JPH06273647A - 多心テープ心線用ジャンパテープ - Google Patents

多心テープ心線用ジャンパテープ

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JPH06273647A
JPH06273647A JP5062141A JP6214193A JPH06273647A JP H06273647 A JPH06273647 A JP H06273647A JP 5062141 A JP5062141 A JP 5062141A JP 6214193 A JP6214193 A JP 6214193A JP H06273647 A JPH06273647 A JP H06273647A
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JP
Japan
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tape
wire
fiber
jumper
wires
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Pending
Application number
JP5062141A
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English (en)
Inventor
Kazunaga Kobayashi
和永 小林
Katsuyoshi Ishida
克義 石田
Shinji Araki
真治 荒木
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/44Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
    • G02B6/4401Optical cables
    • G02B6/4403Optical cables with ribbon structure

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ファイバピッチが異なるテープ心線間の連絡
や、ファイバピッチおよびテープ心線数の異なるテープ
心線間の連絡に好適に使用されるジャンパテープの提
供。 【構成】 断面が楕円形に形成された被覆を有する複数
本の光ファイバ楕円素線3を、一端が楕円素線3・・・の
長径側を一列に揃え、他端が楕円素線3・・・の短径側を
一列に揃えた状態に並べ、かつ素線束4を一体的に被覆
してなるジャンパテープであって、このジャンパテープ
の少なくともどちらか一端側の、素線束4の被覆層6
に、素線束4を複数の素線束に分割可能なノッチ部a,
aが設けられてなるジャンパテープ1。 【効果】 各裸線の間隔を変える事無く一端側に現用テ
ープ心線を接続し、他端側に薄型テープ心線を接続する
ことができ、ファイバピッチおよびテープ心線数の異な
るテープ心線間の接続操作を極めて容易に行なえるとと
もに、低損失の接続を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、現用の光ファイバテー
プ心線と、それよりも素線を細径化した薄型テープ心線
との接続などのようなファイバ間隔(以下、ファイバピ
ッチという)が異なるテープ心線間の接続や、現用の光
ファイバテープ心線とこれと本数が異なる薄型テープ心
線との接続などのようなファイバピッチおよびテープ心
線数の異なるテープ心線間の接続に好適に使用される多
心テープ心線用ジャンパテープ(以下、ジャンパテープ
という)に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、光通信分野で使用されている
光ファイバテープ心線は、複数本の光ファイバ素線を並
列し、紫外線硬化型樹脂や熱硬化樹脂からなる被覆で一
括に被覆してテープ状に形成されたものが提供されてい
る。また光ファイバ素線は、石英系単一モードファイバ
やマルチモードファイバなどの光ファイバ裸線を紫外線
硬化型樹脂や熱硬化樹脂で被覆したもので、一般に光通
信用として使用されているものは光ファイバ裸線外径が
125μm、素線外径(被覆外径)が250μm程度で
ある。
【0003】ところで、近年、光ファイバを用いた光ケ
ーブルにおいては、極めて多数の情報伝達が可能となる
ように、数千心もの光ファイバを収納する超高密度・多
心光ファイバが検討されてきている。このようにケーブ
ル内に極めて多数の光ファイバを高密度に収納するため
には、素線径を従来より細径化した複数の細径素線を並
列し、これらを細径素線径とほぼ同じ厚さに一括被覆し
た薄型テープ心線を多数積層し、さらにケーブルのスロ
ットに収納して複数個集合し、ケーブルを構成する方法
などが検討されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た薄型テープ心線と現用の光ファイバテープ心線とを接
続する場合、ファイバピッチが異なるため接続操作に手
間がかかるといった問題があった。例えば、外径を20
0μm程度とした複数本の細径素線を一括被覆した薄型
テープ心線(ファイバピッチ200μm)と、現用の光
ファイバテープ心線(ファイバピッチ250μm)とを
接続する場合には、双方のテープ心線の端部の被覆を除
去して複数の裸線を露出させ、薄型テープ心線の裸線の
間隔を広げて現用のテープ心線のファイバピッチに合わ
せて双方のテープ心線の裸線端部を融着接続している。
このとき、薄型テープ心線の裸線間隔を広げるため、薄
型テープ心線の裸線先端は中央からテープ端部に向けて
扇状に漸次後退してしまい、これを補正するために裸線
先端部を切り揃えねばならないことになる。また薄型テ
ープ心線の各裸線の間隔を広げた状態で融着接続する
と、接続部分に曲げ力が作用して損失が増大することに
なり、また被覆除去部分が長く必要となるため、接続後
の補強操作も手間がかかる。
【0005】また、上述の薄型テープ心線と現用の光フ
ァイバテープ心線とを接続しようとする場合で、複数本
の薄型テープ心線と現用の光ファイバテープ心線とを接
続するとき、ファイバピッチに加えてテープ心線数も異
なるため、接続操作により手間がかかるという問題があ
った。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、ファイバピッチが異なるテープ心線間の接続や、フ
ァイバピッチおよびテープ心線数の異なるテープ心線間
の接続に好適に使用されるジャンパテープの提供を目的
としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のジャンパ
テープは、断面が楕円形に形成された被覆を有する複数
本の光ファイバ楕円素線を、一端が該楕円素線の長径側
を一列に揃え、他端が該楕円素線の短径側を一列に揃え
た状態に並べ、かつ該素線束を一体的に被覆してなる多
心テープ心線用ジャンパテープであって、この多心テー
プ心線用ジャンパテープの少なくともどちらか一端側
の、前記素線束の被覆が、複数の素線束を形成するよう
分割されてなることを特徴とする。
【0008】請求項2記載のジャンパテープは、断面が
楕円形に形成された被覆を有する複数本の光ファイバ楕
円素線を、一端が該楕円素線の長径側を一列に揃え、他
端が該楕円素線の短径側を一列に揃えた状態に並べ、か
つ該素線束を一体的に被覆してなるジャンパテープであ
って、この多心テープ心線用ジャンパテープの少なくと
もどちらか一端側の、前記素線束の被覆に、該素線束を
複数の素線束に分割する分割手段が設けられてなること
を特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1記載のジャンパテープにあっては、楕
円素線の長径側を一列に並べた一端側ではファイバピッ
チが大きく、楕円素線の短径側を一列に並べた他端側で
はファイバピッチが小さくなっていることから、ファイ
バピッチが異なるテープ心線間を接続しようとすると
き、予め楕円素線の長径側寸法をファイバピッチの大き
い方のテープ心線の素線径と同一にし、また楕円素線の
短径側寸法をファイバピッチの小さい方のテープ心線の
素線径と同一にしておくことにより、各裸線の間隔を変
える事無く一端側にファイバピッチの大きい方のテープ
心線を、他端側にファイバピッチの小さい方のテープ心
線を接続すること可能になる。
【0010】また、ファイバピッチに加えてテープ心線
数も異なるテープ心線間を接続しようとするとき、例え
ば、ジャンパテープの楕円素線の長径側が一列に並んだ
側を通常通り接続したいファイバピッチの大きい方のテ
ープ心線に接続し、複数の素線束に分割されたジャンパ
テープの楕円素線の短径側が一列に並んだ側を接続した
いファイバピッチの小さい方のテープ心線にそれぞれ接
続することにより、これらテープ心線間を容易に接続す
ることができる。
【0011】請求項2記載のジャンパテープは、少なく
ともどちらか一端側の素線束の被覆に、この素線束を複
数の素線束に分割する分割手段が設けられていることよ
り、ファイバピッチに加えてテープ心線数も異なるテー
プ心線間を接続しようとするとき、例えばジャンパテー
プの両端の素線束をそれぞれ接続するテープ心線の数に
応じた素線束に分割することによって、ジャンパテープ
の両端の素線束をそれぞれ接続したいテープ心線に容易
に接続することが可能になる。
【0012】
【実施例】図1は、本発明における請求項2記載のジャ
ンパテープの一実施例を示すものである。このジャンパ
テープ1は、断面が楕円形に形成された被覆2を有する
複数本の光ファイバ楕円素線(以下、楕円素線という)
3…を、一端が楕円素線3の長径側を一列に揃え、他端
が該楕円素線3の短径側を一列に揃えた状態に並べ、か
つこの素線束4を被覆材で一体化して被覆層6を形成し
てなるものである。被覆層6には、ジャンパテープ1の
分割したい位置に、ジャンパテープ1を複数の(図1で
は2つの)素線束に分割するてめのV溝形状の二つのノ
ッチ部a,a(分割手段)が形成されている。
【0013】この楕円素線3は、石英系単一モードファ
イバやマルチモードファイバなどの光ファイバ裸線5
に、紫外線硬化型樹脂や熱硬化樹脂からなる断面楕円形
の被覆2を形成したものである。この楕円素線3の長径
側寸法Aは、例えば250μm以上に設定され、また短
径側寸法Bは、例えば200μm以下に設定されてい
る。このような楕円素線3を製造するには、上記の楕円
形状に形成可能なダイス孔を有するコーテイングダイス
に光ファイバ裸線を通しつつ、紫外線硬化型樹脂をコー
テイングし、紫外線照射して樹脂を硬化させるといった
方法が用いられる。
【0014】素線束4に二つのノッチ部a,aが形成さ
れた被覆層6を形成するには、例えば図2に示すような
ノッチ部a,aを形成可能なダイス孔7aを有するコー
ティングダイス7に、一端が楕円素線3の長径側を一列
に揃え、他端が該楕円素線3の短径側を一列に揃えた状
態で並べられた素線束4として通しつつ、被覆層6をな
す材料である紫外線硬化型樹脂をコーティングし、紫外
線を照射して樹脂を硬化させるといった方法が用いられ
る。
【0015】上記ダイス孔7aには予め得られるジャン
パテープ1の分割したい位置と対応する位置、具体的に
はダイス孔7aの中央部でかつ楕円素線3,3間となる
位置の上下に一対の突起9,9が設けられている。これ
ら突起9,9は、互いに対向して配置されたくさび状の
もので、その尖端をダイス孔8の中心側に向けて設けら
れたものである。これら突起9,9の大きさは、素線束
4を一括被覆している被覆材の一部分に接触し、かつ楕
円素線3・・・には接触しない大きさである。また、これ
ら突起9,9は、ねじ止めなどよってダイス孔8の所望
位置に取り付けおよび取り外しが容易にできるようにな
っている。
【0016】このようにすると、素線束4を一括被覆し
ている被覆材が上記突起9によってそぎ落された状態の
まま硬化し、図1に示したような被覆層6が形成される
とともに、この被覆層6に突起9,9に対応したV溝形
状の二つのノッチ部a,aが連続的に形成されたジャン
パテープ1が得られる。これら二つのノッチ部a,a
は、楕円素線3,3の間で、互いに対向して被覆層6に
形成されている。このノッチ部aは他の部分に比べて厚
さが薄くなっているため強度が小さく、したがってこの
ノッチ部aに沿って被覆層6を容易に引き裂くことがで
きる。
【0017】被覆層6をなす被覆材としては、紫外線硬
化型樹脂が好適に用いられ、具体的にはウレタンアクリ
レート系、エポキシアクリレート系、ブタジエンアクリ
レート系、シリコーンアクリレート系等のヤング率の大
きい硬質樹脂が用いられる。
【0018】ジャンパテープ1のテープ長は、その使用
目的に応じて適宜に設定され、例えば薄型テープ心線と
現用テープ心線とを接続するための一種のアダプタとし
て使用する場合には、50cm〜3m程度の短いテープ
長で充分である。
【0019】図3は、このようにして得られたジャンパ
テープ1によって、ファイバピッチの大きい現用テープ
心線10と、ファイバピッチの小さい2本の薄型テープ
心線11,11とを接続する方法の一例を説明する図で
ある。このジャンパテープ1は、楕円素線3・・・の長径
側を一列に揃えた一端側12のファイバピッチCが25
0μmであり、楕円素線3の短径側を一列に揃えた他端
側13のファイバピッチDが200μmである。また現
用テープ心線10のファイバピッチCは250μmであ
り、薄型テープ心線11のファイバピッチDは200μ
mである。
【0020】ジャンパテープ1によって現用テープ心線
10と2本の薄型テープ心線11,11とを接続するに
は、まず、ジャンパテープ1の楕円素線3・・・の短径側
を一列に揃えた他端側13の被覆層6を上下のノッチ部
a,aに沿ってジャンパテープ1の中央部程度まで引き
裂いて2つの素線束1a,1aに分割する。一方、ジャ
ンパテープ1の楕円素線3・・・の長径側を一列に揃えた
一端側12の被覆層6は引き裂かずにそのままにしてお
く。
【0021】ついで、ジャンパテープ1の一端側12の
被覆を所定長さ剥ぎとり、かつ他端側13の2つの素線
束1a,1aの被覆を所定長さ剥ぎ取り、それぞれの光
ファイバ裸線5…を露出させるとともに、現用テープ心
線10および2本の薄型テープ心線11,11の接続す
べき側の端部の被覆を所定長さ剥ぎ取り、それぞれの光
ファイバ裸線14…および光ファイバ裸線15…を露出
させる。そして、各テープ心線を接近させ、接続させる
べき光ファイバ裸線の端面を接触させ、それぞれの光フ
ァイバ裸線どうしを融着接続させる。この融着接続は、
各光ファイバ裸線の接触部分が一列に並んでいるために
一括融着でき、短時間で容易に行なうことができる。次
に融着接続を終えた接続部分を補強する。この補強操作
は従来のテープ心線の接続部の補強に使用される接続補
強体を用いた補強方法によって行なうことができる。
【0022】以上のように、このジャンパテープ1を用
いて、ファイバピッチおよびテープ心線数の異なる現用
テープ心線10と2本の薄型テープ11,11とを接続
する場合には、ジャンパテープ1の他端部13の被覆層
6を上下のノッチ部a,aに沿って引き裂いて素線束1
a,1aを形成しておくことにより、各光ファイバ裸線
の間隔を変える事無く一端側12に現用テープ心線10
を接続し、他端側13の素線束1a,1aにそれぞれ薄
型テープ心線11,11を接続することができ、ファイ
バピッチおよび心線数の異なる各テープ心線の接続操作
を極めて容易に行なうことができるとともに、低損失の
接続を実現できる。また、ダイス孔7aの突起9の位置
および設ける数を変更することによって被覆層6に形成
されるノッチ部aの形成位置および形成数を容易に変え
ることができることから、ジャンパテープ1の分割した
い位置を任意に設定することができ、ジャンパテープの
両端をそれぞれ接続するテープ心線の数に応じた素線束
に分割することができる。
【0023】なお、図1に示した例では、ジャンパテー
プ1の全長に亘ってノッチ部a,aを形成したが、分割
したい側のみにノッチ部a,aを形成してもよく、また
ノッチ部a,aを全長に亘って形成した後、分割したい
側以外に二次被覆を施してもよい。このようにすると、
分割したくない側が不測に分割されてしまい、全体の強
度等が低下するのを防止することができる。
【0024】図4は、請求項2記載のジャンパテープの
他の実施例を示すもので、図4に示したジャンパテープ
20が図1に示したジャンパテープ1と異なるところ
は、複数本の楕円素線3…を、一端が楕円素線3の長径
側を一列に揃え、他端が該楕円素線3の短径側を一列に
揃えた状態に並べ、かつこの素線束4を被覆材で一体化
して被覆層6を形成してユニット21とし、さらに2つ
のユニット21,21を並べて被覆材で一体化して二次
被覆層22を形成した点および被覆層6、二次被覆層2
2のいずれにもノッチ部a,aを形成しない点である。
【0025】この実施例においては、二つのユニット2
1,21に分割する手段として、引き裂きの容易な二次
被覆層22を用いる。すなわち、二次被覆層22をなす
被覆材としては、比較的容易に引き裂くことができるよ
うにヤング率の低い軟質樹脂が用いられている。
【0026】このようなジャンパテープ20は、2つの
ユニット21,21間を容易に引き裂くことができるの
で、ファイバピッチおよびテープ心線数の異なる現用テ
ープ心線10と2本の薄型テープ11,11とを接続す
る場合には、ジャンパテープ20の一端側12の二次被
覆層22は引き裂かず、ジャンパテープの他端側13の
二次被覆層22のユニット21,21間を引き裂いて2
つの素線束に分割しておくことにより、ファイバピッチ
および心線数の異なる現用テープ心線10と2本の薄型
テープ11,11の接続操作を極めて容易に行うことが
できる。また、接続したい心線数に応じた数のユニット
を形成しておくことで、ジャンパテープの両端の被覆層
を接続するテープ心線の数に応じた素線束に分割するこ
とができる。
【0027】さらに、本発明における請求項1記載のジ
ャンパテープの一実施例について、図5を用いて説明す
る。図5に示したジャンパテープ30が、図4に示した
ジャンパテープ20と異なるところは、2つのユニット
21,21を並べて被覆材で一体化して二次被覆層22
を形成したのに対し、ジャンパテープ30の他端側13
に2つのユニット21,21が突き出ている点である。
【0028】このようなジャンパテープ30を製造する
には、2つのユニット21,21に二次被覆層22を形
成する際に他端側13の一部分を除いて被覆する方法
や、2つのユニット21,21を一括被覆した後、他端
側13の二次被覆層22の外周表面に楕円素線3・・・に
傷がつかないように切れ目をいれ、他端側13の二次被
覆層22の一部分を剥ぎ取る方法などが用いられる。
【0029】このようなジャンパテープ30は、他端側
13に2つのユニット21,21が突き出ていることに
より、ファイバピッチおよびテープ心線数の異なる現用
テープ心線10と2本の薄型テープ11,11とを接続
する場合、ファイバピッチおよび心線数の異なる現用テ
ープ心線10と2本の薄型テープ11,11との接続操
作を極めて容易に行うことができる。また、接続したい
心線数に応じた数のユニットを形成しておくことで、ジ
ャンパテープの両端に接続するテープ心線の数に応じた
ユニットを突き出しておくことができる。
【0030】(実験例)外径125μmの石英系単一モ
ードファイバに、ウレタンアクリレート系紫外線硬化型
樹脂からなり、長径側外径が250μm、短径側寸法が
200μmの断面楕円形の被覆を設けた楕円素線3を8
心用い、図1と同様の一端側が各楕円素線3・・・の長径
側を一列に揃え、他端側が短径側を一列に揃えた状態に
並べて素線束4とし、この素線束4を紫外線硬化型樹脂
が満たされた図2に示すような突起9,9が設けられた
ダイス孔7aを有するコーティングダイス7に挿通し、
一対のノッチ部a,aが形成された被覆層6を有するジ
ャンパテープを作製した。また、外径250μmの素線
8本を並列して一括被覆してなる図3に示したものと同
様の現用テープ心線10および外径200μmの細径素
線4本を並列して一括被覆してなる図3に示したものと
同様の2本の薄型テープ心線11,11を用意した。こ
れら現用テープ心線10および2本の薄型テープ心線1
1,11内の光ファイバ裸線14,15は、上記楕円素
線3内の光ファイバ裸線5と同じく外径125μmの石
英系単一モード心線である。
【0031】ジャンパテープ1の両端の被覆層6を端か
ら約3cm剥ぎ取って光ファイバ裸線5・・・を露出さ
せ、同じく現用テープ心線10の端部と薄型テープ心線
11,11の端部も被覆を剥ぎ取って光ファイバ裸線1
4,15を露出させた。次に、ジャンパテープ1の一端
側12(ファイバピッチ250μm)の光ファイバ裸線
5と現用テープ心線10の光ファイバ裸線14を接触さ
せ、これらの各裸線の接触部分を石英系ファイバ融着用
の融着接続器を用いて融着接続した。この融着接続は、
各光ファイバ裸線の接触部分が一列に並んでいるために
一括融着でき、短時間で容易に行なうことができた。同
様にしてジャンパテープ1の他端側13(ファイバピッ
チ200μm)の光ファイバ裸線5と薄型テープ心線1
1,11の光ファイバ裸線15とを融着接続した。
【0032】このようにしてジャンパテープ1を介して
接続した現用テープ心線10と薄型テープ心線11,1
1の接続損失を測定した結果、各素線毎の損失は全て
0.5dB以下であった。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載のジ
ャンパテープは、ファイバピッチが異なるテープ心線間
を接続しようとするとき、予め楕円素線の長径側寸法を
ファイバピッチの大きい方のテープ心線の素線径と同一
にし、また楕円素線の短径側寸法をファイバピッチの小
さい方のテープ心線の素線径と同一にしておくことによ
り、各裸線の間隔を変える事無く一端側にファイバピッ
チの大きい方のテープ心線を、他端側にファイバピッチ
の小さい方のテープ心線を接続することができる。
【0034】また、ファイバピッチに加えてテープ心線
数も異なるテープ心線間を接続しようとするとき、例え
ば、ジャンパテープの楕円素線の長径側が一列に並んだ
側を通常通り接続したいファイバピッチの大きい方のテ
ープ心線に接続し、一方、複数の素線束に分割されたジ
ャンパテープの楕円素線の短径側が一列に並んだ側を接
続したいファイバピッチの小さい方のテープ心線にそれ
ぞれ接続することより、これらテープ心線に容易に接続
することができる。従って、ファイバピッチが異なるテ
ープ心線間の接続操作や、ファイバピッチおよびテープ
心線数の異なるテープ心線間の接続操作を極めて容易に
行なうことができるとともに、低損失の接続を実現でき
る。
【0035】請求項2記載のジャンパテープは、ファイ
バピッチに加えてテープ心線数も異なるテープ心線間を
接続しようとするとき、例えばジャンパテープの両端の
素線束をそれぞれ接続するテープ心線の数に応じた素線
束に分割することにより、ジャンパテープの両端の素線
束をそれぞれ接続したいテープ心線に容易に接続するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の請求項2記載のジャンパテープの一
実施例を示す外観図である。
【図2】 図1に示したジャンパテープの被覆層を形成
するために用いるコーティングダイスを説明するための
図である。
【図3】 図1に示したジャンパテープの使用例を説明
する図であって、ジャンパテープの一端側に現用テープ
心線を、他端側に薄型テープ心線をそれぞれ接続する状
態を示す外観図である。
【図4】 本発明の請求項2記載のジャンパテープの他
の実施例を示す外観図である。
【図5】 本発明の請求項1記載のジャンパテープの一
実施例を示す外観図である。
【符号の説明】
1,20,30…ジャンパテープ、2…被覆、3…楕円
素線、4…楕円素線束、5,14,15…裸線、6…被
覆層、10…現用テープ心線、11…薄型テープ心線、
12…一端側、13…他端側、1a・・・素線束、21・・・
ユニット、22・・・二次被覆層、a・・・ノッチ部(分割手
段)、A…長径側寸法、B…短径側寸法、C,D…ファ
イバピッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面が楕円形に形成された被覆を有する
    複数本の光ファイバ楕円素線を、一端が該楕円素線の長
    径側を一列に揃え、他端が該楕円素線の短径側を一列に
    揃えた状態に並べ、かつ該素線束を一体的に被覆してな
    る多心テープ心線用ジャンパテープであって、この多心
    テープ心線用ジャンパテープの少なくともどちらか一端
    側の、前記素線束の被覆が、複数の素線束を形成するよ
    う分割されてなる多心テープ心線用ジャンパテープ。
  2. 【請求項2】 断面が楕円形に形成された被覆を有する
    複数本の光ファイバ楕円素線を、一端が該楕円素線の長
    径側を一列に揃え、他端が該楕円素線の短径側を一列に
    揃えた状態に並べ、かつ該素線束を一体的に被覆してな
    る多心テープ心線用ジャンパテープであって、この多心
    テープ心線用ジャンパテープの少なくともどちらか一端
    側の、前記素線束の被覆に、該素線束を複数の素線束に
    分割する分割手段が設けられてなる多心テープ心線用ジ
    ャンパテープ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002097500A3 (en) * 2001-05-25 2003-05-08 Transparent Networks Inc High density optical fiber array

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