JP2014074910A - 光ファイバテープ心線 - Google Patents

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至 坂部
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Abstract

【課題】廃棄する樹脂を生じさせず分岐作業性に優れた光ファイバテープ心線を提供する。
【解決手段】ガラスファイバ13が樹脂層14で被覆された複数の光ファイバ心線12が並列され、その周囲が連結材15で被覆されて一体化した光ファイバテープ心線11であって、光ファイバ心線11の外周面と連結材15とのピーリング強度が0.1N/mm以上10N/mm以下である。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数本の光ファイバ心線をテープ状に一体化した光ファイバテープ心線に関する。
インターネットサービスの急速な普及によるデータ通信需要の急増に対応するため、通信事業者と各家庭を直接光ファイバで結び、超高速通信サービスを提供するFTTH(Fiber To The Home)サービスが拡大している。このFTTHでは、加入者宅に光ファイバを引き落とす場合に、架空光ファイバケーブルを構成する光ファイバテープ心線を取り出して単心または複数心の光ファイバ心線に分離する中間後分岐を行い、分離した光ファイバ心線と光ドロップケーブルと接続し、加入者宅へ引き落としている。
上記の中間後分岐作業を容易に行うための光ファイバテープ心線として、複数の光ファイバを接合する樹脂が、光ファイバテープ心線の長手方向に沿って間欠的に設けられた分断部で分断されており、分断部に、非分断部と長手方向に連続的に接続された状態で樹脂を残留させたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この光ファイバテープ心線では、分断装置の分離工具部の線材の先端を樹脂に接触させた状態で、分離工具部を光ファイバテープ心線の長手方向に相対的に移動させると、線材の先端が、光ファイバテープ心線の樹脂にめり込み、樹脂の一部が削ぎ落とされ分断溝が形成される。これにより、隣り合う光ファイバを接続固定する樹脂が分断され、隣り合う光ファイバが、分断溝によって互いに離間される。これにより、光ファイバが単心又は複数心に分離される。
また、光ファイバ心線を構成するガラスファイバの外周の保護被覆層と複数の光ファイバ心線を一体化する一括被覆層との密着力が0.4g/cm以上10g/cm以下であり、優れた一括除去性と単心分離性が得られる光ファイバテープ心線も知られている(例えば、特許文献2参照)。
特許第4055000号公報 特開2000−155248号公報
中間後分岐のために、光ファイバテープ心線の光ファイバを単心または複数心に分離させると、その分離の際に、複数の光ファイバ心線同士を一体化している樹脂(光ファイバ心線の周囲の被覆)が光ファイバ心線から剥がれることがあり、この剥がれた樹脂が分岐作業の邪魔になることがある。
また、剥がれた樹脂は、光ファイバテープ心線から切り離して廃棄処理するので、その煩雑な切り離し作業及び廃棄処理作業を行わなければならない。
本発明の目的は、廃棄する樹脂を生じさせず分岐作業性に優れた光ファイバテープ心線を提供することにある。
上記課題を解決することのできる本発明の光ファイバテープ心線は、ガラスファイバが樹脂で被覆された複数の光ファイバ心線が並列され、前記複数の光ファイバ心線が連結材で連結された光ファイバテープ心線であって、
前記光ファイバ心線の外周面と前記連結材とのピーリング強度が0.1N/mm以上10N/mm以下であることを特徴とする。
本発明の光ファイバテープ心線においては、さらに、2N/mm以上10N/mm以下であることが好ましい。
本発明の光ファイバテープ心線においては、前記光ファイバ心線同士が隣接する部分において、前記光ファイバ心線同士が連結されていない部分が前記光ファイバ心線の長手方向に沿って間欠的に存在していることが好ましい。
本発明の光ファイバテープ心線においては、前記連結材が付着されていない箇所が前記長手方向に沿って間欠的に存在していることが好ましい。
本発明の光ファイバテープ心線においては、前記連結材には、前記光ファイバ心線同士の間に、前記長手方向に沿って間欠的に切り込みが形成されていることが好ましい。
本発明の光ファイバテープ心線においては、前記光ファイバ心線の軸に垂直な断面において前記光ファイバ心線同士が隣接する部分における前記光ファイバ心線の並列方向と直交する方向の前記連結材の厚さが、前記光ファイバ心線の外径よりも小さいことが好ましい。
本発明によれば、光ファイバ心線を分離しても、連結材は分離された光ファイバ心線の外周面から剥離することなく、密着した状態に維持される。これにより、その後のドロップケーブルとの接続作業等の分岐作業を極めて円滑かつ良好に行うことができ、中間後分岐にかかる作業時間を短縮させることができる。また、連結材が剥離して不要となることがないため、剥離した連結材を光ファイバテープ心線から切り離して廃棄処理するような煩雑な作業も不要とすることができる。
本発明の第1の実施形態に係る光ファイバテープ心線を示す斜視図である。 図1の光ファイバテープ心線の断面図である。 図1の光ファイバテープ心線の分岐作業を示す光ファイバテープ心線の平面図である。 図1の光ファイバテープ心線の分岐作業を示す光ファイバ心線の分離箇所における断面図である。 参考例に係る光ファイバテープ心線の分岐作業を示す光ファイバテープ心線の平面図である。 参考例に係る光ファイバテープ心線の分岐作業を示す光ファイバ心線の分離箇所における断面図である。 参考例に係る光ファイバテープ心線の分岐作業を示す光ファイバ心線の分離箇所における断面図である。 変形例に係る光ファイバテープ心線の断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る光ファイバテープ心線の断面図である。 第2の実施形態に係る光ファイバ心線の分離箇所における断面図である。 図9の光ファイバテープ心線の斜視図である。 第2の実施形態に係る光ファイバテープ心線の別の例を示す斜視図である。 本発明の第3の実施形態に係る光ファイバテープ心線を示す斜視図である。
以下、本発明に係る光ファイバテープ心線の実施の形態の例を、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1に示すように、第1の実施形態の光ファイバテープ心線11は、複数本(本例では4本)の光ファイバ心線12を備えており、これらの光ファイバ心線12を並列させて一体化したものである。
図2に示すように、この光ファイバテープ心線11を構成するそれぞれの光ファイバ心線12は、ガラスファイバ13を樹脂からなる被覆層14で被覆したものである。ガラスファイバ13は、コア13aとその周囲のクラッド13bとを有し、外径が125μmである。被覆層14は、紫外線硬化型樹脂等からなるものであり、各光ファイバ心線12同士が識別できるように、それぞれ着色されている。なお、この被覆層14は、径方向へ複数の層が積層された構造であっても良い。この複数層構造としては、内層とその周囲を覆う外層とを有する2層構造、または内層、外層及びその周囲を覆う着色層を有する3層構造などがある。
複数本の光ファイバ心線12は、等間隔に並列されてその周囲が連結材15で被覆され、相互の隣接箇所で連結材15によって連結されている。つまり、光ファイバテープ心線11は、各光ファイバ心線12が連結材15により被覆されることにより、連結部16において互いに連結されて一体化された構成である。光ファイバテープ心線11は、連結材15で各光ファイバ心線12が一体化された状態で、各光ファイバ心線12部分での連結材15を含む外径が、例えば260μmである。
この光ファイバテープ心線11では、光ファイバ心線12の外周を覆っている連結材15の連結部16において、隣り合う光ファイバ心線12間に形成される窪みに応じて凹部15aが形成されている。凹部15aは、最も深い底部が鋭角状をなす所謂ノッチと呼ばれる形状であるが、底部が緩やかな凹曲線状となっていてもよい。
そして、この光ファイバテープ心線11では、表裏の凹部15aの底部同士の間隔である光ファイバ心線12の並列方向と直交する方向の連結部16での連結材15の厚さaが、光ファイバ心線12の外径dよりも小さくなるように形成されている。この光ファイバ心線12の外径dは、250±15μm程度の例えば255μmとされており、この場合、連結部16での厚さaは、50μm以上100μm以下とするのが好ましい。
光ファイバテープ心線11の連結材15としては、光ファイバ心線12の被覆層14と同一組成のベース樹脂である紫外線硬化型樹脂等を用いることが好ましい。光ファイバテープ心線11の被覆層14及び連結材15の樹脂には、何れも離型剤が含有されていないか、または僅かな含有率であり、これにより、連結材15を光ファイバ心線12の外周面から剥離するのに要する単位長さあたりの力であるピーリング強度が0.1N/mm以上となっている。なお、光ファイバ心線11の被覆層14または連結材15の樹脂に離型剤を含有させる場合は、シリコーン系またはフッ素系の離型剤を用い、含有率を10重量%以下とする。
光ファイバ心線12の外周面と連結材15とのピーリング強度は次のようにして測定する。
光ファイバテープ心線11の幅方向(光ファイバ心線12の並列方向)の両端以外の光ファイバ心線12とその両隣の光ファイバ心線12との間の連結材15をナイフやカミソリで切り込み、幅方向の両端以外の光ファイバ心線12その両隣の光ファイバ心線12から切り離す。すると、連結材15が上下に分離するので、その一方を掴み、光ファイバ心線12の長手方向と垂直方向(90°方向)に速度100mm/分で引張り、そのときの引張力を測定する。その引張力の値からピールした連結材15の長さを測定し、単位長当たりのピーリング強度に換算する。また、引張力の測定時に、連結材15が切断してしまう場合は、接着剤を連結材15に塗布したり上塗り硬化塗膜を形成したりすることで、測定時の連結材15の切断を防止してもよい。
また、図1に示すように、上記の光ファイバテープ心線11の連結材15には、光ファイバ心線12同士の間、すなわち連結部16の箇所に、長手方向に沿って間欠的に切り込み11aが形成されている。すなわち、この光ファイバテープ心線11は、光ファイバ心線12同士が隣接する部分において、光ファイバ心線12同士が連結されていない部分が光ファイバ心線12の長手方向に沿って間欠的に存在している。この構成によれば、光ファイバテープ心線11を単心の光ファイバ心線12に分離し易い。
光ファイバテープ心線11を製造するには、複数のボビンから単心の光ファイバ心線12を並列に供給し、並列された光ファイバ心線12にテープ被覆装置によって連結材15を被覆して一体化させてテープ化し、その後、分断装置によって連結材15に長手方向に沿って間欠的に切り込み部11aを形成する。
上記の光ファイバテープ心線11は、例えば、超高速通信サービスを提供するFTTHサービスの架空光ファイバケーブルを構成するスペーサに形成された螺旋状のスロット内に、5枚程度重ね合わされて収容される。スロットの螺旋は、途中でその向きが反転するSZ状とされ、スロットから光ファイバテープ心線11を取り出し易くなるように形成されている。
光ファイバケーブルのスペーサのスロットに収容される光ファイバテープ心線11は、連結材15に凹部15aが形成されているため、幅方向に撓み易くなっている。したがって、スペーサのスロットに収容したときに、光ファイバテープ心線11に無理な力がかからず、端部の光ファイバ心線12と内側の光ファイバ心線12との間に発生するスロット内での長さの差が解消されて、そのケーブルPMD(偏波モード分散)が改善できる。
また、光ファイバテープ心線11の連結材15が光ファイバ心線12の外周に沿って円形状に近づくため、光ファイバテープ心線11を製造する際の連結材15の硬化収縮応力の異方性が小さくなり、光ファイバテープ心線11のケーブル状態でのPMDを改善できる。
また、光ファイバテープ心線11に形成された切り込み11a部分を、スロットにおける螺旋の向きが反転する反転部に配置させれば、光ファイバテープ心線11の異方向歪みによるPMDを大幅に低減させることができる。
光ファイバテープ心線11を収容した架空光ファイバケーブルから加入者宅に光ファイバを引き落とす場合は、架空光ファイバケーブルのスロットから光ファイバテープ心線11を引き出して単心または複数心の光ファイバ心線12に分離する中間後分岐を行い、分離した光ファイバ心線12に、FTTHの加入者宅へ引き落とすための光ドロップケーブルを接続する。
この中間後分岐作業では、図3に示すように、単心または複数心の光ファイバ心線12に分離する部分において、光ファイバテープ心線11の光ファイバ心線12同士の連結部16を長手方向に沿って切断する。
このとき、光ファイバテープ心線11の光ファイバ心線12が隣接する連結部16における光ファイバ心線12の並列方向と直交する連結材15の厚さaが光ファイバ心線12の外径dよりも小さい(図2参照)ので、光ファイバ心線12同士の間の連結部16において、連結材15を極めて容易に切断し、光ファイバ心線12を分離させることができる。特に、光ファイバテープ心線11の連結材15には、光ファイバ心線12同士の間に、長手方向に沿って間欠的に切り込み11aが形成されているので、光ファイバ心線12同士の間の連結部16の切断作業をさらに容易なものとしている。
また、光ファイバテープ心線11は、光ファイバ心線12の外周面と連結材15とのピーリング強度が0.1N/mm以上である。したがって、図4に示すように、光ファイバテープ心線11を単心または複数心の光ファイバ心線12に分離しても、連結材15は、分離された光ファイバ心線12の外周面から剥離することなく、密着した状態に維持される。
光ファイバテープ心線11において、光ファイバ心線12の外周面と連結材15とのピーリング強度が0.1N/mmに満たない場合では、図5及び図6に示すように、光ファイバテープ心線11を光ファイバ心線12に分離した際に、分離された光ファイバ心線12では連結材15が上下に分割されて光ファイバ心線12の外周面との密着領域が周方向の半周以下となるので外周面から連結材15が剥離してしまう。なお、両側部の光ファイバ心線12では、連結材15が光ファイバ心線12に半周以上にわたって貼り付いているので、光ファイバ心線12の外周面からの連結材15の剥離が抑制される。この連結材15の光ファイバ心線12の外周面からの剥離は両側部を除く光ファイバ心線12で主に生じる。
そして、この光ファイバ心線12から剥離した連結材15は、光ファイバ心線12に対して行うその後のドロップケーブルとの接続作業等の分岐作業の邪魔になる。また、この剥離した連結材15は、光ファイバテープ心線11から切り離して廃棄処理するため、その煩雑な切り離し作業及び廃棄処理作業を行わなければならない。
これに対して、本実施形態の光ファイバテープ心線11によれば、光ファイバ心線12を分離しても、連結材15は分離された光ファイバ心線12の外周面から剥離することなく、密着した状態に維持される。これにより、その後のドロップケーブルとの接続作業等の分岐作業を極めて円滑かつ良好に行うことができ、中間後分岐にかかる作業時間を短縮させることができる。また、その際に連結材15が剥離しないため、剥離した連結材15を光ファイバテープ心線11から切り離して廃棄処理するような煩雑な作業も不要とすることができる。
光ファイバテープ心線11を単心の光ファイバ心線12に分離するときに、ブラシ状の工具または樹脂マットで光ファイバテープ心線11を挟んでこするなどする場合は、連結材15が光ファイバテープ心線11から剥離することがないように、ピーリング強度を2N/mm以上とすることが好ましい。
一方、ピーリング強度が10N/mm(10kg/cm)を超えてしまうと、図7に示すように、光ファイバテープ心線11を光ファイバ心線12に分離した際に、光ファイバ心線12の樹脂(被覆層14)を損傷させてしまう。
なお、図1に示す光ファイバテープ心線11では、隣接する光ファイバ心線12同士の間に連結材15が介在する構造としたが、図8に示すように、隣接する光ファイバ心線12同士を接触させた状態で連結材15によって一体化しても良い。このようにすると、光ファイバテープ心線11の幅寸法を極力小さくすることができ、また、連結材15の樹脂量を削減してコストを削減することができる。この構造の場合、光ファイバ心線12を分離したときに、分離箇所では、連結材15がなくなる。このため、光ファイバ心線12の外周面の一部が露出する。両端に配置された光ファイバ心線12は、分離後にその一方の側面に連結材15があるため、その両端に配置された光ファイバ心線12の分離後の幅は中間に配置された光ファイバ心線12の分離後の幅よりも大きくなる。したがって、分離後における分離箇所間での各光ファイバ心線12の幅寸法を全て揃えるような場合は、隣接する光ファイバ心線12同士の間に連結材15が介在された構造とするのが好ましい。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る光ファイバテープ心線11Aを図9に示す。この光ファイバテープ心線11Aは、図9に示す軸に垂直な断面において幅方向の端部が光ファイバに沿ってそれぞれ半円形となっていて上下は直線となっている。光ファイバテープ心線11Aの厚さTは光ファイバ心線12の外径をdとしてd+50μm〜d+150μmである。
図10は、図9に示す光ファイバテープ心線11Aを分離した様子を示す図である。この場合も光ファイバ心線12の外周面と連結材15とのピーリング強度を0.1N/mm〜10N/mm、好ましくは2N/mm〜10N/mmとすることで、連結材15は分離された光ファイバ心線12の外周面から剥離することなく密着した状態に維持される。
図11に示すように、この光ファイバテープ心線11Aは、光ファイバ心線12同士が隣接する部分において、光ファイバ心線12同士が連結されていない部分が光ファイバ心線12の長手方向に沿って間欠的に存在していることが好ましい。すなわち、光ファイバテープ心線11Aにおいて、連結材15の光ファイバ心線12の間に、長さ方向に間欠的に切り込み部11bがあることが好ましい。この構成によれば、光ファイバテープ心線11Aを単心の光ファイバ心線12に分離し易い。
なお、切り込み部11bは図12に示すように千鳥状に設けられていてもよい。図1に示す光ファイバテープ心線11においても切り込み部11aは千鳥状に設けられていてもよい。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態に係る光ファイバテープ心線11Bを図13に示す。図13(a)に示すように、この光ファイバテープ心線11Bは、光ファイバ心線12同士が隣接する部分において、光ファイバ心線12同士が連結されていない部分が光ファイバ心線12の長手方向に沿って間欠的に存在している。すなわち、第3の実施形態においては、第1および第2の実施形態のように等間隔に並列された複数本の光ファイバ心線12の周囲全体が連結材15で被覆されるのではなく、隣り合う光ファイバ心線12間の数カ所のみが連結材15aにて間欠的に接着連結されており、連結材15aが付着されていない箇所が光ファイバ心線12の長手方向に沿って間欠的に存在している。この場合も、光ファイバ心線12の外周面と連結材15とのピーリング強度を0.1N/mm以上10N/mm以下、好ましくは2N/mm以上10N/mm以下とする。この構成によれば、光ファイバテープ心線11Bをスロットの溝部に収納する場合の収納性や一括融着接続を行う際の作業性を損なうことなく、中間後分岐作業においては光ファイバテープ心線11Bを単心の光ファイバ心線12に容易に分離することができる。
なお、図13(a)に示すように、隣り合う連結材15aは互いに離間して配置されていてもよく、図13(b)に示すように、連結材15a同士が離間しながらも光ファイバ心線12の配列方向において同じ位置に配置されていてもよい。
11,11A,11B 光ファイバテープ心線
11a,11b 切り込み
12 光ファイバ心線
13 ガラスファイバ
15,15a 連結材
a 厚さ
d 外径

Claims (7)

  1. ガラスファイバが樹脂で被覆された複数の光ファイバ心線が並列され、前記複数の光ファイバ心線が連結材で連結された光ファイバテープ心線であって、
    前記光ファイバ心線の外周面と前記連結材とのピーリング強度が0.1N/mm以上10N/mm以下であることを特徴とする光ファイバテープ心線。
  2. 請求項1に記載の光ファイバテープ心線であって、
    前記光ファイバテープ心線を単心または複数心の光ファイバ心線に分離すると、連結材が分離された光ファイバ心線の外周面に密着していることを特徴とする光ファイバテープ心線。
  3. 請求項1または請求項2に記載の光ファイバテープ心線であって、
    前記光ファイバ心線同士が隣接する部分において、前記光ファイバ心線同士が連結されていない部分が前記光ファイバ心線の長手方向に沿って間欠的に存在していることを特徴とする光ファイバテープ心線。
  4. 請求項3に記載の光ファイバテープ心線であって、
    前記連結材が付着されていない箇所が前記長手方向に沿って間欠的に存在していることを特徴とする光ファイバテープ心線。
  5. 請求項3に記載の光ファイバテープ心線であって、
    前記連結材には、前記光ファイバ心線同士の間に、前記長手方向に沿って間欠的に切り込みが形成されていることを特徴とする光ファイバテープ心線。
  6. 請求項3から請求項5のいずれか一項に記載の光ファイバテープ心線であって、
    前記光ファイバテープ心線の軸に垂直な断面において、前記光ファイバ心線同士が隣接する部分における前記光ファイバ心線の並列方向と直交する方向の前記連結材の厚さが、前記光ファイバ心線の外径よりも小さいことを特徴とする光ファイバテープ心線。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の光ファイバテープ心線であって、
    前記ピーリング強度が2N/mm以上10N/mm以下であることを特徴とする光ファイバテープ心線。
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