JP2014079999A - 原料供給装置及びそれを用いた樹脂組成物の製造装置、並びに樹脂組成物の製造方法 - Google Patents

原料供給装置及びそれを用いた樹脂組成物の製造装置、並びに樹脂組成物の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】酸化劣化物が少なく、かつ高い耐衝撃性を有する樹脂組成物を簡便に製造することができる原料供給装置を提供すること。
【解決手段】減圧手段と、第1の不活性ガス供給部1と、原料に振動を与える加振手段と、を備える真空タンク4と、前記真空タンク4に接続され、第2の不活性ガス供給部1を備えるフィーダ7と、を有し、前記減圧手段により減圧された前記真空タンク4内に、前記第1の不活性ガス供給部1から不活性ガスが供給され、前記加振手段によって前記原料が攪拌され、前記フィーダ4内部には、前記第2の不活性ガス供給部1により不活性ガスが供給される原料供給装置。
【選択図】図2

Description

本発明は、原料供給装置及びそれを用いた樹脂組成物の製造装置、並びに樹脂組成物の製造方法に関する。
押出機で樹脂組成物を溶融混練する工程において、樹脂組成物の酸化劣化を低減する技術としては、例えば、押出機の原料供給口に窒素を供給して、原料中の酸素濃度を低減させることで、酸化劣化を防止する方法が知られている。この他にも、特許文献1に記載のように、タンク内を減圧して窒素置換する操作を2回繰り返すことにより、タンク内の酸素濃度を低下させる方法も知られている。
一方、粉体原料に水分が付着している場合、付着した水分が押出機の熱で気化してガス化することで、押出機内のガス量が多くなり、粉体原料の食い込み不良を起こすという問題がある。この水分を除くべく原料を乾燥させる技術としては、特許文献2に記載のように、高温の乾燥機を使って乾燥させる方法が一般的である。
特開平11−165342号公報 特開平08−208958号公報
しかしながら、窒素を供給口等に供給する方法の場合、通常の溶融混練だけでは原料との窒素との接触時間が短いため、原料近傍の酸素濃度はある程度低減するものの、原料中に取り込まれた酸素迄は置換されない。特許文献1に記載の技術のようにタンク内を減圧して窒素置換したとしても、酸素除去は不十分である。特許文献2に記載の技術では水分を蒸発させるため、温度が高くなり、かつ処理時間も長いという短所があった。
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであって、酸化劣化物が少なく、かつ高い耐衝撃性を有する樹脂組成物を簡便に製造することができる原料供給装置を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するため鋭意検討した結果、樹脂組成物を溶融混練する押出機に原料を供給する原料供給装置の装置構成を特定することにより、前記目的を達成し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、以下の通りである。
〔1〕
減圧手段と、第1の不活性ガス供給部と、原料に振動を与える加振手段と、を備える真空タンクと、
前記真空タンクに接続され、第2の不活性ガス供給部を備えるフィーダと、
を有し、
前記減圧手段により減圧された前記真空タンク内に、前記第1の不活性ガス供給部から不活性ガスが供給され、前記加振手段によって前記原料が攪拌され、
前記フィーダ内部には、前記第2の不活性ガス供給部により不活性ガスが供給される、原料供給装置。
〔2〕
前記加振手段が、前記原料を攪拌する攪拌手段である、〔1〕に記載の原料供給装置。
〔3〕
前記フィーダが、重量式フィーダである、〔1〕又は〔2〕に記載の原料供給装置。
〔4〕
前記真空タンクの下流に、遮断弁が設けられた、〔1〕〜〔3〕のいずれか一項に記載の原料供給装置。
〔5〕
前記真空タンクと前記フィーダの間に配置された中間タンクを、更に有し、
前記真空タンクと前記中間タンクと前記フィーダとを接続する均圧用配管を、更に有する、〔1〕〜〔4〕のいずれか一項に記載の原料供給装置。
〔6〕
〔1〕〜〔5〕のいずれか一項に記載の原料供給装置と、
前記原料供給装置に接続された押出機と、
を有する、樹脂組成物の製造装置。
〔7〕
前記原料供給装置と前記押出機とを接続する接続部が密閉されており、
前記真空タンクの下流領域に不活性ガスを供給する第3の不活性ガス供給部を、更に有する、〔6〕に記載の樹脂組成物の製造装置。
〔8〕
下記(1)〜(3)工程を順不同で行う原料供給工程と、
前記原料供給工程を経た原料を、押出機により溶融混練する押出工程と、
を有する、樹脂組成物の製造方法;
(1)真空タンクに前記樹脂組成物の前記原料を入れ、前記真空タンクの内部を減圧する工程、
(2)前記真空タンクの内部に不活性ガスを供給する工程、
(3)前記真空タンクの内部にある前記原料に振動を与える工程。
〔9〕
前記原料供給工程を経た前記原料を、不活性ガス雰囲気下で前記押出工程に供する、〔8〕に記載の樹脂組成物の製造方法。
本発明によれば、酸化劣化物が少なく、かつ高い耐衝撃性を有する樹脂組成物を簡便に製造することができる原料供給装置を提供することができる。
本実施形態の樹脂組成物の製造装置の一例の概略図を示す。 本実施形態の原料供給装置の一例の概略図を示す。 本実施形態の樹脂組成物の製造装置の別の例の概略図を示す。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「本実施形態」という。)について詳細に説明する。本発明は、以下の実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々変形して実施できる。なお、図面中、同一要素には同一符号を付すこととし、重複する説明は省略する。また、上下左右等の位置関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づくものとし、図面の寸法比率は図示の比率に限られるものではない。さらに、本明細書において、「略」を付した用語は、当業者の技術常識の範囲内でその「略」を除いた用語の意味を示すものであり、「略」を除いた意味自体をも含むものとする。
本実施形態の原料供給装置は、押出機等に接続することで、樹脂組成物の製造装置等として使用することができる。本実施形態の原料供給装置は、減圧手段と、第1の不活性ガス供給部と、原料に振動を与える加振手段と、を備える真空タンクと、真空タンクに接続され、第2の不活性ガス供給部を備えるフィーダとを備を有し、減圧手段により減圧された真空タンク内に、第1の不活性ガス供給部から不活性ガスが供給され、加振手段によって原料が攪拌され、フィーダ内部には、第2の不活性ガス供給部により不活性ガスが供給される原料供給装置である。原料が入れられた真空タンク内を減圧し、そこに不活性ガスを供給することで、真空タンク内を不活性ガスで置換することができ、さらには溶媒等の低沸点成分を原料から除去することもできる。そして、加振手段によって原料に振動を与えることで、原料をよく混合することができ、さらには上記した水分やその他の低沸点成分(低沸点溶媒等)の除去も効率よく行うことができる。このような処理を原料供給装置において行うことで、最終生成物として得られる樹脂組成物の酸化劣化物の含有量を低減できるとともに、樹脂組成物の耐衝撃性等も優れたものにできる。以下、本実施形態の原料供給装置及びそれを用いた樹脂組成物の製造装置の一例を、図を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施形態の樹脂組成物の製造装置(以下、単に「製造装置」という場合がある。)の一例の概略図を示し、図2は、本実施形態の原料供給装置の一例の概略図を示す。図1に示す製造装置Aは、押出機12と、押出機12の押出機トップシュート9、押出機サイドフィーダシュート14の上に設けられた3体の原料供給装置(TOP1、TOP2、サイド1)とを有する。3体の原料供給装置のうち、原料供給装置TOP1が本実施形態の原料供給装置(図2参照)であり、押出機12に接続された3体の原料供給装置の中で最上流側に設けられている。
図2に示すように、原料供給装置TOP1は、真空タンク4と、中間タンク5と、重量式フィーダ7とを有する。真空タンク4の上部には、遮断弁24とフィルタ(濾過機)25とを介して、真空タンク4の内部を減圧する減圧手段である真空タンク用真空ポンプ20が接続されている。真空タンク4の下部には、遮断弁24を介して不活性ガス供給部1が接続されている。真空タンク4の内部には、原料に振動を与える加振手段として、真空タンク攪拌羽根19が設けられている。
真空タンク4の内部に原料を供給する真空タンク原料供給部16は、原料の供給量を制御するための遮断弁24が設けられている。この遮断弁24の代わりに、密閉可能な蓋を用いてもよい。遮断弁24としては、特に限定されず、例えば、ゲート弁、ボール弁、グローブ弁、バタフライ弁、ロータリーバルブ、真空電磁弁等のような気密性を維持できる弁を用いることができる。少なくとも、真空タンク4の下流に、遮断弁24が設けられていることが好ましい。
原料に振動を与える加振手段としては、特に限定されず、例えば、エアーノッカー、シェイカー等を用いることもできるが、原料を攪拌する攪拌手段が好ましい。攪拌手段としては、攪拌羽根等を回転させることで原料を攪拌するものが好ましい。不活性ガス供給部1は、遮断弁24を介して、真空タンク4の壁面に接続されている。真空タンク攪拌羽根19を回転させる真空タンク攪拌軸用モータ17は、特に限定されないが、定トルクタイプのインバータモータが好ましい。真空タンク攪拌羽根19によって、通常、固体状である原料を物理的に混合攪拌することで、原料を十分に混合できるとともに、原料の表面に付着した酸素を窒素に効率的に置換することもできる。真空タンク攪拌羽根19の形状は、原料を攪拌できるものであればよく、特に限定されず、例えば、リボン型攪拌羽根、タービン型攪拌羽根等が挙げられる。真空タンク攪拌羽根19の配置は、特に限定されず、略水平に配置されていてもよいし、略垂直に配置されていてもよいし、斜めに配置されていてもよい。真空タンク攪拌羽根19の回転数は、好ましくは1〜600rpmであり、より好ましくは10〜200rpmである。
真空タンク4の内部の高真空性及び高気密性を保つために、攪拌軸を真空タンク本体に挿入する開口領域は、真空タンク攪拌軸シール18(例えば、メカニカルシール等)が嵌められているものが好ましい。これにより、大気が真空タンク4の内部に入り込むことを防止できる。なお、本明細書中、「真空」とは、厳密に0Paである状態を意味するものに限定されず、1Pa〜50kPaの減圧状態も包含する。このような減圧状態としては、好ましくは1Pa〜30kPa、より好ましくは1Pa〜20kPaの減圧状態である。したがって、密閉性を保つために用いられる各種シール部材は、上記した程度の真空状態を維持できる機能を有するものであればよい。
供給する不活性ガスは、好ましくは窒素、炭酸ガス、アルゴンガスであり、より好ましくは窒素である。不活性ガスの純度は、好ましくは99.99%以上であり、より好ましくは99.999%以上である。
真空タンク4を減圧する減圧手段は、真空タンク4の本体上部に設けられたフィルタ25と、真空配管2と、遮断弁24と、遮断弁24と真空タンク用真空ポンプ20の間に設けられたフィルタ25と、真空タンク用真空ポンプ20とから構成されている。真空タンク4の本体上部に設けられたフィルタ25は、荒い粒子を濾過するもの(1次濾過)であり、遮断弁24と真空タンク用真空ポンプ20の間に設けられたフィルタ25は、より目が細かなフィルタであり、より微細な粒子を選択するもの(2次濾過)である。
1次濾過として用いられるフィルタ25によって濾過できる粒子の平均粒径は、通常500μm以上であり、好ましくは100μm以上であり、より好ましくは50μm以上である。2次濾過として用いられるフィルタ25によって濾過できるフィルタ25によって濾過できる粒子の平均粒径は、通常10μm以上であり、好ましくは1μm以上であり、より好ましくは0.1μm以上である。
真空タンク用真空ポンプ20の減圧能力は、通常10kPa以下であり、好ましくは1kPa以下であり、より好ましくは0.1kPaである。真空タンク4の内部の酸素濃度を測定するため、真空タンク用酸素濃度測定装置21が、遮断弁24とフィルタ25を介して、真空タンク4と接続されている。真空タンク用酸素濃度測定装置21の上流に設けられたフィルタ25によって濾過できる粒子の平均粒径は、通常10μm以上であり、好ましくは1μm以上であり、より好ましくは0.1μm以上である。真空タンク用酸素濃度測定装置21としては、例えば、ジルコニア式酸素濃度計、磁気式酸素濃度計、限界電流式酸素濃度計等が好ましい。
真空タンク4の内部には界面計26を設けることが好ましい。界面計26は原料を真空タンク4への原料の供給量を感知するのに使用される。界面計26の種類は、特に限定されず、フロート式界面計、超音波式界面計、静電容量式界面計、圧力式界面計、光式界面計、トルク式界面計(界面に原料が到達するとトルクがかかる)等のいずれでもよい。
真空タンク4の形状は、特に限定されず、例えば、図2に示すような縦型のタンクであってもよいし、横型のタンク等であってもよい。
本実施形態の原料供給装置TOP1は、真空タンク4と重量式フィーダ7の間に配置された中間タンク5を、更に有し、真空タンク4と中間タンク5と重量式フィーダ7を接続する均圧用配管23を、更に有することが好ましい。
均圧用配管23に遮断弁24が取り付けられており、真空タンク原料排出部22の原料排出口にも遮断弁24が取り付けられている。これらの遮断弁24を開閉操作することで圧力を制御することができる。
真空タンク4と中間タンク5と重量式フィーダ7とを均圧用配管23によって接続することにより、真空タンク4とその下流に配置されている装置(中間タンク5と重量式フィーダ7)とを均圧にすることができる。これにより、真空タンク4内にある原料を真空タンク原料排出部22から排出する際に、原料を停滞させることなくスムーズに後続の装置に搬送する。ここでは、真空タンク4の下流に、重量式フィーダ7だけでなく中間タンク5も配置されているが、必要に応じて、中間タンク5は省略することもできる。例えば、中間タンク5を持たない原料供給装置である場合、真空タンク原料排出部22の配管が供給配管6に直結されていてもよい。
真空タンク4の内部圧力は、通常1Pa〜50kPa、好ましくは1Pa〜30kPa、より好ましくは1Pa〜20kPaに減圧されていることが好ましい。そして、真空タンク攪拌羽根19を稼働させながら、不活性ガス供給部1から不活性ガスを送り込むことによって、真空タンク4に充填された原料の表面やその空隙に取り込まれた酸素を、不活性ガスに効率よく置換できる。そのため、原料の表面や空隙にある酸素を効率よく除去できる(脱酸素)。特に、原料が粉体である場合に、その脱酸素効果が大きい。かかる観点から、真空タンク4内の酸素濃度は、使用する不活性ガスの酸素濃度と略同程度となるように制御することが好ましい。具体的には、真空タンク4内の酸素濃度は、好ましくは1.0体積%未満であり、より好ましくは0.5体積%以下であり、更に好ましくは0.1体積%以下である。
中間タンク5は、省略してもよいが、特に、真空タンク4の減圧操作やその他の処理操作に要する時間が長い場合等に設けることが好ましい。中間タンク5を真空タンク4と重量式フィーダ7の間に配置することで、重量式フィーダ7への原料供給量をより高い精度で制御することができる。中間タンク5には不活性ガス供給部1が設けられており、中間タンク5の内部に、不活性ガスを供給することができる。不活性ガスの供給量は、特に限定されないが、好ましくは1〜200NL/minであり、より好ましくは3〜150NL/minである。中間タンク5下部のコーン部の内壁面の傾斜角度は、特に限定されないが、60〜80度が好ましい。
フィーダは、容量式フィーダと重量式フィーダが挙げられるが、供給量を高精度に制御できる観点から、重量式フィーダが好ましい。重量式フィーダ7は、重量式フィーダロードセル32が重量式フィーダ原料タンク28内の原料重量を検知して時間当たりの供給量を算出し、その算出結果に基づいて重量式フィーダスクリュ30のスクリュ回転数を制御することによって、原料供給装置TOP1としての供給量を制御できる。重量式フィーダ7としては、例えば、スイス連邦K−TRON社、ドイツ連邦共和国ブラベンダー社、アメリカ合衆国アクリソン社、日本国クボタ社等が製造する市販品を用いることができる。
真空タンク4の内部にある原料が、中間タンク5の内部に搬送される工程についてより詳細に説明する。まず、中間タンク5の内部の原料を保持する方法は、特に限定されず、適宜好適な方法を採用することができる。例えば、中間タンク5の内部容積を、真空タンク4に原料を供給する1回分の供給量の2倍以上となるように設計し、中間タンク5の内部容積の1/4〜3/4の量に相当する位置に界面計26を設ける。真空タンク4に充填された原料の充填量が界面計以下になったら、所定量の原料を真空タンク4に更に供給するとともに、真空タンク4の減圧操作と不活性ガス供給操作を実施するように設定する。真空タンク4の内部の酸素濃度が所定の濃度まで低減された場合、若しくは、減圧操作と不活性ガス供給操作が所定回数に達した場合に、真空タンク原料排出部22の下部に設けた遮断弁24を開き、真空タンク4に充填されていた原料を中間タンク5に供給する。その際、均圧用配管23を設けていることにより、真空タンク4から中間タンク5への原料供給を円滑に行うことができる。また、時々、中間タンク5のコーン部等においてブロッキングした原料が溜留してしまう場合、ノッカー、バイブレーター等の加振装置を設けることや、中間タンク5のコーン部に不活性ガスを供給する不活性供給部を設けることによって、ブロックキングした原料の滞留を解消しやすくなるため好ましい。中間タンク5の内部容積は、真空タンク4の原料供給量、減圧操作時間、不活性ガスの供給操作時間、重量式フィーダ7の供給量、及び重量式フィーダ原料タンク28の容積等を考慮して、決定することができる。
中間タンク5に供給する不活性ガスの供給量は、特に限定されないが、好ましくは1〜200NL/minであり、より好ましくは3〜150NL/minである。本実施形態では真空タンク4の酸素濃度は十分に低減できているので、不活性ガス供給量は外部から中間タンク5に空気が進入しない程度の微加圧であってもよい。
供給配管6の配置角度は、特に限定されないが、85〜90度が好ましい。供給配管6の角度を85度以上とすることにより、配管の内壁に溜まる粉体が重量式フィーダ7に落下することを防止できるので、ひいては、重量式フィーダロードセル32の不具合発生も防止でき、安定した原料供給を行うことができる。また、重量式フィーダ7に不活性ガス供給部1を接続し、重量式フィーダ7の内部にも不活性ガスを直接供給してもよい。原料供給装置TOP1と押出機12とを接続する接続部が密閉されており、真空タンク4の下流領域に不活性ガスを供給する第3の不活性ガス供給部1を、更に有することが好ましい。
重量式フィーダスクリュ30を用いることによって、重量式フィーダ原料排出口31から後続の押出機12に原料を供給することができる。重量式フィーダスクリュ30は、重量式フィーダスクリュ駆動用モータ29によって駆動させる。重量式フィーダスクリュ駆動用モータ29は、特に限定されないが、定トルクのインバータモータが好ましい。
重量式フィーダスクリュ30は、特に限定されず、公知のものを採用することもできる。重量式フィーダスクリュ30としては、オーガタイプの単軸スクリュ、単軸のスパイラルスクリュ、オーガタイプの二軸スクリュ、完全噛み合い型二軸スクリュが好ましく、オーガタイプの単軸スクリュ、オーガタイプの二軸スクリュがより好ましい。重量式フィーダ原料タンク28の形状は、特に限定されないが、円筒型タンク、円錐台型タンクが好ましい。重量式フィーダ原料タンク28の、内壁面の傾斜角度は、好ましくは75〜90度(鉛直方向)である。重量式フィーダ原料タンク28の内壁面の傾斜角度を上記範囲とすることにより、原料が壁面に滞留することを防止できるため好ましい。重量式フィーダ原料タンク28に不活性ガスを供給する場合、不活性ガスの供給量は、好ましくは1〜30NL/minであり、より好ましくは3〜20NL/minである。不活性ガスの供給量を上記範囲することで、重量式フィーダロードセル32に負荷を与えない程度に不活性ガスを供給することができる。
押出機12の種類は、特に限定されないが、二軸同方向回転押出機等の二軸押出機が好ましい。押出機としては、例えば、ドイツ連邦共和国COPERION社製、「ZSK」シリーズ、東芝機械社製、「TEM」シリーズ、日本製鋼所社製、「TEX」シリーズ等が挙げられる。押出機12は、その気密性の観点から、バレルとバレルがガスケットを介して接続されていることが好ましい。ガスケットとしては、特に限定されず、例えば、液状の熱硬化性耐熱性ガスケット、金属ガスケット等が使用できる。
押出機12の規格や大きさは、特に限定されないが、バレル径Dは40〜200mmであることが好ましい。バレル径Dを40mm以上とすることにより、生産量が高く、コストが一層削減できるため、経済性に優れる。バレル径Dを200mm以下とすることにより、溶融混練時の発熱を一層効果的に抑制できる。押出機12の長さLは、特に限定されないが、バレル径Dの12〜60倍であることが好ましい。押出機12の長さLをバレル径Dの12倍以上とすることにより、原料を十分に混練することができ、押出機12の長さLをバレル径Dの60倍以下とすることにより、原料の酸化劣化を一層効果的に抑制できる。
押出機12のモータは、特に限定されず、インバータモータでもよいし、直流モータでもよい。モータには、必要に応じて冷却装置を設けてもよい。モータの冷却装置としては、例えば、空気冷却タイプや循環水冷却タイプ等が挙げられるが、空気中にゴミをまき散らさない観点から、循環水冷却タイプが好ましい。押出機ギアボックス10は、高トルクのものが好ましい。
押出機ギアシャフトとスクリュシャフト接合部11は、押出機12のスクリュシャフトとギアシャフトとを結合する部位である。例えば、押出機12が二軸押出機である場合、通常、そのスクリュシャフトには、長さ/スクリュ径比=0.3〜2.5程度のスクリュエレメントを装着するため、シャフトとスクリュエレメントの間にわずかな隙間が生じる場合がある。また、スクリュエレメント同士の間にもわずかな隙間が生じる場合がある。そのような場合に押出機12内を真空ベントにより減圧すると、これらのわずかな隙間から大気が入り込んでしまい、溶融樹脂等を酸化劣化させる場合がある。そのため、押出機ギアシャフトとスクリュシャフト接合部11に不活性ガス供給部1を設け、そこから不活性ガスを供給することで、不活性ガス排出部3から、過剰な不活性ガスを排出することが好ましい。
不活性ガス排出部3は、不活性ガス供給部1の不活性ガスの供給量が少ない場合は、設けなくてもよい。不活性ガスの流量は、通常、1〜50NL/minであり、好ましくは3〜20NL/minである。不活性ガスの供給量を2NL/min以上とすることにより、押出機ギアシャフトとスクリュシャフト接合部11の内部への空気の入り込みを効果的に防止でき、押出機12内の溶融樹脂等の酸化劣化を一層効果的に抑制できる。押出機ギアシャフトとスクリュシャフト接合部11に関しては、アクリル板等にゴムパッキンを付ける等によって内部への空気の入り込みを防止することが好ましい。
原料供給装置TOP1から押出機12への原料供給は、押出機トップシュート供給配管8(配置角度が60〜90度(鉛直方向)であることが好ましい。)から、押出機トップシュート9に供給される。押出機12に接続されている押出機トップシュート9の内壁面の好ましい傾斜角度は、60〜85度であり、より好ましくは65〜80度である。押出機トップシュート9の内壁面の角度を60度以上とすることにより、粉体樹脂等が壁面に溜まりにくくなり、85度以下とすることにより、原料が内壁面を流れやすくなるので、見掛けの密度が大きくなり、押出機12のスクリュに原料をしっかりと食い込ませることができる。押出機トップシュート9の形状は、特に限定されず、例えば、逆円錐状でもよいし、直方体形状であってもよい。
押出機トップシュート9の上部には、必要に応じて、ガス抜き配管等のガス抜き部(図示せず)を設けて、過剰なガスを系外に排出することが好ましい。このような構造をとることにより、製造装置Aは、真空タンク4から原料が排出された後、押出機12によって樹脂組成物として押出されるまでの間、不活性ガス雰囲気を保ったまま処理されるようになっている。なお、原料総量に対する粉体樹脂の含有量が30質量%未満である場合、上記したガス抜き部は必ずしも設けられなくてもよい。ガス抜き部を設ける場合、そのガス出口にはバグフィルタを付けることが好ましい。バグフィルタが付けられていない場合、集塵ダクトの吸い込みの強さは、押出機トップシュート9の内部が負圧にならないように調整することが好ましい。
押出機トップシュート9に接続された不活性ガス供給部1の不活性ガス出口先端部は、下方向に向いていることが好ましい。さらに、この不活性ガス出口先端部は、押出機トップシュート9のスクリュエレメント頂上から高さ10cm以内に配置されることが好ましく、より好ましくは5cm以内であり、更に好ましくは2cm以内である。不活性ガス出口先端部には、焼結金属(焼結金属フィルタ)を使って、不活性ガスを分散させることが好ましい。不活性ガス出口先端部が下方向に向いていることで、不活性ガスは一度下向きに供給されることになり、上向きに上昇するときに不活性ガスは拡散し、粉体樹脂の表面やその空隙に取り込まれた酸素を効率的に除去できるとともに、押出機トップシュート9内の酸素も効率的に除去することができる。
不活性ガス出口先端部とスクリュエレメント頂上からの高さは、低い方が好ましい。このような配置とすることで、不活性ガスがスクリュに当たって分散しやすいなるとともに、押出機トップシュート9には粉体樹脂が集合しやすくなるため、不活性ガスと粉体樹脂の接触効率が向上する。不活性ガスの流量は、通常、1〜200NL/minであり、好ましくは3〜150NL/minである。不活性ガスの流量を1NL/min以上とすることにより、押出機トップシュート9の酸素濃度を1体積%以上に制御することが容易となる。200NL/min以下とすることにより、不活性ガス量を適量とすることができ、スクリュに原料をしっかりと食い込ませることができる。
押出機トップシュート9の内部の酸素濃度は、特に限定されないが、好ましくは1体積%未満であり、酸化劣化物を低減する観点から、より好ましくは0.8体積%未満であり、更に好ましくは0.1体積%未満である。各部位との接合部には、大気の侵入を防ぐ観点から、例えば中心が膨らんだシリコンゴム製の接合部品等を使うことが好ましい。
原料供給装置TOP2、サイド1は、上記した真空タンク4が設けられていない以外は、原料供給装置TOP1と同様の構成を取り得るので、相違点を中心に以下に説明する。
原料供給装置TOP2は、原料供給装置TOP1と同様に、押出機トップシュート9に原料を供給する。原料供給装置サイド1は、サイドフィーダ(図示せず)のシュートに原料を供給し、サイドフィーダを経由して、押出機12のサイドフィードバレル34に原料を供給される。
押出機12が上記した二軸同方向回転押出機である場合、その好ましいバレル構成の一例としては、図1に示すように混練ゾーンを少なくとも1つ有する構成が挙げられる。混練ゾーンのスクリュ構成としては、例えば、ニーディングブロック(右ネジ、左ネジ、ニュートラル)、スクリュフライト(右ネジ、左ネジ)、バリスターリング、切り欠きスクリュ等を適宜選択し、必要に応じてこれらを組み合わせて用いることができる。
押出機ベント13は、大気ベントであってもよいし、真空ベントであってもよい。本実施形態では、押出機トップシュート9とダイヘッド(図示せず)の間に、少なくとも1つの大気ベント又は真空ベントを設けることが好ましく、少なくとも1つの大気ベントと少なくとも1つの真空ベントを有することがより好ましい。このような構成とすることにより、揮発成分や分解物を樹脂組成物から一層効果的に除去することができる。なお、得られる樹脂組成物に揮発成分や分解物をそれほど含有しない場合は、上記した押出機ベント13は省略することもできる。なお、押出機ベント13として真空ベントを用いる場合は、その圧力は、1Pa〜50kPaの範囲に維持することが好ましい。
押出機ベント13には、酸化劣化物数を抑制する観点から、不活性ガスを供給することが好ましい。例えば、上記した大気ベントと真空ベントを設ける場合、大気ベントと真空ベントに不活性ガスを供給することがより好ましい。
添加剤や他の樹脂(ペレット樹脂等)をサイドフィードする場合は、サイドフィーダ(図示せず)に原料供給装置サイド1を取り付けることが好ましい。サイドフィーダのシリンダーには冷却装置を取り付けることが好ましい。
サイドフィードバレル34の下流側には、上記のスクリュエレメントを使って第2混練ゾーン35を設けることができる。混練ゾーンの長さLは、スクリュ径の2倍以上であることが好ましい。例えば、添加剤として難燃剤を用いる場合、難燃剤は原料供給装置TOP1、TOP2以外からでも供給できる。より具体的には、難燃剤は、少なくとも1台の重量式フィーダから、トップシュートのバレル以外に供給することが挙げられる。供給方法は、特に限定されず、例えば、難燃剤が液状である場合、押出機に注入ノズルを付け、重量式フィーダから供給することができる。液状難燃剤の好ましい添加位置は、第1混練ゾーン33の上流側、第1混練ゾーン33と第2混練ゾーン35の間、若しくは、第2混練ゾーン35の下流側である。また、難燃剤が固体である場合、重量式フィーダを使って、サイドフィーダから供給できる。
押出機スクリーンチェンジャ15は、例えば、ブレーカプレート(図示せず)を複数有することが好ましい。これにより、スクリーンメッシュ(図示せず)の1つが酸化劣化物で詰まったときには新しいスクリーンメッシュに切り替えることができる。これにより、押出機スクリーンチェンジャ15のスクリーンメッシュが詰まったときであっても、押出機12を停止することなくスクリーンメッシュの切り替えを行うことができる。また、スクリーンメッシュの交換頻度を約2倍程度に延ばす手段として、例えば、ブレーカプレートとスクリーンメッシュの間に隙間を作るスーパープレートを用いてもよい。
スクリーンメッシュの押出能力は、特に限定されないが、好ましくは1〜30mm2/(全押出量)kg/hrであり、より好ましい範囲は、5〜25mm2/(全押出量)kg/hrである。押出能力が1mm2/(全押出量)kg/hr以上のスクリーンメッシュを用いることで、異物がすぐに詰まることがなく、交換頻度を伸ばすことができ、生産性を一層向上させることができる。押出能力が30mm2/(全押出量)kg/hr以下のスクリーンメッシュを用いることにより、スクリーンチェンジャをコンパクト化することができ、滞留時間を短縮でき、得られる樹脂組成物の耐衝撃性を一層向上させることができる。
スクリーンメッシュの目開きの大きさは、特に限定されず、例えば、10番〜200番であり、好ましくは20番〜200番であり、より好ましくは20番〜150番である。スクリーンメッシュは、上記したものの任意の組み合わせとすることもできる。複数のスクリーンメッシュを併用する場合、例えば、上流から下流に向かって、50番、20番、100番、50番、10番の組み合わせ、20番、50番、100番、50番、10番等の組み合わせ等が可能である。
添加剤として無機フィラー等を用いると、スクリーンメッシュの目詰まりの原因となる場合があるので、このような添加剤を用いる場合はスクリーンメッシュを設けない方が好ましい。また、スクリーンチェンジャの代わりにブレーカプレートを付けて、スクリーンメッシュを交換するときに押出機を停止させる方法でも構わない。この場合、停止時間を短くして、押出機内に空気が入らないようにすることが好ましい。
押出機12の先端のダイプレートの1オリフィス当たりの吐出量は、特に限定されないが、10〜40kg/hrであることが好ましい。
なお、ストランドカット方式を採用する場合、ダイプレートのストランド出口にメヤニが発生することがあるので、空気を吹き付けるメヤニ除去装置(図示せず)を配置してもよい。吹き付ける空気は、フィルタに通した空気であることが好ましく、5μm程度のメッシュのフィルタに通すことがより好ましい。さらに、ストランドバス(図示せず)の冷却水もフィルタを通した方が好ましく、10μm程度のメッシュのフィルタに通すことがより好ましい。
ここでは、一例としてストランドカット方式を採用する場合を説明したが、樹脂組成物の成形はホットカット方式でもよいし、アンダーウォーターカット方式でもよい。通常、ストランドカット方式で得られるペレットは、円柱状ペレットであり、ホットカットやアンダーウォーターカットで得られるペレットは、球状ペレットである。ペレットの目標平均サイズの設定値は、好ましくは1.0〜6.0mmであり、より好ましくは2.0〜4.0mmであり、更に好ましくは2.5〜3.5mmである。ペレットの目標平均サイズを1mm以上に設定することで、振動篩等での分級が容易となる。ペレットの目標サイズを6.0mm以下に設定することで、成形機スクリュや押出機スクリュで溶融混練不足となることを効果的に防止できる。
本実施形態の製造装置は、必要に応じて、複数の原料供給装置TOP1を有してもよい。例えば、用いる原料の種類や使用量等を考慮して、適宜好適な構成とすることができる。例えば、図3は、本実施形態の製造装置の別の一例の概念図を示す。図3に示すように、真空タンク4は、原料の形状等に応じて必要な箇所に設けることができる。製造装置Bは、3体の原料供給装置(TOP1、TOP2及びサイド1)のいずれにも真空タンク4が取り付けられている。
続いて、樹脂組成物の原料について説明する。樹脂組成物の原料としては、特に限定されず、種々の樹脂を原料として用いることができる。原料の具体例としては、例えば、熱可塑性樹脂が挙げられる。
熱可塑性樹脂の種類は、特に限定されず、公知の樹脂を用いることもできる。好ましい具体例としては、ポリフェニレンエーテル(例えば、ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル)、ポリ(2,6−ジメチルフェニレンエーテル−co−2,3,6−トリメチルフェニレンエーテル)等)、ポリカーボネート、ポリオレフィン系樹脂(高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン・プロピレン共重合体等)、ポリスチレン系樹脂(ポリスチレン、ハイインパクトポリスチレン、アクリロニトリル・スチレン共重合体、シンジオタクチックポリスチレン、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体等)、ポリエステル系樹脂(ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート等)、スチレン・ブタジエンブロック共重合体、水素添加スチレン・ブタジエンブロック共重合体、水素添加スチレン・イソプレンブロック共重合体、ホモポリオキシメチレン、コポリマーポリオキシメチレン、ポリフェニレンスルニド、ポリアミド系樹脂(例えば、ポリアミド6、ポリアミド6,6、ポリアミド4,6、ポリアミド11,ポリアミド12,ポリアミド6,10、ポリアミド6,12、ポリアミド6/6,6、ポリアミド6/6,12、ポリアミドMXD(m−キシリレンジアミン),6、ポリアミド6,T、ポリアミド9,T、ポリアミド6,I、ポリアミド6/6,T、ポリアミド6/6,I、ポリアミド6,6/6,T、ポリアミド6,6/6,I、ポリアミド6/6,T/6,I、ポリアミド6,6/6,T/6,I、ポリアミド6/12/6,T、ポリアミド6,6/12/6,T、ポリアミド6/12/6,I、ポリアミド6,6/12/6等)、ポリアミドイミド、ポリアリーレート、ポリアリールスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルイミド、ポリテトラフルオロエチレン、ポリエーテルケトン、ポリフェニレンエーテルとアルケニル系樹脂のブレンド物ポリオレフィン系樹脂等が挙げられる。これらは、1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
樹脂組成物の原料としては、上記した樹脂以外にも種々の添加剤を併用することができる。添加剤としては、例えば、無機フィラー、難燃剤、オイル、官能基付与剤、可塑剤、各種着色剤、着色補剤、紫外線吸収剤、耐電防止剤、安定剤等が挙げられる。
無機フィラーとしては、例えば、重質炭酸カルシウム、膠質炭酸カルシウム、軟質炭酸カルシウム、シリカ、カオリン、クレー、硫酸バリウム、酸化亜鉛、アルミナ、水酸化マグネシウム、タルク、マイカ、ガラスフレーク、ハイドロタルサイト、針状フィラー(ウオラストナイト、チタン酸カリウム、塩基性硫酸マグネシウム、セプライト、ゾノトライト、ホウ酸アルミニウム)、ガラスビーズ、シリカビーズ、アルミナビーズ、カーボンビーズ、ガラスバルーン、カーボン、磁性フィラー、圧電・焦電フィラー、摺動性フィラー、封止材用フィラー、紫外線吸収フィラー、制振用フィラー、導電性フィラー(ケッチェンブラック、アセチレンブラック)、ガラス繊維、炭素繊維、金属繊維等が挙げられる。これらは、1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
難燃剤としては、例えば、トリフェニルホフォスフェート、フェニルビスドデシルホスフェート、フェニルビスネオペンチルホスフェート、フェニル−ビス(3,5,5’−トリメチルヘキシルホスフェート)、エチルジフェニルホスフェート、2−エチル−ヘキシルジ(p−トリル)ホスフェート、ビス−(2−エチルヘキシル)p−トリルホスフェート、トリトリルホスフェート、ビス−(2−エチルヘキシル)フェニルホスフェート、トリ−(ノニルフェニル)ホスフェート、ジ(ドデシル)−p−トリルホスフェート、トリクレジルホスフェート、ジブチルフェニルホスフェート、2−クロロエチルジフェニルホスフェート、p−トリルビス(2,5,5’−トリメチルヘキシル)ホスフェート、2−エチルヘキシルジフェニルホスフェート、2,2−ビス−{4−[ビス(フェノキシ)ホスホリルオキシ]フェニル}プロパン、2,2−ビス−{4−[ビス(メチルフェノキシ)ホスホリルオキシ]フェニル}プロパン、リン酸−(3−ヒドロキシフェニル)ジフェニル、レゾルシン・ビス(ジフェニルホスフェート)、2−ナフチルジフェニルホフォスフェート、1−ナフチルジフェニルホフォスフェート、ジ(2−ナフチル)フェニルホフォスフェート等といった、リン酸エステル系難燃剤及びジホスフィン酸塩からなる群より選ばれる少なくとも1種が挙げられる。これらは1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
オイルとしては、例えば、パラフィン系オイル、ナフテン系オイル、シリコン系オイル等が挙げられる。これらは1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
官能基付与剤としては、例えば、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、無水マレイン酸、リンゴ酸、クエン酸等が挙げられる。これらは1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
可塑剤としては、例えば、パラフィン系可塑剤、ナフテン系可塑剤等のプロセスオイル等が挙げられる。これらは1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
着色剤としては、例えば、アンタントロン、アントラキノン、ベンズイミダゾロン、ジケトピロロ−ピロール、ジオキサジン、ジアゾ、インダントロン、イソインドリン、イソインドリノン、ナフトール、ペリノン、ペリレン、フタロシアニン、ピラントロン、キナクリドン、キノフタロン等が挙げられる。これらは1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
着色補剤としては、例えば、酸化チタン、硫化亜鉛等が挙げられる。これらは1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
紫外線吸収剤としては、例えば、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン系紫外線吸収剤、2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4,6−ジ−tert−ブチルフェノール等のベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤等が挙げられる。これらは1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
耐電防止剤としては、市販品を用いることもでき、例えば、花王社製、「エレクトリックストリッパー」等が挙げられる。これらは1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
安定剤としては、例えば、リン系安定剤、イオウ系安定剤、ヒンダードフェノール系安定剤等が挙げられる。
本実施形態の供給装置で用いられる原料の形状等は、特に限定されず、例えば、顆粒、ペレット、粉体等が挙げられる。
顆粒状の原料である場合、その平均粒径は1mm以上であることが好ましい。また、表面に凸凹があり、比表面積が大きく、酸素が表面に吸着されやすいものが好ましい。従来、酸素吸着量が多い原料から得られる樹脂組成物については、原料そのものに多量の酸素が吸着されているため酸化劣化の大幅低減が困難であったが、本実施形態によれば、そのような原料であっても大幅な酸素濃度低減化が可能であり、得られる樹脂組成物についても酸化劣化を効果的に抑制できる。
ペレットの場合、その最大長は1〜6mmの範囲のものが好ましい。また、比表面積が比較的大きく、酸素が表面に吸着されやすいものが好ましい。ペレットの場合についても、顆粒状の原料を用いる場合と同様に、酸素吸着量が多い原料であっても、大幅な酸素濃度低減化が可能であり、得られる樹脂組成物についても酸化劣化を効果的に抑制できる。
粉体の場合、平均粒径は0.01〜1000μmであることが好ましい。また、表面に凹凸があり比表面積が大きいもの、一次粒子から構成されている二次粒子で、かつ二次粒子に空洞があり、酸素が表面に吸着されやすいものが好ましい。粉体の場合についても、顆粒状の原料やペレットの原料を用いる場合と同様に、酸素吸着量が多い原料であっても、大幅な酸素濃度低減化が可能であり、得られる樹脂組成物についても酸化劣化を効果的に抑制できる。
本実施形態の樹脂組成物の製造方法としては、下記(1)〜(3)工程を順不同で行う原料供給工程と、前記原料供給工程を経た原料を、押出機により溶融混練する押出工程と、を有する樹脂組成物の製造方法が挙げられる。
(1)真空タンクに樹脂組成物の原料を入れ、真空タンクの内部を減圧する工程、
(2)真空タンクの内部に不活性ガスを供給する工程、
(3)真空タンクの内部にある原料に振動を与える工程。
本実施形態の樹脂組成物の製造方法は、例えば、上記した製造装置を用いることで行うこともできる。以下、各工程について説明する。
(1)真空タンクに樹脂組成物の原料を入れ、真空タンクの内部を減圧する工程(減圧工程)については、真空タンクの原料供給部より、原材料を供給し、原料供給部の遮断弁を閉じ、真空減圧部を作動させることで減圧することができる。なお、真空タンク内部は、1Pa〜20kPaの範囲に減圧することが好ましい。
(2)真空タンクの内部に不活性ガスを供給する工程(不活性ガス供給工程)については、真空タンクに接続された不活性ガス供給部により、真空タンクの内部に不活性ガスを供給することができる。その際の圧力は、102.4kPa〜120kPaの範囲であることが好ましい。そして、真空タンクの内部の酸素濃度を0.5体積%未満にすることが好ましい。この酸素濃度は、真空タンクの内部に酸素濃度測定部を設け、気体酸素濃度をモニタリングすることが好ましい。なお、上記した(1)工程及び(2)工程は、いずれも2回以上行うことが好ましい。これにより酸素濃度の低減効果が一層大きい。
(3)真空タンクの内部にある原料に振動を与える工程(加振工程)については、(1)減圧工程と(2)不活性ガス供給工程の前後あるいは前後に亘って行ってもよいが、(1)減圧工程と(2)不活性ガス供給工程を行っている際に加振工程も行うことが好ましい。少なくとも(1)〜(3)工程を同時に行うことにより、原料の表面や内部に吸着・付着した酸素を一層効率的に除去できる。また、原料を真空タンクの後続の装置(例えば、中間タンク等)に移送する際には、加振工程によって加えられる振動により、原料が真空タンク内でブロッキングすることなく円滑に移送できる。(3)工程としては、真空タンクの内部にある原料を攪拌する工程が好ましい。加振装置の具体例としては、例えば、ノッカー、バイプレーター、機械的な攪拌機等が挙げられ、これらの中でも、好ましくは攪拌機である。
原料供給工程を経た原料は、不活性ガス雰囲気下で押出工程に供することが好ましい。これにより、得られる樹脂組成物の酸化劣化を一層効果的に抑制することができ、耐衝撃性を一層向上させることができる。不活性ガス雰囲気は、例えば、不活性ガスを原料と同伴させることで形成することができる。
原料供給工程を経た原料は、押出機により溶融混練することで押し出され、樹脂組成物として得ることができる(押出工程)。押出工程は、上記した押出機を用いることができる。押出工程としては、押出機トップシュート9に不活性ガスを供給し、低酸素濃度雰囲気を維持することが好ましい。また、サイドフィーダシュートにも不活性ガスを供給し、低酸素濃度雰囲気を維持することが、酸化劣化物低減の観点から、より好ましい。またさらに、酸化劣化物を一層低減するには、押出機ギアシャフトとスクリュシャフト接合部11にも不活性ガスを供給し、低酸素濃度雰囲気を維持することが更に好ましい。
以下、実施例及び比較例により本発明を更に詳細に説明するが、本発明は以下の実施例により何ら限定されるものではない。なお、以下の実施例において特に断りがない限り、「%」及び「部数」は質量基準に基づくものである。
各実施例及び比較例とも、図1に示す製造装置及び図3に示す原料供給装置を用い、その条件を変えて樹脂組成物を製造し、その物性等を評価した。なお、図1の製造装置は図3に示す原料供給装置を原料供給装置TOP1として用いた。そして、二軸同方向回転押出機(押出機)として、コペリオン社製「ZSK40メガコンパウンダー(12バレル)」を使用した。押出機のバレル構成は、以下の通りである。
No.1バレル :第1供給口
No.2〜3バレル :搬送ゾーン
No.4バレル :第1混練ゾーン
No.5バレル :第1真空ベント
No.6バレル :第2供給口(サイドフィードバレル)
No.7バレル :第2混練ゾーン
No.8バレル :搬送ゾーン
No.9バレル :搬送ゾーン
No.10バレル :第2真空ベント
No.11バレル :液状添加物用バレル、液状添加剤混練ゾーン
No.12バレル :クローズドバレル
メッシュ :20番/40番/30番/20番
(以下、「番」は、「#」と略する場合がある。)
40番は、目開き415μm
ダイヘッド :4Φmm 10穴
ストランドバス :水温 40℃±3℃
ペレタイザー :ペレット形状 円柱 3.0±0.3mm
振動篩い :長いペレット、連粒ペレット、切り粉を排除
(押出機のリークテスト)
押出機の開口部を全て塞ぎ、0.4MPaの空気圧力をかけ、バレルとバレルの接合面からのガスのリークが無いことを確かめた。
(揮発成分の測定)
揮発成分のトルエン量は、島津製作所社製、ガスクロマトグラフィー「GC−2010Plus」で測定した(250℃)。
(シャルピー(Charpy)衝撃試験)
樹脂組成物を、射出成形機を用いて、シリンダー温度250℃、270℃、290℃、先端ノズル290℃、金型温度80の条件で、ISO−179に基づいて、成形片を作製し、ノッチングマシンでノッチを入れ、シャルピー衝撃試験機で測定した。
(酸化劣化物数の評価)
酸化劣化物数の評価は、プレス金型を用いて、250℃で圧縮成形することで、直径180mm、厚み1mmの平板を5枚作製した。平板の表面にできた黒点を酸化劣化物として、その数を数えることで、酸化劣化物数の評価を行った。具体的には、5枚の平板の表裏面を10倍のルーペを用いて目視で観察し、最大径が200μm未満の黒点及び200μm以上の黒点の数をそれぞれ数えた。
<実施例1>
以下及び表1に記載の要領で、原料を図1に示す製造装置に供給して樹脂組成物を得た。なお、装置の構成条件の詳細等については表1にも示した。
原料供給装置TOP1は、ポリフェニレンエーテル(ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル)、還元粘度0.50dL/g、平均粒径500μm、残留トルエン1300ppm;PPE)60質量部を投入できるように設定した。
原料供給装置TOP2は、ポリスチレン(PSジャパン社製、「ゼネラルパーパスポリスチレン685」;GPPS)9質量部とエチレン・ブチレン/スチレン・ブロック共重合体(旭化成ケミカルズ社製、「タフテックH1271」;SEBS)0.5質量部とエチレン・プロピレン共重合体(三井化学社製、「タフマーP0680J」;EP)0.5質量部を投入できるように設定した。
原料供給装置サイド1は、ハイインパクトポリスチレン(PSジャパン社製、「ハイインパクトポリスチレンH9405」;HIPS)20質量部を投入できるように設定した。
No.11バレルの液添バレルの液添ノズルは、難燃剤(大八化学社製、「CR−741C」)10質量部を投入できるように設定した。
原料供給装置TOP1について、真空タンク4(容量200L)の真空タンク原料排出部22と重量式フィーダ7の重量式フィーダ原料供給口27の間を、供給配管6で接続した。そして、真空タンク4と中間タンク5と重量式フィーダ原料タンク28を均圧用配管23で接続した(図2参照)。真空タンク4に付いている真空タンク原料供給部16の原料供給配管に設けられた遮断弁24以外の弁は全て「閉」にした。
そして、真空タンク4の原料供給部16から、PPE(還元粘度0.50dL/g;平均粒径500μm、残留トルエン1300ppm)75kgを投入した後、原料供給部16の遮断弁24と真空タンク4の周りに付いている遮断弁24を全て閉じた。真空タンク攪拌軸用モータ17を起動し、真空タンク攪拌羽根19を60rpmの回転数で回転させた。真空タンク攪拌軸シール18には1.0MPaの窒素を供給し、周辺の空気が真空タンク4内部に入りこまないようにした。
真空タンク用真空ポンプ20を起動し、真空配管2に設けられた遮断弁24を徐々に開き、真空タンク4内の圧力を1.3kPaとして、10分間維持した。その間、真空タンク用真空ポンプ20に飛散するPPEの微粒子は、真空タンク4の上部に設けられた50μm以上の粒子を補足するフィルタ25と、遮断弁24と真空タンク用真空ポンプ20の間に設けられた0.5μm以上の粒子を捕捉するフィルタ25を用いて、粒子が真空タンク用真空ポンプ20側に入らないようにした。そして、真空タンク攪拌羽根19を回転させながら、真空配管2に設けられた遮断弁24を閉じた。
次いで、不活性ガス供給部1である配管に設けられた遮断弁24を開き、不活性ガス供給部1から、窒素を0.1MPa、30L/minの割合で15分間供給した。同時に、均圧用配管23に設けられた遮断弁24を開いた。
真空タンク用酸素濃度測定装置21に通じる配管に設けられた遮断弁24を開くことでフィルタ25、真空タンク4内部の酸素濃度を測定した。酸素濃度が所定の濃度に達した場合、窒素の供給を停止し、均圧用配管23に設けられた遮断弁24以外の弁は全て「閉」にした。
真空タンク原料排出部22(原料供給配管でもある)にある遮断弁24を開くことで、重量式フィーダ原料供給口27を経て、重量式フィーダ原料タンク28に、PPEを45kg供給した。なお、重量式フィーダ7の原料のリフィル重量の上限値を45kg、下限値を30kgに設定した。PPEの重さが下限値の30kg未満となったら、供給配管6の遮断弁が開き、真空タンク4からPPEが供給され、上限値の45kgを超えたら、該遮断弁が閉じるように設定した(リフィル)。リフィル時、PPEとともに同伴する気体も供給されるが、ガス排出配管から、気体だけ排出された。気体が排出された後、反動で重量式フィーダ原料タンク28が減圧になったが、ガス抜き配管7−1に窒素を供給しているので、大気を吸い込むことはなかった。
PPEの供給前に、重量式フィーダ原料タンク28に直結している不活性ガス供給部1の遮断弁24を開けて、窒素を0.1MPa(10L/min)の割合で供給し、ガス抜き配管7−1に直結している不活性ガス供給部1にある遮断弁24を開けて、窒素を0.1MPa(10L/min)の割合で供給し、重量式フィーダ7の内部の酸素濃度を0.01体積%にした。
その後、重量式フィーダ7の重量式フィーダスクリュ駆動用モータ29を起動させ、90kg/hrの割合でPPEを搬送し、重量式フィーダスクリュ30を駆動させることで、重量式フィーダ7から押出機12の押出機トップシュート9(図1参照)に、原料を供給した。重量式フィーダ7から押出機12に供給するPPEの供給量は、重量式フィーダロードセル32でPPEの重量を測定し、単位時間あたりのPPEの供給量を算出した。単位時間あたりのPPEの供給量は、重量式フィーダスクリュ30の回転数を調節することで、制御した。
原料供給装置TOP2について、GPPS9質量部とSEBS0.5質量部とEP0.5質量部のブレンド物を、中間タンク5(容量200L)に供給し、ブレンド物の重量式フィーダの供給量を15kg/hrに制御した。この中間タンク5には、窒素を20L/minの割合で導入し、重量式フィーダガス抜き配管7−1には、窒素を10L/minの割合で導入した。
原料供給装置サイド1について、HIPS質量部を中間タンク5(容量200L)に供給し、HIPSの重量式フィーダの供給量を30kg/hrに制御した。この中間タンク5には、窒素を20L/minの割合で導入し、重量式フィーダガス抜き配管7−1には、窒素を10L/minの割合で導入した。
No.11バレルについて、その液添バレルの液添ノズル(図示せず)から、難燃剤を80℃に加熱して、15kg/hrの割合で導入した。
押出機12のスクリュ構成は、No.1バレルとNo.2バレルに一条ネジをそれぞれ5個配置し、その下流に搬送用2条ネジを配置し、No.4バレルにニーディングディスクライト2個、ニーディングディスクニュートラル1個、ニーディングディスクライト1個を配置した第1混練ゾーン33、No.6バレルにシールのためにニーディングディスクレフト1個配置し、その下流に搬送用の2条ネジを配置し、No.7バレルにニーディングディスクライト2個、ニーディングディスクニュートラル1個、ニーディングディスクレフト1個を配置した第2混練ゾーン、その下流に搬送用の2条ネジを配置し、No.10バレルにシールのためにニーディングディスクレフト1個を配置し、その下流に搬送用2条ネジを配置し、押出機ベント13と押出機スクリーンチェンジャ15の間に設けた液添ノズル(図示せず)の下流側にニーディングディスクライト1個とニーディングディスクニュートラル1個を配置し、その下流側に搬送用の2条ネジを配置した。
押出機ギアシャフトとスクリュシャフト接合部11に窒素を5L/minの割合で供給し、余剰の窒素は不活性ガス排出部3の配管から抜いた。そして、押出機12の押出機トップシュート9の上部にガス抜き用配管(図示せず)を設け、押出機トップシュート9内の余剰のガスを抜いた。No.1バレルの供給口には、不活性ガス供給部1の出口を押出機スクリュ上面の上5cmに配置し、窒素を20L/minの割合で供給した。
押出機サイドフィーダシュート14にも窒素を20L/min供給した。
不活性ガスとして用いた窒素は、5μmのフィルタを通過させた、99.999体積%の窒素を使用した。
押出機の操作条件は、スクリュ回転数400rpm、全体の押出量150kg/hrに設定した。真空ベント圧は1.3kPaとした。
運転は終始安定していた。運転終了後、原料のPPEを取り出し、その揮発分を測定すると820ppmであった。得られた成形体の表面の酸化劣化物数も200μm未満の黒点が46点であった。また、4時間運転後、押出機を止め、素早く、ブレーカプレートに取り付けていたメッシュを取り出し、メッシュに付着した酸化劣化物の数を確認したが、目視では酸化劣化物の存在を確認できなかった。樹脂組成物のシャルピー衝撃強度は22.1kj/m2であった。
<実施例2>
フレキシブルコンテナ(図示せず)に入ったPPEを真空タンク原料供給部16に上に置き、真空タンク4に固体用の界面計26を設け、界面計26が配置された界面にPPEが溜まると自動的に遮断弁24が閉じるように制御した点以外は、実施例1と同様に行った。
<比較例1>
真空タンク4に窒素を供給しなかった点以外は、実施例2に準拠して樹脂組成物を製造した。
<比較例2>
真空タンク4の減圧操作を行わなかった点以外は、実施例2に準拠して樹脂組成物を製造した。
<比較例3>
重量式フィーダ7の窒素置換を行わなかった点以外は、実施例2に準拠して樹脂組成物を製造した。
<比較例4>
真空タンク4の攪拌羽根を用いて攪拌しなかった点以外は、実施例2に準拠して樹脂組成物を製造した。
<実施例3>
真空タンク4の真空度を45kPaにした点以外は、実施例2に準拠して樹脂組成物を製造した。
<実施例4>
真空タンク4の真空度を15kPaにした点以外は、実施例2に準拠して樹脂組成物を製造した。
<実施例5>
真空タンク4の攪拌羽根の回転数を5rpmにした点以外は、実施例2に準拠して樹脂組成物を製造した。
<実施例6>
真空タンクの減圧操作と窒素供給操作を2回繰り返した点以外は、実施例2に準拠して樹脂組成物を製造した。
<実施例7>
中間タンク5を真空タンク4と重量式フィーダ7の間に配置し、均圧用配管23を中間タンク5にも結合した点以外は、実施例6に準拠して樹脂組成物を製造した。
<実施例8>
水分0.6質量%含んだPPEを用いた点以外は、実施例7と同様に行った。そして、得られた樹脂組成物の水分濃度も測定した。水分濃度は、カールフィッシャー測定装置を用いて測定した。その結果、運転終了後、押出機トップシュート9にあったPPEを採取し、その水分濃度を測定したところ、6000ppmから800ppmに減少していた。
<比較例5>
真空タンク4の減圧操作を行わなかった点以外は、実施例8と同様に行った。
その結果、PPE中の水分濃度が6000ppmと多いままであったため、押出機12の内部において水分がガス化し、その水分ガスがバレル内で逆流してしまい、PPEの食い込み不良を起こし、運転が安定しなかった。
<実施例9>
以下の要領で原料を供給した点以外は、実施例1に準拠して樹脂組成物を製造した。実施例9では、以下に示すペレット原料を用いた。
原料供給装置TOP1には、水分を0.6質量%含んだタルク(平均粒径4μm、竹原工業社製、「ハイトロンA」)20質量部を投入した。
原料供給装置TOP2には、実施例1のPPE/ポリスチレン(PSジャパン社製、「ゼネラルパーパスポリスチレン685」;GPPS)=80/20(質量比)の割合で含有するコンセントレートペレット28質量部と、PSのペレット29.3質量部と、ハイインパクトポリスチレン(PSジャパン社製、「H9302」;HIPS2)のペレット22.2質量部と、エチレン・プロピレン共重合体(三井化学社製、「タフマーP0680J」)のペレット0.5質量部のブレンド物を供給した。
フィーダ出口のタルクの水分を測定すると、0.6質量%から500ppmに減少していた。酸化劣化物は200μm未満が46個と少なかった。シャルピー衝撃強度は3.3kJ/m2であった。
<比較例6>
真空タンク4へ窒素を供給しなかった点以外は、実施例9に準拠して樹脂組成物を製造した。その結果、酸化劣化物数が増加した。
<比較例7>
真空タンク4の減圧操作を行わなかった点以外は、実施例9に準拠して樹脂組成物を製造した。その結果、押出機12でタルクの食い込み不良を起こし、運転が安定しなかった。
<実施例10>
以下の要領で原料を供給した点以外は、実施例7に準拠して樹脂組成物を製造した。
原料供給装置TOP1には、実施例1で用いたPPE15質量部を投入した。
原料供給装置TOP2には、ホモポリプロピレン(メルトフローレート(MFR)0.5g/10min;PP)9.8質量部を供給し、水素添加スチレン・ブタジエンブロック共重合体(重量平均分子量95000)5.0質量部と、安定剤としてチバスペシャリティ社製、「イルガノックス1010」0.1質量部と、チバスペシャリティ社製、「イルガノックス565」0.1質量部のブレンド物を供給した。
原料供給装置サイド1には、ホモポリプロピレン(MFR0.5g/10min;PP)70質量部を供給した。
その結果、酸化劣化物数及びシャルピー衝撃強度のいずれも良好であった。
<実施例11>
以下の要領で原料を供給した点以外は、実施例7に準拠して樹脂組成物を製造した。
原料供給装置TOP1には、実施例1で用いたPPE30質量部を供給した。
原料供給装置TOP2には、水素添加スチレン・ブタジエンブロック共重合体(クレイトンポリマー社製、「G1651」)9.5質量部と、無水マレイン酸0.5質量部を供給した。
原料供給装置サイド1には、ナイロン66(旭化成ケミカルズ社製、「レオナ 1300S」、融点265℃;PA)60質量部を供給した。
その結果、酸化劣化物数及びシャルピー衝撃強度のいずれも良好であった。
各実施例及び各比較例の製造条件及び得られた樹脂組成物の評価結果を、表1〜表4に示す。
*1 PPEパウダー;パウダー100質量部に対し、水0.6質量部を添加。
*2 PPEパウダーの水分(ppm)
*3 タルクの水分が0.6質量%となるようにタンブラーで水とタルクをブレンドしたものを使用した。
*4 タルク中の水分
*5 コンセントレートペレット28質量部/GPPS29.3質量部/HIPS22.2質量部/P0680J0.5質量部のブレンド物
以上より、各実施例で得られた樹脂組成物は、酸化劣化物が少なく、高い耐衝撃性を有することが確認された。
本発明の原料供給装置と製造方法は、自動車部品、電子材料、光学材料、バッテリケース材料、バッテリセル材料、フィルム、シート等の成形に用いるペレットの製造技術として産業上の利用可能性がある。
A、B 樹脂組成物の製造装置
TOP1、TOP2、サイド1 原料供給装置
1 不活性ガス供給部
2 真空配管
3 不活性ガス排出部
4 真空タンク
5 中間タンク
6 供給配管
7 重量式フィーダ
7−1 ガス抜き部(ガス排出配管)
8 押出機トップシュート供給配管
9 押出機トップシュート
10 押出機ギアボックス
11 押出機ギアシャフトとスクリュシャフト接合部
12 押出機
13 押出機ベント
14 押出機サイドフィーダシュート
15 押出機スクリーンチェンジャ
16 真空タンク原料供給部
17 真空タンク攪拌軸用モータ
18 真空タンク攪拌軸シール
19 真空タンク攪拌羽根
20 真空タンク用真空ポンプ
21 真空タンク用酸素濃度測定装置
22 真空タンク原料排出部
23 均圧用配管
24 遮断弁
25 フィルタ(濾過機)
26 界面計
27 重量式フィーダ原料供給口
28 重量式フィーダ原料タンク
29 重量式フィーダスクリュ駆動用モータ
30 重量式フィーダスクリュ
31 重量式フィーダ原料排出口
32 重量式フィーダロードセル
33 第1混練ゾーン
34 サイドフィードバレル
35 第2混練ゾーン

Claims (9)

  1. 減圧手段と、第1の不活性ガス供給部と、原料に振動を与える加振手段と、を備える真空タンクと、
    前記真空タンクに接続され、第2の不活性ガス供給部を備えるフィーダと、
    を有し、
    前記減圧手段により減圧された前記真空タンク内に、前記第1の不活性ガス供給部から不活性ガスが供給され、前記加振手段によって前記原料が攪拌され、
    前記フィーダ内部には、前記第2の不活性ガス供給部により不活性ガスが供給される原料供給装置。
  2. 前記加振手段が、前記原料を攪拌する攪拌手段である、請求項1に記載の原料供給装置。
  3. 前記フィーダが、重量式フィーダである、請求項1又は2に記載の原料供給装置。
  4. 前記真空タンクの下流に、遮断弁が設けられた、請求項1〜3のいずれか一項に記載の原料供給装置。
  5. 前記真空タンクと前記フィーダの間に配置された中間タンクを、更に有し、
    前記真空タンクと前記中間タンクと前記フィーダとを接続する均圧用配管を、更に有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の原料供給装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の原料供給装置と、
    前記原料供給装置に接続された押出機と、
    を有する、樹脂組成物の製造装置。
  7. 前記原料供給装置と前記押出機とを接続する接続部が密閉されており、
    前記真空タンクの下流領域に不活性ガスを供給する第3の不活性ガス供給部を、更に有する、請求項6に記載の樹脂組成物の製造装置。
  8. 下記(1)〜(3)工程を順不同で行う原料供給工程と、
    前記原料供給工程を経た原料を、押出機により溶融混練する押出工程と、
    を有する、樹脂組成物の製造方法;
    (1)真空タンクに前記樹脂組成物の前記原料を入れ、前記真空タンクの内部を減圧する工程、
    (2)前記真空タンクの内部に不活性ガスを供給する工程、
    (3)前記真空タンクの内部にある前記原料に振動を与える工程。
  9. 前記原料供給工程を経た前記原料を、不活性ガス雰囲気下で前記押出工程に供する、請求項8に記載の樹脂組成物の製造方法。
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