JP2002238370A - 温室用カーテン連結具及び温室用カーテンの誘導機構 - Google Patents

温室用カーテン連結具及び温室用カーテンの誘導機構

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 カーテンの熱収縮に伴う誘導パイプの蛇行を
防止する。 【解決手段】 カーテン8を誘導して開閉する誘導パイ
プ2の外面に長手方向に沿って長溝21を形成する。カ
ーテン連結具3は、誘導パイプ2の外径よりもその抱持
部31の内径を大きく形成し、カーテン8を誘導パイプ
2との間に保持した状態で、誘導パイプ2の長手方向に
摺動可能に設ける。また、長溝21に係合する線状突起
部32を設ける。これにより、カーテン8が熱収縮して
も、カーテン連結具3はこれに追随して移動するか、又
はカーテン8のみが移動するため、誘導パイプ2の蛇行
を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、温室に配設された
カーテンを開閉する誘導パイプに装着される温室用カー
テン連結具及び該カーテン連結具を用いた温室用カーテ
ンの誘導機構に関する。
【0002】
【従来の技術】温室内には、通常、プラスチックフィル
ムからなる遮光用、保温用等のカーテンが配設されてい
ると共に、このカーテンを開閉するための装置が配設さ
れている。この装置は、図7の構成図に即して説明する
と、例えば、温室Aの長手方向の側面に沿って張設した
サイド滑車部材10,11を取り付けるための取付用ワ
イヤ10a,11aと、該サイド滑車部材10,11に
掛け回され、温室Aの側面間に張設される走行ワイヤ1
2と、この走行ワイヤ12を駆動するため、該走行ワイ
ヤ12が掛け回されて配設され、駆動部として機能する
駆動用巻き取りドラム13と、を有して構成されてい
る。そして、カーテン14,15は、パイプ材やワイヤ
からなり、温室の幅方向略中央において長手方向に沿っ
て配設された中央支持部材16に一端縁が固定され、他
端縁が誘導パイプ17,18に固定されている。この誘
導パイプ17,18は走行ワイヤ12に連結部材を介し
て連結されているため、該カーテン14,15はこの誘
導パイプ17,18を介して走行ワイヤ12に連結され
ていることになり、走行ワイヤ12の走行に追随して該
カーテン14,15が開閉せしめられる。カーテン1
4,15は下棚ワイヤ19,20と上棚ワイヤ21,2
2との間に配設される。下棚ワイヤ19,20は、カー
テンが自重により温室内に垂れ下がることを防止するた
めに下面から支持するものであり、一端が取付用ワイヤ
10a,11aに、他端が中央支持部材16に固定され
て温室Aの長手方向に所定の間隔ごとに張設される。ま
た、上棚ワイヤ21,22は、カーテンの開閉時に生じ
る折り曲げひだや、風に煽られたカーテンが下棚ワイヤ
19,20から離れることを抑制するものであり、温室
Aの長手方向の側面に沿って張設されると共に、上記取
付用ワイヤ10a,11aよりも高所に配置された取付
用ワイヤ10b,11bに一端が固定され、他端が中央
支持部材16の上部に固定されるなどして温室Aの長手
方向に所定の間隔ごとに張設される。
【0003】このカーテン開閉装置において、誘導パイ
プ17,18とカーテン14,15とは、周面の一部が
軸方向に切り欠かれて開口された断面略筒状のパッカー
といわれる連結具により連結固定されている。すなわ
ち、誘導パイプ17,18にカーテン14,15の端縁
を巻き付けた後、その外周面から、上記パッカーの開口
部を押し広げるようにして嵌め込み、該パッカーの復元
力を利用して挟持するものである。上記通常のパッカー
は誘導パイプ17,18に沿って所定間隔ごとに複数配
設されるが、そのうちの一部、あるいはその総てに代え
て、例えば、実公昭61−19644号公報に示されて
いるような、連結具本体部から上下方向に突出する突出
片を有するものも用いられている。この突出片は、カー
テン開放時の寄せ残り防止部材として機能する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、いずれ
の連結具の場合も、嵌合時におけるそれ自身の弾性復元
力を利用してカーテンを固定するものであるため、緩く
てはその用をなさないことから、カーテンを強固に固定
するものである。従って、熱収縮によってプラスチック
フィルムからなるカーテンが縮むと誘導パイプが撓む。
特に誘導パイプを複数本連結して使用する場合には、蛇
行の程度が大きくなる。このような状態でカーテンを誘
導しても閉成時には隙間が生じ、開放時には未開放面積
が大きくなる。また、カーテンが幅方向に縮んだ場合に
は、誘導パイプに固定された部分が局部的に伸張してカ
ーテンの劣化を早めることになる。
【0005】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
り、カーテンを確実に連結できる一方で、カーテンを連
結した装着状態においても誘導パイプ上でのカーテンの
長手方向への移動を許容し、これによりカーテンの熱収
縮に追随した誘導パイプの蛇行を回避できる温室用カー
テン連結具及び該カーテン連結具を用いた温室用カーテ
ンの誘導機構を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】上記した課題を解決するため、本発明の温
室用カーテン連結具及び該カーテン連結具を用いた温室
用カーテンの誘導機構は、走行ワイヤの走行に伴って温
室内に配設されたカーテンを引っ張り又は寄せ集めるこ
とにより開閉する誘導パイプに対し、該カーテンを連結
するために用いられる温室用カーテン連結具であって、
前記誘導パイプに装着した際に、誘導パイプの外面に近
接可能な弾性を備え、前記カーテンを誘導パイプとの間
に挟んだ状態で保持可能であると共に、内径が前記誘導
パイプの外径よりも大きく、誘導パイプとの間に前記カ
ーテンを挟んだ状態で誘導パイプの長手方向に沿って摺
動可能な抱持部と、前記誘導パイプに略直交する方向に
働く引っ張り負荷に対し、カーテンの離脱を防止する離
脱防止部とを備えていることを特徴とする。
【0007】また、上記の誘導パイプの外面には、長手
方向に沿った長溝が形成されており、前記離脱防止部
が、この長溝に摺動可能に係合する、前記抱持部の内面
に突出形成された線状突起部から構成されることを特徴
とする前記の温室用カーテン連結具とすることができ
る。
【0008】さらに、上記の温室用カーテン連結具は、
前記抱持部の上部と下部のうちの少なくとも一方に、抱
持部の外方に向かって突出するように設けられ、カーテ
ンの寄せ残りを防止する寄せ残り防止具を備えて構成す
ることができる。
【0009】また、本発明の温室用カーテンの誘導機構
は、走行ワイヤの走行に伴って温室内に配設されたカー
テンを引っ張り又は寄せ集めることにより開閉する誘導
パイプと、該カーテンを誘導パイプに連結するために用
いられるカーテン連結具とを具備する温室用カーテンの
誘導機構であって、前記誘導パイプは、その外面に長手
方向に沿って形成された長溝を有してなり、前記カーテ
ン連結具は、前記誘導パイプに装着した際に、誘導パイ
プの外面に近接可能な弾性を備え、前記カーテンを誘導
パイプとの間に挟んだ状態で保持可能であると共に、内
径が前記誘導パイプの外径よりも大きく、誘導パイプと
の間に前記カーテンを挟んだ状態で誘導パイプの長手方
向に沿って摺動可能な抱持部と、前記誘導パイプの長溝
に摺動可能に係合し、誘導パイプに略直交する方向に働
く引っ張り負荷に対し、カーテンの離脱を防止する離脱
防止部として機能する、前記抱持部の内面に突出形成さ
れた線状突起部とを有してなることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した実施の形態に
基づき本発明をさらに詳細に説明する。図1は、本発明
の一の実施の形態にかかる温室用カーテン開閉装置のカ
ーテン誘導機構1を示す図であり、誘導パイプ2、カー
テン連結具3を有して構成されている。
【0011】誘導パイプ2は、図2に示すように、長手
方向に沿った長溝21,22を有する断面異形のパイプ
材から構成される。誘導パイプ2をこのような形状にし
たのは、本発明はカーテン連結具3により誘導パイプ2
にカーテンを連結したままの状態で、誘導パイプ2の長
手方向に摺動できるように構成したことを最大の特徴と
するものではあるが、同時に、誘導パイプ2からカーテ
ンが離脱することがないように保持する必要があるから
である。
【0012】具体的には、本実施の形態では、長手方向
に沿って、断面からみてパイプ中心よりもやや上方の対
向位置に形成された所定幅の長溝21,22を有し、こ
の長溝21,22を挟んでその上部に円弧部23と、そ
の下部に、底辺部に相当する部分が一部欠如している台
形部24を有する。かかる断面形状に形成された誘導パ
イプ2とカーテン連結具3の間に挟み込まれるカーテン
8は、誘導パイプ2の断面形状に沿って巻き込まれる。
即ち、後述するカーテン連結具3は、その内径が誘導パ
イプ2の外径よりもやや大きいが、該カーテン連結具3
を誘導パイプ2に装着することにより、長溝21,22
に沿ってカーテン8が折り込まれて係合する離脱防止部
として機能する線状突起部32を有しているため、カー
テン8の自重等により誘導パイプ2に対して略直交方向
に働く引っ張り負荷が生じても容易に離脱することはな
い構成となっている。但し、誘導パイプ2は、上記した
機能を果たせばよく、かかる形状に限定されるものでは
ない。例えば、長溝を備えた断面略円形に近い形状等で
あってもよい。
【0013】誘導パイプ2の外面に、長手方向に沿って
直線的に形成された所定幅の長溝21,22は、後述す
るカーテン連結具3の抱持部31内に設けられた線状突
起部32が係合し、これによりカーテン8の離脱を防止
すると共に、カーテン連結具3が誘導パイプ2上で摺動
する方向及び範囲を規制するものである。長溝21,2
2はかかる機能を果たすように形成されていればよく、
成形の容易さの点からは、図2(a)に示すように誘導
パイプ2の長手方向の一端から他端に至る全ての範囲に
設けることが好ましいが、所定の長さずつ複数に区分し
て部分的に設けてもよい。また、本実施の形態において
は、誘導パイプ2を連結して使用する場合に、連結する
複数の誘導パイプ2を左右逆に配設したとしてもカーテ
ン連結具2を常に同一方向から装着することが可能なよ
うに長溝21,22を左右対称に設けている。但し、こ
のような利便性に欠けることになるが、長溝21,22
をいずれか一方のみに設けた構成とすることもできる。
【0014】長溝21,22は、図2(b)のように略
コ字状の断面形状に形成される。かかる断面形状はU字
形状その他の形状であってもよいが、長手方向に対して
略直交する方向に働く引っ張り負荷が生じた場合のカー
テン8の外れにくさを考慮して任意に択される。また、
長溝21,22の幅についても同様に選択されるが、少
なくとも誘導パイプ2をカーテン連結具3により抱持し
てカーテン8を挟み込んだ状態で線状突起部32が係合
し、かつ、誘導パイプ3の長手方向に無理なく摺動する
ことを許容する大きさが必要となる。
【0015】カーテン連結具3は、図3(a)に示すよ
うに、一部に軸方向に沿って切り欠かれ、誘導パイプ2
への挿入口として機能する開口部31aを備え、誘導パ
イプ2の断面形状に近似した異形断面をもつと共に、誘
導パイプ2の外面に近接する弾性を発揮する抱持部31
を有し、抱持部31の内面には線状突起部32が形成さ
れる。素材は限定されるものではなく、例えば、ステン
レス等の金属や、硬質プラスチックを用いることができ
る。
【0016】抱持部31の形状は、より具体的には誘導
パイプ2の外形に対応させ、誘導パイプ2の円弧部31
と、台形部24の一方のテーパ部24bに対応するテー
パ面部34と、台形部24の下底部24aに対応する平
坦面35を有している。また、誘導パイプ2の他方のテ
ーパ部24cに沿うように、平坦面35から斜め上方に
向けて僅かに立ち上がる突出傾斜片部36が形成されて
おり、この突出傾斜片部36と上記円弧部31の端縁3
1bとの間に誘導パイプ2の挿入口となる開口部31a
が形成されている。また、円弧部31とテーパ面部34
との境界付近であって、上記誘導パイプ2の一方の長溝
21に対応する位置に、該抱持部31の軸方向に沿って
線状突起部32が形成されている。なお、抱持部31の
内径は誘導パイプ2の外径よりもやや大きく形成され
る。即ち、誘導パイプ2の外形面に抱持部31の内面が
密着しない程度に、所定間隔の隙間が生ずる内径に形成
される。上記所定間隔は、誘導パイプ2との間にカーテ
ン8を挟み込んで抱持した状態においても誘導パイプ2
の長手方向に沿って摺動できると同時に、誘導パイプ2
にカーテン8が確実に保持されるように、カーテン8の
厚み等を考慮して適宜決定される。
【0017】また、線状突起部32の断面形状は長方
形、台形等であってもよいが、本実施の形態においては
略U字形状に形成している。このように形成すれば線状
突起部32の先端部に角部が形成されず、誘導パイプ2
の長溝21に容易に係合でき、カーテン8を傷付けるこ
とがない。
【0018】以上のように形成されるカーテン連結具3
は、カーテン8の一端縁を誘導パイプ2に巻き付けた状
態で、開口部31aをその外周にあてがって押圧するこ
とにより、図1に示したように装着される。ここで、図
1において、符号9は駆動用巻き取りドラム(図示せ
ず)などに巻回されると共に、図示しない案内滑車間に
掛け渡されて配設された走行ワイヤであり、誘導パイプ
2は、この走行ワイヤ9によって、その上方に配設され
た上棚ワイヤ6と下方に配設された下棚ワイヤ7との間
で走行移動し、カーテン8を寄せ集め又は引っ張ること
により、開閉することができる。この実施形態によれば
カーテン8が熱収縮により幅方向に縮むと、これに追随
して誘導パイプ2の長手方向に沿って、カーテン8と共
にカーテン連結具3が移動する。あるいはカーテン連結
具3は移動することなくカーテン8のみが縮み方向に移
動する。このため、カーテン8に無理な張力が生じて破
れたり、あるいは誘導パイプ2が撓んだりすることを防
止することができる。
【0019】カーテン連結具3には、抱持部31の上部
又は下部の少なくとも一方に、好ましくは図3に示した
ように両方に、カーテン閉成時の寄せ残りを防止するた
めの寄せ残り防止具4,5を設けることが好ましい。本
実施の形態では、上部寄せ残り防止具4は、図3に示す
ように、所定角度に折り曲げられて形成され、それぞれ
先端部において水平対向方向に折り曲げられた対向端部
41a,42aを有する二本の屈曲棒状体41,42で
構成されている。これらの屈曲棒状体41,42は、そ
れぞれカーテン連結具3の頂部付近であって、かつ、カ
ーテン連結具3の長手方向中心位置を挟んで対向端部4
1a,42aの一部が重なるような間隔をおいて立設さ
れる。このように構成される上部寄せ残り防止具4は、
図1に示したように、カーテン連結具3を誘導パイプ2
に装着する際に、対向端部41a,42aの間からカー
テン8の上方に張設された上棚ワイヤ6を挿入して配置
する。これにより、カーテン8を閉方向又は開方向に誘
導する際に、誘導パイプ2を乗り越えて取り残されるカ
ーテン8の一部を、屈曲棒状体41,42の少なくとも
一方が支持して抑制するものである。
【0020】下部寄せ残り防止具5は、図4に示すよう
に、針金部材などを略U字形状に湾曲形成したものであ
り、二つの垂直部51,52と、垂直部51,52の各
端部を互いに屈曲交叉させて形成した屈曲延長部53,
54を有すると共に、該屈曲延長部53,54の各先端
には内方に屈曲させて形成した先端係合部55,56が
形成されている。なお、先端係合部55,56は、カー
テン連結具3の抱持部31の下部に設けた突部に形成し
た係合孔33a,33bに回動可能に係合させて装着さ
れる。このように構成される下部寄せ残り防止具5は、
図1に示したように、カーテン連結具3を誘導パイプ2
に装着した際、カーテン8の下方に張設された下棚ワイ
ヤ7をその内側空間に挿入して配設する。これにより、
カーテン8を閉方向に誘導する際に、2つの垂直部5
1,52によって、カーテン8の一部が誘導パイプ2の
下をくぐり抜けて取り残されるのを抑制するものであ
る。なお、下部寄せ残り防止具5の先端係合部55,5
6は、カーテン連結具3の下部に形成した係合孔33
a,33bに回動可能に取り付けられるので、カーテン
8を開閉する際に取付用ワイヤ等と当接しても破損する
ことがない。
【0021】尚、図5及び図6は、上部寄せ残り防止具
の他の実施の形態を示すのである。図5の上部寄せ残り
防止具411は、針金部材を略コ字状に屈曲させて形成
した二つの垂直部411c,411dと該垂直部411
c,411d間に位置する水平部411eを有するとと
もに、該二つの垂直部411c,411dの各先端を内
方に湾曲させて略U字状に形成した先端係合部411
a,411bとを有して形成され、カーテン連結具3の
上部に設けた突部311,312に形成した係合孔31
1a,312aに、各先端係合部411a,411bを
脱着自在に係合させて装着される。なお、本実施の形態
では、上記係合孔311a,312aは、カーテン連結
具3の中心軸線をやや斜めに横切る線上位置に、相対向
して形成している。即ち、このように形成された係合孔
311a,312aに、上部寄せ残り防止具411の各
先端係合部411a,411bを係合して装着すれば、
寄せ集められるカーテン8の自重による負荷が生じて
も、先端係合部411a,411bは、係合孔内を回動
することがなく、カーテン8の自重負荷による上部寄せ
残り防止具411の倒伏を簡単に防止することができ
る。
【0022】また、図6の上部寄せ残り防止具412
は、略L字状に屈曲させて曲成された一方の棒状体41
2aと、一端部付近に係合孔412cが形成された他方
の棒状体412bとからなり、これらはカーテン連結具
3の上部における各端部付近に固着される。なお、一方
の棒状体412aの先端部には、フック部412dが形
成されており、カーテン8の上方に張設された上棚ワイ
ヤ7をその内側空間に挿入後、一方の棒状体412aの
フック部412dを他方の棒状体412bの係合孔41
2cに係合させることにより、上棚ワイヤ7を挿通させ
ることができる。
【0023】図5及び図6に示した上部カーテン寄せ残
り防止具411,412は、図1〜図3に示したものと
比較して、カーテン8の開閉時に、誘導パイプ2を乗り
越えて取り残されるカーテン8の一部を、より幅広く支
持することが可能である。従って、カーテン8の寄せ残
りをより確実に防止することが必要な場合には、図5及
び図6の実施の形態にかかる上部カーテン寄せ残り防止
具を用いることができる。
【0024】以上のように上部寄せ残り防止具4,41
1,412及び下部寄せ残り防止具5を抱持部31と一
体的に設けた構成することにより、このカーテン連結具
3を配設すれば、これと別個に寄せ残り防止具を装着す
る必要がなくなる。また、カーテン8が縮んだ場合に
は、上記したようにカーテン8のみが誘導パイプ2上で
移動可能であるため、上棚ワイヤ6及び下棚ワイヤ7と
の係合は維持される。また、カーテン連結具3がカーテ
ン8の縮みに追随して移動しても容易に下棚ワイヤ6及
び上棚ワイヤ7の直上・直下に戻すことができる。な
お、誘導パイプ2に沿って所定間隔ごとに、寄せ残り防
止具4,411,412,5を備えたカーテン連結具3
を配設することもできるが、そのうちの一部は、寄せ残
り防止具を有しない抱持部31のみからなるカーテン連
結具によって、カーテン8を保持する構成とすることも
できる。
【0025】
【発明の効果】本発明の温室用カーテン連結具及び該カ
ーテン連結具を用いた温室用カーテンの誘導機構は、カ
ーテンを誘導パイプに連結した状態において、その抱持
部が誘導パイプの長手方向に沿って摺動可能な構成であ
る。従って、カーテンが幅方向に縮んでも誘導パイプが
蛇行したり、カーテンが破損したりすることがない。ま
た、カーテン連結具の配設位置の調整も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一の実施の形態にかかる温室用
カーテン連結具及び誘導機構の要部を示す斜視図であ
る。
【図2】図2(a)は上記実施の形態にかかる誘導パイ
プの斜視図であり、図2(b)は、誘導パイプの断面図
である。
【図3】図3(a)は上記実施の形態にかかるカーテン
連結具の斜視図であり、図3(b)は、カーテン連結具
の断面図である。
【図4】図4は上記実施の形態にかかる下部寄せ残り防
止具を示す正面図である。
【図5】図5は、上部カーテン寄せ残り防止具の他の実
施の形態を示す斜視図である。
【図6】図6は、上部カーテン寄せ残り防止具の他の実
施の形態を示す斜視図である。
【図7】図7は従来使用されている温室用カーテン開閉
装置の動作を説明するための概念図である。
【符号の説明】
1 温室用カーテンの誘導機構 2 誘導パイプ 3 カーテン連結具 4,411,412 上部寄せ残り防止具 5 下部寄せ残り防止具

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行ワイヤの走行に伴って温室内に配設
    されたカーテンを引っ張り又は寄せ集めることにより開
    閉する誘導パイプに対し、該カーテンを連結するために
    用いられる温室用カーテン連結具であって、 前記誘導パイプに装着した際に、誘導パイプの外面に近
    接可能な弾性を備え、前記カーテンを誘導パイプとの間
    に挟んだ状態で保持可能であると共に、内径が前記誘導
    パイプの外径よりも大きく、誘導パイプとの間に前記カ
    ーテンを挟んだ状態で誘導パイプの長手方向に沿って摺
    動可能な抱持部と、 前記誘導パイプに略直交する方向に働く引っ張り負荷に
    対し、カーテンの離脱を防止する離脱防止部とを備えて
    いることを特徴とする温室用カーテン連結具。
  2. 【請求項2】 前記誘導パイプの外面には、長手方向に
    沿った長溝が形成されており、前記離脱防止部が、この
    長溝に摺動可能に係合する、前記抱持部の内面に突出形
    成された線状突起部から構成されることを特徴とする請
    求項1記載の温室用カーテン連結具。
  3. 【請求項3】 前記抱持部の上部と下部のうちの少なく
    とも一方に、抱持部の外方に向かって突出するように設
    けられ、カーテンの寄せ残りを防止する寄せ残り防止具
    を備えていることを特徴とする請求項1又は2記載の温
    室用カーテン連結具。
  4. 【請求項4】 走行ワイヤの走行に伴って温室内に配設
    されたカーテンを引っ張り又は寄せ集めることにより開
    閉する誘導パイプと、該カーテンを誘導パイプに連結す
    るために用いられるカーテン連結具とを具備する温室用
    カーテンの誘導機構であって、 前記誘導パイプは、その外面に長手方向に沿って形成さ
    れた長溝を有してなり、 前記カーテン連結具は、前記誘導パイプに装着した際
    に、誘導パイプの外面に近接可能な弾性を備え、前記カ
    ーテンを誘導パイプとの間に挟んだ状態で保持可能であ
    ると共に、内径が前記誘導パイプの外径よりも大きく、
    誘導パイプとの間に前記カーテンを挟んだ状態で誘導パ
    イプの長手方向に沿って摺動可能な抱持部と、前記誘導
    パイプの長溝に摺動可能に係合し、誘導パイプに略直交
    する方向に働く引っ張り負荷に対し、カーテンの離脱を
    防止する離脱防止部として機能する、前記抱持部の内面
    に突出形成された線状突起部とを有してなることを特徴
    とする温室用カーテンの誘導機構。
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