JP2014077828A - 画像形成装置及びプログラム - Google Patents

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Takeshi Soda
武志 曽田
Tomoe Kazamatsuri
友絵 風祭
Takeo Iwasaki
健男 岩崎
Kenji Shimizu
健司 清水
Hirofumi Ogasawara
浩文 小笠原
Masashi Hara
正士 原
Tsuguyuki Fujiwara
嗣之 藤原
Hiroyuki Funayama
広行 舩山
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Abstract

【課題】調整動作の実施による生産性の低下を抑制し、画質維持及び部材保護を行うことができる画像形成装置を提供する画像形成装置を提供する。
【解決手段】印刷ジョブを受信する受信手段と、画像形成処理の実行中に、印刷ジョブの実行を待機または中断させて画像形成処理を継続するための調整動作を行う調整動作手段と、画像形成処理の実行中に、調整動作を要求する調整動作制御部と、画像形成処理の実行中に、印刷ジョブの後続の印刷情報を取得する先読み情報取得部と、を備え、調整動作制御部が調整動作の要求を発した際に、調整動作手段が先読み情報取得部が取得した後続の前記印刷情報に基づいて、調整動作を行う。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像形成装置及びプログラムに関する。
画像形成処理が中断するまでの残りの画像形成数を特定し、特定された画像形成数が予め定めた数以下である場合に、画質調整実施判定部が、画像形成処理の実行中に、画像形成処理で形成する画像の画質を調整する調整処理の実施を回避する画像形成装置が知られている(特許文献1)。
特開2011−005671号公報
本発明は、印刷ジョブの実行を待機または中断させて行う画像形成処理を継続するための調整動作の実施による生産性の低下を抑制し、画質維持及び部材保護を行うことができる画像形成装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1記載の画像形成装置は、
印刷ジョブを受信する受信手段と、
画像形成処理の実行中に、前記印刷ジョブの実行を待機または中断させて前記画像形成処理を継続するための調整動作を行う調整動作手段と、
前記画像形成処理の実行中に、前記調整動作を要求する調整動作制御部と、
前記画像形成処理の実行中に、前記印刷ジョブの後続の印刷情報を取得する先読み情報取得部と、を備え、
前記調整動作制御部が前記調整動作の要求を発した際に、前記調整動作手段が前記先読み情報取得部が取得した前記後続の前記印刷情報に基づいて、前記調整動作を行う、
ことを特徴とする。
請求項2記載の画像形成装置は、請求項1記載の画像形成装置において、
前記先読み情報取得部が、現在実行中の前記印刷ジョブの後続の印刷情報に基づいて、後続の平均画像密度を算出し、前記平均画像密度が予め定めた画像密度以上である場合に、前記調整動作手段による前記調整動作を回避する、
ことを特徴とする。
請求項3記載の画像形成装置は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、
トナー像が形成される像保持体上に残留するトナーを除去するクリーニング手段を備え、
前記調整動作は、前記像保持体上の画像形成領域以外に前記クリーニング手段との摩擦抵抗を低減させるトナー像を帯状に形成する、
ことを特徴とする。
前記課題を解決するために、請求項4記載のプログラムは、
コンピュータに
印刷ジョブを受信する受信機能と、
画像形成処理の実行中に、前記画像形成処理を継続するための調整動作を行う調整動作機能と、
前記画像形成処理の実行中に、前記調整動作を要求する調整動作要求機能と、
前記画像形成処理の実行中に、前記印刷ジョブの後続の印刷情報を取得する先読み情報取得機能と、
先読み情報取得機能により取得した前記後続の前記印刷情報に基づいて、前記調整動作を行う機能、を実現する、
ことを特徴とする。
本発明によれば、印刷ジョブの実行を待機または中断させて行う画像形成処理を継続するための調整動作の実施による生産性の低下を抑制して、画質維持及び部材保護を行うことができる。
画像形成装置1の概略構成の一例を示す断面模式図である。 画像形成装置1の機能構成の一例を示すブロック図である。 (a)は画像形成処理中に、低画像密度の印刷ジョブが連続して、トナーバンド形成のための調整動作が行われる場合の画像形成動作の流れを示した模式図、(b)はトナーバンド形成のための調整動作の後続の印刷ジョブの画像形成データを先読み情報取得機能で取得する流れを示した模式図である。 システム制御部11が行う調整動作の流れを示すフローチャートである。
次に図面を参照しながら、以下に実施形態及び実施例を挙げ、本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施形態及び実施例に限定されるものではない。
また、以下の図面を使用した説明において、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきであり、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
(1)画像形成装置の全体構成及び動作
(1.1)画像形成装置の全体構成
図1は本実施形態に係る画像形成装置の概略構成の一例を示す断面模式図である。
画像形成装置1は、画像形成部10と、画像形成部10の一端に装着された用紙送り装置20と、画像形成部10の他の一端に設けられ、印刷された用紙Pが排紙される排紙部30と、操作情報部40と、上位機器から送信された印刷情報から画像イメージを生成する画像処理部50と、を備えて構成されている。
画像形成部10は、システム制御部11、露光装置12、感光体ユニット13、現像装置14、転写装置15、用紙搬送装置16a、16b、16c、定着装置17、とを備えて構成され、画像処理部50から受け取った画像情報を、用紙送り装置20から送り込まれた用紙上にトナー画像として形成する。
用紙送り装置20は、画像形成部10に対する用紙供給を行う。すなわち、種類(例えば、材質や厚さ、用紙サイズ、紙目)の異なる用紙Pを収容する複数のトレイを備えており、これら複数のトレイのいずれか一つから繰り出した用紙Pを画像形成部10に対して供給するように構成されている。
排紙部30は、画像形成部10にて画像出力が行われた用紙Pの排出を行う。そのために、排紙部30は、画像出力後の用紙Pが排出される排紙トレイを備えている。なお、排紙部30は、画像形成部10から出力される用紙束に対して、裁断やステープル(針綴じ)等の後処理を行う機能を有したものであってもよい。
画像形成部10には、操作情報部40が設けられている。操作情報部40は、各種の設定や指示の入力及び情報表示に用いられるものである。すなわち、いわゆるユーザインタフェースに相当するもので、具体的には液晶表示パネル、各種操作ボタン、タッチパネル等を組み合わせて構成されている。
(1.2)画像形成部の構成及び動作
このような構成の画像形成装置1では、画像形成のタイミングに合わせて用紙送り装置20のうち、印刷ジョブで印刷の1枚毎に指定されたトレイから繰り出された用紙Pが画像形成部10へ送り込まれる。
感光体ユニット13は、露光装置12の下方(Z方向)に、それぞれが並列して設けられ、回転駆動する像保持体としての感光体ドラム131を備えている。感光体ドラム131の回転方向にそって、帯電器132、露光装置12、現像装置14、一次転写ローラ152、クリーニングブレード134が配置されている。
現像装置14は、内部に現像剤が収容される現像ハウジング141を有する。現像ハウジング141内には、感光体ドラム131に対向して配置された現像ローラ142が配設され、現像ローラ142には、現像剤の層厚を規制する層規制部材(不図示)が近接配置されている。
現像装置14各々は、現像ハウジング141に収容される現像剤を除いて略同様に構成され、それぞれがイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像を形成する。
回転する感光体ドラム131の表面は、帯電器132により帯電され、露光装置12から出射する潜像形成光により静電潜像が形成される。感光体ドラム131上に形成された静電潜像は現像ローラ142によりトナー像として現像される。
転写装置15は、各感光体ユニット13の感光体ドラム131にて形成された各色トナー像が多重転写される中間転写ベルト151、各感光体ユニット13にて形成された各色トナー像を中間転写ベルト151に順次転写(一次転写)する一次転写ローラ152を備えている。さらに、中間転写ベルト151上に重畳して転写された各色トナー像を記録媒体である用紙に一括転写(二次転写)する二次転写ローラ153、とから構成されている。
各感光体ユニット13の感光体ドラム131に形成された各色トナー像は、システム制御部11により制御される電源装置等(不図示)から所定の転写電圧が印加された一次転写ローラ152により中間転写ベルト151上に順次静電転写(一次転写)され、各色トナーが重畳された重畳トナー像が形成される。
中間転写ベルト151上の重畳トナー像は、中間転写ベルト151の移動に伴って二次転写ローラ153が配置された領域(二次転写部TR)に搬送される。重畳トナー像が二次転写部TRに搬送されると、そのタイミングに合わせて用紙送り装置20から用紙Pが二次転写部TRに供給される。そして、二次転写ローラ153には、システム制御部11により制御される電源装置等から所定の転写電圧が印加され、用紙Pに中間転写ベルト151上の多重トナー像が一括転写される。
感光体ドラム131表面の残留トナーは、クリーニングブレード134により除去され、廃トナー収容部(不図示)に回収される。感光体ドラム131の表面は、帯電器132により再帯電される。
定着装置17は一方向へ回転する無端状の定着ベルト171と、定着ベルト171の周面に接し、一方向へ回転する加圧ローラ172と、を有し、定着ベルト171と加圧ローラ172の圧接領域によってニップ部N(定着領域)が形成される。
転写装置15においてトナー像が転写された用紙Pは、トナー像が未定着の状態で用紙搬送装置16aを経由して定着装置17に搬送される。定着装置17に搬送された用紙Pは、一対の定着ベルト171と加圧ローラ172により、圧着と加熱の作用でトナー像が定着される。
定着の終了した用紙Pは、用紙搬送装置16bに設けられた画像読み取り装置18を通過し、排紙部30に送り込まれる。
用紙Pの両面に画像出力を行う場合には、用紙搬送装置16cにより当該用紙Pの表裏が反転され、再び画像形成部10における二次転写部TRへ送り込まれる。そして、トナー像の転写および転写像の定着が行われた後に、排紙部30に送り込まれることになる。排紙部30へ送り込まれた用紙Pは、必要に応じて裁断やステープル(針綴じ)等の後処理を経た後に、排紙トレイ上へ排出される。
(1.3)画像形成装置のブロック構成
図2は本実施形態に係る画像形成装置1の機能構成の一例を示すブロック図である。
図例のように、本実施例の画像形成装置1は、印刷ジョブのデータに基づいて画像形成用データ(以降、イメージデータと記す)を生成する画像処理部50と、画像形成部10の動作制御を行うシステム制御部11と、印刷ジョブの実行を待機または中断させて画像形成処理を継続するための調整動作の要求を行う調整動作制御部102と、印刷ジョブの後続の印刷情報を取得する先読み情報取得部103と、先読み情報に基づく平均画像密度データに基づいて調整動作が必要か否か判定する調整動作実施判定部104と、を備えている。
システム制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disc Drive)等の組み合わせからなり、メモリに記憶された制御プログラムを実行して、画像形成部10の動作制御を行う。
また、システム制御部11は、画像形成装置1が備える操作情報部40で入力された処理要求、または、通信ネットワーク81を介して接続するホストコンピュータ82で入力された処理要求を認識して、その処理要求を受け付けるようになっている。
そして、印刷ジョブのデータに基づいてイメージデータを生成する画像処理部50へイメージデータ転送要求を行い、画像処理部50からイメージデータ転送準備完了通知を受けて画像形成処理に必要な画像形成部10の動作を制御する。
(2)画像形成装置の調整動作
以下、本実施形態に係る画像形成装置1における画質維持や部材保護のために行う調整動作の一例としてトナーバンド作成について説明する。
(2.1)トナーバンド作成
画像形成装置1において、画像形成部10では、用紙Pへの転写を目的としないトナー像も形成される。具体的には、感光体ドラム131のクリーニングブレード134の保護や現像装置14内の劣化トナーの排出の為に帯状のトナー像が形成される。
例えば、低密度画像が連続的に続いた場合には現像装置14内のトナー消費が少ない為に現像剤が劣化したり、感光体ドラム131とクリーニングブレード134との接触部分、及び、中間転写ベルト151と中間転写ベルトクリーナ(不図示)との接触部分で潤滑材の役割を果たすトナーが極度に不足して摩擦力が大きくなりクリーニングブレード134や中間転写ベルトクリーナが捲れてしまう虞がある。
そのために、例えば、1枚目のトナー画像と2枚目のトナー画像との間に存在する空白の領域に対応する感光体ドラム131上の領域に帯状のトナー画像(以下、トナーバンドと記す)を形成することが行われる。このトナーバンドは、用紙Pに転写されることはなく、最終的にはクリーニングブレード134によって掻き落とされるが、この掻き落としの際に、トナーに含まれる潤滑成分による潤滑性が、感光体ドラム131とクリーニングブレード134との間に与えられる。この潤滑性により、感光体ドラム131とクリーニングブレード134との間における滑り性が向上し、摩擦抵抗の増大が抑制される。
なお、感光体ドラム131にトナーバンドを形成することで、中間転写ベルト151に設けられる中間転写ベルトクリーナ(不図示)にトナーを供給し、同様に、中間転写ベルト151の摩耗や傷を抑制することができ、かつ良好なクリーニング性を確保することができる。
又、一次転写ローラ152への転写電圧を調整して感光体ドラム131と中間転写ベルト151のそれぞれへバランスよくトナーバンドを供給することも可能となる。
更に又、トナーバンドの形成動作によって、現像装置14内の劣化トナーの排出が促進されて、現像剤の劣化が抑制される。
図3(a)は画像形成処理中に、低画像密度の印刷ジョブが連続して、トナーバンド形成のための調整動作が行われる場合の画像形成動作の流れを示した模式図、図3(b)はトナーバンド形成のための調整動作の後続の印刷ジョブの画像形成データを先読み情報取得機能で取得する流れを示した模式図である。
トナーバンドは、通常印刷を行いながら連続する用紙と用紙の間に形成される場合と、通常印刷を中断して、すなわち用紙間を空けて形成される場合があり、用紙間を空けて形成される場合は画像形成の生産性が低下してしまうという課題があった(図3(a)参照)。
本実施形態に係る画像形成装置1においては、調整動作実施判定部104は、調整動作制御部102がトナーバンド形成要求を発した際に、先読み情報取得部103が取得した後続の印刷情報に含まれる画像密度に基づいて、トナーバンド形成を行うか回避するかを判定する。
以下、システム制御部11の動作について図面を参照しながら説明するが、先に後続の印刷情報を取得する先読み情報取得機能について説明する。
(2.2)先読み情報取得機能
一般に、入出力デバイスがメモリに記憶されているデータを読み出す場合に、データの転送性能を高めるため、データ転送装置にプリフェッチ(先読み)機構を設けたシステムが従来から知られている。このようなシステムでは、システムバスとメモリとの間に、プリフェッチ機構を有するデータ転送装置を設けている。
そして、システムバス上の入出力デバイスからメモリに対し、あるアドレスについてのリードアクセスがあった場合、データ転送装置は、入出力デバイスの要求サイズ以上のデータをメモリから読み込む。データ転送装置は、読み込んだデータのうち要求サイズ分だけを入出力デバイスに転送し、残りの部分はプリフェッチバッファに格納する。このプリフェッチバッファへの格納処理は、バックグラウンドで行われる。
そして、入出力デバイスから連続して次のアドレスへのリードアクセスがあった場合、データ転送装置は、プリフェッチバッファ内に格納済みのそのアドレスのデータを入出力デバイスに転送する。
一般的に、メモリからデータを読み出すよりも、プリフェッチバッファからデータを読み出す方が速いので、プリフェッチ(先読み)機構を設けたシステムでは、入出力デバイスから見かけ上高速にリードアクセスを行うことができる。
プリフェッチバッファを用いてDMA(Direct
Memory Access)転送を行う技術は、画像形成処理を行う画像形成装置1に適用することができる。
画像形成装置1が備えるシステム制御部11は、制御や演算を行うCPU(Central Processing Unit)、画像データ等を一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、印刷すべき画像データ等を記憶するHDD(Hard Disc Drive)等の組み合わせからなり、メモリに記憶された制御プログラムを実行して、画像形成部10の動作制御を行い、画像処理部50との間で画像データの転送を行っている。
プリフェッチバッファを用いてDMA転送を行う技術を画像形成装置1に適用した場合、後続の印刷ジョブに含まれる画像データの一例としてY(yellow)、M(magenta)、C(cyan)、K(black)の各色の画像密度情報をプリフェッチバッファに格納することができる。
尚、各色のプリフェッチバッファは、後続の印刷ジョブの印刷枚数に応じて、その必要とされる容量が設定される。
システム制御部11は、現在のジョブに係る画像形成処理の動作を実行しながら、プリフェッチバッファから後続の印刷ジョブに含まれる必要な画像密度情報を取得することができる。
(2.3)調整動作
図4は、システム制御部11が行う調整動作の流れを示すフローチャートである。
システム制御部11は、画像形成処理を開始すると、まず、図4に示すように、印刷ジョブに含まれる画像データからジョブごとのピクセルカウント数を取得する(S101)。
そして、システム制御部11は取得されたピクセルカウント数からジョブごとの「平均画像密度A1」を算出する(S102)。具体的には、取得されたピクセルカウント数の積算値をジョブの印刷枚数で除して、ジョブごとの「平均画像密度A1」を算出する。
次に、ジョブごとに算出した「平均画像密度A1」が「トナーバンド閾値B0」よりも値が小さいか否かを判定する(S103)。
ここで、判定は次のように行う。まず、クリーニングブレード134へ供給するに望まれるトナーの供給量を、予め設定しておき、係るトナーの供給量が供給される場合の平均画像密度を「トナーバンド閾値B0」と定める。
そして、算出した「平均画像密度A1」が、「トナーバンド閾値B0」よりも値が小さいと判定された場合(S103:Yes)、調整動作制御部102は、調整動作手段としてのシステム制御部11に対してトナーバンド形成の要求を行う(S104)。
トナーバンド形成要求を受けたシステム制御部11は、先読み情報取得部103を介して、現在処理されているジョブの後続のジョブに含まれる印刷枚数及び画像密度情報を取得する(S105)。
次に、先読み情報取得部103で取得された後続のジョブの印刷枚数と画像密度情報をもとに「平均画像密度A2」を算出し、記憶部(RAM)に記憶する(S106)。
そして、調整動作実施判定部104は、算出された「平均画像密度A2」と、予め定められた画質調整が必要な「トナーバンド閾値B0」との差分を算出し(S107)、調整動作を回避するか否か判断する(S108)。
調整動作が必要な値になっている場合(S108;Yes)は、画像形成装置1は調整動作としてのトナーバンド形成を実施する(S109)。
トナーバンド形成としては、具体的には、「平均画像密度A1」に応じた潜像を感光体ドラム131表面に露光装置12によって形成し、さらに、現像装置14で現像することによりトナーバンドを形成し、これを用紙Pに転写せずそのままクリーニングブレード134及び必要に応じて中間転写ベルト151に供給する。
一方、調整動作が必要な値になっていない場合(S108;No)は、画像形成装置1は調整動作としてのトナーバンド形成を回避し、そのまま画像形成処理を継続する(S110)。
尚、先読み情報としての後続のジョブの印刷枚数が変更された場合(S111:Yes)には、システム制御部11は、変更された印刷枚数に基づいて、再度、「平均画像密度A2」を算出し(S106)、予め定められた画質調整が必要な「トナーバンド閾値B0」との差分を算出し(S107)、調整動作を回避するか否か判断する(S108)。
(3)作用・効果
本実施形態に係る画像形成装置1においては、トナーバンド形成条件が成立した際に、先読み情報取得部103が取得した後続の印刷情報に含まれる画像密度に基づいて、トナーバンド形成を行うか回避するかを判定する。
後続の印刷ジョブの「平均画像密度A2」が「トナーバンド閾値B0」よりも値が大きい場合には、係る後続のジョブの印刷が実行されることで、クリーニングブレード134への十分なトナー供給が予測され、トナーを供給する必要が無く、トナーバンドを形成することなく、次の印刷ジョブを継続して実行する。
そのために、調整動作の実施による生産性の低下を防止し、画質維持及び部材保護を行うことができる。
尚、「平均画像密度A2」が「トナーバンド閾値B0」よりも値が小さい場合には、クリーニングブレード134へのトナーの供給が不十分であるため、トナーを供給する必要があり、トナーバンドを形成して、画質維持及び部材保護を行うことができる。
そして、トナーバンドを形成する場合には、「トナーバンド閾値B0」から「平均画像密度A1」を除して、両者の差分が算出され、係る差分に見合った画像の書き込み(潜像形成及び現像)を用紙間又は用紙間を空けて行い、必要な量のトナーをクリーニングブレード134へ供給することができるように、感光体ドラム131の表面にトナーバンドを形成する。
本実施形態に係る画像形成装置1においては、ジョブごとに積算したピクセルカウント数をジョブの印刷枚数で除して、ジョブごとの「平均画像密度A1」として算出する具体例について説明したが、画像情報から感光体ドラム131の主走査方向(軸方向)の1ラインごとにピクセルカウント数の積算値を取得して、例えば、感光体ドラム131の1周単位での「平均画像密度A1」を算出しても良い。
感光体ドラム131の1周単位での「平均画像密度A1」に基づいて、トナーバンド形成を行うか回避するかを判定することで、画質維持及び部材保護をより適切に行うことができる。
又、本実施形態に係る画像形成装置1としては、中間転写ベルトを用いたタンデム型のカラープリンタとして説明したが、中間転写ベルトを有しない直接転写型の画像形成装置であってもよい。
尚、本願明細書中において、プログラムが予めインストールされている実施形態として説明したが、当該プログラムをCD−ROM等の記憶媒体に格納して提供することも可能であり、電気通信回線等のネットワークに接続されているサーバ装置等から画像形成装置内の記憶部にダウンロードしてもよい。
1・・・画像形成装置
10・・・画像形成部
11・・・システム制御部
102・・・調整動作制御部
103・・・先読み情報取得部
104・・・調整動作実施判定部
105・・・露光制御部
106・・・電源制御部
107・・・搬送制御部
108・・・駆動制御部
12・・・露光装置
13・・・感光体ユニット
14・・・現像装置
15・・・転写装置
16a、16b、16c・・・用紙搬送装置
17・・・定着装置
18・・・駆動装置
20・・・用紙送り装置
21・・・制御部(用紙送り装置)
22・・・トレイ制御部(用紙送り装置)
72・・・用紙搬送部(用紙送り装置)
30・・・排紙部
40・・・操作情報部
50・・・画像処理部
80・・・通信ケーブル
81・・・通信回線
82・・・ホストコンピュータ

Claims (4)

  1. 印刷ジョブを受信する受信手段と、
    画像形成処理の実行中に、前記印刷ジョブの実行を待機または中断させて前記画像形成処理を継続するための調整動作を行う調整動作手段と、
    前記画像形成処理の実行中に、前記調整動作を要求する調整動作制御部と、
    前記画像形成処理の実行中に、前記印刷ジョブの後続の印刷情報を取得する先読み情報取得部と、を備え、
    前記調整動作制御部が前記調整動作の要求を発した際に、前記調整動作手段が前記先読み情報取得部が取得した前記後続の前記印刷情報に基づいて、前記調整動作を行う、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記先読み情報取得部が、現在実行中の前記印刷ジョブの後続の印刷情報に基づいて、後続の平均画像密度を算出し、前記平均画像密度が予め定めた画像密度以上である場合に、前記調整動作手段による前記調整動作を回避する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. トナー像が形成される像保持体上に残留するトナーを除去するクリーニング手段を備え、
    前記調整動作は、前記像保持体上の画像形成領域以外に前記クリーニング手段との摩擦抵抗を低減させるトナー像を帯状に形成する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. コンピュータに
    印刷ジョブを受信する受信機能と、
    画像形成処理の実行中に、前記画像形成処理を継続するための調整動作を行う調整動作機能と、
    前記画像形成処理の実行中に、前記調整動作を要求する調整動作制御機能と、
    前記画像形成処理の実行中に、前記印刷ジョブの後続の印刷情報を取得する先読み情報取得機能と、
    先読み情報取得機能により取得した前記後続の前記印刷情報に基づいて、前記調整動作を行う機能、
    を実現するためのプログラム。
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