JP2014101479A - インクジェット印刷用インクおよび印刷方法 - Google Patents
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Abstract
簡便な印刷方法、印刷装置でマット調印刷物を再現性高く製造することを可能とするインクジェット印刷用インクを提供する。また、被印刷基材の表面状態に影響されず、均一なマット調印刷物を得る印刷方法を提供する。
【解決手段】
光硬化型樹脂を主成分とするインクジェット印刷用インクであって、前記インクジェット印刷用インクの自己接触角が10°以上であることを特徴とするインクジェット印刷用インク。また前記インクジェット印刷用インクを用いたマット調印刷物の印刷方法。
【選択図】図1
Description
実施例1、実施例4、実施例5、実施例6、実施例7、および実施例8で使用したインク組成は以下の通りであった。以下に示す「部」とは、重量部を意味するものである。
・カーボンブラック10%分散体/HDDA 25部
・ウレタンアクリレートオリゴマー 15部
・HDDA(1,6−ヘキサンジオールジアクリレート) 50部
・1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン 5部
・ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド 5部
・フッ素系表面調整剤(メガファックR−40) 0.1部
このインクの自己接触角を測定したところ、21°だった。
実施例2で使用したインク組成は、実施例1で使用したインク組成のうちフッ素系表面調整剤(メガファックR−40)をフッ素系表面調整剤(メガファックF444)に変更した以外は同様である。このインクの自己接触角を測定したところ、10°だった。
実施例3で使用したインク組成は、実施例1で使用したインク組成のうちフッ素系表面調整剤(メガファックR−40)をフッ素系表面調整剤(メガファックRS−76−NS)に変更した以外は同様である。このインクの自己接触角を測定したところ、68°だった。
比較例1および比較例2で使用したインク組成は、実施例1で使用したインク組成のうちフッ素系表面調整剤(メガファックR−40)を添加しない以外は同様である。このインクの自己接触角を測定したところ、5°だった。
自己接触角は、インクをガラス等の表面に塗布し、均一な厚さの塗膜を形成し、光を照射して完全に硬化した塗膜表面に、約30pLのインクを滴下し、UV硬化させたインクの径と高さを顕微鏡で測定し、その接触角をθ/2法から算出した。
印刷は、印刷物が1200dpi×1200dpiの解像度になるように印刷位置を移動させながら行った。
光硬化は、メタルハライドランプ(インテグレーションテクノロジー社製:SubZero085)により行った。照度は540mW/cm2とし、露光量は1回あたり135mJ/cm2となるよう設定した。インク滴付与後直ちに光照射して硬化させた。
自己接触角21°のインクを用いて、ペットフィルム上に、ペットフィルム着弾後のサイズが大、中、小の3種類のインク滴サイズをランダムに配置させた連続した印刷パターンにて印刷および硬化して塗膜を形成し印刷物を得た。この時、ペットフィルム着弾後のサイズが大とは径70μm以上であり、中とは径40μm以上70μm未満であり、小とは径40μm未満である。
自己接触角10°のインクを用いた以外は、実施例1と同様の条件にて塗膜を形成し印刷物を得た。
自己接触角68°のインクを用いた以外は、実施例1と同様の条件にて塗膜を形成し印刷物を得た。
ペットフィルム着弾後のサイズが大、中の2種類のインク滴サイズをランダムに配置させた連続した印刷パターンにて印刷および硬化した以外は、実施例1と同様の条件にて塗膜を形成し印刷物を得た。
ペットフィルム着弾後のサイズが中、小の2種類のインク滴サイズをランダムに配置させた連続した印刷パターンにて印刷および硬化した以外は、実施例1と同様の条件にて塗膜を形成し印刷物を得た。
ペットフィルム着弾後のサイズが大、小の2種類のインク滴サイズをランダムに配置させた連続した印刷パターンにて印刷および硬化した以外は、実施例1と同様の条件にて塗膜を形成し印刷物を得た。
ドットが一部ランダムに欠落しており、欠落部以外はペットフィルム着弾後のサイズが大のみのインク滴サイズによる印刷パターンにて印刷および硬化した以外は、実施例1と同様の条件にて塗膜を形成し印刷物を得た。
ペットフィルム着弾後のサイズが大のみのインク滴サイズによる連続した印刷パターンにて印刷および硬化した以外は、実施例1と同様の条件にて塗膜を形成し印刷物を得た。
自己接触角5°のインクを用いた以外は、実施例1と同様の条件にて塗膜を形成し印刷物を得た。
自己接触角5°のインクを用いた以外は、実施例8と同様の条件にて塗膜を形成し印刷物を得た。
印刷物を目視で評価し、光沢がない場合は○、光沢が僅かにある場合は△、光沢が強い場合は×とした。結果を表1に示す。
Claims (5)
- 光硬化型樹脂を主成分とするインクジェット印刷用インクであって、前記インクジェット印刷用インクの自己接触角が10°以上であることを特徴とするインクジェット印刷用インク。
- 前記インクジェット印刷用インクの自己接触角は10°以上100°以下であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット印刷用インク。
- 自己接触角が10°以上で、光硬化型樹脂を主成分とするインクジェット印刷用インクを用いてインクジェットヘッドにより第1のインク滴を吐出する第1吐出工程と、光照射により第1のインク滴を硬化する第1硬化工程と、硬化された第1のインク滴の少なくとも一部と重なるように第2のインク滴を吐出する第2吐出工程と、光照射により第2のインク滴を硬化する第2硬化工程とを繰り返して塗膜を形成することを特徴とする印刷方法。
- 前記第1のインク滴および/または第2のインク滴の被印刷基材への着弾後のサイズが、2種類以上であることを特徴とする請求項3に記載の印刷方法。
- 前記第1吐出工程および/または第2吐出工程において形成される塗膜が、一部が欠落しているパターン状の塗膜であり、前記第1のインク滴および/または第2のインク滴の被印刷基材への着弾後のサイズが、1種類または2種類以上であることを特徴とする請求項3に記載の印刷方法。
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