
これらのうち、塗布時の滑らかさ付与の観点から、直鎖アルキル基が好ましい。更には、伸ばしやすさ、密着性の良さから、炭素数9〜21が好ましく、炭素数11〜17がより好ましく、16が更に好ましい。
水酸基の基−O−M−R置換率は、67mol%以上であり、70mol%以上が好ましく、80mol%以上100mol%がより好ましい。基−O−M−Rの置換率は、油剤への溶解性を高める観点からは高い方が好ましいが、うるおい感やすべり性の観点からは、90mol%以下が好ましい。また、水酸基が適当に残留していることが、ざらつきのなさの点で好ましい。好ましい水酸基量は2〜33mol%、より好ましくは、5〜20mol%である。
成分(D)のセルロース誘導体の重量平均分子量は、10万以上、更には20万以上が好ましく、400万以下、更には300万以下が好ましい。溶解性、滑らかな感触が持続する点で、50万〜200万が好ましい。
なお、重量平均分子量(Mw)は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(クロロホルム溶媒、直鎖ポリスチレンを標準として定められた較正曲線、視差屈折率検出器を用いる)測定によって求められるものである。
このようなセルロース誘導体は、原料セルロース誘導体と、炭素数4〜40の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を有する酸ハライドとを反応させ、原料セルロース誘導体の全水酸基の67mol%以上を置換することにより製造される。
また、MがCH2であるものは、塩基存在下に、セルロース誘導体と対応するアルキルハライドあるいはアルキルメシラート等のスルホン酸エステルを反応させることによって製造することができる。主鎖がセルロース骨格からなるものは、アセチルセルロースのエステル交換反応(アシドーリシス)によっても得ることができる。この方法によれば、水酸基の残留量が極めて低いセルロースエステル誘導体が得られる。
具体的には、ヒドロキシエチルセルロースラウリン酸エステル、ヒドロキシエチルセルロースミリスチン酸エステル、ヒドロキシエチルセルロースパルミチン酸エステル、ヒドロキシエチルセルロースステアリン酸エステル、ヒドロキシエチルセルロースベヘン酸エステル;ヒドロキシプロピルセルロースラウリン酸エステル、ヒドロキシプロピルセルロースミリスチン酸エステル、ヒドロキシプロピルセルロースパルミチン酸エステル、ヒドロキシプロピルセルロースステアリン酸エステル、ヒドロキシプロピルセルロースベヘン酸エステル;ヒドロキシエチルメチルセルロースラウリン酸エステル、ヒドロキシエチルメチルセルロースミリスチン酸エステル、ヒドロキシエチルメチルセルロースパルミチン酸エステル、ヒドロキシエチルメチルセルロースステアリン酸エステル、ヒドロキシエチルメチルセルロースベヘン酸エステル;ヒドロキシプロピルメチルセルロースラウリン酸エステル、ヒドロキシプロピルメチルセルロースミリスチン酸エステル、ヒドロキシプロピルメチルセルロースパルミチン酸エステル、ヒドロキシプロピルメチルセルロースステアリン酸エステル、ヒドロキシプロピルメチルセルロースベヘン酸エステル等が挙げられる。中でも、ヒドロキシプロピルセルロースラウリン酸エステル、ヒドロキシプロピルセルロースミリスチン酸エステル、ヒドロキシプロピルセルロースパルミチン酸エステル、ヒドロキシプロピルセルロースステアリン酸エステル、ヒドロキシプロピルセルロースベヘン酸エステルが好ましく、ヒドロキシプロピルセルロースパルミチン酸エステルがより好ましい。
成分(D)のセルロース誘導体は、1種又は2種以上を用いることができ、良好な使用感を得る点、塗布膜の持続性を向上させる点から、含有量は、全組成中に0.1質量%以上が好ましく、0.2質量%以上がより好ましく、0.3質量%以上が更に好ましく、10質量%以下が好ましく、7質量%以下がより好ましく、5質量%以下が更に好ましい。また、成分(D)の含有量は、全組成中に0.1〜10質量%が好ましく、0.2〜7質量%がより好ましく、0.3〜5質量%が更に好ましい。
本発明の口唇化粧料は、さらに、(E)下記一般式(1)
Figure 2014105188
(式中、R1及びR9は、それぞれ独立に同一であっても異なってもよい炭素数の最頻値が8〜32の直鎖又は分岐を有する炭化水素基;R2〜R8は、それぞれ独立に同一であっても異なってもよい炭素数1〜5の直鎖又は分岐を有する炭化水素基;Qは炭素数3〜20の直鎖または分岐を有する二価の炭化水素基;R10及びR11はそれぞれ独立に水素原子又は炭素数1〜28の直鎖又は分岐を有する炭化水素基で、少なくとも一方は水素原子;pは繰り返し単位個数を表し、平均値で5以上50以下の数;qは繰り返し単位個数を表し、平均値で2.5以上10以下の数;繰り返し数p及びqの構成単位はブロック共重合体又はランダム共重合体のいずれであってもよい)
で表される変性ポリシロキサンを含有することができ、口唇化粧料をゲル化して、色材の唇への密着性を高めることができ、塗布色をより持続させることができる。
この変性ポリシロキサンは、両末端をアルキル基等の炭化水素基で置換して変性し、かつ、側鎖をグラフト状にアルキルグリセリルエーテル基で変性したものである
一般式(1)において、R1及びR9は、それぞれ独立に炭素数の最頻値が8〜32の直鎖又は分岐を有する炭化水素基を示し、好ましくは炭素数の最頻値が12〜28、さらに好ましくは16〜18である。ここで炭素数の最頻値とは、分布を有する炭化水素基の鎖長のうち、最も多く含まれる炭化水素基の炭素数をいい、口紅等のメイクアップ化粧料に一般的に用いられる油剤との相溶性と、化粧持続性の発現を左右する重要な因子である。炭素数の最頻値が8以上であると油剤との良好な相溶性が得られ、32以下であると化粧仕上がりの持続性能が維持される。
上記一般式(1)において、R2〜R8は、それぞれ独立に炭素数1〜5の直鎖又は分岐を有する炭化水素基を示し、同一であっても異なってもよい。炭素数がこの範囲の炭化水素基を使用することによって、化粧仕上がりの持続性能を維持することができる。具体的には、メチル基、エチル基、n−プロピル基、n−ブチル基、ペンチル基の直鎖アルキル基;イソプロピル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ネオペンチル基等の分岐鎖アルキル基などが挙げられる。これらのうち、入手のしやすさの点から、メチル基が好ましい。
また、上記一般式(1)において、Qは炭素数3〜20の直鎖または分岐を有する二価の炭化水素基を示す。炭素数が3以上であると顔料の分散を阻害することがなく、炭素数が20以下であると化粧仕上がりの持続性が維持される。
Qで示される炭素数3〜20の二価の炭化水素基としては、トリメチレン基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基、ヘプタメチレン基、オクタメチレン基、ノナメチレン基、デカメチレン基、ウンデカメチレン基、ドデカメチレン基、トリデカメチレン基、テトラデカメチレン基、ヘキサデカメチレン基、オクタデカメチレン基等の直鎖アルキレン基;プロピレン基、2−メチルテトラメチレン基、2−メチルペンタメチレン基、3−メチルペンタメチレン基、2−エチルオクタメチレン基等の分岐鎖アルキレン基などが挙げられる。これらのうち、化粧持続性を最大限発揮させる点から、ノナメチレン基、デカメチレン基、ウンデカメチレン基、ドデカメチレン基、トリデカメチレン基が好ましい。
次に、R10及びR11はそれぞれ独立に水素原子又は炭素数1〜28の直鎖又は分岐を有する炭化水素基であって、少なくとも一方は水素原子である。この組み合わせによって、化粧仕上がりの持続性が維持される。炭素数1〜28の直鎖又は分岐を有する炭化水素基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基、デシル基、ドデシル基、テトラデシル基、ヘキサデシル基、オクタデシル基、エイコシル基、ドエイコシル基、テトラエイコシル基、ヘキサエイコシル基、オクタエイコシル基等の直鎖アルキル基;イソプロピル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ネオペンチル基、1−エチルプロピル基、1−ヘプチルデシル基等の分岐鎖アルキル基などが挙げられる。これらのうち、化粧持続性の点から、R10及びR11はともに水素原子であることが好ましい。
一般式(1)において、pは繰り返し単位個数を示し、平均値で5〜50の数を示し、好ましくは20〜30の数である。pの値が5以上であると顔料の分散を阻害することがなく、また50以下であると、口紅等の口唇化粧料に一般的に使用される油剤との相溶性が確保される。ここで、pの平均値は1H−NMRにより、ポリシロキサンの両末端に導入された炭化水素基の末端メチル基を基準に、R4及びR5に帰属されるピークの強度比から算出する。
また、qは繰り返し単位個数を表し、平均値で2.5〜10の数を示し、好ましくは3.0〜6.0の数である。qの値が2.5以上であると化粧仕上がりの持続性が維持され、10以下であると顔料の分散を阻害することがない。ここで、qの平均値は1H−NMRにより、ポリシロキサンの両末端に導入された炭化水素基の末端メチル基を基準に、OR10及びOR11が付加したメチン及びメチレン水素に帰属されるピークの強度比から算出する。
繰り返し数p及びqの構成単位はブロック共重合体又はランダム共重合体のいずれであってもよいが、顔料の分散をより阻害しない、ランダム共重合体が好ましい。また、pはqよりも大きいことが好ましい。
上記一般式(1)で表される変性ポリシロキサンは、特開平4−134013号公報記載の方法に従って、少なくとも1個のケイ素−水素結合を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンに、対応するアルケニルグリセリルエーテルなどをヒドロシリル化反応させることにより製造することができる。
ヒドロシリル化に用いられる触媒としては、ルテニウム、ロジウム、オスミウム、イリジウム、白金等の金属の錯体化合物、これらをシリカゲル、アルミナ、またはカーボンに担持させたもの等が挙げられる。これらのうち、塩化白金酸、Spiers触媒(塩化白金酸の2−プロパノール溶液)等が好ましい。
触媒の使用量は、オレフィン1molに対して10-6〜10-1 molの範囲が好ましい。本反応においては、反応溶媒は使用しても使用しなくても良い。反応溶媒は反応を阻害しないものであれば特に限定されず、例えばペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン等の炭化水素系溶媒;ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族系溶媒;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル等のエーテル系溶媒;メタノール、エタノール、2−プロパノール、ブタノール等のアルコール系溶媒;オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等の環状シリコーン系溶媒等が挙げられる。アルコール系溶媒を使用する場合には、ケイ素−水素結合と水酸基間における脱水反応を防止、もしくは抑制するために、酢酸カリウム等のpH調整剤(特開昭57−149290号公報参照)を用いるのが好ましい。本反応は、0〜200℃で進行するが、反応速度や生成物の着色などを考え、0〜100℃で行うのが好ましい。また反応時間は、0.5〜24時間程度とするのが好ましい。
上記一般式(1)で表される変性ポリシロキサンの合成に用いられる、シリコーン鎖の両末端にシリコーン鎖中の他のアルキル基とは異なるアルキル基を有し、シリコーン鎖中にケイ素−水素結合を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンは、特許第3032420号公報記載の方法に従って製造されたジシロキサン化合物や、1,1,3,3−テトラアルキル−1,3−ジヒドロジシロキサンに末端オレフィン化合物を定法により、ヒドロシリル化して付加したジシロキサン化合物を、酸触媒または塩基触媒存在下、環状ジメチルテトラシロキサン、環状メチルヒドロテトラシロキサン等と平衡化重合させることにより、製造することができる。
成分(E)としては、両末端アルキル(C16−18)変性・ジメチルシロキサン・メチル(ウンデシルグリセリルエーテル)シロキサン共重合体が好ましい。
なお、上記一般式(1)で表される変性ポリシロキサンは、1種単独のものの構造、又は2種以上の混合物で、これらの平均的な構造を示すものである。
成分(E)は、1種又は2種以上を用いることができ、塗布膜の付着性を向上させる点から、含有量は、全組成中に0.1質量%以上が好ましく、0.5質量%以上がより好ましく、1質量%以上が更に好ましく、15質量%以下が好ましく、10質量%以下がより好ましく、8質量%以下が更に好ましい。また、成分(E)の含有量は、全組成中に0.1〜15質量%が好ましく、0.5〜10質量%がより好ましく、1〜8質量%が更に好ましい。
本発明の口唇化粧料は、成分(E)の変性ポリシロキサンを組成物中に微細かつ安定に分散するため、無水ケイ酸を含有することが好ましい。その際、成分(E)の変性ポリシロキサンと無水ケイ酸の質量比が、40:1〜1:1であるのが好ましく、25:1〜5:1であるのがより好ましい。
無水ケイ酸の平均粒子径は5〜50nmであるのが好ましく、10〜20nmがより好ましい。このような無水ケイ酸を使用することにより、分散性が向上し、良好な使用感が得られる。
無水ケイ酸は、熱分解法によって得られる無水ケイ酸であることが好ましい。また、アエロジルOX50、アエロジル90G、アエロジル130、アエロジル200、アエロジル300(以上、日本アエロジル社)等の市販品を用いることができる。
本発明の口唇化粧料は、更に、成分(C)以外の25℃で液状又はペースト状油剤を含有することができる。かかる油剤は、25℃で流動性があるもので、例えば、ワセリン、スクワラン、流動パラフィン、流動イソパラフィン、ポリブテン、水添ポリイソブテン、水添ポリデセン等の炭化水素油;、ミリスチン酸オクチルドデシル、イソノナン酸イソトリデシル、イソステアリン酸イソプロピル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジイソステアリン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、リンゴ酸ジイソステアリル、ホホバ油、オクチルドデカノール、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル/2−オクチルドデシル)等のエステル油;ジメチルポリシロキサン、フェニルメチルポリシロキサン等のシリコーン油;ラノリン、ダイマー酸エステル、ダイマージオール誘導体、コレステロール脂肪酸エステル、フィトステロール脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ペンタエリスリトール脂肪酸エステル等が挙げられる。中でも、イソノナン酸イソトリデシル、リンゴ酸ジイソステアリル、オクチルドデカノール、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル/2−オクチルドデシル)、ホホバ油、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ミリスチン酸オクチルドデシルが好ましい。
これらの油剤は、1種又は2種以上を用いることができ、含有量は、全組成中に20質量%以上が好ましく、35質量%以上がより好ましく、85質量%以下が好ましく、80質量%以下がより好ましい。また、全組成中に20〜85質量%含有するのが好ましく、35〜80質量%含有するのがより好ましい。
本発明の口唇化粧料は、更に、粉体を含有することができる。かかる粉体としては、通常の化粧料に用いられるものであれば制限されず、体質顔料、着色顔料、パール顔料等を用いることができる。
体質顔料としては、例えば、ケイ酸、無水ケイ酸、ケイ酸マグネシウム、タルク、セリサイト、マイカ、カオリン、クレー、ベントナイト、オキシ塩化ビスマス、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム等の無機顔料及びこれらの複合粉体が挙げられる。
着色顔料としては、例えば、酸化チタン、酸化亜鉛、黄酸化鉄、ベンガラ、黒酸化鉄、紺青、群青、酸化クロム、水酸化クロム等の金属酸化物、マンガンバイオレット、チタン酸コバルト等の金属錯体、更にカーボンブラック等の無機顔料、タール系色素、レーキ顔料等の有機顔料、カルミン等の天然色素などが挙げられる。
パール顔料としては、雲母、合成金雲母、ガラス等の表面を酸化チタン、酸化鉄、酸化ケイ素、紺青、酸化クロム、カルミン、有機顔料等の着色剤で被覆したものなどを用いることができる。
これらの粉体は、通常の方法により、撥水処理、撥水・撥油化処理等の各種表面処理を施したものを用いることもできる。
これらの粉体は、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、化粧料の外観や、塗布後の肌上の化粧膜に、きらきらとした真珠様光輝感を付与し、魅力ある演出をする点から、全組成中に0.1〜50質量%含有するのが好ましく、0.2〜30質量%がより好ましく、0.5〜20質量%含有されるのがさらに好ましい。
本発明の口唇化粧料は、前記成分のほか、本発明の効果を損なわない範囲で、通常の化粧料に用いられる成分、例えば、界面活性剤、低級アルコール、多価アルコール、高分子化合物、紫外線吸収剤、酸化防止剤、香料、防腐剤、保湿剤、増粘剤、水等を含有することができる。
本発明の口唇化粧料は、以下の方法により測定される、保存前の化粧料の針入硬度(L1)と、その化粧料を0℃〜40℃サイクル(1サイクル/日)に2週間保存した後の針入硬度(L2)から求められる保持率((L2)/(L1))×100(%)が、保存安定性の点から、70%以上であるのが好ましく、75%以上がより好ましい。
(測定方法)
口唇化粧料のバルクを、95℃に加熱し、直径25mmφ、高さ9mmのアルミ製セルに流し込み、20℃で冷却固化させて作成する。
このバルクを30℃で2時間保持後、レオメーターを用い、30℃で直径2mmΦの冶具にて針入硬度を測定し、Table speedが2mm/sの速さで、冶具が深さ2mmまで針入した時の最大値をとり、保存前の針入硬度(L1)とする。
次に、このバルクを、0℃〜40℃サイクル(1サイクル/日)に2週間保存する。
この保存後のバルクを30℃で2時間保持後、レオメーターを用い、30℃で直径2mmΦの冶具にて針入硬度を測定し、Table speedが2mm/sの速さで、冶具が深さ2mmまで針入した時の最大値をとり、保存後の針入硬度(L2)とする。
本発明の口唇化粧料は、成分(A)、(B)及び(C)を含む成分を混合することにより、製造することができる。
本発明においては、成分(A)、(B)及び(C)を含む成分を混合する工程を備える製造方法により、口唇化粧料を製造する。なかでも、成分(A)、(B)及び(C)を含む原料を成分(A)又は(B)の融点以上の温度で混合して溶解した後、溶解した融点未満の温度まで冷却して口唇化粧料を製造することが好ましい。具体的には、成分(A)、(B)、(C)、その他基材原料(色材以外)を83〜120℃で5分〜3時間加熱溶解して均一混合し、次に、色材原料を加えて更に1分〜2時間均一混合し、冷却固化させ、口唇化粧料を製造することができる。
本発明の口唇化粧料は、固型状、スティック状、液状などとして適用することができる。また、口紅、リップクリーム、リップグロス、リップライナーなどとすることができる。
上述した実施形態に関し、本発明は、更に以下の組成物を開示する。
<1>次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)融点83〜120℃、25℃での針入度10〜40のポリエチレンワックス 0.2〜30質量%、
(B)融点83〜135℃、25℃での針入度0.1〜5のポリエチレンワックス、
(C)平均分子量800以上の水添ポリイソブテン
を含有する口唇化粧料。
<2>成分(A)の含有量が、全組成中に0.2〜30質量%であって、0.5〜15質量%が好ましく、1〜12質量%がより好ましい前記<1>記載の口唇化粧料。
<3>成分(B)の含有量が、0.1〜6質量%であって、0.3〜5質量%が好ましく、0.5〜4質量%がより好ましい前記<1>又は<2>記載の口唇化粧料。
<4>成分(C)の含有量が、0.5〜50質量%であって、1〜40質量%が好ましく、2〜35質量%がより好ましい前記<1>〜<3>のいずれか1記載の口唇化粧料。
<5>成分(A)及び(B)の質量割合(A)/(B)が、0.05〜100であって、0.1〜50が好ましく、0.25〜24がより好ましい前記<1>〜<4>のいずれか1記載の口唇化粧料。
<6>成分(A)及び(B)の合計含有量が、全固形ワックス中の20質量%以上であって、25質量%以上が好ましく、30質量%以上がより好ましい前記<1>〜<5>のいずれか1記載の口唇化粧料。
<7>成分(A)及び(C)の質量割合(A)/(C)が、0.01〜30であって、0.02〜15が好ましく、0.03〜2がより好ましい前記<1>〜<6>のいずれか1記載の口唇化粧料。
<8>さらに、(D)主鎖にセルロース骨格を有し、全水酸基の67mol%以上が基-O-M-R(MはCH2又はカルボニル基C=Oを示し、Rは炭素数10〜24の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示す)で置換されているセルロース誘導体を含有する前記<1>〜<7>のいずれか1記載の口唇化粧料。
<9>成分(D)の含有量が、全組成中に0.1〜10質量%であって、0.2〜7質量%が好ましく、0.3〜5質量%がより好ましい前記<8>記載の口唇化粧料。
<10>さらに、(E)下記一般式(1)
Figure 2014105188
(式中、R1及びR9は、それぞれ独立に同一であっても異なってもよい炭素数の最頻値が8〜32の直鎖又は分岐を有する炭化水素基;R2〜R8は、それぞれ独立に同一であっても異なってもよい炭素数1〜5の直鎖又は分岐を有する炭化水素基;Qは炭素数3〜20の直鎖または分岐を有する二価の炭化水素基;R10及びR11はそれぞれ独立に水素原子又は炭素数1〜28の直鎖又は分岐を有する炭化水素基で、少なくとも一方は水素原子;pは繰り返し単位個数を表し、平均値で5以上50以下の数;qは繰り返し単位個数を表し、平均値で2.5以上10以下の数;繰り返し数p及びqの構成単位はブロック共重合体又はランダム共重合体のいずれであってもよい)
で表される変性ポリシロキサンを含有する前記<1>〜<9>のいずれか1記載の口唇化粧料。
<10>成分(E)の含有量が、全組成中に0.1〜15質量%であって、0.5〜10質量%が好ましく、1〜8質量%がより好ましい前記<10>記載の口唇化粧料。
<11>さらに、無水ケイ酸を含有し、成分(E)の変性ポリシロキサンと無水ケイ酸の質量比が、40:1〜1:1であって、25:1〜5:1がより好ましい前記<9>又は<10>記載の口唇化粧料。
<12>以下の方法により測定される、保存前の化粧料の針入硬度(L1)と、その化粧料を0℃〜40℃サイクル(1サイクル/日)に2週間保存した後の針入硬度(L2)から求められる保持率((L2)/(L1))×100(%)が、70%以上が好ましく、75%以上がより好ましい前記<1>〜<11>のいずれか1記載の口唇化粧料。
(測定方法)
口唇化粧料のバルクを、95℃に加熱し、直径25mmφ、高さ9mmのアルミ製セルに流し込み、20℃で冷却固化させて作成する。
このバルクを30℃で2時間保持後、レオメーターを用い、30℃で直径2mmΦの冶具にて針入硬度を測定し、Table speedが2mm/sの速さで、冶具が深さ2mmまで針入した時の最大値をとり、保存前の針入硬度(L1)とする。
次に、このバルクを、0℃〜40℃サイクル(1サイクル/日)に2週間保存する。
この保存後のバルクを30℃で2時間保持後、レオメーターを用い、30℃で直径2mmΦの冶具にて針入硬度を測定し、Table speedが2mm/sの速さで、冶具が深さ2mmまで針入した時の最大値をとり、保存後の針入硬度(L2)とする。
<13>成分(A)、(B)及び(C)を含む成分を混合して得られる前記<1>〜<12>のいずれか1記載の口唇化粧料。
<14>成分(A)、(B)及び(C)を含む成分を混合する工程を備える前記<1>〜<13>のいずれか1記載の口唇化粧料の製造方法。
製造例1(ヒドロキシプロピルセルロースパルミチン酸エステルの製造)
窒素下クロロホルム中室温で、5g(8.3×10-6mol)のヒドロキシプロピルセルロース(セルニーM;日本曹達社製)に、50mLのピリジンと0.17g(0.001mol)のDMAP(ジメチルアミノピリジン)を加えて溶解させた。27.9g(0.101mol)の塩化パルミトイルを0.5時間かけて滴下した。その後50℃で15時間反応させ、メタノール中で沈殿させて精製し、乾燥させると、ヒドロキシプロピルセルロースパルミチン酸エステルが得られた(重量平均分子量87万、平均アシル置換度は全水酸基の85mol%)。
なお、重量平均分子量及び平均アシル置換度は、以下の方法により測定した。
(重量平均分子量の測定)
重合体の平均分子量(Mw)は日立L−6000型高速液体クロマトグラフィーを使用し、ゲル・パーミエーション・クロマトグラフィー(GPC)によって測定した。溶離液流路ポンプは日立L−6000、検出器はショーデックスRI SE-61示差屈折率検出器、カラムはGMHHR-Hをダブルに接続したものを用いた。サンプルは、溶離液で0.5g/100mLの濃度に調整し、20μLを用いた。溶離液には、1mmol/Lのジメチルドデシルアミンのクロロホルム溶液を使用した。カラム温度は40℃で、流速は1.0mL/分で行った。
(平均アシル(エステル)置換度の測定)
セルロース誘導体を約0.5g精秤し、5N水酸化ナトリウム4mL及びエタノール25mLを加え、約90℃で5時間還流し、完全にエステルを加水分解した。水を30g加え、約90℃で5時間還流した後、リン酸で中和し、完全に中和されていることをpH試験紙で確認した。テトラヒドロフラン70gを加え30分撹拌、3時間室温で静置した後に、上澄み液を、日立L-7000型高速液体クロマトグラフィーを使用し、脂肪酸の量を測定した。検出器は日立L-7400(UV測定)を用い、210nmの波長で測定し、溶離液にはTHF:水:リン酸=60:39:1を使用した。
製造例2(ジメチルシロキサン・メチル(ウンデシルグリセリルエーテル)シロキサン共重合体の製造)
(1)STEP−1(シリコーン鎖の両末端にシリコーン鎖中の他のアルキル基とは異なるアルキル基を有するテトラメチルジシロキサンの合成):
1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン44.8g、Spiers触媒1.0g(2質量%塩化白金酸の2−プロパノール溶液)を三ツ口フラスコに加え70℃に加温した。窒素雰囲気下に70℃で、α−オレフィン(三菱化学社製「ダイアレン168」、炭素数16及び18の1/1(質量比)混合物))174.2gを滴下した後、2時間撹拌を行った。冷却後、水酸化ナトリウム水溶液で反応系内を中和し、減圧下に蒸留精製を行った。得られた生成物の1H−NMRスペクトル(400MHz)より、得られた生成物は両末端に炭素数16及び炭素数18のアルキル基を有する1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン誘導体であることを確認した(22.1g、収率;85%)。
(2)STEP−2(シリコーン鎖の両末端にシリコーン鎖中の他のアルキル基とは異なるアルキル基を有し、シリコーン鎖中にケイ素-水素結合を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンの合成):
(1)で合成した両末端に炭素数16及び炭素数18のアルキル基を有する1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン誘導体44.8g、デカメチルシクロペンタシロキサン78.6g、1,3,5,7−テトラメチルシクロテトラシロキサン19.8g、n−ヘプタン50g、活性白土5gを三ツ口フラスコに加え12時間環流した。冷却後、減圧下に蒸留精製を行った。得られた生成物の1H−NMRスペクトルより、得られた生成物は両末端に炭素数16及び炭素数18のアルキル基を有するジメチルシロキサン/メチルシロキサン共重合体(p=23,q=4)であることを確認した(132.8g、収率;95%)。
(3)STEP−3(両末端をアルキル基で置換し、かつ、側鎖をグラフト状にアルキルグリセリルエーテル基で変性したポリシロキサンの合成):
(2)で合成した両末端に炭素数16及び炭素数18のアルキル基を有するジメチルシロキサン/メチルシロキサン共重合体50.0g、10−ウンデセニルグリセリルエーテル61.0g、5質量%白金担持カーボン触媒0.25gを三ツ口フラスコに加え70℃で3時間撹拌を行った。冷却後、減圧下に蒸留精製を行った。得られた生成物の1H−NMRスペクトルより、得られた生成物は両末端に炭素数16及び炭素数18のアルキル基を有するジメチルシロキサン・メチル(ウンデシルグリセリルエーテル)シロキサン共重合体(p=23,q=4)であることを確認した(63.0g、収率;95%)。
得られた共重合体は、一般式(1)において、以下のとおりのランダム共重合体である。
1及びR9 =炭素数の最頻値が18であるアルキル基、
2〜R8 =メチル基、
Q=炭素数11の直鎖であるアルキレン基、
10及びR11 =水素原子、
p(平均値)=23、
q(平均値)=4.0
実施例1〜7及び比較例1〜6
以下に示す製造方法により、表1に示す組成のスティック口紅を製造した。得られた口紅について、50℃での外観安定性、0−40℃サイクル保存時の針入硬度安定性、塗布時の崩れやすさ、塗布時の付着しやすさ及び塗布1時間後の感触を評価した。結果を表1に併せて示す。
(製造方法)
基材原料(色材以外)を105℃で30分間加熱溶解し、ディスパーにて均一混合した。次に、色材原料を加えて更に15分間均一混合し、脱泡した後、型に流し込み、冷却固化させ、スティック口紅を得た。
(評価方法)
(1)50℃での外観安定性:
50℃で2週間保存した後の外観を目視により観察し、油剤が染み出しているかどうか、10名の専門パネラーが以下の基準で評価した。結果を10名の積算値で示した。
4;油剤の染み出しがまったく見られない。
3;僅かに油剤の染み出しが見られる。
2;やや油剤の染み出しが見られる。
1;油剤が染み出している。
(2)0−40℃サイクル保存時の針入硬度安定性:
口唇化粧料のバルクを、95℃に加熱し、直径25mmφ、高さ9mmのアルミ製セルに流し込み、20℃で冷却固化させて作成する。
このバルクを30℃で2時間保持後、レオテック社製のレオメーターを用い、30℃で直径2mmΦの冶具にて針入硬度を測定し、Table speedが2mm/sの速さで、冶具が深さ2mmまで針入した時の最大値をとり、保存前の針入硬度(L1)とする。
次に、このバルクを、0℃〜40℃サイクル(1サイクル/日)に2週間保存する。
この保存後のバルクを30℃で2時間保持後、レオテック社製のレオメーターを用い、30℃にて直径2mmΦの冶具にて針入硬度を測定し、Table speedが2mm/sの速さで、冶具が深さ2mmまで針入した時の最大値をとり、保存後の針入硬度(L2)とする。
保存前の針入硬度(L1)と、保存後の針入硬度(L2)より、保持率を、((L2)/(L1))×100(%)から求める。表1に保持率を示す。
(3)塗布時の崩れやすさ:
10名の専門パネラーが、各スティック口紅を唇に塗布したときの崩れやすさを、以下の基準で評価した。結果を10名の積算値で示した。
4;崩れが良い。
3;やや崩れが良い。
2;あまり崩れが良くない。
1;崩れにくい。
(4)塗布時の付着しやすさ:
唇に対する、塗布行為により崩れた口紅の付着しやすさを、10名の専門パネラーが以下の基準で評価した。結果を10名の積算値で示した。
4;付着しやすい。
3;やや付着しやすい。
2;あまり付着しやすくない。
1;付着しにくい。
(5)塗布1時間後の感触:
口紅を塗布して1時間後に、唇をすり合わせた際の感触(滑らかさ、べたつきのなさ)について、10名の専門パネラーが、以下の基準で評価した。結果を10名の積算値で示した。
4;感触が良い。
3;やや感触が良い。
2;あまり感触が良くない。
1;感触が悪い。
Figure 2014105188
表1の結果より、実施例1〜7のスティック口紅はいずれも、50℃での外観安定性、0−40℃サイクル保存時の針入硬度安定性、塗布時の崩れやすさ、塗布時の付着しやすさ及び塗布1時間後の感触に優れている。一方、成分(A)〜(C)のいずれか1成分を含まない比較例1〜3は、上記効果に劣っていた。また、成分(A)の代わりに針入度11のセレシンを含む比較例4、成分(B)の代わりに針入度0.2のカルナウバワックスを含む比較例5、成分(C)の代わりに平均分子量が534の水添ポリイソブテンを含む比較例6においても、優れた効果は得られなかった。
実施例8
表2に示す組成の液状口紅を製造し、実施例1〜7と同様にして、50℃での外観安定性、0−40℃サイクル保存時の針入硬度安定性及び塗布1時間後の感触を評価するとともに、初期使用時の塗布用具(チップ)引抜きによる剤の崩れやすさ(チップへの付着しやすさ)、塗布用具(チップ)からの付着しやすさを評価した。結果を表2に併せて示す。
(製造方法)
基材原料(色材以外)を105℃で30分間加熱溶解し、ディスパーにて均一混合した。次に色材原料を加えて更に15分間均一混合し、脱泡した後、透明なディッピング容器に流し込み、冷却固化させ、液状口紅を得た。
(評価方法)
(6)初期使用時の塗布用具(チップ)引抜きによる剤の崩れやすさ(チップへの付着しやすさ):
10名の専門パネラーが、容器から塗布用具を引抜いたときの口紅の崩れやすさ(チップへの付着しやすさ)を、以下の基準で評価した。結果を10名の積算値で示した。
4;崩れやすい(チップに付着しやすい)。
3;やや崩れやすい(ややチップに付着しやすい)。
2;あまり崩れやすくない(あまりチップに付着しやすくない)。
1;崩れにくい(チップに付着しにくい)。
(7)初期使用時の塗布用具(チップ)からの付着しやすさ:
唇に対する、塗布用具(チップ)の引抜き行為により崩れた口紅の付着しやすさを、10名の専門パネラーが、以下の基準で評価した。結果を10名の積算値で示した。
4;付着しやすい。
3;やや付着しやすい。
2;あまり付着しやすくない。
1;付着しにくい。
Figure 2014105188

Claims (9)

  1. 次の成分(A)、(B)及び(C):
    (A)融点83〜120℃、25℃での針入度10〜40のポリエチレンワックス 0.2〜30質量%、
    (B)融点83〜135℃、25℃での針入度0.1〜5のポリエチレンワックス、
    (C)平均分子量800以上の水添ポリイソブテン
    を含有する口唇化粧料。
  2. 成分(B)の含有量が、0.1〜6質量%である請求項1記載の口唇化粧料。
  3. 成分(C)の含有量が、0.5〜50質量%である請求項1又は2記載の口唇化粧料。
  4. 成分(A)及び(B)の質量割合(A)/(B)が、0.05〜100である請求項1〜3のいずれか1項記載の口唇化粧料。
  5. 成分(A)及び(B)の合計含有量が、25℃で固形の全ワックス中の20質量%以上である請求項1〜4のいずれか1項記載の口唇化粧料。
  6. 成分(A)及び(C)の質量割合(A)/(C)が、0.01〜30である請求項1〜5のいずれか1項記載の口唇化粧料。
  7. 以下の方法により測定される、保存前の化粧料の針入硬度(L1)と、その化粧料を0℃〜40℃サイクル(1サイクル/日)に2週間保存した後の針入硬度(L2)から求められる保持率((L2)/(L1))×100(%)が、70%以上である請求項1〜6のいずれか1項記載の口唇化粧料。
    (測定方法)
    口唇化粧料のバルクを、95℃に加熱し、直径25mmφ、高さ9mmのアルミ製セルに流し込み、20℃で冷却固化させて作成する。
    このバルクを30℃で2時間保持後、レオメーターを用い、30℃で直径2mmΦの冶具にて針入硬度を測定し、Table speedが2mm/sの速さで、冶具が深さ2mmまで針入した時の最大値をとり、保存前の針入硬度(L1)とする。
    次に、このバルクを、0℃〜40℃サイクル(1サイクル/日)に2週間保存する。
    この保存後のバルクを30℃で2時間保持後、レオメーターを用い、30℃で直径2mmΦの冶具にて針入硬度を測定し、Table speedが2mm/sの速さで、冶具が深さ2mmまで針入した時の最大値をとり、保存後の針入硬度(L2)とする。
  8. 成分(A)、(B)及び(C)を含む成分を混合して得られる請求項1〜7のいずれか1項記載の口唇化粧料。
  9. 成分(A)、(B)及び(C)を含む成分を混合する工程を備える請求項1〜8のいずれか1項記載の口唇化粧料の製造方法。
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