JP2003301127A - インクジェット用白インク組成物および画像形成方法 - Google Patents

インクジェット用白インク組成物および画像形成方法

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JP2003301127A
JP2003301127A JP2002107759A JP2002107759A JP2003301127A JP 2003301127 A JP2003301127 A JP 2003301127A JP 2002107759 A JP2002107759 A JP 2002107759A JP 2002107759 A JP2002107759 A JP 2002107759A JP 2003301127 A JP2003301127 A JP 2003301127A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インク吸収性のない透明な記録媒体に対して
良好な視認性を有し、さらに画像品質や乾燥性、基材接
着性、耐久性等においても優れた印字性を示すインクジ
ェット用白インク組成物およびそれを用いた画像形成方
法を提供する。 【解決手段】 少なくとも白色顔料を含有したインクジ
ェット用インク組成物で、可視光領域(400〜800
nm)の平均光透過率が0.5%以下のとき、紫外領域
(190〜400nm)の光透過率がそれよりも高い光
透過率を有することを特徴とするインクジェット用白イ
ンク組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェット用イ
ンク組成物に関し、より詳しくは、インク吸収性のない
透明な記録媒体に対して良好な視認性を有し、さらに画
像品質や乾燥性、基材接着性、耐久性等においても優れ
た印字性を示すインクジェット用白インク組成物および
それを用いた画像形成方法に関する。
【0002】
【従来技術】インクジェット記録方式は簡便、安価に画
像を作製でき、また近年の画質の向上に伴い、各種印刷
分野でも充分に対応できる高画質記録が可能な技術とし
て注目を浴びている。
【0003】しかし通常のインクジェット用インク組成
物は印字方式から水系溶媒や非水系溶媒を主成分とした
低粘度のインク組成物が一般的で、記録媒体としてはイ
ンク吸収性のあるものや、さらに高画質を得るためには
専用紙が必要となる。
【0004】これに対しインク吸収性のないフィルムや
金属などの記録媒体に固着し印字できるインク組成物と
しては、例えば特開平3−216379に記載されてい
る紫外線照射により高分子化する成分を含んでなるイン
ク組成物や、米国特許5,623,001号に記載され
ている色剤、紫外線硬化剤、光重合開始剤等を含んでな
る紫外線硬化型インク組成物が提案されている。
【0005】また通常のインクジェット用のインクはほ
とんどが白色系の記録媒体への印字を対象とした透明性
の高いインクで、例えば軟包装で用いられているような
透明な基材や明度の低い基材に印字した場合、コントラ
ストが得られず、鮮明なカラー発色性が得られなかった
り、視認性のある表示が難しくなる。
【0006】視認性が悪い場合、隠蔽性の高い白インク
を用いて視認性を得る手法が知られており、インクジェ
ット用の白インク組成物としては、例えば特公平2−4
5663記載の無機白色顔料、有機溶剤、結着用樹脂な
どからなり5〜40℃における粘度が1〜15cpの白
インク組成物や特開2000−336295に記載され
ている酸化チタン、重合性化合物、光重合開始剤と水性
溶媒からなる光硬化型インクジェット記録用インク組成
物が提案されている。
【0007】また、白インクに用いられる着色剤として
隠蔽力、着色力が優れる酸化チタンが知られているが、
特に紫外領域に隠蔽性を持つため、光硬化型インクの白
色顔料として用いたときに、インク層の硬化性を阻害
し、完全に硬化しなかったり、硬化に時間がかかってし
まう。
【0008】また、カラーの光硬化型インク層上に白イ
ンク層を重ねて、白インク層側から光照射を行う場合、
カラーインク層まで光が届きにくくなり、硬化性を低下
させてしまうという問題があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みてなされたものであり、すなわちインク吸収性のない
透明な記録媒体に対して良好な視認性を有し、さらに画
像品質や乾燥性、基材接着性、耐久性等においても優れ
た印字性を示すインクジェット用白インク組成物および
それを用いた画像形成方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は以下
の構成により達成される。
【0011】(1)少なくとも白色顔料を含有したイン
クジェット用インク組成物で、可視光領域(400〜8
00nm)の平均光透過率が0.5%以下のとき、紫外
領域(190〜400nm)の光透過率がそれよりも高
い光透過率を有することを特徴とするインクジェット用
白インク組成物。
【0012】(2)少なくとも白色顔料と重合性化合物
及び光重合開始剤とを含有したインクジェット用インク
組成物で、可視光領域(400〜800nm)の平均光
透過率が0.5%以下のとき、紫外領域(190〜40
0nm)の光透過率がそれよりも高い光透過率を有する
ことを特徴とするインクジェット用白インク組成物。
【0013】(3)白色顔料が白色有機顔料であること
を特徴とする(1)又は(2)記載のインクジェット用
白インク組成物。
【0014】(4)白色顔料の粒径が0.1〜1.0μ
mであることを特徴とする(1)〜(3)の何れか1項
記載のインクジェット用白インク組成物。
【0015】(5)可視光領域(400〜800nm)
の平均光透過率が0.5%以下のとき、紫外領域(19
0〜400nm)の光透過率がそれよりも高い光透過率
を有するインクジェット用白インクと、着色剤と重合性
化合物及び光重合開始剤を含有したインクジェット用カ
ラーインクを用いて、カラーインクで画像を形成した
後、画像上に白インク層を設け、その上から紫外光を照
射しカラーインク層を硬化することを特徴とする画像形
成方法。
【0016】(6)可視光領域(400〜800nm)
の平均光透過率が0.5%以下のとき、紫外領域(19
0〜400nm)の光透過率がそれよりも高い光透過率
を有するインクジェット用白インクと、着色剤と重合性
化合物及び光重合開始剤を含有したインクジェット用カ
ラーインクを用いて、カラーインクで画像を形成した
後、画像上に白インク層を設け、その上から紫外線を照
射しカラーインク層および白インク層を硬化することを
特徴とする画像形成方法。
【0017】(7)カラーインクを用いて画像を形成
し、紫外光を照射しカラーインク層を半硬化させた後、
画像上に白インク層を設け、その上から紫外線を照射す
ることを特徴とする(5)又は(6)記載の画像形成方
法。
【0018】本発明を更に詳しく説明する。 〔インク〕本発明において用いるインクジェット用白イ
ンク組成物は少なくとも白色顔料または白色顔料と重合
性化合物及び光重合開始剤から構成される。
【0019】〔白色顔料〕本発明に用いられる白色顔料
は、可視光領域(400〜800nm)の平均光透過率
が0.5%以下のとき、紫外光領域(190〜400n
m)における光透過率がそれよりも高い透過率を有し、
インク組成物を白色にするものであれば、制限なく用い
ることが出来る。
【0020】また、可視光領域(400〜800nm)
における平均透過率を0.5%以下で用いたとき、隠蔽
性が良好で、かつカラー画像の下地として用いたときに
カラー画像の視認性および発色性を向上できる。可視光
領域(400〜800nm)における平均透過率は、
0.5%以下であることが好ましいが、0〜0.4%で
あることが更に好ましい。
【0021】このような白色顔料をインクの着色剤とし
て用いた場合、特に紫外線硬化型のインクとしたとき
や、他の紫外線硬化型インクと併用するときに、白色お
よび隠蔽性を示しながらも硬化に必要な光は透過するた
めインク硬化性能を劣化させることがない。
【0022】紫外光領域における光透過率は硬化のため
に照射される光が透過すれば良く、紫外光領域全域また
は照射される光の波長領域のみ透過性を有していても良
い。
【0023】このような性質を示す白色顔料としては、
例えば有機白色顔料が挙げられる。これら有機白色顔料
としては、特開平11−129613に示される有機化
合物塩や特開平11−140365、特開2001−2
34093に示されるアルキレンビスメラミン誘導体が
挙げられる。
【0024】この他に紫外光透過性に影響しない範囲
で、より可視部の隠蔽性を上げる目的で無機白色顔料や
白色の中空ポリマー微粒子を併用することができる。
【0025】無機白色顔料としては、硫酸バリウム等の
アルカリ土類金属の硫酸塩、炭酸カルシウム等のアルカ
リ土類金属の炭酸塩、微粉ケイ酸、合成ケイ酸塩等のシ
リカ類、ケイ酸カルシウム、アルミナ、アルミナ水和
物、酸化チタン、酸化亜鉛、タルク、クレイ等があげら
れる。
【0026】白色の中空ポリマー微粒子としては、米国
特許第4,089,800号明細書に開示されている、
実質的に有機重合体で作製された熱可塑性を示す微粒子
などが挙げられる。
【0027】顔料の分散には、ボールミル、サンドミ
ル、アトライター、ロールミル、アジテータ、ヘンシェ
ルミキサ、コロイドミル、超音波ホモジナイザー、パー
ルミル、湿式ジェットミル、ペイントシェーカー等を用
いることができる。
【0028】また、顔料の分散を行う際に分散剤を添加
することも可能で、そのような分散剤としては一般に公
知の界面活性剤を用いることができる。
【0029】このような界面活性剤としては、アニオン
性、非イオン性、カチオン性、両イオン性、高分子系活
性剤を用いることができる。
【0030】アニオン性活性剤としては、脂肪酸塩、ア
ルキル硫酸エステル塩、アルキルアリールスルホン酸
塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、ジアルキルスル
ホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、アルキルジア
リールエーテルジスルホン酸塩、アルキルリン酸塩、ポ
リオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシ
エチレンアルキルアリールエーテル硫酸塩、ナフタレン
スルホン酸フォルマリン縮合物、ポリオキシエチレンア
ルキルリン酸エステル塩、グリセロールボレイト脂肪酸
エステル、ポリオキシエチレングリセロール脂肪酸エス
テル等を例示できる。
【0031】非イオン性活性剤としては、ポリオキシエ
チレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキル
アリールエーテル、ポリオキシエチレンオキシプロピレ
ンブロックコポリマー、ソルビタン脂肪酸エステル、ポ
リオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキ
シエチレンソルビトール脂肪酸エステル、グリセリン脂
肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポ
リオキシエチレンアルキルアミン、フッ素系、シリコン
系等の非イオン性活性剤が例示できる。
【0032】カチオン性活性剤としては、アルキルアミ
ン塩、第4級アンモニウム塩、アルキルピリジニウム
塩、アルキルイミダゾリウム塩等を例示できる。
【0033】両イオン性活性剤としては、アルキルベタ
イン、アルキルアミンオキサイド、ホスファジルコリン
等が例示できる。
【0034】高分子性活性剤としてはZeneca社の
Solsperseシリーズが挙げられる。
【0035】また、分散助剤として、各種顔料に応じた
シナージストを用いることも可能である。これらの分散
剤および分散助剤は、顔料100質量部に対し、1〜5
0質量部添加することが好ましい。分散媒体は溶剤また
は重合性化合物で行うが、本発明に用いる光硬化型イン
クは、インク着弾直後に反応・硬化させるため、無溶剤
であることが好ましい。溶剤が硬化画像に残ってしまう
と、耐溶剤性の劣化、残留する溶剤のVOC(vola
tile organic compound)の問題
が生じる。よって、分散媒体は溶剤では無く重合性化合
物、その中でも最も粘度の低いモノマーを選択すること
が分散適性上好ましい。
【0036】分散は、平均粒径を0.1〜1.0μmと
することが好ましく、最大粒径は0.3〜10μm、好
ましくは0.3〜3μmとなるよう、顔料、分散剤、分
散媒体の選定、分散条件、ろ過条件を設定する。この粒
径管理によって、ヘッドノズルの詰まりを抑制し、イン
クの保存安定性、インク隠蔽性および硬化感度を維持す
ることが出来る。
【0037】白色顔料はインク全体の1〜50質量%、
好ましくは2〜30質量%の範囲で含有される。含有量
がこれより少ないと隠蔽性が得られず、またこれより多
いとインクジェットによる出射性が悪くなり、目詰まり
などの原因になる。
【0038】白色顔料の隠蔽性としてはインク層とした
ときの400〜800nmの平均透過率が0.5%以下
であることが好ましく、良好なカラー画像の発色性が得
られる。
【0039】〔重合性化合物、光重合開始剤〕重合性化
合物は、ラジカル重合性化合物、例えば特開平7−15
9983号、特公平7−31399号、特開平8−22
4982、特開平10−863号等の各公報及び特願平
7−231444号明細書に記載されている光重合性組
成物を用いた光硬化型材料と、カチオン重合系の光硬化
性樹脂が知られており、最近では可視光以上の長波長域
に増感された光カチオン重合系の光硬化性樹脂も例え
ば、特開平6−43633号、同8−324137公報
等に公開されている。
【0040】ラジカル重合性化合物は、ラジカル重合可
能なエチレン性不飽和結合を有する化合物であり、分子
中にラジカル重合可能なエチレン性不飽和結合を少なく
とも1つ有する化合物であればどの様なものでもよく、
モノマー、オリゴマー、ポリマー等の化学形態をもつも
のが含まれる。ラジカル重合性化合物は1種のみ用いて
もよく、また目的とする特性を向上するために任意の比
率で2種以上を併用してもよい。また、単官能化合物よ
りも官能基を2つ以上持つ多官能化合物の方がより好ま
しい。更に好ましくは多官能化合物を2種以上併用して
用いることが、反応性、物性などの性能を制御する上で
好ましい。
【0041】ラジカル重合可能なエチレン性不飽和結合
を有する化合物の例としては、アクリル酸、メタクリル
酸、イタコン酸、クロトン酸、イソクロトン酸、マレイ
ン酸等の不飽和カルボン酸及びそれらの塩、エステル、
ウレタン、アミドや無水物、アクリロニトリル、スチレ
ン、さらに種々の不飽和ポリエステル、不飽和ポリエー
テル、不飽和ポリアミド、不飽和ウレタン等のラジカル
重合性化合物が挙げられる。具体的には、2−エチルヘ
キシルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレー
ト、ブトキシエチルアクリレート、カルビトールアクリ
レート、シクロヘキシルアクリレート、テトラヒドロフ
ルフリルアクリレート、ベンジルアクリレート、ビス
(4−アクリロキシポリエトキシフェニル)プロパン、
ネオペンチルグリコールジアクリレート、1,6−ヘキ
サンジオールジアクリレート、エチレングリコールジア
クリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、ト
リエチレングリコールジアクリレート、テトラエチレン
グリコールジアクリレート、ポリエチレングリコールジ
アクリレート、ポリプロピレングリコールジアクリレー
ト、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエ
リスリトールテトラアクリレート、ジペンタエリスリト
ールテトラアクリレート、トリメチロールプロパントリ
アクリレート、テトラメチロールメタンテトラアクリレ
ート、オリゴエステルアクリレート、N−メチロールア
クリルアミド、ジアセトンアクリルアミド、エポキシア
クリレート等のアクリル酸誘導体、メチルメタクリレー
ト、n−ブチルメタクリレート、2−エチルヘキシルメ
タクリレート、ラウリルメタクリレート、アリルメタク
リレート、グリシジルメタクリレート、ベンジルメタク
リレート、ジメチルアミノメチルメタクリレート、1,
6−ヘキサンジオールジメタクリレート、エチレングリ
コールジメタクリレート、トリエチレングリコールジメ
タクリレート、ポリエチレングリコールジメタクリレー
ト、ポリプロピレングリコールジメタクリレート、トリ
メチロールエタントリメタクリレート、トリメチロール
プロパントリメタクリレート、2,2−ビス(4−メタ
クリロキシポリエトキシフェニル)プロパン等のメタク
リル誘導体、その他、アリルグリシジルエーテル、ジア
リルフタレート、トリアリルトリメリテート等のアリル
化合物の誘導体が挙げられ、さらに具体的には、山下晋
三編、「架橋剤ハンドブック」、(1981年大成
社);加藤清視編、「UV・EB硬化ハンドブック(原
料編)」(1985年、高分子刊行会);ラドテック研
究会編、「UV・EB硬化技術の応用と市場」、79
頁、(1989年、シーエムシー);滝山栄一郎著、
「ポリエステル樹脂ハンドブック」、(1988年、日
刊工業新聞社)等に記載の市販品もしくは業界で公知の
ラジカル重合性ないし架橋性のモノマー、オリゴマー及
びポリマーを用いることができる。上記ラジカル重合性
化合物の添加量は好ましくは1〜97質量%であり、よ
り好ましくは30〜95質量%である。
【0042】ラジカル重合開始剤としては、特公昭59
−1281号、同61−9621号、及び特開昭60−
60104号等の各公報記載のトリアジン誘導体、特開
昭59−1504号及び同61−243807号等の各
公報に記載の有機過酸化物、特公昭43−23684
号、同44−6413号、同44−6413号及び同4
7−1604号等の各公報並びに米国特許第3,56
7,453号明細書に記載のジアゾニウム化合物、米国
特許第2,848,328号、同第2,852,379
号及び同2,940,853号各明細書に記載の有機ア
ジド化合物、特公昭36−22062号、同37−13
109号、同38−18015号、同45−9610号
等の各公報に記載のo−キノンジアジド類、特公昭55
−39162号、特開昭59−14023号等の各公報
及び「マクロモレキュルス(Macromolecul
es)、第10巻、第1307頁(1977年)に記載
の各種オニウム化合物、特開昭59−142205号公
報に記載のアゾ化合物、特開平1−54440号公報、
ヨーロッパ特許第109,851号、ヨーロッパ特許第
126,712号等の各明細書、「ジャーナル・オブ・
イメージング・サイエンス」(J.Imag.Sc
i.)」、第30巻、第174頁(1986年)に記載
の金属アレン錯体、特開平5−213861号及び同5
−255347号公報に記載の(オキソ)スルホニウム
有機ホウ素錯体、特開昭61−151197号公報に記
載のチタノセン類、「コーディネーション・ケミストリ
ー・レビュー(Coordination Chemi
stry Review)」、第84巻、第85〜第2
77頁(1988年)及び特開平2−182701号公
報に記載のルテニウム等の遷移金属を含有する遷移金属
錯体、特開平3−209477号公報に記載の2,4,
5−トリアリールイミダゾール二量体、四臭化炭素や特
開昭59−107344号公報記載の有機ハロゲン化合
物等が挙げられる。これらの重合開始剤はラジカル重合
可能なエチレン不飽和結合を有する化合物100質量部
に対して0.01から10質量部の範囲で含有されるの
が好ましい。
【0043】カチオン重合系光硬化樹脂としては、カチ
オン重合により高分子化の起こるタイプ(主にエポキシ
タイプ)のエポキシタイプの紫外線硬化性プレポリマ
ー、モノマーは、1分子内にエポキシ基を2個以上含有
するプレポリマーを挙げることができる。このようなプ
レポリマーとしては、例えば、脂環式ポリエポキシド
類、多塩基酸のポリグリシジルエステル類、多価アルコ
ールのポリグリシジルエーテル類、ポリオキシアルキレ
ングリコールのポリグリシジルエーテル類、芳香族ポリ
オールのポリグリシジルエーテル類、芳香族ポリオール
のポリグリシジルエーテル類の水素添加化合物類、ウレ
タンポリエポキシ化合物類およびエポキシ化ポリブタジ
エン類等を挙げることができる。これらのプレポリマー
は、その一種を単独で使用することもできるし、また、
その二種以上を混合して使用することもできる。
【0044】カチオン重合系放射線硬化樹脂としては、
カチオン重合により高分子化の起こるタイプ(主にエポ
キシタイプ)のエポキシタイプの紫外線硬化性プレポリ
マー、モノマーは、1分子内にエポキシ基を2個以上含
有するプレポリマーを挙げることができる。このような
プレポリマーとしては、例えば、脂環式ポリエポキシド
類、多塩基酸のポリグリシジルエステル類、多価アルコ
ールのポリグリシジルエーテル類、ポリオキシアルキレ
ングリコールのポリグリシジルエーテル類、芳香族ポリ
オールのポリグリシジルエーテル類、芳香族ポリオール
のポリグリシジルエーテル類の水素添加化合物類、ウレ
タンポリエポキシ化合物類およびエポキシ化ポリブタジ
エン類等を挙げることができる。これらのプレポリマー
は、その一種を単独で使用することもできるし、また、
その二種以上を混合して使用することもできる。
【0045】カチオン重合系光硬化樹脂の開始剤として
は、芳香族オニウム塩を挙げることができる。この芳香
族オニウム塩として、周期表第Va族元素の塩たとえば
ホスホニウム塩(たとえばヘキサフルオロリン酸トリフ
ェニルフェナシルホスホニウムなど)、第VIa族元素の
塩たとえばスルホニウム塩(たとえばテトラフルオロホ
ウ酸トリフェニルスルホニウム、ヘキサフルオロリン酸
トリフェニルスルホニウム、ヘキサフルオロリン酸トリ
ス(4−チオメトキシフェニル)、スルホニウムおよび
ヘキシサフルオロアンチモン酸トリフェニルスルホニウ
ムなど)、および第VIIa族元素の塩たとえばヨードニ
ウム塩(たとえば塩化ジフェニルヨードニウムなど)を
挙げることができる。
【0046】このような芳香族オニウム塩をエポキシ化
合物の重合におけるカチオン重合開始剤として使用する
ことは、米国特許第4,058,401号、同第4,0
69,055号、同第4,101,513号および同第
4,161,478号公報に詳述されている。
【0047】好ましいカチオン重合開始剤としては、第
VIa族元素のスルホニウム塩が挙げられる。その中で
も、紫外線硬化性と紫外線硬化性の組成物の貯蔵安定性
の観点からすると、ヘキサフルオロアンチモン酸トリア
リールスホニウムが好ましい。またフォトポリマーハン
ドブック(フォトポリマー懇話会編 工業調査会発行1
989年)の39〜56頁に記載の公知の光重合開始
剤、特開昭64−13142号、特開平2−4804号
に記載されている化合物を任意に用いることが可能であ
る。
【0048】さらに本発明において重合性化合物は、
(メタ)アクリル系モノマーあるいはプレポリマー、エ
ポキシ系モノマーあるいはプレポリマー、ウレタン系モ
ノマーあるいはプレポリマー等が好ましく用いられる
が、更に好ましくは下記化合物である。
【0049】2−エチルヘキシル−ジグリコールアクリ
レート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピルアク
リレート、2−ヒドロキシブチルアクリレート、ヒドロ
キシピバリン酸ネオペンチルグリコールジアクリレー
ト、2−アクリロイロキシエチルフタル酸、メトキシ−
ポリエチレングリコールアクリレート、テトラメチロー
ルメタントリアクリレート、2−アクリロイロキシエチ
ル−2−ヒドロキシエチルフタル酸、ジメチロールトリ
シクロデカンジアクリレート、エトキシカフェニルアク
リレート、2−アクリロイロキシエチルコハク酸、ノニ
ルフェノールEO付加物アクリレート、変性グリセリン
トリアクリレート、ビスフェノールAジグリシジルエー
テルアクリル酸付加物、変性ビスフェノールAジアクリ
レート、フェノキシ−ポリエチレングリコールアクリレ
ート、2−アクリロイロキシエチルヘキサヒドロフタル
酸、ビスフェノールAのPO付加物ジアクリレート、ビ
スフェノールAのEO付加物ジアクリレート、ジペンタ
エリスリトールヘキサアクリレート、ペンタエリスリト
ールトリアクリレートトリレンジイソシアネートウレタ
ンプレポリマー、ラクトン変性可とう性アクリレート、
ブトキシエチルアクリレート、プロピレングリコールジ
グリシジルエーテルアクリル酸付加物、ペンタエリスリ
トールトリアクリレートヘキサメチレンジイソシアネー
トウレタンプレポリマー、2−ヒドロキシエチルアクリ
レート、メトキシジプロピレングリコールアクリレー
ト、ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート、ペ
ンタエリスリトールトリアクリレートヘキサメチレンジ
イソシアネートウレタンプレポリマー、ステアリルアク
リレート、イソアミルアクリレート、イソミリスチルア
クリレート、イソステアリルアクリレートを用いる。
【0050】これらのアクリレート化合物は、従来紫外
線硬化型インクに用いられてきた重合性化合物より、皮
膚刺激性や感作性(かぶれ)が小さく、比較的粘度を下
げることが出来安定したインク射出性が得られ、重合感
度、記録媒体との密着性も良好である。上記化合物群を
20〜95質量%、好ましくは50〜95質量%、更に
好ましくは70〜95質量%とする。
【0051】本発明において、上述した重合性化合物に
列挙しているモノマーは低分子量であっても、感作性が
小さいものであり、なおかつ反応性が高く、粘度が低
く、記録媒体への密着性に優れることを見出した。
【0052】更に感度、滲み、記録媒体との密着性をよ
り改善するためには、上記モノアクリレートと、分子量
400以上、好ましくは500以上の多官能アクリレー
トモノマー又は多官能アクリレートオリゴマーを併用す
ることが感度、密着性向上の点で好ましい。更に、単官
能、二官能、三官能以上の多官能モノマーを併用するこ
とが特に好ましい。安全性を維持しつつ、更に、感度、
滲み、記録媒体との密着性をより改善することが出来
る。オリゴマーとしてはエポキシアクリレートオリゴマ
ー、ウレタンアクリレートオリゴマーが特に好ましい。
【0053】PETフィルムやPPフィルムといった柔
軟な記録媒体への記録では、上記化合物群の中から選ば
れるモノアクリレートと、多官能アクリレートモノマー
又は多官能アクリレートオリゴマーとの併用が膜に可と
う性を持たせられ密着性を高めつつ、膜強度を高められ
るため好ましい。モノアクリレートとしてはステアリル
アクリレート、イソアミルアクリレート、イソミスチル
アクリレート、イソステアリルアクリレートが感度も高
く、低収縮性でカールの発生を防止出来るとともに、滲
み防止、印刷物の臭気、照射装置のコストダウンの点で
好ましい。
【0054】また、本発明の白インク組成物を常温で固
体であるようなホットメルト型インクとする場合は、融
点が50〜150℃であるワックス、及び、樹脂を含有
することができる。上記ワックスは、ホットメルト型イ
ンクの主材とすることができ、熱特性及び粘度等のホッ
トメルト型インクの特性を決定することができる。上記
ワックスの融点は、50〜150℃が好ましい。50℃
未満であっても、150℃を超えても、実用的ではな
い。
【0055】上記ワックスとしては、熱に対して安定な
ものであれば特に限定されず、例えば、パラフィンワッ
クス、マイクロクリスタリンワックス等の石油ワック
ス;キャンデリラワックス、カルナウバワックス、ライ
スワックス、ホホバ固体ロウ等の植物系ワックス;ミツ
ロウ、ラノリン、鯨ロウ等の動物系ワックス;モンタン
ワックス等の鉱物系ワックス;フィッシャートロプシュ
ワックス、ポリエチレンワックス等の合成炭化水素;硬
化ヒマシ油、硬化ヒマシ油誘導体等の水素化ワックス;
モンタンワックス誘導体、パラフィンワックス誘導体、
マイクロクリスタリンワックス誘導体、ポリエチレンワ
ックス誘導体等の変性ワックス;ベヘン酸、ステアリン
酸、パルミチン酸、ミリスチン酸、ラウリン酸等の高級
脂肪酸;ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等
の高級アルコール;12−ヒドロキシステアリン酸、1
2−ヒドロキシステアリン酸誘導体等のヒドロキシステ
アリン酸;ステアロン、ラウロン等のケトン;ラウリン
酸アミド、ステアリン酸アミド、オレイン酸アミド、エ
ルカ酸アミド、リシノール酸アミド、12−ヒドロキシ
ステアリン酸アミド、特殊脂肪酸アミド、N−置換脂肪
酸アミド等の脂肪酸アミド;ドデシルアミン、テトラデ
シルアミン、オクタデシルアミン等のアミン;ステアリ
ン酸メチル、ステアリン酸オクタデシル、グリセリン脂
肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレン
グリコール脂肪酸エステル、エチレングリコール脂肪酸
エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル等のエス
テル;α−オレフィン無水マレイン酸共重合体ワックス
等の重合ワックス等を挙げることができる。これらは単
独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
【0056】また、これらワックスと併用して、記録紙
への接着性の付与、インク組成物の粘度制御、ワックス
の結晶化の妨害、インク組成物の透明性の付与等の目的
で樹脂を含有しても良い。
【0057】上記樹脂としては、油溶性樹脂が好まし
い。上記油溶性樹脂としては特に限定されず、例えば、
ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリイソブチ
レン樹脂等のオレフィン系樹脂;エチレン−酢酸ビニル
共重合樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、酢酸
ビニル樹脂、エチレン−塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
樹脂等のビニル系樹脂;メタクリル酸エステル樹脂、ポ
リアクリル酸エステル樹脂、エチレン−エチルアクリレ
ート共重合樹脂、エチレン−メタクリル酸共重合樹脂等
のアクリル系樹脂;フェノール樹脂;ポリウレタン樹
脂;ポリアミド樹脂;ポリエステル樹脂;ケトン樹脂;
アルキド樹脂;ロジン系樹脂;水素添加ロジン樹脂;石
油樹脂;水素添加石油樹脂;マレイン酸樹脂;ブチラー
ル樹脂;テルペン樹脂;水素添加テルペン樹脂;クマロ
ン−インデン樹脂等を挙げることができる。これらは単
独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
【0058】〔その他の成分〕発明に用いるインクに
は、必要に応じて、各種添加剤を添加することが出来
る。例えば、保存性を高めるために、重合禁止剤を20
0〜20000ppm添加することが出来る。本発明の
インクを40〜80℃の範囲で加熱、低粘度化して射出
する場合、熱重合によるヘッド詰まりを防ぐためにも重
合禁止剤を入れることが好ましい。
【0059】この他に、必要に応じて界面活性剤、レベ
リング添加剤、マット剤、膜物性を調整するためのポリ
エステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ビニル系樹脂、
アクリル系樹脂、ゴム系樹脂、ワックス類を添加するこ
とが出来る。オレフィンやPET等の記録媒体への密着
性を改善するためには、重合を阻害しないタッキファイ
ヤーを含有させることが好ましい。具体的には、特開2
001−49200の第5〜6頁に記載されている、高
分子量の粘着性ポリマー((メタ)アクリル酸と炭素数
1〜20のアルキル基を有するアルコールとのエステ
ル、(メタ)アクリル酸と炭素数3〜14の脂環属アル
コールとのエステル、(メタ)アクリル酸と炭素数6〜
14の芳香属アルコールとのエステル、からなる共重合
物)や、重合性不飽和結合を持つ低分子量粘着付与性樹
脂などである。
【0060】記録媒体との密着性を改善するため、乾燥
性に影響しない極微量の有機溶剤を添加してもよい。こ
の場合、耐溶剤性やVOCの問題が起こらない範囲での
添加が有効であり、その量は0.1〜5%好ましくは
0.1〜3%である。
【0061】また、インク色材による遮光効果のため、
感度の低下を防ぐ手段として、開始剤寿命の長いカチオ
ン重合性モノマーと開始剤を組み合わせ、ラジカル・カ
チオンのハイブリッド型硬化インクとすることも可能で
ある。
【0062】〈インク組成物の粘度〉本発明におけるイ
ンク組成物の粘度は30℃において10〜500mPa
・s、または30℃では10〜500mPa・sで40
〜80℃に加熱することにより7〜30mPa・sにな
るように組成比を決めることが好ましい。
【0063】室温での粘度を上げることにより、吸収性
のある記録媒体にもインクの浸透を防ぎ、未硬化モノマ
ーの低減、臭気低減が可能となったり、着弾時のドット
滲みを抑えることが出来、画質が改善される。
【0064】また、表面張力の違う基材間でも同じよう
なドットが形成されるため、同じような画質が得られ
る。10mPa・s未満では滲み防止効果が小さく、5
00mPa・sより大きいとインク液の供給に問題が生
じる。また、安定な出射性を得るためにはインク組成物
が7〜30mPa.sとなることが好ましい。
【0065】〈画像形成方法〉本発明における画像形成
方法は、例えば紫外線硬化型カラーインク組成物をイン
クジェット記録方式により透明基材上に出射、逆像を描
画した後、画像領域上またはそれより大きい領域に紫外
線硬化型白インク組成物を出射し、次いでその上から紫
外線を照射することで、透明基材を介して見た時に白背
景上に発色性に優れた正像のカラー画像を形成すること
ができる。
【0066】このときの紫外線硬化型カラーインクに用
いられる着色剤としては重合性化合物の主成分に溶解ま
たは分散できる色材が使用出来るが、耐候性の点で顔料
が好ましい。顔料としては C.I Pigment Yellow−1,3,1
2,13,14,17,42,74,81,83,8
7,95,109,128,180,185、 C.I Pigment Orange−16,36,
38、 C.I Pigment Red−5,9,12,2
2,38,48:1,48:2,48:4,49:1,
53:1,57:1,63:1,101,122,14
4,146,184,185,188、 C.I Pigment Violet−19,23、 C.I Pigment Blue−15:1,15:
3,15:4,18,60,27,29、 C.I Pigment Green−7,36、 C.I Pigment White−6,18,2
1、 C.I Pigment Black−7、 が使用出来るが、これに限られる訳ではない。
【0067】重合性化合物、重合開始剤としては白イン
ク用の化合物から選ばれる。また本発明におけるインク
ジェットヘッドのノズル径は、白インク用のほうが、白
インク以外の着色剤を含有するカラーインク用のものよ
り大きいことが好ましく、より好ましくは1.2倍以上
50倍以下である。白インク用のノズル径がカラーイン
ク用と同じか、それより小さい場合、白色の濃度が低く
なり、鮮明な画像が得られなかったり、高濃度で白色を
射出するために記録速度が遅くなったり、ノズルの目詰
まりによる画像欠陥の頻度が高くなってしまう。カラー
インク用のノズル径は10〜40μmが好ましい。更に
好ましくは15〜35μmである。ノズル径が小さすぎ
ると、インクの目詰まりによる画像欠陥が発生したり、
インクの射出速度が低下し、画像ムラの原因になる。ノ
ズル径が大きすぎると高解像度の射出を安定してできな
くなる。また、白色顔料インク用のヘッドを複数個にす
ることも、白色濃度を高濃度に安定させるのに効果があ
るが、ヘッドの数が増えるため、装置が高額になる、制
御が複雑になる等のデメリットもある。
【0068】インクの射出条件としては、インクを40
〜80℃に加熱し、インク粘度を下げて射出することが
射出安定性の点で好ましい。放射線硬化型インクは、概
して水性インクより粘度が高いため、温度変動による粘
度変動幅が大きい。粘度変動はそのまま液滴サイズ、液
滴射出速度に大きく影響を与え、画質劣化を起こすた
め、インク温度を出来るだけ一定に保つことが必要であ
る。インク温度の制御幅は設定温度±5℃、好ましくは
設定温度±2℃、更に好ましくは設定温度±1℃であ
る。
【0069】本発明における基本的な照射方法は、特開
昭60−132767号に開示されている。これによる
と、ヘッドユニットの両側に光源を設け、シャトル方式
でヘッドと光源を走査する。照射は、インク着弾後、一
定時間を置いて行われることになる。更に、駆動を伴わ
ない別光源によって硬化を完了させる。WO99544
15号では、照射方法として、光ファイバーを用いた方
法や、コリメートされた光源をヘッドユニット側面に設
けた鏡面に当て、記録部へUV光を照射する方法が開示
されている。本発明の記録方法においては、これらの照
射方法を用いることが可能である。またヘッドの背面か
ら照射することが好ましい。
【0070】ヘッド背面から露光する方式は、光ファイ
バーや、高価な光学系を用いることなく、着弾直後のイ
ンクに、速やかに照射することが出来る。また、ヘッド
背面からの照射であるため、記録媒体からの反射線によ
る、ノズル界面のインク硬化を防ぐ効果もある。線源は
記録媒体へ投影形状を、走査一回分の記録幅を持つ帯状
とさせることが好ましい。
【0071】具体的には、帯状のメタルハライドランプ
管、紫外線ランプ管が好ましい。線源は、実質的に記録
装置に固定化し、稼動部を無くすことで、安価な構成と
することが可能である。
【0072】また、何れの露光方式でも線源は2種用意
し、第2の線源によって、硬化を完了させることが好ま
しい形態のひとつである。これは、2色目の着弾インク
の濡れ性、インク間の接着性を得ることと、線源を安価
に組むことに寄与する。
【0073】なお、第1の線源と、第2の線源とは、露
光波長または露光照度を変えることが好ましい。第一照
射エネルギーを第二の照射エネルギーより小さく、即ち
第一の照射エネルギーを照射エネルギー総量の1〜20
%、好ましくは1〜10%、更に好ましくは1〜5%と
する。照度を変えた照射を行うことで、硬化後の分子量
分布が好ましいものとなる。即ち、一度に高照度の照射
を行ってしまうと、重合率は高められるものの、重合し
たポリマーの分子量は小さく、強度が得られない。イン
クジェットインクのように極端に粘度の低い組成では、
顕著な効果が得られる。
【0074】また、第一の照射は、第二の照射より長波
長とすることで、第一の照射では、インクの表層を硬化
させて、インクの滲みが抑えられ、第二の照射では照射
線が届き難い記録媒体近傍のインクを硬化させ、密着性
を改善することが出来る。インク内部の硬化促進のため
にも、第二の照射線波長は長波長であることが好まし
い。また、二段階照射することにより支持体とインク組
成物の硬化収縮率の差を低減させることが出来きるた
め、カールや波打ちなどを改善することが可能となる。
【0075】インクを一定温度にインクを加温するとと
もに、着弾から照射までの時間を0.01〜0.3秒、
好ましくは0.01〜0.15秒後に照射することが好
ましい。着弾から照射までの時間を極短時間に制御する
ことにより、着弾インクが硬化前に滲むことを防止する
こができる。また、多孔質な記録媒体に対しても光源の
届かない深部までインクが浸透する前に露光することが
出来る為、未反応モノマーの残留を抑えられ、臭気を低
減出来る。特に、30℃におけるインク粘度が35MP
・s以上のインクを用いると大きな効果を得ることが出
来る。このような記録方法を取ることで、表面の濡れ性
が異なる様々な記録媒体に対しても、着弾したインクの
ドット径を一定に保つことが出来、画質が向上する。な
お、カラー画像を得るためには、明度の低い色から順に
重ねていくことが好ましい。明度の低いインクを重ねる
と、下部のインクまで照射線が到達しにくく、硬化感度
の阻害、残留モノマーの増加および臭気の発生、密着性
の劣化が生じやすい。また、照射は、全色を射出してま
とめて露光することが可能だが、1色毎に露光するほう
が、硬化促進の観点で好ましい。
【0076】放射線としては、UV−A、UV−B、U
V−Cなどの紫外線、真空紫外線などを用いることが出
来る。
【0077】紫外線の線源としては、高圧水銀ランプ、
メタルハライドランプ、ブラックライト、冷陰極管、L
EDを用いることが出来る。反応に寄与しない赤外線な
どのの熱線は公知の手法でカットすることが、フィルム
等への記録ではカール防止の点で特に好ましい。
【0078】本発明に用いられる透明基材としては、ポ
リエステル,ポリオレフィン,ポリアミド,ポリエステ
ルアミド,ポリエーテル,ポリイミド,ポリアミドイミ
ド,ポリスチレン,ポリカーボネート,ポリ−ρ−フェ
ニレンスルフィド,ポリエーテルエステル,ポリ塩化ビ
ニル,ポリ(メタ)アクリル酸エステル、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ナイロンが好ましい。また、これ
らの共重合体やブレンド物、さらには、架橋したものを
用いることもできる。中でも延伸したポリエチレンテレ
フタレート、ポリスチレン、ポリプロプレン、ナイロン
が透明性、寸法安定性、剛性、環境負荷、コストの面で
好ましい。フィルムの厚みは2〜100μm、更に好ま
しくは6〜50μmである。
【0079】形成する層との接着強度の調整、良好な塗
布性を得る為に公知の方法で支持体表面にコロナ放電処
理や、易接着処理などの表面処理を施すことが好まし
い。
【0080】
【実施例】以下、実施例にて本発明を更に詳細に説明す
る。
【0081】実施例1 白インク組成物1(紫外線硬化型インク) 以下の組成にて白色顔料分散物を作製した。
【0082】 有機白色顔料(ShigenoxOWP:ハッコーケミカル社製) 25質量部 高分子分散剤 5質量部 テトラエチレングリコールジアクリレート 70質量部 上記顔料分散物を用い、下記処方のインクを作製した。
【0083】開始剤以外の素材を混合した。次いで開始
剤を添加し、0.8μmのフィルターを通して白インク
組成物1とした。
【0084】 白色顔料分散物 30質量部 ε−カプロラクタム変性ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 25質量部 テトラエチレングリコールジアクリレート 20質量部 フェノキシエチルメタクリレート 20質量部 開始剤(イルガキュアー907:チバガイギー社製) 5質量部 白インク組成物2(ホットメルト型インク) 有機白色顔料(ShigenoxOWP:ハッコーケミカル社製) 8質量部 パラフィンワックス 80質量部 エチレン−酢酸ビニル共重合体 12質量部 上記パラフィンワックス、エチレン−酢酸ビニル共重合
体を、140℃の温度で加熱溶解し、有機白色顔料を混
合した。これをディゾルバーにより1000rpmで攪
拌混合した。調製されたインク組成物を2μmのメッシ
ュフィルターを通して、白インク組成物2を得た。
【0085】白インク組成物3(比較例) 白インク組成物1の白色顔料を酸化チタン(平均粒径
0.15μm)に変更し、同様に白インク組成物3を作
製した。
【0086】上記白インク組成物をワイヤーバーを用い
てガラス板上に7μmの厚さになるように塗布し、分光
光度計(日立製作所製 U−3300形自記分光光度
計)を用いて光透過率の測定を行った。測定結果を下記
に示す。
【0087】 190〜400nm(ピーク) 400〜800nm(平均) 白インク組成物1 2.01% 0.29% 白インク組成物2 5.08% 0.40% 白インク組成物3 0.03% 0.23% カラーインク組成物 以下の組成にて顔料分散物を作製した。平均粒径は0.
15〜0.3μmであった。 イエロー顔料分散物 ピグメントイエロー180 10質量部 高分子分散剤 5質量部 テトラエチレングリコールジアクリレート 85質量部 マゼンタ顔料分散物 ピグメントバイオレット19 15質量部 高分子分散剤 5質量部 テトラエチレングリコールジアクリレート 80質量部 シアン顔料分散物 ピグメントブルー15:3 20質量部 高分子分散剤 5質量部 テトラエチレングリコールジアクリレート 75質量部 ブラック顔料分散物 ピグメントブラック7 20質量部 高分子分散剤 5質量部 トラエチレングリコールジアクリレート 5質量部 上記顔料分散物を用い、下記処方のインクを作製した。
【0088】開始剤以外の素材を混合し、次いで開始剤
を添加し、0.8μmのフィルターを通してイエローイ
ンク組成物、マゼンタインク組成物、シアンインク組成
物、ブラックインク組成物とした。
【0089】 顔料分散物 20質量部 ε−カプロラクタム変性ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 33質量部 テトラエチレングリコールジアクリレート 20質量部 フェノキシエチルメタクリレート 22質量部 開始剤(イルガキュアー907:チバガイギー社製) 5質量部 25℃における粘度は、80〜120mPa・s、表面
張力は240〜280μN/cm、60℃における粘度
は10〜20mPa・sであった。
【0090】次にノズル径24μm、128ノズルのピ
エゾ型インクジェットノズルを用いたインクジェット記
録装置によって、記録媒体への記録を行った。
【0091】インク供給系は、インクタンク、供給パイ
プ、ヘッド直前の前室インクタンク、フィルター付き配
管、ピエゾヘッドから成り、前室タンクからヘッド部分
まで断熱および加温と遮光を行った。温度センサーは前
室タンクおよびピエゾヘッドのノズル付近にそれぞれ設
け、ノズル部分が常に60℃±2℃となるよう、温度制
御を行った。液滴サイズは約7plとし、720×72
0dpi(尚、dpiとは2.54cmあたりのドット
の数をいう)の解像度で射出できるよう、駆動周波数1
0kHzにて駆動した。
【0092】〈実施例1〉上記、白インク組成物1とイ
エローインク、マゼンタインク、シアンインク、ブラッ
クインクを用い、厚さ50μmの透明なシュリンク用P
ET上に環境温度25℃にて、ブラック→シアン→マゼ
ンタ→イエローの順でカラー画像を形成した後、カラー
画像全面に白インクが重なるように射出し、着弾後0.
1秒後に白インク層側からメタルハライドランプにより
露光照度面2000mW/cm2、露光時間0.17
秒、露光エネルギー340mJ/cm2となる条件でU
V光を照射し、一括露光を行った。記録する支持体は印
刷直前にプラズマ処理できるようプリンターに配置し、
処理しながら記録を行った。
【0093】〈実施例2〉上記、白インク組成物2とイ
エローインク、マゼンタインク、シアンインク、ブラッ
クインクを用い、厚さ50μmの透明なシュリンク用P
ET上に環境温度25℃にて、ブラック→シアン→マゼ
ンタ→イエローの順でカラー画像を形成した後、カラー
画像全面に白インクが重なるように射出した。露光はイ
ンク着弾後0.1秒後に1色ごとに露光面照度30mW
/cm2に集光したピーク波長254nmの低圧水銀ラ
ンプを照射し半硬化させた後、白インク層側から露光面
照度100mW/cm2に集光したピーク波長365n
mの高圧水銀ランプを用いて全面露光し完全硬化を行っ
た。
【0094】〈実施例3〉実施例1の白インク組成物1
を白インク組成物2に変更した以外は同様に評価した。
【0095】実施例1〜3において、透明基材上にドッ
ト滲みなく基材接着性および耐久性が良好で発色性およ
び視認性に優れたカラー画像を得ることができた。
【0096】〈比較例〉実施例1の白インク組成物1を
白インク組成物3に変更した以外は同様に評価を行った
ところ、隠蔽性は得られたが、カラー画像の硬化が不完
全なため、ドットが滲んでしまった。また、基材への密
着性および耐久性もなく使用が困難であった。
【0097】
【発明の効果】本発明を構成を用いることにより、イン
ク吸収性のない透明な記録媒体に対して良好な視認性を
有し、さらに画像品質や乾燥性、基材接着性、耐久性等
においても優れた印字を行うことが出来る。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも白色顔料を含有したインクジ
    ェット用インク組成物で、可視光領域(400〜800
    nm)の平均光透過率が0.5%以下のとき、紫外領域
    (190〜400nm)の光透過率がそれよりも高い光
    透過率を有することを特徴とするインクジェット用白イ
    ンク組成物。
  2. 【請求項2】 少なくとも白色顔料と重合性化合物及び
    光重合開始剤とを含有したインクジェット用インク組成
    物で、可視光領域(400〜800nm)の平均光透過
    率が0.5%以下のとき、紫外領域(190〜400n
    m)の光透過率がそれよりも高い光透過率を有すること
    を特徴とするインクジェット用白インク組成物。
  3. 【請求項3】 白色顔料が白色有機顔料であることを特
    徴とする請求項1又は2記載のインクジェット用白イン
    ク組成物。
  4. 【請求項4】 白色顔料の粒径が0.1〜1.0μmで
    あることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項記載の
    インクジェット用白インク組成物。
  5. 【請求項5】 可視光領域(400〜800nm)の平
    均光透過率が0.5%以下のとき、紫外領域(190〜
    400nm)の光透過率がそれよりも高い光透過率を有
    するインクジェット用白インクと、着色剤と重合性化合
    物及び光重合開始剤を含有したインクジェット用カラー
    インクを用いて、カラーインクで画像を形成した後、画
    像上に白インク層を設け、その上から紫外光を照射しカ
    ラーインク層を硬化することを特徴とする画像形成方
    法。
  6. 【請求項6】 可視光領域(400〜800nm)の平
    均光透過率が0.5%以下のとき、紫外領域(190〜
    400nm)の光透過率がそれよりも高い光透過率を有
    するインクジェット用白インクと、着色剤と重合性化合
    物及び光重合開始剤を含有したインクジェット用カラー
    インクを用いて、カラーインクで画像を形成した後、画
    像上に白インク層を設け、その上から紫外線を照射しカ
    ラーインク層および白インク層を硬化することを特徴と
    する画像形成方法。
  7. 【請求項7】 カラーインクを用いて画像を形成し、紫
    外光を照射しカラーインク層を半硬化させた後、画像上
    に白インク層を設け、その上から紫外線を照射すること
    を特徴とする請求項5又は6記載の画像形成方法。
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