JP2003145745A - インクジェット記録方法及び記録装置 - Google Patents
インクジェット記録方法及び記録装置Info
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- JP2003145745A JP2003145745A JP2001351414A JP2001351414A JP2003145745A JP 2003145745 A JP2003145745 A JP 2003145745A JP 2001351414 A JP2001351414 A JP 2001351414A JP 2001351414 A JP2001351414 A JP 2001351414A JP 2003145745 A JP2003145745 A JP 2003145745A
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Abstract
白色以外の色材を含有するインクを用いて高解像度で滲
みがなく定着性の良い画像を記録できるインクジェット
記録方法及び記録装置を提供する。 【解決手段】 透明又は半透明基材上に白色顔料を含有
する放射線硬化性インクを塗設後、白色顔料塗設部の少
なくとも一部の上に白色以外の色材を含む放射線硬化性
インクを吐出し画像記録することを特徴とするインクジ
ェット記録方法及び記録装置。
Description
子線などの放射線を照射することによって、反応・硬化
可能なインクジェット記録用インクを用いた記録方法お
よび記録装置に関し、特に、透明又は半透明基材上に白
色顔料インク及び白色以外の色材を含有するインクを用
いて高解像度で滲みがなく定着性の良い画像を印刷出来
るインクジェット記録方法に関する。
安価に画像を作製出来るため、写真、各種印刷、マーキ
ング、カラーフィルター等の特殊印刷など、様々な印刷
分野に応用されてきている。特に微細なドットを出射・
制御する記録装置、色再現域・耐久性・出射適性を改善
したインク、およびインクの吸収性・色材の発色性・表
面光沢などを飛躍的に向上させた専用紙を用い、銀塩写
真に匹敵する画質を得ることも可能となっている。今日
のインクジェット記録方式の画質向上は記録装置、イン
ク、専用紙が全て揃って初めて達成されている。
やフレキソ印刷方式で行われている。グラビア印刷やフ
レキソ印刷は製造方式の工夫などで低コスト短納期化が
進んでいるが刷版の作製に多くの時間とコストがかかる
ことや、印刷開始後の濃度安定化に時間がかかるため少
量サンプル(試作品や展示会、限定販売品等)の場合、
大量のロスが出てしまい、単価が高いものになってしま
う。また、最近、湿式電子写真方式で軟包装用フィルム
にサンプル作製できるものもあるが、立ち上げ時のレベ
ル調整に時間がかかったり、印刷画像の耐久性に問題が
あり、小ロットに効率よく対応できるものではない。軟
包装用のインクジェット記録方式は、包装終了後、黒や
白で、製造年月日や賞味期限等を記録することは一般的
になっているが、文字、デザイン画や写真等の画像を直
接記録することは一般的ではない。
明度を高めるため透過濃度が高いことや、白色インクと
他のインクの重ね合わせによるにじみがないことが重要
である。しかしながら、従来のインクジェットプリンタ
では、白色濃度が低く、解像度が高いにもかかわらず画
像の鮮明度が低い。白色インク濃度を上げようとする
と、印字や乾燥に時間がかかり作業効率が落ちたりす
る。インクジェット方式による白色インクの印字につい
ては特開平7−81091号に記載されているが基材の
色をキャンセルさせることに関するものだけであり、透
明又は半透明基材に関してはなんら記載がない。
光、紫外線、電子線などの放射線を照射することによっ
て、反応・硬化可能なインクジェット記録用インクを用
い、特に、透明又は半透明基材上に白色顔料インク及び
白色以外の色材を含有するインクを用いて高解像度で滲
みがなく定着性の良い画像を記録できるインクジェット
記録方法及び記録装置を提供することにある。
下の構成によって達成された。
有する放射線硬化性インクを塗設後、白色顔料塗設部の
少なくとも一部の上に白色以外の色材を含む放射線硬化
性インクを吐出することを特徴とするインクジェット記
録装置。
色材を含む放射線硬化性インクをインクジェット記録装
置で画像記録した後、白色顔料を含有する放射線硬化性
インクを塗設することを特徴とするインクジェット記録
装置。
化性インクを塗設後、放射線を照射することで固化ある
いは増粘し、その後、白色以外の色材を含む放射線硬化
性インクジェット用インクを塗設することを特徴とする
インクジェット記録装置。
硬化性インクジェット用インクを塗設後、放射線を照射
することで固化あるいは増粘し、その後、白色顔料を含
有する放射線硬化性インクを塗設することを特徴とする
インクジェット記録装置。
顔料の塗設をインクジェット記録装置で行うことを特徴
とするインクジェット記録装置。
ヘッドノズル径が、白色以外の色材を含有するインクを
射出するヘッドのノズル径より大きいことを特徴とする
前記5記載のインクジェット記録装置。
有する放射線硬化性インクを塗設後、白色顔料塗設部の
少なくとも一部の上に白色以外の色材を含む放射線硬化
性インクを吐出して画像記録することを特徴とするイン
クジェット記録方法。
色材を含む放射線硬化性インクをインクジェット記録装
置で画像記録した後、白色顔料を含有する放射線硬化性
インクを塗設することを特徴とするインクジェット記録
方法。
インクジェット記録装置で行うことを特徴とするインク
ジェット記録方法。
mであることを特徴とする前記7〜9のいずれか1項記
載のインクジェット記録方法。
の25℃における粘度が35mPa・s以上500mP
a・s以下であることを特徴とする前記7〜10のいず
れか1項記載のインクジェット記録方法。
一様に透明又は半透明基材へ照射することを特徴とする
前記7〜11のいずれか1項記載のインクジェット記録
方法。
ンクを吐出するインクジェットヘッドを2個以上持つイ
ンクジェット記録装置を用いることを特徴とする前記9
〜12のいずれか1項記載のインクジェット記録方法。
明又は半透明基材の材質としては、ポリエステル、ポリ
オレフィン、ポリアミド、ポリエステルアミド、ポリエ
ーテル、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリスチレ
ン、ポリカーボネート、ポリ−p−フェニレンスルフィ
ド、ポリエーテルエステル、ポリ塩化ビニル、ポリ(メ
タ)アクリル酸エステル、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ナイロンが好ましい。また、これらの共重合体やブ
レンド物、さらには、架橋したものを用いることもでき
る。中でも延伸したポリエチレンテレフタレート、ポリ
スチレン、ポリプロピレン、ナイロンが透明性、寸法安
定性、剛性、環境負荷、コストの面で好ましい。フィル
ムの厚みは2〜100μm、更に好ましくは6〜50μ
mとすることで、再転写時の加熱適性が得られ好まし
い。
転写媒体側から画像を見る印刷物とする場合は、透明基
材を用いても良いし、適度な画像視認性を得る為に白色
に着色することも可能である。白地を調整した紙支持体
または上記樹脂フィルムを使用することも出来る。白色
度の調整は使用される照明環境に応じて適宜行う。
布性を得る為に公知の方法で支持体表面にコロナ放電処
理や、易接着処理などの表面処理を施すことが好まし
い。
式(表刷り)と印刷面の反対側から画像をみる方式(裏
刷り)がある。これは軟包装されるものや軟包装に使う
包装材料によって決まる。したがって、小ロットに対応
するためには、画像部だけでなく白色部も小ロットに対
応できることが好ましい、つまり、白色インクの塗設
に、フレキソ印刷等の従来の印刷方法を用いてもよい
が、バリアブルデータに対応できること、デザイン決定
から印刷までの工程が少ないインクジェット方式が好ま
しい。
ズル径は、白色顔料含有インク用のほうが、白色インク
以外の色材を含有するインク用のものより大きい。好ま
しくは1.2倍以上50倍以下である。白色顔料含有イ
ンク用のヘッドのノズル径が白色以外の色材を含有する
インクと同じかより小さい場合、白色の濃度が低くな
り、鮮明な画像が得られなかったり、高濃度で白色を射
出するために記録速度が遅くなったりした。ノズルの目
詰まりによる画像欠陥の頻度が高くなったりした。白色
インク以外のインクを含む顔料用のヘッドより白色以外
のインク色材を含む顔料用は10〜40μmが好まし
い。更に好ましくは15〜35μmである。ノズル径が
小さすぎると、インクの目詰まりによる画像欠陥が発生
したり、インクの射出速度が低下し、画像ムラの原因に
なる。ノズル径が大きすぎると高解像度の射出を安定し
てできなくなる。また、白色顔料インク用のヘッドを複
数個にすることも、白色濃度を高濃度に安定させるのに
効果があるが、ヘッドの数が増えるため、装置が高額に
なる、制御が複雑になる等のデメリットもある。
〜80℃に加熱し、インク粘度を下げて射出することが
射出安定性の点で好ましい。照射線硬化型インクは、概
して水性インクより粘度が高いため、温度変動による粘
度変動幅が大きい。粘度変動はそのまま液滴サイズ、液
滴射出速度に大きく影響を与え、画質劣化を起こすた
め、インク温度を出来るだけ一定に保つことが必要であ
る。インク温度の制御幅は設定温度±5℃、好ましくは
設定温度±2℃、更に好ましくは設定温度±1℃であ
る。記録装置にはインク温度の安定化手段を備えるが、
一定温度にする部位はインクタンク(中間タンクがある
場合は中間タンク)、からノズル射出面までの配管系、
部材の全てが対象となる。
各配管部位に複数設け、インク流量、環境温度に応じた
加熱制御をすることが好ましい。また、加熱するヘッド
ユニットは、装置本体、外気からの温度の影響を受けな
いよう、熱的に遮断もしくは断熱されていることが好ま
しい。加熱に要する記録装置立上げ時間を短縮するた
め、また熱エネルギーのロスを低減するために、他部位
との断熱を行うとともに、加熱ユニット全体の熱容量を
小さくすることが好ましい。
ど、様々な線源を用いることが可能であるが、硬化性、
線源のコスト等を考慮すると、紫外線が好ましい。紫外
線線源としては、水銀ランプ、メタルハライドランプ、
エキシマーランプ、紫外線レーザー・LEDなどを用い
ることが出来る。
767号に開示されている。これによると、ヘッドユニ
ットの両側に光源を設け、シャトル方式でヘッドと光源
を走査する。照射は、インク着弾後、一定時間を置いて
行われることになる。更に、駆動を伴わない別光源によ
って硬化を完了させる。WO9,954,415号で
は、照射方法として、光ファイバーを用いた方法や、コ
リメートされた光源をヘッドユニット側面に設けた鏡面
に当て、記録部へUV光を照射する方法が開示されてい
る。本発明の記録方法においては、これらの照射方法を
用いることが可能である。またヘッドの背面から照射す
ることが好ましい。
バーや、高価な光学系を用いることなく、着弾直後のイ
ンクに、速やかに照射することが出来る。また、ヘッド
背面からの照射であるため、記録媒体からの反射線によ
る、ノズル界面のインク硬化を防ぐ効果もある。線源は
記録媒体へ投影形状を、走査一回分の記録幅を持つ帯状
とさせることが好ましい。
管、紫外線ランプ管が好ましい。線源は、実質的に記録
装置に固定化し、可動部を無くすことで、安価な構成と
することが可能である。
し、第2の線源によって、硬化を完了させることが好ま
しい形態のひとつである。これは、2色目の着弾インク
の濡れ性、インク間の接着性を得ることと、線源を安価
に組むことに寄与する。
光波長または露光照度を変えることが好ましい。第一照
射エネルギーを第二の照射エネルギーより小さく、即ち
第一の照射エネルギーを照射エネルギー総量の1〜20
%、好ましくは1〜10%、更に好ましくは1〜5%と
する。照度を変えた照射を行うことで、硬化後の分子量
分布が好ましいものとなる。即ち、一度に高照度の照射
を行ってしまうと、重合率は高められるものの、重合し
たポリマーの分子量は小さく、強度が得られない。イン
クジェットインクのように極端に粘度の低い組成では、
顕著な効果が得られる。
することで、第一の照射では、インクの表層を硬化させ
て、インクの滲みを抑えられ、第二の照射では照射線が
届き難い記録媒体近傍のインクを硬化させ、密着性を改
善することが出来る。インク内部の硬化促進のために
も、第二の照射線波長は長波長であることが好ましい。
ンクを用い、一定温度にインクを加温するとともに、着
弾から照射までの時間を0.01〜0.5秒、好ましく
は0.01〜0.3秒、更に好ましくは0.01〜0.
15秒後に放射線を照射することにある。このように着
弾から照射までの時間を極短時間に制御することによ
り、着弾インクが硬化前に滲むことを防止することが可
能となる。また、多孔質な記録媒体に対しても光源の届
かない深部までインクが浸透する前に露光することが出
来る為、未反応モノマーの残留を抑えられ、臭気を低減
出来る。これは、本発明のインクを用いることで大きな
相乗効果をもたらすことになる。特に、25℃における
インク粘度が35〜500mPa・sのインクを用いる
と大きな効果を得ることが出来る。このような記録方法
を取ることで、表面の濡れ性が異なる様々な記録媒体に
対しても、着弾したインクのドット径を一定に保つこと
が出来、画質が向上する。なお、カラー画像を得るため
には、明度の低い色から順に重ねていくことが好まし
い。明度の低いインクを重ねると、下部のインクまで照
射線が到達しにくく、硬化感度の阻害、残留モノマーの
増加および臭気の発生、密着性の劣化が生じやすい。ま
た、照射は、全色を射出してまとめて露光することが可
能だが、1色毎に露光するほうが、硬化促進の観点で好
ましい。
ヘッド、インク液供給系、インクおよびヘッドの温度制
御機構、制御基板等から構成される。背面から光照射す
る場合、ヘッドユニットは、出来るだけ記録媒体への投
影面積が小さい方が好ましい。小さい方が、第一の照射
がより有効に活用される。
は、各色間を実質的に照射線透過性とすることが好まし
い。具体的には照射線透過性の部材でヘッド間を構成す
るか、部材を配置させない構成である。本発明の構成で
は、このような簡単な構成とすることで、各色毎に、着
弾直後、速やかに照射することが可能であり、特に二次
色の滲み防止、双方向描画における、行きと帰りのドッ
ト滲み差を防止(行きと帰りの色が異なるのを防ぐ)出
来るため、好ましい。
用インクは少なくとも色材、重合性化合物から構成され
る。
及び/または有機の白色顔料を用いることができる。無
機の白色顔料としては、硫酸バリウム等のアルカリ土類
金属の硫酸塩、炭酸カルシウム等のアルカリ土類金属の
炭酸塩、微粉ケイ酸、合成ケイ酸塩等のシリカ類、ケイ
酸カルシウム、アルミナ、アルミナ水和物、酸化チタ
ン、酸化亜鉛、タルク、クレイ等があげられる。好まし
くは酸化チタンである。
9613号に示される、有機化合物塩や特開平11−1
40365号、特開2001−234093号に示され
るアルキレンビスメラミン誘導体が挙げられる。上記白
色顔料の具体的な商品としては、ShigenoxOW
P、ShigenoxOWPL、ShigenoxFW
P、ShigenoxFWG、ShigenoxUL、
ShigenoxU(以上、ハッコールケミカル社製、
何れも商品名)などが挙げられる。
解または分散できる色材が使用出来るが、耐候性の点で
顔料が好ましい。顔料としては C.I Pigment Yellow−1,3,1
2,13,14,17,81,83,87,95,10
9,42、 C.I Pigment Orange−16,36,
38、 C.I Pigment Red−5,22,38,4
8:1,48:2,48:4,49:1,53:1,5
7:1,63:1,144,146,185,101、 C.I Pigment Violet−19,23、 C.I Pigment Blue−15:1,15:
3,15:4,18,60,27,29、 C.I Pigment Green−7,36、 C.I Pigment White−6,18,2
1、 C.I Pigment Black−7、 が使用出来るが、これに限られる訳ではない。
ル、アトライター、ロールミル、アジテータ、ヘンシェ
ルミキサ、コロイドミル、超音波ホモジナイザー、パー
ルミル、湿式ジェットミル、ペイントシェーカー等を用
いることができる。また、顔料の分散を行う際に分散剤
を添加することも可能である。分散剤は高分子分散剤を
用いることが好ましい高分子分散剤としてはZenec
a社のSolsperseシリーズが挙げられる。ま
た、分散助剤として、各種顔料に応じたシナージストを
用いることも可能である。これらの分散剤および分散助
剤は、顔料100質量部に対し、1〜50質量部添加す
ることが好ましい。分散媒体は溶剤または重合性化合物
で行うが、本発明に用いる照射線硬化型インクは、イン
ク着弾直後に反応・硬化させるため、無溶剤であること
が好ましい。溶剤が硬化画像に残ってしまうと、耐溶剤
性の劣化、残留する溶剤のVOCの問題が生じる。よっ
て、分散媒体は溶剤では無く重合性化合物、その中でも
最も粘度の低いモノマーを選択することが分散適性上好
ましい。
とすることが好ましく、最大粒径は0.3〜10μm、
好ましくは0.3〜3μmとなるよう、顔料、分散剤、
分散媒体の選定、分散条件、ろ過条件を設定する。この
粒径管理によって、ヘッドノズルの詰まりを抑制し、イ
ンクの保存安定性、インク透明性および硬化感度を維持
することが出来る。色材はインク全体の1質量%乃至1
0質量%の添加量が好ましい。
合物、例えば特開平7−159983号、特公平7−3
1399号、特開平8−224982号、特開平10−
863号等の各号公報に記載されている光重合性組成物
を用いた光硬化型材料と、カチオン重合系の光硬化性樹
脂が知られており、最近では可視光以上の長波長域に増
感された光カチオン重合系の光硬化性樹脂も例えば、特
開平6−43633号、特開平8−324137号公報
等に公開されている。
能なエチレン性不飽和結合を有する化合物であり、分子
中にラジカル重合可能なエチレン性不飽和結合を少なく
とも1つ有する化合物であればどの様なものでもよく、
モノマー、オリゴマー、ポリマー等の化学形態をもつも
のが含まれる。ラジカル重合性化合物は1種のみ用いて
もよく、また目的とする特性を向上するために任意の比
率で2種以上を併用してもよい。また、単官能化合物よ
りも官能基を2つ以上持つ多官能化合物の方がより好ま
しい。更に好ましくは多官能化合物を2種以上併用して
用いることが、反応性、物性などの性能を制御する上で
好ましい。
を有する化合物の例としては、アクリル酸、メタクリル
酸、イタコン酸、クロトン酸、イソクロトン酸、マレイ
ン酸等の不飽和カルボン酸及びそれらの塩、エステル、
ウレタン、アミドや無水物、アクリロニトリル、スチレ
ン、さらに種々の不飽和ポリエステル、不飽和ポリエー
テル、不飽和ポリアミド、不飽和ウレタン等のラジカル
重合性化合物が挙げられる。具体的には、2−エチルヘ
キシルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレー
ト、ブトキシエチルアクリレート、カルビトールアクリ
レート、シクロヘキシルアクリレート、テトラヒドロフ
ルフリルアクリレート、ベンジルアクリレート、ビス
(4−アクリロキシポリエトキシフェニル)プロパン、
ネオペンチルグリコールジアクリレート、1,6−ヘキ
サンジオールジアクリレート、エチレングリコールジア
クリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、ト
リエチレングリコールジアクリレート、テトラエチレン
グリコールジアクリレート、ポリエチレングリコールジ
アクリレート、ポリプロピレングリコールジアクリレー
ト、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエ
リスリトールテトラアクリレート、ジペンタエリスリト
ールテトラアクリレート、トリメチロールプロパントリ
アクリレート、テトラメチロールメタンテトラアクリレ
ート、オリゴエステルアクリレート、N−メチロールア
クリルアミド、ジアセトンアクリルアミド、エポキシア
クリレート等のアクリル酸誘導体、メチルメタクリレー
ト、n−ブチルメタクリレート、2−エチルヘキシルメ
タクリレート、ラウリルメタクリレート、アリルメタク
リレート、グリシジルメタクリレート、ベンジルメタク
リレート、ジメチルアミノメチルメタクリレート、1,
6−ヘキサンジオールジメタクリレート、エチレングリ
コールジメタクリレート、トリエチレングリコールジメ
タクリレート、ポリエチレングリコールジメタクリレー
ト、ポリプロピレングリコールジメタクリレート、トリ
メチロールエタントリメタクリレート、トリメチロール
プロパントリメタクリレート、2,2−ビス(4−メタ
クリロキシポリエトキシフェニル)プロパン等のメタク
リル誘導体、その他、アリルグリシジルエーテル、ジア
リルフタレート、トリアリルトリメリテート等のアリル
化合物の誘導体が挙げられ、さらに具体的には、山下晋
三編、「架橋剤ハンドブック」、(1981年大成
社);加藤清視編、「UV・EB硬化ハンドブック(原
料編)」(1985年、高分子刊行会);ラドテック研
究会編、「UV・EB硬化技術の応用と市場」、79
頁、(1989年、シーエムシー);滝山栄一郎著、
「ポリエステル樹脂ハンドブック」、(1988年、日
刊工業新聞社)等に記載の市販品もしくは業界で公知の
ラジカル重合性ないし架橋性のモノマー、オリゴマー及
びポリマーを用いることができる。上記ラジカル重合性
化合物の添加量は好ましくは1〜97質量%であり、よ
り好ましくは30〜95質量%である。
オン重合により高分子化の起こるタイプのモノマー(主
にエポキシタイプ)、エポキシタイプの紫外線硬化性プ
レポリマー、1分子内にエポキシ基を2個以上含有する
プレポリマー等を挙げることができる。このようなプレ
ポリマーとしては、例えば、脂環式ポリエポキシド類、
多塩基酸のポリグリシジルエステル類、多価アルコール
のポリグリシジルエーテル類、ポリオキシアルキレング
リコールのポリグリシジルエーテル類、芳香族ポリオー
ルのポリグリシジルエーテル類、芳香族ポリオールのポ
リグリシジルエーテル類の水素添加化合物類、ウレタン
ポリエポキシ化合物類およびエポキシ化ポリブタジエン
類等を挙げることができる。これらのプレポリマーは、
その一種を単独で使用することもできるし、また、その
二種以上を混合して使用することもできる。
アクリル系モノマーあるいはプレポリマー、エポキシ系
モノマーあるいはプレポリマー、ウレタン系モノマーあ
るいはプレポリマー等が好ましく用いられるが、更に好
ましくは下記化合物である。
レート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピルアク
リレート、2−ヒドロキシブチルアクリレート、ヒドロ
キシピバリン酸ネオペンチルグリコールジアクリレー
ト、2−アクリロイロキシエチルフタル酸、メトキシ−
ポリエチレングリコールアクリレート、テトラメチロー
ルメタントリアクリレート、2−アクリロイロキシエチ
ル−2−ヒドロキシエチルフタル酸、ジメチロールトリ
シクロデカンジアクリレート、エトキシ化フェニルアク
リレート、2−アクリロイロキシエチルコハク酸、ノニ
ルフェノールEO付加物アクリレート、変性グリセリン
トリアクリレート、ビスフェノールAジグリシジルエー
テルアクリル酸付加物、変性ビスフェノールAジアクリ
レート、フェノキシ−ポリエチレングリコールアクリレ
ート、2−アクリロイロキシエチルヘキサヒドロフタル
酸、ビスフェノールAのPO付加物ジアクリレート、ビ
スフェノールAのEO付加物ジアクリレート、ジペンタ
エリスリトールヘキサアクリレート、ペンタエリスリト
ールトリアクリレートトリレンジイソシアネートウレタ
ンプレポリマー、ラクトン変性可トウ性アクリレート、
ブトキシエチルアクリレート、プロピレングリコールジ
グリシジルエーテルアクリル酸付加物、ペンタエリスリ
トールトリアクリレートヘキサメチレンジイソシアネー
トウレタンプレポリマー、2−ヒドロキシエチルアクリ
レート、メトキシジプロピレングリコールアクリレー
ト、ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート、ペ
ンタエリスリトールトリアクリレートヘキサメチレンジ
イソシアネートウレタンプレポリマー、ステアリルアク
リレート、イソアミルアクリレート、イソミリスチルア
クリレート、イソステアリルアクリレートを挙げること
が出来る。
硬化型インクに用いられてきた重合性化合物より、皮膚
刺激性や感作性(かぶれ)が小さく、比較的粘度を下げ
ることが出来、安定したインク射出性が得られ、重合感
度、記録媒体との密着性も良好である。上記化合物群を
20〜95質量%、好ましくは50〜95質量%、更に
好ましくは70〜95質量%用いる。
マーは低分子量であっても、感作性が小さいものであ
り、なおかつ反応性が高く、粘度が低く、記録媒体への
密着性に優れる。
り改善するためには、上述したモノアクリレートと、分
子量400以上、好ましくは500以上の多官能アクリ
レートモノマー又は多官能アクリレートオリゴマーを併
用することが感度、密着性向上の点で好ましい。安全性
を維持しつつ、更に、感度、滲み、記録媒体との密着性
をより改善することが出来る。オリゴマーとしてはエポ
キシアクリレートオリゴマー、ウレタンアクリレートオ
リゴマーが特に好ましい。
軟な記録媒体への記録では、上記化合物群の中から選ば
れるモノアクリレートと、多官能アクリレートモノマー
又は多官能アクリレートオリゴマーとの併用が膜に可と
う性を持たせられ密着性を高めつつ、膜強度を高められ
るため好ましい。モノアクリレートとしてはステアリル
アクリレート、イソアミルアクリレート、イソミスチル
アクリレート、イソステアリルアクリレートが感度も高
く、低収縮性でカールの発生を防止出来るとともに、滲
み防止、印刷物の臭気、照射装置のコストダウンの点で
好ましい。
リレートより良好であるが、感作性は概してアクリレー
トと差が無く、アクリレートに比べて感度が下がるので
適さないが、反応性が高く、感作性の良好なものであれ
ば、好適に使用することが出来る。なお、上記化合物の
中でもアルコキシアクリレートは、感度が低く、滲み、
臭気、照射光源の問題が生じるため、その量を70質量
部未満に留め、その他のアクリレートを併用することが
好ましい。
て、その他の成分を添加することが出来る。
合、開始剤は不要であるが、線源としてUV光、可視
光、赤外光を用いる場合は、それぞれの波長に応じたラ
ジカル重合開始剤、開始助剤、増感色素を添加する。こ
れらの量はインク全体の1〜10質量部が必要となる。
開始剤は公知の様々な化合物を使用することが出来る
が、上記重合性化合物に溶解するものから選択する。具
体的な開始剤としては、キサントンまたはチオオキサン
トン系、ベンゾフェノン系、キノン系、フォスフィンオ
キシド系が挙げられる。
を200〜20000ppm添加することが出来る。本
発明のインクは40〜80℃の範囲で加熱、低粘度化し
て射出することが好ましいので、熱重合によるヘッド詰
まりを防ぐためにも重合禁止剤を入れることが好まし
い。
リング添加剤、マット剤、膜物性を調整するためのポリ
エステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ビニル系樹脂、
アクリル系樹脂、ゴム系樹脂、ワックス類を添加するこ
とが出来る。オレフィンやPET等の記録媒体への密着
性を改善するためには、重合を阻害しないタッキファイ
ヤーを含有させることが好ましい。具体的には、特開2
001−49200号5〜6pに記載されている、高分
子量の粘着性ポリマー((メタ)アクリル酸と炭素数1
〜20のアルキル基を有するアルコールとのエステル、
(メタ)アクリル酸と炭素数3〜14の脂環族アルコー
ルとのエステル、(メタ)アクリル酸と炭素数6〜14
の芳香族アルコールとのエステル、からなる共重合物)
や、重合性不飽和結合を持つ低分子量粘着付与性樹脂な
どである。
量の有機溶剤を添加することも有効である。この場合、
耐溶剤性やVOCの問題が起こらない範囲での添加が有
効であり、その量は0.1〜5%、好ましくは0.1〜
3%である。
感度を防ぐ手段として、開始剤寿命の長いカチオン重合
性モノマーと開始剤を組み合わせ、ラジカル・カチオン
のハイブリッド型硬化インクとすることも可能である。
で、好ましくは7〜30mPa・s、更に好ましくは7
〜20mPa・sとなるよう、組成比を決める。なお、
25℃でのインク粘度は、35〜500mPa・s、更
に、35〜200mPa・sとすることが好ましい。室
温での粘度を上げることにより、多孔質な記録媒体にも
インクの浸透を防ぎ、未硬化モノマーの低減、臭気低減
が可能となるし、着弾時のドット滲みを抑えることが出
来、画質が改善される。35mPa・s未満では、滲み
防止効果が小さい。500mPa・sより大きいと、イ
ンク液のデリバリーに問題が生じる。
/cm、更に好ましくは230〜280μN/cmであ
る。オレフィン、PET、コート紙、非コート紙など様
々な記録媒体へ記録する場合、滲み、浸透の点で200
μN/cm以上が好ましく、濡れ性の点で300μN/
cm以下が好ましい。
る。
2〜0.3μmとなるよう分散した。
過し、インクとした。インクの25℃における粘度は8
0〜150mPa・s、70℃における粘度は10〜2
0mPa・s、25℃における表面張力は240〜28
0μN/cmであった。
たインクジェット記録装置によって、記録媒体への記録
を行った。インク供給系は、インクタンク、供給パイ
プ、ヘッド直前の前室インクタンク、フィルター付き配
管、ピエゾヘッドから成り、前室インクタンクからヘッ
ド部分まで断熱および加温を行った。温度センサーは前
室インクタンクおよびピエゾヘッドのノズル付近にそれ
ぞれ設け、ノズル部分が常に60℃±2℃となるよう、
温度制御を行った。ピエゾヘッドは、ノズル径24μm
で、8〜30plのマルチサイズドットを720×72
0dpi(dpiとは1インチ、即ち2.540cm当
たりのドット数を表す)の解像度で射出できるよう駆動
した。着弾後はUV−A光を露光面照度100mW/c
m2に集光し、インク着弾後0.1秒後に照射が始まる
よう露光系・主走査速度・射出周波数を調整した。露光
時間を可変とし、露光エネルギーを照射した。
ホワイト→ブラック→シアン→マゼンタ→イエローの順
に射出、1色毎にUV光を照射した。触診で粘着性が無
くなる様、完全に硬化するエネルギーとして、1色あた
りのトータル露光エネルギーを一律300mJ/cm2
与えた。記録媒体としては、PETフィルム、印刷適性
を持たせた表面処理済みOPPフィルム、軟質塩化ビニ
ルシート、キャストコート紙、上質紙にカラー画像を記
録したところ、いずれもドットの滲みの無い高解像度の
画像が得られた。上質紙でもインクが裏回りすることな
く、十分にインクが硬化し、未反応モノマーによる臭気
が殆どしなかった。また、フィルムに記録したインクは
可とう性があり、折り曲げてもインクにクラックの入る
ことは無く、セロテープ(R)剥離による密着性テスト
においても問題無かった。この様に、皮膚刺激性、感作
性の小さい重合性化合物を用い、様々な記録媒体へ高画
質な記録を行うことが出来た。
すると、安定した射出が出来ない。また、酸化チタンの
分散粒径が1μmを超えるものを用いた場合、射出不良
が発生した。
ラック→シアン→マゼンタ→イエロー→ホワイトの順に
変えただけでサンプルを作製した。実施例1同等に高画
質で記録を行うことができた。
いてフレキソ印刷方式で印刷した後、上記インクジェッ
トプリンタを用いて、ホワイトインクを射出しない以外
は実施例1と同様にブラック→シアン→マゼンタ→イエ
ローの順に射出した。画像の縁部で白インクと他のイン
クの印刷位置が目視でわずかにずれていることがわかっ
た。また、版の準備、インク乾燥、ロールの移動等作業
が煩雑で工数もかかった。
ノズル径を24μm、80μm、180μm、350μ
mとし、ホワイトインクの射出量をヘッドの安定射出さ
せる量に変えた以外は実施例1および実施例2と同様に
画像記録を行った。その結果、白地濃度が高濃度で安定
した画像が得られた。更にノズル径が1400μmのヘ
ッドを用いると、画像周辺部の乱れがやや増大した。ま
た、白色インク以外のノズル径を大きくすると、高解像
度での射出安定性が劣化した。
2個用いた場合もインク濃度が高濃度で安定した画像が
得られた。結果を表1に示す。
(DR−904)でDB濃度測定 反射濃度:GretagSpectrolinoで裏に
黒紙をあてて測定 白ベタ評価:目視で透けを下記の評価基準で評価した。
おける粘度は8mPa・s、であった。
間を0.2秒、0.4秒、0.6秒と変えPETフィル
ムに記録すると、カラー画像としてのインク滲みが少し
づつ劣化した。また、インク処方を実施例4のマゼンタ
インク2と同様、全量ステアリルアクリレートとして各
色とも低粘度インクにした場合、着弾から照射までの時
間が0.4秒以上では、明らかな画像滲みが生じた。室
温で35mPa・s以上のインクを加熱して記録し、着
弾後0.3秒以内に照射することで、画像の滲みを効果
的に抑えることが可能となる。
視で下記評価基準で評価した。 評価基準 ○:滲みなし ○△:僅かに滲みあり、実用上可 △:滲みあり、実用上可 △×:滲みあり、実用上不可 ×:滲み多く、実用上不可 結果を表2に示す。
ス(4,6−ジアミノ−1,3,5−トリアジン−2−
イル)エチレンジアミン(分散粒径0.25μm)に変
えた以外は同等にしてホワイト顔料分散物を作製し、実
施例1と同様にホワイトインク2を作製した。白色濃度
はほとんど遜色ないものが得られた。
どの放射線を照射することによって、反応・硬化可能な
インクジェット記録用インクを用い、特に、透明又は半
透明基材上に白色顔料インク及び白色以外の色材を含有
するインクを用いて高解像度で滲みがなく定着性の良い
画像を記録できるインクジェット記録方法及び記録装置
を提供することができた。
Claims (13)
- 【請求項1】 透明又は半透明基材上に白色顔料を含有
する放射線硬化性インクを塗設後、白色顔料塗設部の少
なくとも一部の上に白色以外の色材を含む放射線硬化性
インクを吐出することを特徴とするインクジェット記録
装置。 - 【請求項2】 透明又は半透明基材上に、白色以外の色
材を含む放射線硬化性インクをインクジェット記録装置
で画像記録した後、白色顔料を含有する放射線硬化性イ
ンクを塗設することを特徴とするインクジェット記録装
置。 - 【請求項3】 基材上に白色顔料を含有する放射線硬化
性インクを塗設後、放射線を照射することで固化あるい
は増粘し、その後、白色以外の色材を含む放射線硬化性
インクジェット用インクを塗設することを特徴とするイ
ンクジェット記録装置。 - 【請求項4】 基材上に白色以外の色材を含む放射線硬
化性インクジェット用インクを塗設後、放射線を照射す
ることで固化あるいは増粘し、その後、白色顔料を含有
する放射線硬化性インクを塗設することを特徴とするイ
ンクジェット記録装置。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項記載の白色
顔料の塗設をインクジェット記録装置で行うことを特徴
とするインクジェット記録装置。 - 【請求項6】 白色顔料を含有するインクを射出するヘ
ッドノズル径が、白色以外の色材を含有するインクを射
出するヘッドのノズル径より大きいことを特徴とする請
求項5記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項7】 透明又は半透明基材上に白色顔料を含有
する放射線硬化性インクを塗設後、白色顔料塗設部の少
なくとも一部の上に白色以外の色材を含む放射線硬化性
インクを吐出して画像記録することを特徴とするインク
ジェット記録方法。 - 【請求項8】 透明又は半透明基材上に、白色以外の色
材を含む放射線硬化性インクをインクジェット記録装置
で画像記録した後、白色顔料を含有する放射線硬化性イ
ンクを塗設することを特徴とするインクジェット記録方
法。 - 【請求項9】 請求項7又は8記載の白色顔料の塗設を
インクジェット記録装置で行うことを特徴とするインク
ジェット記録方法。 - 【請求項10】 白色顔料の粒径が0.1〜0.8μm
であることを特徴とする請求項7〜9のいずれか1項記
載のインクジェット記録方法。 - 【請求項11】 色材を含有する放射線硬化性インクの
25℃における粘度が35mPa・s以上500mPa
・s以下であることを特徴とする請求項7〜10のいず
れか1項記載のインクジェット記録方法。 - 【請求項12】 放射線をヘッドユニットの背面から一
様に透明又は半透明基材へ照射することを特徴とする請
求項7〜11のいずれか1項記載のインクジェット記録
方法。 - 【請求項13】 白色顔料を含有する放射線硬化性イン
クを吐出するインクジェットヘッドを2個以上持つイン
クジェット記録装置を用いることを特徴とする請求項9
〜12のいずれか1項記載のインクジェット記録方法。
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