JP2002333558A - 光ファイバコードケーブル - Google Patents

光ファイバコードケーブル

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JP2002333558A
JP2002333558A JP2001138993A JP2001138993A JP2002333558A JP 2002333558 A JP2002333558 A JP 2002333558A JP 2001138993 A JP2001138993 A JP 2001138993A JP 2001138993 A JP2001138993 A JP 2001138993A JP 2002333558 A JP2002333558 A JP 2002333558A
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JP
Japan
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optical fiber
fiber cord
cable
optical
cord cable
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JP2001138993A
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English (en)
Inventor
Takeshi Shimomichi
毅 下道
Keiji Ohashi
圭二 大橋
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光機器内配線などに用いた際に、後分岐が容易
であり、かつ光機器内で多くの光ファイバコードが錯綜
することなどがなく、光機器内での光配線が整頓された
状態とすることができる光ファイバコードケーブルを得
る。 【解決手段】複数本の光ファイバコード1、1…をホッ
トメルト樹脂からなる一体化材5、5…で間欠的に固定
し集合する。ホットメルト樹脂のせん断強度が30kg
/cm2以下であり、180度剥離接着強度が20kg
/25mm幅以下であるものを使うことが好ましく、一
体化材の間隔を50〜200mmとすることが好まし
い。また、外観をテープ状にすることが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数本の光ファ
イバコードを集合してなる光ファイバコードケーブルに
関し、光ファイバコードの後分岐が容易に行えるように
したものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバコードは、主に局内等の光機
器内配線や光機器間配線などに広く用いられている。複
数本の光ファイバコードを光機器内配線に用いる場合に
は、光ファイバコード単体で用いられることが多い。こ
れは、光配線の変更等に対して柔軟に対応できるためで
ある。
【0003】しかしながら、光配線が複雑化した場合に
は、光ファイバコードを単体で使用すると、光機器内で
多数本の光ファイバコードが錯綜し、光ファイバコード
の余長の収容に余分のスペースが必要であるなどの問題
がある。一方、複数本の光ファイバコードを集合し、こ
れにポリエチレンなどからなるシースを被覆した光ファ
イバコードケーブルを使用した場合には、一括した取り
扱いが可能ではあるが、後分岐が困難であり、光配線の
変更等に対応しきれない問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】よって、本発明におけ
る課題は、光機器内配線などに用いた際に、後分岐が容
易であり、かつ光機器内で多くの光ファイバコードが錯
綜することなどがなく、光機器内での光配線が整頓され
た状態とすることができる光ファイバコードケーブルを
得ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題は、複数本の
光ファイバコードを集合し、ホットメルト樹脂からなる
一体化材で光ファイバコードの長手方向に間欠的に固定
した構造の光ファイバコードケーブルで解決される。こ
のホットメルト樹脂としては、せん断強度が30kg/
cm2以下であり、180度剥離接着強度が20kg/
25mm幅以下であるが好ましい。さらに、一体化材の
間隔を、50〜200mmとすることが好ましい。ま
た、外観形状を、テープ状とすることが好ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳しく説明する。
図1および図2は、本発明の光ファイバコードケーブル
の一例を示すもので、これらの図において、符号1は光
ファイバコードを示す。
【0007】この光ファイバコード1は、外径0.4m
mの光ファイバ心線2にアラミド繊維、カーボン繊維、
ガラス繊維などのテンションメンバとして機能する抗張
力繊維束3を縦添えし、これにポリエチレン、ポリ塩化
ビニルなどからなるシース4を押出被覆してなる外径
0.9〜1.1mmのルース構造のものである。
【0008】この光ファイバコード1は、その5本が相
互に平行かつ一列の整列状態で、テープ状に集合され、
かつ光ファイバコード1の長手方向に一体化材5、5…
によって間欠的に固定されて、光ファイバコードケーブ
ルとなっている。この一体化材5は、ホットメルト樹脂
からなるものであり、その固定間隔は50〜200mm
となっている。この固定間隔が50mm未満では、一体
化材5の使用量が増加し、不経済であり、200mmを
越えると光ファイバコード1、1…の集合状態が部分的
に保持できなくなる。
【0009】また、一体化材5の光ファイバコード1の
長手方向に沿う長さは、10〜20mmとされ、さらに
一体化材5の光ファイバコード1を覆う被覆厚さは、
0.1〜0.5mmとなっている。また、一体化材5を
構成するホットメルト樹脂としては、エチレン―酢酸ビ
ニル共重合体(EVA)、ポリエチレン、ポリイソブチ
レン、ポリアミド、エチレン―アクリル酸エステル共重
合体などの樹脂を主体とするもので、使用温度が100
〜140℃の範囲であって、光ファイバコード1のシー
ス4を構成する樹脂の軟化温度以下の温度で使用可能な
ものが好ましい。
【0010】また、ホットメルト樹脂のせん断強度が3
0kg/cm2以下、好ましくは20〜30kg/cm2
であって、かつ被着体として厚み0.2mmのEVAか
らなるシートを用い、このホットメルト樹脂をホットメ
ルト接着剤として接着した接着物の180度剥離接着強
度が20kg/25mm幅以下、好ましくは8〜15k
g/25mm幅であることが望ましく、これによって各
光ファイバコード1の集合状態を保持するだけの固着力
が得られ、しかも後分岐時に光ファイバコード1を容易
に分岐できるようになる。
【0011】このような一体化材5の形成方法は、5本
の光ファイバコード1、1…を整列状態に集合して、市
販のホットメルトディスペンサーに送り、このホットメ
ルトディスペンサーのノズルから溶融状態のホットメル
ト樹脂を間欠的に射出して、集合状態の光ファイバコー
ド1、1…上に塗布し、必要に応じてこれを軽く加圧す
ることによって行われる。この時、射出されたホットメ
ルト樹脂は、ほぼ瞬間的に冷却され、固化するので、生
産性の極めて高いものとなる。
【0012】このような構造の光ファイバコードケーブ
ルにあっては、各光ファイバコード1が一体化材5で、
集合状態を保たれたまま固定されているので、1枚のテ
ープ状の光ファイバケーブルとして取り扱うことがで
き、取扱中に各光ファイバコード1がそれぞれ分離して
ばらけることがない。また、後分岐の際には、図1に示
すように、任意の光ファイバコード1を一体化材5から
手やナイフなどで切り離すことで簡単に後分岐を行うこ
とができる。
【0013】さらに、光ファイバコード1のシース4を
なす樹脂の軟化温度よりも低い温度で射出可能なホット
メルト樹脂を使用することで、光ファイバコード1のシ
ース4が溶融したりあるいは軟化したりすることがな
く、光ファイバコード1のルース構造が崩れることがな
い。またさらに、ホットメルト樹脂を一体化材5として
使用しているので、この光ファイバコードケーブルを高
い生産性を持って製造することができる。
【0014】本発明の光ファイバコードケーブルにあっ
ては、上述の例に限られず、複数本の光ファイバコード
を撚ったうえ、これを一体化材で間欠的に固定したもの
や、光ファイバコード1を撚らずに単に円形に束ねたう
え、これを一体化材で間欠的に固定したものであっても
よい。しかし、これらの変形例では後分岐がやや面倒と
なる。
【0015】以下、具体例を説明する。外径1.1mm
のルース構造型の光ファイバコード1を5本用いて、図
1および図2に示すようなテープ状の光ファイバコード
ケーブルを製造した。一体化材5の長手方向の固定間隔
を200mm、長さを10mmとした。一体化材5をな
すホットメルト樹脂には、エチレン―酢酸ビニル共重合
体を主体とするもので、射出温度が120℃、せん断強
度が19kg/cm2、180度剥離接着強度が9kg
/25mm幅のものを用いた。
【0016】得られた光ファイバコードケーブルについ
て、光ファイバテープ心線の捻回試験に準じる捻回試験
を行ったところ、光ファイバコード1が一体化材5から
脱離することがなく、その形状が維持された。また、光
ファイバコード1を分岐する際、1本の光ファイバコー
ド1を手で引き裂くように引っ張っただけで、この光フ
ァイバコード1が一体化材5から分離され、残りの光フ
ァイバコード1が一体化材5から脱離することがなかっ
た。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光ファイ
バコードケーブルは、複数本の光ファイバコードをホッ
トメルト樹脂からなる一体化材で間欠的に固定し、集合
したものであるので、各光ファイバコードが分離してば
らけることがなく、通常の光ファイバテープ心線や光フ
ァイバケーブルと同様に取り扱うことができ、これを用
いることで光機器内などにおいて、光ファイバコードが
錯綜するなどの不都合を来すことがなく、光機器内に余
分のスペースを必要とすることがない。
【0018】また、光ファイバコードを後分岐する際に
は、必要な光ファイバコードを一体化材から切り離すこ
とで容易に分離することができる。さらに、ホットメル
ト樹脂からなる一体化材を用いているので、この光ファ
イバコードケーブルを製造する場合に、その生産性が高
いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ファイバコードケーブルの一例を示
す概略平面図である。
【図2】本発明の光ファイバコードケーブルの一例を示
す概略断面図である。
【符号の説明】
1…光ファイバコード、5…一体化材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H001 BB15 BB27 DD07 KK02 KK08 KK17 MM01 4G060 AA03 AA20 AC00 AD26 CB02 CB06 CB09 CB12

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数本の光ファイバコードをホットメルト
    樹脂からなる一体化材で間欠的に固定し、集合したこと
    を特徴とする光ファイバコードケーブル。
  2. 【請求項2】ホットメルト樹脂のせん断強度が30kg
    /cm2以下であり、180度剥離接着強度が20kg
    /25mm幅以下であることを特徴とする請求項1に記
    載の光ファイバコードケーブル。
  3. 【請求項3】一体化材の間隔が50〜200mmである
    ことを特徴とする請求項1に記載の光ファイバコードケ
    ーブル。
  4. 【請求項4】外観形状が、テープ状であることを特徴と
    する請求項1に記載の光ファイバコードケーブル。
JP2001138993A 2001-05-09 2001-05-09 光ファイバコードケーブル Pending JP2002333558A (ja)

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