JP2014096523A - ピックアップ方法およびピックアップ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】効率的にウエハごとにチップのズレを検出すること。
【解決手段】本発明のピックアップ方法では、ウエハ10の位置決めのための基準領域Rを検出した後に、ジグザグ状にチップ2をピックアップする。その後、チップEbと基準領域Rとの間に設けられたストリートチップSを、位置を確認しながら、チップEbの側から基準領域Rの側に向かって順次ピックアップする。次に、基準領域Rを検出することによって、ジグザグ状のピックアップでチップ2がずれたか否かを判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ウエハから良品チップをピックアップするためのピックアップ方法およびピックアップ装置に関する。
LSI等の半導体装置の製造工程では、半導体ウエハの表面上に複数のチップが形成された後、ダイシングによって、チップごとに分離される。そして、これらの分離されたチップのうちダイシング前の電気的検査で良品とされたものをピックアップし、リードフレーム等に対してボンディングする。
この製造工程のうち、ボンディングの前のピックアップは、通常、次のように行なわれる。例えば図7に示すチップ22が形成されたウエハ30の位置決めのための基準領域R’を検出する。その後に、図7に黒矢印で示すように、縦方向上流の横方向チップ列における端部のチップEa’から縦方向下流の横方向チップ列における端部のチップEb’に向かって横方向に沿ってジグザグ状にピックアップしていく。
特開2010−34333号公報
ところで、このピックアップでは、ピックアップ中にチップがずれ、実際にピックアップされるチップがピックアップ予定のチップと異なるという事態(以下、マップズレという)が発生することがある。このマップズレによって、不良品のチップがピックアップされ、ボンディングされる可能性がある。このため、ウエハごとにこのマップズレを検出しないと、不良品がボンディングより後の工程に流出する可能性がある。
この問題に対して、例えば特許文献1では、横方向のチップ列ごとに、その端にある本来ピックアップしないチップを画像認識することによって、マップズレを検出している。
しかしながら、特許文献1のピックアップ方法では、横方向のチップ列ごとに、その端にある本来ピックアップしないチップを画像認識するので、全体の作業時間が長くなり、効率的とはいえない。
本発明は、上記事情に鑑み、効率的にウエハごとにマップズレを検出することを課題とする。
前記課題を解決するための本発明は、横方向に沿って配列されたチップから構成される横方向チップ列が縦方向に配置されたウエハに対して良品チップをピックアップする方法であって、縦方向上流の横方向チップ列の何れか一方の端部側のチップから縦方向下流の横方向チップ列の何れか一方の端部側のチップに向かって横方向に沿ってジグザグ状にピックアップしていくピックアップ方法において、ウエハを位置決めするための基準領域が設けられ、基準領域が検出された後に、ジグザグ状にピックアップしていく工程が行なわれ、基準領域は、ジグザグ状ピックアップ工程でピックアップされずに残され、ジグザグ状ピックアップ工程で良品チップであれば最後にピックアップされるチップと基準領域との間に、ジグザグ状ピックアップ工程でピックアップされずに残されるチップが設けられ、このチップがストリートチップとされ、ジグザグ状ピックアップ工程の後に、ストリートチップが、位置を確認されながら、ジグザグ状ピックアップ工程の最後のチップ側から基準領域側に向かって順次ピックアップされ、ストリートチップのピックアップの後に、基準領域を検出することによって、ジグザグ状ピックアップ工程でチップがずれたか否かが判定されることを特徴とするピックアップ方法である。
この方法では、ストリートチップのピックアップの後に、基準領域を検出することによって、ジグザグ状ピックアップ工程でマップズレが発生したか否かを判定する。従って、ウエハごとにマップズレを検出することができ、ボンディングより後の工程に不良品が流出することを防止できる。
そして、この方法で、従来と比較して増加する画像認識の機会は、最後の基準領域の検出だけである。従って、この方法であれば、画像認識のための時間の増大を抑制することができ、効率的にマップズレを検出することができる。
そして、この方法では、ストリートチップのピックアップ時に、ストリートチップが位置を確認される。従って、ストリートチップ上ではマップズレを抑制できる。このため、最後のチップから基準領域の間のマップズレではなく、ジグザグ状ピックアップ工程で発生するマップズレを、より正確に検出できる。
上記の方法において、ストリートチップのピックアップ中に、ストリートチップの位置の補正が行なわれてもよい。
この方法であれば、更に、ストリートチップ上でのマップズレを抑制できる。
上記何れかの方法において、ストリートチップが一筆書き状に連続して設けられてもよい。
ここで、「一筆書き状」とは、一端のチップから他端のチップに向かって縦方向又は横方向に隣接するチップが1個となるように連続して並んだ状態である(以下、同じ)。
この方法では、ストリートチップのピックアップの径路を、単純なものとすることができる。これによって、更に確実に、ストリートチップ上でのマップズレを抑制できる。
上記何れかの方法において、ジグザグ状ピックアップ工程で、基準領域を介して横方向の反対側がピックアップされなくてもよい。
この方法であれば、ジグザグ状ピックアップ工程におけるピックアップが、基準領域によって横方向の途中で途切れるということがない。このため、ピックアップの際に行なわれるチップの位置の確認や補正が途中で途切れることが少なくなり、マップズレを抑制することができる。
上記何れかの方法において、ジグザグ状ピックアップ工程で、ストリートチップを介して横方向の反対側がピックアップされなくてもよい。
この方法であれば、ジグザグ状ピックアップ工程におけるピックアップが、ストリートチップによって横方向の途中で途切れるということがない。このため、ピックアップの際に行なわれるチップの位置の確認や補正が途中で途切れることが少なくなり、マップズレを抑制することができる。
上記何れかの方法において、チップがずれたか否かの判定の後に、基準領域に対してピックアップが行なわれてもよい。
この方法では、良品であればピックアップされるチップが基準領域に含まれる。このような場合、図7で説明した従来のピックアップ方法であれば、次のような問題が生じる。ピックアップの途中で、マップズレによってチップ22が存在しないところでピックアップしようとした場合には、チップ22を認識できないため、ピックアップ装置はエラー停止する。この場合、基準領域R’をピックアップした後であると、ピックアップ装置が基準領域R’を認識できないため、自動でウエハ30の位置決めを実施することができない。このため、ピックアップを再開する時には、手動でウエハ30の位置決めを行なう必要があったので、再開に時間を要した。
これに対して、本発明のピックアップ方法では、上述したように、マップズレの判定時までは、基準領域は、ピックアップされずに残っている。従って、この判定時までに、マップズレに起因してピックアップするチップが無くてピックアップ装置がエラー停止した場合であっても、ピックアップの再開の際には、ピックアップ装置が基準領域を認識して自動でウエハを位置決めすることができる。
上記何れかの方法において、基準領域が複数のチップで構成されてもよい。
この方法であれば、TEGチップ等の特殊なパターンのチップを備えないウエハに対しても対応可能となる。
また、上記の何れかのピックアップ方法が使用されるピックアップ装置であれば、上述した作用効果を享受できる。
本発明によれば、効率的にウエハごとにマップズレを検出することができる。
本発明の実施形態に係るピックアップ方法を説明するための図である。 本発明の実施形態に係るピックアップ装置を示す斜視図である。 図2のピックアップ装置における制御部の簡略ブロック図である。 本発明の実施形態に係るピックアップ方法のフローチャートを示す図である。 本発明の他の実施形態に係るピックアップ方法を説明するための図である。 本発明の他の実施形態に係るピックアップ方法を説明するための図である。 従来のピックアップ方法を説明するための図である。
以下、本発明を実施するための形態について図1〜4に基づき説明する。
図2は本発明の実施形態に係るピックアップ装置としてのボンディング装置を示す。このボンディング装置は、リードフレーム1にチップ2を実装するボンディングを行なうものである。
このようなボンディング装置は、供給部3のチップ2を吸着するコレット4を有するボンディングアーム5と、供給部3のチップ2を観察する確認用カメラ6と、ボンディング位置でリードフレーム1のアイランド部7を観察する確認用カメラ8とを備える。
供給部3は、ウエハ支持装置9に載置支持された半導体ウエハ10を備えるものである。半導体ウエハ10は環状フレーム(不図示)に保持されている粘着テープに貼り付けられ、多数のチップ2が分割されて形成されている。また、コレット4はコレットホルダ11に連結され、このコレット4とコレットホルダ11等でボンディングアーム5が構成される。そして、このボンディングアーム5は搬送手段12を介して、ピックアップ位置とボンディング位置との間の移動が可能となっている。搬送手段12は、ボンディングアーム5をX、Y、θ及びZ方向に駆動させることができる。なお、ウエハ支持装置9は、例えば、XYテーブル13(図3参照)からなる保持テーブルにて構成できる。
また、コレット4は、その下端面に開口した吸着孔を介してチップ2が真空吸引され、このコレット4の下端面にチップ2が吸着する。なお、この真空吸引(真空引き)が解除されれば、コレット4からチップ2が外れる。
次に、このボンディング装置を使用したボンディング方法の概略を説明する。
まず、XYテーブルをX方向及び/又はY方向に移動させることによって、ピックアップすべきチップ2をピックアップ位置に位置させる。ここで、ピックアップ位置とは、コレット4が下降してチップ2を吸着できる位置である。供給部3の上方に配置される確認用カメラ6にてピックアップすべきチップ2を観察して、コレット4をこのピックアップすべきチップ2の上方に位置させた後、このコレット4を下降させてこのチップ2をピックアップする。
また、ボンディング位置の上方に配置された確認用カメラ8にて、ボンディングすべきリードフレーム1のアイランド部7を観察して、矢印Aに示すように、このアイランド部7上にコレット4を移動させ、その後コレット4を下降させてアイランド部7にチップ2を供給する。
コレット4の動作とXYテーブル13との動作とは図3に示す制御手段14にて制御することになる。制御手段14は、例えば、CPUを中心としてROMやRAM等がバスを介して相互に接続されたマイクロコンピューターである。なお、ROMには、CPUが実行するプログラムやデータが格納されている。
次に、上述のボンディング装置に使用される本発明の実施形態に係るピックアップ方法について図1と図4を参照しながら詳述する。
図1に示すように、ウエハ10には、横方向に沿って一列に配列されたチップ2から構成される横方向チップ列Lが縦方向に並列に複数配置されている。なお、図1では、ピックアップの対象とされないミラーチップM(パターンが形成されていない枠だけのチップ2)も表示している。
図1に示すように、本実施形態のピックアップ方法では、ウエハ10の位置決めのための基準位置となる基準領域Rが設けられている。基準領域Rは、本実施形態では、複数のチップから構成されており、3×3のマトリックス状であり、Pで示す良品チップであればピックアップされるチップ2と、ピックアップの対象とならないミラーチップMから構成されている。そして、基準領域Rは、チップ2全体の縦方向の下流側(図1で下側)、かつ、横方向の一方側(図1で右側)に設けられている。
図4に示すように、まず、確認用カメラ6によって、基準領域Rを検出する(S1)。その後に、図1に黒矢印で示すように、縦方向上流の横方向チップ列Lにおける左側のチップEaから縦方向下流の横方向チップ列Lにおける右側のチップEbに向かって、横方向に沿ってジグザグ状に良品チップをピックアップしていく(S2)。従って、このジグザグ状ピックアップ工程S2で、チップEaは、良品であれば最初にピックアップされるチップであり、チップEbは、良品であれば最後にピックアップされるチップである。
本実施形態では、ジグザグ状ピックアップ工程S2の最後のチップEbは、基準領域Rが設定された後に、基準領域Rに対して近傍になるように設定されている。この場合、基準領域Rに対して近傍とは、基準領域Rに対してチップ2全体で横方向の同じ側(図1で右側)を意味する。そして、ジグザグ状ピックアップ工程S2の最後のチップEbが右側になるように、最初のチップEaは左側に設定されている。
ジグザグ状ピックアップ工程S2では、基準領域Rは、スキップされ、ピックアップされずに残される。そして、ジグザグ状ピックアップ工程S2では、スキップされ、ピックアップされずに残されるチップ2(以下、ストリートチップSと記す)が設定されている。ストリートチップSは、ジグザグ状ピックアップ工程S2の最後のチップEbと基準領域Rとの間に、一筆書き状に設けられている。ストリートチップSは、ジグザグ状ピックアップ工程S2の後で、ピックアップされるチップ2である。本実施形態では、ストリートチップSは、チップ2全体の外周縁に位置する。
ジグザグ状ピックアップ工程S2の後に、ストリートチップSは、チップEbに縦方向に隣接するストリートチップSから基準領域Rに縦方向に隣接するストリートチップSまで順次ピックアップされる(S3)。この際に、ストリートチップSは、その位置が確認され、また、その確認に基づいて、その位置が補正される。この位置の確認は、ストリートチップSの1個ごとに行なってもよいし、複数個まとめて行なってもよい。また、補正は、ストリートチップSの1回の位置確認ごとに行なってもよいし、複数回の位置確認の後に、まとめて行なってもよい。また、位置確認と補正は、良品チップに対してだけ行なってもよいし、不良チップに対しても行なってもよい。
その後、再び、確認用カメラ6によって、基準領域Rを検出する(S4)。
次に、S4の基準領域Rの検出結果に基づいて、ジグザグ状ピックアップ工程S2で、マップズレが発生したか否かを判定する(S5)。基準領域Rが、最後にピックアップされたストリートチップSの位置から算出される位置で検出されれば、マップズレは発生しておらず、検出されなければマップズレが発生したと判定する。なお、理論上は、基準領域Rが算出される位置で検出されない場合、チップEbからストリートチップS、そして基準領域Rまでの間でマップズレが発生している可能性が皆無とはいえない。
S5で、マップズレが発生していないと判定した場合、基準領域Rにおけるチップ2(チップP)に対してピックアップを行なう(S6)。この場合、例えば、ストリートチップSに縦方向に隣接するチップPから横方向に沿ってジグザグ状にピックアップを行なう。
S6の完了をもって、一枚のウエハ10のピックアップが終了する。そして、全てのウエハについてピックアップが終了したか否か判定し(S7)、終了していれば、ピックアップ終了であり、終了していなければ、ウエハ10を交換し(S8)、新しいウエハ10に対してS1から行なう。
一方、S5で、マップズレが発生したと判定した場合には、ボンディング装置を停止する(S9)。そして、作業者が、このウエハ10のチップ2についてボンディングを行なったものを廃棄等の処置を行なう。これによって、このウエハ10のチップ2の不良品がボンディングより後の工程に流出することを防止することが可能となる。
なお、S1,S4における基準領域Rの検出、S5,S7の判定等を実施するための手段も、制御手段14と同様に、マイクロコンピューター等の公知技術で構成できる。
また、S5の判定時まで、例えば、ジグザグ状ピックアップ工程S2の途中で、マップズレに起因してピックアップするチップが無くてボンディング装置がエラー停止することがある(S10)。S5の判定時までは、基準領域Rは、ピックアップされずに残っているので、このS10の場合から、同じウエハ10に対してピックアップを再開する際には、ボンディング装置が基準領域Rを認識して自動でウエハ10を位置決めすることができる。
また、本実施形態のピックアップ方法で、従来と比較して増加する画像認識の機会は、最後の基準領域Rの検出だけである。従って、この方法であれば、画像認識のための時間の増大を抑制することができ、効率的にマップズレを検出することができる。
そして、このピックアップ方法では、基準領域Rが、チップ全体2の縦方向の下流側に設けられており、チップEbが、基準領域Rに対してチップ2全体の横方向の同じ側に設けられているので、ストリートチップSのピックアップの径路を、短いものとすることができる。また、ストリートチップSは一筆書き状に設けられているので、ストリートチップSのピックアップの径路を単純なものにすることができる。そして、ストリートチップSのピックアップ時に、ストリートチップSが、位置を確認され、この確認に基づいて位置を補正される。これらの理由によって、ストリートチップS上ではマップズレを効果的に抑制できる。このため、チップEbから基準領域Rの間のマップズレではなく、ジグザグ状ピックアップ工程S2で発生するマップズレを、より正確に検出できる。
仮に、ジグザグ状ピックアップ工程S2の後に、ストリートチップSを介さずに、チップEbから一挙に基準領域Rに移動すれば、移動距離が長く移動の誤差が大きくなるため、この時にマップズレが発生する可能性が高くなる。
また、本実施形態では、ジグザグ状ピックアップ工程S2で、基準領域Rを介して横方向の反対側がピックアップされない。また、ジグザグ状ピックアップ工程S2で、ストリートチップSを介して横方向の反対側がピックアップされない。従って、ジグザグ状ピックアップ工程S2におけるピックアップが、基準領域RやストリートチップSによって横方向の途中で途切れるということがない。このため、ピックアップの際に行なわれるチップ2の位置の確認や補正が途中で途切れることが少なくなり、マップズレを抑制することができる。
本発明は上記実施形態に限定されず、様々な変形が可能である。例えば、上記実施形態では、基準領域Rを、ミラーチップMを含む複数のチップ2で構成していたが、ミラーチップM以外のチップ2で認識可能な特徴的なパターンを構成していれば、ミラーチップMの代わりにパターンが全く形成されていないウエハ表面を使用してもよい。
また、例えば、図5に示すように、1個のチップTを基準領域Rに設定してもよい。チップTは、他のチップ2とは異なるパターンの所謂TEGチップで、図示例では4個設けられている。なお、この場合でも、ジグザグ状ピックアップ工程S2で、基準領域Rを介して横方向の反対側がピックアップされず、また、ストリートチップSを介して横方向の反対側がピックアップされないが、本発明はこれに限定されない。例えば図6に示すように、ジグザグ状ピックアップ工程S2で、基準領域Rを介して横方向の反対側がピックアップされてもよく、また、ストリートチップSを介して横方向の反対側がピックアップされてもよい。
なお、図6では、ストリートチップSは、チップEbから基準領域Rまでの間で、一度しか縦方向と横方向を転換していない。このため、方向転換に伴うウエハ10の移動誤差を抑制することができる。また、ストリートチップSの数が図5の場合より少ないので、チップEbから基準領域Rまでの移動距離が短く、移動誤差を抑制することができる。これらの理由によって、図5の場合より、ストリートチップSにおけるマップズレを抑制することが可能である。
上記実施形態では、基準領域Rが設定された後に、最後のチップEbが設定されたが、最後のチップEbが設定された後に、基準領域Rが最後のチップEbに対して近傍になるように設定されてもよい。この場合、最後のチップEbに対して近傍とは、最後のチップEbに対してチップ2全体で横方向の同じ側を意味する。
また、上記実施形態では、基準領域Rは、チップ2全体の縦方向の下流側に設けられていたが、チップ2全体の縦方向の上流側に設けられてもよい。
2 チップ
10 ウエハ
Ea チップ
Eb チップ
L 横方向チップ列
R 基準領域
S ストリートチップ
S2 ジグザグ状ピックアップ工程

Claims (8)

  1. 横方向に沿って配列されたチップから構成される横方向チップ列が縦方向に配置されたウエハに対して良品チップをピックアップする方法であって、縦方向上流の横方向チップ列の何れか一方の端部側のチップから縦方向下流の横方向チップ列の何れか一方の端部側のチップに向かって横方向に沿ってジグザグ状にピックアップしていくジグザク状ピックアップ工程を有するピックアップ方法において、
    ウエハを位置決めするための基準領域が設けられ、
    基準領域が検出された後に、ジグザグ状ピックアップ工程が行なわれ、
    基準領域は、ジグザグ状ピックアップ工程でピックアップされずに残され、
    ジグザグ状ピックアップ工程で良品チップであれば最後にピックアップされるチップと基準領域との間に、ジグザグ状ピックアップ工程でピックアップされずに残されるチップが設けられ、このチップがストリートチップとされ、
    ジグザグ状ピックアップ工程の後に、ストリートチップが、位置を確認されながら、ジグザグ状ピックアップ工程の最後のチップ側から基準領域側に向かって順次ピックアップされ、
    ストリートチップのピックアップの後に、基準領域を検出することによって、ジグザグ状ピックアップ工程でチップがずれたか否かが判定されることを特徴とするピックアップ方法。
  2. ストリートチップのピックアップ中に、ストリートチップの位置の補正が行なわれる請求項1に記載のピックアップ方法。
  3. ストリートチップが一筆書き状に連続して設けられた請求項1又は2に記載のピックアップ方法。
  4. ジグザグ状ピックアップ工程で、基準領域を介して横方向の反対側がピックアップされない請求項1〜3の何れか1項に記載のピックアップ方法。
  5. ジグザグ状ピックアップ工程で、ストリートチップを介して横方向の反対側がピックアップされない請求項1〜4の何れか1項に記載のピックアップ方法。
  6. チップがずれたか否かの判定の後に、基準領域に対してピックアップが行なわれる請求項1〜5の何れか1項に記載のピックアップ方法。
  7. 基準領域が複数のチップで構成された請求項1〜6の何れか1項に記載のピックアップ方法。
  8. 請求項1〜7の何れか1項のピックアップ方法が使用されるピックアップ装置。
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