JP2017130638A - 加工装置および加工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】片状体形成のための設備や工程が増加することを防止できる加工装置および加工方法を提供すること。【解決手段】加工装置10は、被加工物WFの一方の面に交差し、当該一方の面側から所定の深さにまで達する第1境界部DP1を当該被加工物WFの内部に形成する第1境界部形成手段20と、第1境界部DP1とで囲まれる領域を片状体WF1として取り出せるように、当該第1境界部DP1と交差する第2境界部DP2を被加工物WFの内部に形成する第2境界部形成手段30とを備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、加工装置および加工方法に関する。
従来、被加工物を所定の厚みに研削する研削装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、被加工物を所定の厚みの片状体に加工する加工方法が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2011−125987号公報 特開2010−267639号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたような従来の研削装置では、ワーク(被加工物)を研削(薄型化)した後、当該被加工物を切断装置(他の装置)で所定形状に切断(区分)してチップ(片状体)を形成しなければならず、片状体形成のための設備が増加するという不都合がある。また、特許文献2に記載されたような従来の加工方法でも、剥離層形成工程で半導体ウエハ(被加工物)に剥離層を形成(薄型化)した後、保持部材貼着工程(他の工程)で当該被加工物に保持部材を貼付してデバイス(片状体)を取り出す準備をしなければならず、片状体形成のための工程が増加するという不都合がある。
本発明の目的は、片状体形成のための設備や工程が増加することを防止できる加工装置および加工方法を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明の加工装置は、被加工物の一部分を片状体として取り出せるように当該被加工物を加工する加工装置において、前記被加工物の一方の面に交差し、当該一方の面側から所定の深さにまで達する第1境界部を当該被加工物の内部に形成する第1境界部形成手段と、前記第1境界部とで囲まれる領域を前記片状体として取り出せるように、当該第1境界部と交差する第2境界部を前記被加工物の内部に形成する第2境界部形成手段とを備えているという構成を採用している。
この際、本発明の加工装置では、前記被加工物から前記片状体を取り出す取出手段を有することが好ましい。
一方、本発明の加工方法は、被加工物の一部分を片状体として取り出せるように当該被加工物を加工する加工方法において、前記被加工物の一方の面に交差し、当該一方の面側から所定の深さにまで達する第1境界部を当該被加工物の内部に形成する第1境界部形成工程と、前記第1境界部とで囲まれる領域を前記片状体として取り出せるように、当該第1境界部と交差する第2境界部を前記被加工物の内部に形成する第2境界部形成工程とを備えているという構成を採用している。
以上のような本発明によれば、被加工物から薄型化された片状体を直接得ることができるので、他の装置や他の工程で被加工物を加工する必要がなくなり、片状体形成のための設備や工程が増加することを防止できる。
この際、取出手段を備えれば、被加工物から片状体を取り出す取出装置や取出工程を別途設ける必要もなくなるので、片状体形成のための設備や工程が増加することを更に防止できる。
本発明の一実施形態に係る加工装置の側面図。 加工装置の動作説明図。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、本実施形態におけるX軸、Y軸、Z軸は、それぞれが直交する関係にあり、X軸およびY軸は、所定平面内の軸とし、Z軸は、前記所定平面に直交する軸とする。さらに、本実施形態では、Y軸と平行な図1中手前方向から観た場合を基準とし、方向を示した場合、「上」がZ軸の矢印方向で「下」がその逆方向、「左」がX軸の矢印方向で「右」がその逆方向、「前」がY軸と平行な図1中手前方向で「後」がその逆方向とする。
図1において、加工装置10は、被加工物としての半導体ウエハ(以下、単に「ウエハ」という場合がある)WFの一部分を片状体としてのチップWF1(図2参照)として取り出せるように当該ウエハWFを加工する装置であって、ウエハWFの一方の面(上面)に交差し、当該一方の面側から所定の深さにまで達する第1境界部DP1を当該ウエハWFの内部に形成する第1境界部形成手段20と、第1境界部DP1とで囲まれる領域をチップWF1として取り出せるように、当該第1境界部DP1と交差する第2境界部DP2をウエハWFの内部に形成する第2境界部形成手段30と、ウエハWFからチップWF1を取り出す取出手段40とを備え、ウエハWFを支持する支持手段50の上方に配置されている。
第1境界部形成手段20は、駆動機器としてのXYテーブルMTのスライダMT4に支持された第1レーザ照射器21を備えている。XYテーブルMTは、スライダMT2をX軸方向に移動可能な駆動機器としてのリニアモータMT1と、スライダMT2に支持され、スライダMT4をY軸方向に移動可能な駆動機器としてのリニアモータMT3とで構成されている。第1レーザ照射器21は、ウエハWFにレーザを照射することで、当該ウエハWFの上面から所定の深さにまで続く脆弱な改質層である第1境界部DP1を形成可能に設けられている。
第2境界部形成手段30は、XYテーブルMTのスライダMT4に支持された第2レーザ照射器31を備えている。第2レーザ照射器31は、ウエハWFにレーザを照射することで、当該ウエハWFの内部の所定の位置に脆弱な改質層である第2境界部DP2を形成可能に設けられている。
取出手段40は、駆動機器としての多関節ロボット41と、多関節ロボット41の作業アーム41Aに支持され、減圧ポンプや真空エジェクタ等の図示しない減圧手段によってチップWF1を保持可能な保持部材42とを備えている。多関節ロボット41は、その作業範囲内において何れの位置および何れの角度にでも保持部材42を移動可能な所謂6軸ロボットである。
支持手段50は、減圧ポンプや真空エジェクタ等の図示しない減圧手段によってウエハWFを保持可能な支持面51Aを有する支持テーブル51を備えている。
以上の加工装置10において、ウエハWFを加工する手順を説明する。
先ず、各部材が図1中実線で示す初期位置に配置された状態で、人手または多関節ロボットやベルトコンベア等の図示しない搬送手段によって、ウエハWFが支持面51A上に載置されると、支持手段50が図示しない減圧手段を駆動し、ウエハWFの保持を開始する。なお、XYテーブルMTのスライダMT4は、初期位置でウエハWFよりも後側に配置されている。
次いで、第1境界部形成手段20がXYテーブルMTおよび第1レーザ照射器21を駆動し、図1中右側の二点鎖線で示すように、第1レーザ照射器21からレーザを照射しながら当該第1レーザ照射器21を適宜X軸方向およびY軸方向に移動させ、ウエハWFの内部に上面視(図1の状態でウエハWFをZ軸方向上方から見た状態)で格子状の第1境界部DP1を形成する。なお、本実施形態の場合、第1境界部DP1は、ウエハWFの一方の面に直交する面状とされる。
その後、第2境界部形成手段30がXYテーブルMTおよび第2レーザ照射器31を駆動し、図1中左側の二点鎖線で示すように、第2レーザ照射器31からレーザを照射しながら当該第2レーザ照射器31を適宜X軸方向およびY軸方向に移動させ、ウエハWFの内部に第2境界部DP2を形成する。なお、本実施形態の場合、第2境界部DP2は、ウエハWFの一方の面と平行な面状とされ、第1境界部DP1と交差することで、当該第1境界部DP1と第2境界部DP2とで囲まれるウエハWFの一部分が、直方体または立方体のチップWF1として取り出せるようになる。
以上のようにして、第1境界部DP1と第2境界部DP2とが形成されると、第2境界部形成手段30がXYテーブルMTを駆動し、スライダMT4を初期位置に復帰させる。次いで、取出手段40が多関節ロボット41および図示しない減圧手段を駆動し、図2に示すように、保持部材42でチップWF1を1個ずつ保持し、当該チップWF1を図示しないリードフレームや基板等の支持部材に接着シートや接着剤等の図示しない接着手段を介して接着する。そして、ウエハWFに形成した全てのチップWF1の取り出しが完了すると、取出手段40が多関節ロボット41を駆動し、保持部材42を初期位置に復帰させた後、図示しない搬送手段がチップWF1が取り出されたウエハWFを支持面51A上から回収し、以降上記同様の動作が繰り返される。
以上のような実施形態によれば、ウエハWFから薄型化されたチップWF1を直接得ることができるので、他の装置や他の工程でウエハWFを加工する必要がなくなり、チップWF1形成のための設備や工程が増加することを防止できる。
以上のように、本発明を実施するための最良の構成、方法等は、前記記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。また、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれる。
例えば、第1境界部形成手段20は、ウエハWFの厚み方向(図1で示すウエハWFの上下方向)の途中までの第1境界部DP1を形成してもよいし、ウエハWFの厚み方向全体に及ぶ第1境界部DP1を形成してもよいし、上面視で全ての形状が同じまたは、全ての形状が異なるまたは、一部の形状が同じで他の形状が異なる第1境界部DP1を形成してもよい。
第1境界部DP1のX−Y平面方向の幅は、10μm程度とすることができるが、ウエハWFの一部分をチップWF1として取り出せれば、10μm未満でもよいし、10μm以上でもよい。
第1境界部DP1は、上面視で、三角形や五角形以上の多角形、円形、楕円形、台形、菱形、および、それら形状が任意に組み合わされた形状でもよいし、ウエハWFの一方の面に直交することなく傾斜していてもよいし、ウエハWFの一部分をチップWF1として取り出せれば、第1境界部DP1同士が繋がっていてもよいし繋がっていなくてもよいし、クラック層や空隙でもよいし、凹溝でもよい。
改質層とは、科学的または物理的にウエハWFの性質や強度を変更して脆弱化または軟化した層のことであり、クラック層とは、科学的または物理的にウエハWFにひび割れや割れを生じさせた層のことであり、空隙とは、ウエハWFの内部に何もない空間または、実質的に何もないが当該空隙を挟んだ両者が接触している層のことであり、凹溝とは、前述の空隙がウエハWFの一方の面側および他方の面(下面)側の少なくとも一方に抜けた状態の層のことである。
第1境界部形成手段20および第2境界部形成手段30の少なくとも一方は、第1、第2レーザ照射器21、31に代えて、または、併用して、X線、ガンマ線、放射線、紫外線、赤外線等のエネルギー線を照射するエネルギー線照射手段や、振動や脈動等を付与する超音波振動装置や偏芯モータ等の振動付与手段等によって第1、第2境界部DP1、DP2を形成するものや、カッター刃やワイヤソー等の切断手段等で第1、第2境界部DP1、DP2を形成するものでもよいし、第1、第2レーザ照射器21、31、エネルギー線照射手段、振動付与手段をX軸方向やY軸方向に移動させることなく、一括して第1、第2境界部DP1、DP2を形成するものでもよい。
第2境界部形成手段30は、ウエハWFの幅方向(図1で示すウエハWFの左右方向)の途中までの第2境界部DP2を形成してもよいし、ウエハWFの幅方向全体に及ぶ第2境界部DP2を形成してもよいし、XYテーブルMTのスライダMT4に支持されることなく、当該XYテーブルMTと同等の駆動機器に支持されていてもよい。
第2境界部DP2のX−Z平面方向の幅は、10μm程度とすることができるが、ウエハWFの一部分がチップWF1として取り出せれば、10μm未満でもよいし、10μm以上でもよい。
第2境界部DP2は、クラック層や空隙でもよいし、凹溝でもよいし、ウエハWFの一方の面と平行でなく傾斜していてもよいし、第1境界部DP1と直交していてもよいし、直交することなく交差していてもよいし、ウエハWFの一部分をチップWF1として取り出せれば、第1境界部DP1と繋がっていてもよいし繋がっていなくてもよいし、第2境界部DP2同士が繋がっていてもよいし繋がっていなくてもよいし、第1境界部DP1で囲まれる最小単位の領域から複数のチップWF1を取り出せるように、Z軸方向に2箇所以上設けられてもよい。
第2境界部DP2を形成する位置は、ウエハWFの一方の面または他方の面から50μm程度の位置とすることができるが、ウエハWFの一部分をチップWF1として取り出せれば、50μm未満でもよいし、50μm以上でもよい。
取出手段40は、複数のチップWF1を複数保持して取り出してもよいし、ウエハWFに形成されたチップWF1を保持部材42や接着シート等で全て保持し、保持した全てのチップWF1を一括して取り出してもよいし、例えば単軸ロボットや2軸ロボット等の6軸未満のロボットや8軸以上のロボットや適宜な駆動機器を組み合わせたもの等で保持部材42を支持してもよいし、ウエハWFからチップWF1を取り出す際、当該チップWF1に振動や脈動等を付与して、当該チップWF1をウエハWFから取り出しやすくする超音波振動装置や偏芯モータ等の加振手段を備えていてもよいし、ウエハWFからチップWF1を取り出す際、当該チップWF1やウエハWF等を加熱したり冷却したりして、当該チップWF1をウエハWFから取り出しやすくするコイルヒータやヒートパイプの加熱側等の加熱手段や、ペルチェ素子やヒートパイプの冷却側等の冷却手段を備えていてもよいし、第1境界部形成手段20でウエハWFの厚み方向全体に及ぶ第1境界部DP1を形成した場合、当該第1境界部DP1と第2境界部DP2とで囲まれた上側のみをチップWF1として取り出してもよいし、下側のみをチップWF1として取り出してもよいし、上下両側をチップWF1として取り出してもよいし、チップWF1を支持部材に接着することなくウエハWFから取り出すだけでもよいし、チップWF1を他のものの上に載置するだけでもよいし、ウエハWFから全てのチップWF1を取り出さなくてもよいし、なくてもよい。
保持部材42は、メカチャックやチャックシリンダ等のチャック手段、クーロン力、接着剤、粘着剤、磁力、ベルヌーイ吸着、駆動機器等でチップWF1を保持してもよい。
支持手段50は、接着シートが貼付されたウエハWFを保持してもよいし、接着シートを介してリングフレームと一体化されたウエハWFを当該リングフレーム介して保持してもよいし、メカチャックやチャックシリンダ等のチャック手段、クーロン力、接着剤、粘着剤、接着シート、粘着シート、磁力、ベルヌーイ吸着、駆動機器等でウエハWFを保持してもよいし、支持テーブル51を支持面51A内で回転可能な駆動機器としての回動モータを採用してもよいし、他の装置でウエハWFを保持する場合、なくてもよい。
加工装置10は、第2境界部DP2を形成してから第1境界部DP1を形成してもよいし、第1境界部DP1と第2境界部DP2とを同時に形成してもよいし、ウエハWFの他方の面側からまたは、ウエハWFの外周(側方)側から第1、第2境界部DP1、DP2を形成してもよいし、ウエハWFの一方の面側、他方の面側、外周側のうち2つまたは全部の方向から第1、第2境界部DP1、DP2を形成してもよいし、XYテーブルMTに代えて取出手段40で採用した多関節ロボット41と同等の駆動機器を採用してもよいし、取出手段40を構成する多関節ロボット41が、第1レーザ照射器21と第2レーザ照射器31との少なくとも一方を支持する構成としてもよいし、支持手段50がX軸方向およびY軸方向に移動可能な場合、XYテーブルMTは、あってもよいし、なくてもよいし、支持手段50がX軸方向およびY軸方向の何れか一方に移動可能な場合、XYテーブルMTは、支持手段50が移動できない方にスライダMT4を移動できる構成としてもよい。
第1境界部DP1および第2境界部DP2の少なくとも一方は、面状でなく点状や線状の改質層、クラック層、空隙、凹溝等でもよいし、点状や線状の改質層、クラック層、空隙、凹溝等が連続的または不連続的に連なったものでもよい。
XYテーブルMTのスライダMT4の初期位置は、ウエハWFよりも前側、左側、右側であってもよいし、ウエハWFの面内上側であってもよい。
片状体は、例えば、被加工物が金属であれば金属片、被加工物が木材であれば木片等が例示でき、被加工物の一部であれば何でもよい。
ウエハWFから取り出したチップWF1を支持する支持部材は、メカチャックやチャックシリンダ等のチャック手段、クーロン力、接着剤、粘着剤、磁力、吸引、ベルヌーイ吸着、駆動機器等でチップWF1を支持するものでもよい。
また、本発明における接着シートおよび被加工物の材質、種別、形状等は、特に限定されることはない。例えば、接着シートは、円形、楕円形、三角形や四角形等の多角形、その他の形状であってもよいし、感圧接着性、感熱接着性等の接着形態のものであってもよく、感熱接着性の接着形態のものが採用された場合の被加工物への貼付は、接着シートを加熱する適宜なコイルヒータやヒートパイプの加熱側等の加熱手段を設けるといった適宜な方法で接着すればよい。また、このような接着シートは、例えば、接着剤層だけの単層のもの、基材シートと接着剤層との間に中間層を有するもの、基材シートの上面にカバー層を有する等3層以上のもの、更には、基材シートを接着剤層から剥離することのできる所謂両面接着シートのようなものであってもよく、両面接着シートは、単層又は複層の中間層を有するものや、中間層のない単層又は複層のものであってよい。また、被加工物としては、例えば、食品、樹脂容器、シリコン半導体ウエハや化合物半導体ウエハ等の半導体ウエハ、回路基板、光ディスク等の情報記録基板、ガラス板、鋼板、陶器、木板または樹脂板等、任意の形態の部材や物品なども対象とすることができる。なお、接着シートを機能的、用途的な読み方に換え、例えば、情報記載用ラベル、装飾用ラベル、保護シート、ダイシングテープ、ダイアタッチフィルム、ダイボンディングテープ、記録層形成樹脂シート等の任意の形状の任意のシート、フィルム、テープ等を前述のような任意の被加工物に貼付することができる。
本発明における手段および工程は、それら手段および工程について説明した動作、機能または工程を果たすことができる限りなんら限定されることはなく、まして、前記実施形態で示した単なる一実施形態の構成物や工程に全く限定されることはない。例えば、第1境界部形成手段は、被加工物の一方の面に交差し、当該一方の面側から所定の深さにまで達する第1境界部を当該被加工物の内部に形成可能なものであれば、出願当初の技術常識に照らし合わせ、その技術範囲内のものであればなんら限定されることはない(他の手段および工程についての説明は省略する)。
また、前記実施形態における駆動機器は、回動モータ、直動モータ、リニアモータ、単軸ロボット、多関節ロボット等の電動機器、エアシリンダ、油圧シリンダ、ロッドレスシリンダおよびロータリシリンダ等のアクチュエータ等を採用することができる上、それらを直接的又は間接的に組み合せたものを採用することもできる(実施形態で例示したものと重複するものもある)。
10…加工装置
20…第1境界部形成手段
30…第2境界部形成手段
40…取出手段
DP1…第1境界部
DP2…第2境界部
WF…ウエハ(被加工物)
WF1…チップ(片状体)

Claims (3)

  1. 被加工物の一部分を片状体として取り出せるように当該被加工物を加工する加工装置において、
    前記被加工物の一方の面に交差し、当該一方の面側から所定の深さにまで達する第1境界部を当該被加工物の内部に形成する第1境界部形成手段と、
    前記第1境界部とで囲まれる領域を前記片状体として取り出せるように、当該第1境界部と交差する第2境界部を前記被加工物の内部に形成する第2境界部形成手段とを備えていることを特徴とする加工装置。
  2. 前記被加工物から前記片状体を取り出す取出手段を有することを特徴とする請求項1に記載の加工装置。
  3. 被加工物の一部分を片状体として取り出せるように当該被加工物を加工する加工方法において、
    前記被加工物の一方の面に交差し、当該一方の面側から所定の深さにまで達する第1境界部を当該被加工物の内部に形成する第1境界部形成工程と、
    前記第1境界部とで囲まれる領域を前記片状体として取り出せるように、当該第1境界部と交差する第2境界部を前記被加工物の内部に形成する第2境界部形成工程とを備えていることを特徴とする加工方法。
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