JP2014103898A - 温室用カーテン寄せ部材及び温室用カーテン開閉機構 - Google Patents

温室用カーテン寄せ部材及び温室用カーテン開閉機構 Download PDF

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Abstract

【課題】他の部材との接触する部位においても寄せ具が取り付けられ、カーテンを寄せ集める際に取り残される部分を減らす。
【解決手段】寄せ具20が、固定張り500に接触すると、起立姿勢から倒れる方向に回動して傾倒姿勢となり、固定張り500から離間すると傾倒姿勢から起立方向に回動して起立姿勢となる構成である。従って、カーテンを閉じる際に、先導パイプ200の移動方向終点付近にプラスチックフィルム等の固定張り500が張られている場合、固定張り400に接触すると寄せ具20は傾倒するため、寄せ具20が固定張りに引っかからず、先導パイプ200に牽引されるカーテンが固定張りに重なる範囲まで閉じることが可能になる。固定張りを、棚線上に配置することができ、固定張りの取り付け構造を簡易化できると共に、固定張りとカーテンとの垂直方向の隙間が小さくできる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、温室内において所定高さに配置されるカーテンを開閉して、温室内上方空間を仕切り、保温効果、遮光効果などを得るために用いられる温室用カーテン寄せ部材及び温室用カーテン開閉機構に関する。
特許文献1及び2には、プラスチックフィルム等からなる保温用、遮光用のカーテンを、温室内の上方空間に配置し、これを開閉することにより、室内温度等を調整する温室用カーテン開閉機構が開示されている。カーテンは、通常、基端縁が固定され、その反対側の端縁(先端縁)に先導パイプが連結され、カーテンの開閉方向に沿って配設した駆動ロープをこの先導パイプに連結して、駆動ロープの駆動によって先導パイプを移動させてカーテンを開閉する。すなわち、カーテンを閉じる際には、先導パイプでカーテンを牽引して展開し、カーテンを開ける際には、逆方向に先導パイプを移動して、カーテンを押すように寄せ集めていき開放する。
カーテンを寄せ集める際、円滑に寄せ集められるように、先導パイプには、温室用カーテン寄せ部材が取り付けられている。温室用カーテン寄せ部材は、カーテンが駆動ロープに対して上方に位置するか下方に位置するかによって、先導パイプから上方向又は下方向に突出するように設けられる寄せ具を備えており、この寄せ具によって、先導パイプの移動方向後方にカーテンの一部が取り残されないように寄せ集められていく。
特許文献3は、例えば、その図1〜図3に示されているように、妻面側から見た屋根部の形状が山形の温室において、温室の一方の側面付近に一方のカーテンの基端縁を固定し、先導パイプに先端縁を連結し、先導パイプが該一方の側面付近と温室の頂部付近との間で移動することで該一方のカーテンが開閉し、同様に、温室の他方の側面付近に他方のカーテンの基端縁を固定し、先導パイプに先端縁を連結し、先導パイプが該他方の側面付近と上記した温室の頂部付近との間で移動することで該他方のカーテンが開閉するようにしたものもある。特許文献3に開示された温室用カーテン開閉機構は、各カーテンの先端縁が、温室の頂部付近に向かうと閉鎖し、逆方向に向かうと開放するいわゆる2枚張りタイプのものであるが、このようなタイプにおいても、先導パイプには寄せ具を備えた温室用カーテン寄せ部材が取り付けられている。
特開平10−304780号公報 特開2002−238370号公報 特開2008−29314号公報
特許文献3に示されているように、カーテンを閉じる際の先導パイプの移動方向終点付近には、プラスチックフィルム等が固定状態で張られてなる固定張りが設けられている。特許文献3の場合、温室の頂部付近の所定の高さの位置に固定張りが設けられ、カーテンを閉じる際、先導パイプがその下方位置に至るまで移動するようになっている。これにより、固定張りとカーテンとが重なるため、平面的な位置関係では密閉性が高まる。
しかし、固定張りとカーテンとが垂直方向に距離があるとその隙間で密閉性が損なわれる。そのため、特許文献3の図2及び図3に示した態様では、固定張りの端縁付近を下方に垂れ下げ、垂直方向の隙間を防止している。固定張りとカーテンとを垂直方向に接近させすぎると、温室用カーテン寄せ部材の寄せ具が邪魔になる。そのため、固定張りの取り付け手段にこのような工夫が必要となる。
また、温室には、カーテンの下面側を支持するための棚線が張られているが、固定張りをこの棚線上に取り付ける部位もある。この場合、特許文献3の図2及び図3に示したような固定張りの取り付け手段よりも簡易に固定張りを設けることができ、しかも、カーテンと固定張りの垂直方向の隙間をより小さくできる。しかし、このようにして固定張りを配設した場合、カーテンを閉じていくと、温室用カーテン寄せ部材の寄せ具が固定張りに接触するため、接触位置に設けられた寄せ具を取り外す必要がある。寄せ具を取り外した場合、カーテンを開く際には、その位置に対応するカーテンが寄せ集められず、カーテンの一部が移動方向の後方に取り残される。その結果、カーテン開放時においてこの取り残された部分によって影が生じ、採光性に影響がでる。
これらの点について、特許文献1及び2には固定張りについて詳細な説明はないが、同様の問題がある。また、固定張りに限らず、寄せ具と接触する何らかの部材が存在する場合にも、寄せ具を設けられないため、同様の問題がある。
本発明は上記に鑑みなされたものであり、他の部材との接触する部位においても寄せ具が取り付けられ、寄せ集める際に取り残される部分を減らすことができ、カーテン開放時における採光性を高めることができると共に、固定張りの取り付けを簡易化でき、カーテン閉鎖時における密閉性、保温性を高めることができる温室用カーテン寄せ部材及び該温室用カーテン寄せ部材を有する温室用カーテン開閉機構を提供することを課題とする。
上記した課題を解決するため、本発明の温室用カーテン寄せ部材は、温室内に配設されるカーテンに連結され、前記カーテンを開閉する先導パイプに取り付けられる温室用カーテン寄せ部材であって、前記先導パイプに取り付けられる取付部と、前記先導パイプが前記カーテンを牽引する方向に移動していく際、他の部材に接触すると、前記取付部に対して起立した起立姿勢から傾倒して傾倒姿勢となり、前記先導パイプが前記カーテンを押す方向に移動する際、前記他の部材から離間すると前記傾倒姿勢から前記起立姿勢となるように支持された寄せ具とを有してなることを特徴とする。
前記寄せ具は、基部が前記取付部に回転自在に取り付けられた所定長さの部材からなり、前記取付部に、前記寄せ具が起立姿勢となる際の起立角度を規制するストッパが設けられていることが好ましい。前記寄せ具は、前記取付部に、起立姿勢となった際に前記基部と反対側に位置する先端部が下側となるように取り付けられていることが好ましい。前記寄せ具は、略U字状に加工された金属製の線状部材からなり、その各端部が前記基部を構成し、略円弧状に曲成された部位が前記先端部を構成し、前記端部の少なくとも一方が、前記取付部に形成された貫通孔に遊挿されて軸支されている構成とすることができる。前記取付部は、前記先導パイプを駆動ロープに係合させる駆動ロープ係合部を有している構成とすることができる。
また、本発明の温室用カーテン開閉機構は、温室内に開閉可能に設けられるカーテンと、前記カーテンの開閉方向に沿って配設される駆動ロープと、前記駆動ロープに連結され、前記カーテン部材の端縁に設けられる先導パイプと、前記先導パイプに取り付けられ、前記先導パイプが前記カーテンを押す方向に移動する際に、前記カーテンを寄せ集めていく温室用カーテン寄せ部材と、前記駆動ロープの下方において前記温室内に張設され、前記カーテンを所定高さで保持するための棚線と、前記駆動ロープと前記棚線との間であって、前記カーテンの閉鎖方向の終点付近に配設され、前記カーテンの閉鎖時に前記カーテンに少なくとも一部が重なる固定張りとを備えてなり、前記温室用カーテン寄せ部材として、前記カーテンの閉鎖方向に前記先導パイプが移動し、前記固定張りに接触すると、起立姿勢から傾倒姿勢へと姿勢変化し、開放方向に前記先導パイプが移動して前記固定張りとの接触が解除されると、傾倒姿勢から起立姿勢へと姿勢変化する寄せ具を有するものが用いられることを特徴とする
本発明の温室用カーテン寄せ部材は、寄せ具が、他の部材に接触すると、起立姿勢から倒れる方向に回動して傾倒姿勢となり、他の部材から離間すると傾倒姿勢から起立方向に回動して起立姿勢となる構成である。従って、カーテンを閉じる際に、先導パイプの移動方向終点付近にプラスチックフィルム等の固定張りが張られている場合、固定張りに接触すると寄せ具は傾倒するため、寄せ具が固定張りに引っかからず、先導パイプに牽引されるカーテンが固定張りに重なる範囲まで閉じることが可能になる。そのため、固定張りを、棚線上に配置することができ、固定張りの取り付け構造を簡易化できると共に、固定張りとカーテンとの垂直方向の隙間が小さくなり、カーテン閉鎖時における密閉性、保温性を高めることができる。
その一方、カーテンを開放する際は、固定張りとの接触がなくなる範囲まで移動すると、寄せ具が起立姿勢となるため、カーテンを円滑に寄せ集めることができる。寄せ具は、カーテンを閉じる際には傾倒姿勢になって、固定張りとの干渉がなくなるため、先導パイプにおいて必要な箇所に取り付けることができ、従来よりも、カーテンを寄せ集める際に取り残される部分が減少し、カーテン開放時における採光性を高めることができる。
図1は、本発明の一の実施形態に係る温室用カーテン開閉機構及び温室用カーテン寄せ部材を示した概略斜視図である。 図2は、上記実施形態の温室用カーテン寄せ部材を説明するための分解斜視図である。 図3は、上記実施形態の温室用カーテン開閉機構を採用した温室の概略構成を示した図である。 図4は、上記実施形態に係る温室用カーテン開閉機構及び温室用カーテン寄せ部材の作用を説明するための図であって、寄せ具が起立姿勢の状態を示した図である。 図5は、上記実施形態に係る温室用カーテン開閉機構及び温室用カーテン寄せ部材の作用を説明するための図であって、寄せ具が傾倒姿勢の状態を示した図である。
以下、図面に示した実施形態に基づき本発明をさらに詳細に説明する。図1〜図5は、本発明の一の実施形態に係る温室用カーテン寄せ部材1を説明するための図である。
温室用カーテン寄せ部材1は、取付部10と寄せ具20を有して構成される。取付部10は、温室内に配設されるカーテン100の先端縁に連結される先導パイプ200に取り付けられる。取付部10はさらに、環状部11と駆動ロープ係合部12とを有している。環状部11は、先導パイプ200の周囲に取り付け可能な径を有しており、カーテン100の先端縁が先導パイプ200に巻き付けられた状態の外周を取り囲むように取り付けられる。駆動ロープ係合部12は、図に示したものでは、環状部11に対して略直交する方向に突出する位置に、環状部11と一体に設けられている。駆動ロープ係合部12は、二分割される2つの挟持片12a,12aを備え、この挟持片12a,12a間に、カーテン100の開閉方向に張設された駆動ロープ300を挟持する構成である。
寄せ具20は、取付部10に対して上下いずれかの方向に突出する起立姿勢をとり得るように設けられる。本実施形態では、寄せ具20は、金属製の線状部材を正面から見て略U字状に加工してなり、その一方の端部20aを取付部10に回動可能に取り付けている。具体的には、取付部10の駆動ロープ係合部12において、駆動ロープ300を挟持する部位の下方であって、環状部11に隣接した下方壁部12bに、その厚み方向に貫通させた貫通孔12cを設け、寄せ具20の一方の端部20aを横方向に折り曲げ、貫通孔12cに挿通されている。一方の端部20aは貫通孔12cを貫通後、他方の端部20bを折り曲げるなどして両者を係合させ、抜けないように構成される。寄せ具20は、側面視で、端部20a,20b付近が若干手前方向(環状部11から離間する方向)に折り曲げられ、その角部20c付近が環状部11の外面に接するように設けられている。すなわち、寄せ具20を環状部11方向に倒そうとすると、角部20c付近が環状部11の外面に当接し、それ以上の傾倒が規制される。つまり、環状部11の外面は寄せ具20の環状部11方向に傾倒して起立する際の起立角度を規制するストッパとなっている。本実施形態では、寄せ具20の角部20c付近が環状部11の外面に当接した状態で、取付部10(より正確には、取付部10に挟持される駆動ロープ300の張設方向)に対して略90度起立した位置となるように設定される。
また、寄せ具20を構成する線状部材の外径は、貫通孔12cの内径よりも小さいものが用いられる。従って、一方の端部20aは、貫通孔12cに遊挿されることになり、寄せ具20は、一方の端部20aを基部(支軸)として、取付部10に対して、図の手前方向(図1のX方向)に傾倒可能である一方、上記したように環状部11に接近するように倒れる方向(図1のY方向)には該環状部11の外面(ストッパ)に当接する角度までしか傾倒しない回動角度で設定される。本実施形態では、支軸として機能する一方の端部(基部)20aが貫通孔12cに遊挿されているため、取付部10に対して寄せ具20が下側に位置するように配設すると、寄せ具20は何ら規制のない場合には、自由落下により起立姿勢となる。そのため本実施形態では、寄せ具20が取付部10の下側に位置するように先導パイプ200及び駆動ロープ300に取り付けられる。
次に、本実施形態に係る温室用カーテン寄せ部材1の作用を説明する。
例えば、温室用カーテン開閉機構が、図3に示したように、温室内の幅方向に、頂部を中心として山形に掛け渡された棚線400と、この棚線400上を、それぞれ温室の側部側から頂部側へと移動するように張られ、温室の上方空間を開閉する左右一対のカーテン100と、各カーテン100の先端縁に取り付けられる先導パイプ200と、各カーテン100の開閉方向である棚線400に沿って張設された駆動ロープ300とを有し、さらに、棚線400の一端部付近に張られて固定されたプラスチックフィルムからなる固定張り500を有するものとする。なお、駆動ロープ300は、棚線400よりも上方に配置されている。
先導パイプ200には、図1に示したように、カーテン100の先端縁が巻き付けられ、さらにその外方から、本実施形態の温室用カーテン寄せ部材1における取付部10の環状部11が装着されている。温室用カーテン寄せ部材1の駆動ロープ係合部12には、駆動ロープ300が挟持されている。この際、寄せ具20の略U字状の円弧部である先端部20dが下側となるように、すなわち、棚線400上の固定張り500と、駆動ロープ300の位置に対して同側となる向きで取り付けられる(図4参照)。また、寄せ具20の傾倒方向が、カーテン100を閉鎖する方向に移動する際の移動方向に対して後方(図1のX方向)に回動して傾倒する向きとなるように取り付けられる。
先導パイプ200が温室の最も側部寄りに位置しており、カーテン100が全開になっている状態から閉じる場合、駆動ロープ300を駆動して、先導パイプ200を棚線400に沿って温室の頂部方向に向かうように移動させていく。先導パイプ200が移動していくと、カーテン100が牽引されて展開されていく。このとき温室用カーテン寄せ部材1の寄せ具20は、自由落下により、取付部10に対して下方に垂れ下がった状態となっている。先導パイプ200は、駆動ロープ300に連結されているため、棚線400の上方を通過していくが、カーテン100のうち、先導パイプ200に連結されている先端縁よりも後方の部位は、重力により棚線400に接しながら展開されていく。
先導パイプ200がさらに移動し、カーテン100の閉鎖動作の終点付近に至ると、先導パイプ200は、棚線400より上方の駆動ロープ300に連結されているため、固定フィルム500の端縁の上方を通過しようとするが、寄せ具200が下方に垂れ下がった状態であるため、寄せ具200が固定フィルム500の端縁に接触する。しかし、本実施形態では、寄せ具200が取付部10に対して進行方向後方に傾倒する構成であるため、固定フィルム500の端縁に接触すると、図5に示したように寄せ具200が進行方向後方に傾倒する。先導パイプ200がさらに固定フィルム500の上方を閉鎖方向に移動していくと、寄せ具200はさらに傾倒姿勢となり、カーテン100と固定フィルム500の間隙内を先導パイプ200と共に移動していく。カーテン100のうち、先導パイプ200よりも進行方向後方に位置する部位は、上記したように棚線400に接するように展開されていくため、先導パイプ200が固定フィルム500の上方を閉鎖方向に移動していくと、先導パイプ200よりも後方に位置するカーテン100の部位が固定フィルム500と接触する。そのため、カーテン100の閉鎖時において、平面視で固定フィルム500とカーテン100とが重なり張っている範囲で、垂直方向の隙間もほとんどなく、閉鎖時における密閉性、保温性が高い。
カーテン100の閉鎖状態から開放する場合には、駆動ロープ300を上記と逆方向に走行するように駆動する。これにより、先導パイプ200は、温室の側部に向かって移動していく。カーテン100の閉鎖時の終点では、上記のように、温室用カーテン寄せ部材1の寄せ具20は、先端部20d側が固定フィルム500の表面に接触して傾倒姿勢(図5に示した姿勢)となっている。しかし、先導パイプ200が温室の側部方向に移動していくと、寄せ具20に固定フィルム500が接触している範囲が徐々に小さくなり、寄せ具20は、端部20aを支点として先端部が略垂直下方向に位置するように回動し、起立姿勢(図4に示した姿勢)となる。
先導パイプ200が温室の側部方向に移動していくと、カーテン100は先導パイプ200に連結された先端縁側から次第に寄せ集められるようになり、寄せ集められた部分が増加するにつれ、先導パイプ200を乗り越えて、先導パイプ200の移動に遅れて後方に取り残されてしまう。このとき、本実施形態の温室用カーテン寄せ部材1は、固定フィルム500による規制がなくなると寄せ具20が起立姿勢(図4に示した姿勢)となる。起立姿勢となった寄せ具20は、先導パイプ200の直径よりも大きく下方に突出しているため、カーテン100を先端縁側から押しながら寄せ集めていく。従来、固定フィルム500が棚線400に固定され、駆動ロープ300に対して、固定フィルム500が下方に位置する場合、カーテン寄せ部材1の寄せ具20として下方に突出しているものは、閉鎖動作時において寄せ具20が固定フィルム500に接触して干渉してしまうため、このような固定フィルム500が張設されている位置に取り付けることはできなかった。そのため、その部分においてカーテン100を寄せ集めることができない場合があったが、本実施形態によれば、固定フィルム500と干渉する位置においても下方に突出する寄せ具20を設けることができるため、カーテン100の閉鎖時のおける密閉性、保温性を高めることができると共に、開放時には、カーテン100の一部が後方に取り残されるようなことなく寄せ集めることができる。
カーテン100が開放時の終点付近、すなわち、温室の側部付近に至った際、本実施形態では寄せ具20が先導パイプ200の長手方向に沿って必要な箇所に設けられているため、カーテン100を後方に取り残すことなく開放でき、全開時において影が生じる面積を小さくすることができ、採光性を高めることができる。
なお、上記実施形態では、寄せ具20として金属製の線状部材を用いているが、合成樹脂製であってもよく、また、線状のものに限らず、棒状のものの基部を取付部10に回動可能に支持するようにしてもよい。また、寄せ具20を取付部10に対して下方に回動して起立姿勢をとる構成としているが、バネ部材などを利用し、寄せ具20を上向きに起立するように設けることも可能である。この場合、寄せ具20が固定張り等に接触すると、バネの弾性に抗して寄せ具20が傾倒し、固定張り等との接触が解除されるとバネの弾性によって起立姿勢に変化するため、上記と同様の作用、効果が得られる。
また、上記実施形態の温室用カーテン寄せ部材1は、取付部10に駆動ロープ係合部12を設けているため、駆動ロープ300に係合させて配置しているが、隣接する駆動ロープ300,300が張られている間に位置する先導パイプ200上の部位に、上記温室用カーテン寄せ部材を設けることも可能である。さらに、上記実施形態では、寄せ具20が接触する他の部材として固定張りを例に挙げているが、これに限らず、2枚のカーテン部材が直接接触する構造における他方のカーテン部材やその他の部材であって、従来であれば寄せ具が干渉するため寄せ具を配設できなかった位置に、本発明の温室用カーテン寄せ部材を配設することで、上記と同様の作用、効果が得られる。
また、上記実施形態では、妻面側から見て屋根部が山型の温室に適用する場合について説明を行ったが、屋根部が略水平の平屋根の温室に適用することもできるし、カーテンが接近方向に向かって山型に張られる場合に限らず、水平に張られるものにも適用できる。
1 温室用カーテン寄せ部材
10 取付部
11 環状部
12 駆動ロープ係合部
20 寄せ具
100 カーテン
200 先導パイプ
300 駆動ロープ
400 棚線
500 固定張り

Claims (6)

  1. 温室内に配設されるカーテンに連結され、前記カーテンを開閉する先導パイプに取り付けられる温室用カーテン寄せ部材であって、
    前記先導パイプに取り付けられる取付部と、
    前記先導パイプが前記カーテンを牽引する方向に移動していく際、他の部材に接触すると、前記取付部に対して起立した起立姿勢から傾倒して傾倒姿勢となり、前記先導パイプが前記カーテンを押す方向に移動する際、前記他の部材から離間すると前記傾倒姿勢から前記起立姿勢となるように支持された寄せ具と
    を有してなることを特徴とする温室用カーテン寄せ部材。
  2. 前記寄せ具は、基部が前記取付部に回転自在に取り付けられた所定長さの部材からなり、前記取付部に、前記寄せ具が起立姿勢となる際の起立角度を規制するストッパが設けられている請求項1記載の温室用カーテン寄せ部材。
  3. 前記寄せ具は、前記取付部に、起立姿勢となった際に前記基部と反対側に位置する先端部が下側となるように取り付けられている請求項2記載の温室用カーテン寄せ部材。
  4. 前記寄せ具は、略U字状に加工された金属製の線状部材からなり、その各端部が前記基部を構成し、略円弧状に曲成された部位が前記先端部を構成し、前記端部の少なくとも一方が、前記取付部に形成された貫通孔に遊挿されて軸支されている請求項3記載の温室用カーテン寄せ部材。
  5. 前記取付部は、前記先導パイプを駆動ロープに係合させる駆動ロープ係合部を有している請求項1〜4のいずれか1に記載の温室用カーテン寄せ部材。
  6. 温室内に開閉可能に設けられるカーテンと、
    前記カーテンの開閉方向に沿って配設される駆動ロープと、
    前記駆動ロープに連結され、前記カーテン部材の端縁に設けられる先導パイプと、
    前記先導パイプに取り付けられ、前記先導パイプが前記カーテンを押す方向に移動する際に、前記カーテンを寄せ集めていく温室用カーテン寄せ部材と、
    前記駆動ロープの下方において前記温室内に張設され、前記カーテンを所定高さで保持するための棚線と、
    前記駆動ロープと前記棚線との間であって、前記カーテンの閉鎖方向の終点付近に配設され、前記カーテンの閉鎖時に前記カーテンに少なくとも一部が重なる固定張りと
    を備えてなり、
    前記温室用カーテン寄せ部材として、前記カーテンの閉鎖方向に前記先導パイプが移動し、前記固定張りに接触すると、起立姿勢から傾倒姿勢へと姿勢変化し、開放方向に前記先導パイプが移動して前記固定張りとの接触が解除されると、傾倒姿勢から起立姿勢へと姿勢変化する寄せ具を有するものが用いられることを特徴とする温室用カーテン開閉機構。
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