JP2014089064A - 超音波探傷方法および装置 - Google Patents

超音波探傷方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】被検体に内在するきず等の欠陥が密集している場合でも、当該欠陥の評価を定量的に行うことのできる超音波探傷方法を提供する。
【解決手段】被検体に内在する少なくとも1つ以上のきずに対して、複数の振動子からなる超音波探触子から超音波を送信し、被検体からの反射波を超音波探触子で受信する工程(S1)と、被検体を超音波探傷した領域のうち、評価領域を格子状に分割する工程(S2)と、分割された各格子のそれぞれについて、各振動子で受信した信号波形にゲート幅を設け、ゲート幅に含まれる信号波形をそれぞれ抽出し、抽出した各信号波形を、位相を合わせて合成し、合成した信号波形を対応する格子の信号強度とする工程(S3,S4,S5)と、評価領域にある各格子の信号強度に基づいて、評価領域に内在するきずの程度を評価する工程(S6,S7)と、を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、超音波探傷方法及び装置に係り、詳しくは超音波を用いて被検体に内在するきず等の欠陥の程度を検査する超音波探傷方法及び装置に関する。
一般に、フェーズドアレイ探傷法を含む超音波探傷法を用いて被検体に内在するきず等の欠陥を探傷する場合、被検体に超音波を伝搬させ、被検体に内在するきず等の欠陥からの反射及び散乱による超音波の反射波の信号強度に基づいて、欠陥の有無や大きさを推定する。被検体に内在するき裂等、単一きずの欠陥は、欠陥が大きくなるにつれて信号強度も大きくなるという傾向があり、信号強度に基づいて欠陥の大きさ等を推定可能である。このような探傷法を用いた欠陥の評価は、ボイラや原子プラント等、多くの製品で用いられている。
ところで、ボイラ等の構造物では、高温高圧の環境に曝されていると、当該構造物を構成する材料の変化や劣化に伴いクリープボイドと呼ばれる微小な孔が形成されてしまうことがある。このクリープボイドは密集して形成される傾向にあり、時間が経つにつれてこれらのクリープボイドが結合してき裂へと変化していくため、製品の品質に悪影響を及ぼしてしまう虞がある。上述した超音波探傷法を用いて得られる信号強度からこのような欠陥を評価しようとすると、それぞれの欠陥からの反射波が干渉し合うため、得られる信号強度から欠陥の有無や大きさを評価することが困難であった。そのため、このような密集した微小な孔を検出する手法が求められていた。
微小な孔を検出する超音波探傷技術として、角柱状の被検査材に超音波探触子を配設して複数方向から超音波を入射させて探傷を行い、得られた反射パルスの波形の位相から、当該被検査材に内在する内部空孔の有無やその大きさを求める方法が知られている(特許文献1参照)。
特開2002−207028号公報
しかしながら、上記特許文献に開示された技術では、角柱状の被検査材のみを対象としており、形状の異なる対象物や、探触子の設置に制約のある対象物には適用できないという問題がある。
さらに、反射波の信号強度から欠陥の長さは求められるものの、欠陥の大きさや密集の度合いを評価することについては、未だ課題が残っている。
本発明は、上述した課題を解決すべくなされたものであり、その目的とするところは、被検体に内在するきず等の欠陥が密集している場合でも、当該欠陥の評価をより正確に行うことのできる超音波探傷方法及び装置を提供することにある。
上記の目的を達成するべく、請求項1の超音波探傷方法は、被検体に内在する少なくとも1つ以上のきずに対して、複数の振動子からなる超音波探触子から超音波を送信し、前記被検体からの反射波を前記超音波探触子で受信する工程と、前記被検体を超音波探傷した領域のうち、評価する領域となる評価領域を決定し、前記評価領域を格子状に分割する工程と、分割された格子のそれぞれについて、各振動子で受信した信号波形にゲート幅を設け、前記ゲート幅に含まれる信号波形をそれぞれ抽出し、抽出した各信号波形を、位相を合わせて合成し、合成した信号波形を対応する格子の信号強度とする工程と、前記評価領域にある各格子の信号強度に基づいて、前記評価領域に内在するきずの程度を評価する工程と、を有することを特徴とする。
請求項2の超音波探傷方法では、請求項1において、前記分割する工程は、前記格子のそれぞれに対し、予め定められた振動子から送信された超音波が前記格子に到達するまでの伝搬時間と、前記格子で反射した反射波が前記各振動子に到達するまでの伝搬時間とに基づいて前記各振動子の遅延時間を求める工程をさらに有し、前記ゲート幅は、信号強度を求める格子に隣接する各格子のうち、前記予め定められた振動子からの距離が最も近い格子における遅延時間と、前記予め定められた振動子からの距離が最も遠い格子における遅延時間とに基づいて求められることを特徴とする。
請求項3の超音波探傷方法では、請求項1または2において、前記評価する工程では、前記評価領域にある全ての格子のうち、最大の信号強度を有する格子を含む領域、または予め定められた大きさの信号強度を超える信号強度を有する格子毎に設けられた領域に含まれる各格子の信号強度の平均値に基づいて、前記きずの程度を評価することを特徴とする。
請求項4の超音波探傷方法では、請求項1または2において、前記評価する工程では、前記評価領域にある全ての格子のうち最大の信号強度を有する格子を含む領域、または予め定められた大きさの信号強度を超える信号強度を有する格子毎に設けられた領域に含まれる格子の中で、予め定められた閾値を超える信号強度を有する格子の数に基づいて、前記きずの程度を評価することを特徴とする。
請求項5の超音波探傷装置は、複数の振動子からなり、被検体に内在する少なくとも1つ以上のきずに対して超音波を送信すると共に前記被検体からの反射波を受信する超音波探触子と、前記被検体を超音波探傷した領域のうち、評価する領域となる評価領域を決定し、前記評価領域を格子状に分割する分割手段と、分割された格子のそれぞれについて、各振動子で受信した信号波形にゲート幅を設け、前記ゲート幅に含まれる信号波形をそれぞれ抽出し、抽出した各信号波形を、位相を合わせて合成し、合成した信号波形を対応する格子の信号強度とする信号処理手段と、前記評価領域にある各格子の信号強度に基づいて、前記評価領域に内在するきずの程度を評価する評価手段と、を備えることを特徴とする。
請求項1の超音波探傷方法、及び請求項5の超音波探傷装置によれば、被検体を超音波探傷した領域内の評価領域を格子状に分割し、格子毎に各振動子が受信した信号波形を抽出して合成した信号波形の信号強度を求め、この信号強度に基づいて評価領域のきずの程度を評価する。
これにより、各格子における信号強度がそれぞれ求められるので、評価領域における信号強度がより細かく求められ、当該評価領域におけるきずの程度、即ちきずの大きさや、きずの密集の度合い等を容易に把握することができる。従って、被検体に内在する密集したきずからの反射波が互いに干渉する場合でも、被検体に内在するきずの程度をより正確に評価することができる。
本発明に係る超音波探傷装置を示す概略構成図である。 アレイ探触子の概略図である。 本発明に係る超音波探傷方法を示すフローチャートである。 評価領域を格子状に分割する一例を示す図である。 メッシュのゲート幅を求める一例を示す図である。 (A)は1番目の振動子が受信した信号波形、(B)は2番目の振動子が受信した信号波形、(C)はm番目の振動子が受信した信号波形、(D)はn番目の振動子が受信した信号波形に、それぞれゲート幅を設定した図である。 (A)は1番目の振動子が受信した信号波形、(B)は2番目の振動子が受信した信号波形を(A)の信号波形の位相に合わせた信号波形、(C)はm番目の振動子が受信した信号波形を(A)の信号波形の位相に合わせた信号波形、(D)はn番目の振動子が受信した信号波形を(A)の信号波形の位相に合わせた信号波形の図である。 各振動子が受信した信号波形を合成した合成波形を表す図である。 各メッシュの最大エコー強度に基づいて作成された探傷画像の一例を示す図である。 (A)は1つの横穴が形成された被検体の概略図、(B)は4つの横穴が形成された被検体の概略図、(C)は9つの横穴が形成された被検体の概略図である。 実施例における探傷試験の概略図である。 きずの面積率とエコー強度の相対値との関係を示すグラフである。 きずの面積率と、エコー強度の相対値及びエコー強度が閾値を超えたメッシュ数との関係を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る超音波探傷装置10の概略構成図である。超音波探傷装置10は、例えばボイラ等の構造物の被検体1に内在する、密集した微小な孔等のきず2からなる欠陥部4を検出して評価するための装置である。図1に示すように、超音波探傷装置10は、パルス発生器12、アレイ探触子14、パルスレシーバ16、アナログ/デジタル変換器(以下、A/D変換器という)18、演算装置20、及びモニタ26を備える。
アレイ探触子14は、所定の周波数の超音波を送信するパルス発生器12と、被検体1内で反射した超音波を受信するパルスレシーバ14とに接続され、パルス発生器12から送信された超音波を被検体1に送信し、被検体1内で反射した超音波(反射波)を受信する。
図2にアレイ探触子14の概略図を示すように、アレイ探触子14は複数の振動子14aからなり、パルス発生器12から入力された入力信号により各振動子14aが振動して超音波を発生する。発生した超音波は被検体1内を伝搬し、欠陥部4や被検体1の底面等によって反射した超音波を各振動子14aで受信する。パルス発生器12から振動子14aに入力信号を入力するタイミングをずらす、即ち振動子14a毎に所定の時間ずつ遅延させて入力信号を与えることによって、超音波ビームの方向や焦点深度Pfを変えることができる。なお、振動子14aは直線状に配置されていてもよく、格子状や円形状に配置されていてもよい。
アレイ探触子14で受信された反射波は、パルスレシーバ16で電気信号に変換される。電気信号に変換された反射波は、A/D変換器18でデジタル信号に変換され、演算装置20で信号処理される。
演算装置20は、信号処理部22と、画像生成部24とを備える。信号処理部22は、反射波の信号波形を信号処理して被検体1に内在する欠陥部4の評価を行い、画像生成部24は、信号処理部22の評価結果に基づいて探傷画像を生成し、モニタ26に表示する。なお、信号処理部22で信号処理した信号波形をモニタ26に表示するようにしてもよい。また、図示しないが、演算装置20はROM、RAM等のメモリを有している。
以下、このように構成された超音波探傷装置10を用いて、被検体1を検査する超音波検査方法について説明する。図3には、本発明に係る超音波探傷方法のフローチャートを示しており、当該フローチャートに基づいて以下に説明する。なお、以下に説明するステップS2以降の処理は、演算装置20で行われるものである。
ステップS1では、パルス発生器12で発生させた超音波をアレイ探触子14を介して被検体1内に伝搬させ、被検体1の超音波探傷を実施する。詳しくは、アレイ探触子14を構成するn個(nは1以上の整数)の振動子14aに対してパルス発生器12から所定の周波数の超音波を送信し、各振動子14aを振動させて被検体1内に超音波を伝搬させ、欠陥部4からの反射波を各振動子14aで受信する。受信された反射波はパルスレシーバ16で電気信号に変換され、A/D変換器18でデジタル信号に変換されて演算装置20に入力される。
ステップS2では、上記ステップS1で被検体1を超音波探傷した探傷領域のうち、欠陥部4のエコー強度を評価したい評価領域を決定し、当該評価領域を複数の格子状のメッシュに分割して、メッシュ毎の遅延時間を求める。ここで、評価領域はきず2の発生形態に応じて決定され、且つきず2が存在する可能性のある領域を含むように決定する。各メッシュMにおける遅延時間の求め方については、図4に一例としてメッシュM1における遅延時間の求め方を示しており、図4に基づいて以下に説明する。探傷領域から評価領域Rを決定した後、評価領域Rを所定の大きさの格子状に分割し、基準となる振動子14ax(xは1〜nのうちのいずれか)から送信された超音波がメッシュM1に到達するまでの遅延時間と、メッシュM1で反射したその超音波が各振動子14a1〜14anで受信されるまでのそれぞれの遅延時間とから、メッシュM1における各振動子14a1〜14anのそれぞれの遅延時間を求める。
例えばメッシュM1において、メッシュM1に最も近い振動子14a1の遅延時間は、基準となる振動子14amからメッシュM1までの伝搬時間と、メッシュM1から振動子14a1までの伝搬時間とを加算した時間となる。同様に、メッシュM1から最も離れている振動子14anの遅延時間は、基準となる振動子14amからメッシュM1までの伝搬時間と、メッシュM1から振動子14anまでの伝搬時間とを加算した時間となる。
なお、図4に示す振動子14am(mは1以上の整数)は、振動子14a1〜14anの中央に位置する振動子であり、振動子14amを基準となる振動子14axとしている。また、評価領域Rは2次元の平面である。また、各メッシュMの一辺の長さは、アレイ探触子14から被検体1に送信される超音波の波長以下とするのが好ましく、超音波の波長の1/2以下とするのがより好ましい。メッシュMの一辺の長さを超音波の波長より長くすると、きず2の大きさや密集の度合いを正しく評価できなくなる可能性があるため、好ましくない。
ステップS3では、メッシュMにおけるゲート幅を求める。詳しくは、図5に一例としてメッシュM1のゲート幅を求める場合の概略図を示しており、図5に基づいて以下に説明する。メッシュM1のゲート幅を求める場合、メッシュM1に隣接する8つのメッシュMのうち、基準となる振動子14ax(xは1〜nのうちのいずれか)における遅延時間の最大値tMAX、最小値tMINを探索し、その遅延時間tMAX、tMINに基づいてゲート幅を求める。図5では図4と同様に、基準となる振動子として、振動子14a1〜14anの中央に位置する振動子14amを選択している。そして、メッシュM1に隣接する8つのメッシュMのうち、振動子14amからの距離が最も遠いメッシュMMAXの遅延時間が遅延時間の最大値tMAXとなり、最も近いメッシュMMINの遅延時間が遅延時間の最小値tMINとなる。この遅延時間tMAX、tMINと、メッシュM1の振動子14amにおける遅延時間tM1とを用いて、以下に示す式(1)、(2)からゲート幅tα、tβを求める。
tα=(tM1−tMIN)/2 ・・・(1)
tβ=(tMAX−tM1)/2 ・・・(2)
なお、ゲート幅は以下の式(3)から求めてもよい。
tα=tβ=(tMAX−tMIN)/4 ・・・(3)
また、上記ステップS2及び本ステップで基準とする振動子14axは、振動子14amに限られず、1〜nの中から選択される。
ステップS4では、振動子14a1〜振動子14anで受信したメッシュM1からの反射波の各信号波形に上記ステップS3で求めたゲート幅tα、tβを設定して、ゲート幅tα、tβに含まれる信号波形をそれぞれ抽出する。図6(A)に振動子14a1の信号波形、図6(B)に振動子14a2の信号波形、図6(C)に振動子14amの信号波形、図6(D)に振動子14anの信号波形をそれぞれ示す。図6(A)では、振動子14a1が受信した信号波形において、上記ステップS2で求めた振動子14a1の遅延時間t1を基準にして、遅延時間t1より早い側にゲート幅tα、遅延時間t1より遅い側にゲート幅tβをそれぞれ設定し、ゲート幅tα、tβに含まれる信号波形を抽出する。図6(B)も図6(A)と同様に振動子14a2が受信した信号波形において、上記ステップS2で求めた振動子14a2の遅延時間t2を基準にして、ゲート幅tα、tβをそれぞれ設定し、ゲート幅tα、tβに含まれる信号波形を抽出する。図6(C)も図6(A)と同様に振動子14amが受信した信号波形において、上記ステップS2で求めた振動子14amの遅延時間tmを基準にして、ゲート幅tα、tβをそれぞれ設定し、ゲート幅tα、tβに含まれる信号波形を抽出する。図6(D)も図6(A)と同様に振動子14anが受信した信号波形において、上記ステップS2で求めた振動子14anの遅延時間tnを基準にして、ゲート幅tα、tβをそれぞれ設定し、ゲート幅tα、tβに含まれる信号波形を抽出する。
例えば各振動子14aを被検体1に配置する位置と、被検体1内を伝搬する超音波の音速とが予め判ってる場合には反射波の信号波形が現れる伝搬時間を求めることができるので、ゲート幅tα、tβを設けなくても信号波形を抽出することは可能となる。しかしながら、被検体1に対するアレイ探触子14の配置位置がずれてしまったり、被検体1内を伝搬する超音波の音速が若干変化してしまったりする場合には、求めた伝搬時間も本来現れる反射波の伝搬時間からずれてしまう。従って抽出する信号波形の部分も本来抽出すべき信号波形の部分からずれてしまうため好ましくない。しかしながら、ゲート幅tα、tβを設定して信号波形を抽出することによって、アレイ探触子14を配置する位置がずれてしまったり被検体1内を伝搬する超音波の音速がずれてしまったりする場合でも、後述するエコー強度を求めるために必要な信号波形を取得することができる。
また、各振動子14aが受信した信号波形に対してゲート幅を設定せずに信号波形を抽出する場合、信号が所々抜けてしまうため、後述するような探傷画像を生成すると離散的な画像になってしまい、きず2を過小評価してしまう可能性がある。しかし、各振動子14aが受信した信号波形に対してゲート幅tα、tβに含まれる信号波形を抽出することで、信号の抜けが低減されるので信号が滑らかに変化し、これらの信号に基づいて生成した探傷画像は滑らかに変化する画像となり、欠陥部2をより適切に評価することができる。
ステップS5では、上記ステップS4で抽出した信号波形を合成して、上記ステップS3で選択されたメッシュMのエコー強度(信号強度)Esを求める。詳しくは、図7(A)〜(D)及び図8を用いて説明する。図7(A)は振動子14a1の信号波形、(B)は(A)の信号波形と位相を合わせた振動子14a2の信号波形、(C)は(A)の信号波形と位相を合わせた振動子14amの信号波形、(D)は(A)の信号波形と位相を合わせた振動子14anの信号波形、図8は各振動子14a1〜14anの信号波形を合成した合成波形をそれぞれ示している。
図7(A)〜(D)に示すように、振動子14a2〜14anの各信号波形の位相を振動子14a1の信号波形の位相に合わせる。その後、振動子14a1〜14anの各信号波形を加算平均により合成し、図8に示すような合成波形を得る。この合成波形における信号強度の絶対値の最大値がメッシュM1におけるエコー強度Esとなる。
なお、上述したステップS3〜S5は、評価領域Rに含まれる全てのメッシュMについて行われる。
ステップS6では、評価領域Rにおける各メッシュMの信号強度Esに基づいて探傷画像を生成する。図9に探傷画像の一例を示すように、各メッシュMにおける信号強度Esが反映された探傷画像を生成する。図9に示す画像は、色が濃くなるほど信号強度が強いことを示している。このように、画像化することでもきず2の大きさや密集の度合い等をより詳細に探傷画像で評価することができる。
ステップS7では、各メッシュMで求められたエコー強度Esに基づいて欠陥部4を評価する。詳しくは、評価領域R内の各メッシュMにおけるエコー強度Esの平均値Es_aveを求め、その平均値Es_aveから欠陥部4の状態を評価する。欠陥部4に複数のきず2が密集している場合には、きず2が密集していない場合と比べてエコー強度Esの平均値Es_aveが増大するので、平均値Es_aveを求めることで欠陥部4におけるきず2の大きさや密集の度合い(程度)を評価することができる。ここで、エコー強度の平均値Es_aveは、評価領域Rに含まれる全てのメッシュMにおけるエコー強度Esの平均値としてもよいが、評価領域Rに含まれるメッシュMのうち、最大のエコー強度を有するメッシュを含む所定の領域に含まれるメッシュMのエコー強度の平均値とするのが好ましい。
なお、本ステップでは、エコー強度Esが所定の閾値を超えるメッシュの数、当該メッシュの数の割合、エコー強度Esが所定の閾値を超えるメッシュの面積、及び当該面積の割合の少なくともいずれかに基づいて欠陥部4の評価を行ってもよい。メッシュ数から評価する場合、評価領域Rにある各メッシュMのうち、予め定められた閾値を超えるエコー強度Esを有するメッシュMの数(以下、メッシュ数という)Nを求める。欠陥部4に複数のきず2が密集している場合には、きず2が密集していない場合と比べてメッシュ数Nが増加するので、メッシュ数Nを求めることで欠陥部4におけるきず2の大きさや密集の度合いを評価することができる。ここで、メッシュ数Nは、評価領域Rに含まれる全てのメッシュMから求めてもよいが、評価領域Rに含まれるメッシュMのうち、最大のエコー強度を有するメッシュMを含む所定の領域から求めるのが好ましい。なお、本ステップで使用される閾値は、予めメモリ等に設定されていてもよく、ユーザにより設定される値であってもよい。
また、評価領域Rに含まれる全てのメッシュMの数に対するメッシュ数Nの割合、またはメッシュMを含む所定の領域に含まれるメッシュの数に対するメッシュ数Nの割合を求め、きず2の大きさや密集の度合いを評価してもよい。さらに、閾値を超えたメッシュMの面積から、きず2の大きさや密集の度合いを評価してもよい。また、評価領域Rの面積に対する閾値を超えたメッシュMの面積の割合、またはメッシュMを含む所定の領域に含まれるメッシュMの面積に対する閾値を超えたメッシュMの面積の割合から、きず2の大きさや密集の度合いを評価してもよい。
また、最大エコー強度と判定する基準となる閾値Etを予めメモリ等に設定しておき、評価領域Rに含まれるメッシュMの中で、閾値Etを超えるエコー強度Esを有するメッシュMが複数存在する場合には、そのメッシュM毎に所定の領域を設定し、閾値Etを超えるエコー強度Esを有するメッシュMを含む所定の領域におけるきず2の大きさや密集の度合いを個々に評価するのが好ましい。
このように、本実施形態では、超音波探傷を行った探傷領域のうち、評価したい領域Rを格子状に分割し、メッシュM毎に各振動子14aが受信した信号波形を抽出して合成した信号波形の最大値をエコー強度Esとして求め、評価領域Rに内在するきず2を各エコー強度Esに基づいて評価する。これにより、評価領域Rの信号強度がより細かく求められるので、当該信号強度から評価領域Rに存在するきず2の大きさや密集の度合い等を容易に把握することができる。従って、欠陥部4が密集したきず2からなり、各きず2からの反射波が互いに干渉してしまう場合でも、欠陥部4でのきず2の大きさや密集の度合いをより正確に評価することができる。
以下、本発明について実施例を挙げて説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
本発明に係る超音波探傷装置10及び上述した超音波探傷方法を用いて、模擬欠陥部が設けられた被検体1a〜1cの模擬欠陥部の評価を行った。被検体1a〜1cは鋼材を使用した。
図10(A)には、模擬欠陥部4aとして1つの横穴2’が形成された被検体1a、図10(B)には、模擬欠陥部4bとして4つの横穴2’が形成された被検体1b、図10(C)には、模擬欠陥部4cとして9つの横穴2’が形成された被検体1cをそれぞれ示している。本実施例では、横穴2’の直径rが0.5mm、深さDが25mmであり、図10(B)、(C)のように隣り合う横穴2’の中心位置の間隔d1、d2はそれぞれ1mmである。
図11に探傷試験の概略図を示す。図11に示すように、被検体1cに配置された斜角シュー28にアレイ探触子14を設置して超音波探傷を行い、模擬欠陥部4cの評価を行った。なお、図11では例として模擬欠陥部4cが形成された被検体1cを示しているが、被検体1a、1bも被検体1cと同様の構成で探傷試験を行った。
<実施例1>
本発明に係る超音波探傷方法で模擬欠陥部4a〜4cの評価を行った。詳しくは、各メッシュMのサイズを0.5mm角とし、評価領域Rの中でエコー強度Esが最大となるメッシュMを中心に、3.5mm×3.5mmの範囲のエコー強度Esの平均値Es_aveを求めた。そして、被検体1aで求めたエコー強度の平均値Es_aveを基準値PAとした。また、被検体1a〜1cについてそれぞれ求めたエコー強度の平均値Es_aveをエコー強度Pとし、被検体1a〜1cのそれぞれについてエコー強度の相対値P/PAをそれぞれ求めた。また、比較例として、従来のフェーズドアレイ法を用いて被検体1a〜1cの探傷試験をそれぞれ行ってエコー高さを測定し、被検体1aのエコー高さを基準値PA、被検体1a〜1cのエコー高さをそれぞれエコー強度Pとして、被検体1a〜1cのそれぞれについてエコー強度の相対値P/PAを求めた。結果を図12に示す。
図12は、エコー強度の相対値P/PAときずの面積率との関係をグラフに表したものである。ここで、横軸にあるきずの面積率は、上述した3.5mm×3.5mmの範囲において横穴2’が占める面積の割合を示している。図12に示すように、従来のフェーズドアレイ法ではきずの面積率が大きくなってもエコー強度の相対値に顕著な差は見られない。一方、本発明に係る超音波探傷方法では、従来のフェーズドアレイ法と比べてきずの面積率が大きくなるにつれて相対値P/PAも大きくなっていることが判る。このように、本発明に係る超音波探傷方法を行うことで、従来のフェーズドアレイ法で測定したエコー高さと比べて、複数のきずが密集している場合でもエコー強度の平均値Es_aveに基づいてより正確にきずを評価できることが判る。
<実施例2>
本発明に係る超音波探傷方法で模擬欠陥部4a〜4cの評価を行った。詳しくは、各メッシュMのサイズを0.5mm角とし、評価領域Rの中で、予め定められた閾値を超えたメッシュMの数Nを求めた。そして、被検体1aで閾値を超えたメッシュ数NAを基準として、被検体1b、1cで求めたメッシュ数Nの相対値N/NAをそれぞれ求めた。結果を図13に示す。
図13には、本実施例で求めた相対値N/NAを、上記実施例1の図12に示した相対値P/PAときずの面積率との関係に重ねたグラフを示している。図13に示すように、本発明に係る超音波探傷方法では、きずの面積率が大きくなるにつれて、閾値を超えたメッシュ数Nに基づく相対値N/NAが、エコー強度の平均値Es_aveに基づく相対値P/PAよりも顕著に大きくなっていることが判る。このように、本発明の超音波探傷方法を行うことによって、複数のきずが密集している場合でも、きずをより正確に評価できることが判る。
以上で実施形態の説明を終えるが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、超音波探触子としてアレイ探触子14を使用しているが、複数の振動子14aを有する探触子であれば、アレイ探触子14に限られず使用可能である。
1 被検体
2 きず
2’ 横穴
4 欠陥部
10 超音波探傷装置
20 演算装置
22 信号処理部
24 画像生成部

Claims (5)

  1. 被検体に内在する少なくとも1つ以上のきずに対して、複数の振動子からなる超音波探触子から超音波を送信し、前記被検体からの反射波を前記超音波探触子で受信する工程と、
    前記被検体を超音波探傷した領域のうち、評価する領域となる評価領域を決定し、前記評価領域を格子状に分割する工程と、
    分割された格子のそれぞれについて、各振動子で受信した信号波形にゲート幅を設け、前記ゲート幅に含まれる信号波形をそれぞれ抽出し、抽出した各信号波形を、位相を合わせて合成し、合成した信号波形を対応する格子の信号強度とする工程と、
    前記評価領域にある各格子の信号強度に基づいて、前記評価領域に内在するきずの程度を評価する工程と、
    を有することを特徴とする超音波探傷方法。
  2. 前記分割する工程は、前記格子のそれぞれに対し、予め定められた振動子から送信された超音波が前記格子に到達するまでの伝搬時間と、前記格子で反射した反射波が前記各振動子に到達するまでの伝搬時間とに基づいて前記各振動子の遅延時間を求める工程をさらに有し、
    前記ゲート幅は、信号強度を求める格子に隣接する各格子のうち、前記予め定められた振動子からの距離が最も近い格子における遅延時間と、前記予め定められた振動子からの距離が最も遠い格子における遅延時間とに基づいて求められることを特徴とする請求項1に記載の超音波探傷方法。
  3. 前記評価する工程では、前記評価領域にある全ての格子のうち、最大の信号強度を有する格子を含む領域、または予め定められた大きさの信号強度を超える信号強度を有する格子毎に設けられた領域に含まれる各格子の信号強度の平均値に基づいて、前記きずの程度を評価することを特徴とする請求項1または2に記載の超音波探傷方法。
  4. 前記評価する工程では、前記評価領域にある全ての格子のうち最大の信号強度を有する格子を含む領域、または予め定められた大きさの信号強度を超える信号強度を有する格子毎に設けられた領域に含まれる格子の中で、予め定められた閾値を超える信号強度を有する格子の数に基づいて、前記きずの程度を評価することを特徴とする請求項1または2に記載の超音波探傷方法。
  5. 複数の振動子からなり、被検体に内在する少なくとも1つ以上のきずに対して超音波を送信すると共に前記被検体からの反射波を受信する超音波探触子と、
    前記被検体を超音波探傷した領域のうち、評価する領域となる評価領域を決定し、前記評価領域を格子状に分割する分割手段と、
    分割された格子のそれぞれについて、各振動子で受信した信号波形にゲート幅を設け、前記ゲート幅に含まれる信号波形をそれぞれ抽出し、抽出した各信号波形を、位相を合わせて合成し、合成した信号波形を対応する格子の信号強度とする信号処理手段と、
    前記評価領域にある各格子の信号強度に基づいて、前記評価領域に内在するきずの程度を評価する評価手段と、
    を備えることを特徴とする超音波探傷装置。
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