JP2014092113A - 弁装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】内燃機関の吸排気系統に使用される弁装置において、デポジットの流路壁9における堆積を抑制する。
【解決手段】弁装置は、流路壁9との間に隙間29を形成するとともに、排気ガスの流れを一時的に流路壁9の側の流れと流路軸30の側の流れとに分ける分流体4を備える。また、分流体4は、シールリング10の流路壁9における接触部位よりもEGR流路2の上流側でシールリング10の回転範囲と交差しないようにEGR流路2内に配置される。これにより、分流体4の流路壁9の側(外周側)の隙間29には排気ガスが絞られて流入するので、流路壁9の近傍の流速は、分流体4が存在しない場合の流速よりも大きくなる。このため、デポジットの流路壁9における堆積を抑制することができる。
【選択図】図2
【解決手段】弁装置は、流路壁9との間に隙間29を形成するとともに、排気ガスの流れを一時的に流路壁9の側の流れと流路軸30の側の流れとに分ける分流体4を備える。また、分流体4は、シールリング10の流路壁9における接触部位よりもEGR流路2の上流側でシールリング10の回転範囲と交差しないようにEGR流路2内に配置される。これにより、分流体4の流路壁9の側(外周側)の隙間29には排気ガスが絞られて流入するので、流路壁9の近傍の流速は、分流体4が存在しない場合の流速よりも大きくなる。このため、デポジットの流路壁9における堆積を抑制することができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、内燃機関の吸排気系統における排気ガスや吸入空気の流路を開閉する弁装置に関する。
従来から、内燃機関の吸排気系統に使用される弁装置には、回転駆動されて排気ガスや吸入空気の流路の開度を増減するバタフライ状の弁体を備えるものが公知である。そして、この弁装置によれば、流路を通過する流体の流量がゼロに略一致するときに、弁体の周縁は流路壁に環状に着座して流路を全閉に保つ(例えば、特許文献1、2参照。)。
ところで、排気ガスや吸入空気には極微量の炭化物等が含まれており、このような炭化物等が長期の使用によりデポジットとして流路壁に堆積する虞がある。そして、デポジットが流路壁に堆積すると、デポジットにより弁体の周縁が流路壁に固着してしまい、弁体の開弁動作が阻害される虞がある。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、内燃機関の吸排気系統に使用される弁装置において、デポジットの流路壁における堆積を抑制することにある。
本願の第1発明の弁装置は、内燃機関の吸排気系統における排気ガスや吸入空気の流路を開閉するものであり、以下の流量調整弁と分流体とを備える。
すなわち、流量調整弁は、回転駆動されて流路の開度を増減するバタフライ状の弁体であり、周縁を流路壁に接触させて流路壁との間を閉鎖することで、流路を通過する流体の流量をゼロに略一致させる。また、分流体は、流量調整弁の流路壁における接触部位よりも流路の上流側で流量調整弁の周縁の回転範囲と交差しないように流路内に配置される静止物であり、流路壁との間に隙間を形成し、流体の流れを一時的に流路壁側の流れと、流路の流路軸側の流れとに分ける。
すなわち、流量調整弁は、回転駆動されて流路の開度を増減するバタフライ状の弁体であり、周縁を流路壁に接触させて流路壁との間を閉鎖することで、流路を通過する流体の流量をゼロに略一致させる。また、分流体は、流量調整弁の流路壁における接触部位よりも流路の上流側で流量調整弁の周縁の回転範囲と交差しないように流路内に配置される静止物であり、流路壁との間に隙間を形成し、流体の流れを一時的に流路壁側の流れと、流路の流路軸側の流れとに分ける。
これにより、分流体の流路壁側(外周側)の隙間には流体が絞られて流入するので、流路壁近傍の流速は、分流体が存在しない場合の流速よりも大きくなる。このため、内燃機関の吸排気系統に使用される弁装置において、デポジットの流路壁における堆積を抑制することができる。
本願の第1発明に従属する第2発明によれば、流量調整弁は円板状である。そして、分流体の径方向に関する厚さdは、流量調整弁の直径Dに0.2を乗じて得た数値以下である。
これにより、分流体を流路内に配置することによる流体の圧力損失を抑制することができる。
これにより、分流体を流路内に配置することによる流体の圧力損失を抑制することができる。
本願の第1発明および第2発明に従属する第3発明によれば、弁装置は、分流体および流路壁に接続して分流体を流路内に保持する保持部を備える。そして、流路壁において保持部が接続する位置は、流量調整弁の回転中心軸と流路壁とが交差する位置と、流路の周方向に関して略一致する。
これにより、流路壁の周方向に関してデポジットが最も堆積しにくい部位に保持部を接続することができる。このため、保持部を流路壁に接続することによるデポジットの堆積抑制効果の低下を最小限に抑えることができる。
これにより、流路壁の周方向に関してデポジットが最も堆積しにくい部位に保持部を接続することができる。このため、保持部を流路壁に接続することによるデポジットの堆積抑制効果の低下を最小限に抑えることができる。
実施形態の弁装置を実施例に基づき説明する。
〔実施例1の構成〕
実施例1の弁装置1の構成を、図1〜図3を用いて説明する。
弁装置1は、内燃機関(図示せず。)の吸排気系統を構成する流路を開閉するものであり、例えば、排気ガスを吸気側に還流するEGR装置に利用され、排気ガスの環流路(以下、EGR流路と呼ぶ。)2を開閉するために利用される。そして、弁装置1は、以下の流量調整弁3、分流体4および保持部5を備える。
実施例1の弁装置1の構成を、図1〜図3を用いて説明する。
弁装置1は、内燃機関(図示せず。)の吸排気系統を構成する流路を開閉するものであり、例えば、排気ガスを吸気側に還流するEGR装置に利用され、排気ガスの環流路(以下、EGR流路と呼ぶ。)2を開閉するために利用される。そして、弁装置1は、以下の流量調整弁3、分流体4および保持部5を備える。
流量調整弁3は、円板状のバタフライ弁であって回転駆動されてEGR流路2の開度を増減する。ここで、流量調整弁3は、円板状に設けられて回転軸7にネジ締結される弁体8と、弁体8の周縁に装着されてEGR流路2の閉鎖時に弁体8の周縁とEGR流路2の流路壁9との間を封鎖するシールリング10とを有する。
シールリング10は、例えば、C字状の円環として設けられて合口(図示せず。)を形成するものであり、弁体8の周縁に設けられた嵌合溝11(図3参照。)に嵌まって弁体8とともに回転し、流量調整弁3の周縁をなす。そして、シールリング10は、EGR流路2を閉鎖するときに(つまり、EGR流路2を通過する排気ガスの流量をゼロに略一致させるときに)、流路壁9に環状に摺接して弁体8の周縁と流路壁9との間を封鎖する。このとき、シールリング10は、合口を狭めるように弾性変形した状態で流路壁9に摺接する。
また、流量調整弁3は、弁装置1のハウジング12に圧入された円筒状のノズル13に回転自在に収容されている。
ノズル13は円筒状に設けられており、ノズル13の内周面はシールリング10の摺接を受ける流路壁9をなす。また、弁体8、シールリング10およびノズル13は耐熱性、耐腐食性等の点から、例えば、ステンレス鋼を素材として設けられ、ハウジング12は軽量化等の点から、例えば、アルミニウム合金を素材として設けられている。
ノズル13は円筒状に設けられており、ノズル13の内周面はシールリング10の摺接を受ける流路壁9をなす。また、弁体8、シールリング10およびノズル13は耐熱性、耐腐食性等の点から、例えば、ステンレス鋼を素材として設けられ、ハウジング12は軽量化等の点から、例えば、アルミニウム合金を素材として設けられている。
そして、流量調整弁3は、回転軸7にネジ締結されて回転軸7と一体化している。
ここで、回転軸7は、ハウジング12の軸受孔に収容されたボール軸受14により回転自在に支持されている。また、回転軸7には、電動機15および減速機16を有するアクチュエータ17からトルクが伝達される。
ここで、回転軸7は、ハウジング12の軸受孔に収容されたボール軸受14により回転自在に支持されている。また、回転軸7には、電動機15および減速機16を有するアクチュエータ17からトルクが伝達される。
電動機15は、例えば、内燃機関の動作を制御する電子制御ユニット(ECU:図示せず。)からの指令に応じて動作するものであり、ECUからの指令に応じて、流量調整弁3や回転軸7を開側に回転させるトルクを発生する。
減速機16は、電動機15の出力軸に装着されたモータギヤ19と、回転軸7に装着されて流量調整弁3等とともに回転するバルブギヤ20と、モータギヤ19と噛み合う大径歯車21およびバルブギヤ20と噛み合う小径歯車22を同軸的に有する中間ギヤ23とからなり、電動機15が発生するトルクを増幅して回転軸7に伝達する。
減速機16は、電動機15の出力軸に装着されたモータギヤ19と、回転軸7に装着されて流量調整弁3等とともに回転するバルブギヤ20と、モータギヤ19と噛み合う大径歯車21およびバルブギヤ20と噛み合う小径歯車22を同軸的に有する中間ギヤ23とからなり、電動機15が発生するトルクを増幅して回転軸7に伝達する。
なお、ハウジング12とバルブギヤ20との間には、流量調整弁3を閉側に付勢する付勢手段としての捩りバネ24がセットされている。
また、バルブギヤ20には永久磁石25が装着されており、永久磁石25は、ホールIC26とともに、流量調整弁3および回転軸7の回転角を検出する回転角センサ27を形成する。そして、回転角センサ27の出力信号は、ECUに出力されて流量調整弁3等の動作を制御するために利用される。
また、バルブギヤ20には永久磁石25が装着されており、永久磁石25は、ホールIC26とともに、流量調整弁3および回転軸7の回転角を検出する回転角センサ27を形成する。そして、回転角センサ27の出力信号は、ECUに出力されて流量調整弁3等の動作を制御するために利用される。
分流体4は、EGR流路2内に配置される静止物であり、シールリング10の流路壁9における摺接部位よりもEGR流路2の上流側で流量調整弁3の回転範囲と交差しないようにEGR流路2内に配置される(図3参照。)。そして、分流体4は、流路壁9との間に隙間29を形成し、排気ガスの流れを一時的に流路壁9の側と、EGR流路2の流路軸30の側の流れとに分ける。
また、分流体4は、円環状に設けられてノズル13と同軸に配置されている。さらに、分流体4の断面は直角三角形であり、分流体4の内周面31は円筒面であって内周径は一定であり、分流体4の外周面32は円錐面であって外周径は下流側ほど大きい。
ここで、シールリング10を含む流量調整弁3の直径をD、分流体4の径方向に関する厚さをdとすると、dはDに0.2を乗じて得た数値以下である(つまり、d≦0.2×Dである。)。また、外周面32と流路軸30とがなす角度θは、例えば、45°に設定されている。
ここで、シールリング10を含む流量調整弁3の直径をD、分流体4の径方向に関する厚さをdとすると、dはDに0.2を乗じて得た数値以下である(つまり、d≦0.2×Dである。)。また、外周面32と流路軸30とがなす角度θは、例えば、45°に設定されている。
保持部5は、分流体4および流路壁9に接続して分流体4を流路内に保持するものであり(図2参照。)、2箇所に分かれて分流体4を保持する。そして、ノズル13の上流側からEGR流路2を視たときに、流路壁9において保持部5が接続する位置は、流量調整弁3の回転中心軸34と流路壁9とが交差する位置と重なって視える。つまり、流路壁9において保持部5が接続する位置は、流量調整弁3の回転中心軸34と流路壁9とが交差する位置と、EGR流路2の周方向に関して略一致する。なお、保持部5と分流体4との接続や、保持部5と流路壁9との接続は、溶接、接着等種々の方法を採用することができる。また、分流体4と保持部5とを一体物として設けてもよい。
〔実施例1の作用効果〕
実施例1の弁装置1は、流路壁9との間に隙間29を形成するとともに、排気ガスの流れを一時的に流路壁9の側の流れと流路軸30の側の流れとに分ける分流体4を備える。また、分流体4は、シールリング10の流路壁9における接触部位よりもEGR流路2の上流側でシールリング10の回転範囲と交差しないようにEGR流路2内に配置される。
これにより、分流体4の流路壁9の側(外周側)の隙間29には排気ガスが絞られて流入するので、流路壁9の近傍の流速は、分流体4が存在しない場合の流速よりも大きくなる。このため、デポジットの流路壁9における堆積を抑制することができる。
実施例1の弁装置1は、流路壁9との間に隙間29を形成するとともに、排気ガスの流れを一時的に流路壁9の側の流れと流路軸30の側の流れとに分ける分流体4を備える。また、分流体4は、シールリング10の流路壁9における接触部位よりもEGR流路2の上流側でシールリング10の回転範囲と交差しないようにEGR流路2内に配置される。
これにより、分流体4の流路壁9の側(外周側)の隙間29には排気ガスが絞られて流入するので、流路壁9の近傍の流速は、分流体4が存在しない場合の流速よりも大きくなる。このため、デポジットの流路壁9における堆積を抑制することができる。
ここで、円管内をPM等の汚れ成分を含む排気ガスが流れるとき、円管の内壁における汚れ成分の堆積厚さδは、以下の数式1〜3に示す「Kernの円管汚れ堆積式」と呼ばれる理論式により近似できる。
〔数式1〕
〔数式2〕
〔数式3〕
〔数式1〕
〔数式2〕
〔数式3〕
数式1〜3において、k1、k2は排気ガスの汚れに応じて定まる係数であり、Sは円管内流路の断面積である。また、Dは円管内流路の内径であって流量調整弁3の直径に略一致するものである。さらに、vは排気ガスの流速であり、gは重力加速度であり、ρは排気ガスの密度であり、μは排気ガスの粘性係数である。
したがって、飽和堆積厚さδ∞は、流速vに反比例する。
以上により、分流体4をEGR流路2内に配置して分流体4の外周側で排気ガスの流れを絞って流速vを高めることで、飽和堆積厚さδ∞を下げてデポジットの流路壁9における堆積を抑制することができる。例えば、図4に示すように、分流体4をEGR流路2内に配置することで、分流体4をEGR流路2内に配置しない場合に比べて流速vを2.5倍に高めることができ、流速vの増加に反比例して飽和堆積厚さδ∞を下げてデポジットの堆積を抑制することができる。
以上により、分流体4をEGR流路2内に配置して分流体4の外周側で排気ガスの流れを絞って流速vを高めることで、飽和堆積厚さδ∞を下げてデポジットの流路壁9における堆積を抑制することができる。例えば、図4に示すように、分流体4をEGR流路2内に配置することで、分流体4をEGR流路2内に配置しない場合に比べて流速vを2.5倍に高めることができ、流速vの増加に反比例して飽和堆積厚さδ∞を下げてデポジットの堆積を抑制することができる。
また、分流体4の径方向に関する厚さdは、流量調整弁3の直径Dに0.2を乗じて得た数値以下である。
ここで、図5に示すように、厚さdと直径Dとの比d/Dが0.2を超えるとEGR流路2における圧力損失が急増する。そこで、比d/Dを0.2以下に設定することで、分流体4を配置することによるEGR流路2における排気ガスの圧力損失を抑制することができる。
ここで、図5に示すように、厚さdと直径Dとの比d/Dが0.2を超えるとEGR流路2における圧力損失が急増する。そこで、比d/Dを0.2以下に設定することで、分流体4を配置することによるEGR流路2における排気ガスの圧力損失を抑制することができる。
さらに、弁装置1は、分流体4および流路壁9に接続して分流体4をEGR流路2内に保持する保持部5を備える。そして、流路壁9において保持部5が接続する位置は、流量調整弁3の回転中心軸34と流路壁9とが交差する位置と、EGR流路2の周方向に関して略一致する。
これにより、流路壁9の周方向に関してデポジットが最も堆積しにくい部位に保持部5を接続することができる。このため、保持部5を流路壁9に接続することによるデポジットの堆積抑制効果の低下を最小限に抑えることができる。
これにより、流路壁9の周方向に関してデポジットが最も堆積しにくい部位に保持部5を接続することができる。このため、保持部5を流路壁9に接続することによるデポジットの堆積抑制効果の低下を最小限に抑えることができる。
〔実施例2〕
実施例2の弁装置1によれば、分流体4は、図6に示すように、半円状の2つのパーツ4a、4bに分割されており、一方のパーツ4aは、EGR流路2の流れ方向に関して実施例1と同じ位置に配置され、他方のパーツ4bは、実施例1よりも下流側に配置されている。ここで、他方のパーツ4bは、実施例1よりも下流側に移動することで、シールリング10の回転半径の内側に入り込む。
実施例2の弁装置1によれば、分流体4は、図6に示すように、半円状の2つのパーツ4a、4bに分割されており、一方のパーツ4aは、EGR流路2の流れ方向に関して実施例1と同じ位置に配置され、他方のパーツ4bは、実施例1よりも下流側に配置されている。ここで、他方のパーツ4bは、実施例1よりも下流側に移動することで、シールリング10の回転半径の内側に入り込む。
〔実施例3〕
実施例3の弁装置1によれば、分流体4は、図7に示すように、断面が円であって内周面31、外周面32は、それぞれ、内周側、外周側に半円凸状に膨らむ環状面である。
実施例3の弁装置1によれば、分流体4は、図7に示すように、断面が円であって内周面31、外周面32は、それぞれ、内周側、外周側に半円凸状に膨らむ環状面である。
〔実施例4〕
実施例4の弁装置1によれば、分流体4は、図8に示すように、内周面31、外周面32が両方ともシールリング10の回転半径よりも大きい半径である球面の一部を環状に切り取ったものである。そして、分流体4は、回転中心軸34の上流側で、内周面31、外周面32の球中心が回転中心軸34上に存在するように配置されている。
実施例4の弁装置1によれば、分流体4は、図8に示すように、内周面31、外周面32が両方ともシールリング10の回転半径よりも大きい半径である球面の一部を環状に切り取ったものである。そして、分流体4は、回転中心軸34の上流側で、内周面31、外周面32の球中心が回転中心軸34上に存在するように配置されている。
〔変形例〕
弁装置1の態様は、実施例に限定されず種々の変形例を考えることができる。
例えば、実施例1の弁装置1によれば、角度θは45°に設定されていたが、角度θを 0°〜45°の範囲に設定してもよい。
また、実施例2の弁装置1によれば、分流体4は、2つのパーツ4a、4bに分割されていたが、分流体4を3つ以上のパーツに分割してもよい。
さらに、実施例1〜4の弁装置1は、排気ガスを吸気側に還流するEGR装置に利用されていたが、吸入空気の流量を調節するためのスロットル装置に利用してもよい。
弁装置1の態様は、実施例に限定されず種々の変形例を考えることができる。
例えば、実施例1の弁装置1によれば、角度θは45°に設定されていたが、角度θを 0°〜45°の範囲に設定してもよい。
また、実施例2の弁装置1によれば、分流体4は、2つのパーツ4a、4bに分割されていたが、分流体4を3つ以上のパーツに分割してもよい。
さらに、実施例1〜4の弁装置1は、排気ガスを吸気側に還流するEGR装置に利用されていたが、吸入空気の流量を調節するためのスロットル装置に利用してもよい。
1 弁装置 2 EGR流路(流路) 3 流量調整弁 4 分流体 9 流路壁 29 隙間 30 流路軸
Claims (3)
- 内燃機関の吸排気系統における排気ガスや吸入空気の流路(2)を開閉する弁装置(1)であって、
回転駆動されて流路(2)の開度を増減するバタフライ状の弁体であり、周縁を流路壁(9)に接触させて流路壁(9)との間を閉鎖することで、前記流路(2)を通過する流体の流量をゼロに略一致させる流量調整弁(3)と、
この流量調整弁(3)の前記流路壁(9)における接触部位よりも前記流路(2)の上流側で前記流量調整弁(3)の周縁の回転範囲と交差しないように前記流路(2)内に配置される静止物であり、前記流路壁(9)との間に隙間(29)を形成し、前記流体の流れを一時的に前記流路壁(9)側の流れと、前記流路の流路軸(30)側の流れとに分ける分流体(4)とを備えることを特徴とする弁装置(1)。 - 請求項1に記載の弁装置(1)において、
前記流量調整弁(3)は円板状であり、
前記分流体(4)の径方向に関する厚さdは、前記流量調整弁(3)の直径Dに0.2を乗じて得た数値以下であることを特徴とする弁装置(1)。 - 請求項1または請求項2に記載の弁装置(1)において、
前記分流体(4)および前記流路壁(9)に接続して前記分流体(4)を前記流路(2)内に保持する保持部(5)を備え、
前記流路壁(9)において前記保持部(5)が接続する位置は、前記流量調整弁(3)の回転中心軸(34)と前記流路壁(9)とが交差する位置と、前記流路の周方向に関して略一致することを特徴とする弁装置(1)。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017526876A (ja) * | 2014-08-14 | 2017-09-14 | フェローテック(ユーエスエー)コーポレイション | マルチベーンスロットルバルブ |
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2012
- 2012-11-06 JP JP2012244066A patent/JP2014092113A/ja active Pending
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