JP2015117585A - エンジンのシリンダヘッド構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】中子の大型化、張出しを回避しつつ、加工範囲を縮小して、加工時間、加工コストの低減とEGR通路のレイアウト自由度を確保することができるエンジンのシリンダヘッド構造を提供することを目的とする。
【解決手段】排気側の排気ポート7から吸気側の吸気ポート6へ排気ガスを還流させるEGR通路11が、上記排気側から上記吸気側へ貫通するようにシリンダヘッド1に一体に形成され、EGR通路11のうち、上記排気ガスの流れ方向上流側を構成する上流部11aが、排気ポート7を成形する排気ポート中子20と一体の中子(EGR通路部分25)にて成形される一方、上記排気ガスの流れ方向下流側を構成する下流部11cが、シリンダヘッド1成形用の吸気側外型30の鋳抜きにより成形され、上流部11aと下流部11cとの間の中間部11bが、機械加工により成形されて構成された。
【選択図】図1

Description

この発明は、排気側の排気ポートから吸気側の吸気ポートへ排気ガスを還流させるEGR通路が、エンジンのシリンダヘッドに一体に形成されたエンジンのシリンダヘッド構造に関する。
従来、排気側の排気ポートから吸気側の吸気ポートへ排気ガスを還流させるEGR通路を、エンジンのシリンダヘッドに一体に形成して通路構成の簡略化を図ったものが知られている。
下記特許文献1には、上述したようなシリンダヘッドにおいて、排気ポートに貫通する還流路上流部と、該還流路上流部の途中と吸気側側壁との間を貫通する還流路下流部とからなるEGR通路を設けたものが開示されている。
特開2005−36669号公報
ところで、上記特許文献1に開示されたエンジンのシリンダヘッド構造は、上記EGR通路をドリル等による機械加工で成形するようになっているが、ドリル等による機械加工では直線的な加工と成らざるを得ず、通路のレイアウト自由度が低く、加工時間、加工コストが増加してしまうという問題があった。
また、排気ポートを成形する中子にEGR通路部分を成形する中子を一体に設けて成形することも考えられる。しかしながら、この場合、EGR通路を吸気側側壁まで貫通させようとすると、図7に示す排気ポート中子120のように、EGR通路の中子を構成するEGR通路部分125のオーバハングが大きくなり、排気ポート中子120の大型化、張出しを招いてしまう。
このため、中子成形用の金型が大型化するという問題がある。また、排気ポート中子120を搬送する際には、少なくとも排気ポート部分121の前後両端二か所と、該排気ポート部分121から張出したEGR通路部分125の先端部125a一か所とを支持する必要があり、搬送作業が煩雑化するという問題もある。なお、図中、矢印Fはエンジン前方を示し、矢印Rはエンジン後方を示し、矢印INは吸気側を示し、矢印EXは排気側を示す。
また、EGR通路の先端部には、一般的にEGR量を調整するためのEGR弁が配設されるが、EGR弁としては傘型弁が多く用いられ、上記先端部では、EGR弁の開時における圧力損失等を考慮して上記EGR弁のストローク部分がテーパー形状に形成される。このため、排気ポート中子120では、図7に示すように先端部125aが大型化してしまい、シリンダヘッドの製造時に排気ポート中子120をセットする際には、先端部125aの自重による破損を防止するために、型セット用の支持部が必要となる。
このように、図7に示す排気ポート中子120は、取扱いが難しく、実現性が低いという問題がある。
この発明は、中子の大型化、張出しを回避しつつ、加工範囲を縮小して、加工時間、加工コストの低減とEGR通路のレイアウト自由度を確保することができるエンジンのシリンダヘッド構造を提供することを目的とする。
この発明のエンジンのシリンダヘッド構造は、排気側の排気ポートから吸気側の吸気ポートへ排気ガスを還流させるEGR通路が、上記排気側から上記吸気側へ貫通するようにシリンダヘッドに一体に形成され、上記EGR通路のうち、上記排気ガスの流れ方向上流側を構成する上流部が、上記排気ポートを成形する排気ポート中子と一体の中子にて成形される一方、上記排気ガスの流れ方向下流側を構成する下流部が、上記シリンダヘッド成形用外型の鋳抜きにより成形され、上記上流部と上記下流部との間の中間部が、機械加工により成形されて構成されたものである。
この構成によれば、EGR通路の一部である下流部をシリンダヘッド成形用外型の鋳抜きにより成形することで、排気ポート中子により成形される部分(上流部)の範囲を縮小することができる。これにより、排気ポート中子の大型化、張出しを回避することができる。
また、この場合、機械加工により成形される中間部の加工範囲を縮小することもできる。これにより、加工時間、加工コストの低減を図ることができる。
そして、EGR通路の一部である上流部を排気ポート中子と一体の中子にて成形することで、EGR通路のレイアウト自由度を確保することができる。
この発明の一実施態様においては、上記上流部の周辺に、上記シリンダヘッド冷却用の冷却水が流れるウォータジャケットが形成されたものである。
この構成によれば、排気ポートから排出される高温の排気ガスが最初に流入してくる部分の周辺にウォータジャケットが配設されることになる。これにより、EGR通路を効果的に冷却することができ、EGR通路における冷却性能を確保することができる。
そして、排気ポート中子による上流部の成形によってレイアウト自由度が確保されているため、ウォータジャケットの配置を考慮したEGR通路のレイアウトを容易に実現することができる。
この発明の一実施態様においては、上記上流部から分岐して上記シリンダヘッドの側部に開口するセンサ取付部が設けられたものである。
この構成によれば、センサの取付けが可能になると共に、センサ取付部を成形する排気ポート中子の部分を利用して、排気ポート中子の支持部を構成することができる。
この発明の一実施態様においては、上記エンジンは、複数の気筒を有しており、上記排気ポートは、上記複数の気筒毎に配設されると共に、上記シリンダヘッド内で集合されて一体に形成されたものである。
この構成によれば、排気ポートとEGR通路とをシリンダヘッド内にてコンパクトに形成することができる。
この発明によれば、中子の大型化、張出しを回避しつつ、加工範囲を縮小して、加工時間、加工コストの低減とEGR通路のレイアウト自由度を確保することができるエンジンのシリンダヘッド構造を提供することができる。
本発明の実施形態に係るエンジンのシリンダヘッド構造を示す水平断面図。 図1のA−A線矢視断面図。 シリンダヘッドの後方側を示す側面図。 排気ポート中子を示す斜視図。 吸気側外型を示す斜視図。 EGR通路の成形工程を説明するための説明図。 EGR通路部分を成形する中子を一体に設けた排気ポート中子を示す斜視図。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳述する。
図1は、エンジンのシリンダヘッド構造を示す水平断面図であって、このエンジンはシリンダブロック(図示せず)の上部にシリンダヘッド1を締結固定すると共に、上記シリンダブロックの下部にはオイルパン(図示せず)を取付ける一方、上記シリンダヘッド1の上部には、シリンダヘッドカバー(図示せず)を取付けることで構成される。シリンダブロックとその上部に配置されるシリンダヘッド1とは、1つの気筒当りシリンダボアの4つのコーナ部においてヘッドボルト2を用いて締結される。なお、図中、矢印Fはエンジン前方を示し、矢印Rはエンジン後方を示し、矢印INは吸気側を示し、矢印EXは排気側を示す。
シリンダヘッド1には1気筒当り2つの吸気バルブ孔3、3と、1気筒当り2つの排気バルブ孔4、4と、1気筒当たり1つの燃料噴射弁配設孔5とを形成し、吸排気をクロスフロー式に成すと共に、吸気2弁排気2弁のDOHCエンジンを構成している。
上述の各吸気バルブ孔3、3、…には、それぞれ独立した吸気ポート6、6、…が連通される一方、1気筒当り2つの排気バルブ孔4、4には平面視Y字状の排気ポート7、7、…を連通して、吸気2弁、排気2弁タイプの直列4気筒ディーゼルエンジンを構成している。本実施形態では、エンジン前方から後方に向けてその長手方向(シリンダ列方向)に、第1気筒、第2気筒、第3気筒、第4気筒が形成されている。
また、シリンダヘッド1において、第3気筒と第4気筒との気筒間に対応した排気側には、各Y字状の排気ポート7を連通する排気集合部8が形成され、各Y字状の排気ポート7と排気集合部8とがシリンダ列方向に延びる連通路9を介して連通されている。このように、排気ポート7は、上述した排気集合部8及び連通路9によってシリンダヘッド1内で集合され、一体形成されている。なお、排気集合部8よりも排気ガスの流れ方向下流側には、シリンダヘッド1外において排気管(図示せず)が接続される。
また、シリンダヘッド1では、第4気筒の排気ポート7から分岐した連通路10が設けられ、この連通路10がシリンダヘッド1の後方側に延びてエンジン幅方向に延びるEGR通路11に連通している。
EGR通路11は、排気ポート7から吸気ポート6へ排気ガスを還流させるための連通路であり、排気側から吸気側へ貫通するようにシリンダヘッド1に一体に形成されている。そして、吸気側には、EGR通路11の開口部12が形成されており、この開口部12よりも下流側には、EGR量を調整するためのEGR弁(図示せず)が配設される。
図2は、図1のA−A線矢視断面図であり、EGR通路11は、図1、図2に示すように、排気側(排気ガスの流れ方向上流側)を構成する上流部11aと、吸気側(下流側)を構成する下流部11cと、上流部11aと下流部11cとを接続する中間部11bとを有している。
EGR通路11のうち、上流部11aは、図1に示すように、排気側の連通路10に連通しており、この上流部11aの周辺には、図1、図2に示すようにウォータジャケット13が形成されている。
ウォータジャケット13は、上記シリンダブロックのブロック側ウォータジャケット(図示せず)から供給される冷却水をシリンダヘッド1内に流すヘッド側ウォータジャケットであり、シリンダ列方向の前方側から後方側に向かって第1気筒、第2気筒、第3気筒、第4気筒の順番で冷却水を流すように構成されている。また、シリンダヘッド1の後方側では、このウォータジャケット13が、冷却性能の観点から上流部11aを上下に挟むように配置されており、上流部11aは、ウォータジャケット13の形状、配置に応じて曲線状に形成されている。
また、シリンダヘッド1の後方側には、図1に示すように、上流部11aから後方側に分岐して開口するセンサ取付部14が形成されている。
図3は、シリンダヘッド1の後方側を示す側面図である。シリンダヘッド1の後方側の側壁には、図1、図3に示すように、板状のパイプブラケット15が複数のボルト16によって締結固定されており、上述したセンサ取付部14の開口部14aは、このパイプブラケット15によって閉じられている。
そして、このパイプブラケット15には、排気圧センサ用パイプ17が取付けられ、図3に示す排気圧センサ18が、この排気圧センサ用パイプ17を介してセンサ取付部14に接続されている。この排気圧センサ18は、排気ポート7から連通路10を介してEGR通路11に流れる排気ガスの圧力を検出し、その検出結果を車両のECUに出力するものである。
EGR通路11のうち、中間部11bは、図1、図2に示すように略円筒状をなしており、上流部11aと略同じ孔径を有している。また、下流部11cは、中間部11bの吸気側端部(下流側端部)から開口部12に向かって孔径が大きくなるようテーパー形状をなしている。
次に、図4〜図6をさらに参照して、シリンダヘッド1の製造方法について説明する。図4は、排気ポート中子20を示す斜視図であり、図5は、吸気側外型30を示す斜視図、図6は、EGR通路11の成形工程を説明するための説明図である。
シリンダヘッド1を製造する場合には、シリンダヘッド1の外壁面6面を成形する複数の砂型(これを外型という)と、複数の中子とが用いられる。
図4は、排気ポート7成形用の排気ポート中子20を示しており、この排気ポート中子20は、図4に示すように、排気ポート7に対応する排気ポート部分21と、排気集合部8に対応する排気集合部部分22と、連通路9、10に対応する連通路部分23、24と、EGR通路11の上流部11aに対応するEGR通路部分25と、センサ取付部14に対応するセンサ取付部部分26とを有している。
排気ポート中子20では、各気筒の燃焼室に連通する合計8つの排気ポート7に対応して、排気ポート部分21の一端部21aが連通路部分23、24から8つに分岐している。
そして、連通路部分24の一端側(シリンダヘッド1の後方側に相当)からは、EGR通路11の上流部11aを成形するためのEGR通路部分25が分岐している。このEGR通路部分25では、センサ取付部14を成形するためのセンサ取付部部分26がさらに分岐している。
図5は、シリンダヘッド1の吸気側外壁面を成形するための吸気側外型30を示しており、この吸気側外型30は、図5に示すように、吸気側外壁面に対応する外壁面部分31と、吸気ポート成形用の吸気ポート中子(図示せず)に対応する吸気ポート中子部分32と、EGR通路11の下流部11cに対応するEGR通路部分33とを有している。
吸気側外型30では、吸気ポート中子部分32が、外壁面部分31の下部にて内側に凹むように形成されており、各気筒の燃焼室に連通する合計8つの吸気ポート6に対応して、8つの凹部32aを有している。シリンダヘッド1を製造する際には、これら8つの凹部32aの位置に応じて上記吸気ポート中子がセットされる。
そして、外壁面部分31の一端側(シリンダヘッド1の後方側に相当)には、EGR通路11の下流部11cを成形するためのEGR通路部分33が外側に向かって突出している。このEGR通路部分33は、テーパー形状をなす下流部11cの形状に対応して円錐台状をなしている。
シリンダヘッド1を製造する際には、先ず、吸気側外型30等の外型によってキャビティを形成し、該キャビティ内には、排気ポート中子20と、上記吸気ポート中子と、ウォータジャケット13成形用のウォータジャケット中子40(図6参照)とをセットする。そして、上記キャビティにアルミニウム合金の溶湯を注湯する。
ここで、中子20、40等をセットする際には、図6に示すように、EGR通路部分25の先端部とEGR通路部分33の先端部とが所定の間隔を隔てて対向配置されるように、排気ポート中子20をセットする。これにより、上記キャビティに溶湯を注湯したときには、図6に示すように、EGR通路部分25の先端部とEGR通路部分33の先端部とを遮断する遮断部50が成形される。なお、図6は、上記キャビティに溶湯を注湯した状態を示す図2相当の断面図であり、便宜上、図6では、吸気側外型30、排気ポート中子20、及びウォータジャケット中子40のみを示している。
次に、溶湯の凝固後において、各外型の鋳抜きと各中子の除去を行う。このとき、排気ポート中子20の除去により、排気ポート7、排気集合部8、連通路9、10、EGR通路11の上流部11a、及びセンサ取付部14が一体に成形され、上記吸気ポート中子、ウォータジャケット中子40の除去により、それぞれ吸気ポート6、ウォータジャケット13が成形される。
ここで、図4に示す排気ポート中子20のうち、排気集合部部分22及びセンサ取付部部分26では、図4に二点鎖線で示す境界線よりも外側の先端部22a、26aが、シリンダヘッド1の製品部分、つまりは排気集合部8、センサ取付部14に現れない部分として設定されている。これら各先端部22a、26aは、排気ポート中子20をセットする際にこれを周囲の型に支持させるための支持部としての機能を有している。
また、各外型の鋳抜きと各中子の除去の際、吸気側外型30の鋳抜きにより、シリンダヘッド1の吸気側の外壁面が成形されるが、このとき、EGR通路部分33によりEGR通路11の下流部11cも同時に成形される。このように、シリンダヘッド1の製造では、溶湯の凝固後、各外型の鋳抜きと各中子の除去を行うことで、EGR通路11の上流部11aと下流部11cとが成形されるようになっている。
そして、上流部11a、下流部11cの成形後には、ドリル等を用いて遮断部50に対し機械加工を施し、図6に二点鎖線で示す加工範囲αを除去する。これにより、上流部11aと下流部11cとの間を貫通させ、中間部11bを成形する。このようにして、排気ポート7から吸気ポート6へ排気ガスを還流させるEGR通路11が、上記排気側から上記吸気側へ貫通するようにシリンダヘッド1に一体に形成される。
以上に示したように、本実施形態のエンジンのシリンダヘッド構造は、排気側の排気ポート7から吸気側の吸気ポート6へ排気ガスを還流させるEGR通路11が、上記排気側から上記吸気側へ貫通するようにシリンダヘッド1に一体に形成され、EGR通路11のうち、上記排気ガスの流れ方向上流側を構成する上流部11aが、排気ポート7を成形する排気ポート中子20と一体の中子(EGR通路部分25)にて成形される一方、上記排気ガスの流れ方向下流側を構成する下流部11cが、シリンダヘッド1成形用の吸気側外型30の鋳抜きにより成形され、上流部11aと下流部11cとの間の中間部11bが、機械加工により成形されて構成されている。
上述したエンジンのシリンダヘッド構造によれば、EGR通路11の一部である下流部11cをシリンダヘッド1成形用の吸気側外型30の鋳抜きにより成形することで、排気ポート中子20により成形される部分(上流部11a)の範囲を縮小することができる。これにより、排気ポート中子20の大型化、張出しを回避することができる。
また、この場合、機械加工により成形される中間部11bの加工範囲αを縮小することもできる。これにより、加工時間、加工コストの低減を図ることができる。
そして、EGR通路11の一部である上流部11aを排気ポート中子20と一体の中子(EGR通路部分25)にて成形することで、EGR通路11のレイアウト自由度を確保することができる。
また、本実施形態のエンジンのシリンダヘッド構造では、上流部11aの周辺に、シリンダヘッド1冷却用の冷却水が流れるウォータジャケット13が形成されている。
上述したエンジンのシリンダヘッド構造によれば、排気ポート7から排出される高温の排気ガスが最初に流入してくる部分の周辺にウォータジャケット13が配設されることになる。これにより、EGR通路11を効果的に冷却することができ、EGR通路11における冷却性能を確保することができる。
そして、排気ポート中子20による上流部11aの成形によってレイアウト自由度が確保されているため、ウォータジャケット13の配置を考慮したEGR通路11のレイアウトを容易に実現することができる。
また、本実施形態のエンジンのシリンダヘッド構造では、上流部11aから分岐してシリンダヘッド1の後方側の側壁に開口するセンサ取付部14が設けられている。
上述したエンジンのシリンダヘッド構造によれば、排気圧センサ18の取付けが可能になると共に、センサ取付部14を成形する排気ポート中子20のセンサ取付部部分26を利用して、排気ポート中子20の支持部を構成することができる。
また、本実施形態のエンジンのシリンダヘッド構造では、上記エンジンは、複数の気筒を有しており、排気ポート7は、上記複数の気筒毎に配設されると共に、シリンダヘッド1内で集合されて一体に形成されている。
上述したエンジンのシリンダヘッド構造によれば、排気ポート7とEGR通路11とをシリンダヘッド1内にてコンパクトに形成することができる。
なお、上述した実施形態では、直列4気筒ディーゼルエンジンに適用したが、気筒数は複数あれば何気筒であってもよい。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の排気ポート中子と一体の中子は、EGR通路部分25に対応し、
以下同様に、
シリンダヘッド成形用外型は、吸気側外型30に対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
1…シリンダヘッド
6…吸気ポート
7…排気ポート
11…EGR通路
11a…上流部
11b…中間部
11c…下流部
13…ウォータジャケット
14…センサ取付部
20…排気ポート中子
25…EGR通路部分
30…吸気側外型

Claims (4)

  1. 排気側の排気ポートから吸気側の吸気ポートへ排気ガスを還流させるEGR通路が、上記排気側から上記吸気側へ貫通するようにシリンダヘッドに一体に形成され、
    上記EGR通路のうち、上記排気ガスの流れ方向上流側を構成する上流部が、上記排気ポートを成形する排気ポート中子と一体の中子にて成形される一方、
    上記排気ガスの流れ方向下流側を構成する下流部が、上記シリンダヘッド成形用外型の鋳抜きにより成形され、
    上記上流部と上記下流部との間の中間部が、機械加工により成形されて構成された
    エンジンのシリンダヘッド構造。
  2. 上記上流部の周辺に、上記シリンダヘッド冷却用の冷却水が流れるウォータジャケットが形成された
    請求項1記載のエンジンのシリンダヘッド構造。
  3. 上記上流部から分岐して上記シリンダヘッドの側部に開口するセンサ取付部が設けられた
    請求項1または2記載のエンジンのシリンダヘッド構造。
  4. 上記エンジンは、複数の気筒を有しており、
    上記排気ポートは、上記複数の気筒毎に配設されると共に、
    上記シリンダヘッド内で集合されて一体に形成された
    請求項1〜3のいずれか一項に記載のエンジンのシリンダヘッド構造。
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