JP2008297876A - シャッターユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】防犯性が高いシャッターユニットを提供する。
【解決手段】開口部に設けられた左右一対のガイドレールと、前記一対のガイドレール間にわたって設けるとともに互いに間隔を隔てて連結された複数の棒状部材、及び、各々の前記棒状部材に取り付けられたスラット、を有する昇降可能なシャッターカーテンと、を有する。
【選択図】図7

Description

本発明は、シャッターカーテンを昇降させるシャッターユニットに関する。
シャッターカーテンを昇降させるシャッターユニットとしては、左右方向に長尺板状のスラット本体と、スラット本体の左右両側に組み込まれている左右一対の連結部材と、を備えた複数のスラットのうちの隣接するスラットの2枚ずつが、長手方向における両端部にて長板状のリンクにより連結されてシャッターカーテンが構成されている。シャッターカーテンは、躯体に固定されるガイドレールが有する溝に、連結部材に設けられスラット本体から外側に突出されている連結片部が嵌合されて案内されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−271574号公報
しかしながら、上記シャッターユニットは、ガイドレールの溝に嵌合されている部位がスラットの長手方向における両端側に設けられている連結部材の連結片部であるため、各スラットの中央側の部位は長尺板状のスラット本体だけなので剛性が低く、故意に面外方行に引っ張るとスラットが屈曲して連結片部がガイドレールの溝から抜け出る畏れやスラット自体が破壊される畏れがあり防犯性が低いという課題がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、防犯性が高いシャッターユニットを提供することにある。
かかる目的を達成するために本発明のシャッターユニットは、開口部に設けられた左右一対のガイドレールと、前記一対のガイドレール間にわたって設けるとともに互いに間隔を隔てて連結された複数の棒状部材、及び、各々の前記棒状部材に取り付けられたスラット、を有する昇降可能なシャッターカーテンと、を有することを特徴とするシャッターユニットである。
このようなシャッターユニットによれば、スラットは複数の棒状部材の各々に取り付けられているので屈曲されにくい。また、複数の棒状部材が一対のガイドレール間にわたって設けられているので、棒状部材に取り付けられたスラットが一対のガイドレール間のどの位置においても屈曲されにくい。また、複数の棒状部材が一対のガイドレール間、すなわち開口部の左右にわたっている状態が維持されるので、高い防犯性を備えることが可能である。
かかるシャッターユニットであって、前記スラットは、前記棒状部材を軸として前記シャッターカーテンの昇降方向に沿う前記閉姿勢と、閉姿勢から回動した開姿勢とにわたって開閉回動可能であることが望ましい。
このようなシャッターユニットによれば、スラットが棒状部材を軸として回動するので、棒状部材を回動中心としてスラットの角度を変更することが可能である。このため、棒状部材がガイドレールに係合した状態のままでスラットの角度を変更して採光及び通気することが可能である。
かかるシャッターユニットであって、前記スラットを前記閉姿勢となるように付勢する付勢部材を有することが望ましい。
このようなシャッターユニットによれば、意図的にスラットを開状態にしない限り、付勢部材によりスラットを閉姿勢にて維持させることが可能である。
かかるシャッターユニットであって、前記スラットは、前記昇降方向のいずれか一方の縁部に溝部を有し、前記スラットが前記閉姿勢で前記シャッターカーテンが限界まで降下した際に、隣接する前記スラットのうちの一方のスラットが有する前記溝部に、他方のスラットの他方の縁部が挿入されることが望ましい。
このようなシャッターユニットによれば、隣接するスラットのうちの一方のスラットが有する溝部に他方のスラットの他方の縁部が挿入されるので、複数のスラットが繋がってスラットの他方の縁部が外部に露出しなくなるとともに、他方のスラットの他方の縁部が一方のスラットの溝部に保持されてスラットが回動できない状態となる。このため、防犯性がより向上する。
かかるシャッターユニットであって、隣接する2本の前記棒状部材を連結するリンクバーと、2本の腕部を有するとともに、前記リンクバーに形成された前記昇降方向に沿う長孔内で軸支された回動軸を中心に回動可能な腕部材と、前記スラットに固定され、前記隣接する2本の棒状部材のうちの一方の棒状部材、及び、前記2本の腕部のうちの一方の腕部と各々回動可能に係合された係合部材と、を有し、他方の前記腕部が前記昇降方向に操作されて、前記回動軸及び前記腕部材が前記昇降方向に移動するとともに前記腕部材及び前記係合部材が回動することにより前記スラットの回動角度が変更されることが望ましい。
このようなシャッターユニットによれば、他方の腕部が操作されることにより、回動軸及び腕部材が昇降方向に移動するとともに腕部材及び係合部材が回動し、係合部材に固定されているスラットの回動角度が変更される。このため、他方の腕部を操作するだけで容易にスラットの回動角度を変更することが可能なシャッターユニットを提供することが可能である。
かかるシャッターユニットであって、前記棒状部材ごとに設けられた複数の前記腕部材は、前記他方の腕部を介して互いに連結されていることが望ましい。
このようなシャッターユニットによれば、複数の棒状部材に各々設けられた腕部材の他方の腕部を介して互いに連結されているので、いずれかの他方の腕部を操作するだけですべてのスラットの角度を変更することが可能である。
本発明によれば、防犯性が高いシャッターユニットを提供することが可能である。
以下、本発明の一実施形態に係るシャッターユニット10について、図を参照して説明する。
本実施の形態に係るシャッターユニット10は、例えば屋内外の境界の開口部に設けられ、図1乃至図3に示すように、開口を開閉するために昇降される昇降可能なシャッターカーテン12と、シャッターカーテン12の端部をガイドするための左右一対のガイドレール14と、ガイドレール14の上部に設けられたシャッターケース54と、シャッターケース54内に設けられシャッターカーテン12を昇降させるための昇降装置50と、を有している。
以下の説明では、シャッターユニット10を屋内側から見たときに上下となる方向を上下方向、左右となる方向を左右方向または見付け方向、屋内外方向である奥行き方向を見込み方向(面外方向)として示す。
シャッターカーテン12は、長手方向が水平となるように横に向けられて上下方向に互いに間隔を隔ててリンクバー22を介して連結された複数の棒状部材としてのステンレス製のパイプ体20と各々のパイプ体20に取り付けられたスラット30とを有している。
スラット30は、ほぼ平坦な板状の部材であり、シャッターカーテン12として吊り下げられた際に、下端となる縁部30dが折り返されて重ねられており、上端となる縁部には長手方向全長にわたって溝部30aが連続して設けられている。
複数のパイプ体20は、長手方向における両端側の2箇所と、それらの間の長さをほぼ3等分する位置の2箇所と、の合計4箇所にて、上下に隣接する2本のパイプ体20同士がリンクバー22により連結されている。また、リンクバー22による連結部21にて1本のパイプ体20に1枚のスラット30が固定されている。すなわち、1枚のスラットは1本のパイプ体20に4箇所にて固定されている。そして、スラット30は、パイプ体20を軸として回動可能に設けられており、スラット30の回動角度は変更可能である。
本実施形態のシャッターユニットは、各スラット30がパイプ体20を軸として回動されることにより、スラット30の表面がほぼ水平になる姿勢からリンクバー22に沿うようにほぼ鉛直となる姿勢(閉姿勢)まで回動する。尚、閉姿勢から回動した状態を開姿勢とする。このため、複数のパイプ体20にて開口が閉じられた状態であっても、スラット30の表面がほぼ水平となる状態(開姿勢)では、広い開口面積を得ることが可能であり、スラット30の表面がほぼ鉛直となる状態(閉姿勢)では、開口をほぼ閉塞することが可能である。このとき、パイプ体20をシャッターケース54内にて巻き取る際にスラット30の移動によりスラット30の上縁部がリンクバー22に接触しないように、スラット30の上縁には切り欠き30b(図4)が設けられている。また、シャッターカーテン12のスラット30を必要に応じて回動させて、スラット30の表面を傾斜させることにより、採光及び通気の量を調節可能である。
昇降装置50は、シャッターカーテン12の最上端側のパイプ体20が連結され、回動することによりシャッターカーテン12が巻き取られ、また、繰り出される回動体52と、回動体52を回動させてシャッターカーテン12を昇降させるために回動体52との間にクラッチを介して設けられたモータ(不図示)と、シャッターカーテン12が巻き上げられる方向に回動体52が回動するように付勢するコイルばね(不図示)とを有している。
モータは、駆動されていないとき、また、電力が供給されていないときにモータが回転しないようにブレーキが内蔵されている。また、コイルばねは、巻き上げ動作によるモータへの負荷を軽減し、クラッチによりモータとの接続が切り離された場合には、コイルばねの付勢力によりシャッターカーテン12が巻き上げられるように構成されている。
次に、スラット30のパイプ体20への取り付け構造及びスラットの角度変更機構について説明するが、各スラット30及び各スラット30の長手方向の4箇所におけるパイプ体20への取り付け構造及びスラットの角度変更機構はほぼ同様なので、ここでは、1本のパイプ体20に対するスラット30の一つの固定箇所について説明する。
図4に示すように、パイプ体20への取り付け構造及びスラットの角度変更機構は、固定箇所ごとに、パイプ体20が挿通される2本のリンクバー22と、リンクバー22とスラット30とを連結するための係合部材としてのスラット連結板24と、リンクバー22とスラット連結板24とを連結する腕部材26と、スラット30を閉姿勢になるように(スラット30の表面がほぼリンクバー22に沿うように)付勢するための付勢部材としてのコイルばね39と、リンクバー22と腕部材26及びスラット連結板24と腕部材26を連結するための回動軸としてのピン38、40と、シャッターカーテン12を吊り下げた際に上下に位置する腕部材26同士をワイヤ37にて連結するために腕部材26にカシメられるワイヤ固定ピン36と、を有している。
パイプ体20は、3本のパイプ材20aと、3本のパイプ材20aを連結するための2本のパイプ連結材20cとを有している。各パイプ材20aには、互いに連結される端部側に中実の部位が設けられており、中実の部位にパイプ材20aの軸方向に沿ってねじ穴20bが形成されている。パイプ連結材20cは、パイプ材20aの直径より僅かに小径の軸部20dを有し、軸部20dの両端に雄ねじ20eがそれぞれ突出されている。3本のパイプ材20aは、パイプ体20の長手方向において中央側にてリンクバー22が設けられている2箇所において、パイプ連結材20cの互いに反対方向に突出された雄ねじ20eが2本のパイプ材20aのねじ穴20bにそれぞれ螺合されて連結されている。
隣接する2本のパイプ体20を上下方向に間隔を隔てて連結するリンクバー22は、細長いほぼ板状の部材であり、長手方向の一端側にパイプ連結材20cの軸部20dの直径より僅かに大きくパイプ連結材20cが回動可能に貫通される貫通穴22aと、他端側にパイプ連結材20cの軸部20dの直径より僅かに大きな幅を有し、リンクバー22の長手方向に長く形成された縦長穴22bと、貫通穴22aと縦長穴22bとの間に、長手方向に沿って設けられ、縦長穴22bより十分に長く形成された長孔としての貫通長穴22cとを有している。
連結された複数のパイプ体20のうち、吊り下げられた際に最上及び最下に位置するパイプ体20を除く各パイプ体20には、各固定箇所に2つのリンクバー22が設けられている。2つのリンクバー22のうち上側に位置する上リンクバー22dは、パイプ体20が縦長穴22bに挿通されて上方にて隣接する他のパイプ体20が貫通穴22aに挿通されて、2本のパイプ体20が連結されている。また、2つのリンクバー22のうちの下側に位置する下リンクバー22eは、パイプ体20が貫通穴22aに挿通されて下方にて隣接する他のパイプ体20が縦長穴22bに挿通されて、2本のパイプ体20が上下方向にて連結されている。このように、各リンクバー22は、上下に位置する2本のパイプ体20にて共有されている。そして、単一のリンクバー22に挿通された2本のパイプ体20のうち縦長穴22bに挿通されたパイプ体20が、貫通穴22aに挿通されたパイプ体20に対し縦長穴22bの範囲内で移動可することにより、2本のパイプ体20間の間隔が変更可能に構成されている。このとき、単一のリンクバー22の貫通穴22aと縦長穴22bとに挿通されている2本のパイプ体20の間隔は、下側のパイプ体20が縦長穴22bの下端に位置する場合、すなわち2本のパイプ体20の間隔が最も広い場合は、スラット30の上下方向(シャッターカーテンの昇降方向)の幅より広く、下側のパイプ体20が縦長穴22bの上端に位置する場合、すなわち2本のパイプ体20の間隔が最も狭いときの間隔は、スラット30の上下方向(シャッターカーテンの昇降方向)の幅より狭く形成されている。このため、昇降装置50によりシャッターカーテン12が最も下まで、すなわち限界まで降ろされている場合には、下リンクバー22eの縦長穴22bに挿通されているパイプ体20が縦長穴22bの上端に位置して、上下に隣接する2本のパイプ体20間の距離が狭くなる。そして、図3(a)に示すように上下方向に隣接する2枚のスラット30のうち、上方に位置するスラット30の下端となる縁部30dが下方に位置するスラット30の溝部30aに挿入されて、スラット30同士が繋がった状態となる。
一方、シャッターカーテン12が最も下まで降ろされた位置(限界位置)から、最下のパイプ体20が地面等から離れない程度に昇降装置50により引き上げられた状態、すなわち、下リンクバー22eの縦長穴22bに挿通されているパイプ体20が縦長穴22bの下端に位置して、上下に隣接する2本のパイプ体20間の距離が最も広くなると、図3(b)に示すように上下方向に隣接する2枚のスラット30の間に間隙Sが形成される。このような上下方向に隣接する2枚のスラット30のうち、上方に位置するスラット30の下の縁部30dが下方に位置するスラット30の溝部30aから抜け出た状態で、図3(c)に示すように、スラット30の傾斜角度を変更することが可能となる。
また、パイプ体20には、当該パイプ体20が貫通穴22aに挿通されている下リンクバー22eとともに、スラット30を固定するためのスラット連結板24が、下リンクバー22eとの間にコイルばね39を介して取り付けられている。
スラット連結板24は、スラット30の屋内側面30cに例えば溶接等にて接合される平板部24aと、スラット連結板24がスラットに接合された際にスラット30の長手方向における一方の縁から延出されてパイプ体20が挿通される挿通穴24bを有する回動部24cと、シャッターカーテン12が吊り下げられた際に回動部24cより下方に設けられ、スラット連結板24と下リンクバー22eとを連結するための2本の腕部を有する腕部材26が回動可能に設けられる腕回動支持部24dとを有している。
腕部材26は、リンクバー22の貫通長穴22cを貫通するピン38にて、貫通長穴22cに沿って移動可能であるとともに、ピン38を中心に回動可能に軸支されている。腕部材26には、ピン38の位置を中心として放射状の互いに異なる方向に2本の腕部26a、26bが形成されている。一方の腕部26aは、スラット連結板24の腕回動支持部24dにピン40により回動可能に固定されており、他方の腕部26bの端部側にはワイヤ37が固定されたワイヤ固定ピン36がカシメられている。
スラット30の表面がほぼ鉛直に沿う状態(シャッターカーテン12の昇降方向に沿う状態)となる閉姿勢では、図5左図に示すように、ピン38が貫通長穴22cの下端に位置し、スラット連結板24の腕回動支持部24dに連結された一方の腕部26aはピン38のほぼ上方に位置している。このとき、ワイヤ37が固定されたワイヤ固定ピン36を有する他の腕部26bはピン38より屋内側かつ僅か下方に突出し、ワイヤ37はほぼ鉛直方向に延びている。
図5右図に示すように、ワイヤ37が上方に引っ張られると、他の腕部26b及び腕部材26全体を上方に引き上げる方向に力が作用する。このとき、腕部材26の一方の腕部26aはスラット連結板24の腕回動支持部24dに連結されて上昇できないため、腕部材26はピン38を中心に他の腕部26bが上方に移動するように回動しつつ上昇する。また、このとき一方の腕部は、リンクバー22から離れるように屋外側に向かって移動しつつ回動し、スラット30を屋外側に押すことによりパイプ体20が回動してスラット30の下端側の縁部30dがリンクバー22から離れるように移動して、スラット30の回動角度が変更される。そして、ワイヤ37により引き上がられ、腕部材26の回動中心となるピン38が貫通長穴22cの上端に当接された状態で、スラット30の表面はほぼ水平をなし、スラット30が最も開いた状態となる。
スラット30の長手方向においてリンクバー22が設けられている4箇所の連結部21のうち、スラット30の長手方向における両端側(最もガイドレール14側)に位置する連結部21のいずれかの腕部材26には、図6に示すような操作アーム32が固定されている。操作アーム32は、腕部材26の他の腕部26bより屋内側に突出された部材である。この操作アーム32が上下方向に操作されることにより、操作アーム32が固定されている腕部材26が回動され、回動された腕部材26とワイヤ37に接続されているすべての腕部材26が回動することにより、すべてのスラット30はほぼ同様に傾斜角度が変更される。
操作アーム32は、シャッターケース54内に設けられたモータ56と、モータ56の軸に接続されたワイヤ57とワイヤ57の先端に設けられた操作フック58とでなる、操作部により操作される。すなわち、操作フック58は通常、吊り下げられた状態のシャッターカーテン12の操作アーム32より下方に配置され、モータ56により上下移動可能に設けられている。そして、モータ56にはワイヤ57の一端が固定されワイヤ57の他端には操作フック58が設けられている。モータ56によりワイヤ57が巻き上げられると、操作フック58が引き上げられて操作アーム32と係合し、操作アーム32を上方に引き上げる。また、モータ56によりワイヤ57がくり出されると、操作フック58が降下して操作アーム32を下方に回動させ、コイルばね39により閉姿勢となるように付勢されたスラット30がほぼ鉛直となった位置で、操作アーム32と操作フック58との係合が外れるように構成されている。
一対のガイドレール14は、屋内外の境界の開口部等に取り付けられた左右の枠体16に互いに対向する位置に設けられ、互いに対向するように上下方向に沿ったスリット14aと枠体16内の空間16aとを有して略凹形状に形成される。そして、左右一対のガイドレール14間に渡されたパイプ体20の両端部が、当該ガイドレール14に案内されつつ昇降する。
ガイドレール14は、図7に示すように、水平断面が単一の押出成形部材でなる枠体16にて形成されており、左右の枠体16の水平断面は左右が反転した対象形状をなしている。シャッターカーテン12が有する各パイプ体20の両端部がスリット14aから枠体16内の空間16aに挿入されることによってガイドレール14に案内されてシャッターカーテン12が昇降される。スリット14aを形成する屋内側の面には、シャッターカーテン12が昇降される際にパイプ体20が摺動される摺接部材17が設けられており、スリット14aを形成する屋外側の面には、シャッターカーテン12との隙間を塞ぐブラシ状の止水部材18が設けられており、パイプ体20は止水部材18により摺接部材17側に僅かに付勢されつつ昇降する。
一対のガイドレール14間に渡された各パイプ体20の両端部における各パイプ体20の端20fとガイドレール14をなす枠体16内の空間16aとの間隙a、bの距離の和(a+b)は、各パイプ体20の両端部においてガイドレール14と係合しているパイプ体20の長さ(枠体16内に入り込んでいる長さ)c、dの和(c+d)より小さく形成されている。
このため、本実施形態のシャッターユニット10によれば、たとえシャッターカーテン12を見付け方向の一方側に偏るように移動させたとしても、シャッターカーテン12の他方側の端部がガイドレール14から外れることはない。また、複数のステンレス製のパイプ体20を有し剛性が高く湾曲しにくいシャッターカーテン12が、対向するガイドレール14に渡されているので、シャッターカーテン12を屋外側から引っ張ったとしてもシャッターカーテン12がガイドレール14から外れ難い。さらに、パイプ体20に取り付けられたスラット30は一対のガイドレール14間のどの位置においても屈曲され難い。よって、防犯性が高いシャッターユニットを提供することが可能である。
また、スラット30がパイプ体20を軸として回動するので、パイプ体20を回動中心としてスラット30の角度を変更することが可能である。このため、採光、通風性に優れるとともに防犯性が高いシャッターユニット10を提供することが可能である。
また、スラット30は、他方の腕部26bが操作されることにより、ピン38及び腕部材26が昇降方向、すなわち上下方向に移動するとともに腕部材26及びスラット連結板24が回動し、スラット連結板24に固定されているスラット30の角度が変更される。このため、他方の腕部26bを操作するだけで容易にスラット30の角度を変更することが可能である。このとき、複数のパイプ体20に各々設けられた腕部材26の他方の腕部26bが互いにワイヤ37にて連結されているので、いずれかの他方の腕部26bを操作するだけですべてのスラット30の角度を変更することが可能である。
さらに、複数のパイプ体20に各々設けられた腕部材26のうちの1つに操作されることにより連結された腕部材26が回動する操作アーム32が固定されているので、操作アーム32を操作するだけでスラット30の角度を変更することが可能である。このため、簡単な機構にてすべてのスラット30の角度を変更させることが可能である。
また、隣接する2本のパイプ体20のうちの一方が、リンクバー22に設けられた昇降方向に移動可能な縦長穴22bに支持されているので、隣接する2本のパイプ体20間の間隔に自由度を持たせることが可能である。
また、スラット30はコイルばね39により閉姿勢になるように(スラット30の下端となる縁部30dがリンクバー22に近づく方向)に付勢されているので、パイプ体20が回動されない場合には、スラット30を閉姿勢にて維持させることが可能である。すなわち、シャッターカーテン12を、複数のスラット30にてほぼ平面を形成するような状態に維持させることが可能である。
さらに、上下に隣接するスラット30のうちの下方のスラット30が有する溝部30aに、上方のスラット30の下端となる縁部30dが挿入されるので、複数のスラット30が繋がって、スラット30の縁部30dが外部に露出しなくなるとともに、上方のスラット30の下方の縁部30dが下方のスラット30の溝部30aに保持されてスラット30が回動できない状態となる。このため、防犯性がより向上する。特に、下方のスラット30に設けられた溝部30aは、スラット30の長手方向における一方の端から他方の端に渡って設けられており、この溝部30aに、上方のスラット30の下端となる縁部30dが、挿入されるので、広い領域にて上方のスラット30の下端側縁部30dが下方のスラット30の溝部30aに保持される。このため、シャッターカーテン12を閉塞した状態における防犯性がより向上する。
そのうえ、各スラット30が閉姿勢にて複数のスラット30にてほぼ平面を形成するような状態であっても、下リンクバー22eの縦長穴22bに挿通されているパイプ体20が縦長穴22bの下端に位置する状態までシャッターカーテンが巻き上げられた場合には、隣接するスラット30間に間隙Sが形成されるので、視界を遮りつつも採光及び通風が可能なシャッターユニット10を提供することが可能である。
また、上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
本実施形態に係るシャッターユニットを屋内側から見た図である。 本実施形態に係るシャッターユニットを説明するための縦断面図である。 図3(a)は、シャッターカーテンが最も下方に降ろされた状態を説明するための側面図である。図3(b)は、シャッターカーテンが巻き上げられる状態を説明するための側面図である。図3(c)は、スラットの角度が変更される状態を説明するための側面図である。 スラットのパイプ体への取り付け構造を説明するための図である。 スラットの角度変更機構を説明するための図である。 操作アームの動作を説明するための図である。 シャッターカーテンとガイドレールとの位置関係を説明するための図である。
符号の説明
10 シャッターユニット、12 シャッターカーテン、14 ガイドレール、
14a スリット、16 縦枠、16a 空間、20 パイプ体、20f 端、
22 リンクバー、22a 貫通穴、22b 縦長穴、22c 貫通長穴、
24 スラット連結板、26 腕部材、26a 一方の腕部、26b 他方の腕部、
30 スラット、30a 溝部、30d 縁部、32 操作アーム、37 ワイヤ、
38 ピン、
a 間隙、b 間隙、S 間隙

Claims (6)

  1. 開口部に設けられた左右一対のガイドレールと、
    前記一対のガイドレール間にわたって設けるとともに互いに間隔を隔てて連結された複数の棒状部材、及び、各々の前記棒状部材に取り付けられたスラット、を有する昇降可能なシャッターカーテンと、
    を有することを特徴とするシャッターユニット。
  2. 請求項1に記載のシャッターユニットであって、
    前記スラットは、前記棒状部材を軸として前記シャッターカーテンの昇降方向に沿う閉姿勢と、前記閉姿勢から回動した開姿勢とにわたって開閉回動可能であることを特徴とするシャッターユニット。
  3. 請求項2に記載のシャッターユニットであって、
    前記スラットを前記閉姿勢となるように付勢する付勢部材を有することを特徴とするシャッターユニット。
  4. 請求項2又は請求項3に記載のシャッターユニットであって、
    前記スラットは、前記昇降方向のいずれか一方の縁部に溝部を有し、
    前記スラットが前記閉姿勢で前記シャッターカーテンが限界まで降下した際に、隣接する前記スラットのうちの一方のスラットが有する前記溝部に、他方のスラットの他方の縁部が挿入されることを特徴とするシャッターユニット。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のシャッターユニットであって、
    隣接する2本の前記棒状部材を連結するリンクバーと、
    2本の腕部を有するとともに、前記リンクバーに形成された前記昇降方向に沿う長孔内で軸支された回動軸を中心に回動可能な腕部材と、
    前記スラットに固定され、前記隣接する2本の棒状部材のうちの一方の棒状部材、及び、前記2本の腕部のうちの一方の腕部と各々回動可能に係合された係合部材と、
    を有し、
    他方の前記腕部が前記昇降方向に操作されて、前記回動軸及び前記腕部材が前記昇降方向に移動するとともに前記腕部材及び前記係合部材が回動することにより前記スラットの回動角度が変更されることを特徴とするシャッターユニット。
  6. 請求項5に記載のシャッターユニットであって、
    前記棒状部材ごとに設けられた複数の前記腕部材は、前記他方の腕部を介して互いに連結されていることを特徴とするシャッターユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012237109A (ja) * 2011-05-10 2012-12-06 Oiles Eco Corp ブラインド装置
JP2014058856A (ja) * 2012-09-19 2014-04-03 Sekisui House Ltd ブラインド装置

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