JP2007206310A - 画像形成装置、画像形成方法、プログラム、および記録媒体 - Google Patents

画像形成装置、画像形成方法、プログラム、および記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】画像安定性の低下を抑制すると共に、プリント完了までのユーザの待ち時間を低減することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】プリント処理の実行中に(ステップS102:NO)、画像安定化処理を実行するタイミングとなったときに(ステップS103:YES)、プリント処理される画像データが、テキストデータであるかイメージデータであるかを判定し(ステップS104)、画像データがイメージデータである場合(ステップS104:イメージデータ)は、プリント処理を停止して(ステップS107)画像安定化処理を実行し(ステップS108)、画像データがテキストデータである場合(ステップS104:テキストデータ)は、プリント処理を続行して(ステップS105)プリント処理終了後に(ステップS106:YES)画像安定化処理を実行する。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像安定化処理を実行する画像形成装置、画像形成方法、プログラム及び記録媒体に関する。
電子写真方式の画像形成装置において、像担持体上に描かれるトナーの付着量は、同一の帯電条件、露光条件、現像条件においても、像担持体及びトナーの経時劣化や周囲環境(主に、温湿度)の変化などに伴い変化する。そのため、画像形成装置には像担持体上に描かれるトナーの付着量を検知するためのトナー付着量センサが装着されており、当該トナー付着センサの検出結果に基づいて、適正で安定した画像が出力されるように、帯電条件、露光条件、現像条件を制御できる画像安定化処理を実行する機能が搭載されている。
しかしながら、上述した画像形成装置では、累積プリント枚数が所定値となった場合等、決められたタイミングで画像安定化処理が実行されるため、プリント処理の最中に画像安定化処理が割り込むことがあり、その間プリント処理が中断されるので、プリント完了までのユーザの待ち時間が長くなってしまう。
そこで、特許文献1では、画像安定化処理の実行のオン・オフを切り換えることが可能な画像形成装置が提案されている。これにより、たとえばユーザが至急にプリントをする必要がある場合には、画像安定化処理の実行をオフにすることによりプリント処理中における画像安定化処理の割り込みを防止することで、プリント完了までに要する待ち時間を短縮することができる。
特開2005−172867号公報
しかしながら、特許文献1の画像形成装置では、画像安定化処理の実行が継続的にオフにされた場合等において、例えばグラフィック画像やイメージ画像のように多値の画像データがプリント処理されると、画像の安定性が大きく損なわれることがあるという問題がある。
本発明は、上記の点に鑑み、画像安定性の低下を抑制すると共に、プリント完了までのユーザの待ち時間を低減可能な画像形成装置、画像形成方法、プログラム、および記録媒体を提供することを目的とする。
本発明に係る画像形成装置は、画像形成処理を実行する画像形成手段と、画像安定化処理を実行する画像安定化手段と、画像形成処理される画像データが、画像安定化処理を優先すべきものであるか、あるいは、画像安定化処理非優先のものであるかを判定する判定手段と、画像形成処理、画像安定化処理のいずれか一方の処理を実行中に、もう一方の処理を実行するタイミングとなったときに、前記判定手段の判定結果に基づいて、実行中の処理を停止してもう一方の処理を先に実行するか、あるいは、実行中の処理終了後にもう一方の処理を実行するかを判断する判断手段と、前記判断手段の判断結果に基づいて、実行する処理を制御する制御手段とを備えることを特徴としている。
上記構成では、画像形成処理される画像データが画像安定化処理を優先すべきものであるか否かに基づいて、画像安定化処理を優先して実行するか否かを判断して画像形成処理および画像安定化処理の実行を制御している。すなわち、画像安定化処理を優先すべきデータである場合には、画像形成処理よりも画像安定化処理を優先して実行し、画像安定化処理非優先のデータである場合には、画像安定化処理よりも画像形成処理を優先して実行しているので、画像安定性の低下を抑制すると共に、画像形成処理(プリント)完了までのユーザの待ち時間を低減することができる。
また、前記判断手段は、画像形成処理の実行中に、画像安定化処理を実行するタイミングとなったときに、前記判定手段によって画像データが画像安定化処理を優先すべきものと判定された場合は、画像形成処理を停止して画像安定化処理を実行すると判断するとともに、前記判定手段によって画像データが画像安定化処理非優先のものであると判定された場合は、画像形成処理終了後に画像安定化処理を実行すると判断することが望ましい。
これにより、画像形成処理の実行中に画像安定化処理を実行するタイミングとなったときに、画像安定化処理を優先すべきデータである場合には、画像形成処理を停止して画像安定化処理を優先して実行し、画像安定化処理非優先のデータである場合には、画像形成処理の終了を待って画像安定化処理が実行されるので、画像安定性の低下を抑制すると共に、画像形成処理完了までのユーザの待ち時間を低減することができる。
ここで、前記判断手段は、画像安定化処理の実行中に、画像形成処理を実行するタイミングとなったときに、前記判定手段によって画像データが画像安定化処理を優先すべきものであると判定された場合は、画像安定化処理終了後に画像形成処理を実行すると判断するとともに、前記判定手段によって画像データが画像安定化処理非優先のものであると判定された場合は、画像安定化処理を停止して、画像形成処理を実行すると判断することが望ましい。
これにより、画像安定化処理の実行中に画像形成処理を実行するタイミングとなったときに、画像安定化処理を優先すべきデータである場合には、画像安定化処理の終了を待って画像形成処理が実行され、画像安定化処理非優先のデータである場合には、画像安定化処理を停止して画像形成処理を優先して画像安定化処理が実行されるので、画像安定性の低下を抑制すると共に、完了までのユーザの待ち時間を低減することができる。
また、前記判定手段は、当該画像データがテキストデータである場合に画像安定化処理非優先のものであると判定し、当該画像データがイメージデータである場合に画像安定化処理を優先すべきものであると判定することが望ましい。
テキストデータは2値的な画像であり、画像安定化処理の効果はあまり大きくないので、画像安定化処理非優先のデータであると判定し、イメージデータは、中間調が多く含まれ、僅かな濃度変化でも目立つため、画像安定化処理を優先すべきデータであると判定することが適切である。
ここで、画像データが、テキストデータであるかイメージデータであるかの情報を取得する取得手段をさらに備え、前記判定手段は、取得手段により取得された情報に基づいて、当該画像データがテキストデータであるかイメージデータであるかを判定することが望ましい。
これにより、取得情報によってこれから画像形成処理する画像データがテキストデータであるか、イメージデータであるかを判定することができるので、判定手段は複雑なプロセスを経ずに判定をすることができる。
また、前記判定手段は、当該画像データが、単色からなるテキストデータである場合に画像安定化処理非優先のものであると判定し、当該画像データが単色からなるテキストデータ以外である場合に画像安定化処理を優先すべきものであると判定することが望ましい。
テキストデータであっても、単色ではなく複数色のトナーを重畳させて画像を形成する場合には、色ずれが生じる場合があるので、当該テキストデータについては、画像安定化処理を優先した方がよいと考えられる。したがって、上記のようにすることによって、テキストデータであっても色ずれを防止することができるので、高画質の画像が画像形成されることになる。
また、前記判定手段は、画像データの印字率が閾値未満の場合には、当該画像データはテキストデータであると判断し、画像データの印字率が閾値以上の場合には、当該画像データはイメージデータであると判定することとしても好適である。
一般的に、テキストデータは印字率が低く、イメージデータは印字率が高いので、印字率に基づいて、画像データがテキストデータであるか、イメージデータであるかを判定することができる。
ここで、前記閾値の変更を受け付ける閾値受付手段をさらに備えることが望ましい。
これにより、閾値をユーザが任意に設定することが可能となり、ユーザが使用環境に応じた設定が可能となる。つまり、ユーザは画像安定性より画像形成に要する時間の短縮を重視するのであれば閾値を上げればよいし、画像安定性を重視するのであれば閾値を下げればよい。
本発明に係る画像形成方法は、画像形成処理される画像データが、画像安定化処理を優先すべきものであるか、画像安定化処理非優先のものであるかを判定する判定ステップと、画像形成処理と、画像安定化処理のいずれか一方の処理を実行中に、もう一方の処理を実行するタイミングとなったときに、前記判定ステップの判定結果に基づいて、実行中の処理を停止してもう一方の処理を先に実行するか、あるいは、実行中の処理終了後にもう一方の処理を実行するかを判断する判断ステップと、前記判断手段の判断結果に基づいて、実行する処理を制御する制御ステップとを含むことを特徴としている。
上記構成では、画像形成処理される画像データが画像安定化処理を優先すべきものであるか否かに基づいて、画像安定化処理を優先して実行するか否かを判断して画像形成処理および画像安定化処理の実行を制御している。すなわち、画像安定化処理を優先すべきデータである場合には、画像形成処理よりも画像安定化処理を優先して実行し、画像安定化処理非優先のデータである場合には、画像安定化処理よりも画像形成処理を優先して実行しているので、画像安定性の低下を抑制すると共に、画像形成処理完了までのユーザの待ち時間を低減することができる。
また、前記判断ステップでは、画像形成処理の実行中に、画像安定化処理を実行するタイミングとなったときに、前記判定ステップによって画像データが画像安定化処理を優先すべきものであると判定された場合は、画像形成処理を停止して画像安定化処理を実行すると判断するとともに、前記判定手段によって画像データが画像安定化処理非優先のものであると判定された場合は、画像形成処理終了後に画像安定化処理を実行すると判断することが望ましい。
これにより、画像形成処理の実行中に画像安定化処理を実行するタイミングとなったときに、画像安定化処理を優先すべきデータである場合には、画像形成処理を停止して画像安定化処理を優先して実行し、画像安定化処理非優先のデータである場合には、画像形成処理の終了を待って画像安定化処理が実行されるので、画像安定性の低下を抑制すると共に、画像形成処理完了までのユーザの待ち時間を低減することができる。
ここで、前記判断ステップでは、画像安定化処理の実行中に、画像形成処理を実行するタイミングとなったときに、前記判定ステップによって画像データが画像安定化処理を優先すべきものであると判定された場合は、画像安定化処理終了後に画像形成処理を実行すると判断するとともに、前記判定ステップによって画像データが画像安定化処理非優先のものであると判定された場合は、画像安定化処理を停止して、画像形成処理を実行すると判断することが望ましい。
これにより、画像安定化処理の実行中に画像形成処理を実行するタイミングとなったときに、画像安定化処理を優先すべきデータである場合には、画像安定化処理の終了を待って画像形成処理が実行され、画像安定化処理非優先のデータである場合には、画像安定化処理を停止して画像形成処理を優先して画像安定化処理が実行されるので、画像安定性の低下を抑制すると共に、完了までのユーザの待ち時間を低減することができる。
本発明に係るプログラムは、画像形成装置において実行されるプログラムであって、画像形成処理される画像データが、画像安定化処理を優先すべきものであるか、画像安定化処理非優先のものであるかを判定する判定ステップと、画像形成処理と、画像安定化処理のいずれか一方の処理を実行中に、もう一方の処理を実行するタイミングとなったときに、前記判定ステップの判定結果に基づいて、実行中の処理を停止してもう一方の処理を先に実行するか、あるいは、実行中の処理終了後にもう一方の処理を実行するかを判断する判断ステップと、前記判断手段の判断結果に基づいて、実行する処理を制御する制御ステップとを含むことを特徴としている。
上記構成では、画像形成処理される画像データが画像安定化処理を優先すべきものであるか否かに基づいて、画像安定化処理を優先して実行するか否かを判断して画像形成処理および画像安定化処理の実行を制御している。すなわち、画像安定化処理を優先すべきデータである場合には、画像形成処理よりも画像安定化処理を優先して実行し、画像安定化処理非優先のデータである場合には、画像安定化処理よりも画像形成処理を優先して実行しているので、画像安定性の低下を抑制すると共に、画像形成処理完了までのユーザの待ち時間を低減することができる。
また、前記判断ステップでは、画像形成処理の実行中に、画像安定化処理を実行するタイミングとなったときに、前記判定ステップによって画像データが画像安定化処理を優先すべきものであると判定された場合は、画像形成処理を停止して画像安定化処理を実行すると判断するとともに、前記判定手段によって画像データが画像安定化処理非優先のものであると判定された場合は、画像形成処理終了後に画像安定化処理を実行すると判断することが望ましい。
これにより、画像形成処理の実行中に画像安定化処理を実行するタイミングとなったときに、画像安定化処理を優先すべきデータである場合には、画像形成処理を停止して画像安定化処理を優先して実行し、画像安定化処理非優先のデータである場合には、画像形成処理の終了を待って画像安定化処理が実行されるので、画像安定性の低下を抑制すると共に、画像形成処理完了までのユーザの待ち時間を低減することができる。
ここで、前記判断ステップでは、画像安定化処理の実行中に、画像形成処理を実行するタイミングとなったときに、前記判定ステップによって画像データが画像安定化処理を優先すべきものであると判定された場合は、画像安定化処理終了後に画像形成処理を実行すると判断するとともに、前記判定ステップによって画像データが画像安定化処理非優先のものであると判定された場合は、画像安定化処理を停止して、画像形成処理を実行すると判断することが望ましい。
これにより、画像安定化処理の実行中に画像形成処理を実行するタイミングとなったときに、画像安定化処理を優先すべきデータである場合には、画像安定化処理の終了を待って画像形成処理が実行され、画像安定化処理非優先のデータである場合には、画像安定化処理を停止して画像形成処理を優先して画像安定化処理が実行されるので、画像安定性の低下を抑制すると共に、完了までのユーザの待ち時間を低減することができる。
本発明に係る記録媒体は、上記いずれかのプログラムを記憶していることを特徴としている。
上記構成では、画像形成処理される画像データが画像安定化処理を優先すべきものであるか否かに基づいて、画像安定化処理を優先して実行するか否かを判断して画像形成処理および画像安定化処理の実行を制御している。すなわち、画像安定化処理を優先すべきデータである場合には、画像形成処理よりも画像安定化処理を優先して実行し、画像安定化処理非優先のデータである場合には、画像安定化処理よりも画像形成処理を優先して実行しているので、画像安定性の低下を抑制すると共に、画像形成処理(プリント)完了までのユーザの待ち時間を低減することができる。
以下、本発明の実施の形態に係る画像形成装置について、図面を参照しながら説明する。
<第1の実施の形態>
(画像形成装置の構成)
はじめに、図1を参照しながら本実施の形態に係る画像形成装置の構成について説明する。図1は、本実施の形態にかかるタンデム型のフルカラー複写機の概略構成を示す図である。
同図に示すように、第1の実施形態の変形例に係る画像形成装置としてのフルカラー複写機(以下、「複写機」と表記する。)1は、Y、M、C、K系の各色のそれぞれに対応する作像ユニット10Y,10M,10C,10Kと、矢印方向に回転する中間転写ベルト25を備える画像形成部20と、給紙部30と、定着部40と、制御部60とを備える。フルカラー複写機1は、LAN等のネットワークに接続されており、外部の端末装置(不図示)からのプリントジョブの実行指示を受け付けると、その指示に基づいて画像形成を実行する。
作像ユニット10Y,10M,10C,10Kは、中間転写ベルト25に対向させるようにして、当該中間転写ベルト25に沿って上流側から下流側に向け、10Y、10M、10C、10Kの順序で所定間隔をあけ直列に配置されている。
作像ユニット10Kは、像担持体としての感光体ドラム11並びに、当該感光体ドラム11の周囲に配置された帯電器12、像露光装置13、現像部としての現像器14およびクリーナ15を備える。作像ユニット10Kは、感光体ドラム11の軸16によってプリンタ本体3に対し位置決めされている。作像ユニット10Y,10M,10Cも作像ユニット10Kと同様の構成であるので、ここでの説明は省略する。
画像形成部20は、駆動ローラ21と、従動ローラ22と、テンションローラ23と、感光体ドラム11と対向する一次転写ローラ24と、各ローラ21,22,23に張架される中間転写体としての中間転写ベルト25等を備えている。
給紙部30は、記録紙を収容する給紙カセット31と、給紙カセット31内の記録紙を1枚ずつ繰り出す繰り出しローラ32と、繰り出された記録紙を搬送する一対の搬送ローラ33と、二次転写位置に記録紙を送り出すタイミングをとるための一対のタイミングローラ34と、二次転写ローラ35等を備えている。
制御部60は、外部の端末装置からプリント指示を受けると、送信されて来る画像信号を受信して、これをY、M、C、K系の再現色用のデジタル画像信号に変換し、露光部13を駆動させるための駆動信号を生成する。露光部13は、制御部60からの駆動信号を受けて画像形成のためのレーザ光を発し、感光体ドラム11上を主走査方向に露光走査させる。
感光体ドラム11は、上記露光を受ける前にクリーナ15で表面の残存トナーが除去され、不図示のイレーサランプに照射されて除電された後、帯電器12により一様に帯電されており、このように一様に帯電した状態で上記レーザ光による露光を受けると、感光体ドラム11の表面に静電潜像が形成される。
各静電潜像は、各色の現像器14により現像され、これにより感光体ドラム11表面にY、M、C、K系の現像剤像としてのトナー像が作像され、各一次転写位置において中間転写ベルト25の裏面側に配設された一次転写ローラ24に印加された電圧により生じる静電力により、回転する中間転写ベルト25上に一次転写される。
この際、各色の作像動作は、そのトナー像が中間転写ベルト25上の同じ位置に重ね合わせて一次転写されるように、上流側から下流側に向けてタイミングをずらして実行される。これにより、トナー像は、下からY、M、C、Kの順に重ねられることになる。中間転写ベルト25上の重ね合わされた各色トナー像は、中間転写ベルト25の回転により二次転写位置に移動する。
一方、中間転写ベルト25の移動タイミングに合わせて、給紙部30からは、タイミングローラ34を介して記録紙が給送されて来ており、その記録紙は、回転する中間転写ベルト25と二次転写ローラ35の間に挟まれて搬送され、二次転写位置において、二次転写ローラ35に印加された電圧により生じた静電力によって、中間転写ベルト25上のトナー像が記録紙上に二次転写される。
上述のとおり、トナー像は、中間転写ベルト25上では下からY、M、C、Kの順にトナーが重ねられているので、記録紙上では下から K、C、M、Yの順にトナーが重ねられた状態になり、K色のトナー像が最下層に位置する。このように、記録紙上においてK色のトナー像を最下層に位置させることで、カラーの再現性を向上させている。
二次転写位置を通過した記録紙は、定着部40に搬送され、ここでトナー像が加熱、加圧されて記録紙に定着された後、一対の排出ローラ41を介して排出トレイ42上に排出される。
また、複写機1はクリーナ50を備える。クリーナ50は、転写後の中間転写ベルト25上の残留トナーを掻き取るためのブレード51と、掻き取った廃トナーを収容するための収容部52を備える。
ブレード51の軸53は、図示しない歯車等からなる動力伝達機構を介して切換モータ54の回転軸と連結されている。切換モータ54は、制御部60に接続されており、制御部60は、切換モータ54を回転駆動させることにより、ブレード51を矢印方向に移動させ、中間転写ベルト25に当接する位置と中間転写ベルト25から離間する位置とに切り換える。
加えて、図2を参照しながら複写機1の構成について説明する。図2は、複写機の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、複写機1は、主な構成要素として、画像形成部20、給紙部30、定着部40、制御部60、カウンタ71、タイマー72、操作部73を備えている。
画像形成部20、給紙部30、および定着部40については、上述しているので説明を省略する。
制御部60は、主な構成要素として、CPU61、インターフェース(I/F)部62、RAM63、ROM64を備えている。
CPU(Central Processing Unit)61は、ROM64から必要なプログラムを読み出して、タイミングを計りながら各種動作を統一的に制御して円滑な動作を実行させる。
インターフェース部62は、CPU61とLAN等のネットワークとを接続するためのLANカード、LANボード等であり、LAN等を介して、クライアント端末から送信されてくるプリントジョブを受信してCPU61へ送る。
RAM(Random Access Memory)62は、揮発性のメモリであって、CPU61におけるプログラム実行時のワークエリアとなる。
ROM(Read Only Memory)63には、画像形成部20におけるプリント処理に関するプログラムや、画像安定化処理に関するプログラム等、各種プログラムが格納されている。
カウンタ71は、画像形成部20がプリント処理を実行した回数(プリント枚数)をカウントし、所定回数に達したらCPU61に信号を送信する。
タイマー72は、画像安定化処理を実行してから経過した時間を計時し、所定時間が経過したらCPU61に信号を送信する。
操作部73は、テンキー、スタートキー、液晶表示パネル等を有しており、ユーザからの指示の入力を受け付ける。ユーザによって各キーが押下されると、その情報がCPU61へ伝達される。また、操作部73は、画像データがテキストデータであるかイメージデータであるかの判定に用いる後述する閾値の入力・選択を受け付ける閾値受付部73aを有している。
(画像安定化処理)
つぎに、画像安定化処理について説明する。画像安定化処理は、高画質の画像を形成するために、各色トナーの付着量を適切に補正すると共に、各トナー色間の色ずれ量を検出して補正する処理である。
画像安定化処理では、中間転写ベルト25上に、帯電電圧、現像バイアス、露光量などの作像条件が異なる複数の階調の異なるトナーパターンを形成し、形成されたトナーパターンを中間転写ベルト25に近接して配設されたトナー付着量検出センサ26(図1参照)によりトナー付着量を検出し、適切な作像条件を決定する。このトナー付着量検出センサ26の検出結果に基づき、制御部60によって帯電電圧、現像バイアス、露光量などの作像条件が決定され、画像安定化処理実行後のプリント処理実行時には、決定された作像条件に基づいて画像形成処理が制御される。これにより画像の安定化がはかれる。
ここで述べた画像安定化処理は、階調補正の一例であるが、他の画像安定化処理、例えば公知のγ補正を実行してもよいし、また、中間転写ベルト25上のトナーパターンの間隔を測定し、各色の書込みタイミングを適正なものとなるよう露光条件等を制御するレジスト補正を実行してもよい。
また、カラー画像は、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの4色のトナー像を重畳して形成するが、このとき、各色のトナー像がずれる色ずれが発生すると画質が劣化するため、色ずれを検出して補正する必要がある。
各色の検出パターン(以下、「レジストパターン」という。)を中間転写ベルト25上に形成して、トナー付着量検出センサ26を使用して各色のレジストパターンのずれを検出している。
以下、トナー付着量検出センサ26による色ずれ量の求め方について簡単に説明する。トナー付着量検出センサ26は、その出力電圧からトナー付着量を演算することができる。出力電圧はある幅と高さを持った波形の電圧であるから、その波形の重心位置は、検出された各色のレジストパターンの位置を代表する値である。したがって、その出力電圧波形の重心位置を算出することで、各色の間の色ずれ量を求めることができる。
検出された色ずれ量に基づいて、主走査方向および副走査方向の位置の補正、スキュー補正、ボウ補正、中間転写ベルトの速度むら補正などを実行することによって、色ずれを防止することができ、高画質の画像を形成することが可能となる。
(画像形成装置の動作)
つぎに図3から図5を参照しながら、複写機1の動作について説明する。図3から図5は、本実施の形態に係る複写機1の動作を示すフローチャートである。
図3において、複写機1は待機中にプリントジョブを受信すると(ステップS100:YES)、図4の(B)へ進んでプリント処理(画像形成処理)を開始する(ステップS101)。プリント処理が終了するまでに(ステップS102:NO)、画像安定化処理を実行するタイミングとならなかった場合(ステップS103:NO)には、プリント処理が終了するまでプリント処理を実行する。プリント処理が終了したら(ステップS102:YES)、図3の(A)に戻る。
プリント処理が終了するまでに(ステップS102:NO)、画像安定化処理を実行するタイミングとなったとき、たとえば、カウンタ71により積算されている累積プリント枚数が所定値となったときや、タイマー72によって前回の画像安定化処理終了時から計時されている計時時間が所定時間に達したとき等には(ステップS103:YES)、これからプリントするデータの種別を判別する(ステップS104)。具体的には、画像データがテキストデータであるか、イメージデータであるかを判別する。
ここで、プリント処理する画像データがテキストデータ、イメージデータのいずれであるかを判定する判定方法について説明する。本実施の形態では、印字率に基づいて画像データがテキストデータであるか、イメージデータであるかを判定している。ここで、印字率とは、画像データの全画像面積に対する印字部分の占有率であって、画像データにおける印字箇所のドット数(印字画素数)を用紙全面画素数で割った値を指す。
一般的に、テキストデータの印字率は低く、イメージデータの印字率は高いので、本実施の形態においては印字率が閾値以上の場合には、イメージデータであると判定し、印字率が閾値未満の場合には、テキストデータであると判定する。ここで、印字率の閾値の求め方について説明する。
はじめに、テキスト原稿、グラフィックや写真等のイメージ原稿をそれぞれ500部集め、それぞれの印字率を測定する。そして、テキスト原稿から測定された印字率の分布データ(以下、「テキスト分布データ」と表記する。)、および、イメージ原稿から測定された印字率の分布データ(以下、「イメージ分布データ」と表記する。)のグラフを作成する。
図6は、テキスト分布データとイメージ分布データのグラフを示す図である。グラフの縦軸は分布度数、横軸は印字率である。図6に示すグラフにおいて、テキスト分布データとイメージ分布データとの交点における印字率を本実施の形態では判定に用いる閾値をする。なお、図6における交点は、印字率8%である。
図4のステップS104に戻って、これからプリント処理される画像データがテキストデータであると判定された場合(ステップS104:テキストデータ)には、プリント処理を続行し(ステップS105)、プリント処理が終了したら(ステップS106:YES)、図5の(C)へ進んで画像安定化処理を開始する(ステップS201)。テキストデータは、2値的な画像であるため、画像安定化処理の効果はあまり大きくない。そのため、テキストデータについては、画像安定化処理によってプリント処理が中断されない構成とし、すなわち画像安定化処理よりもプリント処理を優先することによって、プリント処理終了までに要する時間を短縮することができる。
図4のステップS104に戻って、これからプリント処理される画像データがイメージデータであると判定された場合(ステップS104:イメージデータ)である場合には、プリント処理を停止して(ステップS107)、画像安定化処理を開始する(ステップS108)。そして、画像安定化処理の処理を待って(ステップS109:YES)プリント処理を再開して(ステップS110)、ステップS102へ戻る。イメージデータは中間調が多く含まれ、少しの濃度変化でも目立ため、画像安定化処理は非常に重要である。そのために、イメージデータについては、プリント処理よりも画像安定化処理を優先することによって、画像安定性の低下を防止することができ、高画質の画像が形成されることになる。
図3に戻って、待機中にプリントジョブを受ける前に(ステップS100:NO)画像安定化処理の実行タイミングになった場合には(ステップS200:YES)、図5の(C)へ進んで画像安定処理を開始する(ステップS201)。
画像安定化処理の終了までに(ステップS202:NO)プリントジョブを受信しなかった場合(ステップS203:NO)には、画像安定化処理が終了したら(ステップS202:YES)、図1の(A)へ戻る。
画像安定化処理が終了するまでに(ステップS202:NO)、プリントジョブを受信した場合には(ステップS203:YES)、プリントデータのデータ種別を判別する(ステップS204)。
これからプリント処理される画像データがテキストデータである場合には(ステップS204:テキストデータ)、画像安定化処理を停止して(ステップS205)、プリント処理を開始する(ステップS206)。そして、プリント処理が終了したら(ステップS207:YES)、画像安定化処理を再開する(ステップS208)。ここでの画像安定化処理は、処理停止前の進行状況に応じて、処理の途中から再開しても構わないし、処理の最初から実行してもよい。そして画像安定化処理が再開されたら(ステップS208)、ステップS202へ戻る。テキストデータは、2値的な画像であるため、画像安定化処理の効果はあまり大きくない。そのため、テキストデータについては、画像安定化処理よりもプリント処理を優先することによって、プリント処理終了までに要する時間を短縮することができるので、ユーザに対する利便性がはかられる。
これからプリント処理される画像データがイメージデータである場合には(ステップS204:イメージデータ)、画像安定処理を続行して(ステップS209)画像安定処理の終了を待つ(ステップS210:NO)。画像安定化処理が終了したら(ステップS210:YES)、図4の(B)へ移ってプリント処理を開始する(ステップS101)。イメージデータは中間調が多く含まれ、少しの濃度変化でも目立つため、画像安定化処理を実行することは非常に重要である。そのために、イメージデータについては、プリント処理よりも画像安定化処理を優先することによって、画像安定性の低下を防止することができ、高画質の画像を形成することができる。
ここで、ステップS104,S204においてデータ種別を判定する際に、判定対象となる画像データについて説明する。
複写機1はプリントジョブを受信すると、プリント処理する画像データをRAM63に記憶する。判定対象となる画像データについて以下の3種が考えられる。
まず第1として、データ種別を判定する際の判定対象として、たとえば画像データ1ページずつを対象とすることが考えられる。すなわち、画像安定化処理を実行するタイミングにおいて、次にプリント処理される画像データ1ページについて、当該画像データがテキストデータであるかイメージデータであるかを判定する。この場合、画像データ1ページごとにするため、画像データを蓄えるRAM63の容量を小さくすることができる。
つづいて、第2として、データ種別を判定する際に、任意ページ数の画像データを判定対象とすること考えられる。すなわち、画像安定化処理を実行するタイミングにおいて、次のプリントジョブの画像データから前もって任意に決められたページ分の画像データについて、当該画像データがテキストデータであるかイメージデータであるかを判定する。これにより、たとえば、RAM63の容量に合ったページ分を判定対象とすることができる。また、任意に決められたページ数以下のデータについては、画質を変えることなくプリントされることになる。
第3として、データ種別を判定する際に、プリントジョブにおけるすべての画像データを判定対象とすることが考えられる。すなわち、画像安定化処理を実行するタイミングにおいて、次のプリントジョブの画像データからプリントジョブの最終ページまでの画像データについて、当該画像データがテキストデータであるかイメージデータであるかを判定する。これにより、プリントジョブの途中で画像が変化することを防止できる効果が得られる。
また、判定対象となる画像データが複数ページにわたる場合には、複数ページの画像データのうち、印字率が最大となるページの印字率と閾値とを比較する方法と、判定対象となる複数の画像データの印字率の平均値と閾値とを比較する方法とがある。前者は、複数の画像データのなかに一つでもイメージデータが含まれていれば、画像安定化処理を実行する。つまり、画質の安定性を重視する場合に適する。後者は、複数の画像データを一つのドキュメントとして扱い、その平均値をもってそれらの画像データの代表値として扱う。
以上説明したように、本実施の形態に係る複写機1では、これからプリント処理する画像データが、画像安定化処理を優先すべきものである場合には、プリント処理よりも画像安定化処理を優先して実行し、一方、これからプリント処理する画像データが、画像安定化処理非優先のものである場合には、画像安定化処理よりもプリント処理を優先して実行する制御を行うので、本実施の形態に係る複写機1は、画像安定性の低下を抑制すると共に、プリント完了までのユーザの待ち時間を低減することができる。
<第2の実施の形態>
第2の実施の形態は、第1の実施の形態に対して、画像データがテキストデータである場合に当該テキストデータが単色であるか否かを判定するステップをさらに含む点が異なり、他は同じであるので、上記相違点を除く部分についての説明は省略する。
第2の実施の形態に係る複写機の動作について説明する。図3、図7、図8は、第2の実施の形態に係る複写機の動作を示すフローチャートである。
第2の実施の形態は、図7に示すように、第1の実施の形態におけるステップS104のデータ種別の判定において、これからプリント処理される画像データがテキストデータであると判定された場合に、当該テキストデータがイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックのいずれか一色からなるか否か、すなわち単色からなるか否かを判定するステップS104αと、図8に示すように、ステップS204のデータ種別の判定において、これからプリント処理される画像データがテキストデータであると判定された場合に、当該テキストデータが単色からなるか否かを判定するステップS204αとをさらに含むことを特徴としている。
すなわち、図7に示すように、ステップS104において、これからプリント処理される画像データがテキストデータであると判定された場合(ステップS104:テキストデータ)で、当該テキストデータが単色からなる場合(ステップS104α:YES)には、プリント処理を実行して(ステップS105)それ以降の処理を実行し、当該テキストデータが単色ではなく、複数色のトナーからなるものである場合(ステップS104α:NO)には、ステップS107へ進んでプリント処理を停止して(ステップS107)それ以降の処理を実行する。
同様に、図8に示すように、ステップS204において、これからプリント処理される画像データがテキストデータであると判定された場合(ステップS104:テキストデータ)で、当該テキストデータが単色からなる場合(ステップS204α:YES)には、安定化処理を停止して(ステップS205)それ以降の処理を実行し、当該テキストデータが単色ではなく、複数色のトナーからなるものである場合(ステップS204α:NO)には、ステップS209へ進んで安定化処理を続行して(ステップS209)それ以降の処理を実行する。
このようにステップS104αおよびステップS204αを設けたのは、テキストデータであっても、単色ではなく複数色のトナーからなる場合には色ずれが生じる場合があるので、当該テキストデータについては、画像安定化処理を優先した方がよいと考えられるからである。
以上のように、第2の実施の形態に係る複写機によれば、テキストデータであっても色ずれを防止することができるので、高画質の画像が形成されることになる。
<変形例>
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明の内容が、上記の実施の形態に示された具体例に限定されないことは勿論であり、例えば、以下のような変形例を考えることができる。
(1)上記においては、複写機1が複数色のトナーによって画像を形成するフルカラーモデルのものについて述べたが、モノクロモデルの複写機であっても本発明を適用することができる。複写機がモノクロである場合には、色ずれは生じないが、画像安定化処理でスキュー補正、ボウ補正等がなされ、画像の傾きや湾曲が補正されるので、イメージデータが高画質な画像でプリントされることになる。
(2)上記においては、印字率に基づいて画像データの種別を判定しているが、このとき、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのうちいずれか一つの印字率のみから画像データの種別を判別してもよいし、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色の印字率に応じて画像データの種別を判別してもよい。すなわち、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのうち一色でも印字率が閾値を超えるものがあれば、その画像データはイメージデータであると判定する構成としてもよい。また、閾値は各色異なる値を設定してもよい。
(3)上記においては、データ種別判定のための閾値を図6に示すグラフから求めて利用する構成について説明したが、閾値は任意に設定してもよい。たとえば、ユーザは操作部73の閾値受付部73aにおいて任意な値を入力する、また複数の閾値から選択する等によって閾値を変更可能な構成にしてもよい。これにより、ユーザは、使用環境に応じた設定が可能となる。つまり、画像安定性より待機時間の短縮を重視するのであれば閾値を上げればよいし、画像安定性を重視するのであれば閾値を下げればよい。
(4)上記においては、画像データがテキストデータであるか、イメージデータであるかの判定を複写機1において実行する構成について説明したが、これに限定されない。たとえば、画像データがテキストデータであるか、イメージデータであるかに関するデータ情報を、プリンジョブを送信するクライアント端末から取得し、複写機1は取得したデータ情報に基づいて、これからプリント処理する画像データのデータ種別を判定する構成としてもよい。
(5)上記においては、画像形成装置として、タンデム型の複写機について説明したが、いわゆる4サイクル型の複写機であってよい。また画像形成装置としては、複写機の他にプリンタ、FAX、これらの複合機(MFP:Multiple Function Peripheral)などであってもよい。
(6)なお、本発明は、画像形成装置に限られず、画像形成方法であるとしてもよい。さらに、その方法をコンピュータが実行するプログラムであるとしてもよい。また、当該プログラムは、例えば磁気テープ、フレキシブルディスク等の磁気ディスク、DVD−ROM、DVD−RAM、CD−ROM、CD−R、MO、PDなどの光記録媒体、フラッシュメモリ系記録媒体等、コンピュータ読み取り可能な各種記録媒体に記録することが可能であり、当該記録媒体の形態で生産、譲渡等がなされる場合もあるし、プログラムの形態でインターネットを含む有線、無線の各種ネットワーク、放送、電気通信回線、衛星通信等を介して伝送、供給される場合もある。
また、上記プログラムは、上記に説明した処理をコンピュータに実行させるための全てのモジュールを含んでいる必要はなく、例えば通信プログラムやオペレーティングシステム(OS)に含まれるプログラムなど、別途情報処理装置にインストールすることができる各種汎用的なプログラムを利用して、本発明の各処理をコンピュータに実行させるようにしても良い。したがって、上記した記録媒体に必ずしも上記全てのモジュールを記録している必要はないし、また必ずしも全てのモジュールを伝送する必要もない。さらに専用ハードウェアを利用して、所定の処理を実行させるようにすることができる場合もある。
本発明は、画像形成装置に広く適用することができる。また、本発明は、画像安定性の低下を抑制すると共に、プリント完了までのユーザの待ち時間を低減可能な画像形成装置を提供することができるので、その産業的利用価値は極めて高い。
本実施の形態にかかるタンデム型のフルカラー複写機の概略構成を示す図である。 複写機の構成を示すブロック図である。 複写機1の動作を示すフローチャートである。 第1の形態に係る複写機1の動作を示すフローチャートである。 第1の形態に係る複写機1の動作を示すフローチャートである。 テキスト分布データとイメージ分布データのグラフを示す図である。 第2の実施の形態に係る複写機の動作を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る複写機の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 フルカラー複写機
10Y,10M,10C,10K 作像ユニット
11 感光体ドラム
12 帯電器
13 露光部
14 現像器
15 クリーナ
20 画像形成部
21 駆動ローラ
22 従動ローラ
23 テンションローラ
24 一次転写ローラ
25 中間転写ベルト
26 トナー付着量検出センサ
30 給紙部
31 給紙カセット
33 搬送ローラ
34 タイミングローラ
35 二次転写ローラ
40 定着部
41 排出ローラ
42 排出トレイ
60 制御部
62 インターフェース部
71 カウンタ
72 タイマー
73 操作部
73a 閾値受付部

Claims (15)

  1. 画像形成処理を実行する画像形成手段と、
    画像安定化処理を実行する画像安定化手段と、
    画像形成処理される画像データが、画像安定化処理を優先すべきものであるか、あるいは、画像安定化処理非優先のものであるかを判定する判定手段と、
    画像形成処理、画像安定化処理のいずれか一方の処理を実行中に、もう一方の処理を実行するタイミングとなったときに、前記判定手段の判定結果に基づいて、実行中の処理を停止してもう一方の処理を先に実行するか、あるいは、実行中の処理終了後にもう一方の処理を実行するかを判断する判断手段と、
    前記判断手段の判断結果に基づいて、実行する処理を制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記判断手段は、
    画像形成処理の実行中に、画像安定化処理を実行するタイミングとなったときに、
    前記判定手段によって画像データが画像安定化処理を優先すべきものと判定された場合は、画像形成処理を停止して画像安定化処理を実行すると判断するとともに、
    前記判定手段によって画像データが画像安定化処理非優先のものであると判定された場合は、画像形成処理終了後に画像安定化処理を実行すると判断すること
    を特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記判断手段は、
    画像安定化処理の実行中に、画像形成処理を実行するタイミングとなったときに、
    前記判定手段によって画像データが画像安定化処理を優先すべきものであると判定された場合は、画像安定化処理終了後に画像形成処理を実行すると判断するとともに、
    前記判定手段によって画像データが画像安定化処理非優先のものであると判定された場合は、画像安定化処理を停止して、画像形成処理を実行すると判断すること
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記判定手段は、当該画像データがテキストデータである場合に画像安定化処理非優先のものであると判定し、当該画像データがイメージデータである場合に画像安定化処理を優先すべきものであると判定すること
    を特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項記載の画像形成装置。
  5. 画像データが、テキストデータであるかイメージデータであるかの情報を取得する取得手段をさらに備え、
    前記判定手段は、取得手段により取得された情報に基づいて、当該画像データがテキストデータであるかイメージデータであるかを判定すること
    を特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記判定手段は、当該画像データが、単色からなるテキストデータである場合に画像安定化処理非優先のものであると判定し、当該画像データが単色からなるテキストデータ以外である場合に画像安定化処理を優先すべきものであると判定すること
    を特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項記載の画像形成装置。
  7. 前記判定手段は、画像データの印字率が閾値未満の場合には、当該画像データはテキストデータであると判断し、画像データの印字率が閾値以上の場合には、当該画像データはイメージデータであると判定すること
    を特徴とする請求項4又は請求項6記載の画像形成装置。
  8. 前記閾値の変更を受け付ける閾値受付手段をさらに備えること
    を特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
  9. 画像形成処理される画像データが、画像安定化処理を優先すべきものであるか、画像安定化処理非優先のものであるかを判定する判定ステップと、
    画像形成処理と、画像安定化処理のいずれか一方の処理を実行中に、もう一方の処理を実行するタイミングとなったときに、前記判定ステップの判定結果に基づいて、実行中の処理を停止してもう一方の処理を先に実行するか、あるいは、実行中の処理終了後にもう一方の処理を実行するかを判断する判断ステップと、
    前記判断手段の判断結果に基づいて、実行する処理を制御する制御ステップと
    を含むことを特徴とする画像形成方法。
  10. 前記判断ステップでは、
    画像形成処理の実行中に、画像安定化処理を実行するタイミングとなったときに、
    前記判定ステップによって画像データが画像安定化処理を優先すべきものであると判定された場合は、画像形成処理を停止して画像安定化処理を実行すると判断するとともに、
    前記判定手段によって画像データが画像安定化処理非優先のものであると判定された場合は、画像形成処理終了後に画像安定化処理を実行すると判断すること
    を特徴とする請求項9記載の画像形成方法。
  11. 前記判断ステップでは、
    画像安定化処理の実行中に、画像形成処理を実行するタイミングとなったときに、
    前記判定ステップによって画像データが画像安定化処理を優先すべきものであると判定された場合は、画像安定化処理終了後に画像形成処理を実行すると判断するとともに、
    前記判定ステップによって画像データが画像安定化処理非優先のものであると判定された場合は、画像安定化処理を停止して、画像形成処理を実行すると判断すること
    を特徴とする請求項9又は請求項10記載の画像形成方法。
  12. 画像形成装置において実行されるプログラムであって、
    画像形成処理される画像データが、画像安定化処理を優先すべきものであるか、画像安定化処理非優先のものであるかを判定する判定ステップと、
    画像形成処理と、画像安定化処理のいずれか一方の処理を実行中に、もう一方の処理を実行するタイミングとなったときに、前記判定ステップの判定結果に基づいて、実行中の処理を停止してもう一方の処理を先に実行するか、あるいは、実行中の処理終了後にもう一方の処理を実行するかを判断する判断ステップと、
    前記判断手段の判断結果に基づいて、実行する処理を制御する制御ステップと
    を含むことを特徴とするプログラム。
  13. 前記判断ステップでは、
    画像形成処理の実行中に、画像安定化処理を実行するタイミングとなったときに、
    前記判定ステップによって画像データが画像安定化処理を優先すべきものであると判定された場合は、画像形成処理を停止して画像安定化処理を実行すると判断するとともに、
    前記判定手段によって画像データが画像安定化処理非優先のものであると判定された場合は、画像形成処理終了後に画像安定化処理を実行すると判断すること
    を特徴とする請求項12記載のプログラム。
  14. 前記判断ステップでは、
    画像安定化処理の実行中に、画像形成処理を実行するタイミングとなったときに、
    前記判定ステップによって画像データが画像安定化処理を優先すべきものであると判定された場合は、画像安定化処理終了後に画像形成処理を実行すると判断するとともに、
    前記判定ステップによって画像データが画像安定化処理非優先のものであると判定された場合は、画像安定化処理を停止して、画像形成処理を実行すると判断すること
    を特徴とする請求項12又は請求項13記載のプログラム。
  15. 請求項12から請求項14のいずれか1項記載のプログラムを記録していることを特徴とする記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014077828A (ja) * 2012-10-09 2014-05-01 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置及びプログラム

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