JP4854273B2 - 画像形成装置およびその画像調整方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像調整を実行する画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置では、感光体および現像器の経年変化や、装置周辺における温度や湿度の変化などに起因して、画像濃度が変化することがある。これに対し、トナー像の画像濃度に影響を与えるパラメータ(例:帯電バイアス、現像バイアスなど)を適当なタイミングで調整することで、画像濃度を安定化させる技術が提案されている(特許文献1、2)。
特許文献1によれば、転写手段上における先行する画像と後続の画像との間隔(いわゆる紙間)においてテストパッチを形成することで、画像濃度が調整される。また、特許文献2によれば、あるジョブを実行している際に、次のジョブにおいて画像濃度の調整が必要となるか否かが判定される。そして、必要と判定された場合には、現在のジョブが完了した後であって、かつ、次のジョブの実行前に、画像濃度の調整が実行される。
特許第3450402号特公報 特開2004−142250号公報
しかしながら、特許文献1によれば、紙間においてテストパッチが形成されるため、紙間を通常よりも長く確保しなければならない場合がある。よって、ジョブが完了する時間が遅延してしまうおそれがある。一方、特許文献2によれば、ジョブとジョブとの間で画像調整が実行されるため、先行するジョブについてはジョブの終了が遅延することはない。しかしながら、後続のジョブは、実行開始が遅延してしまうおそれがある。
そこで、本発明は、このような課題および他の課題のうち、少なくとも1つを解決することを目的とする。なお、他の課題については明細書の全体を通して理解できよう。
本発明は、例えば、画像形成装置や画像調整方法において好適に適用される。画像形成装置は、例えば、予測手段と調整手段とを含む。予測手段は、濃度補正用或いは位置調整用のパッチ画像を像担持体上に形成し、該パッチ画像を読み取ることにより画像形成条件を調整する画像調整の実行時期を予測する。調整手段は、予測された実行時期が、後続する画像形成ジョブの実行期間内であるときは、後続する画像形成ジョブで使用される転写材の搬送方向に直交する幅方向における転写材のサイズが当該転写材用のトナー画像と前記パッチ画像とを並行して前記像担持体上の前記幅方向に形成不可能なサイズであり、且つ、先行する画像形成ジョブで使用される幅方向における転写材のサイズが当該転写材用のトナー画像と前記パッチ画像とを並行して前記像担持体上の前記幅方向に形成可能なサイズであれば、先行する画像形成ジョブの実行期間内において画像形成と並行して画像調整を実行する。
本発明によれば、画像調整処理による待ち時間が低減される。よって、ユーザーの利便性が従来よりも向上しよう。
以下に本発明の一実施形態を示す。もちろん以下で説明される個別の実施形態は、本発明の上位概念、中位概念および下位概念など種々の概念を理解するために役立つであろう。また、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。
図1は、実施形態に係る画像形成装置の一例を示す概略断面図である。この画像形成装置は、電子写真方式を採用したカラー複写機(以下、複写機100と称す。)である。複写機100は、画像読取部1Rと、画像出力部1Pとを有する。
画像読取部1Rは、原稿画像を光学的に読み取り、電気信号に変換して画像出力部1Pに送信する。画像出力部1Pは、複数の画像形成部10、給紙ユニット20、中間転写ユニット30、定着ユニット40、クリーニングユニット50および70、並びに、制御ユニット80を有する。
4つの画像形成部10は、それぞれ使用する現像剤(例:トナー)の色が異なるが、いずれも同じ構成を採用している。各画像形成部10では、第一の像担持体としてのドラム状の感光体(感光体ドラム)11が回転自在に軸支されている。感光体ドラム11は、矢印方向に回転駆動される。感光体ドラム11の周囲には、一次帯電器12、光学系13、折り返しミラー16、現像装置14、及びクリーニング装置15が配置されている。
一次帯電器12は、感光体ドラム11の表面に均一な帯電量の電荷を与える。次いで、光学系13は、画像読取部1Rからの画像信号に応じて変調した光線を出力する。この光線は、折り返しミラー16aを介して感光体ドラム11上を露光する。これによって、静電潜像が形成される。
さらに、現像装置14は、現像剤を用いて静電潜像を顕像化する。各現像装置14には、例えば、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックといった4色のトナーのいずれかが収納される。顕像化された可視画像は画像転写領域Taにおいて、中間転写ベルト31に転写される。中間転写ベルト31は、中間転写ユニット30を構成する第二の像担持体としてのベルト状の中間転写体である。なお、中間転写ベルト31は、中間転写ベルト31を駆動するための駆動ローラ32と、従動ローラ33と、二次転写対向ローラ34との間に張設巻回されている。
画像転写領域Taの下流側に設けられたクリーニング装置15は、感光体ドラム11上に残されたトナーを掻き落とす。これによって、ドラム表面が清掃される。以上に示したプロセスにより、各トナーによる画像形成が順次行われる。
また、中間転写ベルト31の二次転写領域の下流にはクリーニングユニット50が配置される。クリーニングユニット50は、中間転写ベルト31の画像形成面をクリーニングする。クリーニングユニット50は、中間転写ベルト31上のトナーを除去するためのクリーニングブレードと、廃トナーを収納する廃トナーボックスとを備えている。同様に、中間転写ベルト31のトナーを除去するため、クリーニングブレードによるクリーニングユニット70を備えている。
図2は、実施形態に係る制御ユニットの一例を示す図である。制御ユニット80は、インタフェース201、CPU202、記憶装置203、画像処理回路204、フォトセンサ205、およびモーター駆動部206などを含んでいる。インタフェース201は、画像読取部1Rと通信するための通信回路である。CPU202は、記憶装置203に記憶されている制御プログラムに応じて各種の処理を実行する。記憶装置203は、ROM、RAMおよびハードディスクドライブなどを含む。例えば、記憶装置203には、テストパッチを形成するための画像データ210、累積のプリント枚数のデータ211、および画像調整の要求の有無を表すフラグが格納される。テストパッチは、パッチ画像、パッチパターン、試験画像などと呼ばれることもある。
画像処理回路204は、光学系13に送出するための信号を生成する。フォトセンサ60は、テストパッチを検出するための光学センサである。フォトセンサ60は、例えば、LEDなどの光源と、フォトダイオードなどの光検出素子を含む。モーター駆動部206は、パルスモータ108を駆動する。パルスモータは、中間転写ベルト31や感光体ドラム11などを回転させる。
<画像調整処理>
次に、本実施形態における画像調整処理について説明する。一般に、画像形成装置では、使用される環境の変化、累積プリント枚数などの諸条件によって、画像濃度の変化や、カラー画像の色ずれが発生しうる。そこで、本複写機100では、これらを防止するため、濃度調整およびレジスト調整などの画像調整処理を所定のタイミングで実行する。以下、濃度調整およびレジスト(レジストレーション)調整について説明する。
図3は、実施形態に係る濃度調整を説明するための図である。濃度調整では、まず、中間転写ベルト31上に濃度補正用のテストパッチ62が感光体ドラム11から一次転写される。テストパッチは、フォトセンサ60(60a、60b)により検出される。CPU201は、テストパッチの検出結果に応じて画像形成条件を調整することで、濃度調整を行なう。なお、本複写機100は、現像バイアスを一定とし、露光量を変動させながら形成した複数階調のテストパッチの濃度を検出する。さらに、本複写機100は、検出結果を光学系13の露光量にフィードバックする。これは、階調調整機能と呼ばれる。
図4は、実施形態に係るレジスト調整を説明するための図である。本実施形態に係るレジスト調整は、レジストレーション補正用のテストパッチ61をフォトセンサ60で検出する方法を用いる。CPU201は、フォトセンサ60を用いてテストパッチの到達タイミングを測定する。CPU201は、測定結果を各感光体ドラム11の画像形成開始タイミングにフィードバックすることで、色ズレを補正する。なお、CPU201は、レーザビーム光路中に設けられている折り返しミラー16aを駆動することで、色ズレを補正してもよい。
クリーニングユニット70は、上述のレジスト補正用のテストパッチ61あるいは濃度補正用のテストパッチ62を除去する。このために、クリーニングユニット70は、画像の搬送方向に対して略直交する方向の手前と奥の端部だけに配置されている(図3、4)。クリーニングユニット70は、濃度調整、レジスト調整の実行時に、パルスモータによって中間転写ベルト31に当接させられる。そして、クリーニングユニット70は、フォトセンサ60による読み取りが完了したテストパッチを順に除去する。なお、クリーニングユニット70は、画像調整以外のときは転写ベルト31から離間されている。
図5Aおよび図5Bは、本実施形態に係る画像調整時におけるテストパッチの形成方法を説明するための図である。本実施形態においては、転写材Pのサイズに応じて、2つのテストパッチ形成方法を切り替えて実行する。
第1の形成方法は、通常、転写材の搬送方向に対して直交する方向の長さが220mm未満となる転写材(以下、スモール幅紙と称す。)の場合に使用される。この場合は、図5Aに示すように、転写材への画像とテストパッチとが同時並行的に形成される。
第2の形成方法は、直交方向の長さが220mm以上の転写材(以下、ラージ幅紙と称す。)の場合に使用される。この場合は、図5Bに示すように、画像とテストパッチとが同時並行的には形成されない。その代わり、先行する画像と後続の画像との間隔(いわゆる紙間)を通常よりも広げることで、この紙間の領域にテストパッチが形成される。
このため、フォトセンサ60aと60bは、相互に220mm以上離れた所定の位置に配置されている。同様に、2つのクリーニングユニット70も、相互に220mm以上離れた所定の位置に配置されている。なお、フォトセンサ60の配置位置は、テストパッチを読み取り可能な位置であることはいうまでもない。同様に、クリーニングユニット70の配置位置もテストパッチを除去可能な位置であることはいうまでもない。
なお、転写材のサイズに応じた2つの形成方法を採用した理由は、装置のサイズを配慮したためである。仮にラージ幅紙においてもスモール幅紙と同様の形成方法を実施するためには、テストパッチの形成領域を確保すべく、中間転写ベルト31の幅を拡大しなければならない。この場合、複写機100のサイズも大きくなってしまう欠点がある。
次に、本実施形態における画像調整の実行条件について説明する。複写機100においては、累積プリント枚数に応じて、濃度調整およびレジスト調整を同時期に実行する。このため、各々個別に調整を実施する場合に比べ、1回の調整が長くなる反面、頻繁に調整が実行されることを防止できる。
図6は、実施形態に係る画像調整の例示的な実行条件を記憶したテーブルを示す図である。条件1は、ジョブの実行中に累積プリント枚数が所定の閾値(例:200枚)に達したことを条件としている。すなわち、条件1は、サイズを条件とはしていない。そのため、ラージ幅紙に対しては、紙間を拡大して画像調整が実行される。また、スモール幅紙に対しては、画像形成と同時並行的に画像調整が実行される。よって、生産性を低下することなく画像調整が実行される。
条件2は、ジョブの実行中に累積プリント枚数が所定の閾値(例:170枚)に達したときに、現在のジョブでは画像調整を実行可能であることを条件としている。但し、後続ジョブで画像調整を実行することが好ましくない場合である。後続ジョブで画像調整を実行することは好ましくない場合は、例えば、後続のジョブがラージ幅紙のジョブである場合である。また、先行する現在のジョブでは画像調整を実行可能な場合は、例えば、現在のジョブがスモール幅紙を対象とする場合である。
本来であれば、累積プリント枚数が200枚に達するであろう後続のジョブにおいて、画像調整は実行されるべきである。しかしながら、後続のジョブはラージ幅紙のため、画像とテストパッチとを同時並行的に形成することができない。もし、後続のジョブにおいて紙間を拡大させて画像調整を行なえば、生産性が低下しかねない。
そこで、後続のジョブの実行期間において画像調整が実行されると予測されるときであって、かつ、先行する現在のジョブがスモール幅紙であれば、CPU201は、画像調整を先行して実行する。これによって、後続のジョブにおける生産性の低下を抑制できよう。
条件3は、ジョブ終了時において、累積プリント枚数が170枚に達したことを条件としている。ジョブが終了したときに実行される中間転写ベルト31などの後回転期間を利用して、CPU201は、画像調整を先行して実行する。よって、生産性の低下を最小限に抑えることができよう。
図7は、実施形態に係る画像調整処理の一例を示すフローチャートである。始めに、本処理の概要を説明する。本実施形態では、ステップS708においてCPU201が累積のプリント枚数をカウントすることで、画像調整の実行時期を予測する。また、ステップS730において、後続のジョブの実行期間と予測された実行時期とが重なるか否かを判定する。また、両者が重なるときは、ステップS740において、先行する現在のジョブの実行期間中に、CPU201は、画像調整を実行する。なお、ラージ幅紙のジョブを実行中に、実行時期を迎えたときは、ステップS750において、CPU201は、画像調整を実行する。また、ジョブが終了したときに、画像調整の実行時期を迎えているときにも、CPU201は、後回転の期間を利用して画像調整を実行する。以下、詳細なステップについて説明する。
ステップS701において、CPU201は、操作部等からプリント開始が指示されたか否かを判定する。プリント開始を指示された場合は、ステップS702に進み、CPU201は、調整要求の有無を判定する。この調整要求は、画像の形成とテストパッチとを同時並行的形成して画像調整を行なうための要求である。この調整要求の有無は、例えば、記憶装置203に記憶されるフラグ213により管理されてもよい。調整要求がない場合、ステップS703に進み、CPU201は、一連のプリント動作を実行する。その後、ステップS708に進む。
一方、調整要求がある場合、ステップS704に進み、CPU201は、スモール幅紙に対して、画像形成と画像調整とを並行して実行する。ここでは、図5Aに示されている第1の形成方法が採用される。
ステップS705において、CPU201は、画像調整が完了したか否かを判定する。完了していれば、ステップS706に進み、CPU201は、調整要求のフラグをクリアする。ステップS707において、CPU201は、累積プリント枚数を0枚にクリアする。一方、完了していなければ、画像調整を継続するために、ステップS708に進む。
ステップS708において、CPU201は、1枚のプリントが完了するごとに、累積プリント枚数を1つ加算する。ステップS709において、CPU201は、現在のジョブについて全枚数のプリントが終了したか否かを判定する。全枚数のプリントが終了した場合、ステップS710に進む。
ステップS710において、CPU201は、画像調整中であるか否かを判定する。調整中であれば、ステップS711に進み、CPU201は、画像調整が完了するのを待つ。画像調整が完了すると、ステップS712に進み、CPU201は、調整要求のフラグをクリアする。さらに、ステップS713に進み、CPU201は、累積プリント枚数を0枚にクリアする。その後、S701に戻り、次のジョブについてのプリント開始指示を待つ。
一方、ステップS710において調整中でない場合、ステップS714に進み、CPU201は、累積プリント枚数がジョブ終了時の閾値(例:条件3の170枚)を超えるか否かを判定する。閾値を超えない場合、CPU201は、ジョブを終了し、S701に戻る。
一方、累積プリント枚数が閾値を超える場合、ステップS715に進み、CPU201は、後回転中の画像調整を実行する。画像調整の終了後、ステップS716に進み、CPU201は、累積プリント枚数を0にクリアし、S701に戻る。
一方、ステップS709において、全枚数のプリントが終了していない場合、ステップS717進む。ステップS717において、CPU201は、現在実行中のジョブがスモール幅紙か否かを判定する。スモール幅紙でない場合(すなわち、ラージ幅紙の場合)には、ステップS708に進む。
なお、転写材のサイズを判定するよりは、転写手段である中間転写ベルト31上に画像調整に使用するテストパッチを形成できるようなスペースが存在するか否かを判定することと同義であろう。もちろん、スペースは、中間転写ベルト31上における画像形成領域のうち、転写材用の画像が形成された領域に対して、画像の搬送方向に略直交する方向に存在する空き領域を指す。これは、図5Aを用いて説明した通りである。
ステップS708において、CPU201は、累積プリント枚数がジョブ実行中の閾値(例:条件1の200枚)を超えるか否かを判定する。累積プリント枚数が閾値を超えない場合、ステップS702に戻って、プリント動作を継続する。一方、累積プリント枚数が閾値を超える場合、ステップS719に進み、CPU201は、画像間隔(紙間)を通常よりも拡大して、画像調整を実行する。すなわち、図5Bに示されている第2の形成方法が採用される。画像調整終了後、ステップS720において、CPU201は、累積プリント枚数を0枚にクリアし、S702に戻る。
一方、ステップS717においてスモール幅紙と判定された場合、ステップS721に進む。ステップS721において、CPU201は、累積プリント枚数がジョブ実行中の閾値(例:条件1の200枚)を超えるか否かを判定する。超える場合、ステップS722に進み、CPU201は、調整要求のフラグをセットし、S702に戻る。その後、ステップS704において、画像形成と画像調整とが同時並行的に実行されることになる)。
一方、累積プリント枚数が閾値を超えない場合、ステップS723に進む。ステップS723において、CPU201は、次のジョブが予約済みであるかどうかを判定する。次のジョブが予約されて否かれば、ステップS702に戻る。一方、次のジョブが存在すれば、ステップS724に進み、CPU201は、次のジョブはラージ幅紙を対象としたジョブであるか否かを判定する。ラージ幅紙でなければ、ステップS702に戻る。一方、ラージ幅紙であれば、ステップS725に進み、CPU201は、次ジョブの実行中に累積プリント枚数が所定の閾値(例:条件1の200枚)を超えるかどうかを判定する。すなわち、CPU201は、累積プリント枚数に基づいて画像調整の実行時期を予測し、この実行時期が後続のジョブの実行期間中であるかどうかを判定する。
累積プリント枚数が所定の閾値を超える場合、ステップS726に進み、現在の累積プリント枚数がジョブ実行中の所定の閾値(例:条件2の170枚)を超えるか否かを判定する。超える場合、ステップS722に進み、CPU201は、調整要求のフラグをセットし、S702に戻る。これによって、後続のジョブにおいて実行すべきであった画像調整を先行する現在のジョブにおいて実行できる。なお、S723ないしS726の判定条件のうち1つでも満たされない場合は、次ジョブのために画像調整が不要か、または、必要だが先行するジョブにおいて画像調整を実行できない。よって、S702に戻って通常のプリント動作を継続することになる。
以上説明したように、本実施形態によれば、CPU201が、画像調整の実行時期を予測し、予測された実行時期が、後続するジョブの実行期間内であるときは、先行するジョブの実行期間内において画像調整を実行する。よって、画像調整処理の待ち時間が従来よりも低減される。従って、ユーザーの利便性も向上することになろう。
また、CPU201は、予測された実行時期と重なる後続ジョブの実行期間内において画像調整を実行不可能であって、かつ、先行ジョブの実行期間内において画像調整を実行可能である場合に、先行ジョブの実行期間内において画像調整を実行してもよい。もし、後続ジョブにおいて画像調整を実行可能な場合は、先行する現在のジョブにおいて無理に画像調整を実行することを制限できる。また、先行する現在のジョブにおいて画像調整を実行できないときも、画像調整の実行を制限できる。
また、CPU201は、画像形成に使用される転写材のサイズを判別してもよい。判別されたサイズが第1のサイズ(例:スモール幅紙サイズ)であれば、CPU201は、画像調整の実行を許可する。一方、判別された前記サイズが第1のサイズよりも大きい第2のサイズ(例:ラージ幅紙サイズ)であれば、CPU201は、前記画像調整の実行を制限する。すなわち、転写材のサイズに基づいて、テストパッチと画像とを同時並行的に形成できるか否かを判定できるため、CPU201は、比較的簡単な処理により判定を実行できる。また、テストパッチを形成可能なスペースが中間転写ベルト31上に存在しない場合、画像間の間隔を強制的に拡大することを回避できる。上述したように、画像間の間隔を強制的に拡大すれば、画像処理が終了するまでの待ち時間も長くなってしまう。しかしながら、本実施形態によれば画像間の間隔の拡大を回避することで、画像処理による待ち時間を低減できよう。
また、画像形成部10は、第1のサイズの転写材に対して画像を形成するジョブにおいて、画像とテストパッチとを同時並行して形成できる。例えば、ラージ幅紙においてもテストパターンと画像とを同時並行的に形成する画像形成装置のサイズと比較すると、本実施形態の画像形成装置を相対的に小さくできる。すなわち、装置サイズを大きくせずとも、好適に、画像調整を実行できる。
また、CPU201は、累積のプリント枚数をカウントすることで、画像調整実行時期を予測してもよい。CPU201は、累積のプリント枚数が所定の閾値を超える場合には、予測された実行時期と重なる後続のジョブの実行期間内において、拡大された画像間の間隔を利用して画像調整を実行する(S719)。すなわち、CPU201は、画像間の間隔を通常時よりも拡大して、画像調整を実行する。本来であれば、画像間の間隔を拡大することは望ましくない。しかしながら、実行時期を過ぎても画像調整を実行しない場合は、形成される画像の品質が不安定となるおそれが高まる。そこで、累積のプリント枚数が所定の閾値を超える場合は、強制的に、画像調整を行なうようにすることが望ましい。但し、本実施形態によれば、事前に画像調整が済んでいる確立が高いため、拡大された画像間の間隔を利用して画像調整の回数は、従来よりも減少しよう。
また、本実施形態によれば、CPU201は、ジョブの完了後に実行される中間転写ベルト31などの後回転時に画像調整を実行してもよい。よって、後続のジョブを待たせることなく、好適に画像調整を実行できよう。
[他の実施形態]
以上、様々な実施形態を詳述したが、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、一つの機器からなる装置に適用してもよい。例えば、プリンタ、複写機、複合機及びファクシミリ装置の如くである。
なお、本実施形態においては、濃度調整およびレジスト調整を同時期に実施しているため、同一条件にて、調整の要/不要を判定している。しかしながら、各々個別の条件により、調整の要/不要が判定されてもよい。
また、調整の要/不要の判定においては、累積プリント枚数以外のパラメータが利用されてもよい。例えば、複写機100内の温度や湿度、累積トナー消費量、累積画像濃度などの少なくとも一つが用いられてもよい。
また、スモール幅紙とラージ幅紙の判定基準が異なっても構わない。また、本実施形態においては、画像サイズが用紙サイズに一致することを前提として説明されている。そのため、転写材のサイズに応じて各種の判断が実行されている。しかしながら、用紙サイズではなく、画像サイズに応じてCPU201が各種の判断を実行してもよい。
実施形態に係る画像形成装置の一例を示す概略断面図である。 実施形態に係る制御ユニットの一例を示す図である。 実施形態に係る濃度調整を説明するための図である。 実施形態に係るレジスト調整を説明するための図である。 実施形態に係る画像調整時におけるテストパッチの形成方法を説明するための図である。 実施形態に係る画像調整の例示的な実行条件を記憶したテーブルを示す図である。 実施形態に係る画像調整処理の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
10 画像形成部
11 第一の像担持体(感光体ドラム)
14 現像装置
31 第二の像担持体(中間転写ベルト)
60 フォトセンサ
70 クリーニングユニット(クリーナーブレード)

Claims (3)

  1. 画像形成を行なう画像形成装置であって、
    濃度補正用或いは位置調整用のパッチ画像を像担持体上に形成し、該パッチ画像を読み取ることにより画像形成条件を調整する画像調整の実行時期を予測する予測手段と、
    前記予測された実行時期が、後続する画像形成ジョブの実行期間内であるときは、後続する画像形成ジョブで使用される転写材の搬送方向に直交する幅方向における転写材のサイズが当該転写材用のトナー画像と前記パッチ画像とを並行して前記像担持体上の前記幅方向に形成不可能なサイズであり、且つ、先行する画像形成ジョブで使用される前記幅方向における転写材のサイズが当該転写材用のトナー画像と前記パッチ画像とを並行して前記像担持体上の前記幅方向に形成可能なサイズであれば、前記先行する画像形成ジョブの実行期間内において画像形成と並行して画像調整を実行する調整手段と
    を含むことを特徴とする画像形成装置。
  2. 転写材に転写されるトナー画像が形成される前記像担持体を有し、
    前記調整手段は、前記像担持体上で前記幅方向において前記トナー画像が形成される領域外に前記パッチ画像を形成することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 画像形成装置における画像調整方法であって、
    濃度補正用或いは位置調整用のパッチ画像を像担持体上に形成し、該パッチ画像を読み取ることにより画像形成条件を調整する画像調整の実行時期を予測するステップと、
    前記予測された実行時期が、後続する画像形成ジョブの実行期間内であるときは、後続する画像形成ジョブで使用される転写材の搬送方向に直交する幅方向における転写材のサイズが当該転写材用のトナー画像と前記パッチ画像とを並行して前記像担持体上の前記幅方向に形成不可能なサイズであり、且つ、先行する画像形成ジョブで使用される前記幅方向における転写材のサイズが当該転写材用のトナー画像と前記パッチ画像とを並行して前記像担持体上の前記幅方向に形成可能なサイズであれば、前記先行する画像形成ジョブの実行期間内において画像形成と並行して画像調整を実行するステップと
    を含むことを特徴とする画像調整方法。
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