JP2005055505A - 光ファイバテープ心線、光ファイバテープ心線の製造装置および光ファイバテープ心線の製造方法 - Google Patents

光ファイバテープ心線、光ファイバテープ心線の製造装置および光ファイバテープ心線の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】取り扱い性を保持しつつ、種々のピッチの接続部品に対応することができる光ファイバテープ心線、光ファイバテープ心線の製造装置および光ファイバテープ心線の製造方法を提供する。
【解決手段】複数本の光ファイバ11が接近状態にある連結光ファイバ部10aと、複数本の光ファイバ11が分離している分離光ファイバ部10bとを設けて、テープ状に固定することにより、連結光ファイバ部10aと分離光ファイバ部10bとの間では、ピッチが変化するので、所望の光ファイバピッチを得ることができる。これにより、種々の接続部品を容易に接続することができる。また、連結光ファイバ部10aおよび分離光ファイバ部10bは、テープ化されているので、取り扱い性を保持することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、光ファイバテープ心線、光ファイバテープ心線の製造装置および光ファイバテープ心線の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の光ファイバテープと単心光ファイバとの変換部の製造方法が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
これは、近年の通信の分野においては、各家庭への情報の伝達に高速・大容量伝送が可能な光ファイバが用いられるようになってきており、中・長距離幹線に用いられている光ファイバケーブルから各家庭への単心の光ファイバを分岐させるために用いられる。
【0003】
すなわち、一般に、光ファイバケーブルは、光ファイバを複数本整列してテープ化した光ファイバテープを作成し、この光ファイバテープを複数個集合してケーブル化したものである。このため、光ファイバテープから光ファイバを分岐させるために、光ファイバテープと単心光ファイバとの変換部の製造技術が開発されてきた。
【0004】
図10(A)〜(E)には、例として、4心の光ファイバテープと単心の光ファイバとの変換方法が示されている。この光ファイバテープと単心光ファイバとの変換部の製造方法では、まず、図10(A)に示すように、所定のギャップをもって対向した2枚の刃により、単心の光ファイバ100の端部100aのポリアミド樹脂被覆層101を所定長さだけ除去して端部100aと単心部100bを形成する。そして、図10(B)に示すように、光ファイバ100の熱硬化型シリコーン樹脂被覆層を除去して紫外線硬化型アクリル系樹脂層102を露出させる。次に、図10(C)に示すように、前述した単心の光ファイバ100を4本並べて集合させて、型に嵌める。そして、図10(D)に示すように、型に紫外線硬化型樹脂を注入して硬化させ、テープ化部103を作成する。その後、図10(E)に示すように、光ファイバ100の単心部100bとテープ化部103との境界部分に接着剤を塗布してチューブ104を被せる。
【0005】
【特許文献1】
特開平9−145971号公報(第3頁、第1図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、光コネクタ、ファイバアレイ等の接続部品は、導波路等の部品のピッチに合わせて多種多様なピッチが必要となる場合が多い。しかも、光ファイバの両端の接続部品それぞれでピッチが異なることもある。このような場合には、前述したような光ファイバケーブルでは、単心部100bはばらばらになっているため、作業時や運搬時等に単心部100b同士が絡んで取り扱い性が悪くなるという問題がある。また、単心部100bがばらばらとなっているので、組み立て性も悪い。
【0007】
この発明の目的は、取り扱い性を保持しつつ、種々のピッチの接続部品に対応することができる光ファイバテープ心線、光ファイバテープ心線の製造装置および光ファイバテープ心線の製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明にかかる光ファイバテープ心線は、複数本の光ファイバが接近状態で並べられた連結光ファイバ部と、前記複数本の光ファイバが分離した状態で並べられた分離光ファイバ部とを有し、前記連結光ファイバ部および前記分離光ファイバ部を固定部材によりテープ状に固定したものである。
【0009】
このように、複数本の光ファイバが接近状態にある連結光ファイバ部と、複数本の光ファイバが分離している分離光ファイバ部とを設けて、テープ状に固定することにより、連結光ファイバ部と分離光ファイバ部との間では、ピッチが変化するので、所望の光ファイバピッチを得ることができる。これにより、種々の接続部品を容易に接続することができる。また、連結光ファイバ部および分離光ファイバ部は、テープ化されているので、取り扱い性を保持することができる。
【0010】
また、本発明にかかる光ファイバテープ心線は、前記固定部材が難燃性を有するものであることが望ましい。
【0011】
また、本発明にかかる光ファイバテープ心線、前記フィルムがフィルム基材と難燃性接着剤とを含むものであることが望ましい。
【0012】
また、本発明にかかる光ファイバテープ心線は、前記フィルム基材がポリエステル樹脂であることが望ましい。
【0013】
また、本発明にかかる光ファイバテープ心線の製造装置は、複数本の光ファイバを並べて連結した連結光ファイバ部を供給する供給部と、前記連結光ファイバ部を部分的に分離する分離部と、連結光ファイバ部と分離した光ファイバとを固定してテープ化する固定部材供給部とを備えたものである。
【0014】
このような光ファイバケーブルの製造方法によると、供給部から供給される連結光ファイバ部を分離部において光ファイバに分離し、その後固定部材供給部から供給される固定部材によりテープ化するので、光ファイバが接近している連結光ファイバ部のピッチから分離光ファイバ部のピッチまでの種々のピッチを得ることができる。
【0015】
また、本発明にかかる光ファイバテープ心線の製造装置は、前記分離部が半円形状の窪みが複数並んだ一対の分離治具であることが望ましい。
【0016】
また、本発明にかかる光ファイバテープ心線の製造装置は、前記分離した光ファイバの間隔を調整する調整部を備えたものであることが望ましい。
【0017】
また、本発明にかかる光ファイバテープ心線の製造装置は、前記分離した光ファイバを撓ませる長さ調整部を備えたものであることが望ましい。
【0018】
また、本発明にかかる光ファイバテープ心線の製造方法は、複数本の光ファイバを並べて連結した連結光ファイバ部を部分的に分離して分離光ファイバ部とし、前記連結光ファイバ部と前記分離光ファイバ部とを固定してテープ化していくものである。
【0019】
このように、テープ状に光ファイバを連結している連結光ファイバ部を必要に応じて部分的に分離し、光ファイバ間を広げ分離光ファイバ部とした後、再び連結ファイバおよび分離光ファイバ部をテープ状に固定するので、光ファイバが接近している連結光ファイバ部のピッチから分離光ファイバ部のピッチまでの種々のピッチを得ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1(A)は本発明にかかる光ファイバテープ心線の一実施形態を示す平面図、(B)は連結光ファイバ部の平面図、(C)は分離光ファイバ部の平面図である。図2(A)および(B)は、図1(C)中II−II位置における断面図である。図3(A)は光ファイバテープ心線の一例を示す断面図であり、(B)は斜視図である。また、図4(A)は光ファイバテープ心線の別の例を示す断面図であり、(B)は斜視図である。
【0021】
図3(A)および(B)に示すように、光ファイバテープ心線10Aでは、複数本(ここでは一例として4本の場合を示す)の光ファイバ11を並列し、これら光ファイバ11の外周に全長にわたって外被12を設けて平板状にテープ化している。あるいは、図4(A)および(B)に示す光ファイバテープ心線10Bでは、隣り合う光ファイバ11の間に凹部13を設けてテープ状に一体化している。
【0022】
図3(A)および図4(A)に示すように、光ファイバ11は、コア14aおよびクラッド14bからなるガラスファイバ14の外周を保護被覆15で覆い、さらに保護被覆15の外周を着色層16により被覆した構造となっている。そして、並列された光ファイバ11の外周を外被12で覆ってテープ化しているが、光ファイバ11の直径をdとしたときに、光ファイバテープ心線10Aの厚さTがT≦d+40μmとなるようにするのが望ましい。このように外被12を薄くすることにより、活線分岐を可能とすることができる。
【0023】
一方、図1(A)に示すように、この発明にかかる光ファイバテープ心線10は、連結光ファイバ部10aと分離光ファイバ部10bとを有している。連結光ファイバ部10aでは複数本の光ファイバ11が接近した状態で並べられ、図3(A)または図3(B)において前述した光ファイバテープ心線10A、10Bと同様の構造をしている。また、分離光ファイバ部10bでは、図2(A)または(B)に示すように複数本の光ファイバ11が分離した状態で並べられており、光ファイバピッチが徐々に変化して隣り合う光ファイバ11、11間にリブ17aまたは空間17bが設けられている。そして、連結光ファイバ部10aおよび分離光ファイバ部10bを固定部材18により上下から挟んでテープ状に一体化している。
【0024】
前記固定部材18は難燃性を有するフィルムであり、図2(A)および(B)に示すように、フィルム基材18aとその内面に塗布されている難燃性接着剤18bとを備えている。前記フィルム基材18aとしては、ポリエステル樹脂を例示することができる。これにより、難燃特性を保持するとともに、引っ張り強度、曲げ強度、耐摩耗性等を確保することができる。
【0025】
従って、この発明にかかる連結光ファイバ部10aは、図1(A)に示すように、光ファイバ11同士が接近した連結光ファイバ部10aと、光ファイバ11同士が分離した分離光ファイバ部10bとに配列した後、前述した固定部材18、18により上下から挟んでテープ状に固定したものである。なお、連結光ファイバ部10aおよび分離光ファイバ部10bの長さや、長さの比は適宜決定することができる。また、分離光ファイバ部10bにおける光ファイバピッチも適宜に決定することができる。
【0026】
以上説明したように、この発明にかかる光ファイバテープ心線10では、光ファイバ11のピッチが光ファイバ11同士が近接している連結光ファイバ部10aのピッチP1(図1(B)参照)から、分離光ファイバ部10bにおける最も広いピッチP2(図1(C)参照)まで変化するので、所望の光ファイバピッチを得ることができる。これにより、種々の接続部品を容易に接続することができる。また、連結光ファイバ部10aおよび分離光ファイバ部10bは、テープ化されているので、単独の光ファイバ11のように静電気等の影響で捩れることがなく、取り扱い性を良好に保持することができる。
【0027】
次に、この発明にかかる光ファイバテープ心線の製造装置および製造方法について説明する。図5は光ファイバテープ心線の製造装置の全体を示す構成図である。図6は分離部の断面図、図7は間隔調整部の断面図、図8は長さ調整部の一例を示す説明図である。また、図9(A)〜(F)はこの製造装置による光ファイバテープ心線の製造方法の工程を示す断面図である。
【0028】
図5に示すように、光ファイバテープ心線の製造装置30では、上流側に、前述した連結光ファイバ部10aを供給する連結光ファイバ部供給部31を有している。この連結光ファイバ部供給部31では、連結光ファイバ部10aとして図3あるいは図4で前述したような光ファイバテープ心線10A、10Bがリールに巻き取られており、連続して供給されるようになっている。
【0029】
連結光ファイバ部供給部31の下流側には、ガイド32が設けられており、ガイド32の下流側には、必要に応じて連結光ファイバ部10aの光ファイバ11を一本ずつに分離するための分離部33が設けられている。
図6に示すように、分離部33は、上下一対の分離治具33U、33Lを有しており、分離治具33U、33Lは連結光ファイバ部10aにおける光ファイバ11の形状およびピッチに対応した複数個の半円形状の窪み33aを有している。従って、光ファイバ11を分離したい場合には、上下の分離治具33U、33Lで連結光ファイバ部10aを挟むことにより、外被12を切断して各光ファイバ11を分離状態にすることができる。
【0030】
分離部33の下流側には間隔調整部34が設けられており、分離されている光ファイバ11のピッチを調整する。図7に示すように、この間隔調整部34は先端が細くなった楔状部材34aを複数個(ここでは、4心の光ファイバテープ心線に対応して3個)備えており光ファイバ11間の間隔を所望のピッチに調整する。例えば、光ファイバ11の間に設ける隙間が光ファイバ11の外径よりも小さい場合には、楔状部材34aを上下移動させるだけで光ファイバ11間を広げることが可能である。一方、間隔が光ファイバ11の外径よりも大きい場合には、楔状部材34aを光ファイバ11の間に挿入した後、楔状部材34aを左右に移動させることにより間隔を広げることができる。
【0031】
なお、分離部33において光ファイバ11を分離していない場合には間隔調整を行わないので、間隔調整部34の楔状部材34aは分離部33に対応して作動することになる。
一方、楔状部材34aを上下あるいは左右に移動させることにより光ファイバ11を分離させると、内側の光ファイバ11と外側の光ファイバ11で長さが異なるため、間隔調整部34には長さ調整部35を並設する必要がある。
【0032】
長さ調整部35としては、例えば図8に示すように、分離光ファイバ部10bを両側から押し縮めて蛇行させることにより光ファイバピッチを広げることができる。これを正逆一組とすることにより、各光ファイバ11の全体の長さを同じにして、光ファイバピッチを変えることが可能になる。
【0033】
間隔調整部34の下流側には一対のテープ化ローラ36U、36Lが回転自在且つ互いに押圧しあって設けられている。このテープ化ローラ36U、36Lには、中央を通過する光ファイバ11を挟んで、上下から各々固定部材18を供給する固定部材供給部37U、37Lが設けられている。
従って、光ファイバ11の上下面に供給された固定部材18は、テープ化ローラ36U、36Lにより押し付けられて、複数本の光ファイバ11をテープ状に一体化する。
【0034】
テープ化ローラ36U、36Lの下流側には巻取部38が設けられており、テープ化ローラ36U、36Lにおいて一体化された光ファイバテープ心線10を巻き取る。
【0035】
次に、前述した製造装置による光ファイバテープ心線の製造方法について説明する。図9(A)〜(F)は、製造方法の各工程を示す断面図である。
まず、図9(A)に示すように、連結光ファイバ部供給部31から連結光ファイバ部10aとして光ファイバテープ心線10A、10Bを、ガイド32を介して分離部33に連続的に供給する。図9(B)に示すように、分離部33では、必要に応じて上下一対の分離治具33U、33Lで連結光ファイバ部10aを挟むことにより外被12を切断して、図9(C)に示すように、各光ファイバ11を分離状態にする。
【0036】
次に、間隔調整部34において、図9(D)に示すように、楔状部材34aを上下移動させ、さらに必要な場合には、図9(E)に示すように、左右に移動させて光ファイバピッチを広げる。このとき、間隔調整部34は分離部33に対応して作動させ、分離部33により分離された部分についてのみ作動するようにする。なお、間隔調整部34において光ファイバピッチを広げた際に、内側の光ファイバ11と外側の光ファイバ11で長さが異なるため、長さ調整部35により全体の長さが一致するように各光ファイバ11を調整する。
【0037】
間隔調整された分離光ファイバ部10bはテープ化ローラ36U、36Lの間に供給され、固定部材供給部37U、37Lから供給される固定部材18により上下から挟む。そして、図9(F)に示すように、テープ化ローラ36U、36Lの加圧力により固定部材18を光ファイバ11に押し付け、難燃性接着剤18bにより光ファイバ11をフィルム基材18aに接着してテープ化し、巻取部38により巻き取る。
【0038】
以上説明したように、この発明にかかる光ファイバテープ心線の製造装置および光ファイバテープ心線の製造方法では、連結光ファイバ部供給部31から供給される連結光ファイバ部10aを、必要に応じて分離部33において光ファイバ11に分離し、その後固定部材供給部37から供給される固定部材18によりテープ化するので、光ファイバ11が接近している連結光ファイバ部10aのピッチから分離光ファイバ部10bのピッチまでの種々のピッチを得ることができる。
【0039】
なお、本発明の光ファイバテープ心線、光ファイバテープ心線の製造装置および光ファイバテープ心線の製造方法は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の形態を採りうることは云うまでもない。
例えば、前述した光ファイバテープ心線10は、前述した製造装置30および製造方法により、近接して配置されている光ファイバテープ心線10A、10Bを必要に応じて分離し、光ファイバピッチを変化させることにより製造できることは言うまでもない。この他、ばらばらの複数本の光ファイバ11を供給して、近接している連結光ファイバ部10aおよび分離している分離光ファイバ部10bを配置しながら固定部材18によりテープ化することも可能である。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明による光ファイバテープ心線では、複数本の光ファイバが接近状態にある連結光ファイバ部と、複数本の光ファイバが分離している分離光ファイバ部とを設けて、テープ状に固定することにより、連結光ファイバ部と分離光ファイバ部との間では、ピッチが変化するので、所望の光ファイバピッチを得ることができる。これにより、種々の接続部品を容易に接続することができる。また、連結光ファイバ部および分離光ファイバ部は、テープ化されているので、取り扱い性を保持することができる。
【0041】
また、本発明による光ファイバテープ心線の製造装置では、供給部から供給される連結光ファイバ部を分離部において必要に応じて光ファイバに分離し、その後固定部材供給部から供給される固定部材によりテープ化するので、光ファイバが接近している連結光ファイバ部のピッチから分離光ファイバ部のピッチまでの種々のピッチを得ることができる。
【0042】
また、本発明による光ファイバテープ心線の製造方法では、テープ状に光ファイバを連結している連結光ファイバ部を必要に応じて分離し、光ファイバ間を広げ分離光ファイバ部とした後、再び連結ファイバおよび分離光ファイバ部をテープ状に固定したので、光ファイバが接近している連結光ファイバ部のピッチから分離光ファイバ部のピッチまでの種々のピッチを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明にかかる光ファイバテープ心線の一実施形態を示す平面図、(B)は連結光ファイバ部の平面図、(C)は分離光ファイバ部の平面図である。
【図2】(A)および(B)は、図1(C)中II−II位置における断面図である。
【図3】(A)は一般的な光ファイバテープ心線の一例を示す断面図である。
【図4】(B)はは一般的な光ファイバテープ心線の一例を示す斜視図である。
【図5】光ファイバテープ心線の製造装置の全体を示す構成図である
【図6】分離部の断面図である。
【図7】間隔調整部の断面図である。
【図8】長さ調整部の一例を示す説明図である。
【図9】(A)〜(F)は、製造方法の各工程を示す断面図である。
【図10】(A)〜(E)は、4心の光ファイバテープと単心の光ファイバとの変換方法の各工程を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 光ファイバテープ心線
10a 連結光ファイバ部
10b 分離光ファイバ部
11 光ファイバ
18 固定部材
18a フィルム基材
18b 難燃性接着剤
30 光ファイバテープ心線の製造装置
31 連結光ファイバ部供給部
33 分離部
33a 窪み
33U、33L 分離治具
35 間隔調整部
34 長さ調整部
37 固定部材供給部

Claims (9)

  1. 複数本の光ファイバが接近状態で並べられた連結光ファイバ部と、前記複数本の光ファイバが分離した状態で並べられた分離光ファイバ部とを有し、
    前記連結光ファイバ部および前記分離光ファイバ部を固定部材によりテープ状に固定した光ファイバテープ心線。
  2. 請求項1に記載した光ファイバテープ心線であって、前記固定部材が難燃性を有するフィルムである光ファイバテープ心線。
  3. 請求項2に記載した光ファイバテープ心線であって、前記フィルムがフィルム基材と難燃性接着剤とを含む光ファイバテープ心線。
  4. 請求項3に記載した光ファイバテープ心線であって、前記フィルム基材がポリエステル樹脂である光ファイバテープ心線。
  5. 複数本の光ファイバを並べて連結した連結光ファイバ部を供給する供給部と、前記連結光ファイバ部を部分的に分離する分離部と、連結光ファイバ部と分離した光ファイバとを固定してテープ化する固定部材供給部とを備えた光ファイバテープ心線の製造装置。
  6. 請求項5に記載した光ファイバテープ心線の製造装置であって、前記分離部が半円形状の窪みが複数並んだ一対の分離治具である光ファイバテープ心線の製造装置。
  7. 請求項5に記載した光ファイバテープ心線の製造装置であって、前記分離した光ファイバの間隔を調整する調整部を備えた光ファイバテープ心線の製造装置。
  8. 請求項5〜7のいずれか1項に記載した光ファイバテープ心線の製造装置であって、前記分離した光ファイバを撓ませる長さ調整部を備えた光ファイバテープ心線の製造装置。
  9. 複数本の光ファイバを並べて連結した連結光ファイバ部を部分的に分離して分離光ファイバ部とし、前記連結光ファイバ部と前記分離光ファイバ部とを固定してテープ化していく光ファイバテープ心線の製造方法。
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