JP2014082048A - 車両用灯具 - Google Patents

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記一 斉藤
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Abstract

【課題】プロジェクタ型の車両用灯具において、その全長を短くした上で、光源バルブのリフレクタへの挿入固定用のスペースを容易に確保可能とする。
【解決手段】光源バルブ12がリフレクタ14に対してその下方側から挿入固定された構成とする。これにより、従来のように光源バルブ12がリフレクタ14に対してその後方側から挿入固定された構成となっている場合に比して灯具の全長を短くする。また、このように光源バルブ12がリフレクタ14に対してその下方側から挿入固定された構成とすることにより、光源バルブ12がリフレクタ14に対してその側方側から挿入固定された構成となっている場合に比して、光源バルブ12を挿入固定するためのスペースを確保することを容易に可能とする。
【選択図】図1

Description

本願発明は、プロジェクタ型の車両用灯具に関するものである。
従来より、投影レンズの後側焦点よりも後方側に配置された光源バルブからの光をリフレクタにより投影レンズへ向けて反射させるように構成されたプロジェクタ型の車両用灯具が知られている。
このような車両用灯具においては、光源バルブがリフレクタに対してその後方側から挿入固定された構成となっているのが一般的である。
これに対し「特許文献1」に記載されたプロジェクタ型の車両用灯具は、光源バルブがリフレクタに対してその側方側から挿入固定された構成となっている。
特開2004−127830号公報
上記「特許文献1」に記載された灯具構成を採用することにより、プロジェクタ型の車両用灯具において、その全長を短くすることができる。
しかしながら、車両の構造等によっては、光源バルブをリフレクタに対してその側方側から挿入固定するためのスペースを確保することが困難な場合がある。
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、プロジェクタ型の車両用灯具において、その全長を短くした上で、光源バルブのリフレクタへの挿入固定用のスペースを容易に確保することができる車両用灯具を提供することを目的とするものである。
本願発明は、光源バルブのリフレクタへの挿入固定構造に工夫を施すことにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
すなわち、本願発明に係る車両用灯具は、
投影レンズと、この投影レンズの後側焦点よりも後方側に配置された光源バルブと、この光源バルブからの光を上記投影レンズへ向けて反射させるリフレクタと、を備えてなる車両用灯具において、
上記光源バルブが、上記リフレクタに対して該リフレクタの下方側から挿入固定されている、ことを特徴とするものである。
上記「光源バルブ」の種類は特に限定されるものではなく、例えば、ハロゲンバルブや放電バルブ等が採用可能である。
上記構成に示すように、本願発明に係る車両用灯具は、プロジェクタ型の灯具として構成されているが、光源バルブがリフレクタに対してその下方側から挿入固定された構成となっているので、従来のように光源バルブがリフレクタに対してその後方側から挿入固定された構成となっている場合に比して、灯具の全長を短くすることができる。
また、このように光源バルブがリフレクタに対してその下方側から挿入固定された構成とすることにより、光源バルブがリフレクタに対してその側方側から挿入固定された構成となっている場合に比して、光源バルブを挿入固定するためのスペースを確保することが容易に可能となる。
このように本願発明によれば、プロジェクタ型の車両用灯具において、その全長を短くした上で、光源バルブのリフレクタへの挿入固定用のスペースを容易に確保することができる。
特に二輪車等においては、ランプボディや車体がリフレクタの上側および左右両側に近接して配置されることが多いので、本願発明の灯具構成を採用することが特に効果的である。
本願発明に係る車両用灯具の具体的な構成として、投影レンズと光源バルブとの間に、リフレクタからの反射光の一部を遮光して上端部にカットオフラインを有する配光パターンを形成するためのシェードが配置された構成とすることも可能である。
このようなシェードが配置された構成となっている場合において、光源バルブとして、その発光部がシェードの上端縁よりも下方側に位置するように配置された構成とすれば、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、本願発明に係る車両用灯具のように、光源バルブがリフレクタに対してその下方側から挿入固定されている場合には、光源バルブから前方へ向かう直射光が投影レンズを透過して前方へ出射することにより、車両前方路面の正面部分に光溜りを形成してしまい、これにより配光パターンに配光ムラが発生してしまうおそれがある。
これに対し、光源バルブとして、その発光部がシェードの上端縁よりも下方側に位置するように配置された構成とすれば、この光源バルブから前方へ向かう直射光がシェードによって遮光される割合を大きくすることができ、これにより車両前方路面の正面部分に光溜りを形成してしまう原因となる光の量を低減させることができる。そしてこれにより配光パターンに配光ムラが発生してしまうおそれを最小限に抑えることができる。
また、シェードと光源バルブとの間に、光源バルブからの直射光の一部を遮光するための第2シェードが、その上端縁を光源バルブの前方位置においてシェードの上端縁よりも上方まで突出させるようにして配置された構成とすれば、光源バルブからシェードの上端縁の上方近傍を通って投影レンズへ向かう直射光を第2シェードによって遮光することができ、これにより車両前方路面の正面部分に光溜りを形成してしまう原因となる光の量を低減させることができる。そしてこれにより配光パターンに配光ムラが発生してしまうおそれを最小限に抑えることができる。
その際、第2シェードはシェードの後方側に配置されているので、リフレクタからの反射光に対するシェードの遮光機能が第2シェードの存在によって損なわれてしまうのを効果的に抑制することができる。そしてこれにより配光パターンのカットオフラインの鮮明度を維持することができる。
上記構成において、投影レンズの前面および/または後面における中央領域に光拡散処理が施された構成とすれば、車両前方路面の正面部分に光溜りを形成してしまう原因となる光を拡散させることができる。そしてこれにより配光パターンに配光ムラが発生してしまうおそれを最小限に抑えることができる。
その際、上記「中央領域」の具体的な範囲は特に限定されるものではない。
本願発明の一実施形態に係る車両用灯具を示す側断面図 図1のII−II線断面図 上記車両用灯具を示す正面図 上記車両用灯具から前方へ照射される光により灯具前方25mの位置に配置された仮想鉛直スクリーン上に形成されるロービーム用配光パターンを透視的に示す図 上記実施形態の第1変形例を示す、図1と同様の図 上記実施形態の第2変形例を示す、図2と同様の図
以下、図面を用いて、本願発明の実施の形態について説明する。
図1は、本願発明の一実施形態に係る車両用灯具10を示す側断面図である。また、図2は、図1のII−II線断面図である。
これらの図に示すように、本実施形態に係る車両用灯具10は、二輪車用のヘッドランプユニットであって、図3において2点鎖線で示すランプボディ50に組み込まれた状態で用いられるようになっている。
この車両用灯具10は、光源バルブ12と、リフレクタ14と、投影レンズ16と、シェード18と、ホルダ20と、第2シェード22を備えてなり、二輪車用のロービーム用配光パターンを形成するように構成されている。
投影レンズ16は、前が凸面で後面が平面の平凸非球面レンズであって、その後側焦点面(すなわち投影レンズ16の後側焦点Fを含む焦点面)上に形成される光源像を、灯具前方に配置された仮想鉛直スクリーン上に反転像として投影するようになっている。
光源バルブ12は、ハロゲンバルブであって、そのバルブ中心軸に沿って延びるフィラメントを発光部12aとして有している。この光源バルブ12は、リフレクタ14に対してその下方側(具体的には真下の方向)から挿入固定されている。そして、この光源バルブ12は、リフレクタ14に挿入固定されたとき、その発光部12aが鉛直方向に延びた状態で、かつその発光中心(すなわち発光部12aの上下方向の中心位置)が投影レンズ16の光軸Ax上に位置した状態で配置されるようになっている。
リフレクタ14は、光源バルブ12からの光(正確には発光部12aからの光)を投影レンズ16へ向けて反射させる反射面14aを有している。この反射面14aは、その光軸Axを含む平面に沿った断面形状が楕円形に近い形状に設定されており、該反射面14aで反射した光源バルブ12からの光を、鉛直断面内においては後側焦点Fの前方近傍において略収束させるとともに、水平断面内においては光源バルブ12をその収束位置をより前方側へ変位させるようになっている。
このリフレクタ14は、合成樹脂成形品であって、水平面に沿って延びる下端壁14bを有しており、この下端壁14bの後部には、その下方側から光源バルブ12を挿入固定するための開口部14cが形成されている。
ホルダ20は、投影レンズ16とリフレクタ14との間に配置された筒状の部材であって、その前端部において投影レンズ16を支持している。そして、このホルダ20は、その後端部においてシェード18を介してリフレクタ14に固定されている。
シェード18は、金属板で構成されており、光軸Axと直交する鉛直面に沿って延びるように配置されている。
このシェード18は、水平方向に延びる上端縁18aを有しており、この上端縁18aが投影レンズ16の後側焦点Fを通るように配置されている。そして、このシェード18によりリフレクタ14の反射面14aからの反射光の一部を遮蔽して、投影レンズ16から前方へ出射する上向き光を除去するようになっている。
このシェード18は、その上端縁18aの左右両端部から上方側へ向けて環状に延長形成されており、その外周部においてホルダ20とリフレクタ14とによって挟持されている。
第2シェード22は、光源バルブ12からの直射光の一部を遮光するためのシェードであって、シェード18と光源バルブ12との間に配置されている。
この第2シェード22は、金属板で構成されており、シェード18と光源バルブ12との間の中央位置よりもシェード18寄りの位置において光軸Axと直交する鉛直面に沿って延びるように配置されている。
この第2シェード22は、その上端縁22aを光源バルブ12の前方位置においてシェード18の上端縁18aよりも上方まで突出させるようにして形成されている。その際、この第2シェード22は、光源バルブ12のガラス管12bの外径寸法と同程度の左右幅で形成されており、その上端縁18aは略半円形状に形成されている。この第2シェード22の上端縁18aの、シェード18の上端縁18aからの上方突出量は、光源バルブ12のガラス管12bの外径寸法と同程度の値に設定されている。そして、この第2シェード22は、その下端部に形成された水平フランジ部においてリフレクタ14の下端壁14bに固定されている。
本実施形態に係る車両用灯具10は、車両前後方向に延びる軸線に対して光軸Axが僅かに前下がりの角度で延びるように配置された状態で用いられるようになっている。
図4は、本実施形態に係る車両用灯具10から前方へ照射される光により、灯具前方25mの位置に配置された仮想鉛直スクリーン上に形成されるロービーム用配光パターンPLを透視的に示す図である。
このロービーム用配光パターンPLは、二輪車用のロービーム用配光パターンであって、その上端部にカットオフラインCLを有している。このカットオフラインCLは、灯具正面方向の消点であるH−Vのやや下方において左右方向に水平に延びるように形成されている。
このロービーム用配光パターンPLは、リフレクタ14の反射面14aで反射した光源バルブ12からの光によって投影レンズ16の後側焦点面上に形成されたその発光部12aの像を、投影レンズ16により上記仮想鉛直スクリーン上に反転投影像として投影することにより形成され、そのカットオフラインCLは、シェード18の上端縁18aの反転投影像として形成されるようになっている。
同図において、2点鎖線で輪郭を示す直射配光パターンPaは、仮に第2シェード22が存在しなかったとした場合に、光源バルブ12から投影レンズ16に到達する直射光によりロービーム用配光パターンPLに対して重畳的に形成される配光パターンである。
この直射配光パターンPaは、ロービーム用配光パターンPLの左右方向中央部においてカットオフラインCLの位置から下方へ向けて縦長に延びるように形成されている。これは、光源バルブ12の発光部12aが上下方向に延びるフィラメントで構成されていることによるものである。
このような直射配光パターンPaがロービーム用配光パターンPLに対して重畳的に形成されると、車両前方路面の正面部分に光溜りが形成されてしまい、これによりロービーム用配光パターンPLに配光ムラが発生してしまうこととなる。
しかしながら、実際には、シェード18と光源バルブ12との間に、光源バルブ12からの直射光の一部を遮光するための第2シェード22が、その上端縁22aを光源バルブ12の前方位置においてシェード18の上端縁18aよりも上方まで突出させるようにして配置されているので、光源バルブ12からシェード18の上端縁18aの上方近傍を通って投影レンズ16へ向かう直射光が第2シェード22によって遮光されることとなり、これにより直射配光パターンPaの明るさは大幅に減少することとなる。
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
本実施形態に係る車両用灯具10は、プロジェクタ型の灯具として構成されているが、光源バルブ12がリフレクタ14に対してその下方側から挿入固定された構成となっているので、従来のように光源バルブ12がリフレクタ14に対してその後方側から挿入固定された構成となっている場合に比して灯具の全長を短くすることができる。
また、このように光源バルブ12がリフレクタ14に対してその下方側から挿入固定された構成とすることにより、光源バルブ12がリフレクタ14に対してその側方側から挿入固定された構成となっている場合に比して、光源バルブ12を挿入固定するためのスペースを確保することが容易に可能となる。
このように本実施形態によれば、プロジェクタ型の車両用灯具10において、その全長を短くした上で、光源バルブ12のリフレクタ14への挿入固定用のスペースを容易に確保することができる。
特に本実施形態においては、ランプボディ50がリフレクタ14の上側および左右両側に近接して配置されているので、本実施形態の灯具構成を採用することが特に効果的である。
また本実施形態においては、投影レンズ16と光源バルブ12との間にリフレクタ14からの反射光の一部を遮光するシェード18が配置されているので、ロービーム用配光パターンPLを形成することができる。
そして本実施形態においては、このシェード18と光源バルブ12との間に、光源バルブ12からの直射光の一部を遮光するための第2シェード22が、その上端縁22aを光源バルブ12の前方位置においてシェード18の上端縁18aよりも上方まで突出させるようにして形成されているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、本実施形態に係る車両用灯具10のように、光源バルブ12がリフレクタ14に対してその下方側から挿入固定されている場合には、光源バルブ12から前方へ向かう直射光が投影レンズ16を透過して前方へ出射することにより、車両前方路面の正面部分に光溜りを形成してしまい、これによりロービーム用配光パターンPLに配光ムラが発生してしまうおそれがある。
これに対し、本実施形態のように、光源バルブ12から前方へ向かう直射光の一部を第2シェード22によって遮光することにより、車両前方路面の正面部分に光溜りを形成してしまう原因となる光の量を低減させることができる。そしてこれによりロービーム用配光パターンPLに配光ムラが発生してしまうおそれを最小限に抑えることができる。
その際、第2シェード22はシェード18の後方側に配置されているので、リフレクタ14からの反射光に対するシェード18の遮光機能が第2シェード22の存在によって損なわれてしまうのを効果的に抑制することができる。そしてこれによりロービーム用配光パターンPLのカットオフラインCLの鮮明度を維持することができる。
上記実施形態においては、車両用灯具10が、ロービーム用配光パターンPLを形成するように構成されているものとして説明したが、フォグランプ用の配光パターン等を形成するように構成されている場合においても、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
上記実施形態においては、車両用灯具10が、二輪車用の灯具である場合について説明したが、四輪車等の灯具として用いることも可能である。
次に、上記実施形態の変形例について説明する。
まず、上記実施形態の第1変形例について説明する。
図5は、本変形例に係る車両用灯具110を示す、図1と同様の図である。
同図に示すように、この車両用灯具110の基本的な構成は上記実施形態の場合と同様であるが、光源バルブ12の位置が上記実施形態の場合と異なっており、これに伴って、リフレクタ114および第2シェード122の構成が上記実施形態の場合と多少異なっている。
すなわち、本変形例においても、光源バルブ12がリフレクタ114に対してその下方側から挿入固定された構成となっているが、その際、光源バルブ12は、その発光部12aをシェード18の上端縁18aよりも下方側に位置させるようにして配置されている。
これに伴い、本変形例のリフレクタ114は、その下端壁114bおよび開口部114cが上記実施形態の場合よりも下方に変位しており、その反射面114aの形状も上記実施形態の場合とは多少異なっている。
また、本変形例の第2シェード122も、上記実施形態の第2シェード22と同様、その上端縁122aを光源バルブ12の前方位置においてシェード18の上端縁18aよりも上方まで突出させるようにして配置されているが、その上方突出量は上記実施形態の場合よりも小さくなっている。
本変形例の構成を採用した場合においても、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
しかも本変形例においては、光源バルブ12の発光部12aがシェード18の上端縁18aよりも下方側に位置しているので、光源バルブ12から前方へ向かう直射光の第2シェード122による遮光量を多くすることができる。
このため本変形例においては、第2シェード122の上端縁122aの上方突出量が上記実施形態の場合よりも小さいにもかかわらず、所要の遮光量を確保することができる。そして、このように第2シェード122の上端縁122aの上方突出量を小さくすることにより、第2シェード122によって遮光されてしまうリフレクタ114からの反射光をその分だけ少なくすることができる。そしてこれによりロービーム用配光パターンPLのカットオフラインCLの鮮明度を維持することが一層容易に可能となる。
なお、本変形例のように、光源バルブ12が、その発光部12aをシェード18の上端縁18aよりも下方側に位置させるようにして配置された構成とした上で、第2シェード122が配置されていない構成を採用することも可能である。
次に、上記実施形態の第2変形例について説明する。
図6は、本変形例に係る車両用灯具210を示す、図2と同様の図である。
同図に示すように、この車両用灯具210の基本的な構成は上記実施形態の場合と同様であるが、上記実施形態の第2シェード22に相当する部材は配置されておらず、その代わりに、投影レンズ216の後面216bの中央領域に光拡散処理が施された構成となっている。
この光拡散処理は、投影レンズ216の後面216bの中央領域に複数のシリンドリカルレンズ素子216sを縦縞状に形成することにより行われている。そしてこれにより、光源バルブ12から前方へ向かう直射光の多くを複数のシリンドリカルレンズ素子216sによって左右方向に拡散させた後に投影レンズ216から前方へ出射させるようになっている。
その際、リフレクタ14からの反射光のうち、投影レンズ16の後側焦点Fの近傍を通る光は、投影レンズ216の後面216bに対してその中央領域から左右両側に外れた位置に到達し、投影レンズ16の後側焦点Fから左右両側に離れた位置を通る光が、投影レンズ216の後面216bに対してその中央領域に到達することとなる。
このため、投影レンズ216の後面216bの中央領域に複数のシリンドリカルレンズ素子216sが形成されているにもかかわらず、ロービーム用配光パターンPLのカットオフラインCLは、その左右方向中央部分の鮮明度が確保されることとなる。
本変形例の構成を採用することにより、車両前方路面の正面部分に光溜りを形成してしまう原因となる光を拡散させることができ、これによりロービーム用配光パターンPLに配光ムラが発生してしまうおそれを最小限に抑えることができる。
しかも本変形例においては、複数のシリンドリカルレンズ素子216sによって投影レンズ216からの出射光を左右方向に拡散させるようになっているので、ロービーム用配光パターンPLのカットオフラインCLの上方へ向かうグレア光の発生を最小限に抑えることができる。
なお、本変形例のように、投影レンズ216の後面216bの中央領域に複数のシリンドリカルレンズ素子216sが形成された構成とする代わりに、またはこれに加えて、投影レンズ216の前面216aの中央領域に複数のシリンドリカルレンズ素子が縦縞状に形成された構成とすることも可能であり、また光拡散処理としてシボ加工やフロスト加工等が施された構成とすることも可能である。
なお、上記実施形態およびその変形例において諸元として示した数値は一例にすぎず、これらを適宜異なる値に設定してもよいことはもちろんである。
また、本願発明は、上記実施形態およびその変形例に記載された構成に限定されるものではなく、これ以外の種々の変更を加えた構成が採用可能である。
10、110、210 車両用灯具
12 光源バルブ
12a 発光部
12b ガラス管
14、114 リフレクタ
14a、114a 反射面
14b、114b 下端壁
14c、114c 開口部
16、216 投影レンズ
18 シェード
18a、22a、122a 上端縁
20 ホルダ
22、122 第2シェード
22b 下端フランジ部
50 ランプボディ
216a 前面
216b 後面
216s シリンドリカルレンズ素子
Ax 光軸
CL カットオフライン
F 後側焦点
PL ロービーム用配光パターン
Pa 直射配光パターン

Claims (5)

  1. 投影レンズと、この投影レンズの後側焦点よりも後方側に配置された光源バルブと、この光源バルブからの光を上記投影レンズへ向けて反射させるリフレクタと、を備えてなる車両用灯具において、
    上記光源バルブが、上記リフレクタに対して該リフレクタの下方側から挿入固定されている、ことを特徴とする車両用灯具。
  2. 上記投影レンズと上記光源バルブとの間に、上記リフレクタからの反射光の一部を遮光して上端部にカットオフラインを有する配光パターンを形成するためのシェードが配置されている、ことを特徴とする請求項1記載の車両用灯具。
  3. 上記光源バルブが、該光源バルブの発光部を上記シェードの上端縁よりも下方側に位置させるようにして配置されている、ことを特徴とする請求項2記載の車両用灯具。
  4. 上記シェードと上記光源バルブとの間に、該光源バルブからの直射光の一部を遮光するための第2シェードが、該第2シェードの上端縁を上記光源バルブの前方位置において上記シェードの上端縁よりも上方まで突出させるようにして配置されている、ことを特徴とする請求項2または3記載の車両用灯具。
  5. 上記投影レンズの前面および/または後面における中央領域に光拡散処理が施されている、ことを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の車両用灯具。
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