JP5899702B2 - 重合性インクジェットインク組成物、該インク組成物を含むインクカートリッジ、及び、インクジェットプリンタ - Google Patents
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Description
また、硬化型インクジェットインクは、インク全体が瞬時に固化するため、金属、ガラス、陶磁器、プラスチックフィルム等のインクを吸収しない非インク吸収性の被印刷基材にも画質が劣化することなく印刷することが可能であり、使用可能な被印刷基材種が多い。
さらに、不飽和有機化合物全体が高分子化するため、硬化後はVOCフリーという特性を与える。
しかし、上記のように、硬化型インクジェットインクの低粘度化と硬化性の向上とを両立させること自体困難であるのに加えて、さらに皮膚感作性の問題がない、または、皮膚感作性の問題が少ない硬化型インクジェットインクとするのは非常に困難で、前記特許文献に記載されるものは、皮膚感作性について考慮するに至っていない。
しかし、これらの重合禁止剤に代えてまたはこれらに加えて、水または3級アミン化合物を含有させることで重合性インクジェットインクの保存安定性を向上できることを見出した。
本発明は係る知見に基いてなされたものであり、上記課題は、本発明の下記(1)〜(9)によって解決される。
(1)「少なくとも重合性モノマーを含む、重合性インクジェットインク組成物であって、該重合性モノマーは、(メタ)アクリル酸エステル化合物または(メタ)アクリルアミド化合物、及び、ビニルエーテル化合物であり、さらに、3級アミン化合物を含み、前記重合性モノマーの皮膚感作性試験(LLNA法)における感作性の程度を示すStimulation Index(SI値)が3未満であり、前記ビニルエーテル化合物を重合性モノマー中、30重量%以上50重量%以下で含み、前記3級アミン化合物が、3級アミン構造を持つエタノールアミン、または、芳香族系3級アミン化合物であることを特徴とする重合性インクジェットインク組成物」。
(2)「前記(メタ)アクリル酸エステル化合物または(メタ)アクリルアミド化合物は、1官能以上6官能以下の多官能化合物を含むことを特徴とする前記第(1)項に記載の重合性インクジェットインク組成物」。
(3)「光ラジカル重合開始剤をさらに含むものであることを特徴とする前記第(1)項または第(2)項に記載の重合性インクジェットインク組成物」。
(4)「前記ビニルエーテル化合物が、トリエチレングリコールジビニルエーテルであることを特徴とする前記第(1)項乃至第(3)項のいずれかに記載の重合性インクジェットインク組成物」。
(5)「前記インク材料に水が溶解していることを特徴とする前記第(1)項乃至第(4)項のいずれかに記載の重合性インクジェットインク組成物」。
(6)「前記第(1)項乃至第(5)項のいずれかに記載の光重合性インクジェットインク組成物を含むことを特徴とするインクカートリッジ」。
(7)「印刷ユニット及び線源照射ユニットを有し、前記第(1)項乃至第(5)項のいずれかに記載の重合性インクジェットインク組成物、または、前記第(6)項に記載のインクカートリッジを装着したインクジェットプリンタ」。
(8)「少なくとも重合性モノマーを含む、重合性インク組成物であって、該重合性モノマーは、(メタ)アクリル酸エステル化合物または(メタ)アクリルアミド化合物、及び、ビニルエーテル化合物であり、さらに、3級アミン化合物を含み、前記重合性モノマーの皮膚感作性試験(LLNA法)における感作性の程度を示すStimulation Index(SI値)が3未満であり、前記ビニルエーテル化合物を重合性モノマー中、30重量%以上50重量%以下で含み、前記3級アミン化合物が、3級アミン構造を持つエタノールアミン、または、芳香族系3級アミン化合物、であることを特徴とする重合性インク組成物」。
(9)「少なくとも重合性モノマーを含む、重合性組成物であって、該重合性モノマーは、(メタ)アクリル酸エステル化合物または(メタ)アクリルアミド化合物、及び、ビニルエーテル化合物であり、さらに、3級アミン化合物を含み、前記重合性モノマーの皮膚感作性試験(LLNA法)における感作性の程度を示すStimulation Index(SI値)が3未満であり、前記ビニルエーテル化合物を重合性モノマー中、30重量%以上50重量%以下で含み、前記3級アミン化合物が、3級アミン構造を持つエタノールアミン、または、芳香族系3級アミン化合物、であることを特徴とする重合性組成物」。
本発明の重合性インクジェットインク組成物は、少なくとも重合性モノマーを含むものであり、該重合性モノマーは、(メタ)アクリル酸エステル化合物もしくは(メタ)アクリルアミド化合物及びビニルエーテル化合物であり、さらに水または3級アミン化合物を含むものである。
ここで、皮膚感作性試験LLNA法とは、OECDテストガイドライン429として定められる皮膚感作性試験であり、例えば「機能材料」2005年9月号、Vol.25、No.9、P55)に示されるように、皮膚感作性の程度を示すStimulation Index(SI値)が3未満の場合に皮膚感作性について問題なしと判断されるものである。なお、材料安全性データシート(MSDS)において皮膚感さ性が「なし」あるいは「陰性」と記載されるものは当然ながら前記のSI値3未満を満たすものであるため、これらのものは一律に皮膚感さ性に問題ないものとみなせる。
γ−ブチロラクトンメタクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、トリシクロデカンジメタノールジメタクリレート、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、
下記式(2)で示されるポリプロピレングリコールジアクリレート、
(但しn≒12)
カプロラクトン変性ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールエステルのジアクリレート、ポリエトキシ化テトラメチロールメタンテトラアクリレート、エチレンオキサイド変性ビスフェノールAジアクリレート、ネオペンチルグリコールジメタクリレート、ステアリルアクリレート、1,4−ブタンジオールジメタクリレート、ヒドロキシエチルアクリルアミド等が挙げられる。
前記皮膚感作性の問題がない(メタ)アクリレート、(メタ)アクリルアミドと併用できる(メタ)アクリレート、(メタ)アクリルアミドとしては、例えば、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、γ−ブチロラクトンアクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、ホルマール化トリメチロールプロパンモノ(メタ)アクリレート、ポリテトラメチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパン(メタ)アクリル酸安息香酸エステル、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレート〔CH2=CH−CO−(OC2H4)n−OCOCH=CH2(n=4)〕、同(n=9)、同(n=14)、同(n=23)〕、ジプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジメタクレート〔CH2=C(CH3)−CO−(OC3H6)n−OCOC(CH3)=CH2(n=7)〕、1,3−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、1,9−ノナンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、トリシクロデカンジメタノールジアクリレート、ビスフェノールAプロピレンオキサイド付加物のジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、メタアクリロイルモルホリン、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリルアミド、エチレンオキサイド変性テトラメチロールメタンテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヒドロキシペンタ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヒドロキシペンタ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、エチレンオキサイド変性トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、プロピレンオキサイド変性トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートトリ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、エトキシ化ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、プロポキシ化ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、プロポキシ化グリセリルトリ(メタ)アクリレート、ポリエステルジ(メタ)アクリレート、ポリエステルトリ(メタ)アクリレート、ポリエステルテトラ(メタ)アクリレート、ポリエステルペンタ(メタ)アクリレート、ポリエステルポリ(メタ)アクリレート、ビニルカプロラクタム、ビニルピロリドン、N−ビニルホルムアミド、ポリウレタンジ(メタ)アクリレート、ポリウレタントリ(メタ)アクリレート、ポリウレタンテトラ(メタ)アクリレート、ポリウレタンペンタ(メタ)アクリレート、ポリウレタンヘキサ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
しかし、後述のように、本発明のインクには、光ラジカル重合開始剤を使用することが好ましいものであり、ビニルエーテル自体はラジカル重合反応性がそれほど高いわけではないため、低粘度化を目的にビニルエーテル化合物を過剰に配合してしまうと、低粘度化は達成できるものの、硬化性を大きく損なう場合がある。そのため、低粘度化と硬化性とのバランスから、ビニルエーテル化合物の含有量は、重合性モノマー中5重量%以上60重量%以下とすることが好ましく、さらに好ましくは30重量%以上50重量%以下である。
前記水の含有量は、使用する(メタ)アクリル酸エステル化合物もしくは(メタ)アクリルアミド化合物にもよるが、エネルギー照射後の硬化速度と保存性のバランスから、重合性モノマー100重量部に対して、0.1重量部以上3重量部以下であることが好ましく、0.5重量部以上1.5重量部であることがさらに好ましい。
また、前記SI値が3未満の重合性モノマーは、必ずしも親水性が高いものばかりではないため、水の添加量を、重合性モノマーが溶解し均一になる範囲内にすることで、インクの均一性を得ることができ、インク組成物の分離や析出に伴うインク流路内の流動性やインクジェット吐出性の不具合を回避できる。
なお、本発明においては、溶解したか否かを、顔料等の色材を含まない状態において均一透明になった状態を目視により確認した。
また、これら3級アミン化合物は、それぞれ一種または二種以上を混合して使用してもよい。
前記芳香族3級アミン化合物としては、p−ジメチルアミノ安息香酸エチル、p−ジメチルアミノ安息香酸−2−エチルヘキシル、p−ジメチルアミノ安息香酸メチル、安息香酸−2−ジメチルアミノエチル、p−ジメチルアミノ安息香酸ブトキシエチルであることが好ましい。
前記3級アミノ基を有する高分子材料としては、主骨格が、ポリエステルまたはポリウレタンであるものが好ましい。
前記3級アミノ基を有する高分子材料としては、高分子顔料分散剤として市販されている日本ルーブリゾール社性ソルスパース、楠本化成社製ディスパロン、味の素ファインテック社製アジスパーなどの市販品を使用できる。
その理由としては次のようなものである。(メタ)アクリル酸エステル化合物は、一般にラジカル重合性だけでなく、カチオン重合性をも有するが、光カチオン重合開始剤は、一般的に高価であるだけでなく、光の照射を受けなくても徐々に強酸を発生するため、プリンタ内のインク供給路等のインクと接する部材の選定に制約が生じたり、近年、省エネルギーな硬化用光源として注目されているUVLEDには今のところ実用されているものとしては365nmあるいはさらに長波長のものしかないが、このような長波長領域に十分な感度を持つものが存在しないという問題点がある。
重合開始剤の含有量は、重合性モノマー100重量部に対して1〜20重量部であることが好ましい。
重合禁止剤としては、例えば、4−メトキシ−1−ナフトール、メチルハイドロキノン、ハイドロキノン、t−ブチルハイドロキノン、メトキノン、ジ−t−ブチルハイドロキノン、2,2‘−ジヒドロキシ−3,3’−ジ(α−メチルシクロヘキシル)−5,5’−ジメチルジフェニルメタン、p−ベンゾキノン、9,10−ジ−n−ブトキシシアントラセン、4,4’−[1,10−ジオキソ−1,10−デカンジイルビス(オキシ)]ビス[2,2,6,6−テトラメチル]−1−ピペリジニルオキシ等の従来から一般的に使用されているラジカル重合禁止剤が挙げられる。
ブラック顔料としては、例えば、ファーネス法あるいはチャネル法で製造されたカーボンブラック等が使用できる。
白色顔料としては、例えば、硫酸バリウム等のアルカリ土類金属の硫酸塩、炭酸カルシウム等のアルカリ土類金属の炭酸塩、微粉ケイ酸、合成ケイ酸塩等のシリカ類、ケイ酸カルシウム、アルミナ、アルミナ水和物、酸化チタン、酸化亜鉛、タルク、クレイ等が使用できる。
イエロー顔料としては、例えば、Pig.Yellow系の顔料、例えばピグメントイエロー1、ピグメントイエロー2、ピグメントイエロー3、ピグメントイエロー12、ピグメントイエロー13、ピグメントイエロー14、ピグメントイエロー16、ピグメントイエロー17、ピグメントイエロー73、ピグメントイエロー74、ピグメントイエロー75、ピグメントイエロー83、ピグメントイエロー93、ピグメントイエロー95、ピグメントイエロー97、ピグメントイエロー98、ピグメントイエロー114、ピグメントイエロー120、ピグメントイエロー128、ピグメントイエロー129、ピグメントイエロー138、ピグメントイエロー150、ピグメントイエロー151、ピグメントイエロー154、ピグメントイエロー155、ピグメントイエロー180等が使用できる。
マゼンタ顔料としては、例えば、Pig.Red系の顔料、例えばピグメントレッド5、ピグメントレッド7、ピグメントレッド12、ピグメントレッド48(Ca)、ピグメントレッド48(Mn)、ピグメントレッド57(Ca)、ピグメントレッド57:1、ピグメントレッド112、ピグメントレッド122、ピグメントレッド123、ピグメントレッド168、ピグメントレッド184、ピグメントレッド202,ピグメントバイオレット19等が使用できる。
シアン顔料としては、例えば、Pig.Blue系の顔料、例えばピグメントブルー1、ピグメントブルー2、ピグメントブルー3、ピグメントブルー15、ピグメントブルー15:3、ピグメントブルー15:4、ピグメントブルー16、ピグメントブルー22、ピグメントブルー60、バットブルー4、バットブルー60等が使用できる。
その他にも、必要に応じて物理特性などを考慮して、種々の無機顔料や有機顔料が使用できる。
そして、図2に示すように、通常、プラスチック製のカートリッジケース(244)内に収容し、インクカートリッジ(200)として各種インクジェット記録装置に着脱可能に装着して用いる。
図3の構成では、印刷ユニット(3)[各色(例えば、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)の印刷ユニット3a、3b、3c、3dからなる]のそれぞれにより、被印刷基材供給ロール(1)から供給された被印刷基材(2)(図の左から右へ搬送)に吐出された各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)の印刷毎に、紫外線光源(硬化用光源)(4a、4b、4c、4d)から光照射(UV光)して硬化し、カラー画像を形成する例を示している。
次の材料を混合してインクジェットインクを得た。
ジペンタエリスリトールペンタ/ヘキサアクリレート 20重量部
(感作性データなし)
トリメチロールプロパントリアクリレート 10重量部
(MSDSに感作性物資であるとの記載)
プロピレンオキサイド変性ネオペンチルグリコールジアクリレート 20重量部
(SI値=3.7)
ネオペンチルグリコールジメタクリレート 10重量部
(SI値=2.0)
トリエチレングリコールジビニルエーテル 40重量部
(MSDSに感作性なしの記載)
光ラジカル重合開始剤 10重量部
(2−ジメチルアミノ−2−(4−メチル−ベンジル)−1−(4−モルフォリン−4−イル−フェニル)−ブタン−1−オン(MSDSに感作性なしの記載))
重合禁止剤(t−ブチルハイドロキノン) 0.1重量部
比較例1のインクに水を1重量部加える他は、比較例1と同様にしてインクジェットインクを得た。
なお、参考例1のインクは均一透明であることを目視により確認した。
参考例1の水を、N−メチルジエタノールアミン1重量部に代える他は、参考例1と同様にしてインクジェットインクを得た。
参考例1の水を、N−メチルジエタノールアミン2重量部に代える他は、参考例1と同様にしてインクジェットインクを得た。
参考例1の水を、N−メチルジエタノールアミン5重量部に代える他は、参考例1と同様にしてインクジェットインクを得た。
参考例1の水を、p−ジメチル−アミノ安息香酸エチル1重量部に代える他は、参考例1と同様にしてインクジェットインクを得た。
参考例1の水を、p−ジメチル−アミノ安息香酸エチル2重量部に代える他は、参考例1と同様にしてインクジェットインクを得た。
参考例1の水を、p−ジメチル−アミノ安息香酸エチル5重量部に代える他は、参考例1と同様にしてインクジェットインクを得た。
参考例1の水を、p−ジメチル−アミノ安息香酸(2−エチルヘキシル)1重量部に代える他は、参考例1と同様にしてインクジェットインクを得た。
参考例1の水を、p−ジメチル−アミノ安息香酸(2−エチルヘキシル)2重量部に代える他は、参考例1と同様にしてインクジェットインクを得た。
参考例1の水を、p−ジメチル−アミノ安息香酸(2−エチルヘキシル)5重量部に代える他は、参考例1と同様にしてインクジェットインクを得た。
参考例1の水を、p−ジメチル−アミノ安息香酸メチル1重量部に代える他は、参考例1と同様にしてインクジェットインクを得た。
参考例1の水を、p−ジメチル−アミノ安息香酸エチル1重量部に代える他は、参考例1と同様にしてインクジェットインクを得た。
参考例1の水を、p−ジメチル−アミノ安息香酸ブトキシエチル1重量部に代える他は、参考例1と同様にしてインクジェットインクを得た。
参考例1の水を、3級アミノ基含有ポリエステル(日本ルーブリゾール社製ソルスパース32000)1重量部に代える他は、参考例1と同様にしてインクジェットインクを得た。
参考例1の水を、3級アミノ基含有ポリエステル(日本ルーブリゾール社製ソルスパース32000)2重量部に代える他は、参考例1と同様にしてインクジェットインクを得た。
参考例1の水を、3級アミノ基含有ポリエステル(日本ルーブリゾール社製ソルスパース32000)5重量部に代える他は、参考例1と同様にしてインクジェットインクを得た。
参考例1の水を、3級アミノ基含有ポリウレタン(日本ルーブリゾール社製ソルスパースX300)1重量部に代える他は、参考例1と同様にしてインクジェットインクを得た。
参考例1の水を、3級アミノ基含有ポリウレタン(日本ルーブリゾール社製ソルスパースX300)2重量部に代える他は、参考例1と同様にしてインクジェットインクを得た。
参考例1の水を、3級アミノ基含有ポリウレタン(日本ルーブリゾール社製ソルスパースX300)5重量部に代える他は、参考例1と同様にしてインクジェットインクを得た。
次の材料を混合してインクジェットインクを得た。
カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 20重量部
(MSDSに陰性の記載)
エチレンオキサイド変性ビスフェノールAジアクリレート 10重量部
(SI値=1.2)
ポリエトキシ化テトラメチロールメタンテトラアクリレート 5重量部
(SI値=1.7)
カプロラクトン変性ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールのジアクリレート
(SI値=0.9) 5重量部
ヒドロキシエチルアクリルアミド 2重量部
(MSDSに感作性なしの記載)
ポリプロピレングリコール(n≒12)ジアクリレート 5重量部
(SI値=1.5)
ポリエチレングリコール(n≒14)ジメタクリレート 1重量部
(SI値=1.6)
ポリエチレングリコール(n≒9)ジメタクリレート 1重量部
(SI値=1.3)
トリメチロールプロパントリメタクリレート 2重量部
(SI値=1.9)
γ−ブチロラクトンメタクリレート 1重量部
(SI値=2.1)
ステアリルアクリレート 2重量部
(2.7)
ネオペンチルグリコールジメタクリレート 2重量部
(SI値=2.0)
1,4,―ブタンジオールジメタクリレート 2重量部
(SI値=2.6)
トリシクロデカンジメタノールジメタクリレート 2重量部
(SI値=1.3)
トリエチレングリコールジビニルエーテル 40重量部
(MSDSに感作性なしの記載)
光ラジカル重合開始剤 10重量部
(2−ジメチルアミノ−2−(4−メチル−ベンジル)−1−(4−モルフォリン−4−イル−フェニル)−ブタン−1−オン(MSDSに感作性なしの記載))
重合禁止剤(t−ブチルハイドロキノン) 0.1重量部
比較例2のインクに水を1重量部加える他は、比較例2と同様にしてインクジェットインクを得た。
なお、実施例20のインクは均一透明であることを目視により確認した。
参考例2の水を、N−メチルジエタノールアミン1重量部に代える他は、参考例2と同様にしてインクジェットインクを得た。
参考例2の水を、N−メチルジエタノールアミン2重量部に代える他は、参考例2と同様にしてインクジェットインクを得た。
参考例2の水を、N−メチルジエタノールアミン5重量部に代える他は、参考例2と同様にしてインクジェットインクを得た。
参考例2の水を、p−ジメチル−アミノ安息香酸エチル1重量部に代える他は、参考例2と同様にしてインクジェットインクを得た。
参考例2の水を、p−ジメチル−アミノ安息香酸エチル2重量部に代える他は、参考例2と同様にしてインクジェットインクを得た。
参考例2の水を、p−ジメチル−アミノ安息香酸エチル5重量部に代える他は、参考例2と同様にしてインクジェットインクを得た。
参考例2の水を、p−ジメチル−アミノ安息香酸(2−エチルヘキシル)1重量部に代える他は、参考例2と同様にしてインクジェットインクを得た。
参考例2の水を、p−ジメチル−アミノ安息香酸(2−エチルヘキシル)2重量部に代える他は、参考例2と同様にしてインクジェットインクを得た。
参考例2の水を、p−ジメチル−アミノ安息香酸(2−エチルヘキシル)5重量部に代える他は、参考例2と同様にしてインクジェットインクを得た。
参考例2の水を、p−ジメチル−アミノ安息香酸メチル1重量部に代える他は、参考例2と同様にしてインクジェットインクを得た。
参考例2の水を、p−ジメチル−アミノ安息香酸エチル1重量部に代える他は、参考例2と同様にしてインクジェットインクを得た。
参考例2の水を、p−ジメチル−アミノ安息香酸ブトキシエチル1重量部に代える他は、参考例2と同様にしてインクジェットインクを得た。
参考例2の水を、3級アミノ基含有ポリエステル(日本ルーブリゾール社製ソルスパース32000)1重量部に代える他は、参考例2と同様にしてインクジェットインクを得た。
参考例2の水を、3級アミノ基含有ポリエステル(日本ルーブリゾール社製ソルスパース32000)2重量部に代える他は、参考例2と同様にしてインクジェットインクを得た。
参考例2の水を、3級アミノ基含有ポリエステル(日本ルーブリゾール社製ソルスパース32000)5重量部に代える他は、参考例2と同様にしてインクジェットインクを得た。
参考例2の水を、3級アミノ基含有ポリウレタン(日本ルーブリゾール社製ソルスパースX300)1重量部に代える他は、参考例2と同様にしてインクジェットインクを得た。
参考例2の水を、3級アミノ基含有ポリウレタン(日本ルーブリゾール社製ソルスパースX300)2重量部に代える他は、参考例2と同様にしてインクジェットインクを得た。
参考例2の水を、3級アミノ基含有ポリウレタン(日本ルーブリゾール社製ソルスパースX300)5重量部に代える他は、参考例2と同様にしてインクジェットインクを得た。
評価結果を表1、2に示す。
○:保存安定性良好(初期状態と同様の流動性を保持している)
×:保存安定性不良(一部または全部がゲル化(重合固化)している)
2 被印刷基材
3a 各色の印刷ユニット
3b 各色の印刷ユニット
3c 各色の印刷ユニット
3d 各色の印刷ユニット
4a 紫外線光源
4b 紫外線光源
4c 紫外線光源
4d 紫外線光源
5 加工ユニット
6 印刷物巻き取りロール
200 インクカートリッジ
241 インク袋
242 インク注入口
243 インク排出口
244 カートリッジケース
Claims (7)
- 少なくとも重合性モノマーを含む、重合性インクジェットインク組成物であって、該重合性モノマーは、(メタ)アクリル酸エステル化合物または(メタ)アクリルアミド化合物、及び、ビニルエーテル化合物であり、さらに、3級アミン化合物を含み、前記重合性モノマーの皮膚感作性試験(LLNA法)における感作性の程度を示すStimulation Index(SI値)が3未満であり、前記ビニルエーテル化合物を重合性モノマー中、30重量%以上50重量%以下で含み、前記3級アミン化合物が、3級アミン構造を持つエタノールアミン、または、芳香族3級アミン化合物であることを特徴とする重合性インクジェットインク組成物。
- 前記(メタ)アクリル酸エステル化合物または(メタ)アクリルアミド化合物は、1官能以上6官能以下の化合物を含むことを特徴とする請求項1に記載の重合性インクジェットインク組成物。
- 光ラジカル重合開始剤をさらに含むものであることを特徴とする請求項1または2に記載の重合性インクジェットインク組成物。
- 前記ビニルエーテル化合物が、トリエチレングリコールジビニルエーテルであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の重合性インクジェットインク組成物。
- インク材料に水が溶解していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の重合性インクジェットインク組成物。
- 前記請求項1乃至5のいずれかに記載の重合性インクジェットインク組成物を含むことを特徴とするインクカートリッジ。
- 印刷ユニット及び線源照射ユニットを有し、前記請求項1乃至5のいずれかに記載の重合性インクジェットインク組成物、または、前記請求項6に記載のインクカートリッジを装着したインクジェットプリンタ。
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