JP2014097512A - ワーク搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】保持部材の動作の調整を容易に行うことができるワーク搬送装置を提供する。
【解決手段】ワーク搬送装置10は、円筒側面12bに溝13を有する円筒溝カム12およびロッド11のカムフォロア11aによって、ロッド11の往復運動を回転軸14の回転運動に変換し、回転軸14に固定されたレバー15と、長方形の溝18を有する板溝カム17とによって、回転軸14の回転運動をフィンガー16の長方形周回運動に変換する。
【選択図】図3

Description

本発明は、ワーク搬送装置に関するものである。
加工装置の往復動作を利用して、ワークを搬送するワーク搬送装置として、特許文献1に記載のものがある。
このワーク搬送装置では、加工装置の往復動作をクランク機構で回転軸の回転動作に変換する。この回転軸には、平板カムと円筒溝カムの2つのカムが固定されており、平板カムで回転軸の回転動作を、ワークを保持する保持部材としてのフィンガーの一方向の往復動作に変換するとともに、円筒溝カムで回転軸の回転動作をフィンガーの一方向に垂直な方向の往復動作に変換し、これらの組み合わせにより、フィンガーの長方形周回動作を得ている。
そして、このフィンガーの長方形周回動作により、フィンガーがワークに近づいて、対向して配置されたフィンガーとともにワークを挟んで保持(クランプ)するクランプ動作と、クランプ動作後に、ワークをクランプした状態でワークを送る送り動作と、送り動作後に、フィンガーがワークから離れてワークを開放(アンクランプ)するアンクランプ動作と、アンクランプ動作後に、フィンガーがクランプ動作を開始する位置に戻る戻り動作とを行っている。
特開2010−284716号公報
特許文献1に記載のワーク搬送装置では、回転軸に固定された平板カムの外周面の軸心からの距離変化と、回転軸に固定された円筒溝カムの溝の軸線方向の位置変化との組み合わせにより、保持部材の長方形周回動作を得るので、動作距離や動作方向等の保持部材の周回動作の調整が難しい。
すなわち、保持部材の所望の周回動作を得るためには、平板カムの外周面の軸心からの距離変化や、円筒溝カムの溝の軸線方向の位置変化を設定し直さなければならず、この設定に手間がかかる。
なお、このような問題は、保持部材の周回動作の軌跡が長方形の場合に限らず、他の周(環状)形状の場合においても同様に発生する。
本発明は上記点に鑑みて、保持部材の動作の調整を容易に行うことができるワーク搬送装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、
加工装置の往復動作に連動して往復運動する連動部材(11、21)と、
連動部材の往復運動を回転運動に変換する回転運動変換機構(11a、12、22)と、
回転運動変換機構によって回転する回転軸(14)と、
回転軸に固定され、回転軸を中心として回転するとともに、回転軸を中心とする円の径方向に直線状に延びた第1ガイド部(15a)を有する回転部材(15)と、
ワーク(4)を保持する保持部(16a)を有するとともに、前記第1ガイド部に沿って移動する被ガイド部(16b)を有する保持部材(16)と、
回転部材の回転運動を保持部材の所望周形状の周回動作に変換する変換部材(17)とを備え、
変換部材は、回転部材の回転によって保持部材が周回動作する際に、保持部材を案内する第2ガイド部(18)が、円とは異なる周形状に形成されており、
保持部材は、第2ガイド部に沿って移動する被ガイド部(16c)を有することを特徴としている。
これによれば、変換部材の周形状の第2ガイド部に沿って、保持部材の被ガイド部が移動することで、保持部材の所望周形状の周回動作を得ることができる。
また、これによれば、保持部材の周回動作の軌跡は、第2ガイド部の周形状と同じであるため、保持部材の周回動作を調整するためには、第2ガイド部の周形状を変更すれば良く、保持部材の周回動作の調整を容易に行うことができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
第1実施形態における金型の概略構成を示す正面図である。 第1実施形態におけるワーク搬送装置のフィンガーの動作説明のための平面図である。 第1実施形態におけるワーク搬送装置の概略構成を示す斜視図である。 図3の円筒溝カムの円筒側面の展開図である。 図3のフィンガーのカムフォロア等の動作軌跡を示す平面図である。 第2実施形態における円筒溝カムの円筒側面の展開図である。 第2実施形態におけるフィンガーのカムフォロア等の動作軌跡を示す平面図である。 第3実施形態における円筒溝カムの円筒側面の展開図である。 第3実施形態におけるフィンガーのカムフォロア等の動作軌跡を示す平面図である。 第4実施形態における円筒溝カムの円筒側面の展開図である。 第5実施形態におけるワーク搬送装置の概略構成を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
本実施形態は、プレス機の金型の内部でワークを搬送するワーク搬送装置に、本発明のワーク搬送装置を適用したものである。
図1に示すように、金型1は、図示を省略したプレス機のボルスタ上面に配置される下型2と、図示を省略したプレス機のスライド下面に配置される上型3とを有している。下型2は固定型であり、上型3は可動型である。上型3は、スライドの上下方向の往復動作に伴って、下型2との対面間隔を変更するように上下方向に往復運動し、被加工物であるワークを下型2と上型3との間で塑性変形加工するようになっている。
金型1は、下型2と上型3との間で塑性変形加工されたワークを、上型3の往復動作を利用して、上型3の往復動作方向に対して交差する方向、本実施形態では、水平方向に搬送するワーク搬送装置(図1では省略)を備えている。
図2に示すように、ワーク搬送装置は、一対のフィンガー16が対向して配置されており、両方のフィンガー16を対称的に移動させる。図中下側の一方のフィンガー16に着眼すると、フィンガー16が位置Dから位置Aに移動することで、ワーク4を挟んで保持(クランプ)する(クランプ動作)。フィンガー16が位置Aから位置Bに移動することで、ワーク4を搬送する(送り動作)。また、フィンガー16が位置Bから位置Cに移動することで、ワーク4を開放(アンクランプ)する(アンクランプ動作)。その後、フィンガー16が位置Cから位置Dに移動することで、フィンガー16が元の位置に戻る(戻り動作)。このように、ワーク搬送装置は、フィンガー16を位置D→位置A→位置B→位置C→位置Dの順に移動させ、すなわち、フィンガー16を長方形周回運動させることにより、フィンガー16のクランプ動作、送り動作、アンクランプ動作、戻り動作を行う。
図3に示すように、ワーク搬送装置10は、主として、ロッド11と、ロッド11に設けられたカムフォロア11aと、円筒溝カム12と、円筒溝カム12の底面12aに設けられた回転軸14と、レバー15と、フィンガー16と、板溝カム17とを備えている。
ロッド11は、上型3に固定され(図1参照)、上型3の動作方向(上下方向)に延びた形状であり、上型3の上下動作に連動して、上下方向に直線状に往復運動する連動部材である。カムフォロア11aは、円筒溝カム12の溝13に入り込んだ状態で、溝13に沿って移動するものである。カムフォロア11aは、溝13に挿入される凸部で構成され、摩擦を低減するための回転部材が設けられていても良い。
円筒溝カム12は、ロッド11のカムフォロア11aとともに、ロッド11の往復運動を回転軸14の回転運動に変換する回転運動変換機構を構成するものである。回転軸14は、ロッド11の往復運動と同じ上下方向に平行である。
図4に示すように、円筒溝カム12は、円筒側面12bにV字状の溝13が形成されている。なお、図4の上下方向が円筒溝カム12の軸方向であり、図4の左右方向が円筒溝カム12の円周方向(回転方向)である。本実施形態では、円筒溝カム12の回転速度が等速となるように、溝13の傾きが一定となっている。溝13の傾きとは、円周方向(回転方向)における溝13の長さに対する回転軸方向における溝13の長さの割合(溝13の傾き=溝13の回転軸方向成分長さ/溝13の円周方向成分)である。また、円筒溝カム12は、同じ方向に連続回転する。
レバー15は、回転軸14に固定され、回転軸14を中心として回転するとともに、第1ガイド部としての長穴15aを有する回転部材である。レバー15は、一方向に長く延びた形状であり、長手方向一端が回転軸14に固定されている。長穴15aは、レバー15の上面から下面まで貫通しており、回転軸14を中心とする円の径方向に直線状に延びた形状である。
フィンガー16は、ワーク4を保持する保持部16aを有するとともに、レバー15の長穴15aに挿入される挿入部としての支持ピン16bを有する保持部材である。フィンガー16は、一方向に長く延びた形状であり、長手方向一端に保持部16aが形成され、その反対側の他端に支持ピン16bが形成されている。支持ピン16bは、第1ガイド部である長穴15aに沿って移動する被ガイド部である。
フィンガー16の上面と、レバー15の下面とが部分的に対向している。支持ピン16bは、フィンガー16の上面に、レバー15に向かって突出する形状である。フィンガー16は、レバー15の長穴15aに支持ピン16bが挿入されることにより、レバー15に支持(連結)された状態となるので、レバー15の回転によって周回動作する。
フィンガー16は、長手方向他端に板溝カム17の溝18に沿って移動するカムフォロア16cが形成されている。カムフォロア16cは、支持ピン16bの反対側に位置するように、フィンガー16の下面に形成されている。カムフォロア16cは、溝18に挿入される凸部で構成され、摩擦を低減するための回転部材が設けられていても良い。
板溝カム17は、レバー15とともに、回転軸14の回転運動をフィンガー16の長方形周回運動に変換する変換機構を構成している。板溝カム17は、レバー15の回転によってフィンガー16が周回動作する際に、フィンガー16の周回動作を長方形の周回動作に変換するための変換部材である。この板溝カム17は、一枚の板の表面に、フィンガー16の周回動作を案内するための第2ガイド部としての溝18が、長方形の周状に彫られている。この溝18に沿って被ガイド部としてのカムフォロア16cが移動することで、フィンガー16が長方形周回動作する。
ここで、単に、レバー15の先端にフィンガー16を連結させると、回転軸14およびレバー15の回転運動(円運動)によって、フィンガー16は円の周回動作を行う。そこで、本実施形態では、この板溝カム17によって、円の周回動作を四角形の周回動作に変換している。
また、ワーク搬送装置10は、第1ガイド部材19と、第2ガイド部材20とを備えている。
第1ガイド部材19は、フィンガー16の長手方向に垂直な方向、すなわち、板溝カム17の長方形をなす溝18の長辺方向への移動をガイドするものであり、フィンガー16の長手方向に垂直な方向に延びる溝19aを有している。
第2ガイド部材20は、フィンガー16の長手方向に平行な方向、すなわち、板溝カム17の長方形をなす溝18の短辺方向への移動をガイドするものであり、フィンガー16の長手方向に平行な方向に開口している開口部20aを有している。第2ガイド部材20は、開口部20aの内部をフィンガー16が移動することで、フィンガー16が長手方向に平行な方向へ移動するように構成されている。
また、第2ガイド部材20は、その外形が第1ガイド部材19の溝19aに入り込む形状であり、第2ガイド部材20が第1ガイド部材19の溝19aに沿って移動することで、フィンガー16が長手方向に垂直な方向に移動するように構成されている。
上記した構成である本実施形態のワーク搬送装置10は、円筒溝カム12およびロッド11のカムフォロア11aによって、ロッド11の往復運動を回転軸14の回転運動に変換し、回転軸14に固定されたレバー15と、長方形の溝18を有する板溝カム17とによって、回転軸14の回転運動をフィンガー16の長方形周回運動に変換する。
より詳細には、上型3が上下往復動作を1回行ったとき、ロッド11も上下往復動作を1回行う。このとき、ロッド11のカムフォロア11aが最下点→最上点→最下点の順に移動すると、図4に示すように、カムフォロア11aが溝13に沿って、位置a1→a2→a3→a4→a5→a6→a1の順に移動する。これにより、円筒溝カム12が一回転する。
このとき、図5に示すように、円筒溝カム12の回転軸14に固定されたレバー15も、位置a1→a2→a3→a4→a5→a6→a1の順に一回転する。なお、図4に示す位置a1〜a6と図5に示す位置a1〜a6は対応しており、図5に示す位置A〜位置Dは、図2に示すフィンガー16の位置A〜位置Dに対応している。
レバー15が一回転するとき、フィンガー16の支持ピン16bがレバー15の長穴15aに挿入されているので、フィンガー16は、レバー15によって周回動作する。このとき、フィンガー16のカムフォロア16cは、板溝カム17の長方形周形状の溝18に沿って移動する。なお、フィンガー16の支持ピン16bは、フィンガー16のカムフォロア16cの動作に応じて、レバー15の長穴15aを移動する。
この結果、フィンガー16の長方形周回動作が得られ、図2に示すフィンガー16のクランプ動作、送り動作、アンクランプ動作、戻り動作が行われる。
次に、本実施形態の効果について説明する。
ところで、特許文献1に記載のワーク搬送装置では、フィンガーの動作軌跡は、各機構部の動作を表すタイムチャート等から導き出さなければならない。
これに対して、本実施形態のワーク搬送装置10は、板溝カム17の長方形の溝18に沿ってフィンガー16のカムフォロア16を移動させることで、フィンガー16の長方形周回動作を得るものである。このため、フィンガー16(カムフォロア16c)の動作軌跡は、板溝カム17の溝18のレイアウト形状と同じであり、板溝カム17の溝18として直接表される。したがって、フィンガー16の動作軌跡を所望の形状とするためには、板溝カム17の溝18のレイアウト形状を、フィンガー16の所望の動作軌跡と同じ形状とすれば良い。
よって、本実施形態のワーク搬送装置10によれば、特許文献1に記載のワーク搬送装置と比較して、フィンガー16の動作の調整が容易である。
また、本実施形態のワーク搬送装置10を、複数種類の型に適用する場合、板溝カム17のみを交換することで、フィンガー16のクランプ動作時や送り動作時等の動作距離を変更することができる。すなわち、本実施形態のワーク搬送装置は、フィンガーの周回動作が異なる型に適用する場合であっても、適用する型に応じて、一部品(板溝カム17)のみを変更するだけでよく、他の部品を共通化できる。
(第2実施形態)
本実施形態は、第1実施形態における円筒溝カム12の溝13のレイアウト形状を変更したものである。以下、第1実施形態に対する変更点について説明する。
図6に示すように、円筒溝カム12の円筒側面12bに略V字状に溝13が形成されているが、本実施形態の溝13は、円筒溝カム12の周方向での位置によって傾きが異なっている。すなわち、円筒側面12bの位置b1〜b2の範囲では、溝13の傾きθ1は小さく、位置b2〜b5の範囲では、溝13の傾きθ2は大きく、位置b5〜b6の範囲では、溝13の傾きθ3は小さい。同様に、円筒側面12bの位置b6〜b7の範囲および位置b10〜b1の範囲では、溝13の傾きは小さく、位置b7〜b10の範囲では、溝13の傾きは大きい。
これにより、図7に示すように、フィンガー16のカムフォロア16cが、位置b2から位置b5に移動するときおよび位置b7から位置b10に移動するときでは、すなわち、溝18の長方形角部の位置を通過するときでは、カムフォロア16cの動作速度を遅くできる。この結果、溝18の長方形角部の位置を通過する際のカムフォロア16cの移動速度が速い場合と比較して、フィンガー16のカムフォロア16cおよび板溝カム17の耐久性を向上させることができる。
一方、フィンガー16のカムフォロア16cが、位置b5から位置b7に移動するときおよび位置b10から位置b2に移動するときでは、すなわち、フィンガー16の送り時と戻り時では、フィンガー16の動作速度を速くできる。
このように、円筒溝カム12の溝13の傾きを異ならせることで、円筒溝カム12の回転速度を変化させることができ、ワーク搬送過程におけるフィンガー16の各動作の速度に変化をつけることができる。
(第3実施形態)
本実施形態は、第1実施形態における円筒溝カム12の溝13のレイアウト形状を変更したものである。以下、第1実施形態に対する変更点について説明する。
図8に示すように、本実施形態の溝13は、円筒側面12bの位置c1〜c2の範囲では、溝13の傾きθ4は大きく、位置c2〜c5の範囲では、溝13の傾きθ5は小さく、位置c5〜c6の範囲では、溝13の傾きθ6は大きい。同様に、円筒側面12bの位置c6〜c7の範囲および位置c10〜c1の範囲では、溝13の傾きは大きく、位置c7〜c10の範囲では、溝13の傾きは小さい。
これにより、図9に示すように、フィンガー16のカムフォロア16cが、位置c1から位置c2に移動するとき、位置c5から位置c6に移動するとき、位置c6からc7に移動するとき、位置c10から位置c1に移動するときでは、すなわち、フィンガー16の動き出し時や停止時では、フィンガー16の動作速度を遅くできる。一方、これら以外の時では、フィンガー16の動作速度を速くできる。
なお、第2、第3実施形態では、溝13は直線状であったが、湾曲していても良い。
(第4実施形態)
本実施形態は、第1実施形態における円筒溝カム12の溝13のレイアウト形状を変更したものである。以下、第1実施形態に対する変更点について説明する。
図10に示すように、円筒溝カム12の円筒側面12bに略V字状に溝13が形成されているが、本実施形態の溝13は、円筒溝カム12が一方向のみに回転する形状となっており、円筒溝カム12の逆回転を防止できる形状となっている。すなわち、本実施形態では、ロッド11が往復運動の一方向からその逆方向に移動方向を変更する際に、溝13のうちカムフォロア11aが接触する壁の角部(頂点)13aの位置を、円筒溝カム12の円周方向に距離x1ずらしている。
ここで、第1実施形態のように、溝13がV字状であって、円筒溝カム12の逆回転を防止するための形状を有していない場合、例えば、ロッド11が下降して最下位置に達し、ロッド11が上昇する際では、溝13のうちカムフォロア11aが接触する壁の角部が、カムフォロア11aの真上にあるため、カムフォロア11aが移動してきた溝13を逆戻りし、円筒溝カム12が逆回転する恐れがある。
これに対して、本実施形態によれば、ロッド11が一方向からその逆方向に移動方向を変更する際に、図10に示すように、カムフォロア11aが溝13の角部13aの一側に接触することで、カムフォロア11aの移動方向が規定されるので、円筒溝カム12の逆回転を防止できる。
(第5実施形態)
本実施形態は、第1実施形態のワーク搬送装置10に対して、ロッドの往復運動を回転軸の回転運動に変換する回転運動変換機構を変更したものである。
すなわち、本実施形態のワーク搬送装置10は、第1実施形態のロッド11および円筒溝カム12を、図11に示すように、ロッド21、レバー22、第1傘歯歯車23、レバー22と第1傘歯歯車23とに連結された回転軸24に変更したものである。回転軸14には、第1傘歯歯車23に組み合わされる第2傘歯歯車25が設けられている。
レバー22は、ロッド21および回転軸24とともに、ロッド21の上下方向往復運動を回転軸24の回転運動に変換するクランク機構を構成している。
第1、第2傘歯歯車23、25は、回転軸24の回転方向を、回転軸14の回転方向に変換する変換機構を構成している。
本実施形態においても、第1実施形態と同様に、フィンガー16の長方形周回動作を得ることができる。
(他の実施形態)
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、下記のように、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。
(1)上記した各実施形態では、第1ガイド部として、レバー15に長穴15aを設けたが、長穴15aの代わりに、レバー15を貫通していない断面凹形状の溝を設けたり、断面凸形状の凸部を設けたりしても良い。第1ガイド部として凸部を設けた場合、被ガイド部であるフィンガー16の支持ピン16bを、凸部に沿って移動可能な形状、例えば、断面凹形状とする。
また、上記した各実施形態では、第2ガイド部として、板を貫通していない溝18を板溝カム17に設けたが、溝18の代わりに、板を貫通する貫通孔を設けたり、断面凸形状の凸部を設けたりしても良い。第2ガイド部として凸部を設けた場合、被ガイド部であるフィンガー16のカムフォロア16cを、凸部に沿って移動可能な形状、例えば、断面凹形状とする。
(2)上記した各実施形態では、板溝カム17の溝18を長方形の周形状とすることで、フィンガー16の長方形周回動作を得ていたが、板溝カム17の溝18の周形状を、正方向、菱形、平行四辺形等の他の四角形とすることもできる。また、四角形以外の他の形状とすることができる。他の形状は、円とは異なる周形状であれば良い。板溝カム17の溝18の周形状をこのような形状とすることで、フィンガー16の円とは異なる所望周形状の周回動作を得ることができる。
(3)上記した各実施形態では、回転部材としてレバー15を用い、保持部材としてフィンガー16を用い、変換部材として板溝カム17を用いたが、それぞれの形状を変更しても良い。例えば、レバー15を長穴15aが形成された円板に変更したり、板溝カム17を板状以外の形状に変更したりしても良い。
(4)上記した各実施形態では、フィンガー16全体が長方形の周回動作をするためのガイド部材として、図3に示す形状の第1、第2ガイド部材19、20を用いたが、フィンガー16全体の周回動作が長方形等の所望周形状の周回動作となるようにガイドできれば、他のガイド部材を用いても良い。
(5)上記した各実施形態では、フィンガー16が水平方向に移動するだけであったが、さらに、フィンガー16を上下動作させるための機構を追加することにより、フィンガー16の上下方向の動作を追加しても良い。これにより、ワーク4の水平方向への移動に加えて、ワーク4の上昇や下降を行うことも可能となる。
(6)上記した各実施形態では、本発明のワーク搬送装置を、金型1の下型2と上型3との間で、ワークをプレス加工する加工装置に適用したが、この加工装置に限らず、固定型と可動型との間でワークを塑性変形加工する他の加工装置に適用することも可能である。さらに、本発明のワーク搬送装置は、このような加工装置に限らず、切断、組み付け等の往復動作を伴う加工を行う加工装置に対しても適用が可能である。
この場合、加工装置の往復運動の方向は、上下方向に限られず、保持部材の周回運動の方向は、水平方向に限られない。加工装置の往復運動の方向と、保持部材の周回運動の方向との関係についても、両者が垂直となる関係に限られない。
(7)上記した各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記した各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。
4 ワーク
10 ワーク搬送装置
11 ロッド
11a ロッドのカムフォロア
12 円筒溝カム
13 溝
14 回転軸
15 レバー
15a 長穴
16 フィンガー
16b 支持ピン
16c カムフォロア
17 板溝カム
18 長方形の周形状の溝

Claims (3)

  1. 加工装置の往復動作を利用して、ワーク(4)を搬送するワーク搬送装置において、
    前記加工装置の往復動作に連動して往復運動する連動部材(11、21)と、
    前記連動部材の往復運動を回転運動に変換する回転運動変換機構(11a、12、22)と、
    前記回転運動変換機構によって回転する回転軸(14)と、
    前記回転軸に固定され、前記回転軸を中心として回転するとともに、前記回転軸を中心とする円の径方向に直線状に延びた第1ガイド部(15a)を有する回転部材(15)と、
    前記ワーク(4)を保持する保持部(16a)を有するとともに、前記第1ガイド部に沿って移動する被ガイド部(16b)を有する保持部材(16)と、
    回転部材の回転運動を前記保持部材の所望周形状の周回動作に変換する変換部材(17)とを備え、
    前記変換部材は、前記回転部材の回転によって前記保持部材が周回動作する際に、前記保持部材を案内する第2ガイド部(18)が、円とは異なる周形状に形成されており、
    前記保持部材は、前記第2ガイド部に沿って移動する被ガイド部(16c)を有することを特徴とするワーク搬送装置。
  2. 前記回転運動変換機構として、円筒側面に溝が形成され、前記回転軸を中心として回転する円筒溝カム(12)を備え、
    前記連動部材は、前記溝に沿って移動するカムフォロア(11a)を有し、
    前記円筒溝カムは、円周方向における前記溝の長さに対する回転軸方向における前記溝の長さの割合である前記溝の傾きが小さな範囲と大きな範囲とを有することを特徴とする請求項1に記載のワーク搬送装置。
  3. 前記溝は、前記円筒溝カムの回転方向を一方向のみとするように、前記円筒側面に形成されていることを特徴とする請求項2に記載のワーク搬送装置。
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