JP2014080857A - 集砂受枠の取付部材および雨水貯留浸透設備 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】上部組付け部材2及び下部組付け部材3と、下部組付け部材3内に設けられ、底板及びその両側端から立設する側板を有する溝形状の集砂受枠4とを備え、上部組付け部材2の周壁リブ25に嵌合するとともに、集砂受枠4の両側板の上端部4Aのそれぞれに係合する受枠保持部12を有し、受枠保持部12は、集砂受枠4の上端部4Aの上方に位置する上部係止壁と、上端部4Aの両側方に位置する側部係止壁とを備えることで、集砂受枠4を下部組付け部材3に対して保持する取付部材10を提供する。
【選択図】図1
Description
図1の符号1は、地下において雨水を集めるとともに、外部に流出又は浸透させる雨水貯留浸透槽を示している。雨水貯留浸透槽1は、上下に嵌合する上部組付け部材2及び下部組付け部材3と、下部組付け部材3内に設けられた溝形状の集砂受枠4と、を備えている。そして、本第1の実施の形態による集砂受枠4の取付部材10は、雨水貯留浸透槽1において、集砂受枠4を下部組付け部材3に対して保持するためのものであり、上部組付け部材2の下面に突設して設けられている。
ここで、以下の説明では、平面視で長さ方向Xに直交する方向であって、受枠軸Oに対して水平方向に直交する方向を幅方向Wとする。
さらに、傾斜板21の下面には、中央リブ26(図6参照)が縦横方向(長さ方向X及び幅方向W)に沿って設けられている。なお、前記中央リブ26については、後述する第2の実施の形態で詳しく説明する。
この集砂受枠4は、組み付けられた上部組付け部材2と下部組付け部材3との間に形成される貯留空間Rに配置され、雨水とともに流入した土砂を集積するものであり、長さ方向Xに配列された複数の下部組付け部材3の全体にわたって長さ方向Xに連続するように配置される。
嵌合凹部11は、周壁リブ25に嵌合する幅方向Wに沿う凹溝11aと、幅方向Wの中心部において補強リブ25aに嵌合する他の凹溝11cと、が互いに直交する方向に交差して形成されている。上記の他の凹溝11cは、嵌合凹部11の一方の側面から僅かに突出する程度で設けられている。
外壁部14Aは、内壁部14Bよりも下方に延びる長さが長く、鉛直方向に延びている。
要は、上部係止壁13と一対の側部係止壁14A、14Bによって形成される凹部分によって集砂受枠4の上端部4Aを囲うように設けられていればよい。つまり、この状態において、集砂受枠4は浮き上がりと、幅方向Wへの移動と、が受枠保持部12によって規制され、所望の位置に保持されることになる。
すなわち、図1に示すように、本実施の形態の集砂受枠の取付部材10では、上部組付け部材2の下面から突設するように設けられており、取付部材10の上方への移動が上部組付け部材2によって規制され、受枠保持部12の上下方向の位置が移動しない構成となる。そのため、集砂受枠4が何らかの外力を受けて浮き上がろうとするときに、その上端部4Aが受枠保持部12の上部係止壁13に当接しても、取付部材10自体は上方へ移動することがないことから、集砂受枠4の浮き上がりを上部係止壁13によって規制することができる。また、集砂受枠4の上端部4Aの側方に側部係止壁14(外壁部14A及び内壁部14B)が位置するので、集砂受枠4が幅方向W(横方向)へ移動しようとしても、その移動が側部係止壁14(14A、14B)によって規制されることになる。
そのうえ、取付部材10が反発力を利用した保持構造ではないので、長期的な使用により反発力が小さくなるのに伴って保持力が低下するといった不具合も生じないことから、集砂受枠4の位置や姿勢を長期的に安定して維持することができる。
しかも、上部組付け部材2の外周部に位置する周壁リブ25の位置に取付部材10が配置されるので、組付け部材の外方から取付部材10を装着することが容易になり、施工性を向上させることができる。そのうえ、組み付け後においても外から見えやすいことから、集砂受枠4に対する保持状態、或いは取付部材10自体の上部組付け部材2に対する装着状態を目視により確認し易くなるという利点がある。
図5に示すように、第2の実施の形態による集砂受枠4の取付部材10Aは、上部組付け部材2の下面側に設けられる中央リブ26に着脱可能に装着されている。中央リブ26は、図6に示すように縦横方向(長さ方向X及び幅方向W)に沿って所定の間隔をあけて配置されており、本実施の形態では平面視で中心部分で交差する十字形状の縦横方向の中央リブ26Aの高さ寸法が他の中央リブ26Bよりも高さが低く(垂下寸法が短く)設定されている。そして、その中心部分の中央リブ26Aに第2の実施の形態による取付部材10Aが装着されている。
図9(a)、(b)に示すように、第3の実施の形態の雨水貯留浸透槽1Aは、上述した第1〜2の実施の形態による雨水貯留浸透槽1(図1、図4等参照)よりも平面形状が大きく、上部組付け部材2A及び下部組付け部材3Aの中央リブ26(上部組付け部材2Aのみ図10(b)参照)の配列数が多い形状となっている。例えば、上記第1の実施の形態における雨水貯留浸透槽1の上部組付け部材2及び下部組付け部材3の各四辺の1辺の長さが500mm(すなわち平面視で500mm角)であって、本第3の実施の形態による雨水貯留浸透槽1Aの上部組付け部材2A、下部組付け部材3Aはそれぞれ1000mm角となる。
ここで、上部取付け部材2Aは、図10(a)に示す矢印の方向に向けて紙面上から下に向かう傾斜板21を有している。なお、図10(a)には、傾斜板21の裏面21aに取り付けられる本実施の形態の取付部材10Bを破線で示している。また、図10(b)の二点鎖線は、縦横に延在する中央リブ26に取り付けられた取付部材10Bを示している。周壁リブ25は、四辺のうち前記傾斜板21の最も下った位置の1辺(これを開口縁21bという)を除いた3辺のみに設けられている。
図11及び図12に示すように、取付部材10Bの嵌合凹部11には、長手方向(幅方向W)に沿って延びる凹溝11aが設けられるとともに、縦横が十字形状に交差する十字状凹溝11cが長手方向に間隔をあけて複数(ここでは3箇所)形成されている。隣り合う十字状凹溝11c同士の間隔は、縦横の中央リブ26(図10)が交差する交差部P(P1〜P5)の間隔と一致している。すなわち、取付部材10Bは、3箇所の嵌合部(十字状凹溝11c)によって上部組付け部材2Aの取付リブ26aに取り付けられている。取付リブ26aに設けられる交差部Pは、図10(b)に示すように本実施の形態では5箇所(P1〜P5)あり、そのうちの中央の3箇所(P2、P3、P4)に取付部材10Bの十字状凹溝11cが嵌合する。
なお、本実施の形態では、十字状凹溝11cを3箇所としているが、この箇所数は1箇所以上であればよく、5箇所すべての交差部P1〜P5に嵌合するように十字状凹溝11cを設けた取付部材10Bであってもかまわない。
図13(a)〜(c)に示すように、第4の実施の形態の雨水貯留浸透設備Aは、上述した第1〜第3の実施の形態の雨水貯留浸透槽1、1A、1Bを備えることによって構成される設備であって、集砂受枠4の取付部材10、10A、10Bを有し、地中に埋設されて道路の表面から流下した雨水を一時的に貯留するとともに外部に放出し浸透させるための設備である。
ここでは、図1に示す第1の実施の形態による雨水貯留浸透槽1を用いた雨水貯留浸透設備Aの構成について以下説明する。
そして、集砂受枠4の両端部が位置する下部組付け部材3には、集砂受枠4内に流下した土砂の堆積状態を確認する点検口51,51が設置されている。また、最上段に位置する上部組付け部材2には、不図示の側溝から流下した雨水を収集する集水ますTが連結され、この集水ますTから雨水を収集して雨水貯留浸透槽1に流入させるようになっている。
さらに、本実施の形態では内壁部14Bにテーパー面14aを形成しているが、外壁部14Aにテーパー面を形成してもよいし、内壁部14Bと外壁部14Aの両方に形成してもよい。また、テーパー面を省略することも可能である。
2、2A 上部組付け部材
3、3A 下部組付け部材
4 集砂受枠
4A 上端部
4a 上面
10、10A、10B 取付部材
11 嵌合凹部
11a、11c 凹溝
12 受枠保持部
13 上部係止壁
14 側部係止壁
14A 外壁部
14B 内壁部
14a テーパー面
14b ツメ部
21 傾斜板
25 周壁リブ(横リブ)
26 中央リブ(横リブ)
41 底板
42 側板
43 上縁カール部
A 雨水貯留浸透設備
W 幅方向
X 長さ方向
Y 縦方向
Claims (7)
- 上下に嵌合する上部組付け部材及び下部組付け部材と、該下部組付け部材内に設けられ、底板及びその両側端から立設する側板を有する溝形状の集砂受枠と、を備え、地下において雨水を集めるとともに、外部に流出又は浸透させる雨水貯留浸透槽において、前記集砂受枠を前記下部組付け部材に対して保持するための集砂受枠の取付部材であって、
前記上部組付け部材の下面に突設して設けられるとともに、前記集砂受枠の両側板の上端部のそれぞれに係合する受枠保持部を有してなり、
該受枠保持部は、
前記集砂受枠の上端部の上方に位置する上部係止壁と、
前記上端部の少なくともいずれか一方の側方に位置する側部係止壁と、
を備えていることを特徴とする集砂受枠の取付部材。 - 前記上部組付け部材には、その下面から垂設されて前記集砂受枠の幅方向に沿って延在する横リブが設けられ、
当該取付部材には、前記横リブに着脱可能に装着される凹溝状の嵌合凹部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の集砂受枠の取付部材。 - 前記上部組付け部材には、その周壁の一部であって、前記幅方向に沿って延在する周壁リブが設けられ、
該周壁リブに前記嵌合凹部を嵌合させて装着されていることを特徴とする請求項2に記載の集砂受枠の取付部材。 - 前記受枠保持部は、前記上部係止壁と、前記集砂受枠の一方の上端部の両側から挟持する一対の前記側部係止壁と、を有する凹形状をなしていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の集砂受枠の取付部材。
- 前記一対の側部係止壁のうち少なくとも一方における、前記集砂受枠に対向する面には、下方に向かうに従って漸次、前記集砂受枠の上端部から幅方向に離れる方向に傾斜するテーパー面が形成されていることを特徴とする請求項4に記載の集砂受枠の取付部材。
- 前記集砂受枠は、その上端部から前記集砂受枠の幅方向の外側に向けて延ばされた上縁カール部が設けられ、
前記側部係止壁における前記幅方向で前記集砂受枠の外側に位置する外壁部の下端には、前記上縁カール部の下端に係止するツメ部が前記集砂受枠の側板に向けて突出していることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の集砂受枠の取付部材。 - 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の集砂受枠の取付部材を有し、地中に埋設されて道路の表面から流下した雨水を一時的に貯留するとともに外部に放出し浸透させる前記雨水貯留浸透槽を備えたことを特徴とする雨水貯留浸透設備。
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