JP2014083558A - シリンダヘッド鋳造用中子構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸気ポート及び排気ポートのレイアウトの自由度を増大させてエンジンの出力及び性能の向上を図り、シリンダヘッドの締め付け剛性及びトルクの低下による弛みの発生を防止すると共に、冷却性能の向上を図る。
【解決手段】本発明のシリンダヘッド鋳造用中子構造は、シリンダヘッド30の燃焼室上部空間33に対応した形状を有する中子本体部71と、中子本体部71の一方の端部においてシリンダヘッド30の側壁から外方に突出した位置で鋳型に保持される第1の中子保持部72と、中子本体部71の他方の端部において燃焼室上部空間33と該燃焼室上部空間33に隣接するカムチェーン室43との間の仕切壁44を貫通してカムチェーン室43内に突出した位置で前記鋳型に保持される第2の中子保持部73と、を備えていることを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、エンジンのシリンダヘッドを鋳造する際に鋳型内に中子を保持するためのシリンダヘッド鋳造用中子構造に関する。
従来、図8〜11に示すように、空冷式エンジンのシリンダヘッド1の燃焼室上部には、燃焼室とカムや動弁系部品を収納する動弁室2との間に走行風を導入してプラグ座や燃焼室上面部分を冷却するため、空間3が形成されている。
一般に、このような空間3を有するシリンダヘッド1を鋳造する場合、肉厚の均一化による軽量化及び凝固遅れによる鋳巣やヒケ等の外観不良の発生防止を実現すべく、置き中子4が使用されている(例えば、特許文献1参照)。
従来のこのような中子構造としては、例えば、シリンダヘッド1の燃焼室上部空間3内に配置される中子本体部5と、中子本体部5の一方の端部においてシリンダヘッド1の側壁から外方に突出するように形成される第1の中子保持部6と、中子本体部5の他方の端部に対して直交する方向に延出してシリンダヘッド1の側壁から外方に突出するように形成される第2の中子保持部7と、によって平面視で略T字状(図8及び図9参照)或いは略L字状(図10及び図11参照)に形成される置き中子4を備えたものが知られている。
そして、このように構成された中子構造によるシリンダヘッド1の鋳造は、鋳型内に中子本体部5を配置し、第1の中子保持部6及び第2の中子保持部7を前記鋳型でそれぞれ固定した状態で、該鋳型内に溶融金属を鋳込んで固化させた後、該鋳型を取り外すと共に中子4を崩壊させて除去することにより行われる。
特開昭63−238944号公報
しかしながら、上記した従来のシリンダヘッド鋳造用中子構造では、図8及び図9に示す従来のシリンダヘッド鋳造用中子構造の一例のように、第2の中子保持部7の付け根部分(図9中の一点鎖線の円を参照)の強度を確保するため、吸気ポート8及び排気ポート9を湾曲させる必要がある。そのため、エンジンの出力及び性能の向上を図り難いという問題がある。
また、図10及び図11に示す従来のシリンダヘッド鋳造用中子構造の他の例のように、平面視でシリンダヘッド1の締め付けボス10の位置が第2の中子保持部7に重なるレイアウトを採用したシリンダヘッド1では、第2の中子保持部7を形成させるために、締め付けボス10に対応するシリンダヘッド1の周壁を部分的に切り欠く必要がある(図10及び図11の一点鎖線の円を参照)。そのため、シリンダヘッド1の締め付け剛性及びトルクが低下して弛みが発生するといった問題や、前記切り欠いたシリンダヘッド1の周壁に冷却フィン11を設置することができないため、冷却性能が低下するといった問題などが存在している。
本発明は、上記した各種課題を解決すべくなされたものであり、吸気ポート8及び排気ポート9等のレイアウトの自由度を増大させてエンジンの出力及び性能の向上を図り、シリンダヘッド1の締め付け剛性及びトルクの低下による弛みの発生を防止すると共に、冷却性能の向上を図ることのできるシリンダヘッド鋳造用中子構造を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するため、本発明は、エンジンのシリンダヘッドを鋳造する際に鋳型内に置き中子を保持するためのシリンダヘッド鋳造用中子構造であって、前記シリンダヘッドの燃焼室上部空間に対応した形状を有する中子本体部と、該中子本体部の一方の端部において前記シリンダヘッドの側壁から外方に突出する位置で前記鋳型に保持される第1の中子保持部と、前記中子本体部の他方の端部において前記燃焼室上部空間と該燃焼室上部空間に隣接するカムチェーン室との間の仕切壁を貫通して該カムチェーン室内に突出する位置で前記鋳型に保持される第2の中子保持部と、を備えていることを特徴とする。
この特徴によれば、第2の中子保持部が仕切壁を貫通してカムチェーン室内に突出する位置で鋳型に保持されるようになっているため、第2の中子保持部を配置したり、その強度を確保したりするために、吸気ポート及び排気ポート等の他の部位を湾曲させたりしてレイアウトする必要がない。そのため、吸気ポート及び排気ポート等のレイアウトの自由度を増大させることができると共に、エンジンの出力及び性能の向上を図ることができる。
また、シリンダヘッドの肉厚を広範囲に亘って均一に確保することができるため、軽量化及びコスト低減化を図ることができると共に、鋳造時の凝固遅れによる鋳巣やヒケ等の発生を抑制し、品質及び外観の向上を図ることができる。
さらにまた、第2の中子保持部の崩壊作業等をカムチェーン室側から行うことができるため、これらの作業の簡素化を図ることができる。
また、本発明に係るシリンダヘッド鋳造用中子構造において、前記燃焼上部空間の周囲には前記シリンダヘッドを固定するための締め付けボスが設けられ、前記第1中子保持部及び前記第2の中子保持部は平面視で前記締め付けボスに干渉しない位置に設けられていることを特徴とする。
この特徴によれば、第1の中子保持部又は第2の中子保持部を形成させるために、締め付けボスの周囲のシリンダヘッドの周壁を部分的に切り欠く必要がない。そのため、シリンダヘッドの締め付け剛性及びトルクの低下による弛みの発生を防止することができると共に、動弁音の静粛性を高めることができる。また、締め付けボスの周囲のシリンダヘッドの周壁にも冷却フィンを設置することができるため、冷却性能の向上を図ることができる。
また、本発明に係るシリンダヘッド鋳造用中子構造において、前記第2の中子保持部が貫通する前記仕切壁の貫通孔は、前記シリンダヘッドの鋳造後にプラグで閉塞可能に形成されていることを特徴とする。
この特徴によれば、貫通孔に対するプラグの装着作業等をカムチェーン室側から行うことができるため、これらの作業の簡素化を図ることができる。
本発明によれば、吸気ポート及び排気ポートのレイアウトの自由度を増大させてエンジンの出力及び性能の向上を図ることができる。また、シリンダヘッドの締め付け剛性及びトルクの低下による弛みの発生を防止すると共に、冷却性能の向上を図ることができる等、種々の優れた効果を得ることができる。
本発明の実施の形態に係るシリンダヘッド鋳造用中子構造を適用するシリンダヘッドを示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るシリンダヘッド鋳造用中子構造を示す平面図である。 図2のA−A断面図である。 図3のB−B断面図である。 本発明の実施の形態に係るシリンダヘッド鋳造用中子構造を適用して鋳造したシリンダヘッドを示す断面図である。 本発明の実施の形態に係るシリンダヘッド鋳造用中子構造の他の例を示す平断面図である。 図6に示すシリンダヘッド鋳造用中子構造を適用して鋳造したシリンダヘッドを示す側面図である。 従来のシリンダヘッド鋳造用中子構造の一例を示す斜視図である。 従来のシリンダヘッド鋳造用中子構造の一例を示す平断面図である。 従来のシリンダヘッド鋳造用中子構造の他の例を示す平断面図である。 従来のシリンダヘッド鋳造用中子構造を適用して鋳造したシリンダヘッドを示す側面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。ここで、図1は本実施の形態に係るシリンダヘッド鋳造用中子構造を適用するシリンダヘッドを示す斜視図、図2は本実施の形態に係るシリンダヘッド鋳造用中子構造を示す平面図、図3は図2のA−A断面図、図4は図3のB−B断面図、図5は本実施の形態に係るシリンダヘッド鋳造用中子構造を適用して鋳造したシリンダヘッドを示す平断面図である。なお、以下の説明では、便宜上、図1の右手前側をシリンダヘッド30の前側と仮定して説明する。
先ず、本発明の実施の形態に係るシリンダヘッド鋳造用中子構造の説明に先立って、このシリンダヘッド鋳造用中子構造を適用して鋳造するシリンダヘッド30の概略構成について説明する。
自動二輪車等の車両には、例えばOHC(OverHead Camshaft)、2バルブの吸排気弁機構を有する強制空冷式4サイクルエンジン(図示省略)が設けられており、この種のエンジンは、シリンダヘッド30を備えている。このシリンダヘッド30は、扁平な略直方体形状を成しており、燃焼室31を仕切る下側隔壁32と、冷却風が流通する燃焼室上部空間33を隔てて下側隔壁32に対向した位置において動弁室34を仕切る上側隔壁35と、外周を形成する側壁36と、を備えて概略構成されている。
下側隔壁32は、中央が隆起した形状を成し、その右側には、プラグホール37を有する点火プラグ取付部38が形成されている。
側壁36には、燃焼室31に延びる点火プラグ(図示省略)をプラグホール37に挿着可能なように燃焼室上部空間33に連通する開口部39が形成されている。開口部39の側方縁部には導風板40が形成され、導風板40は側壁36の外側近傍を流れる冷却風を燃焼室上部空間33に導くようになっている。
シリンダヘッド30は、さらに、燃焼室31に連通する吸気ポート41及び排気ポート42と、燃焼室上部空間33の左側に隣接して前後方向に細長く形成されるカムチェーン室43と、燃焼室上部空間33とカムチェーン室43との間に形成される仕切壁44と、シリンダヘッド30の外周の側壁36に突設される複数の冷却フィン45と、を備えている。
吸気ポート41はシリンダヘッド30の後側壁36aに形成され、排気ポート42はシリンダヘッド30の前側壁36bに形成され、いずれのポート41,42もそれぞれ互いに対向する位置において前後方向に直線状に形成されている。また、シリンダヘッド30には、燃焼室上部空間33の周囲であって、吸気ポート41及び排気ポート42のそれぞれ左右両側部分と、カムチェーン室43を挟んで仕切壁44に対向する位置に形成される左側壁36cの前後両端部と、の複数箇所(図示では合計6箇所)に、それぞれシリンダヘッド30を固定するための締め付けボス46が配設されている。また、仕切壁44には、略中央の一箇所に円形状の貫通孔47が形成されており、この貫通孔47は、シリンダヘッド30の鋳造後にプラグ48(図5参照)で閉塞可能となっている。
次に、主に図3及び図4を参照しつつ、本発明の実施の形態に係るシリンダヘッド鋳造用中子構造について説明する。
本発明の実施の形態に係るシリンダヘッド鋳造用中子構造は、シリンダヘッド30を鋳造する際に鋳型50内に置き中子70を保持するためのものである。
鋳型50は、その底壁を成す主型51と、この主型51の上面に支持されて鋳型50の上壁を成す上型52と、鋳型50の右側周壁を成すサイド型53と、により構成されている。
主型51には、シリンダヘッド30の下側隔壁32及びカムチェーン室43に対応するように下方成形面54が形成されている。この下方成形面54の中央には、シリンダヘッド30の燃焼室31に対応する形状の隆起部55が形成されており、下方成形面54の左右両端部には、立ち上がり部56,57がそれぞれ形成されている。右側立ち上がり部56には、上面に右側型割り面58が水平に形成されており、左側立ち上がり部57には、上面から左側面に掛けて左側型割り面59が形成されている。
上型52には、シリンダヘッド30の上側隔壁35及びカムチェーン室43に対応するように上方成形面60が形成されている。この上方成形面60の右側端部には、右側型割り面61が傾斜して形成されており、上方成形面60の左端部には、主型51の左側立ち上がり部57の左側型割り面59と係合可能なように左側型割り面62が形成されている。
サイド型53は、上型52の右側に設けられており、主型51の右側の右側型割り面58に対応するように右側型割り面63が水平に形成されていると共に、上型52の右側型割り面61に対応するように左側型割り面64が傾斜して形成されている。
置き中子70は、シリンダヘッド30の燃焼室上部空間に33に対応した形状を有する中子本体部71と、シリンダヘッド30の右側壁36dから外方に突出するように中子本体部71の右端部に形成される第1の中子保持部72と、仕切壁44を貫通してカムチェーン43室内に突出するように中子本体部71の右端部に形成される第2の中子保持部73と、を備えている。
中子本体部71は、図3に示されているように、側断面視で、水平に形成された上面74と、下側隔壁32の隆起形状に対応して上向き凹状に形成された下面75と、を備えて形成されており、右側端部の厚みが最も厚くなるように形成されている。また、中子本体部71は、図4に示されているように、平断面視で、吸気ポート41と排気ポート42の形状に対応して前後中央部に凹部76,77がそれぞれU字状に形成されている。
第1の中子保持部72は、中子本体部71の右側端部の前後方向の幅及び厚みをそのままにした状態で右側に延出させた形状を成しており、主型51の下方成形面54の右側水平面78及び右側立ち上がり部56の内側面79と、サイド型53の水平面80及び鉛直面81と、によって保持されるようになっている。
第2の中子保持部73は、左向きの円柱形状を成しており、主型51の下方成形面54の左側段差水平面82及び左側立ち上がり部57の内側面83と、上型52の水平面84及び鉛直面85と、によって保持されるようになっている。
このように第1の中子保持部72及び第2の中子保持部73を構成することにより、第1の中子保持部72及び第2の中子保持部73は平面視でシリンダヘッド30の締め付けボス46に干渉しないようになっている。
次に、上記したように構成されたシリンダヘッド鋳造用中子構造を適用してシリンダヘッド30を成形する方法について説明する。
先ず、主型51の右側水平面78及び右側立ち上がり部56の内側面79に第1の中子保持部72を係合させて支持させると共に、主型51の左側段差水平面82及び左側立ち上がり部57の内側面83に第2の中子保持部73を係合させて支持させる。
次いで、主型51の左側型割り面59に上型52の左側型割り面62を合致させるようにして上型52を主型51上に固定すると共に、主型51の右側型割り面58にサイド型53の右側型割り面63を合致させると共に上型52の右側型割り面61にサイド型53の左側型割り面64を合致させるようにしてサイド型53を主型51上に固定する。
このように第1の中子保持部72を主型51とサイド型53に保持させると共に、第2の中子保持部73を主型51と上型52に保持させることにより、置き中子70は、中子本体部71が燃焼上部空間33に配置されると共に中子本体部71の周囲にキャビティが形成された状態で鋳型50内に固定される。
このように置き中子70が鋳型50に固定された状態で、図示しない注湯部から溶湯を注入すると、注入された溶湯は、中子本体部71の周囲のキャビティ内に行き渡る。その後、所定の時間が経過して溶湯が冷却固化したところで、サイド型53、上型52、及び主型51を取り外すと共に、中子本体部71、第1の中子保持部72、及び第2の中子保持部73を崩壊させて取り除く。そして、シリンダヘッド30の粗材を鋳型50及び置き中子70から分離させて取り出し、仕切壁44の貫通孔47にプラグ48を装着し、貫通孔47を閉塞する。
このように上記した実施の形態に係るシリンダヘッド鋳造用中子構造によれば、第2の中子保持部73が仕切壁44を貫通してカムチェーン室43内に突出した位置で鋳型50に保持されるように構成されているため、吸気ポート41及び排気ポート42を直線状に形成することができ、第2の中子保持部73の付け根部分の強度を確保するために吸気ポート41及び排気ポート42を湾曲させたりする必要がない。そのため、吸気ポート41及び排気ポート42のレイアウトの自由度を増大させることができると共に、エンジンの出力及び性能の向上を図ることができる。
また、上記したシリンダヘッド鋳造用中子構造の一例や図6及び図7に示す本実施の形態の他の例のシリンダヘッド鋳造用中子構造のように、平面視でシリンダヘッド30の締め付けボス46の位置に重ならないように第2の中子保持部73がレイアウトされている場合、例えば、図6及び図7中の一点鎖線の円で示されている部分と、従来例を示す図10及び図11中の一点鎖線の円で示されている部分と、を見比べれば良く分かるように、第2の中子保持部73を形成させるために、締め付けボス46の周囲のシリンダヘッド30の周壁を部分的に切り欠く必要がない。そのため、シリンダヘッド30の締め付け剛性及びトルクの低下による弛みの発生を防止することができると共に、動弁音の静粛性を高めることができる。また、締め付けボス46の周囲のシリンダヘッド30の周壁(図6及び図7において一点鎖線の円で示されている部分参照)にも冷却フィン45を設置することができるため、冷却性能の向上を図ることができる。
また、上記した実施の形態に係るシリンダヘッド鋳造用中子構造によれば、シリンダヘッド30の肉厚を広範囲に亘って均一に確保することができるため、軽量化及びコスト低減化を図ることができると共に、鋳造時の凝固遅れによる鋳巣やヒケ等の発生を抑制し、品質及び外観の向上を図ることができる。
さらにまた、第2の中子保持部73の崩壊作業や貫通孔47に対するプラグ48の装着作業等をカムチェーン室43側から行うことができるため、これらの作業の簡素化を図ることができる。
なお、上記した実施の形態の説明では、本発明に係るシリンダヘッド鋳造用中子構造における好適な実施の形態について説明しているため、技術的に好ましい種々の限定を付している場合もあるが、本発明の技術範囲は、特に本発明を限定する記載がない限り、これらの態様に限定されるものではない。すなわち、上記した本発明の実施の形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、かつ、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能であり、上記した本発明の実施の形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
30 シリンダヘッド
33 燃焼室上部空間
36 側壁
43 カムチェーン室
44 仕切壁
46 締め付けボス
47 貫通孔
48 プラグ
50 鋳型
70 中子
71 中子本体部
72 第1の中子保持部
73 第2の中子保持部

Claims (3)

  1. エンジンのシリンダヘッドを鋳造する際に鋳型内に置き中子を保持するためのシリンダヘッド鋳造用中子構造であって、
    前記シリンダヘッドの燃焼室上部空間に対応した形状を有する中子本体部と、
    該中子本体部の一方の端部において前記シリンダヘッドの側壁から外方に突出する位置で前記鋳型に保持される第1の中子保持部と、
    前記中子本体部の他方の端部において前記燃焼室上部空間と該燃焼室上部空間に隣接するカムチェーン室との間の仕切壁を貫通して該カムチェーン室内に突出する位置で前記鋳型に保持される第2の中子保持部と、
    を備えていることを特徴とするシリンダヘッド鋳造用中子構造。
  2. 前記燃焼上部空間の周囲には前記シリンダヘッドを固定するための締め付けボスが設けられ、前記第1中子保持部及び前記第2の中子保持部は平面視で前記締め付けボスに干渉しない位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のシリンダヘッド鋳造用中子構造。
  3. 前記第2の中子保持部が貫通する前記仕切壁の貫通孔は、前記シリンダヘッドの鋳造後にプラグで閉塞可能に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のシリンダヘッド鋳造用中子構造。
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