JP2014096915A - 自動車用電動アクチュエータ - Google Patents

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宏至 金澤
Junnosuke Nakatsugawa
潤之介 中津川
Shozo Kawasaki
省三 川崎
Yasuhisa Hamada
泰久 濱田
Kenji Nakayama
賢治 中山
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Abstract

【課題】 従来の特許文献にはモータの相電流を切り離すための構成が提案されているが、モータ内部での相短絡に対する対策が考慮されていないため、ステアリングアシストが出来なくなるだけではなく相短絡電流によるブレーキトルクの発生を除外できない。

【解決手段】 上記課題を解決するために、本発明では、機電一体型に適した制御回路の小型化を実現するためにインバータは1個とし、モータ内部に独立した2個の3相巻線からなるモータを構成し、それぞれの独立した3相巻線の中性点にモータリレーを配置したものである。

【選択図】 図8

Description

本発明は、電動パワーステアリングモータに用いられる中性点スイッチの接続構成に関するものである。
本技術分野の背景技術として、特許文献1がある。この公報には、1つのモータに巻数違いの2系統の巻線と2つの独立したインバータで駆動する構造において、3相巻線の入力側に2系統の独立した6個のリレーが配置されている。また、特許文献2がある。この公報には、巻数の同じ2系統の巻線と2個のインバータから構成され、3相巻線の入力側に6個の独立したリレーが配置されたものが開示されている。また、特許文献3には、特許文献2と同等な構成において、1つのティースに第一系統の巻線と第二系統の巻線が具備されたものが開示されている。
特開2012-90383号公報 特開2011-45212号公報 特開2003-40123号公報
上記、特許文献には全て2つの独立した3相インバータから構成されており、またモータリレーはモータの入力側に配置したものである。そのために、インバータを2セット配置しなければならないため制御回路部が大きくなり機電一体型の電動パワーステアリングモータには採用し難い。また、モータリレーがモータの3相巻線の入力側に配置されているため、モータ内部での相短絡が発生した場合には、モータリレーを切り離してもモータ内部で短絡回路が出来てしまい、運転者がステアリングを動作させた場合、モータ内部での短絡電流によりステアリング動作が重くなり、運転者に違和感を与える可能性がある。
上記課題を解決するために、本発明では、モータ内部で結線された3相巻線を複数の3相巻線グループに分け、各グループを独立した3相巻線として機能するように3相巻線の結線を切断する切換手段を配置する。
本発明では、いずれかのグループで相短絡が発生した場合であっても、不具合の起きた巻線グループを切換手段で切り離すことができるので、残った正常な巻線グループを使って継続して動作が可能となる。
機電一体型電動パワーステアリングモータの斜視図 モータ部のみの斜視図 モータ部の軸方向断面図 8極-12スロット構造の相配置の説明図 8極-12スロット構造でモータリレーを中性点に配置した回路構成図 8極-12スロットと10極-12スロットの相配置説明図 8極-12スロットのモータ構成図 10極-12スロットのモータ構成図 モータの相短絡検出構造の一例の説明図 相短絡検出の状況を説明する説明図 相短絡を検出するまでのフローチャート 相短絡検出のための他の検出手段を示した構成図 相短絡発生時のタイミングチャート 三角結線としたときのモータ構成図
以下、実施例を図面1から図面14を用いて説明する。
本実施例では、電動パワーステアリングモータのモータと制御部が一体構造で構成される機電一体型電動パワーステアリング(EPSと略す)モータ構造について説明する。
本実施例のモータはU相とV相とW相とからなる複数のコイルを結線して一つの3相巻線を構成する電動アクチュエータであり、3相巻線は、U相とV相とW相とを結線した複数の巻線グループを並列に接続された回路から成る。
巻線グループの各相の巻線同士が接続される接続部には、各巻線グループを独立して他の巻線グループから切断できる切換手段を有している。その切換手段によって、ある巻線グループを他の巻線グループから切断しても、残った巻線グループは並列接続が維持されるので、残った巻線グループで一つの3相巻線を構成する。
このような構成を採用することで、複数の巻線グループのいずれかに不具合が生じた場合であっても、不具合の生じた巻線グループを独立して他の巻線グループから切り離すことができるので、残った巻線グループで引続き動作を継続することができる。
図1は、本実施例の電動パワーステアリングモータの構造をより具体的に説明する実施例の一例である。機電一体EPSモータ1はモータ部100と制御部200から構成されている。制御部200にはコネクタ201が設けられており電源が供給されるようになっている。制御部200にはモータを駆動するためのインバータや制御基板が実装されている。モータ部100は、制御部200から3相の駆動電源が供給される構造となっている。
図示しないが、モータ部100の右側にはモータのトルクを出力できる出力軸が設けられている。
図2を用いてモータ部100の構造について詳しく説明する。図2は先に説明した図1の制御部200を取り除いた構造を示したものである。モータ部100はアルミハウジング17の内部に、モータを構成するためのステータ、ロータ、コイルから構成されている(図示せず)。制御部200との電気的な接続点は3相巻線に接続されるU相端子13u、V相端子13v、W相端子13wとリレー駆動用の電源端子16である。リレー駆動用の電源端子16は、2個のリレーを独立して開閉制御できるように2つ用意されている。
この信号は電流容量が小さいことからマイナス側ボディーアースとした。端子基板18は樹脂でモールドされて構成されており、この樹脂基板の上部には2個のモータリレー11Y1とモータリレー11Y2が実装されている。また、端子基板18の中心部にはモータ用シャフト2に磁極検出用のレゾルバロータ12が圧入されている。
図3を用いて、モータ部100の断面構造について説明する。アルミハウジング17にはステータコア4が焼嵌めで固定されている。このステータコア4には樹脂ボビン31にコイル30が巻装されている。ステータコア4の内周部にはシャフト2を基準にロータコア5が設けられており、そのロータコア5の外周部には磁石6が配置されると共に、磁石6の外周部に磁石カバー7が設けられている。磁石カバー7は非磁性体の材料で構成されている。シャフト2の軸受けには出力軸側に配置されるFベアリング9はアルミハウジング17によって保持されている。また、出力軸の先端には動力伝達のためのギア3が設けられている。反出力側の軸受けには、Rベアリング8が設けられており、Rベアリング8の外輪はベアリングカバー10により保持されている。このベアリングカバー10は端子基板18と同じネジ穴でアルミハウジング17にネジ止め(図示せず)固定されている。
端子基板18には先にも述べたように、制御部200に電気的に接続するための3相端子、U相端子13u〜W相端子13wが設けられている。また、3相巻線の中性点を電気的に開閉するための2つのモータリレー11Y1と11Y2および、これらのモータリレーを制御するためのリレー電源端子が設けられている。これらのリレーは半導体スイッチに置き換えても同様の効果がある。
図4は8極-12スロット構造の相配置を示したものである。8極-12スロットは隣り合うティースの電気的位相が120度であるため、U相の隣はV相かW相となる。この図では、右回りにV相を定義した。その結果、機械角90度で1組の3相巻線が構成できるため、3相巻線としては、1相を4個のコイルを直列接続してもよいし、2直2並列、4並列の3通りの接続方法がある。たとえば、この構造の場合U相コイルの隣はV相コイルとその反対側がW相コイルであることから、コイル間の接触が発生した場合には相短絡が発生することになる。
次に図5を用いてモータ内部での相短絡の可能性に関して説明する。先ず、構成について説明する。このモータ構造は先に示した8極-12スロット構造で1相4並列構造の巻線接続において、3相の中性点にモータリレー11Yを一つ配置した構造を示している。このモータリレーには電気的な接続をオン-オフするための接点11Sとその制御を行う励磁巻線11Xから構成されている。この励磁巻線のコントロールはリレー制御部CONに電気的に接続されオン-オフ動作が出来るように構成されている。また、モータの3相巻線はインバータINVに接続されている。リレー制御部CON及びインバータINVは制御部200の中に納められている。また、これらの制御部200にはバッテリーBtが接続されている。
相短絡は、3相巻線のうち例えばU相巻線の場合、V相巻線またはW相巻線と電気的に繋がることで発生する。発生のメカニズムとしては、相間の隙間に遺物が混入した場合や電線同士の擦れによる機械的傷の発生や絶縁被服の劣化によるもの等が考えられるが、発生頻度としては相当低い値である。しかし、一度相短絡が発生してしまうと制御ではコントロールできなくなるため、相短絡部を切り離すことが必要となる。このモータリレー11Yはノーマルオープンとなっており、通常はオフとなっている。電動アシストする場合にオンさせて動作させる。そのために、常に電流が流れるため損失が発生しているため冷却が重要である。図4で示したようにU相コイルとV、W相コイルは隣同士のため相短絡の発生する可能性がある。図5に示した一点鎖線がその相短絡を示している。U相コイルとV相コイルが相短絡を起こした場合、ステアリング動作時に実線の矢印で示したループで中性点を介して短絡電流が流れてしまう。W相においても同様である。この相短絡が発生すると、ステアリングを動作させた場合にモータの逆起電圧により、短絡部において短絡電流が流れ、ステアリング動作を妨げようとする力が発生する。この、短絡電流を発生させないようにするには、モータリレー11Yを切り離すことで実現できる。しかし、モータリレー11Yを切り離すとモータ動作が出来なくなるため、ステアリングアシストが不可能となり、運転者はステアリング動作に不便を感じるようになる。そこで、本実施例では、モータ内部に独立した2つのモータを構成し、それぞれのモータの中性点にモータリレーを設けた構造としたものである。この構造により、インバータは1個として機電一体型に適した制御回路の小型化を実現する。
図6に電動パワーステアリングとして広く採用されている2極3スロット構造の8極-12スロット構造を(a)に10極-12スロット/14極-12スロット構造を(b)として相配置を示す。先にも述べたように8極-12スロット構造は隣り合う相が他の相となるため、相短絡を機械的に防ぐためには図示したように各スロットの全てに絶縁紙50〜61を入れることが有効である。それに比べ、10極-12スロットは同相コイルが2個連続して並ぶことから、各相の絶縁紙50〜55の半分の枚数となる。しかし、絶縁紙をスロット間に設けるとコイルの占積率の低下、コスト上昇を招くため極力使用数を低減することが必要である。
図7にモータ巻線を2並列回路で構成した2種類示の接続方法について示した。(a)はモータの機械的な構造において右半分と左半分に機械的に分けた構造を示したものである。この構成は、機械的にモータを左右に分けることができることから、相短絡の発生する可能性がある部位はW4とU1およびW2とU3の2箇所になることから、絶縁紙は50と56に低減させることが可能である。(b)の星型配置ではY結線(スター結線)内の相短絡の可能性は低くなるが、もう一方のY結線との相短絡の可能性が発生する。この場合、短絡経路が長くなるため短絡電流も大きくなると考えられる。Y結線を跨る相短絡を防止するためには、各スロット間に絶縁紙が必要である。
図8に10極-12スロット、14極-12スロットでの結線構造について図7同様に2つの方式を示す。(a)は機械的に2つのモータ巻線を分けた場合、(b)は星型に各相巻線を配置した場合を示したものである。これらの場合にも、機械的に左右にモータ巻線を分けた(a)の場合は絶縁紙は2枚と簡略化でき、(b)は1モータ駆動時にもモータとしてはバランス良く回転できるが、理想的には6枚の絶縁紙が必要となる。
図9に2系統に分けたモータの相短絡発生時を検出する手段の一例について説明する。回路構成は図8に示した(a)の左右分割方式を示す。2つの独立したY結線は中性点が独立しており、電気的には接続されていない。また、同相の相電流を同時に測定できる電流検出器C1とC2が配置されそれぞれのY結線のモータ電流を監視できるように構成されている。
例えば、U4コイルとV3コイルは隣同士の配置されるため、その境界面で相短絡が発生したとすると、図9に示した一点差線の短絡回路が発生する。その結果、U相コイルとV相コイルの相抵抗が低下し3相のアンバランスが発生する。その結果、電流検出器C2を流れるU相電流が増加する現象が発生する。また、2つのY結線の中性点電位もバラツキが発生する。よって、相短絡の発生を相電流のアンバランスから検出するか、中性点電位の変動から検出すれば、どちらのY結線のモータが相短絡を起こしたか検出することが出来る。
図10に相電流の変化から相短絡の発生を検出するタイミングチャートを示す。それぞれの電流検出器C1とC2に流れる電流を示している。通常は、同じ電流が流れているが相短絡が発生すると、相抵抗が小さくなるため相電流が増加する。制御回路側では常に電流の大きさを比較しており、電流がアンバランスになった場合、電流値が大きくなった側のモータが相短絡を発生したと判断しモータリレー11Y2をオフする。
図11にその検出アルゴリズムのフローチャートを示す。検出はそれぞれのY結線に流れる電流を比較し、電流検出器の電流が大きくなった方のモータリレーをオフする。その後に、上位システムに異常を連絡すると共に運転者に異常を報告するようになっている。
以上の説明は電流値のみを比較したが、実際には位相も変化するため、相電流の位相も判定基準に使うことも出来る。
上記は、電流検出器を2個用いた構造で説明したが、各相に1つずつ電流検出器を設けた場合を示したもので説明する。図12は中性点のモータリレーに電流検出器を備えた構造を示したものである。それぞれのモータリレー11Y1の内部には3相の電流検出器が設けられており、各相を流れる電流を足し算している。通常は3相電流の足し算結果は常にゼロで有るが、ゼロ以外になった場合にはリレー部をオフするように動作する。同様にモータリレー11Y2も同様である。以上述べた構造のモータリレーを各中性点に配置することで、相短絡を含めたモータ異常を検出しインバータからの電流入力を切り離すと共に、相短絡時に発生する逆起電圧の短絡回路を切り離す。
図13にそのタイミングチャートを示す。3相の電流検出器CT2信号は各相の電流を足し算した結果であり、通常はほぼゼロとなっているが、相短絡が発生すると相電流の合計値が変動するため、変動が発生した場合にモータリレーの励磁コイルをオフするように動作する。
以上述べたように、電動パワーステアリングシステムにおいてモータのコイルに異常が発生して、モータアシストが停止してしまうとステアリング動作が不能になり人力だけで動作させなければならなくなるが、今後、高齢者のドライバーが増えてくると人力だけでのステアリング動作は運転に対して快適さを失ってしまう。そこで、本実施例では、機電一体でコンパクトに設計された電動パワーステアリングシステムにおいて、モータ巻線を複数個の独立した3相巻線で構成し、更にそれらをY結線接続となるように構成し、その中性点部分にモータリレーを配置し、更に、相電流を検出する手段を設け、その電流値の値もしくは位相、更には中性点電位から複数個のモータの異常が発生したモータを特定し、その中性点に設けられたリレーを電気的に切り離すことで、正常動作が可能なモータにより電動アシストが継続できるシステムとしたものである。また、モータリレーを複数個に分けることで、1個あたりの体積が減るため機電一体型のようにレイアウトスペースの制約が大きい構造ではリレーの搭載レイアウトの自由度が高まる。
図14は、図7,8で説明したY結線の中性点にリレーを設けたものに対し、各相の接続点にリレーを設けた三角結線(デルタ結線)のモータ構成図を示したものである。
図14の構成について説明する。三角結線は2つの独立した3相巻線で構成されている。各相のU相、V相、W相のコイルは2個のコイルが直列に接続されている。リレーはU相とV相間に設けたものがモータリレー11△1uでV相とW相の間に設けられたものがモータリレー11△1v、同様にW相とU相の間に設けられたものがモータリレー11△1wとなっている。これらのリレーは電気信号(図示せず)で励磁巻線に電流が流れることでオン、オフ動作をするようになっている。励磁巻線に電流が流れない場合にはこれらのリレーのスイッチは開放となっており、各相のコイルは切り離された状態となっている。もう一方の三角巻線も同様に各相の接続部分にリレーが設けられている。
このリレーは、機械的なリレー構造で説明したが、半導体を用いたリレーでも同様の効果があるため、モータと制御回路の構成により使い分けるのが良い。また、どちらの方式のリレーを用いても制御回路側に設けたほうが温度管理の観点からは管理が容易になる。
よって、信頼性の面からも制御回路側に配置するほうが好ましい。
2つの独立した三角結線は同相のリレー同士を接続して各相の巻線が並列に接続されるように構成されている。また、独立した2つの3相結線の異常を検出するための電流検出器は3相巻線のどこかの相に1対の電流センサを設けた。この図の場合はU相とV相の接続部分に繋がるリレーの配線部分に設けたものである。電流検出器C1及びC2の機能としては、並列接続されているため通常はほぼ同じ電流が流れることになるが、片側の3相巻線で内部短絡が発生した場合には、それぞれの電流検出器に流れる電流値にアンバランスが発生するため、そのタイミングを見て異常電流のリレーを切り離す検出器の役割である。この異常発生時には、三角結線内に設けられた3個のリレーを同時に切り離すことで、モータの内部短絡による短絡電流のブレーキトルクの発生を抑制できる効果がある。この図では、リレーを6個用いた構成で説明したが、複数のリレーを1つにモジュール化された構造のものを使用すれば、より少ないリレーの数で電流の流れを制御することが可能になる。
以上の実施例は、機電一体型の電動パワーステアリングを例に説明したが、制御回路とモータが別体で構成される電動パワーステアリングシステムにも応用できる。また、自動車用に用いられる信頼性が要求される、ステアリング関係のモータに加えブレーキアシストモータやハイブリッド自動車用主機モータ、電気自動車用のモータ等にも応用できることは言うまでも無い。
1 機電一体EPSモータ
100 モータ部
200 制御部
201 コネクタ
2 シャフト
3 ギア
4 ステータコア
5 ロータコア
6 磁石
7 磁石カバー
8 Rベアリング
9 Fベアリング
10 ベアリングカバー
11Y1 モータリレー
11Y2 モータリレー
12 レゾルバロータ
13u U相端子
13v V相端子
13w W相端子
16 電源端子
17 アルミハウジング
18 端子基板
30 コイル
31 ボビン
C1、C2 電流検出器
CT1、CT2 3相電流検出器

Claims (9)

  1. U相とV相とW相とからなる複数のコイルを結線して一つの3相巻線を構成する電動アクチュエータにおいて、
    前記3相巻線は、U相とV相とW相とを結線した複数の巻線グループを並列に接続された回路から成り、
    前記巻線グループの各相の巻線同士が接続される接続部に、各巻線グループを独立して他の巻線グループから切断できる切換手段を有し、
    前記切換手段によって、ある巻線グループを他の巻線グループから切断した場合、残りの巻線グループが並列に結線されることにより一つの3相巻線を構成することを特徴とすることを特徴とする電動アクチュエータ。
  2. 前記巻線グループはY結線で構成され、前記接続部はY結線の中性点であることを特徴とする請求項1記載の電動アクチュエータ。
  3. 前記巻線グループは三角結線で構成され、前記接続部はU相とV相とW相がそれぞれ結線される部分であることを特徴とする請求項1記載の電動アクチュエータ。
  4. 前記巻線グループは、近接する最小限の相の巻線単位で構成され、かつそれぞれの巻線グループを直列または並列接続して構成されることを特徴とする請求項1記載の電動アクチュエータ。
  5. 前記複数の巻線グループ同士の境目に電気的な絶縁物を配置したことを特徴とする請求項1記載の電動アクチュエータ。
  6. 前記巻線グループを並列に接続した請求項1記載の電動アクチュエータの制御方法であって、
    異なる巻線グループの同相巻線を流れる電流値のアンバランスを基点に信号を作成し、該信号を基に励磁巻線電流を切断することを特徴とする電動アクチュエータ。
  7. 前記巻線グループを並列に接続した請求項2記載の電動アクチュエータの制御方法であって、
    異なる巻線グループの中性点電位のアンバランスを基点に信号を作成し、該信号を基に励磁巻線電流を切断することを特徴とする自動車用電動アクチュエータ。
  8. 前記巻線グループを並列に接続した請求項1記載の電動アクチュエータの制御方法であって、
    各巻線グループの3相巻線を相電流の合計値のアンバランスを基点に信号を作成し、該信号を基に励磁巻線電流をオフすることを特徴とする電動アクチュエータ。
  9. 前記巻線グループを並列に接続した請求項2記載の電動アクチュエータの制御方法であって、
    前記切換手段の内部に中性点に接続される各相の電流を測定できる機能を有し、更にその相電流の合計値がゼロにならない場合に、前記切換手段の励磁コイルの電流を遮断する機能を有していることを特徴とする電動アクチュエータ。
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