JP2010100027A - 熱転写シート - Google Patents

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Abstract

【課題】耐熱性や滑性に優れ、印画時における尾引きを防ぎ、高速印刷においても良好な印画が可能である熱転写シートを提供する。
【解決手段】基材の一方の面に色材層を有し、上記基材の他方の面に耐熱滑性層を有する熱転写シートであって、上記耐熱滑性層は、ポリアミド樹脂、シリコーン変性ポリアミド樹脂、及び、エトキシ化アルコール変性ワックスを含有する熱転写シート。
【選択図】なし

Description

本発明は、熱転写シートに関する。
一般に、熱転写プリンターでは、発熱体を一列に並べたライン状のサーマルヘッドを用い、熱転写シートと被転写材を重ねた状態で、サーマルヘッドの長さ方向に対して垂直の方向に走査させながら熱を加えることで、画像を形成させている。
このような画像形成方法において使用する熱転写シートには、耐熱性の向上や滑性付与による走行安定性を目的として、基材のサーマルヘッドと接する面に、耐熱滑性層が設けられている。この耐熱滑性層においては、近年のプリンターの高速化に伴いサーマルヘッドより印加される熱エネルギーが増加しているため、より優れた耐熱性や滑性が必要とされている。
上記耐熱滑性層を形成する方法としては、種々のものが知られている。
例えば、特許文献1では、耐熱性の高い熱硬化性樹脂からなる耐熱層を形成する方法が開示されている。しかしながら、この方法では、耐熱性は向上するものの、サーマルヘッドとの滑性は充分には改善されない。また、架橋剤等の硬化剤の使用が必要であることから、塗工液として2液タイプとなり、ポットライフ等の問題が生じる。更に、基材が高温処理のできないプラスチック薄膜フィルムであることから、充分な硬化被膜を得るために、塗工後、低温で長時間の熱処理(エージング)が必要とされる。これは、製造工程が煩雑となるだけでなく、シワ発生やブロッキング等の不具合が発生しやすくなるといった問題があった。
また、特許文献2では、非硬化系の樹脂を用いた耐熱滑性層として、ポリアミドイミド樹脂とポリアミドイミドシリコーン樹脂を特定量混合したバインダー、アルキルリン酸エステルの多価金属塩、及び、フィラーを混合した樹脂組成物からなる、印画安定性、走行安定性に優れた耐熱滑性層が開示されている。
しかしながら、これらの耐熱滑性層では、製造性や滑性は改善されるものの、高い印加エネルギーを必要とする高濃度部を印刷した後に続けて低濃度部が存在する画像を印画する場合に、耐熱滑性層に起因する、「尾引き」と呼ばれる不具合が発生するという問題があった。ここで、「尾引き」とは、高濃度部印画時に印加した高エネルギーの影響で溶融した耐熱滑性層の成分が蓄熱したまま引きずられ、低濃度部印画時に発色異常を起こす現象である。耐熱滑性層が主原因であるこのような尾引きは、印画高速化に伴う印画時にかかる熱エネルギーの増大により、その発生が顕著になる。
これに対し、特許文献3では、片面に着色インキ材層が設けられたポリエステルフィルムの他の面に、特定の物性を有し、イソホロン残基と炭素数が4から12までの脂肪族ジカルボン酸を必須成分とするポリアミド樹脂層が形成された熱転写リボンが開示されている。
しかしながら、このポリアミド樹脂層は、尾引きの発生を抑制することはできるが、多官能シリコーン化合物の共重合または変性という方法のみで滑性を付与しているため、高階調部の摩擦安定性が悪く、耐熱性は不充分なものであった。このため、優れた耐熱性や滑性を有し、かつ、尾引きの発生を防止し得る熱転写シートの開発が必要とされていた。
特開昭61−14983号公報 特開2001−334760号公報 特開平7−314929号公報
本発明は、上記現状を鑑みて、耐熱性や滑性に優れ、印画時における尾引きの発生を防ぎ、高速印刷においても良好な印画が可能である熱転写シートを提供することを目的とする。
本発明は、基材の一方の面に色材層を有し、上記基材の他方の面に耐熱滑性層を有する熱転写シートであって、上記耐熱滑性層は、ポリアミド樹脂、シリコーン変性ポリアミド樹脂、及び、エトキシ化アルコール変性ワックスを含有することを特徴とする熱転写シートである。
上記ポリアミド樹脂と上記シリコーン変性ポリアミド樹脂との混合比(ポリアミド樹脂/シリコーン変性ポリアミド樹脂)は、固形分質量比で1/5〜10/1であることが好ましい。
上記エトキシ化アルコール変性ワックスの含有量は、耐熱滑性層中3〜50質量%であることが好ましい。
上記耐熱滑性層は、更に数平均分子量1000以上の直鎖型ポリエチレンワックスを含有することが好ましい。
上記数平均分子量1000以上の直鎖型ポリエチレンワックスの含有量は、耐熱滑性層中1〜50質量%であることが好ましい。
上記耐熱滑性層は、更に金属石鹸を含むことが好ましい。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明は、基材の一方の面に色材層を有し、上記基材の他方の面に耐熱滑性層を有する熱転写シートであって、上記耐熱滑性層は、ポリアミド樹脂、シリコーン変性ポリアミド樹脂、及び、エトキシ化アルコール変性ワックスを含有することを特徴とする熱転写シートである。このため、本発明の熱転写シートは、優れた耐熱性及び滑性を有し、印画時における尾引きの発生を防ぐことができ、高速印刷においても良好な印画が可能である。
本発明の熱転写シートは、耐熱滑性層においてポリアミド樹脂及びシリコーン変性ポリアミド樹脂を含有するものである。このため、尾引きを防ぐことができ、滑性にも優れる熱転写シートとすることができる。ここで、ポリアミド樹脂自体は、従来耐熱滑性層に用いられていたポリアミドイミド樹脂と比較して、耐熱性に劣る。本発明では、上記ポリアミド樹脂及びシリコーン変性ポリアミド樹脂と共に、エトキシ化アルコール変性ワックスを含む耐熱滑性層とすることで、高階調部の摩擦安定性や、優れた耐熱性も同時に有する熱転写シートとすることができる。
このように本発明は、特定の樹脂及び特定のワックス成分を含む耐熱滑性層を形成することにより、優れた滑性及び耐熱性を付与することができ、かつ、耐熱滑性層に起因する尾引きの発生を好適に防止し得ることを初めて見出したものである。
以下、本発明の熱転写シートを構成する各層毎に詳述する。
(耐熱滑性層)
耐熱滑性層は、スティッキングや印画しわ等、本発明の熱転写シートを用いた熱転写時にサーマルヘッドの走行不良が原因で生じる問題を防止する役割を果たす層である。
本発明の熱転写シートは、上記耐熱滑性層において、バインダー樹脂として、ポリアミド樹脂及びシリコーン変性ポリアミド樹脂を含有するものである。本発明の熱転写シートは、耐熱滑性層に上記ポリアミド樹脂及びシリコーン変性ポリアミド樹脂を含むことにより、滑性の向上によるスティッキングや印画しわ等の防止に加え、尾引きの発生を防ぐことができる。
本発明に使用されるポリアミド樹脂としては、特に限定されず公知のものを挙げることができ、例えば、ジイソシアネートと脂肪族ジカルボン酸との脱炭酸縮合重合法や、ジアミンと脂肪族ジカルボン酸との脱水重縮合法で製造されるポリアミド樹脂を挙げることができる。
上記ポリアミド樹脂がジイソシアネートと脂肪族ジカルボン酸との反応で製造される場合の原料は、イソホロンジイソシアネートと、コハク酸、マレイン酸、フマル酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ノナンジカルボン酸、デカン二酸のうちの一種又は二種以上とが必須成分である。また、ジアミンと脂肪族ジカルボン酸との反応で製造される場合は、イソホロンジアミンと、コハク酸、マレイン酸、フマル酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ノナンジカルボン酸、デカン二酸のうちの一種又は二種以上とが必須成分である。これらの脂肪族ジカルボン酸の中では耐熱性、溶解性、コスト等の点からアジピン酸及び/又はアゼライン酸が好ましい。
上記ポリアミド樹脂は、耐熱性、溶解性等を損なわない範囲で他の成分を共重合していてもよい。
共重合に用いてもよい上記他の成分としては、例えば、上記と異なるジアミン成分、ジイソシアネート成分、脂肪族ジカルボン酸、芳香族ジカルボン酸等を挙げることができる。
上記他の成分であるジアミン成分及び上記ジイソシアネート成分としては、1,4−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、1,3−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、1,3−ビス(3−アミノフェノキシ)ベンゼン、2,2−ビス[4−(4アミノフェノキシ)フェニル]プロパン、2,2−ビス[4−(4アミノフェノキシ)フェニル]ヘキサフルオロプロパン、ビス[4−(4アミノフェノキシ)フェニル]スルホン、ビス[4−(3アミノフェノキシ)フェニル]スルホン、ビス[4−(2アミノフェノキシ)フェニル]スルホン、3,3’−ジアミノジフェニルプロパン、4,4’ジアミノジフェニルプロパン、m−フェニレンジアミン、p−フェニレンジアミン、オキシジアニリン、メチレンジアミン、ヘキサフルオロイソプロピリデンジアミン、1,4ナフタレンジアミン、1,5ナフタレンジアミン、2,6ナフタレンジアミン、2,7ナフタレンジアミン、2,2’−ビス(4アミノフェニル)プロパン、2,2’−ビス(4アミノフェニル)ヘキサフルオロプロパン、4,4’ジアミノジフェニルエーテル、3,4−ジアミノビフェニル、4,4’ジアミノベンゾフェノン、ヘキサメチレンジアミン、テトラメチレンジアミン、5アミノ−1(4アミノフェニル)−1,3,3’トリメチルインダン、3,4ジアミノジフェニルエ−テル、イソプロピリデンジアニリン、3,3’ジアミノベンゾフェノン、4,4’ジアミノシクロヘキシル、oトリジン、2,4トリレンジアミン、2,6トリレンジアミン、4,4’−[1,3フェニレンビス(1メチルエチリデン)]ビスアニリン、4,4’−[1,4フェニレンビス(1メチルエチリデン)]ビスアニリン、3,3’−[1,3フェニレンビス(1メチルエチリデン)]ビスアニリン、4,4’ジアミノジフェニルスルフィド、3,3’ジアミノジフェニルスルフィド、6アミノ−1(4アミノフェニル)−1,3,3トリメチルインダン、又は、これらのジイソシアネートが挙げられる。
上記他の成分である脂肪族ジカルボン酸としては、シュウ酸、マロン酸、ウンデカンジカルボン酸、ドデカンジカルボン酸、トリデカンジカルボン酸、テトラデカンジカルボン酸等の脂肪族ジカルボン酸等が挙げられる。
上記他の成分である芳香族ジカルボン酸としては、イソフタル酸、テレフタル酸、5−tertブチル1、3ベンゼンジカルボン酸、ジフェニルメタン−4,4’ジカルボン酸、ジフェニルメタン−2,4’ジカルボン酸、ジフェニルメタン3,4’ジカルボン酸、ジフェニルメタン−3,3’ジカルボン酸、1,2ジフェニルエタン4,4’ジカルボン酸、1,2ジフェニルエタン−2,4’ジカルボン酸、1,2ジフェニルエタン3,4’ジカルボン酸、1,2ジフェニルエタン3,3’ジカルボン酸、2,2ビス(4カルボキシフェニル)プロパン、2(2カルボキシフェニル)2(4カルボキシフェニル)プロパン、2(3カルボキシフェニル)2(4カルボキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3カルボキシフェニル)プロパン、ジフェニルエーテル−4,4’ジカルボン酸、ジフェニルエーテル−2,4ジカルボン酸、ジフェニルエーテル3,4ジカルボン酸、ジフェニルエーテル3,3ジカルボン酸、ジフェニルスルフィド−4,4ジカルボン酸、ジフェニルスルフィド2,4ジカルボン酸、ジフェニルスルフィド−3,4ジカルボン酸、ジフェニルスルフィド−3,3ジカルボン酸、ジフェニルスルホン−4,4ジカルボン酸、ジフェニルスルホン−2,4ジカルボン酸、ジフェニルスルホン−3,4ジカルボン酸、ジフェニルスルホン−3,3ジカルボン酸、ベンゾフェノン−3,4ジカルボン酸、ベンゾフェノン−3,3ジカルボン酸、1,1,3トリメチル−5カルボキシ−3(p−カルボキシフェニル)インダン、ピリジン−2、6ジカルボン酸等が挙げられる。
これらの共重合に用いてもよい他の成分の中では反応性、コストの点からテレフタル酸又はイソフタル酸が好ましく、これらのテレフタル酸及び/又はイソフタル酸を共重合成分とする場合、その共重合量は耐熱性、溶解性の点から全ジカルボン酸中の5〜70モル%であることが好ましく、10〜40モル%であることがより好ましい。
本発明に使用されるポリアミド樹脂には、更に3官能以上のアミン化合物、イソシアネート化合物、カルボン酸及び酸無水物等を共重合することもできる。
上記3官能以上のアミン化合物としては、ジエチレントリアミン、トリエチレントリアミン、ヘキサメチレンテトラミン等が挙げられる。
上記3官能以上のイソシアネート化合物としては、トリメチロールプロパンとトリレンジイソシアネートの縮合物、イソホロンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネートの環状3量体、ジフェニルメタンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート等の初期縮合物等が挙げられる。
上記3官能以上のカルボン酸及び酸無水物としては、トリメリット酸、ピロメリット酸、ジフェニルスルホンテトラカルボン酸、ジフェニルエーテルテトラカルボン酸、ビフェニルテトラカルボン酸等及びこれらの無水物が挙げられる。
上記脱炭酸縮合重合法、及び、上記脱水重縮合法は、公知の方法で行うことができる。
上記シリコーン変性ポリアミド樹脂は、ポリアミド樹脂を多官能シリコーン化合物で共重合又は変性した樹脂である。
上記多官能シリコーン化合物としては、末端又は分子鎖中に水酸基、カルボキシル基、エポキシ基、アミノ基、酸無水物基等を含むシリコーン化合物を挙げることができる。
上記シリコーン変性ポリアミド樹脂における、多官能シリコーン化合物の共重合又は変性量は、0.1〜50質量%であることが好ましく、1〜30質量%であることがより好ましい。0.1質量%未満であると、シリコーン共重合又は変性の効果が十分発揮されず、50質量%を超えると、シリコーン共重合又は変性量が多すぎて接着性の低下や耐熱性不足が生じてしまうおそれがある。
上記耐熱滑性層において、上記ポリアミド樹脂と上記シリコーン変性ポリアミド樹脂との混合比(ポリアミド樹脂/シリコーン変性ポリアミド樹脂)は、固形分質量比で1/5〜10/1であることが好ましい。上記混合比が1/5未満であると、塗膜の強度が不足して耐熱性低下や接着性低下が発生するおそれがあり、10/1を超えると、耐熱滑性層の滑性が不足してシワ、スティッキング等の不具合が発生するおそれがある。上記混合比は、1/3〜8/1であることがより好ましい。
上記耐熱滑性層は、エトキシ化アルコール変性ワックスを含有する。
上記エトキシ化アルコール変性ワックスを含有することにより、上記耐熱滑性層の滑性の向上及び尾引きの発生の防止に加え、耐熱性を向上させることができる。
上記エトキシ化アルコール変性ワックスとしては、例えば、下記一般式(A)で示される化合物を挙げることができる。
R−O−(C2mO)−H (A)
(式中、Rは、炭素数10から100のアルキル基であり、好ましくは20から50のアルキル基である。nは2から100であり、好ましくは10から50、特に好ましくは10から20である。mは2〜3であり、好ましくは2である。上記アルキル基は、直鎖であっても分岐鎖であってもよいが、直鎖状アルキル基が好ましい。)
上記エトキシ化アルコール変性ワックスの市販品としては、例えば、「ユニトックス750」、「ユニトックス420」、「ユニトックス490」(いずれも、商品名、東洋ペトロライト社製)等を挙げることができる。
本発明において、上記エトキシ化アルコール変性ワックスは、上述したポリアミド樹脂、シリコーン変性ポリアミド樹脂と好適に組み合わせて用いられる。上記エトキシ化アルコール変性ワックスは、上記一般式(A)で示されるように、滑性を付与し得るアルキル基と、適度な分極をもつエトキシ化部及びアルコール基を有している。一方、上記ポリアミド樹脂、シリコーン変性ポリアミド樹脂は、極性の高い樹脂である。このため、上記エトキシ化アルコール変性ワックスは、極性の高いポリアミド樹脂、シリコーン変性ポリアミド樹脂との親和性が高く、優れた滑性を発揮し得るのである。
上記エトキシ化アルコール変性ワックスの含有量は、耐熱滑性層中3〜50質量%であることが好ましい。3質量%未満であると、含有量が少なすぎて性能を発揮できず、耐熱性や高温時の滑性が低下するおそれがある。また50質量%を超えると、耐熱滑性層の膜強度が低下し、耐熱性が低下するおそれがある。上記含有量は、下限が5質量%であることがより好ましく、上限が30質量%であることがより好ましい。
上記耐熱滑性層は、更に、数平均分子量1000以上の直鎖型ポリエチレンワックスを含有することが好ましい。
上記ポリアミド樹脂、シリコーン変性ポリアミド樹脂及びエトキシ化アルコール変性ワックスに加え、数平均分子量1000以上の直鎖型ポリエチレンワックスを含有した耐熱滑性層とすることにより、耐熱性に極めて優れた熱転写シートとすることができる。これは、以下に挙げる理由による。
すなわち、数平均分子量1000以上の直鎖型ポリエチレンワックスは、低分子の直鎖型ポリエチレンワックスや分岐鎖型ポリエチレンワックスと比較して、融点及び硬度が高いという特徴を有する。このため、耐熱滑性層に上記数平均分子量1000以上の直鎖型ポリエチレンワックスを含有させることにより、高エネルギー印加時の滑性及び耐熱性を向上させることができる。一方で、上記数平均分子量1000以上の直鎖型ポリエチレンワックスは、極性が低いため、極性の高い上記ポリアミド樹脂やシリコーン変性ポリアミド樹脂とは親和性が低いという特性を有する。
しかしながら、本発明では、上述のように、極性の低いアルキル基、適度な分極をもつエトキシ化部及びアルコール基を有するエトキシ化アルコール変性ワックスを耐熱滑性層に含有するため、上記数平均分子量1000以上の直鎖型ポリエチレンワックスを用いた場合であっても、上記ポリアミド樹脂やシリコーン変性ポリアミド樹脂と、上記直鎖型ポリエチレンワックスとの親和性が良好になり、上述した上記直鎖型ポリエチレンワックスの特性を耐熱滑性層に好適に付与することができる。その結果、極めて優れた耐熱性を有する熱転写シートとすることができるのである。
上記直鎖型ポリエチレンワックスは、数平均分子量が1000以上であることが好ましい。1000未満であると、耐熱性の更なる向上が図れないおそれがある。上記直鎖型ポリエチレンワックスの数平均分子量は、1000〜3000であることがより好ましい。なお、上記数平均分子量は、浸透圧法により測定して得られる値である。
上記数平均分子量1000以上の直鎖型ポリエチレンワックスの市販品としては、例えば、「ポリワックス1000」、「ポリワックス2000」、「ポリワックス3000」(いずれも、商品名、東洋ペトロライト社製)等を挙げることができる。
上記直鎖型ポリエチレンワックスの含有量は、耐熱滑性層中1〜50質量%であることが好ましい。1質量%未満であると、少なすぎて、耐熱性の更なる向上が図れないおそれがある。50質量%を超えると、耐熱滑性層の膜強度が低下し、耐熱性が低下するおそれがある。上記直鎖型ポリエチレンワックスの含有量は、下限が1質量%であることがより好ましく、上限が30質量%であることがより好ましい。
上記耐熱滑性層は、更に金属石鹸を含むことが好ましい。
上記金属石鹸を含むことにより、滑性に優れ熱転写シートの走行安定性が向上し、良好な印画物を得ることができる。
上記金属石鹸としては、例えば、アルキルリン酸エステルの多価金属塩、アルキルカルボン酸の金属塩等が挙げられる。
上記アルキルリン酸エステルの多価金属塩としては、例えば、下記構造式(1)
Figure 2010100027
又は、下記構造式(2)
Figure 2010100027
(各式中、Rは、炭素数12以上のアルキル基であり、Mはアルカリ土類金属、亜鉛又はアルミニウムを表し、nは、Mの原子価を表す。)で表されるものが好ましい。
上記Rは、炭素数12〜18のアルキル基であることが好ましい。上記Rとしては、例えば、セチル基、ラウリル基、ステアリル基等が挙げられるが、コスト面及びブリードアウト等の汚染性の問題を避ける点で、なかでもステアリル基が好ましい。
上記Mとして表されるアルカリ土類金属としては、例えば、バリウム、カルシウム、マグネシウム等が挙げられる。
上記アルキルカルボン酸の金属塩としては、例えば、下記構造式(3)
Figure 2010100027
(式中、Rは炭素数11以上のアルキル基を表し、Mはアルカリ土類金属、亜鉛、アルミニウム又はリチウムを表し、nはMの原子価を表す。)で表されるものが挙げられる。
上記Rは、炭素数11〜18のアルキル基であることが好ましい。上記Rとしては、例えば、ドデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、ステアリル基等が挙げられるが、入手容易性、コスト面及びブリードアウト等の汚染性の問題を避ける点で、ドデシル基、ヘプタデシル基、ステアリル基が好ましく、ステアリル基がより好ましい。
上記Mで表されるアルカリ土類金属としては、例えばバリウム、カルシウム、マグネシウム等が挙げられる。
上記金属石鹸は、中間エネルギー〜高エネルギー印加時において滑性を発現することができ、耐熱性の点で、マグネシウム系、亜鉛系又はアルミニウム系の化合物であることが好ましく、亜鉛系の化合物であることがより好ましい。上記金属石鹸としては、ステアリン酸亜鉛、ステアリルリン酸亜鉛であることが更に好ましい。
上記金属石鹸は、平均粒径が3〜20μmであることが好ましく、3〜15μmであることがより好ましい。
上記平均粒径が大き過ぎると、金属石鹸が耐熱滑性層中に偏在してしまい、その結果局所的な滑性不足が生じてヘッドカスが発生する恐れがある。また小さ過ぎても耐熱滑性層に充分な滑性を得ることができず、印画シワ等の問題が生じることがある。
上記平均粒径は、レーザー回折法により測定した値である。
上記金属石鹸の含有量は、バインダー樹脂100質量部に対して1〜50質量部であることが好ましい。1質量部未満であると、所望の性能が発揮せず、熱印加時におけるサーマルヘッドとの滑性不足、離型性不足により融着を引き起こすおそれがある。50質量部を超えると、耐熱滑性層の膜強度の低下を引き起こすおそれがある。上記含有量は、2〜30質量部であることがより好ましい。
上記耐熱滑性層は、更にフィラーを含んでいてもよい。
上記フィラーを含むことにより、サーマルヘッドに付着するカスのクリーニング性、滑性やブロッキング防止等を好適に調整することができる。
上記フィラーとしては、例えば、タルク、カオリン、マイカ、グラファイト、炭酸カルシウム、二硫化モリブデン、シリコーンゴムフィラー、ベンゾグアナミン樹脂、メラミン・ホルムアルデヒド縮合物等が挙げられ、なかでも、タルク、シリコーンゴムフィラー、炭酸カルシウムが好ましく、タルクがより好ましい。
上記フィラーの含有量は、バインダー樹脂100質量部に対して1〜30質量部であることが好ましい。1質量部未満であると、クリーニング性等の性能が発現しないおそれがある。30質量部を超えると、耐熱滑性層の可撓性や皮膜強度が低下するおそれがある。上記含有量は、1〜20質量部であることがより好ましい。
上記耐熱滑性層は、上述した成分の他に、必要に応じてその他の成分を含んでいてもよい。上記その他の成分としては、上述したエトキシ化アルコール変性ワックスや数平均分子量1000以上の直鎖型ポリエチレンワックス以外のワックス、高級脂肪酸アミド、界面活性剤、シリコーンオイル、その他の樹脂等の熱離型剤や滑剤を挙げることができる。これらは公知のものを挙げることができる。
上記耐熱滑性層は、上記ポリアミド樹脂、上記シリコーン変性ポリアミド樹脂、上記エトキシ化アルコール変性ワックス、及び、数平均分子量1000以上の直鎖型ポリエチレンワックスや金属石鹸等の必要に応じて使用する上述したその他の成分を、溶剤に溶解又は分散させて耐熱滑性層用塗工液を調製し、得られた耐熱滑性層用塗工液をグラビアコーター、ロールコーター、ワイヤーバー等の慣用の塗工方法で塗工し、乾燥させることで形成される。
上記溶剤としては、良好な塗膜を形成することができる点で、バインダー樹脂を溶解可能な溶剤であることが好ましい。例えば、本発明において、バインダー樹脂であるポリアミド樹脂は極性の高い樹脂であるため、上記溶剤としては極性の高い溶剤であることが好ましい。なかでも、作業性が良好な点及び低コストである点で低沸点のアルコールであることが好ましい。上記アルコールとしては、特に限定されないが、メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコール、secブチルアルコール、tertブチルアルコール等の、比較的沸点が低く、揮発性の高いものが好ましい。
また、上記溶剤として、アルコールの一部を他の溶剤に置き換えたものであってもよい。上記他の溶剤としては、Nメチル2ピロリドン、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムアミド等のアミド系溶剤、ジメチルスルホオキシド、スルホラン等のイオウ系溶剤、ニトロメタン、ニトロエタン等のニトロ系溶剤、ジグライム、テトラヒドロフラン等のエーテル系溶剤、シクロヘキサノン、メチルエチルケトン等のケトン系溶剤、アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル系溶剤、トルエン、キシレン、ベンゼンなどの芳香族炭化水素系溶剤の他、水などを用いることができる。
上記耐熱滑性層は、一般に乾燥固形基準2.0g/m以下の塗工量であれば、本発明の所望の性能を発揮することができる。
上記塗工量は、好ましくは乾燥固形基準で0.1〜1.5g/mであり、より好ましくは0.2〜1.0g/mである。
上記耐熱滑性層は、厚みが薄すぎると耐熱滑性層の有する機能が充分に発揮できなくなることがあり、厚すぎると印画時の感度が低下することがある。
(基材)
本発明の熱転写シートは、基材の一方の面に上述した耐熱滑性層を有するものである。
上記基材としては、ある程度の耐熱性と強度を有する従来公知のものであればいずれのものでもよく、例えば、ポリエチレンテレフタレートフィルム、1,4−ポリシクロヘキシレンジメチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリフェニレンサルフィドフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリサルホンフィルム、アラミドフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリビニルアルコールフィルム、セロハン、酢酸セルロース等のセルロース誘導体、ポリエチレンフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ナイロンフィルム、ポリイミドフィルム、アイオノマーフィルム等の樹脂フィルム;コンデンサー紙、パラフィン紙、合成紙等の紙類;不織布;紙や不織布と樹脂との複合体;等が挙げられる。
上記基材は、厚さが一般に約0.5〜50μmであることが好ましく、約1.5〜10μmであることがより好ましい。
上記基材は、隣接する層との接着性を向上させるため、表面処理を施してもよい。上記表面処理としては、コロナ放電処理、火炎処理、オゾン処理、紫外線処理、放射線処理、粗面化処理、化学薬品処理、プラズマ処理、グラフト化処理等、公知の樹脂表面改質技術を適用することができる。上記表面処理は、1種のみ行ってもよいし、2種以上行ってもよい。
本発明では上記表面処理の中でも、コストが低い点で、コロナ処理又はプラズマ処理が好ましい。また、必要に応じ、その一方の面又は両面に下引き層(プライマー層)を形成するものであってもよい。
(色材層)
本発明の熱転写シートは、基材の一方の面に色材層を有する。すなわち、上記耐熱滑性層を有する基材の面とは異なる他方の面に、色材層を有する。
本発明の熱転写シートは、所望の画像がモノカラーである場合には、色材層として適宜選択した1色の層のみ形成してもよいし、所望の画像がフルカラー画像である場合には、色材層として、シアン、マゼンタ及びイエロー(更に、必要に応じてブラック)を選択し形成することができる。
本発明の熱転写シートは、昇華型熱転写シートである場合には、色材層として昇華性の染料を含む層を形成し、熱溶融型の熱転写シートである場合には、色材層として顔料等で着色した熱溶融性インキ層を形成する。
以下、昇華型熱転写シートの場合を説明するが、本発明は昇華型熱転写シートのみに限定されるものではない。
昇華型の染料層に用いられる昇華型の染料としては、特に限定されず、従来公知のものを使用することができる。
上記昇華性の染料としては、例えば、ジアリールメタン系染料;トリアリールメタン系染料;チアゾール系染料;メロシアニン染料;ピラゾロン染料;メチン系染料;インドアニリン系染料;アセトフェノンアゾメチン、ピラゾロアゾメチン、イミダゾルアゾメチン、イミダゾアゾメチン、ピリドンアゾメチン等のアゾメチン系染料;キサンテン系染料;オキサジン系染料;ジシアノスチレン、トリシアノスチレン等のシアノスチレン系染料;チアジン系染料;アジン系染料;アクリジン系染料;ベンゼンアゾ系染料;ピリドンアゾ、チオフェンアゾ、イソチアゾールアゾ、ピロールアゾ、ピラゾールアゾ、イミダゾールアゾ、チアジアゾールアゾ、トリアゾールアゾ、ジスアゾ等のアゾ系染料;スピロピラン系染料;インドリノスピロピラン系染料;フルオラン系染料;ローダミンラクタム系染料;ナフトキノン系染料;アントラキノン系染料;キノフタロン系染料;等が挙げられ、更に具体的には、特開平7−149062号公報に例示の化合物等が挙げられる。
上記染料層において、昇華性染料は染料層の全固形分に対し5〜90質量%、好ましくは10〜70質量%の量である。
上記昇華性の染料の使用量が、上記範囲未満であると印字濃度が低くなることがあり、上記範囲を越えると保存性等が低下することがある。
上記染料を担持するためのバインダー樹脂としては、一般に、耐熱性を有し、染料と適度の親和性があるものを使用することができる。
上記バインダー樹脂としては、例えば、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、エチルヒドロキシセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、酢酸セルロース、酪酸セルロース等のセルロース系樹脂;ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセトアセタール、ポリビニルピロリドン等のビニル系樹脂;ポリ(メタ)アクリレート、ポリ(メタ)アクリルアミド等のアクリル樹脂;ポリウレタン系樹脂;ポリアミド系樹脂;ポリエステル系樹脂;等が挙げられる。
上記バインダー樹脂としては、なかでも、耐熱性、染料の移行性等の点、セルロース系樹脂、ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂等が好ましく、ビニル系樹脂がより好ましく、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセトアセタール等が更に好ましい。
上記染料層は、所望により、離型剤、無機微粒子、有機微粒子等の添加剤を使用してもよい。
上記離型剤としては、シリコーンオイル、リン酸エステル等が挙げられる。
上記無機微粒子としては、カーボンブラック、アルミニウム、二硫化モリブデン等が挙げられる。
上記有機微粒子としては、ポリエチレンワックス等が挙げられる。
上記染料層は、上述の染料とバインダー樹脂とを、必要に応じて添加する添加剤とともに、適当な有機溶剤や水に溶解又は分散して塗工液を調製し、更に、グラビア印刷法、スクリーン印刷法、グラビア版を用いたリバースロールコーティング印刷法等の公知の手段により、上述の基材の一方の面に上記塗工液を塗布し、乾燥することにより形成することができる。
上記有機溶剤としては、トルエン、メチルエチルケトン、エタノール、イソプロピルアルコール、シクロヘキサノン、ジメチルホルムアミド〔DMF〕等が挙げられる。
上記染料層の塗工量は、乾燥固形基準で0.2〜6.0g/m、好ましくは0.2〜3.0g/m程度である。
(その他)
本発明の熱転写シートは、基材の一方の面に色材層を設け、該基材の他方の面に耐熱滑性層を設けてなるものであれば、転写保護層として接着層、剥離層、離型層、又は、下引き層等のその他の層を設けてなるものであってもよい。
上記転写保護層を上述の色材層と面順次に形成した場合、画像形成後に画像面を保護する保護層を転写することができる。
上記転写保護層の構成及び調製は、特に限定されず、使用する基材シート、色材層等の特徴に応じて、従来公知の技術より選択することができる。
上記下引き層は、特に限定されず、基材と色材層との接着性や染料の転写効率を向上させる組成を適宜選択して設けることができる。
(印画)
本発明の熱転写シートは、上述の基材の耐熱滑性層側からサーマルヘッド等を用いて印画部に相当する箇所を加熱・加圧し、色材を被転写材に転写させて印字することができる。
本発明の熱転写シートが熱昇華型の熱転写シートである場合、上記被転写材として熱転写受像シート等を使用することができる。
上記熱転写受像シートとしては、記録面が染料受容性を有するものであれば特に限定されず、例えば、紙、金属、ガラス、合成樹脂等の基材の少なくとも一方の面に染料受容層を形成したものを挙げることができる。なお、上記熱転写受像シートは、基材自体が染料受容性を有していれば、受容層を設ける必要がない。
上記熱転写シートは、熱溶融型の熱転写シートである場合、通常の紙、プラスチックフィルム等を被転写材として使用することもできる。
上記熱転写を行う際に使用するプリンターとしては、特に限定されず、公知の熱転写プリンターを使用することができる。
本発明の熱転写シートは、上述した構成からなるものであるため、耐熱性及び滑性に優れ、高速印画時における尾引きの発生を防ぐことができ、良好な印画が可能である。このため、本発明の熱転写シートは、高速印画用熱転写シートとして好適に使用することができる。
以下に実施例を用いて更に本発明について詳細に説明する。文中、「部」又は「%」とあるのは、特に断りのない限り質量基準である。
製造例1 ポリアミド樹脂の製造
反応容器にデカン二酸1モル、イソホロンジイソシアネート1モル、ナトリウムメトキサイド0.02モルを、γ−ブチロラクトンと共に仕込みモノマー濃度を50質量%とした。この溶液を撹拌しながら100℃で2時間反応させた後180℃で更に3時間反応させた。Nメチル2ピロリドンで約20%に希釈しながら室温まで冷却した溶液を水中に投入してポリマーを沈澱させ濾過し、ポリアミド樹脂を得た。
製造例2 シリコーン変性ポリアミド樹脂の製造
反応容器にデカン二酸1モル、イソホロンジイソシアネート1モル、ナトリウムメトキサイド0.02モル、BYK370(BYK−CHEMIE社製水酸基含有ポリエステル変性ジメチルポリシロキサン:25%)が1質量%となるようにγ−ブチロラクトンと共に仕込みモノマー濃度を50質量%とした。この溶液を撹拌しながら100℃で2時間反応させた後180℃で更に3時間反応させた。Nメチル2ピロリドンで約20%に希釈しながら室温まで冷却した溶液を水中に投入してポリマーを沈澱させ濾過し、シリコーン変性ポリアミド樹脂を得た。
実施例1
(色材層の形成)
厚さ4.5μmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムを基材シートに用い、その一方の面に、下記の組成より成る色材層塗工液を、グラビアコーティングにより乾燥塗布量が0.7g/mになるように塗布、乾燥して色材層を形成した。
<色材層塗工液>
C.I.ソルベントブルー63 6.0部
ポリビニルブチラール樹脂(エスレックBX−1、積水化学工業社製) 3.0部
メチルエチルケトン 45.5部
トルエン 45.5部
(耐熱滑性層の形成)
次に、下記の配合に従って各材料を混合し、混合して得られたものをメタノール/エタノール=1/1で固形分20%になるように調整、攪拌した後に、ペイントシェーカーで1時間分散処理を行い、耐熱滑性層用塗工液を得た。得られた耐熱滑性層用塗工液を、上記色材層塗工済フィルムの、色材層が形成されている面とは反対側の面に、グラビアコーティングにより乾燥塗布量が0.4g/mになるように塗布、乾燥して耐熱滑性層を形成し、熱転写シートを作製した。なお、数値は固形分量である。
製造例1で製造したポリアミド樹脂 60.0部
製造例2で製造したシリコーン変性ポリアミド樹脂 20.0部
エトキシ化アルコール変性ワックス(商品名ユニトックス750、東洋ペトロライト社製) 20.0部
実施例2
下記の配合に従って各材料を混合し、混合して得られたものをメタノール/エタノール=1/1で固形分20%になるように調整、攪拌した後に、ペイントシェーカーで1時間分散処理を行い、耐熱滑性層用塗工液を得た。この耐熱滑性層用塗工液を使用した点以外は、実施例1と同様にして熱転写シートを作製した。
製造例1で製造したポリアミド樹脂 67.5部
製造例2で製造したシリコーン変性ポリアミド樹脂 22.5部
エトキシ化アルコール変性ワックス(商品名ユニトックス750、東洋ペトロライト社製) 10.0部
実施例3
下記の配合に従って各材料を混合し、混合して得られたものをメタノール/エタノール=1/1で固形分20%になるように調整、攪拌した後に、ペイントシェーカーで1時間分散処理を行い、耐熱滑性層用塗工液を得た。この耐熱滑性層用塗工液を使用した点以外は、実施例1と同様にして熱転写シートを作製した。
製造例1で製造したポリアミド樹脂 71.25部
製造例2で製造したシリコーン変性ポリアミド樹脂 23.75部
エトキシ化アルコール変性ワックス(商品名ユニトックス750、東洋ペトロライト社製) 5.0部
実施例4
下記の配合に従って各材料を混合し、混合して得られたものをメタノール/エタノール=1/1で固形分20%になるように調整、攪拌した後に、ペイントシェーカーで1時間分散処理を行い、耐熱滑性層用塗工液を得た。この耐熱滑性層用塗工液を使用した点以外は、実施例1と同様にして熱転写シートを作製した。
製造例1で製造したポリアミド樹脂 72.75部
製造例2で製造したシリコーン変性ポリアミド樹脂 24.25部
エトキシ化アルコール変性ワックス(商品名ユニトックス750、東洋ペトロライト社製) 3.0部
実施例5
下記の配合に従って各材料を混合し、混合して得られたものをメタノール/エタノール=1/1で固形分20%になるように調整、攪拌した後に、ペイントシェーカーで1時間分散処理を行い、耐熱滑性層用塗工液を得た。この耐熱滑性層用塗工液を使用した点以外は、実施例1と同様にして熱転写シートを作製した。
製造例1で製造したポリアミド樹脂 74.25部
製造例2で製造したシリコーン変性ポリアミド樹脂 24.75部
エトキシ化アルコール変性ワックス(商品名ユニトックス750、東洋ペトロライト社製) 1.0部
実施例6
下記の配合に従って各材料を混合し、混合して得られたものをメタノール/エタノール=1/1で固形分20%になるように調整、攪拌した後に、ペイントシェーカーで1時間分散処理を行い、耐熱滑性層用塗工液を得た。この耐熱滑性層用塗工液を使用した点以外は、実施例1と同様にして熱転写シートを作製した。
製造例1で製造したポリアミド樹脂 37.5部
製造例2で製造したシリコーン変性ポリアミド樹脂 12.5部
エトキシ化アルコール変性ワックス(商品名ユニトックス750、東洋ペトロライト社製) 50.0部
実施例7
下記の配合に従って各材料を混合し、混合して得られたものをメタノール/エタノール=1/1で固形分20%になるように調整、攪拌した後に、ペイントシェーカーで1時間分散処理を行い、耐熱滑性層用塗工液を得た。この耐熱滑性層用塗工液を使用した点以外は、実施例1と同様にして熱転写シートを作製した。
製造例1で製造したポリアミド樹脂 18.75部
製造例2で製造したシリコーン変性ポリアミド樹脂 6.25部
エトキシ化アルコール変性ワックス(商品名ユニトックス750、東洋ペトロライト社製) 75.0部
実施例8
下記の配合に従って各材料を混合し、混合して得られたものをメタノール/エタノール=1/1で固形分20%になるように調整、攪拌した後に、ペイントシェーカーで1時間分散処理を行い、耐熱滑性層用塗工液を得た。この耐熱滑性層用塗工液を使用した点以外は、実施例1と同様にして熱転写シートを作製した。
製造例1で製造したポリアミド樹脂 72.0部
製造例2で製造したシリコーン変性ポリアミド樹脂 8.0部
エトキシ化アルコール変性ワックス(商品名ユニトックス750、東洋ペトロライト社製) 20.0部
実施例9
下記の配合に従って各材料を混合し、混合して得られたものをメタノール/エタノール=1/1で固形分20%になるように調整、攪拌した後に、ペイントシェーカーで1時間分散処理を行い、耐熱滑性層用塗工液を得た。この耐熱滑性層用塗工液を使用した点以外は、実施例1と同様にして熱転写シートを作製した。
製造例1で製造したポリアミド樹脂 76.0部
製造例2で製造したシリコーン変性ポリアミド樹脂 4.0部
エトキシ化アルコール変性ワックス(商品名ユニトックス750、東洋ペトロライト社製) 20.0部
実施例10
下記の配合に従って各材料を混合し、混合して得られたものをメタノール/エタノール=1/1で固形分20%になるように調整、攪拌した後に、ペイントシェーカーで1時間分散処理を行い、耐熱滑性層用塗工液を得た。この耐熱滑性層用塗工液を使用した点以外は、実施例1と同様にして熱転写シートを作製した。
製造例1で製造したポリアミド樹脂 40.0部
製造例2で製造したシリコーン変性ポリアミド樹脂 40.0部
エトキシ化アルコール変性ワックス(商品名ユニトックス750、東洋ペトロライト社製) 20.0部
実施例11
下記の配合に従って各材料を混合し、混合して得られたものをメタノール/エタノール=1/1で固形分20%になるように調整、攪拌した後に、ペイントシェーカーで1時間分散処理を行い、耐熱滑性層用塗工液を得た。この耐熱滑性層用塗工液を使用した点以外は、実施例1と同様にして熱転写シートを作製した。
製造例1で製造したポリアミド樹脂 16.0部
製造例2で製造したシリコーン変性ポリアミド樹脂 64.0部
エトキシ化アルコール変性ワックス(商品名ユニトックス750、東洋ペトロライト社製) 20.0部
実施例12
下記の配合に従って各材料を混合し、混合して得られたものをメタノール/エタノール=1/1で固形分20%になるように調整、攪拌した後に、ペイントシェーカーで1時間分散処理を行い、耐熱滑性層用塗工液を得た。この耐熱滑性層用塗工液を使用した点以外は、実施例1と同様にして熱転写シートを作製した。
製造例1で製造したポリアミド樹脂 8.0部
製造例2で製造したシリコーン変性ポリアミド樹脂 72.0部
エトキシ化アルコール変性ワックス(商品名ユニトックス750、東洋ペトロライト社製) 20.0部
実施例13
下記の配合に従って各材料を混合し、混合して得られたものをメタノール/エタノール=1/1で固形分20%になるように調整、攪拌した後に、ペイントシェーカーで1時間分散処理を行い、耐熱滑性層用塗工液を得た。この耐熱滑性層用塗工液を使用した点以外は、実施例1と同様にして熱転写シートを作製した。
製造例1で製造したポリアミド樹脂 60.0部
製造例2で製造したシリコーン変性ポリアミド樹脂 20.0部
エトキシ化アルコール変性ワックス(商品名ユニトックス750、東洋ペトロライト社製) 10.0部
金属石鹸(ステアリン酸亜鉛、商品名SZ−PF、堺化学工業社製) 10.0部
実施例14
下記の配合に従って各材料を混合し、混合して得られたものをメタノール/エタノール=1/1で固形分20%になるように調整、攪拌した後に、ペイントシェーカーで1時間分散処理を行い、耐熱滑性層用塗工液を得た。この耐熱滑性層用塗工液を使用した点以外は、実施例1と同様にして熱転写シートを作製した。
製造例1で製造したポリアミド樹脂 60.0部
製造例2で製造したシリコーン変性ポリアミド樹脂 20.0部
エトキシ化アルコール変性ワックス(商品名ユニトックス420、東洋ペトロライト社製) 20.0部
実施例15
下記の配合に従って各材料を混合し、混合して得られたものをメタノール/エタノール=1/1で固形分20%になるように調整、攪拌した後に、ペイントシェーカーで1時間分散処理を行い、耐熱滑性層用塗工液を得た。この耐熱滑性層用塗工液を使用した点以外は、実施例1と同様にして熱転写シートを作製した。
製造例1で製造したポリアミド樹脂 60.0部
製造例2で製造したシリコーン変性ポリアミド樹脂 20.0部
エトキシ化アルコール変性ワックス(商品名ユニトックス490、東洋ペトロライト社製) 20.0部
実施例16
下記の配合に従って各材料を混合し、混合して得られたものをメタノール/エタノール=1/1で固形分20%になるように調整、攪拌した後に、ペイントシェーカーで1時間分散処理を行い、耐熱滑性層用塗工液を得た。この耐熱滑性層用塗工液を使用した点以外は、実施例1と同様にして熱転写シートを作製した。
製造例1で製造したポリアミド樹脂 60.0部
製造例2で製造したシリコーン変性ポリアミド樹脂 20.0部
エトキシ化アルコール変性ワックス(商品名ユニトックス750、東洋ペトロライト社製) 10.0部
直鎖型ポリエチレンワックス(商品名ポリワックス3000、数平均分子量3000、東洋ペトロライト社製) 10.0部
実施例17
下記の配合に従って各材料を混合し、混合して得られたものをメタノール/エタノール=1/1で固形分20%になるように調整、攪拌した後に、ペイントシェーカーで1時間分散処理を行い、耐熱滑性層用塗工液を得た。この耐熱滑性層用塗工液を使用した点以外は、実施例1と同様にして熱転写シートを作製した。
製造例1で製造したポリアミド樹脂 60.0部
製造例2で製造したシリコーン変性ポリアミド樹脂 20.0部
エトキシ化アルコール変性ワックス(商品名ユニトックス750、東洋ペトロライト社製) 10.0部
直鎖型ポリエチレンワックス(商品名ポリワックス2000、数平均分子量2000、東洋ペトロライト社製) 10.0部
実施例18
下記の配合に従って各材料を混合し、混合して得られたものをメタノール/エタノール=1/1で固形分20%になるように調整、攪拌した後に、ペイントシェーカーで1時間分散処理を行い、耐熱滑性層用塗工液を得た。この耐熱滑性層用塗工液を使用した点以外は、実施例1と同様にして熱転写シートを作製した。
製造例1で製造したポリアミド樹脂 60.0部
製造例2で製造したシリコーン変性ポリアミド樹脂 20.0部
エトキシ化アルコール変性ワックス(商品名ユニトックス750、東洋ペトロライト社製) 10.0部
直鎖型ポリエチレンワックス(商品名ポリワックス1000、数平均分子量1000、東洋ペトロライト社製) 10.0部
実施例19
下記の配合に従って各材料を混合し、混合して得られたものをメタノール/エタノール=1/1で固形分20%になるように調整、攪拌した後に、ペイントシェーカーで1時間分散処理を行い、耐熱滑性層用塗工液を得た。この耐熱滑性層用塗工液を使用した点以外は、実施例1と同様にして熱転写シートを作製した。
製造例1で製造したポリアミド樹脂 60.0部
製造例2で製造したシリコーン変性ポリアミド樹脂 20.0部
エトキシ化アルコール変性ワックス(商品名ユニトックス750、東洋ペトロライト社製) 10.0部
直鎖型ポリエチレンワックス(商品名ポリワックス850、数平均分子量850、東洋ペトロライト社製) 10.0部
実施例20
下記の配合に従って各材料を混合し、混合して得られたものをメタノール/エタノール=1/1で固形分20%になるように調整、攪拌した後に、ペイントシェーカーで1時間分散処理を行い、耐熱滑性層用塗工液を得た。この耐熱滑性層用塗工液を使用した点以外は、実施例1と同様にして熱転写シートを作製した。
製造例1で製造したポリアミド樹脂 60.0部
製造例2で製造したシリコーン変性ポリアミド樹脂 20.0部
エトキシ化アルコール変性ワックス(商品名ユニトックス750、東洋ペトロライト社製) 10.0部
分岐鎖ポリエチレンワックス(商品名ペトロライトEP−1100、数平均分子量1100、東洋ペトロライト社製) 10.0部
実施例21
下記の配合に従って各材料を混合し、混合して得られたものをメタノール/エタノール=1/1で固形分20%になるように調整、攪拌した後に、ペイントシェーカーで1時間分散処理を行い、耐熱滑性層用塗工液を得た。この耐熱滑性層用塗工液を使用した点以外は、実施例1と同様にして熱転写シートを作製した。
製造例1で製造したポリアミド樹脂 65.0部
製造例2で製造したシリコーン変性ポリアミド樹脂 25.0部
エトキシ化アルコール変性ワックス(商品名ユニトックス750、東洋ペトロライト社製) 10.0部
実施例22
下記の配合に従って各材料を混合し、混合して得られたものをメタノール/エタノール=1/1で固形分20%になるように調整、攪拌した後に、ペイントシェーカーで1時間分散処理を行い、耐熱滑性層用塗工液を得た。この耐熱滑性層用塗工液を使用した点以外は、実施例1と同様にして熱転写シートを作製した。
製造例1で製造したポリアミド樹脂 64.5部
製造例2で製造したシリコーン変性ポリアミド樹脂 24.5部
エトキシ化アルコール変性ワックス(商品名ユニトックス750、東洋ペトロライト社製) 10.0部
直鎖型ポリエチレンワックス(商品名ポリワックス3000、数平均分子量3000、東洋ペトロライト社製) 1.0部
実施例23
下記の配合に従って各材料を混合し、混合して得られたものをメタノール/エタノール=1/1で固形分20%になるように調整、攪拌した後に、ペイントシェーカーで1時間分散処理を行い、耐熱滑性層用塗工液を得た。この耐熱滑性層用塗工液を使用した点以外は、実施例1と同様にして熱転写シートを作製した。
製造例1で製造したポリアミド樹脂 62.5部
製造例2で製造したシリコーン変性ポリアミド樹脂 22.5部
エトキシ化アルコール変性ワックス(商品名ユニトックス750、東洋ペトロライト社製) 10.0部
直鎖型ポリエチレンワックス(商品名ポリワックス3000、数平均分子量3000、東洋ペトロライト社製) 5.0部
実施例24
下記の配合に従って各材料を混合し、混合して得られたものをメタノール/エタノール=1/1で固形分20%になるように調整、攪拌した後に、ペイントシェーカーで1時間分散処理を行い、耐熱滑性層用塗工液を得た。この耐熱滑性層用塗工液を使用した点以外は、実施例1と同様にして熱転写シートを作製した。
製造例1で製造したポリアミド樹脂 30.0部
製造例2で製造したシリコーン変性ポリアミド樹脂 10.0部
エトキシ化アルコール変性ワックス(商品名ユニトックス750、東洋ペトロライト社製) 10.0部
直鎖型ポリエチレンワックス(商品名ポリワックス3000、数平均分子量3000、東洋ペトロライト社製) 50.0部
実施例25
下記の配合に従って各材料を混合し、混合して得られたものをメタノール/エタノール=1/1で固形分20%になるように調整、攪拌した後に、ペイントシェーカーで1時間分散処理を行い、耐熱滑性層用塗工液を得た。この耐熱滑性層用塗工液を使用した点以外は、実施例1と同様にして熱転写シートを作製した。
製造例1で製造したポリアミド樹脂 22.5部
製造例2で製造したシリコーン変性ポリアミド樹脂 7.5部
エトキシ化アルコール変性ワックス(商品名ユニトックス750、東洋ペトロライト社製) 10.0部
直鎖型ポリエチレンワックス(商品名ポリワックス3000、数平均分子量3000、東洋ペトロライト社製) 60.0部
比較例1
下記の配合に従って各材料を混合し、混合して得られたものをトルエン/エタノール=1/1で固形分20%になるように調整、攪拌した後に、ペイントシェーカーで1時間分散処理を行い、耐熱滑性層用塗工液を得た以外は、実施例1と同様にして耐熱滑性層を形成し、熱転写シートを作製した。
ポリアミドイミド樹脂(商品名HR−15ET、東洋紡績社製) 60.0部
ポリアミドイミドシリコーン樹脂(商品名HR−14ET、東洋紡績社製) 20.0部
エトキシ化アルコール変性ワックス(商品名ユニトックス750、東洋ペトロライト社製) 20.0部
比較例2
下記の配合に従って各材料を混合し、混合して得られたものをトルエン/メチルエチルケトン=1/1で固形分20%になるように調整、攪拌した後に、ペイントシェーカーで1時間分散処理を行い、耐熱滑性層用塗工液を得た以外は、実施例1と同様にして耐熱滑性層を形成し、熱転写シートを作製した。
ブチラール樹脂(商品名エスレックBX−1、積水化学工業社製) 60.0部
シリコーン変性ブチラール樹脂(商品名ダイアロマーSP−712、大日精化工業社製)
20.0部
エトキシ化アルコール変性ワックス(商品名ユニトックス750、東洋ペトロライト社製) 20.0部
比較例3
下記の配合に従って各材料を混合し、混合して得られたものをトルエン/メチルエチルケトン=1/1で固形分20%になるように調整、攪拌した後に、ペイントシェーカーで1時間分散処理を行い、耐熱滑性層用塗工液を得た以外は、実施例1と同様にして耐熱滑性層を形成し、熱転写シートを作製した。
アクリル樹脂(商品名ダイヤナールBR−85、三菱レイヨン社製) 60.0部
シリコーン変性アクリル樹脂(商品名サイマックUS−270、東亜合成社製)
20.0部
エトキシ化アルコール変性ワックス(商品名ユニトックス750、東洋ペトロライト社製) 20.0部
比較例4
下記の配合に従って各材料を混合し、混合して得られたものをメタノール/エタノール=1/1で固形分20%になるように調整、攪拌した後に、ペイントシェーカーで1時間分散処理を行い、耐熱滑性層用塗工液を得た。この耐熱滑性層用塗工液を使用した点以外は、実施例1と同様にして熱転写シートを作製した。
製造例1で製造したポリアミド樹脂 60.0部
製造例2で製造したシリコーン変性ポリアミド樹脂 20.0部
低分子量ポリエチレン(商品名ポリワックス400、東洋ペトロライト社製)20.0部
比較例5
下記の配合に従って各材料を混合し、混合して得られたものをメタノール/エタノール=1/1で固形分20%になるように調整、攪拌した後に、ペイントシェーカーで1時間分散処理を行い、耐熱滑性層用塗工液を得た。この耐熱滑性層用塗工液を使用した点以外は、実施例1と同様にして熱転写シートを作製した。
製造例1で製造したポリアミド樹脂 60.0部
製造例2で製造したシリコーン変性ポリアミド樹脂 20.0部
脂肪酸(ステアリン酸、日本精化社製) 20.0部
比較例6
下記の配合に従って各材料を混合し、混合して得られたものをメタノール/エタノール=1/1で固形分20%になるように調整、攪拌した後に、ペイントシェーカーで1時間分散処理を行い、耐熱滑性層用塗工液を得た。この耐熱滑性層用塗工液を使用した点以外は、実施例1と同様にして熱転写シートを作製した。
製造例1で製造したポリアミド樹脂 60.0部
製造例2で製造したシリコーン変性ポリアミド樹脂 20.0部
脂肪酸アミド(ステアリン酸アマイド)(商品名脂肪酸アマイドS、花王社製)
20.0部
比較例7
下記の配合に従って各材料を混合し、混合して得られたものをメタノール/エタノール=1/1で固形分20%になるように調整、攪拌した後に、ペイントシェーカーで1時間分散処理を行い、耐熱滑性層用塗工液を得た。この耐熱滑性層用塗工液を使用した点以外は、実施例1と同様にして熱転写シートを作製した。
製造例1で製造したポリアミド樹脂 60.0部
製造例2で製造したシリコーン変性ポリアミド樹脂 20.0部
脂肪酸アマイド(オレイン酸アマイド)(商品名脂肪酸アマイドO−N、花王社製)
20.0部
比較例8
下記の配合に従って各材料を混合し、混合して得られたものをメタノール/エタノール=1/1で固形分20%になるように調整、攪拌した後に、ペイントシェーカーで1時間分散処理を行い、耐熱滑性層用塗工液を得た。この耐熱滑性層用塗工液を使用した点以外は、実施例1と同様にして熱転写シートを作製した。
製造例1で製造したポリアミド樹脂 60.0部
製造例2で製造したシリコーン変性ポリアミド樹脂 20.0部
金属石鹸(ステアリン酸亜鉛)(商品名SZ−PF、堺化学工業社製) 20.0部
比較例9
下記の配合に従って各材料を混合し、混合して得られたものをメタノール/エタノール=1/1で固形分20%になるように調整、攪拌した後に、ペイントシェーカーで1時間分散処理を行い、耐熱滑性層用塗工液を得た。この耐熱滑性層用塗工液を使用した点以外は、実施例1と同様にして熱転写シートを作製した。
製造例1で製造したポリアミド樹脂 60.0部
製造例2で製造したシリコーン変性ポリアミド樹脂 20.0部
脂肪酸エステル(ステアリルステレート)(商品名エキセパールSS、花王社製)
20.0部
上述の実施例1〜15及び比較例1〜9の各熱転写シートについて、下記の方法にて評価を行った。結果を表1に示す。
(耐熱性及び滑性)
上記の各熱転写シートを、三菱電機社製昇華型プリンターCP9000D用熱転写受像シートと組み合わせ、以下の条件で印画時の動摩擦係数を測定し、下記の評価を行った。なお、印画及び動摩擦係数の測定には、特開2003−300388号公報で記載されている摩擦力測定機能付熱転写プリンターを使用した。
サーマルヘッド:東芝ホクト電子社製サーマルヘッド、ヘッド抵抗値6549Ω
ライン速度:1ms/Line
パルスデューティ:90%
印加電圧:29.00V
印圧:40N
<最高印画階調値>
上記の条件で、階調値を5刻みに変更してベタパターンを印画し、シワやスティッキング、耐熱滑性層のかき取られ等の不具合が発生するよりも1つ弱いエネルギーを最高印画階調値とし、各熱転写シートの印画性能を下記の基準にて評価した。
○:最高印画階調値が255である
△:最高印画階調値が230以上254以下である
×:最高印画階調値が229以下である
なお、印画データの階調値は、255階調が100%ベタに相当するものとし、印画時の階調値を255で割った割合が最大印加エネルギーに対するそのパターンの印加エネルギーである(例えば、印画時の階調値が210階調であれば、210/255=0.823、即ち、82%ベタということとなる)。従って、最高印画階調値が高いほど、高い印加エネルギーに耐えられるといえる。結果を表1に示す。
<摩擦力>
また、上記の最高印画階調値のベタバターンと、128/255階調(グレー)のベタパターン印画を行い、動摩擦係数が0.4未満のものを◎、0.4以上0.5未満のものを○、0.5以上のものを△とした。
なお、表1中の「高濃度部」は最高印画階調値のベタパターンで印画したものを表し、「中間濃度部」は128/255階調のベタパターンで印画したものを表す。
(尾引き)
上記の各熱転写シートを、三菱電機社製昇華プリンターCP9550Dでベタパターンとハーフグレーの連続パターンを印画し、尾引きによる印画不良の発生の有無を目視にて観察し、下記の基準において評価した。
○:尾引きの発生なし
×:尾引きの発生あり
Figure 2010100027
表1より、本発明の熱転写シートは、耐熱性、滑性に優れるものであり、かつ、尾引きが発生しないものであった。
また、実施例16〜25の熱転写シートについて、印加電圧を「29.00V」から、「31.00V」に変更した以外は、上述の方法と同様にして、最高印画階調値、摩擦力を測定して耐熱性及び滑性を評価し、尾引きも同様に評価した。結果を表2に示す。
Figure 2010100027
表2より、耐熱滑性層に、エトキシ化アルコール変性ワックスに加え、特定の直鎖型ポリエチレンワックスを特定量添加すると、印加電圧を高くした、より厳しい測定条件においても、耐熱性、滑性及び尾引きについて優れた熱転写シートが得られることがわかった。なお、実施例25は、耐熱性の評価が「×」となっているが、実施例25の熱転写シートを印加電圧29.00Vの条件で同様に評価すると、耐熱性の評価は「△」であった。
本発明の熱転写シートは、高速印画用熱転写シートとして好適に使用することができる。

Claims (6)

  1. 基材の一方の面に色材層を有し、前記基材の他方の面に耐熱滑性層を有する熱転写シートであって、
    前記耐熱滑性層は、ポリアミド樹脂、シリコーン変性ポリアミド樹脂、及び、エトキシ化アルコール変性ワックスを含有する
    ことを特徴とする熱転写シート。
  2. ポリアミド樹脂とシリコーン変性ポリアミド樹脂との混合比(ポリアミド樹脂/シリコーン変性ポリアミド樹脂)は、固形分質量比で1/5〜10/1である請求項1記載の熱転写シート。
  3. エトキシ化アルコール変性ワックスの含有量は、耐熱滑性層中3〜50質量%である請求項1又は2記載の熱転写シート。
  4. 耐熱滑性層は、更に数平均分子量1000以上の直鎖型ポリエチレンワックスを含有する請求項1、2又は3記載の熱転写シート。
  5. 数平均分子量1000以上の直鎖型ポリエチレンワックスの含有量は、耐熱滑性層中1〜50質量%である請求項4記載の熱転写シート。
  6. 耐熱滑性層は、更に金属石鹸を含む請求項1、2、3、4又は5記載の熱転写シート。
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