JP5804786B2 - 押出機およびそれを用いた溶融混練方法 - Google Patents
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Description
特許文献1には、粉体樹脂もしくは粉体フィラーを1条ネジスクリュエレメントと右回りニーディングブロックと中立ニーディングブロックだけの組み合わせで、搬送能力を上げる技術が開示されている。
先行文献2には、粉体フィラーとペレット樹脂を1条ネジ及び右回りニーディングブロック、中立ニーディングブロックと左回りニーディングブロックの組み合わせで、粉体樹脂の搬送能力技術が開示されている。
少なくとも1つの混練ゾーンを有する押出機であって、
前記少なくとも1つの混練ゾーンのうち最も上流に位置する第一混練ゾーンにおいて、以下のニーディングブロック(1)〜(4)を、上流から順に、少なくとも1個の(1)と少なくとも1個の(2)をこの順で含むユニットを少なくとも2組;(1)又は(4)を少なくとも1個;(3)を少なくとも1個の順で含み、
前記第一混練ゾーンの長さが、そのバレル径の6〜15倍である、押出機:
(1)B/D=0.18〜0.6、α=10〜50度、L/D=0.8〜3.3であるニーディングブロック、
(2)B/D=0.15〜0.6、α=85〜95度、L/D=0.8〜3.3であるニーディングブロック、
(3)B/D=0.05〜0.25、α=100〜140度、L/D=0.25〜1.5であるニーディングブロック、
(4)B/D=0.05〜0.17、α=10〜50度、L/D=0.45〜0.75であるニーディングブロック。
(ただし、B及びDはニーディングブロックを構成する羽根の厚み(mm)及びスクリュ径(mm)、αは隣接する2枚の羽根の間のねじれ角度(度)、Lはニーディングブロックの長さ(mm)を表す。)
図1は本発明の押出機の概略図である。
本発明の押出機は、二軸同方向回転押出機であることが好ましく、例えば、ドイツ連邦共和国COPERION社製ZSKシリーズ、日本国東芝機械製TEMシリーズ、日本製鋼所TEXシリーズ等が適している。
押出機に含まれるニーディングブロックのスクリュ径40〜200mmの範囲であることが好ましい。スクリュ径を上記範囲とすることにより、高い生産量を確保し、コストの低減化を図りつつ、溶融混練時の過度の発熱を抑制することができる。
押出機の長さはスクリュ径の12〜60倍であることが好ましい。押出機の長さを上記範囲とすることにより、十分に混練を行うことができ、また酸化劣化を防止できる。
押出機に使われるモーターに限定はないが、一般的には、インバーターモーター、直流モーターが使われる。モーターの冷却方式は、空気冷却タイプと循環水冷却タイプがあるが、空気中にゴミをまき散らさないためにも循環水冷却タイプの方が好ましい。
第一混練ゾーンの最上流位置は、第一供給口の設けられたバレル(No.1バレル)の中心から、スクリュ径の5.0〜32倍の範囲であることが好ましい。
すなわち、本発明の押出機は、前記少なくとも1つの混練ゾーンのうち最も上流に位置する第一混練ゾーンにおいて、以下のニーディングブロック(1)〜(4)を、上流から順に、少なくとも1個の(1)と少なくとも1個の(2)をこの順で含むユニットを少なくとも2組;(1)又は(4)を少なくとも1個;(3)を少なくとも1個の順で含み、
第一混練ゾーンの長さが、そのバレル径の6〜15倍である。
(1)B/D=0.18〜0.6、α=10〜50度、L/D=0.8〜3.3であるニーディングブロック、
(2)B/D=0.15〜0.6、α=85〜95度、L/D=0.8〜3.3であるニーディングブロック、
(3)B/D=0.05〜0.25、α=100〜140度、L/D=0.25〜1.5であるニーディングブロック、
(4)B/D=0.05〜0.17、α=10〜50度、L/D=0.45〜0.75であるニーディングブロック
(1)、(2)、(1)、(2)、(1)、(3);
(1)、(2)、(1)、(2)、(4)、(3);
(1)、(1)、(2)、(2)、(1)、(1)、(2)、(2)、(1)、(3);
(1)、(1)、(2)、(2)、(1)、(1)、(2)、(2)、(4)、(3);
(1)、(1)、(2)、(2)、(1)、(1)、(2)、(2)、(1)、(4)、(3)、(3);
(1)、(1)、(1)、(2)、(2)、(2)、(1)、(1)、(1)、(2)、(2)、(2)、(1)、(1)、(3)等が挙げられる。
ただし、B及びDはニーディングブロックを構成する羽根の厚み(mm)及びスクリュ径(mm)、αは隣接する2枚の羽根の間のねじれ角度(度)、Lはニーディングブロックの長さ(mm)を表す。
各ニーディングブロックを構成する羽根の枚数は2枚以上であり、好ましくは2〜10枚、より好ましくは3〜8枚、さらに好ましくは3枚〜7枚である。
ねじれ角度αとは、隣合う羽根どうしがなす角である(図2参照)。
例えば、搬送能力を低下させない程度に第一混練ゾーンの最下流側に、α=10〜50度で、B/D=0.05〜0.25のニーディングブロックを配置しても良い。
本発明の押出機は、熱可塑性樹脂とフィラーを溶融混練するのに適している。
本発明の押出機を用いて混練するのに適した熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリフェニレンエーテル、ポリフェニレンエーテルとポリスチレン系樹脂のブレンド物、ポリスチレン系樹脂(ゼネラルパーパスポリスチレン、ハイインパクトポリスチレン、アクリロニトリルとスチレン共重合体等)、ポリカーボネイト、ポリオレフィン系樹脂、ホモポリオキシメチレン、コポリマーポリオキシメチレン、ポリフェニレンスルニド、ポリアミド系樹脂、ポリアミドイミド、ポリアリーレート、ポリアリールスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルイミド、ポリテトラフルオロエチレンとポリエーテルケトンから選ばれた少なくとも1種の樹脂が挙げられる。好ましい熱可塑性樹脂は、ポリフェニレンエーテルとアルケニル系樹脂のブレンド物、ポリスチレン系樹脂、ポリカーボネイト、ポリオレフィン系樹脂、ポリフェニレンスルニドとポリアミド樹脂から選ばれた少なくとも1種である。さらに好ましい熱可塑性樹脂は、ポリフェニレンエーテルとポリスチレン系樹脂のブレンド物とポリスチレン系樹脂である。ブレンド物は、ポリフェニレンエーテルとポリスチレン系樹脂をドライブレンドしたものでも、ポリフェニレンエーテルとポリスチレン系樹脂を溶融混練したコンセントレートでも構わない。
この中でも、特に平均粒径が500μm以下のチタン酸カリウムウイスカー、硫酸マグネシウムウイスカー、ホウ酸アルミニウムウイスカー、炭酸カルシウムウイスカー、炭化ケイ素ウイスカー、酸化亜鉛ウイスカー、ケイ酸カルシウム(ワラストナイト)、マイカ、タルク、ガラスフレーク、炭酸カルシウム、クレー、カオリン、硫酸バリウム、シリカ、アルミナ、酸化マグネシウム、硫酸マグネシウムから選ばれた少なくとも1種の粉体フィラーが好ましい。
より好ましい粉体フィラーは、タルク、炭酸カルシウムであり、さらに好ましい粉体フィラーは、平均粒径5μm以下のタルク、炭酸カルシウムである。なお、粉体フィラーの平均粒径とは、光学顕微鏡もしくは、走査型電子顕微鏡等の画像上で任意の100個の粉体の投影像の最大長さを測定し、その平均値を求めたものである。
ラーの混練比は、熱可塑性樹脂とフィラーの合計100重量%に対して、熱可塑性樹脂が
40〜90重量%、フィラーが60〜10重量%であることが好ましく、より好ましくは、熱可塑性樹脂が50〜85重量%、フィラーが50〜15重量%、さらに好ましくは熱可塑性樹脂が60〜80重量%、フィラー40〜20重量%である。
また、50〜10重量%のフィラーの内、少なくとも1重量%(好ましくは5重量%、さらに好ましくは10重量%)は粉体で供されることが好ましい。
実施例、比較例において、押出機として、東芝機械社製TEM58SS(12バレル)(二軸同方向回転押出機)を使用した。(図1参照)
そのバレル構成は、次の通りである。
No.1バレル :第一供給口が設けられている。
No.2バレル :搬送ゾーン
No.3〜4バレル :第一混練ゾーン
No.5バレル :大気ベントが設けられている。
No.6バレル :第二供給口が設けられている。(サイドフィードバレル)
No,7バレル :第二混練ゾーン
No.8バレル :第三供給口が設けられている。(サイドフィードバレル)
No.9バレル :第三混練ゾーン
No.10バレル :真空ベント(絶対圧0.01MPa)が設けられている。
No.11、12バレル:クローズドバレル
また、その他の条件は、次の通りである。
ダイプレート :4Φmm オリフィス長さ15mm 20穴
ストランドバス :水温 40℃±3℃
ペレタイザー :円柱状 直径の目標値2.5±0.3mm
振動篩い :ペレターザー下流側に設置して長いペレット、連粒ペレット、切り粉を排除
全てのバレル温度)、ダイ温度:280℃
射出成形機にて、縦200mmX横200mmX厚み2mmの平板を射出成形した平板のピンゲート部表面の外観検査で行った。
フィラー分散性は以下の基準に基づいて、1〜5の5段階で評価した。
1:ピンゲート部中心から表面半径1cm以内の75%以上がざらざらしている。
2:同様に半径1cm以内の50〜74%がざらざらしている。
3:同様に半径1cm以内の25〜49%がざらざらしている。
4:同様に半径1cm以内の1〜24%がざらざらしている。
5:同様に半径1cm以内にざらざらがない。
粉体フィラーが第一供給口の下部にある押出機スクリュの上に堆積するかどうかを目視で観察した。
押出機で製造されたペレットを用いて、射出成形機(東芝機械製IS−80AM射出成形機)で縦200mmX横200mmX厚み2mmの平板を成形した。その際のシリンダー温度は、240〜290℃とし、金型温度は、60℃〜90℃とした。得られた成形体について、Izod衝撃強度と引張伸びを測定した。Izod衝撃強度は、ASTMのD256に従い、サンプルを1/8インチのノッチ付短柵として評価した。引張伸びは、ASTMD658に従い1/8インチのダンベルで評価した。
実施例、比較例においては、表1に示すA〜Hの8種類のニーディングブロックを使用した。
このうち、A、Bは本発明のニーディングブロック(1)、D、Eは本発明のニーディングブロック(2)、G、Hは本発明のニーディングブロック(3)、Cは本発明の(4)となる。
押出機のスクリュ構成を表2に示すようにして、溶融混練を行い、樹脂組成物を製造した。
混練した原料は、ポリフェニレンエーテルS201A(旭化成プラスチックスシンガポール社製)(以下PPE)/ゲネラルパーパスポリスチレン685(PSジャパン製)(以下685)=80/20のコンセントレートペレットを31.5重量部、685を23重量部、ハイインパクトポリスチレンH9302(PSジャパン製)を25重量部、タフマーP0680J(三井化学製)を0.5重量部、エチレンビスステリアルアマイド(花王製)0.2重量部、平均粒径4μmのタルク(ハイトロンA)(竹原工業製)を20重量部である。
タルク以外の原料を全てタンブラーでブレンドした後、移動ホッパーに移し、重量式フィーダーAから320kg/hrで第一供給口に供給した。
タルクは重量式フィーダーBに入れ、80kg/hrで第一供給口に供給した。実施例1〜実施例4と比較例1〜比較例8の結果は表3に示す。
比較例2(スクリュ構成3)は、繰り返されるユニットが(1)、(2)の組み合わせでなく、(1)と(3)の組み合わせであるため、実施例に比べタルクの食い込みが悪くなり、押出量が低下した。さらに、ダイ出口付近の樹脂組成物温度が高く、樹脂組成物の物性も良好ではなかった。
比較例3(スクリュ構成4)は、(1)、(2)を含むユニットの繰り返しが1回であるために、実施例に比べ、タルクの分散性が悪く、樹脂組成物の物性も良好ではなかった。
比較例5(スクリュ構成6)は、(1)、(2)を含むユニットの繰り返しが1回しかないため(後に続く(1)、(2)の並びが逆のため)、実施例に比べ、タルクの食い込みが悪く、押出量が低く、タルク分散性も悪く、樹脂組成物の物性も良好ではなかった。
比較例7,8(スクリュ構成8,9)は、(1)、(2)を含むユニットを有していない(繰り返されるユニットが、(4)とF((2)には該当しない)の組み合わせのため)、実施例に比べ、タルク分散性が低下し、物性も低下している。
実施例と比較例の比較から、請求項1のスクリュ構成を使えば、生産性と粉体フィラーの分散性を満足し、物性の良好な樹脂組成物を得ることが出来る。
実施例1のタルク分散剤をステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウムに替えた以外は、実施例1と同じ条件で溶融混練を実施した。実施例1と同様にタルクの食い込み性も良く、タルクの分散性も良く、樹脂組成物の物性も良好であった。
[実施例7]
タルクを第一供給口の重量式フィーダーBと第二供給口の重量式フィーダーDに各10重量部(各40kg/hr)供給した以外は、実施例1と同じ条件で溶融混練を行った。実施例1と同様にタルクの食い込み性も良く、タルクの分散性が若干(5から4)低くなった以外は、樹脂組成物の物性も良好であった。
[実施例8]
H9302 25重量部の供給位置を変更して重量式フィーダーCから第二供給口に供給する共に、タルク10部の供給位置を変更して重量式フィーダーEから第三供給口に供給した以外は、実施例7と同じ条件で溶融混練を実施した。H9302をサイドフィードした分、ゴム成分の熱劣化を防止でき、その結果、樹脂組成物のIzod衝撃強度が良好であった。
[実施例9]
粉体フィラーを炭酸カルシウム(ソフトン2200 平均粒径1μm 白石カルシウム社製)に替えた以外は実施例1と同様にして溶融混練を実施した。実施例1と同様に炭酸カルシウムの食い込み性も良く、タルクの分散性が若干(5から4)低くなった以外は、樹脂組成物の物性も良好であった。
[実施例10]
粉体フィラーをタルク(RGE 250 平均粒径2μm 富士タルク工業社製)に替えた以外は実施例1と同様にして溶融混練を実施した。実施例1と同様にタルクの食い込み性も良く、タルクの分散性が若干(5から4)低くなった以外は、樹脂組成物の物性も良好であった。
[実施例11]
第二供給口に供給するタルクの代わりに、太さ13μm、長さ3mmのグラスファイバーチョップ(日本板硝子社製)を使った以外は、実施例7と同じ条件で溶融混練を実施した。得られた樹脂組成物の物性も良好であった。
第一混練ゾーンのスクリュ構成を2に代えた以外は、実施例11と同じ条件で溶融混練を実施した。実施例11に比べ、樹脂組成物の物性が低下した。
[実施例12]
第三供給口に供給するタルクの代わりに、太さ13μm、長さ3mmのグラスファイバーチョップ(日本板硝子社製)を使った以外は、実施例8と同じ条件で溶融混練を実施した。樹脂組成物の物性も良好であった。
[比較例10]
第一混練ゾーンのスクリュ構成を2に代えた以外は、実施例11と同じ条件で溶融混練を実施した。実施例12に比べ、樹脂組成物の物性が低下した。
ペレット状樹脂として、PPE/685のコンセントレートの代わりにポリカーボネートL1250Y(帝人化成社製)を使った以外は、実施例1と同じ条件で溶融混練を実施した。実施例1と同様にタルクの食い込み性も良く、タルクの分散性も良く、樹脂組成物の物性も良好であった。
[実施例14]
ペレット状樹脂として、PPE/685のコンセントレートの代わりにナイロン6,6の1300S(旭化成ケミカルズ社製)を使った以外は、実施例1と同じ条件で溶融混練を実施した。実施例1と同様にタルクの食い込み性も良く、タルクの分散性も良く、樹脂組成物の物性も良好であった。
(2) 第一供給口
(3) 第一混練ゾーン
(4) 真空ベントもしくは大気ベント
(5) 第二供給口
(6) 第二混練ゾーン
(7) 第三供給口
(8) 第三混練ゾーン
(9) 真空ベントもしくは大気ベント
Claims (9)
- 少なくとも1つの混練ゾーン有する押出機であって、
前記少なくとも1つの混練ゾーンのうち最も上流に位置する第一混練ゾーンにおいて、以下のニーディングブロック(1)〜(4)を、上流から順に、少なくとも1個の(1)と少なくとも1個の(2)をこの順で含むユニットを少なくとも2組;(1)又は(4)を少なくとも1個;(3)を少なくとも1個の順で含み、
前記第一混練ゾーンの長さが、そのバレル径の6〜15倍である、押出機:
(1)B/D=0.18〜0.6、α=10〜50度、L/D=0.8〜3.3であるニーディングブロック、
(2)B/D=0.15〜0.6、α=85〜95度、L/D=0.8〜3.3であるニーディングブロック、
(3)B/D=0.05〜0.25、α=100〜140度、L/D=0.25〜1.5であるニーディングブロック、
(4)B/D=0.05〜0.17、α=10〜50度、L/D=0.45〜0.75であるニーディングブロック。
(ただし、B及びDはニーディングブロックを構成する羽根の厚み(mm)及びスクリュ径(mm)、αは隣接する2枚の羽根の間のねじれ角度(度)、Lはニーディングブロックの長さ(mm)を表す。) - 前記第一混練ゾーンより下流に大気ベント及び/又は真空ベントを少なくとも1個有する、請求項1に記載の押出機。
- さらに、第二供給口及び第二混練ゾーンを、前記第一混練ゾーンの下流に、この順に有する、請求項1又は2に記載の押出機。
- さらに、第三供給口及び第三混練ゾーンを、前記第二混練ゾーンの下流に、この順に有する、請求項3に記載の押出機。
- 請求項1〜4いずれか1項に記載の押出機を用いて、少なくとも熱可塑性樹脂とフィラーを溶融混練する工程を含む、溶融混練方法。
- 前記熱可塑性樹脂と前記フィラーの混練比が、前記熱可塑性樹脂と前記フィラーの合計100重量%に対して、前記熱可塑性樹脂が40〜90重量%、前記フィラーが60〜10重量%である、請求項5記載の溶融混練方法。
- 前記熱可塑性樹脂が、ポリスチレン系樹脂、ポリフェニレンエーテル、ポリカーボネイト、ポリオレフィン系樹脂、ホモポリオキシメチレン、コポリマーポリオキシメチレン、ポリフェニレンスルニド、ポリアミド系樹脂、ポリアミドイミド、ポリアリーレート、ポリアリールスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルイミド、ポリテトラフルオロエチレン、及びポリエーテルケトンからなる群より選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項5又は6に記載の溶融混練方法。
- 前記フィラーが、ガラス繊維、炭素繊維、金属繊維、チタン酸カリウムウイスカー、硫酸マグネシウムウイスカー、ホウ酸アルミニウムウイスカー、炭酸カルシウムウイスカー、炭化ケイ素ウイスカー、酸化亜鉛ウイスカー、ケイ酸カルシウム(ワラストナイト)、マイカ、タルク、ガラスフレーク、炭酸カルシウム、クレー、カオリン、硫酸バリウム、シリカ、アルミナ、酸化マグネシウム、硫酸マグネシウムから選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項5〜7いずれか一項に記載の溶融混練方法。
- 前記熱可塑性樹脂が、ポリフェニレンエーテルとポリスチレン系樹脂のブレンド物10〜90重量部及びポリスチレン系樹脂90〜10重量部からなるペレット状樹脂であり、前記フィラーが、平均粒径が5μm以下のタルクである、請求項5〜8のいずれか一項に記載の溶融混練方法。
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