JP6088776B2 - 集砂受枠の取付部材 - Google Patents
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Description
すなわち、特許文献1の集砂受枠の取付部材は、集砂受枠の上端部を治具取付部から取付部材を介して幅方向(横方向)の外側に引っ張った状態で係止し、該上端部の側面を挟持している。つまり、取付部材は、集砂受枠の限られた所定位置にのみ固定することが可能であるため、取付け位置の自由度が少なく、施工性の優れた構造が求められており、その点で改善の余地があった。
したがって、下部組付け部材に集砂受枠を取り付ける施工時や、集砂受枠を高圧ジェット等を用いて洗浄する時などに、集砂受枠に対して外力が作用しても、当該取付部材によって集砂受枠が保持され、浮き上がったり、幅方向にずれたりすることがなく、集砂受枠の位置や姿勢を維持することができる。
また、係止部および係合部を備えた挿通ピンを底板の貫通穴に挿入するだけの簡単な構造により集砂受枠を保持することができるので、施工が容易であり、部材コストを低減することができる。
また、この場合、リブの所定位置に挿通ピンを係合させることができるので、取付け位置に自由度をもたせることができる。
また、本発明に係る集砂受枠の取付部材は、上下に嵌合する上部組付け部材及び下部組付け部材と、該下部組付け部材の底盤体に載置され、底板及びその両側端から立設する側板を有する溝形状の集砂受枠と、を備え、地下において雨水を集めるとともに、外部に流出又は浸透させる雨水貯留浸透槽において、前記集砂受枠を前記下部組付け部材に対して保持するための集砂受枠の取付部材であって、前記集砂受枠の底板に形成された貫通穴に挿通可能な挿通ピンと、該挿通ピンの一端に設けられていて、前記貫通穴よりも大径に形成された係止部と、前記挿通ピンの他端側に設けられていて、前記挿通ピンが前記貫通穴に挿通された状態で前記下部組付け部材の底盤体に係合可能な係合部と、を備え、前記係止部は、上面が球面状に形成されていることを特徴としている。
ここで、以下の説明では、平面視で長さ方向Xに直交する方向であって、受枠軸Oに対して水平方向に直交する方向を幅方向Wとする。
底板41には、集砂受枠4の長さ方向Xの中心部で、且つ幅方向Wの中心部に厚さ方向に貫通する円形状の貫通穴44が形成されている。貫通穴44の内径は、後述する取付部材10の挿通ピン11の外径と同等、或いはその外径よりも僅かに大きい寸法に決められている。
スリット溝13の下端11a部分には、下端11aへ向かうに従い漸次、開口幅が広がるテーパー面13aが形成されている。
また、挿通ピン11の外周面には、係止部12から下側に間隔をあけた部分に、挿通ピン11の径方向外側に向けて突出するとともに、周方向全周にわたって延在する弾性変形可能な抜け防止凸部14が形成されている。本実施の形態では、係止部12の下面12aと抜け防止凸部14との間の部分(図3に示す外周凹部10a)のピン軸方向の間隔は、集砂受枠4の底板41の厚さ寸法と略同じ寸法に設定されている。そして、抜け防止凸部14は、貫通穴44よりも大径となるように形成されている。
すなわち、図1および図2に示すように、本実施の形態の集砂受枠の取付部材10では、集砂受枠4の貫通穴44に挿通された挿通ピン11の下端11a側に設けられるスリット溝13が下部組付け部材3の底盤体30における縦リブ33Aに係合した状態で、挿通ピン11の一端に設けられる係止部12が集砂受枠4の底板41の上側に位置するので、底板41の上方への移動を係止部12によって規制することができる。そのため、集砂受枠4が何らかの外力を受けて浮き上がろうとするときに、底板41が係止部12の下面12aに当接し、集砂受枠4が上方へ移動しないように上から押さえられるので、集砂受枠4の浮き上がりを防止することができる。また、幅方向W(横方向)へ移動しようとする集砂受枠4の移動は、底板41の貫通穴44に挿通されている挿通ピン11によって規制されることになる。
また、係止部12およびスリット溝13を備えた挿通ピン11を底板41の貫通穴44に挿入するだけの簡単な構造により集砂受枠4を保持することができるので、施工が容易であり、部材コストを低減することができる。
また、この場合、リブ33A、33Bの所定位置に挿通ピン11を係合させることができるので、取付け位置に自由度をもたせることができる。
なお、本実施の形態では、スリット溝13を縦リブ33Aに挿嵌させているが、横リブ33Bであってもかまわない。
3 下部組付け部材
4 集砂受枠
10 取付部材
11 挿通ピン
11a 下端
12 係止部
12a 下面
12b 上面
13 スリット溝(係合部)
14 抜け防止凸部
33A 縦リブ
41 底板
42 側板
44 貫通穴
W 幅方向
X 長さ方向
Claims (8)
- 上下に嵌合する上部組付け部材及び下部組付け部材と、該下部組付け部材の底盤体に載置され、底板及びその両側端から立設する側板を有する溝形状の集砂受枠と、を備え、地下において雨水を集めるとともに、外部に流出又は浸透させる雨水貯留浸透槽において、前記集砂受枠を前記下部組付け部材に対して保持するための集砂受枠の取付部材であって、
前記集砂受枠の底板に形成された貫通穴に挿通可能な挿通ピンと、
該挿通ピンの一端に設けられていて、前記貫通穴よりも大径に形成された係止部と、
前記挿通ピンの他端側に設けられていて、前記挿通ピンが前記貫通穴に挿通された状態で前記下部組付け部材の底盤体に係合可能な係合部と、
を備え、
前記底盤体は、底盤と、該底盤の上面に突設されたリブと、を有し、
前記係合部は、前記挿通ピンの他端から一端に向けて設けられたスリット溝であり、
該スリット溝は、前記下部組付け部材の前記リブに挿嵌することを特徴とする集砂受枠の取付部材。 - 前記スリット溝の開口幅は、他端側から一端側に向かうに従い漸次、小さくなっていることを特徴とする請求項1に記載の集砂受枠の取付部材。
- 前記挿通ピンの外周面には、前記係止部から下側に間隔をあけた部分に、前記挿通ピンの径方向外側に向けて突出する弾性変形可能な抜け防止凸部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の集砂受枠の取付部材。
- 前記係止部は、上面が球面状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の集砂受枠の取付部材。
- 前記貫通穴は、前記集砂受枠の幅方向の中央部分に設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の集砂受枠の取付部材。
- 上下に嵌合する上部組付け部材及び下部組付け部材と、該下部組付け部材の底盤体に載置され、底板及びその両側端から立設する側板を有する溝形状の集砂受枠と、を備え、地下において雨水を集めるとともに、外部に流出又は浸透させる雨水貯留浸透槽において、前記集砂受枠を前記下部組付け部材に対して保持するための集砂受枠の取付部材であって、
前記集砂受枠の底板に形成された貫通穴に挿通可能な挿通ピンと、
該挿通ピンの一端に設けられていて、前記貫通穴よりも大径に形成された係止部と、
前記挿通ピンの他端側に設けられていて、前記挿通ピンが前記貫通穴に挿通された状態で前記下部組付け部材の底盤体に係合可能な係合部と、
を備え、
前記係止部は、上面が球面状に形成されていることを特徴とする集砂受枠の取付部材。 - 前記挿通ピンの外周面には、前記係止部から下側に間隔をあけた部分に、前記挿通ピンの径方向外側に向けて突出する弾性変形可能な抜け防止凸部が形成されていることを特徴とする請求項6に記載の集砂受枠の取付部材。
- 前記貫通穴は、前記集砂受枠の幅方向の中央部分に設けられていることを特徴とする請求項6又は7に記載の集砂受枠の取付部材。
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