JP2014087304A - リールポケット - Google Patents

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Abstract

【課題】 リール紐を引き出したり収納したりすることができるリール本体を、突刺ピンのような取付具を使用することなく被服のポケット部に装着するリールポケットを提供する。
【解決手段】 リールポケット(20)は、被服(30)の表面側から収納物を出し入れする収納物出入り口(21C)を有するポケット部(21)と、 前記ポケット部(21)の収納物出入り口(21C)から前記リール本体(10)を収納した際に前記のリール紐(11)の紐先端(12)を前記ポケット部(21)から被服(30)の表面側の外へ引き出す紐先端引き出し孔(22)を備える。 ポケット部(21)は、収納物出入り口(21C)を備えて被服(30)の生地へポケット生地を重ね合わせて固定して形成してもよい。
【選択図】 図2

Description

本発明は、リール紐を引き出したり収納したりすることができるリール本体を収納するリールポケットに関する。
釣人は、魚釣りする際に、鋏、カッタ、フックシャープナーなどの魚釣り用の小道具を頻繁に使用する。したがって、魚釣り用の小道具を衣服のポケットやバッグに収納していたのでは不便である。そこで、魚釣り用の小道具を衣服に吊り下げて携帯するためのピンオンリールが使用されている。ピンオンリールは、普段、魚釣り用の小道具を邪魔にならないように衣服に吊り下げて携帯し、必要な時に前記小道具を素早く引き出して使用するものである。
ピンオンリールは、例えば特許文献1に示したように、引出糸が予めケーシングの内部に収容したスプールに巻き取られており、前記引出糸の先端には、小道具を取り付けるためのスナップ等の連結具が設けられている。また、前記ケーシングの外側には、衣服等へ取り付けるための突刺ピンを有する取付部が設けられている。
一方、上記のピンオンリールを取り付けるために、特許文献2に示したように、丈夫なピンオンリール装着片を縫付けた釣り用衣服が使用されている。しかも、前記ピンオンリール装着片は、ピンオンリールの引出糸を引き出しやすくなるように衣服本体に揺動自在に取り付けられている。
特開2007−222012号公報 特開2011−142853号公報
特許文献1に示したピンオンリールは、例えば突刺ピンによって衣服に取り付けるとしても、小道具を装着すると重くなるために、その取付け箇所で衣服の生地が傷んでくる。そのために、特許文献2に示したように、衣服にピンオンリール装着片を縫付けた釣り用衣服が使用される。ピンオンリールはピンオンリール装着片に取り付けられるので、衣服の傷みを防止できる。しかし、そのような特殊な釣り用衣服ではなく、普段に着る衣服にピンオンリール装着片を縫付けることは、手間と費用がかかり、容易なことではない。
また、一般の衣服に固定したピンオンリールは、たとえば携帯電話、キーホルダー、装飾品などを引出糸の先端に固定する。一般の衣服も同様に、重さのためにピンオンリールの取付け箇所で衣服の生地が傷んでくる。さらに、一般の衣服にピンオンリール装着片を縫付けることは、見栄えという点ではあまり好ましいものではなく、手間と費用がかかり、容易なことではない。
本発明が解決しようとする課題は、リール紐を引き出したり収納したりすることができるリール本体を、突刺ピンのような取付具を使用することなく被服のポケット部に装着するリールポケットを提供することにある。
(第一の発明)
本願における第一の発明は、 リール紐(11)を引き出したり収納したりすることができるリール本体(10)を収納するリールポケット(20)に係る。
すなわち、 被服(30)の表面側から収納物を出し入れする収納物出入り口(21C)を有するポケット部(21)と、 そのポケット部(21)の収納物出入り口(21C)から前記リール本体(10)を収納した際に前記リール紐(11)の紐先端(12)が前記ポケット部(21)の内部空間から被服(30)の表面側の外へ引き出せる紐先端引き出し孔(22)と、を備える。
(用語説明)
「リール本体」とは、巻き取り機構を備えることによって引き出したリール紐(11)を収納することができるとともに、引き出したリール紐(11)を引き出した状態にて維持するためのロック機構を備えている。
「紐先端」とは、リール紐(11)を固定することで便利に用いる道具(たとえば鋏)を固定する。 前記の道具を直接固定する場合の他、通常は、ワンタッチスナップにおけるオスメス部材のうちの一方を固定している。
「被服」とは、人体を覆う目的の着装物の総称である。衣服の他に、被り物やその他の着装物なども含まれる。
「ポケット部」とは、被服(30)に設けられるポケットであり、後述する実施形態にて示すように様々な形態をすべて含むものである。
(作用)
まず、被服(30)の表面側の収納物出入り口(21C)に対してリール本体(10)を挿入すると、リール本体(10)はポケット部(21)内に収納される。そして、紐先端引き出し孔(22)からリール紐(11)の紐先端(12)を被服(30)の表面側の外へ出す。 紐先端(12)を引っ張ると、リール本体(10)に収納されていたリール紐(11)を引き出すことができる。リール本体(10)は、ポケット部(21)内に収納されているので、邪魔にならない。
(第一の発明のバリエーション1)
第一の発明は、 前記ポケット部(21)は、前記収納物出入り口(21C)を備えて前記被服(30)の生地(31)へポケット生地(21A)を重ね合わせて固定して形成すると、より好ましい。
(作用)
ポケット生地(21A)を被服(30)の生地(31)の表面側へ固定したポケット部(21)の場合、前記紐先端引き出し孔(22)はポケット生地(21A)に形成され、被服(30)の表面側へ臨むこととなる。一方、ポケット生地(21A)を被服(30)の生地(31)の裏面側へ固定したポケット部(21)の場合、前記紐先端引き出し孔(22)を被服(30)の生地(31)に形成すると、被服(30)の表面側へ臨むこととなる。しかし、前記紐先端引き出し孔(22)をポケット生地(21A)と被服(30)の生地(31)との両方に設けても、リール紐(11)の紐先端(12)を被服(30)の表面側の外へ出すことができる。
(第一の発明のバリエーション2)
第一の発明は、以下のように形成してもよい。
すなわち、 前記被服(30)の生地(31)の裏面側へポケット生地(21A)を固定した前記ポケット部(21)は、前記紐先端引き出し孔(22)が、前記ポケット生地(21A)に形成した第一の紐先端引き出し孔(22B)と、その第一の紐先端引き出し孔(22B)から引き出した前記のリール紐(11)の紐先端(12)を前記被服(30)の生地(31)の表面側の外へ引き出す第二の紐先端引き出し孔(22C)と、を備えてもよい。
(作用)
前記ポケット部(21)へ収納したリール本体(10)におけるリール紐(11)の紐先端(12)は、第一の紐先端引き出し孔(22B)から第二の紐先端引き出し孔(22C)を通過させて、被服(30)の生地(31)の表面側の外へ引き出すことができる。
(第一の発明のバリエーション3)
第一の発明に係るリールポケット(20)は、 前記ポケット部(21)は、前記収納物出入り口(21C)を備えた袋体(21B)を前記被服(30)の生地(31)へ固定して形成してもよい。
(作用)
袋体(21B)を被服(30)の生地(31)の表面側へ固定したポケット部(21)の場合、前記紐先端引き出し孔(22)は袋体(21B)に形成され、被服(30)の表面側へ臨むこととなる。一方、袋体(21B)を被服(30)の生地(31)の裏面側へ固定したポケット部(21)の場合、前記紐先端引き出し孔(22)は袋体(21B)と被服(30)の生地(31)の両方に形成することによって、リール紐(11)の紐先端(12)を被服(30)の表面側の外へ出すことができる。
(第一の発明のバリエーション4)
第一の発明に係るリールポケット(20)は、以下のように形成してもよい。
すなわち、 前記被服(30)の生地(31)の裏面側へ袋体(21B)を固定した前記ポケット部(21)は、前記紐先端引き出し孔(22)が、前記袋体(21B)に形成した第一の紐先端引き出し孔(22B)と、その第一の紐先端引き出し孔(22B)から引き出した前記のリール紐(11)の紐先端(12)を前記被服(30)の生地(31)の表面側の外へ引き出す第二の紐先端引き出し孔(22C)と、を備えることとしてもよい。
(作用)
前記ポケット部(21)へ収納したリール本体(10)におけるリール紐(11)の紐先端(12)は、第一の紐先端引き出し孔(22B)から第二の紐先端引き出し孔(22C)を通過させて、被服(30)の生地(31)の表面側の外へ引き出すことができる。
(第一の発明のバリエーション5)
第一の発明に係るリールポケット(20)は、 前記の収納物出入り口(21C)から収納されたリール本体(10)におけるリール紐(11)の引き出し部付近をカバーするリール保護体(23)を備えることとしてもよい。
(用語説明)
「リール保護体」は、リール本体(10)がリール紐(11)を巻き取る際に、紐先端(12)へ固定した道具がリール本体(10)へ直接衝突することを防ぐ緩衝材の役割を果たす。
(作用)
紐先端(12)へ固定した道具を引っ張ってリール本体(10)からリール紐(11)を引き出し、前記道具にて作業する。その作業後にリール紐(11)が巻き戻されるとき、紐先端(12)の道具がリール本体(10)へ直接衝突しないようにリール保護体(23)が緩衝材となる。
(第一の発明バリエーション6)
第一の発明および第二の発明に係るリールポケット(20)は、 前記ポケット部(21)は、前記の収納物出入り口(21C)からリール本体(10)が飛び出さないように覆う蓋部材(24)を備えることとしてもよい。
(作用)
蓋部材(24)が存在するので、被服(30)が揺れるなどしても、リール本体(10)がリールポケット(20)の収納物出入り口(21C)から飛び出すことを防いでくれる。この場合、紐先端引き出し孔(22)は、前記蓋部材(24)に形成することもできる。
(第一の発明のバリエーション7)
第一の発明に係るリールポケット(20)は、前記の紐先端引き出し孔(22)の位置を変えられるように形成してもよい。
具体的には、たとえば、ポケット生地(21A)または袋体(21B)の側面に2つ以上のスライダーを有する線状のファスナーにて開閉可能に設ける。前記2つスライダー間に紐先端引き出し孔(22)に該当する開口が形成される。前記2つスライダーを移動させることによって前記開口、すなわち紐先端引き出し孔(22) の位置が変わる。
(作用)
被服(30)におけるリールポケット(20)の位置によって、リール本体(10)のリール紐(11)を引き出し易い方向がある。紐先端引き出し孔(22)の位置を変えられるように形成したので、最もリール紐(11)を引き出しやすい箇所を選ぶこととなる。
(第一の発明のバリエーション8)
第一の発明に係るリールポケット(20)は、前記の紐先端引き出し孔(22)を複数備えることとしてもよい。
たとえば、真下と左右のいずれか、あるいは、左右の両方、真上と真下、などである。
(作用)
被服(30)におけるリールポケット(20)の位置によって、リール本体(10)のリール紐(11)を引き出し易い方向がある。紐先端引き出し孔(22)を複数備えたので、そのうち最もリール紐(11)を引き出しやすい箇所を選ぶこととなる。
(第一の発明のバリエーション9)
第一の発明に係るリールポケット(20)は、前記の収納物出入り口(21C)から収納されたリール本体(10)が安定するように、リール本体(10)を押さえるための押さえ部材(25)を備えることとしてもよい。
(作用)
押さえ部材(25)を設けたので、たとえば被服(30)が上下に揺れるなどしても、リール本体(10)がリールポケット(20)の収納物出入り口(21C)から飛び出すことを防いでくれる。また、リール本体(10)が押さえ部材(25)によって下方へ押えられるので、リールポケット(20)の内部へ安定した状態で収納される。
(第一の発明のバリエーション10)
第一の発明に係るリールポケット(20)は、 前記の紐先端引き出し孔(22)から引き出された紐先端(12)に固定されたツール(40)を覆って安定させるためのツールカバー(50)を備えることとしてもよい。
(作用)
ツールカバー(50)を設けたので、たとえば被服(30)が揺れるなどしても、紐先端 (12)に固定されたツール(40)を覆って、ツール(40)が揺れないように押えて安定させる。
(第一の発明のバリエーション11)
第一の発明に係るリールポケット(20)は、 前記のリール本体(10)において、前記のポケット部(21) の内面に接する面には、前記の収納物出入り口(21C)から収納されたリール本体(10)が飛び出しにくくするための凹凸(13)を備えることとしてもよい。
(作用)
凹凸(13)を設けたので、収納物出入り口(21C)から収納されたリール本体(10)は、ポケット部(21) の内面にて凹凸(13)に沿って押えられることとなる。したがって、被服(30)が大きく揺れるなどしても、リール本体(10)がリールポケット(20)の収納物出入り口(21C)から飛び出すことを防いでくれる。
本願の第一の発明によれば、リール紐を引き出したり収納したりすることができるリール本体を、突刺ピンのような取付具を使用することなく被服のポケット部に装着するリールポケットを提供することができた。
第一の実施形態のリールポケットを被服である釣り用ベストに設けたことを示す斜視図である。 第一の実施形態のリールポケットを示す斜視図である。 (a)は、図2の右から視た断面図であり、(b)は、リール本体を挿入した状態を示す断面図である。 図2のリールポケットの構成を示す分解斜視図である。 (a)は、引き出したリール紐がリール本体へ戻される時の状態を示し、(b)は、リール紐の紐先端に固定した道具がリール保護体に衝突した状態を示す説明図である。 図2のリールポケットに対して蓋部材を設けた状態を示す斜視図である。 図6のリールポケットにおいて蓋部材を開けた状態を示す分解斜視図である。 (a),(b),(c)は、図7のリールポケットにおいてリール本体を3通りの方向で挿入したときの正面図である。 第二の実施形態のリールポケットを示す斜視図である。 (a)は、図9のリールポケットにおいてリール紐の紐先端がリール保護体のスリットを広げて引き出される時の状態を示し、(b)は、リール紐の紐先端がリール保護体に衝突した状態を示す説明図である。 図9のリールポケットにおいてツールカバーを備えた斜視図である。 図9のリールポケットにおいて別のツールカバーを備えた斜視図である。 図9のリールポケットにおいて別のツールカバーを備えた斜視図である。 第三の実施形態のリールポケットを示す斜視図である。 図14のリールポケットにおいてツールカバーを備えた斜視図である。 図14のリールポケットにおいて別のツールカバーを備えた斜視図である。 図14のリールポケットにおいて別のツールカバーを備えた斜視図である。 (a)は、第四の実施形態のリールポケットを示す斜視図であり、(b)は、リール本体をリールポケットに挿入した状態を示す斜視図であり、(c)は、リールポケットが揺れた時のリール本体の動作を示す斜視図である。 (a)は、第五の実施形態のリールポケットを示す斜視図で、(b)は、リール本体をリールポケットに挿入した状態を示す斜視図であり、(c)は、リールポケットが揺れた時のリール本体の動作を示す斜視図である。 第六の実施形態のリールポケットを示す斜視図である。 (a)は、図20の右から視た断面図であり、(b)は、リール本体を挿入した状態を示す断面図である。 第七の実施形態のリールポケットを示す斜視図である。 (a)は、図22の右から視た断面図であり、(b)は、リール本体を挿入した状態を示す断面図である。 第八の実施形態のリールポケットを示す斜視図である。 (a)は、図24の右から視た断面図であり、(b)は、リール本体を挿入した状態を示す断面図である。 (a)は、第九の実施形態のリールポケットを示す断面図であり、(b)は、(a)のリールポケットへリール本体を挿入した状態を示す断面図である。 (a)は、第十の実施形態のリールポケットを示す断面図であり、(b)は、(a)のリールポケットへリール本体を挿入した状態を示す断面図である。 (a)は、第十一の実施形態のリールポケットを示す断面図であり、(b)は、(a)のリールポケットへリール本体を挿入した状態を示す断面図である。 (a)は、リールポケットを設けた釣り用ベストを示す斜視図であり、(b)は、(a)のリールポケットを示す斜視図である。 (a)は、他のリールポケットを設けた釣り用ベストを示す斜視図であり、(b)および(c)は、釣り用ベストに設けた別のリールポケットの正面図である。 (a)は、リールポケットを設けた釣り用ベストを示す斜視図であり、(b)は、(a)のリールポケットを示す正面図および側面図であり、(c)は、(a)の他のリールポケットを示す正面図および側面図である。 (a)は、リールポケットを設けた背広を示す正面図であり、(b)は、(a)のリールポケットを設けた背広の裏面を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
本実施形態に係るリールポケット20は、図1および図2に示すように、例えば釣人が着用する釣り用ベスト32などの被服30のポケット部21へ設けるものである。さらに、たとえば釣人が魚釣りする際に、鋏、カッタ、フックシャープナーなどの魚釣り用のツール40(図5参照)を前記被服30に吊り下げて携帯するためのリール本体10を収納するものである。
前記被服30とは、人体を覆う目的の着装物の総称である。衣服の他に、被り物やその他の着装物なども含まれる。
リール本体10とは、リール紐11を引き出したり収納したりすることができるものである。すなわち、リール本体10の内部には、リール紐11を引き出したり収納したりする巻き取り機構を備えている。さらに、引き出したリール紐11を引き出した状態にて維持するためのロック機構も備えている。
上記の巻き取り機構としては、例えば従来技術の特許文献1で示されたピンオンリールのケーシング内部に収容されたスプールなどの従前の機構と同様のものでよい。その一例を示すと、リール紐11がスプールに巻き取られており、前記スプールはリール本体10の内部に支持軸にて回転可能に支持され、前記支持軸とスプールとの間に設けた巻きばねによって巻き戻される構造である。
前記リール紐11の紐先端12には作業用の道具を固定する。紐先端12とは、リール紐11を固定することで便利に用いるツール40などの道具を固定する。前記ツール40としては、たとえば魚釣り用の,鋏、カッタ、フックシャープナーなどがある。 本実施形態では、前記紐先端12としては、道具を直接固定する場合の他、通常は、図2に示すようにワンタッチスナップにおけるオスメス部材のうちの一方を固定している。
前記リールポケット20は、図2に示すように、被服30に備えた、収納物を出し入れする収納物出入り口21Cを有するポケット部21を使用するものである。
前記ポケット部21は、図2から図5に示すように、前記収納物出入り口21Cが被服30の表面側から収納物を出し入れする場合と、図20および図21に示すように、前記収納物出入り口21Cが被服30の裏面側から収納物を出し入れする場合がある。
まず、図2から図5に示すリールポケット20について説明する。
ポケット部21は、被服30の表面側から収納物を出し入れする収納物出入り口21Cを備えて被服30の生地31へポケット生地21Aを重ね合わせて、たとえば縫製によって固定して形成されている。
前記リールポケット20は、収納物出入り口21Cから入れたリール本体10を収納した際に、リール紐11の紐先端12を前記ポケット部21から被服30の表面側の外へ引き出す紐先端引き出し孔22を備えている。
この場合は、前記紐先端引き出し孔22は、ポケット生地21Aに形成されることで、被服30の表面側へ臨むこととなる。
前記リールポケット20は、その内部にリール保護体23を備えることができる。前記リール保護体23は、収納物出入り口21Cから収納されたリール本体10におけるリール紐11の引き出し部付近をカバーするものである。また、前記リール保護体23は、リール本体10がリール紐11を巻き取る際に、紐先端12へ固定したツール40がリール本体10へ直接衝突することを防ぐ緩衝材の役割を果たす。
前記リール保護体23の一例としては、たとえば図4に示すようにゴム製の帯状体からなり、ポケット生地21Aの両側面と底面に沿う上向きコ字形状に形成されている。さらに、前記帯状体の幅の中央に、当該帯状体の長手方向に延びるスリット23Aが設けられる。前記スリット23Aはリール紐11を通すための自在孔である。
なお、スリット23Aはその長手方向に適宜間隔を介して連結部にて連結されている。前記帯状体はゴム製で弾力性があるのでスリット23Aを広げて紐先端12を通過させることによって、スリット23Aにリール紐11を通すことができる。その後、広げる力を解放すると帯状体のスリット23Aが元の状態に戻る。また、前記リール保護体23は、前記帯状体の側縁に沿ってフランジ23Bが形成されている。
前記リール保護体23は、収納物出入り口21Cからポケット部21の内部へ挿入する。
上記のリールポケット20における作用について説明する。
まず、リール本体10を被服30の表面側の収納物出入り口21Cから挿入すると、図3(b)および図5に示すようにポケット部21の内部で、被服30の生地31とポケット生地21Aとに挟まれるように収納される。それから、リール保護体23のスリット(自在孔)23Aを広げてリール紐11の紐先端12を通過させ、紐先端引き出し孔22から被服30の表面側の外へ出す。その紐先端12へ、鋏、カッタ、フックシャープナーなどの魚釣り用のツール40を固定する。
前記紐先端12へ固定したツール40を引っ張ると、リール本体10に収納されていたリール紐11を引き出すことができる。鋏などのツール40を操作して作業するとき、リール本体10がポケット部21の内部に収納されているので邪魔にならない。また、リール本体10内にロック機構を備えていると、リール紐11がちょうど良い長さで作業が容易になる。その作業が終わったら前記ロック機構を解除し、リール紐11が再びリール本体10に巻き戻される。リール紐11が巻き戻される際に、リール保護体23が緩衝材となって前記ツール40がリール本体10へ直接衝突することを防ぐこととなる。
次に、第一の実施形態のバリエーションに係るリールポケットについて説明する。主に前述したリールポケット20に対して異なる点を説明し、同様の部分の説明は適宜省略する。
図6および図7に示すように、前述したリールポケット20に対して、収納物出入り口21Cからリール本体10が飛び出さないように覆う蓋部材24を備えことができる。
蓋部材24は、ポケット生地21Aの上方にて前記収納物出入り口21Cを覆うようにして、蓋部材24の一側縁側を被服30の生地31の表面に固定する。
さらに、蓋部材24の他側縁側をポケット生地21Aに開閉可能に固定するために、面ファスナーなどの蓋固定部材24Aを設ける。すなわち、前記蓋固定部材24Aは、互いに、くっつけたり剥がしたりできる,対をなす固定部材片24Aaと固定部材片24Abとからなる。前記固定部材片24Aaは蓋部材24に取り付け、前記固定部材片24Abはポケット生地21Aに取り付ける。
蓋部材24を設けたので、たとえば被服30である衣服が揺れるなどしても、リール本体10がリールポケット20の収納物出入り口21Cから飛び出すことを防いでくれる。 なお、前記蓋固定部材24Aは、一般に使用されるボタンなどの留め具でも良く、特に限定されない。
実施形態のバリエーションとしては、前述したリールポケット20に対して、前記紐先端引き出し孔22を複数箇所に設けることができる。たとえば、真下と左右のいずれか、あるいは、左右の両方、真上と真下、などである。
具体的には、たとえば図2、図4、図6および図7に示すようにリールポケット20の下部に位置する孔だけでなく、図において左右の横に位置する横孔22A,22Aを設けることができる。なお、横孔22Aは紐先端引き出し孔22と同じであるが、図では分かりやすく符号を変えている。
図8(a)では、紐先端引き出し孔22がリールポケット20の下部に位置している。図8(b)では横孔22Aがリールポケット20の右横に、図8(c)では横孔22Aがリールポケット20の左横に位置している。リール本体10を収納物出入り口21Cから挿入する際、リール本体10から引き出されるリール紐11の紐先端12を、目的の紐先端引き出し孔22、横孔22A,22Aの位置に合わせるようにする。
被服30におけるリールポケット20の位置によって、リール本体10のリール紐11を引き出し易い方向がある。紐先端引き出し孔22(横孔22A,22Aを含む)を複数箇所に設けたので、紐先端引き出し孔22,横孔22A,22Aのうちで最もリール紐11を引き出し易い箇所を選ぶことができる。
第二の実施形態としては、前述したリールポケット20に対して、前記紐先端引き出し孔22の位置を変えられるように形成してもよい。
具体的には、図9および図10に示すように、ポケット生地21Aの両側面と底面を、線状のファスナー27にて開閉可能に設け、2つ以上のスライダー27A,27Aによって開口27Cを変えられるように構成することができる。ファスナー27は、基本的には左右対のテープ状の基材に並べたエレメント27Bをスライダー27Aによって噛み合わせたり離したりして開閉するものである。
本実施形態では少なくとも2つのスライダー27A,27Aを備えることによって、2つのスライダー27A,27Aの間に、前記紐先端引き出し孔22に該当する開口27Cを形成する。前記2つのスライダー27A,27Aを移動して前記開口27Cの位置を自在に変えることができる。
図10(a)は、リール保護体23のスリット(自在孔)23Aを広げてリール紐11の紐先端12を通過させ、2つのスライダー27A,27Aの間の開口27Cから外に引き出した状態を示している。図10(b)は、リール紐11が再びリール本体10に巻き戻され、前記紐先端12がリール保護体23に付き当った状態を示している。
したがって、紐先端引き出し孔22に該当する開口27Cは、被服30におけるリールポケット20の位置によって、リール本体10のリール紐11を引き出し易い方向の箇所へ変えることができる。
実施形態のバリエーションとしては、前述したリールポケット20に対して、図11〜図13に示すように構成することができる。前記紐先端引き出し孔22あるいは前記開口27Cから引き出された紐先端12へ固定したツール40を覆って安定させるためのツールカバー50を備えることができる。なお、他は図9と同様である。
図11では、ツールカバー50が、2つのツールカバーテープ51,51を上下に並列している。各ツールカバーテープ51,51は、ツール40としての小型ハサミ41を挿入できる間隔51A,51Aを形成するように横方向の両端側を被服30の生地31に固定している。
図12では、ツールカバー50は、ツールポケット生地52を被服30の生地31へ重ね合わせて、ツール40としての小型ハサミ41を挿入する開口52Aを備えたポケット形状となるように固定している。
図13では、ツールカバー50は、ツールカバーシート53を被服30の生地31へ重ね合わせて、ツール40としての小型ハサミ41を挿入する開口53Aを備えたポケット形状となるように面ファスナーなどのツールカバー固定部材54にて開閉可能に固定している。
すなわち、前記ツールカバー固定部材54は、ワンタッチファスナーのように、互いにくっつけたり剥がしたりでき、対をなす固定部材片54Aと固定部材片54Bとからなる。前記固定部材片54Aはツールカバーシート53に取り付け、前記固定部材片54Bは被服30の生地31に取り付ける。
上記のようにツールカバー50を設けたので、たとえば被服30である衣服が揺れるなどしても、紐先端12へ固定したツール40を覆って、ツール40である例えば小型ハサミ41が揺れないように押えて安定させる。
第三の実施形態としては、前述したリールポケット20に対して、線状のファスナー27によって、前記収納物出入り口21Cを開閉可能にするとともに、前記紐先端引き出し孔22の位置も変えられるように形成してもよい。
具体的には、図14に示すように、ポケット生地21Aを被服30の生地31へ重ね合わせて上下左右の側縁側を固定して袋状に形成する。さらに、前記ポケット生地21Aの両側面と上面と底面とのほぼ全周あるいは全周を、線状のファスナー27にて開閉可能に設け、2つ以上のスライダー27A,27Aによって開口27Cを変えられるように構成することができる。ファスナー27の構成は、図9のリールポケット20について説明した通りである。
2つのスライダー27A,27Aの間に開口27Cを形成する。前記2つのスライダー27A,27Aを移動して前記開口27Cの位置を自在に変えることができる。したがって、2つのスライダー27A,27Aをポケット生地21Aの上面に移動して上部に開口27Cを形成することによって、前記上部に開口27Cは前記収納物出入り口21Cに該当する開口27Cとなる。その上部の開口27Cからリール本体10を出し入れすることができる。
リールポケット20の内部に、前述したリール保護体23とほぼ同様のリール保護体(図示省略)を備えることができる。異なる点は帯状体が全周にわたって形成され、スリット(自在孔)23Aも帯状体の全周にわたって形成されている。なお、スリット23Aはその長手方向に適宜間隔を介して連結部にて連結されている。 前記リール本体10およびリール保護体は、大きく開いた上記の開口27Cからポケット部21の内部へ挿入する。
2つのスライダー27A,27Aをポケット生地21Aの側面あるいは底面へ移動すると、上部の開口27Cが閉じられる。さらに、2つのスライダー27A,27Aをリール本体10のリール紐11を引き出し易い位置へ移動し、紐先端引き出し孔22に該当する開口27Cを形成することができる。その開口27Cからリール紐11の紐先端12を通過させ外に引き出す。
実施形態のバリエーションとしては、前述したリールポケット20に対して、図15〜図17に示すように、前記開口27Cから引き出された紐先端12へ固定したツール40を覆って安定させるためのツールカバー50を備えることができる。なお、他は図14と同様である。また、上記のツールカバー50については、前述した図11〜図13におけるツールカバー50と同様であるので、詳しい説明は省略する。
図15のツールカバー50は、図11におけるツールカバー50と同様である。
図16のツールカバー50は、図12におけるツールカバー50と同様である。
図17のツールカバー50は、図13におけるツールカバー50と同様である。
第四の実施形態のバリエーションとしては、前述したリールポケット20に対して、前記収納物出入り口21Cから収納されたリール本体10が安定するように、リール本体10を押さえる押さえ部材25を備えることができる。他は図2とほぼ同様である。
具体的には、たとえば図18に示すようにリールポケット20は、被服30の生地31と、前記リール本体10を出し入れする収納物出入り口21Cを備えて前記被服30の生地31へ重ね合わせて固定されるポケット生地21Aと、を備える。 さらに、収納物出入り口21Cから入れたリール本体10を収納した際に、リール紐11の紐先端12をリールポケット20から外へ引き出すための紐先端引き出し孔22を備えている。
前記押さえ部材25は、収納物出入り口21Cの幅のほぼ中央に位置して、当該収納物出入り口21Cの長手方向に向けて延びたゴム製の棒状体である。押さえ部材25は、張力を有するように前記棒状体の両端がポケット生地21Aの側面に固定されている。
リール本体10を収納物出入り口21Cから挿入するには、押さえ部材25を伸ばして図18(a)から図18(b)の状態となるように内部へ挿入する。リール本体10は被服30の生地31とポケット生地21Aとに挟まれ、上部は押さえ部材25にて押えられるので安定する。リール本体10におけるリール紐11の紐先端12を紐先端引き出し孔22から外に引き出す。
したがって、押さえ部材25を設けたので、図18(c)に示すように、たとえば被服30が上下に揺れるなどしても、リール本体10がリールポケット20の収納物出入り口21Cから飛び出すことを防いでくれる。また、リール本体10が押さえ部材25によって下方へ押えられるので、リールポケット20の内部へ安定した状態で収納される。
第五の実施形態としては、前述したリールポケット20に対して、図19(a)に示すように構成することができる。前記リール本体10は、被服30の生地31の内側面またはポケット生地21Aの内側面に接する面に、収納物出入り口21Cから収納されたリール本体10が飛び出しにくくするための凹凸13を備えることができる。
リール本体10を収納物出入り口21Cから挿入すると、リール本体10は被服30の生地31とポケット生地21Aとに挟まれる。このとき、図19(b)に示すように、被服30の生地31の内側面またはポケット生地21Aの内側面が、前記凹凸13に沿ってリール本体10を押えることになる。
したがって、凹凸13を設けたので、図19(c)に示すように、たとえば被服30が大きく揺れるなどしても、リール本体10がリールポケット20の収納物出入り口21Cから飛び出すことを防いでくれる。
以上のように記載した各実施形態のリールポケット20は、前述したようにいろいろな被服30におけるポケット部21を使用することができるので、被服30およびポケット部21は特に限定されない。
その一例として、第六の実施形態に係るリールポケットについて、図20および図21に示すリールポケット20について説明する。主として図2から図5に示したリールポケット20に対して異なる点を説明し、同様の部分は説明を省略する。
リールポケット20は、ポケット部21が、被服30の裏面側から収納物を出し入れする収納物出入り口21Cを備えて被服30の生地31へポケット生地21Aを重ね合わせて、たとえば縫製によって固定して形成されている。
前記リールポケット20は、収納物出入り口21Cから入れたリール本体10を収納した際に、リール紐11の紐先端12を前記ポケット部21から被服30の表面側の外へ引き出す紐先端引き出し孔22を備えている。 この場合は、前記紐先端引き出し孔22は、被服30の生地31に形成されることで、被服30の表面側へ臨むこととなる。
前記リールポケット20は、収納物出入り口21Cから収納されたリール本体10におけるリール紐11の引き出し部付近をカバーするために、図4で説明したものと同様のリール保護体23を、ポケット部21の内部に備えることができる。図20ではリール保護体23を図示省略している。
上記のリールポケット20における作用について説明する。
まず、リール本体10を被服30の裏面側の収納物出入り口21Cから挿入すると、ポケット部21の内部で、被服30の生地31とポケット生地21Aとに挟まれるように収納される。それから、図21(b)に示すように、リール紐11の紐先端12を紐先端引き出し孔22から被服30の表面側の外へ出す。その紐先端12へ、鋏、カッタ、フックシャープナーなどの魚釣り用のツール40を固定する。
前記紐先端12へ固定したツール40を引っ張ると、リール本体10に収納されていたリール紐11を引き出すことができる。鋏などのツール40を操作して作業するとき、リール本体10がポケット部21の内部に収納されているので邪魔にならない。
実施形態のバリエーションとしては、前述したリールポケット20に対して、図20の二点鎖線で示すように、前記紐先端引き出し孔22(横孔22A,22Aを含む)を複数箇所に設けることができる。たとえば、真下と左右のいずれか、あるいは、左右の両方、真上と真下、などである。その作用については、図2のリールポケット20にて説明した通りである。
第七の実施形態としては、前述したリールポケット20に対して、図22および図23に示すように構成することができる。前記紐先端引き出し孔22は、ポケット生地21Aに形成した第一の紐先端引き出し孔22Bと、その第一の紐先端引き出し孔22Bから引き出した前記のリール紐11の紐先端12を前記被服30の生地31の表面側の外へ引き出す第二の紐先端引き出し孔22Cと、で構成する。
なお、前記第一の紐先端引き出し孔22Bおよび前記第二の紐先端引き出し孔22Cは、前述した図2〜図8にて説明したように、複数箇所に設けることができる。たとえば、真下と左右のいずれか、あるいは、左右の両方、真上と真下、などである。
図23(b)に示すように、リール本体10を被服30の裏面側の収納物出入り口21Cから挿入する。リール紐11の紐先端12を第一の紐先端引き出し孔22Bから被服30の裏面側へ出し、次いで第二の紐先端引き出し孔22Cから被服30の表面側の外へ出す。その紐先端12へ、鋏、カッタ、フックシャープナーなどの魚釣り用のツール40を固定する。前記紐先端12へ固定したツール40を引っ張ると、リール本体10に収納されていたリール紐11を被服30の表面側へ引き出すことができる。
第八の実施形態としては、前述したリールポケット20に対して、図24および図25に示すように構成することができる。ポケット部21は、被服30の表面側から収納物を出し入れする収納物出入り口21Cを備えて被服30の生地31の裏面側へポケット生地21Aを重ね合わせて、たとえば縫製によって固定して形成されている。被服30の生地31に形成した開口が前記収納物出入り口21Cであり、被服30の表面側から収納物を出し入れすることができる。
さらに、前記リールポケット20は、収納物出入り口21Cから入れたリール本体10を収納した際に、リール紐11の紐先端12を前記ポケット部21から被服30の表面側の外へ引き出す紐先端引き出し孔22を備えている。この紐先端引き出し孔22は、被服30の生地31に形成されることで、被服30の表面側へ臨んでいる。
また、実施形態のバリエーションとしては、上記の図24および図25に示すリールポケット20に対して、図22および図23の場合と同様に構成することができる。紐先端引き出し孔22は、ポケット生地21Aに形成した第一の紐先端引き出し孔22Bと、その第一の紐先端引き出し孔22Bから引き出したリール紐11の紐先端12を被服30の生地31の表面側の外へ引き出す第二の紐先端引き出し孔22Cと、で構成する。また、前記第一の紐先端引き出し孔22Bおよび前記第二の紐先端引き出し孔22Cについても同様に、複数箇所に形成することができる。
また、実施形態のバリエーションとしては、上記の図22および図23に示すリールポケット20に対しても、さらには図24および図25に示すリールポケット20に対して、前記第一の紐先端引き出し孔22Bの位置を変えられるように形成してもよい。
具体的には、図9に示すリールポケット20と同様に、ポケット生地21Aの両側面と底面を、線状のファスナー27にて開閉可能に設け、2つ以上のスライダー27A,27Aによって開口27Cを変えられるように構成することができる。
あるいは、図14に示すリールポケット20と同様に、ポケット生地21Aを被服30の生地31へ重ね合わせて上下左右の側縁側を固定して袋状に形成する。さらに、前記ポケット生地21Aの両側面と上面と底面とのほぼ全周あるいは全周を、線状のファスナー27にて開閉可能に設け、2つ以上のスライダー27A,27Aによって開口27Cを変えられるように構成することができる。
第九の実施形態としては、前述したリールポケット20に対して、図26〜図27に示すように、ポケット部21は、収納物出入り口21Cを備えた袋体21Bを被服30の生地31へ、たとえば縫製によって固定して形成することができる。
図26のリールポケット20は、袋体21Bを被服30の生地31の表面側へ固定したポケット部21である。前記袋体21Bは、少なくとも上部の収納物出入り口21Cの付近を被服30の生地31へ固定している。前記収納物出入り口21Cは、被服30の表面側で収納物を出し入れするものである。この場合、紐先端引き出し孔22は袋体21Bに形成され、被服30の表面側へ臨むこととなる。
第十の実施形態について説明する。
図27のリールポケット20は、袋体21Bを被服30の生地31の裏面側へ固定したポケット部21である。前記袋体21Bは、少なくとも上部の収納物出入り口21Cの付近を被服30の生地31へ固定している。前記収納物出入り口21Cは、被服30の裏面側で収納物を出し入れするものである。
この場合、紐先端引き出し孔22は、図22および図23の場合と同様に、前記袋体21Bに形成した第一の紐先端引き出し孔22Bと、その第一の紐先端引き出し孔22Bから引き出したリール紐11の紐先端12を被服30の生地31の表面側の外へ引き出す第二の紐先端引き出し孔22Cと、で構成する。また、前記第一の紐先端引き出し孔22Bおよび前記第二の紐先端引き出し孔22Cについても同様に、複数箇所に形成することができる。
第十一の実施形態に係る図28のリールポケット20は、袋体21Bを被服30の生地31の裏面側へ固定したポケット部21である。前記袋体21Bは、少なくとも上部の収納物出入り口21Cの付近を被服30の生地31へ固定している。この場合の収納物出入り口21Cは、被服30の表面側で収納物を出し入れするものである。つまり、前記収納物出入り口21Cは、被服30の生地31に形成した開口に連通している。
この場合、紐先端引き出し孔22は、図22および図23の場合と同様に、前記袋体21Bに形成した第一の紐先端引き出し孔22Bと、その第一の紐先端引き出し孔22Bから引き出したリール紐11の紐先端12を被服30の生地31の表面側の外へ引き出す第二の紐先端引き出し孔22Cと、で構成する。また、前記第一の紐先端引き出し孔22Bおよび前記第二の紐先端引き出し孔22Cについても同様に、複数箇所に形成することができる。
なお、上述した図20〜図28のリールポケット20は、いずれも前述した図2〜図19のリールポケット20における種々の実施形態を同様に適用することができる。それらについての詳しい説明は省略するが、以下にいくつかの適用例を示す。
図29(a)では、被服30は釣人が着用する釣り用ベスト32で、そのフロント側の裏面に、リールポケット20を形成している。詳しく説明すると、このリールポケット20は、前述した図22および図23のリールポケット20と同様である。
図29(b)に示すように、前記リールポケット20における第一の紐先端引き出し孔22Bに近い場所に、釣り用ベスト32のフロント側の表裏面に貫通する第二の紐先端引き出し孔22Cを形成している。さらに、前記第二の紐先端引き出し孔22Cの下方位置に、図11〜図13に示すようなツールカバー50を釣り用ベスト32のフロント側の表面に形成している。図29(b)は図13に示すツールカバー50と同様である。
前記リールポケット20に収納したリール本体10から引き出したリール紐11の紐先端12を、前記第二の紐先端引き出し孔22Cへ通過させて釣り用ベスト32のフロント側の表面に出す。前記紐先端12へツール40としての小型ハサミ41を固定している。
上記のようにツールカバー50を設けたので、たとえば釣り用ベスト32が揺れるなどしても、紐先端12へ固定したツール40を覆って、ツール40である例えば小型ハサミ41が揺れないように押えて安定させる。
図30(a)では、被服30は釣人が着用する釣り用ベスト32で、そのフロント側に幾つもの小物入れ用のポケット部を備えている。そのうちの一つのポケット部21を用いてリールポケット20を形成している。そのリールポケット20は、前述した図9のリールポケット20と同様である。
図30(b)および図30(c)のリールポケット20は、前述した図24および図25のリールポケット20と同様である。釣り用ベスト32におけるフロント側の生地31の裏面側へポケット部21を形成している。前記ポケット部21の収納物出入り口21Cは釣り用ベスト32の生地31に形成した開口であり、その収納物出入り口21Cを覆う蓋部材24を備える。蓋固定部材24Aは、一般に使用されるボタンなどの留め具である。前記収納物出入り口21Cは、被服30の表面側から収納物を出し入れすることができる。
さらに、収納物出入り口21Cから入れたリール本体10を収納した際に、リール紐11の紐先端12を前記ポケット部21から被服30の表面側の外へ引き出す紐先端引き出し孔22を備えている。この紐先端引き出し孔22は、被服30の生地31に形成されることで、被服30の表面側へ臨んでいる。
図31(a)では、被服30は釣人が着用する釣り用ベスト32で、そのフロント側に幾つもの小物入れ用ポケットを備えている。そのうちの一つのポケット部21を用いてリールポケット20を形成している。詳しく説明すると、前記ポケット部21は、釣り用ベスト32における襟の後ろの生地31の内側(裏面側)に形成している。
図31(b)および図31(c)に示すリールポケット20は、前記ポケット部21が、被服30の裏面側から収納物を出し入れする収納物出入り口21Cを備えて被服30の生地31へポケット生地21Aを重ね合わせて、たとえば縫製によって固定して形成されている。 さらに、収納物出入り口21Cから入れたリール本体10を収納した際に、リール紐11の紐先端12を前記ポケット部21から被服30の外へ引き出す紐先端引き出し孔22を形成している。
図31(b)では、前記収納物出入り口21Cを覆う前記蓋部材24のほぼ中央に紐先端引き出し孔22を設けている。図31(c)では、収納物出入り口21Cを開閉可能とするために面ファスナーなどの蓋固定部材24Bを設けている。前記蓋固定部材24Bは、図7で示したように互いにくっつけたり剥がしたりできる,一対の固定部材片からなる。前記蓋固定部材24Bにて閉塞した時に形成される隙間が紐先端引き出し孔22となる。
前記リールポケット20に収納したリール本体10から引き出したリール紐11の紐先端12へ帽子42を固定している。 釣り場では突風が吹く場合があるので、帽子42が飛ばされることがある。しかし、リール紐11の紐先端12へ帽子42を固定しているので、飛ばされても大丈夫である。
以上のように記載した各実施形態のリールポケット20は、主として釣人が魚釣り時に使用する釣り用ベスト32を被服30として説明したが、特に限定されないので、他の種類の被服30についてもいくらか説明する。
図32(a)および図32(b)では、背広33におけるフロント側の生地31の裏面側にポケット部21を形成している。前記ポケット部21を用いてリールポケット20を形成している。詳しく説明すると、このリールポケット20は、前述した図22および図23のリールポケット20と同様である。
図32(b)に示すように、前記リールポケット20における第一の紐先端引き出し孔22Bに近い場所に、背広33のフロント側の生地31に表面側へ貫通する第二の紐先端引き出し孔22Cを形成している。
一方、背広33におけるフロント側の生地31の表面側には胸ポケット33Aを形成しており、前記第二の紐先端引き出し孔22Cは胸ポケット33Aの内部に連通する。
前記リールポケット20に収納したリール本体10から引き出したリール紐11の紐先端12は、前記第一の紐先端引き出し孔22Bから前記第二の紐先端引き出し孔22Cへ通過させて背広33のフロント側の胸ポケット33Aの内部から外に出す。そして、紐先端12へ道具としてのたとえば携帯電話43を固定する。その携帯電話43は前記胸ポケット33Aへ収納しておく。
携帯電話43を使用する時は、胸ポケット33Aから携帯電話43を取り出し、リール紐11を引き出す。携帯電話43を胸ポケット33Aへ戻す場合、リール紐11がリール本体10へ巻き戻されることになる。したがって、リール紐11は必要な時に延びるが、不要な時は戻されるので、邪魔にならない。しかも、姿勢を変えたために携帯電話43が胸ポケット33Aから出てきても、リール紐11の先端に固定されているので、落下することを防止できる。
本発明は、本発明は、釣具、釣用備品の製造業、釣具、釣用備品のレンタル業などのレジャー産業、服飾産業において利用可能性を有する。
10;リール本体 11;リール紐
12;紐先端 13;凹凸
20;リールポケット
21;ポケット基材 21A;基材固定部材
22;カバー部材 22A;紐先端引き出し孔
22B;横孔 22C;リール出入口
22D;仕切り部材 22E;蓋用固定部材
23;リール保護体 23A;スリット(自在孔)
23B;フランジ
24;ポケット蓋部材 24A;蓋固定部材
24Aa;固定部材片 24Ab;固定部材片
24B;ヒンジ 24C;紐先端引き出し孔
25;押さえ部材 26;カバー部材
27;ファスナー 27A;スライダー
27B;エレメント 27C;開口
28;掛け具
30;被固定体(服、鞄、クーラーボックス)
31;ゴム製の前掛け 32;作業衣服
33;ヘルメット 34;ウェーダー(釣り用長靴)
35;釣り用ベスト 35A;ポケット用開口
35B;貫通孔部 36;クーラーボックス
37;背広 37A;胸ポケット
37B;貫通孔部
38;ベルト
40;ツール(ハサミ、工具) 41;小型ハサミ
42;釣用ランディングネット 43;帽子
44;魚釣り用曳舟 45;携帯電話
46;腰袋
50;ツールカバー
51;ツールカバーテープ 51A;間隔
52;ツールカバー部材 52A;開口
53;ツールカバーシート 53A;開口
54;ツールカバー固定部材 54A;固定部材片
54B;固定部材片

Claims (12)

  1. リール紐を引き出したり収納したりすることができるリール本体を収納するリールポケットであって、
    被服の表面側から収納物を出し入れする収納物出入り口を有するポケット部と、
    そのポケット部の収納物出入り口から前記リール本体を収納した際に前記リール紐の紐先端が前記ポケット部の内部空間から被服の表面側の外へ引き出せる紐先端引き出し孔と、
    を備えたリールポケット。
  2. 前記ポケット部は、前記収納物出入り口を備えて前記被服の生地へポケット生地を重ね合わせて固定して形成した請求項1記載のリールポケット。
  3. 前記被服の生地の裏面側へポケット生地を固定した前記ポケット部は、 前記紐先端引き出し孔が、前記ポケット生地に形成した第一の紐先端引き出し孔と、その第一の紐先端引き出し孔から引き出した前記のリール紐の紐先端を前記被服の生地の表面側の外へ引き出す第二の紐先端引き出し孔と、を備えて形成した請求項2に記載のリールポケット。
  4. 前記ポケット部は、前記収納物出入り口を備えた袋体を前記被服の生地へ固定して形成した請求項1に記載のリールポケット。
  5. 前記被服の生地の裏面側へ袋体を固定した前記ポケット部は、前記紐先端引き出し孔が、前記袋体に形成した第一の紐先端引き出し孔と、その第一の紐先端引き出し孔から引き出した前記のリール紐の紐先端を前記被服の生地の表面側の外へ引き出す第二の紐先端引き出し孔と、を備えた請求項4に記載のリールポケット。
  6. 前記の収納物出入り口から収納されたリール本体におけるリール紐の引き出し部付近をカバーするリール保護体を備えた請求項1から請求項5のいずれかに記載のリールポケット。
  7. 前記ポケット部は、前記の収納物出入り口からリール本体が飛び出さないように覆う蓋部材を備えた請求項1から請求項6のいずれかに記載のリールポケット。
  8. 前記の紐先端引き出し孔の位置を変えられるように形成した請求項1から請求項7のいずれかに記載のリールポケット。
  9. 前記の紐先端引き出し孔を複数備えた請求項1から請求項8のいずれかに記載のリールポケット。
  10. 前記の収納物出入り口から収納されたリール本体が安定するように、リール本体を押さえる押さえ部材を備えた請求項1から請求項9のいずれかに記載のリールポケット。
  11. 前記の紐先端引き出し孔から引き出された紐先端に固定されたツールを覆って安定させるためのツールカバーを備えた請求項1から請求項10のいずれかに記載のリールポケット。
  12. 前記のリール本体において、前記のポケット部の内面に接する面には、前記の収納物出入り口から収納されたリール本体が飛び出しにくくするための凹凸を備えた請求項1から請求項11のいずれかに記載のリールポケット。
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