JP2014095325A - 噴射遅れ検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な手法で噴射遅れ時間を検出可能にした噴射遅れ検出装置を提供する。
【解決手段】噴射遅れ検出装置は、経過時間に比例して直線的に上昇していく比較電圧を生成する生成手段と、コイルに流れる電流に比例して変化するコイル電圧と比較電圧とを大小比較する比較手段と、比較手段による比較結果に基づいてコイル電圧が比較電圧よりも大きい状態から小さい状態に変化した変化時期t12を検出する検出手段と、検出手段により検出された変化時期t12に基づき、コイルへの通電開始から開弁作動が開始されるまでの遅れ時間Tdを算出する算出手段と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、コイルへの通電開始から燃料噴射開始に至るまでの遅れ時間を検出する、噴射遅れ検出装置に関する。
コイルへ通電して生じた電磁吸引力により、弁体を開弁作動させて燃料を噴射させる燃料噴射弁の場合、通電を開始してから弁体が開弁作動を開始(リフトアップ開始)するまでの遅れ時間が生じる。そのため、予め実施した試験等に基づき遅れ時間を設定しておき、設定した遅れ時間を加味して通電期間を制御することで、噴射量を高精度で制御することが要求される。
しかし、この種の遅れ時間は使用環境や経年劣化に伴い変化する。例えば、コイル温度が低い場合には電気抵抗が小さくなるので、通電開始に伴い上昇する電磁吸引力の上昇速度が速くなる。すると、リフトアップ開始時期が早くなり、遅れ時間が短くなる。また、経年劣化により弁体の摺動抵抗が大きくなると、リフトアップ開始時期が遅くなり、遅れ時間は長くなる。そして、このように遅れ時間が変化すると、設定した遅れ時間が実際の遅れ時間に対して大きくずれてしまい、所望する噴射量に対する実噴射量のずれが大きくなることが懸念される。この場合、排気エミッションの悪化や燃費の悪化、ドライバビリティの悪化等を招くこととなる。
この問題に対し、特許文献1には、内燃機関の運転中にオンボードで遅れ時間を検出する装置が提案されている。この検出装置は、コイルを流れる電流(コイル電流)の波形中に、リフトアップ開始のタイミングで変曲点が現れることに着目したものである。すなわち、コイル電流をサンプリングしてコイル電流の波形を取得し、取得した電流波形を微分演算して変曲点を検出し、その変曲点が現れた時期をリフトアップ開始時期とみなして遅れ時間を算出する。
特開2001−280189号公報
しかしながら、上述した遅れ時間の算出手法では、極めて短い周期(例えば数μS)でコイル電流をサンプリングしなければ、リフトアップ開始時期と同期した変曲点が電流波形に現れなくなる。よって、特許文献1記載の噴射遅れ検出装置は、ADサンプリングに要する処理負荷等を考慮すると、現実的なものはなく実現が困難である。
本発明は、上記問題を鑑みてなされたもので、その目的は、簡易な手法で噴射遅れ時間を検出可能にした噴射遅れ検出装置を提供することにある。
開示されたひとつの発明は上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。なお、特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、開示された発明の技術的範囲を限定するものではない。
開示された発明のひとつは、コイルへ通電して生じた電磁吸引力により、弁体を開弁作動させて燃料を噴射させる燃料噴射弁に適用され、経過時間に比例して直線的に上昇していく比較電圧を生成する生成手段と、前記コイルに流れる電流に比例して変化するコイル電圧と、前記比較電圧とを大小比較する比較手段と、前記比較手段による比較結果に基づいて、前記コイル電圧が前記比較電圧よりも大きい状態から小さい状態に変化した変化時期を検出する検出手段と、前記検出手段により検出された前記変化時期に基づき、前記コイルへの通電開始から前記開弁作動が開始されるまでの遅れ時間を算出する算出手段と、を備えることを特徴とする。
ここで、弁体が開弁作動を開始するタイミング(リフトアップ開始時期)で、コイルを流れる電流(コイル電流)の波形に変曲点が現れることは先述した通りである。この現象について本発明者がさらに詳細に分析したところ、以下の知見を得た。
すなわち、コイル電流が上昇して一定値に達すると、弁体がリフトアップを開始するが、弁体が移動(リフトアップ)することによりコイルの磁性体変化が起こり、インダクタンスが増大する。その結果、コイル電流の上昇速度がリフトアップ開始直前よりも緩やかになる(図2中の符号W2参照)。しかしその後、コイル電流が継続して流れることによる直流電流重畳特性の影響で、増大していたインダクタンスは減少に転じる。その結果、コイル電流の上昇速度がリフトアップ開始直後よりも急峻になる(図2中の符号W3参照)。
要するに、通電開始から上昇していくコイル電流の波形には、リフトアップ開始直後に緩やかに上昇する部分(緩慢部W2)と、その後急峻に上昇する部分(急峻部W3)とが現れると言える。つまり、リフトアップ開始をトリガとして逆S字の波形が現れる、との知見を本発明者は得た。
そして、経過時間に比例して直線的に上昇していく比較電圧と、コイル電流に比例して変化するコイル電圧とを重ね合わせて得られる、コイル電圧波形と比較電圧波形とのクロスポイントが、先述した緩慢部と急峻部との境界(変曲点)に相当する。そして、この変曲点の出現時期とリフトアップ開始時期とは相関性が高いので、変曲点の出現時期を検出すれば、その検出時期に基づきリフトアップ開始時期を高精度で算出できることを、本発明者は見出した。
以上の点を鑑みて、本発明では、経過時間に比例して直線的に上昇していく比較電圧を生成し、生成した比較電圧と、コイル電流に比例して変化するコイル電圧とを大小比較する。そして、コイル電圧が比較電圧よりも大きい状態から小さい状態に変化した変化時期を検出する。この変化時期が、先述したクロスポイントの出現時期に相当する。そして、このように検出された変化時期に基づき噴射遅れ時間を算出する。
したがって、本発明によれば、コイル電流の波形を微分演算して変曲点を検出するといった特許文献1に記載の処理を要することなく、噴射遅れ時間を検出できる。よって、簡易な手法で噴射遅れ時間の検出が可能となる。
本発明の第1実施形態において、燃料噴射弁の制御装置を示すブロック図。 図1に示す制御装置にて出力される各種信号の時間変化と、燃料噴射弁のコイルに流れる電流の時間変化を表す図。 第1実施形態にかかる噴射遅れ検出装置を表すブロック図。 図3に示す各種信号の時間変化を表す図。 図3に示すマイコンが実行する、基本制御の手順を表すフローチャート。 図3に示すマイコンが実行する、遅れ時間検出の手順を表すフローチャート。 本発明の第2実施形態にかかる噴射遅れ検出装置を示すブロック図。 図7に示すマイコンが実行する、遅れ時間検出の手順を表すフローチャート。
以下、本発明の各実施形態による噴射遅れ検出装置について、図面に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、図中の同一符号を付した部分の構成は、互いに同一もしくは均等であり、その説明を援用する。
(第1実施形態)
図1に示す燃料噴射弁10は、点火式の内燃機関(ガソリンエンジン)に搭載されており、内燃機関の燃焼室へ直接燃料を噴射するものである。燃料噴射弁10は、燃料通路を内部に有するとともに、燃料を噴射する噴孔11aを有するボデー11を備える。ボデー11内には、弁体12、可動コア(図示せず)および固定コア13等が収容されている。弁体12は、ボデー11の着座面11bに離着座するシート面12aを有する。シート面12aを着座面11bに着座させるよう弁体12を閉弁作動させると、噴孔11aからの燃料噴射が停止される。シート面12aを着座面11bから離座させるよう弁体12を開弁作動(リフトアップ)させると、噴孔11aから燃料が噴射される。
固定コア13は、鉄心にコイル14を巻き回して構成され、コイル14に通電すると固定コア13は磁気吸引力を生じさせ、この磁気吸引力により可動コアが固定コア13に引き寄せられてリフトアップする。可動コアに結合された弁体12は、可動コアとともにリフトアップ(開弁作動)する。一方、コイル14への通電を停止させると、スプリング(図示せず)の弾性力により、弁体12は可動コアとともに閉弁作動する。
電子制御装置(ECU20)は、マイクロコンピュータ(マイコン21)、集積IC22、昇圧回路23、スイッチング素子SW2、SW3、SW4等を備える。マイコン21は、中央演算装置、不揮発性メモリ(ROM)および揮発性メモリ(RAM)等を有して構成され、内燃機関の負荷および機関回転速度に基づき、燃料の目標噴射量および目標噴射開始時期を算出する。なお、コイル14への通電時間TQ(図2(a)参照)を制御することで噴射量を制御する。
集積IC22は、スイッチング素子SW2、SW3、SW4の作動を制御する噴射駆動回路22a、および昇圧回路23の作動を制御する充電回路22bを有する。これらの回路22a、22bは、マイコン21から出力された噴射指令信号に基づき作動する。噴射指令信号は、燃料噴射弁10のコイル14への通電状態を指令する信号であり、先述した目標噴射量および目標噴射開始時期と、後述するコイル電流検出値とに基づき、マイコン21により設定される。噴射指令信号には、後述する駆動信号、開弁信号およびホールド信号が含まれている。
昇圧回路23は、コイル23a、充電用コンデンサ23b、ダイオード23cおよびスイッチング素子SW1を有する。スイッチング素子SW1がオン作動とオフ作動を繰り返すように充電回路22bがスイッチング素子SW1を制御すると、バッテリ端子Battから印加されるバッテリ電圧がコイル23aにより昇圧されて、充電用コンデンサ23bに蓄電される
そして、噴射駆動回路22aがスイッチング素子SW2(高電位側スイッチング素子)、SW4(グランド側スイッチング素子)をともにオン作動させると、昇圧回路23で昇圧されたブースト電圧が、燃料噴射弁10のコイル14へ印加される。一方、スイッチング素子SW2をオフ作動させてスイッチング素子SW3をオン作動させるように切り替えると、燃料噴射弁10のコイル14へバッテリ電圧が印加される。なお、コイル14への電圧印加を停止させる場合には、スイッチング素子SW2、SW3、SW4をオフ作動させる。ちなみに、ダイオード24は、スイッチング素子SW2のオン作動時に、ブースト電圧がスイッチング素子SW3に印加されることを防止するためのものである。
シャント抵抗R1は、スイッチング素子SW4を流れる電流、つまりコイル14を流れる電流(コイル電流)を検出するためのものであり、マイコン21は、シャント抵抗R1で生じた電圧降下量に基づき、先述したコイル電流検出値を検出する。
図2(a)(b)(c)の各々は、燃料噴射を1回実施する場合における、駆動信号、開弁信号、ホールド信号の時間変化を示す。駆動信号のオン期間(通電時間TQ)にはスイッチング素子SW4がオン作動する。これにより、コイル14への通電が可能な状態になる。開弁信号のオン期間(t10〜t20)にはスイッチング素子SW2がオン作動して、ブースト電圧がコイル14へ印加される。また、ホールド信号のオン期間にはスイッチング素子SW3がオン作動して、バッテリ電圧がコイル14へ印加される。
マイコン21は、駆動信号のオン時期t10に開弁信号をオンさせ、コイル電流検出値がピーク閾値TH1に達した時期t20に開弁信号をオフさせる。そのため、駆動信号が通電開始を指令した時期に、ブースト電圧の印加によりコイル電流は上昇を開始する。その後、コイル電流がピーク閾値TH1に達した時点で通電オフされ、コイル電流は下降しはじめる。
さらにマイコン21は、コイル電流がピーク閾値TH1に達した後、コイル電流検出値が下限閾値TH2に達したt30時点で、ホールド信号をオンさせる。その後、コイル電流検出値が上限閾値TH3に達した時点で、マイコン21はホールド信号をオフさせ、下限閾値TH2と上限閾値TH3の間にコイル電流を保持させるようにオンオフを切り替える。そのため、バッテリ電圧によりコイル電流が所定のホールド値に保持されるようフィードバック制御される。その後、駆動信号のオフ時期t40にマイコン21はホールド信号をオフさせる。
開弁信号による開弁制御期間中は、昇圧回路23にて充電用コンデンサ23bに蓄積された電荷を使用するため、ブースト電圧である充電コンデンサ23bの端子間電圧(V=Qo/C)は徐々に低下してくる。また、開弁制御中にコイル14に供給される電荷量(消費電荷量:Qout)は、ピーク閾値TH1に達した時のピーク電流と開弁制御期間(t10〜t20)によって決まる。
昇圧回路23については、ブースト電圧が一定値以下になると充電を開始する機能があり、昇圧電圧の低下は軽減される。開弁制御時には燃料圧力に打ち勝つためのエネルギーをコイル14に印加する必要があり、そのエネルギーはピーク電流によって生成される。つまり燃料圧力が高くなると電磁吸引力を発揮させるエネルギーはより必要となるため、ピーク閾値TH1の上昇が必要となる。すると、昇圧回路23やコイル14に高電流を流すこととなり、その背反として発熱が大きくなる。
また、開弁制御にかかる通電時間は、電流がピーク閾値TH1に達するまでの時間となる為、コイル14のインダクタンスやコイル抵抗を含めた全体インピーダンスによって変わる、コイル電流の上昇傾きに依存する。
図2(d)中の実線はコイル電流の時間変化を示し、図2(e)は弁体12のリフト量の時間変化を示す。コイル電流は、開弁信号のオン指令期間t10〜t20に、ピーク閾値TH1にまで上昇する。その後、ホールド信号のオン指令期間t30〜t40に、コイル電流はホールド値に保持される。
一方、コイル14への通電により生じる電磁吸引力は、コイル電流の上昇とともに徐々に上昇していく。そして、磁気吸引力が開弁に要する吸引力(必要開弁力)に達したt11時点で、弁体12はリフトアップを開始する。したがって、通電開始時期t10から開弁開始時期t11までには遅れ時間Tdが生じる。その後、コイル電流がピーク閾値TH1に達するまでの間に、弁体12は最大位置までリフトアップする。
ここで、コイル温度が高いほど電気抵抗が大きくなるので、電磁吸引力の上昇速度が遅くなる。また、燃料噴射弁10に供給される燃料の圧力が高いほど、弁体12のリフトアップ速度が遅くなる。これらの各種環境が最も悪くなっている場合を想定して、開弁信号によるブースト電圧の印加期間中に弁体12が最大位置に達することとなるよう、ピーク閾値TH1の値は設定されている。また、弁体12を最大位置に保持するのに必要なコイル電流はピーク閾値TH1よりも低い。そのため、ピーク閾値TH1よりも低い値に設定したホールド値を保持するよう、下限閾値TH2と上限閾値TH3の値は設定されている。
ここで、弁体12がリフトアップを開始するとコイル14の磁性体変化が起こり、インダクタンスが増大する。その結果、リフトアップ開始直前のコイル電流の上昇速度(W1の傾き)に比べ、リフトアップ開始直後の上昇速度(W2の傾き)の方が緩やかになる。その後、コイル電流が継続して流れることによる直流電流重畳特性の影響で、増大していたインダクタンスは減少に転じる。その結果、上昇速度が急峻になり(W3参照)、その後、リフトアップ開始直前の上昇速度に戻る(W4参照)。
要するに、通電開始から上昇していくコイル電流の波形には、リフトアップ開始直後に緩やかに上昇する部分(緩慢部W2)と、その後急峻に上昇する部分(急峻部W3)とが現れると言える。つまり、リフトアップ開始をトリガとして逆S字の波形が現れる、との知見を本発明者は得た。
そして、経過時間に比例して直線的に上昇していく仮想線Icmpと、コイル電流の波形とが交差する点(クロスポイントPi)が、先述した緩慢部W2と急峻部W3との境界(変曲点Pi)に相当する。そして、この変曲点Piの出現時期t12とリフトアップ開始時期t11とは相関性が高いので、この出現時期t12を検出すればリフトアップ開始時期t11を高精度で算出でき、ひいては遅れ時間Tdを高精度で検出できる。
ちなみに、図2の例では、変曲点Piの出現時期t12(変化時期)と弁体12が最大位置に達した時期t12とが略同一である。そして、最大位置到達時期t12と変曲点Piの出現時期t12も相関性が高いと言える。
このように遅れ時間Tdを検出するための回路が、ECU20に備えられた増幅回路26、比較電圧生成回路27(生成手段)および比較器28(比較手段)である(図1参照)。増幅回路26は、シャント抵抗R1間の電位差を増幅する回路であり、コイル電流に比例して変化するコイル電圧を所定ゲインGで増幅する。
比較電圧生成回路27は、経過時間に比例して直線的に上昇していく比較電圧Vcmpを生成する。比較電圧Vcmpの上昇開始は、コイル14への通電開始を指令する信号と同期させている。図1の例では、コイル14のグランド側に接続されたスイッチング素子SW4(グランド側スイッチング素子)へ、噴射駆動回路22aから出力された指令信号(駆動信号)と同期させており、該駆動信号のパルスオン開始時期t10に、比較電圧Vcmpの上昇を開始させている。この比較電圧Vcmpは、図4(f)中の一点鎖線に示すように、所定の時定数Taで設定電圧Viまで上昇する。時定数Taは、開弁信号のオン期間(t10〜t20)と同じ長さに設定されている。設定電圧Viは、ピーク閾値TH1に対応するコイル電圧と同じ値に設定されている。
比較器28は、増幅回路26から出力されるコイル電圧Vinjと、比較電圧生成回路27から出力される比較電圧Vcmpとを大小比較する回路であり、図1の例では、オペアンプを用いて比較器28の回路を構成している。図4(g)に示すように、比較器28の出力(比較出力Vout)は、Vinj>Vcmpの場合にはオン電圧に、Vinj<Vcmpの場合にはオフ電圧に切り替わる。
図3は、増幅回路26および比較電圧生成回路27の詳細を示す回路図である。増幅回路26は、非反転増幅回路として機能するオペアンプ26aと、オペアンプ26aによる電圧の増幅率(ゲインG)を設定する抵抗R2、R3と、を備える。これにより、シャント抵抗R1の端子間にて変化する電圧が、ゲインGで増幅されてオペアンプ26aから出力される。つまり、シャント抵抗R1を流れる電流(コイル電流)をIinj、シャント抵抗R1の抵抗値をR1、増幅回路26のゲインをG、増幅回路26から出力される電圧(コイル電圧)をVinjとした場合、Vinj=Iinj×R1×Gで表される。
比較電圧生成回路27は、積分回路として機能するオペアンプ27aと、抵抗R4、R5、R6、R7と、コンデンサC1と、を備える。先述した設定電圧Viの値は、抵抗R4、R5の抵抗値により設定される。先述した時定数Taの値は、抵抗R6、R7の抵抗値およびコンデンサC1の容量により設定される。また、オペアンプ27aの正側入力端子は、スイッチング素子SW4のゲート端子と抵抗R4を介して接続されている。したがって、IC22またはマイコン21からスイッチング素子SW4へ出力される指令信号(ゲート信号Vgate)がオフ電圧からオン電圧に切り替わったタイミングで、オペアンプ27aから出力される比較電圧Vcmpの電圧上昇が開始する。この電圧上昇は、時定数Taに対応する時間をかけて設定電圧Viにまで上昇する。
以上により、図4(a)に示す如くゲート信号Vgateがパルスオンに切り替わったt10時点で、コイル電流が上昇を開始することに伴い、図4(b)(c)に示す如くシャント抵抗R1の電圧(Iinj×R1)およびコイル電圧(VinjIinj×R1×G)が上昇を開始する。また、ゲート信号Vgateがパルスオンに切り替わったt10時点で、オペアンプ27aの正側入力端子の電圧が設定電圧Viにまで上昇することに伴い(図4(d)参照)、オペアンプ27aから出力される比較電圧Vcmpは上昇を開始する(図4(e)参照)。そして、時定数Taに対応する時間が経過したt20時点で、上昇する比較電圧Vcmpは設定電圧Viに達する。
図4(f)中の実線は、燃料噴射弁10が正常に作動している場合におけるコイル電圧Vinjを示し、一点鎖線は比較電圧Vcmpを示す。図示されるように、直線的に上昇していく比較電圧Vcmpの波形(三角波)と、コイル電圧Vinjの波形とが交差する点(クロスポイントPv)が、先述した緩慢部W2と急峻部W3との境界(変曲点Pi)に相当する。図示されるように、通電開始時期t10からクロスポイントPv出現時期までは、コイル電圧Vinjが比較電圧Vcmpよりも大きい状態となる。そして、クロスポイントPv出現以降は、コイル電圧Vinjが比較電圧Vcmpよりも小さい状態となる。
したがって、比較器28から出力される比較出力Voutは、クロスポイントPv出現まではオン電圧であり、クロスポイントPv出現以降はオフ電圧となる。そして、「検出手段」に相当するマイコン21またはIC22は、比較出力Voutがオン電圧になっている時間Td1をタイマーで計測する。これにより、通電開始時期t10からクロスポイントPv出現までの時間Td1が計測される。
図4に示すクロスポイントPv出現時期と図2に示すクロスポイントPi出現時期とは一致する。そして、開弁開始時期t11とクロスポイントPi出現時期とは相関性が高いことは先述した通りである。したがって、計測時間Td1と遅れ時間Tdとは相関性が高いので、計測時間Td1に基づけば遅れ時間Tdを高精度で算出できる。例えば、計測時間Td1に所定の係数を乗算して遅れ時間Tdを算出したり、計測時間Td1から所定の定数を減算して遅れ時間Tdを算出したりすればよい。
図5は、マイコン21が、コイル14への通電時間TQおよび通電開始時期を制御する処理の手順を示すフローチャートである。
先ず、図5のステップS10では、内燃機関の回転速度NEおよび吸気量等の機関負荷を取得する。続くステップS11では、取得したNEおよび負荷に基づき、目標噴射量および目標噴射開始時期を算出する。そして、目標噴射量に基づき基本噴射パルス幅TQ(基本噴射量)を算出する。この基本噴射量は、なお、NEおよび負荷に対応する最適値を予めマップに記憶させておき、取得したNEおよび負荷に該当するマップ中の最適値を、基本噴射量として算出すればよい。
続くステップS12では遅れ時間Tdを設定する。計測時間Td1が計測済みであれば、その計測時間Td1から算出された遅れ時間Tdを設定値として用い、未計測であれば、予め記憶させておいた初期値を遅れ時間Tdの設定値として用いる。続くステップS13では、遅れ時間Tdの設定値に基づき、ステップS11で算出した基本噴射パルス幅TQを補正する。具体的には、遅れ時間Tdが長いほどパルス幅TQを長くするよう補正する。
続くステップS14では、駆動信号のパルス幅TQを、ステップS13で補正した値に設定する。また、駆動信号のパルスオン開始時期t10を、遅れ時間Tdの設定値およびステップS11で算出した目標噴射開始時期に基づき設定する。具体的には、目標噴射開始時期から遅れ時間Tdだけ早めた時期をパルスオン開始時期t10に設定する。そして、このように設定した駆動信号をIC22へ出力して、コイル14への電圧印加状態を指令する。
図6は、マイコン21が、計測時間Td1を検出して遅れ時間Tdを算出する処理の手順を示すフローチャートである。
先ず、図6のステップS20では、通電開始から変曲点Pv出現までの時間Td1を、比較出力Voutの信号に基づき計測する(図4(g)参照)。続くステップS21では、計測時間Td1が、時定数で設定される時間Taより短いか否かを判定する。Td1<Taと判定されれば(S21:YES)、続くステップS22(算出手段)において、計測時間Td1に基づき遅れ時間Tdを算出する。一方、Td1<Taでないと判定されれば(S21:NO)、時定数の時間Taが経過しても変曲点Pvが出現せず計測時間Td1が計測されなかったとみなし、次のステップS23(異常判定手段)において、弁体12が正常に作動していない異常状態であると判定する。
例えば、ボデー11と弁体12との間に異物が介在して弁体12が摺動不良の状態になると、コイル14に通電しても弁体12が開弁作動しなくなる異常に陥る場合がある。この場合、コイル14に通電を開始しても、逆S字の波形がコイル電圧Vinjに現れなくなり、変曲点Pvが出現しなくなる(図4(f)中の点線参照)。この場合、図4(h)に示すように比較出力Voutが変化しなくなり、ステップS23にて異常と判定されることとなる。
以上により、本実施形態によれば、経過時間に比例して直線的に上昇していく比較電圧Vcmpを生成し、生成した比較電圧Vcmpとコイル電圧Vinjとを大小比較する。そして、コイル電圧Vinjが比較電圧Vcmpよりも大きい状態から小さい状態に変化した変化時期(クロスポイントPv出現時期)を検出することで、通電開始時期t10からクロスポイントPv出現時期までの時間Td1を計測する。そして、この計測時間Td1に基づき噴射遅れ時間Tdを算出する。したがって、コイル電流の波形を微分演算して変曲点を検出するといった特許文献1に記載の処理を要することなく、噴射遅れ時間Tdを検出できる。よって、簡易な手法で噴射遅れ時間Tdの検出が可能となる。
さらに、以下に列挙する特徴を備えた本実施形態によれば、各々の特徴により以下に説明する作用効果が発揮される。
<特徴1>
比較電圧生成回路27(生成手段)は、コイル14への通電開始を指令する信号(駆動信号または開弁信号)に基づき、比較電圧Vcmpの生成を開始させることを特徴とする。これによれば、比較電圧Vcmpの生成開始時期t10とコイル14への通電開始時期t10とを、高精度で同期させることを容易に実現できる。
<特徴2>
コイル14への通電開始は、コイル14の高電位側に接続された高電位側スイッチング素子SW2、およびコイル14のグランド側に接続されたグランド側スイッチング素子SW4により制御されており、比較電圧生成回路27は、グランド側スイッチング素子SW4に対して出力された信号に基づき、比較電圧Vcmpの生成を開始させる。これによれば、比較電圧Vcmpの生成開始時の電圧、およびコイル電圧Vinjの噴射指令開始時点t10での電圧がグランド電圧(ゼロV)に揃うこととなる。よって、両電圧Vcmp、Vinjの基準値(初期値)を揃えることを容易に実現できるので、通電開始から変曲点Pv出現までの時間Td1を精度よく検出でき、ひいては遅れ時間Tdを高精度で算出できる。
(第2実施形態)
上記第1実施形態にかかる比較電圧生成回路27は、時定数Taおよび設定電圧Viを一定の値に固定して比較電圧Vcmpを生成している。したがって、比較電圧Vcmpの上昇傾きは一定の値に固定される。これに対し、図7に示す本実施形態の比較電圧生成回路27は、比較電圧Vcmpの上昇傾きを変更可能に構成されている。
具体的には、時定数Taの値を設定する抵抗R7と並列して、抵抗R7a(変更手段)が接続されている。そして、スイッチング素子SW5(変更手段)により、抵抗R7aとオペアンプ27aとの接続状態が制御される。したがって、マイコン21によりスイッチング素子SW5をオン作動させた時とオフ作動させた時とで、時定数Taが異なる値となる。
また、設定電圧Viの値を設定する抵抗R5と並列して、抵抗R5a(変更手段)が接続されている。そして、スイッチング素子SW6(変更手段)により、抵抗R5aとオペアンプ27aとの接続状態が制御される。したがって、マイコン21によりスイッチング素子SW6をオン作動させた時とオフ作動させた時とで、設定電圧Viが異なる値となる。
図8は、マイコン21が、計測時間Td1を検出して遅れ時間Tdを算出する処理の手順を示すフローチャートである。先ず、図8のステップS20、S21、S22において、図6と同様にして、比較出力Voutの信号に基づき時間Td1を計測し、Td1<Taと判定されれば(S21:YES)、計測時間Td1に基づき遅れ時間Tdを算出する。
一方、Td1<Taでないと判定されれば(S21:NO)、ステップS21aに進み、次のステップS21b(変更手段)による設定電圧Viおよび時定数Taの切り替えを実行するか否かを判定する。該切り替えが既に実行済みであれば(S21a:YES)、ステップS23において、弁体12が正常に作動していない異常状態であると判定する。切り替え済みでなければ(S21a:NO)、スイッチング素子SW5、SW6のオンオフを切り替えるように制御する。
なお、ステップS21bでの切り替えを実行するにあたり、時定数Taの値を短くするように切り替えて比較電圧Vcmpの上昇傾きを急峻に変更する場合には、設定電圧Viを高い値に切り替えることが望ましい。一方、時定数Taの値を長くするように切り替えて比較電圧Vcmpの上昇傾きを緩慢に変更する場合には、設定電圧Viを低い値に切り替えることが望ましい。
ここで、コイル電流の上昇傾きは、コイル14の温度に依存して変化するコイル抵抗値等の環境に応じて変化する。そのため、本実施形態に反して、比較電圧Vcmpの上昇傾きを一定の値に固定すると、コイル電圧Vinjの波形に対して比較電圧Vcmpの上昇傾きが過剰に大きい場合や過剰に小さい場合が生じる。すると、実際には正常に逆S字の波形がコイル電圧Vinjに現れていたとしても、比較電圧Vcmpの波形とコイル電圧Vinjの波形とが交差しなくなり、変曲点Pvが出現しなくなる。つまり、比較器28による比較出力Voutが変化しなくなり、異常と誤判定することが懸念されるようになる。
これに対し本実施形態にかかる比較電圧生成回路27(生成手段)は、比較電圧Vcmpの上昇傾きを変更させる変更手段(SW5、R7a、SW6、R5a、S21b)を有する。そのため、上述のごとく変曲点Pvが出現しなくなるおそれを抑制でき、異常と誤判定する懸念を抑制できる。
さらに、本実施形態では、設定電圧Viおよび時定数Taの両方を変更可能に構成している。これによれば、比較電圧Vcmpの上昇傾きの変更に応じて、比較電圧Vcmpの上昇期間を開弁制御期間(t10〜t20)に一致させるように変更できる。よって、比較電圧Vcmpの上昇期間にクロスポイント(変曲点Pv)が出現することの確実性を向上できる。
さらに、本実施形態では、マイコン21(検出手段)により変曲点Pv(変化時期)が検出されなかったことを条件として(S21:NO)、比較電圧Vcmpの上昇傾きの変更を実施する(S21b)。これによれば、正常に逆S字の波形がコイル電圧Vinjに現れているにも拘わらず、比較電圧Vcmpの上昇傾きが過大または過小であったことが原因で変曲点Pvが検出されなかった場合に、比較電圧Vcmpの上昇傾きが変更されることとなる。よって、逆S字の波形がコイル電圧Vinjに現れていないとみなして異常と誤判定する懸念を抑制できる。
さらに、本実施形態では、比較電圧Vcmpの上昇傾きを変更させたにも拘わらず(S21a:YES)、マイコン21(検出手段)により変曲点Pv(変化時期)が検出されなかったことを条件として(S21:NO)、弁体12が正常に作動していない異常状態であると判定する。この条件の場合、「正常に逆S字の波形がコイル電圧Vinjに現れているにも拘わらず、比較電圧Vcmpの上昇傾きが過大または過小であったことが原因で変曲点Pvが検出されなかった」という状況にある蓋然性は低い。よって、前記条件の場合には異常と判定するので、精度良く異常判定できるようになる。
(他の実施形態)
本発明は上記実施形態の記載内容に限定されず、以下のように変更して実施してもよい。また、各実施形態の特徴的構成をそれぞれ任意に組み合わせるようにしてもよい。
・上記第2実施形態では、図8のステップS21において、通電開始から変曲点Pv出現までの計測時間Td1が、時定数で設定される時間Taより長い場合に、ステップS21bにて比較波形の傾きを変更させている。これに対し、通電開始からコイル電流がピークに達するまでの時間Taを計測し、その計測時間Taからコイル電流の傾きを算出し、その算出結果に基づき比較波形の傾きを変更させるようにしてもよい。
・上記各実施形態に係る比較電圧生成回路27は、図1に示すように、IC22またはマイコン21からグランド側スイッチング素子SW4へ出力された信号に基づき、比較電圧Vcmpの生成を開始させる。これに対し、高電位側スイッチング素子SW2へ出力された信号に基づき、比較電圧Vcmpの生成を開始させるようにしてもよい。
・上記各実施形態では、比較器28から出力される比較出力Voutに基づき変化時期t12を算出する処理を、マイコン21で実施しているが、IC22で実施するようにしてもよい。
・上記各実施形態では、点火式の内燃機関に搭載された燃料噴射弁10に、噴射遅れ検出装置を適用させているが、圧縮時着火式の内燃機関(ディーゼルエンジン)に搭載された燃料噴射弁10に適用させてもよい。
10…燃料噴射弁、12…弁体、14…コイル、21…マイコン(検出手段)、27…比較電圧生成回路(生成手段)、28…比較器(比較手段)、t12…変化時期、Td…遅れ時間、S22…算出手段、Vcmp…比較電圧。

Claims (8)

  1. コイル(14)へ通電して生じた電磁吸引力により、弁体(12)を開弁作動させて燃料を噴射させる燃料噴射弁(10)に適用され、
    経過時間に比例して直線的に上昇していく比較電圧(Vcmp)を生成する生成手段(27)と、
    前記コイルに流れる電流に比例して変化するコイル電圧(Vinj)と、前記比較電圧とを大小比較する比較手段(28)と、
    前記比較手段による比較結果に基づいて、前記コイル電圧が前記比較電圧よりも大きい状態から小さい状態に変化した変化時期(t12)を検出する検出手段(21)と、
    前記検出手段により検出された前記変化時期に基づき、前記コイルへの通電開始から前記開弁作動が開始されるまでの遅れ時間(Td)を算出する算出手段(S22)と、
    を備えることを特徴とする噴射遅れ検出装置。
  2. 前記生成手段は、前記コイルへの通電開始を指令する信号に基づき、前記比較電圧の生成を開始させることを特徴とする請求項1に記載の噴射遅れ検出装置。
  3. 前記コイルへの通電開始は、前記コイルの高電位側に接続された高電位側スイッチング素子、および前記コイルのグランド側に接続されたグランド側スイッチング素子により制御されており、
    前記生成手段は、前記グランド側スイッチング素子に対して出力された信号に基づき、前記比較電圧の生成を開始させることを特徴とする請求項2に記載の噴射遅れ検出装置。
  4. 前記生成手段は、前記比較電圧の上昇傾きを変更させる変更手段(SW5、R7a、SW6、R5a、S21b)を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の噴射遅れ検出装置。
  5. 前記生成手段は、所定の時定数(Ta)で設定電圧(Vi)まで電圧上昇させる回路を有して構成され、
    前記変更手段は、前記設定電圧および前記時定数の少なくとも一方を変更させる回路を有して構成されていることを特徴とする請求項4に記載の噴射遅れ検出装置。
  6. 前記変更手段は、前記検出手段により前記変化時期が検出されなかったことを条件として、前記上昇傾きの変更を実施することを特徴とする請求項4または5に記載の噴射遅れ検出装置。
  7. 前記変更手段により前記上昇傾きを変更させたにも拘わらず、前記検出手段により前記変化時期が検出されなかったことを条件として、前記弁体が正常に作動していない異常状態であると判定する異常判定手段(S23)を備えることを特徴とする請求項6に記載の噴射遅れ検出装置。
  8. 前記検出手段により前記変化時期が検出されなかったことを条件として、前記弁体が正常に作動していない異常状態であると判定する異常判定手段(S23)を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の噴射遅れ検出装置。
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