JP2005292261A - 光ファイバテープ心線 - Google Patents

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秀一 籾浦
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Abstract

【課題】上下方向に配列される光ファイバ間のコアピッチを小さくして高密度化をはかると共に、2列を1列に揃える際の曲げに要する長手方向距離を少なくし、また、被覆除去作業も軽減できるテープ心線を提供する。
【解決手段】ガラスファイバ11aを被覆した複数本の光ファイバ素線11を、横方向に密接状態で一列に並べると共に上下方向に密接状態で複数列配列し、共通樹脂による共通被覆12で一体化してテープ心線とする。上下方向で隣接する列の光ファイバ素線11同士を半ピッチだけずらせて配列し、光ファイバ素線11の配列を2列とする。また、共通被覆12は光ファイバ素線11の被覆11bより硬質の樹脂で形成するか、或いは、共通被覆を内側被覆14aと外側被覆14bの2層で形成し、内側被覆14aを光ファイバ素線11の被覆より軟質の樹脂で形成し、外側被覆14bを内側被覆14aの樹脂より硬質の樹脂で形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数本の光ファイバを平行に並べて共通被覆でテープ状に一体化させてなる光ファイバテープ心線に関する。
近年の光通信の進展に伴い、光導波路、光部品の高集積化と小型化が要求されている。これに伴い、光ファイバを用いる光接続において、多心の光ファイバテープ心線が用いられ、光ファイバのコアピッチ(光ファイバ中心間の距離)を狭めた高密度の接続が行なわれている。また、光ファイバテープ心線(以下、テープ心線という)には、通常、外径125μmのガラスファイバの外周に、外径250μmのファイバ被覆を施した複数本の光ファイバ素線(光ファイバ心線という場合もある)を、共通被覆で一括してテープ状としたものが用いられている。したがって、光ファイバ素線同士を密接状態で並べたとしても、テープ心線のコアピッチは250μmとなる。
一方、光導波路は、光ファイバのガラスファイバ径に近い127μm程度のピッチで、導波路を形成することが可能となっている。このため、光導波路と光ファイバとを接続するのに用いられる光ファイバアレイ又は多心光コネクタのコアピッチを光導波路と同じにする必要がある。また、テープ心線側の端末部分も、コアピッチを250μmから125μm近くまで縮小する必要がある。
テープ心線の端末部分のコアピッチを縮小するのに、一般に、テープ心線端部の共通被覆及びファイバ被覆を所定長さだけ除去して単心の光ファイバに分離し、この後、各光ファイバを湾曲させて物理的にコアピッチを狭める方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。光ファイバを湾曲してコアピッチを変更する場合、曲げによる損失増加を避けるために被覆除去の長さをある程度長くする必要がある。
テープ心線の心線数が多くなると、外側の光ファイバの曲げ量が大きくなるため、被覆除去長も長くなり、光導波路、光部品の高集積化と小型化を妨げることになる。また、テープ心線の各光ファイバは、曲げ量が均一でないため、光ファイバ先端の位置が不揃いとなる。したがって、コアピッチを縮小した状態としてから取付け端部を揃えた後に、ファイバカットを行なう必要があり作業性がよくない。
以上のような問題を解決し、125μm近くのコアピッチを得る方法として、2本のテープ心線を上下に重ねて使用する方法が知られている(例えば、特許文献2参照)。図5(A)はこの方法を説明する概略図で、図中、1a,1bはテープ心線、2a,2bはガラスファイバ、3はファイバ被覆、4は共通被覆、5は光ファイバアレイ基板、5aはV溝、6は蓋板を示す。
図5(A)に示すように、共通被覆4と共にファイバ被覆3を除去した2本のテープ心線1a,1bを上下に重ねる。被覆が除去されたガラスファイバ2a,2bを、上下のテープ心線1a,1bで交互になるように入れ違いにして、一列になるように揃える。ガラスファイバ2a,2bは、光ファイバアレイ基板5のV溝5aに入れ、蓋板6で押えると共にV溝5a内に接着剤を付与して固定する。
この構成で、テープ心線1a,1bのコアピッチが250μmであるとすれば、上下2列の光ファイバを一列にすることにより、ガラスファイバ2a,2bが密接状態で並べられ、そのコアピッチは125μmとなり、高密度配列の光ファイバアレイ又は多心光コネクタのコアピッチに一致させることができる。また、光ファイバの心線数が多くなっても中央の光ファイバと両側の光ファイバで曲げ状態が均一であり、被覆除去の長さを一定とすることができ、ファイバカットも光ファイバを一列に揃えてから行なうという必要もなくなる。
また、テープ心線は、局内・構内の光配線や伝送線路の光ケーブルにも多く用いられるが、いずれの場合も光ファイバの高密度化が要望されている。例えば、特許文献3には、スロットロッドを用いた光ケーブルで、複数のテープ心線を積層して共通被覆で一体化し、テープ心線の積層高さを減じで高密度化することが開示されている。
特開平9−297250号公報 特開平10−96836号公報 特開平10−206708号公報
図5(A)に示すように、2枚のテープ心線1aと1bを重ねることにより、光ファイバを高密度で光ファイバアレイ又は多心光コネクタに配列させることは可能である。しかし、図5(B)に示すように、テープ心線1a,1bを物理的に積層しているため、上下2列に並ぶ光ファイバ間の上下方向のコアピッチEは、少なくともテープ心線1a,1bの厚みFに相当する分は生じることとなる。例えば、ファイバ被覆外径が250μmであるとすると、テープ心線厚さFは310μm程度となり、光ファイバ間の上下方向のコアピッチEは、310μm以上となる。
上下2列のガラスファイバ2aと2bを互いに近づけて1列に並ぶようにするには、光ファイバをある程度湾曲させなければならない。光ファイバは、許容曲げ半径R以上で曲げる必要があるため、光ファイバアレイ或いは多心光コネクタを取付けるに際しては、ある程度の長手方向の距離Lは依然として必要とされる。そして、上下に配列される2列の光ファイバ間のコアピッチEが大きくなると、その距離Lも長くなり装置小型化への妨げとなる。
また、特許文献3に示すように、複数枚のテープ心線を積層して共通被覆で一体化する構成は、テープ心線を収納時に積層してスロットロッドに組込む場合と比べて高密度化は期待できる。しかし、上述したように上下方向に配列される光ファイバ間のコアピッチは、テープ心線の厚み相当分は必要とされ、積層方向の寸法の縮小には限界がある。また、複数枚のテープ心線を積層する構成では、図5に示す形態の場合でも、特許文献3に示す形態の場合でも、接続端末部の形成に際しては、テープ心線毎の被覆除去作業が必要となり、作業工数を要するという問題もあった。
本発明は上述した実情に鑑みてなされたもので、上下方向に配列される光ファイバ間のコアピッチを小さくして高密度化をはかると共に、2列を1列に揃える際の曲げに要する長手方向距離を少なくし、また、被覆除去作業も軽減できるテープ心線の提供を課題とする。
本発明による光ファイバテープ心線は、ガラスファイバを樹脂で被覆した複数本の光ファイバ素線が、横方向に密接状態で一列に並べられると共に上下方向に密接状態で複数列配列され、共通樹脂による共通被覆で一体化されているようにしたものである。上下方向で隣接する列の光ファイバ素線同士を半ピッチだけずらせて配列し、光ファイバ素線の配列を2列とする。また、共通被覆を光ファイバ素線の被覆より硬質の樹脂で形成するか、或いは、共通被覆を内側被覆と外側被覆の2層の被覆とし、内側被覆を光ファイバ素線の被覆より軟質の樹脂で形成し、外側被覆を内側被覆の樹脂より硬質の樹脂で形成する。
本発明によれば、平行に並べた光ファイバの列を、上下方向に最小のコアピッチで複数列積層させることができる。これにより、2列の光ファイバ列を横方向のコアピッチを狭めて1列にする場合には、整列のための曲げに要する長手方向の距離を少なくすることができる。また、ケーブル化に際しては、より高密度化されたものとすることができると共に、作業性を向上させることができる。
図1により、本発明の第1の実施形態を説明する。図1(A)及び図1(B)は4心2列のテープ心線例を示す図、図1(C)は4心3列のテープ心線例を示す図である。図中、10a,10b,10cは光ファイバテープ心線(テープ心線)、11は光ファイバ素線、11aはガラスファイバ、11bはファイバ被覆、12は共通被覆を示す。
図1に示す種々のテープ心線10a、10b,10cは、複数本の光ファイバ素線11を横方向に密接状態にして一列に並べると共に、上下方向にも密接状態にして複数列配列した後に、これを共通の樹脂で形成される共通被覆12で一括して一体化したものである。光ファイバ素線11は、コアとクラッドからなるガラスファイバ11aの外側をファイバ被覆11bで保護した形状のものである。なお、光ファイバ素線11は、ファイバ被覆11bの形態や着色が施されていると光ファイバ心線と称する場合もあり、本発明では、通常、テープ心線化が可能なこれらの被覆光ファイバ全てを含むものとする。
光ファイバとしては、伝送特性が異なる種々のものが存在するが、そのガラスファイバの外径は、大体が125μm(これより、小径のものもあるが)を標準にしており、その外周に外径が250μm前後となるようにファイバ被覆11bが施されている。ファイバ被覆11bは、単一の被覆層で形成される場合、1次〜3次の多層で形成される場合、これに着色層を有するものなど種々の形態があるが、いずれの場合も、本発明におけるファイバ被覆を備えた光ファイバ素線として扱うことができる。
図1(A)は、上述したような光ファイバ素線11の複数本を、横方向に密接状態で1列(図は4心の例)に並べると共に、上下方向に配列位置を同じにして密接状態で複数列配列(図は2列の例)した例である。この例では、横方向に1列に並べるためのコアピッチDhは、ファイバ被覆外径にほぼ等しくすることは従来と同様である。しかし、本発明では、上下方向の光ファイバ列を密接状態で積層させることにより、そのコアピッチDvもファイバ被覆外径にほぼ等しくすることができ、図5の構成と比べて積層方向の寸法を減少させることができる。
図1(B)は、複数本の光ファイバ素線11を横方向に密接状態で1列(図は4心の例)に並べると共に、上下方向で配列位置をファイバ被覆外径の1/2だけずらせて密接状態で複数列配列(図は2列の例)した例である。すなわち、横方向に1列に並べるためのコアピッチをDhとすると、上下方向で隣接する光ファイバ列を半ピッチの1/2Dhだけずらせて配列する。この結果、上下方向に隣接して配列される2列の光ファイバ列間では、横方向の光ファイバのコアピッチは、1/2Dhとなる。
図1(B)の光ファイバ配列では、端末形成に際して、ファイバ被覆11bを除去して上下2列のガラスファイバ11aを単に互いに近づけ、ガラスファイバを交互に配列することで1列に並べることができる。そして、ファイバ被覆11bの外径が250μmで、ガラスファイバ11aの外径が125μmであれば、横方向への湾曲が生じることなく、ガラスファイバ11aの外径125μmと同程度のコアピッチで1列に並べることができる。また、上下方向の光ファイバのコアピッチも、250μm未満とすることができる。
図1(C)は、図1(B)の例で、光ファイバ列を3列とした例を示す図である。この例に示すように、光ファイバ列を密接状態で3列以上の複数列を配列するような場合においても、上下方向の積層寸法を減少させることができる。この場合、端末形成に際しては、2列分を1列にしての高密度配列化して使用することができる。また、スロットロッド等へ収納して光ケーブルとする場合には、従来のテープ心線を積層する構成と比べて、その収納率を大幅に高めることができる。
図1の構成において、共通被覆12は通常のテープ心線の共通被覆として用いられる紫外線硬化型樹脂を用いることができる。この場合、共通被覆12は、ファイバ被覆11bより硬質の樹脂を用いて光ファイバ素線11の全体を保護すると共に、端末形成等での被覆除去に際しては、共通被覆12と光ファイバ素線11とが分離しやすい組合せとされているのが望ましい。また、共通被覆12は、ファイバ被覆11bで用いたのと同じ樹脂であってもよいが、共通被覆12のヤング率をファイバ被覆11bのヤング率を大きくしたものを用いるのが好ましい。
図2は本発明の第2の実施形態を示し、図2(A)及び図2(B)は4心2列のテープ心線例を示す図、図2(C)は4心3列のテープ心線例を示す図である。図中、13a,13b,13cは光ファイバテープ心線(テープ心線)、14は共通被覆、14aは内側被覆、14bは外側被覆を示す。その他の符号は、図1の説明で用いたのと同じ符号を用いることにより説明を省略する。
図2のテープ心線13a,13b,13cは、複数本の光ファイバ素線11を横方向に密接状態にして1列に並べると共に、上下方向にも密接状態にして複数列配列し、これを共通の樹脂で形成される共通被覆14で一括して一体化したものである。光ファイバ素線11を図1で説明したのと同じものとし、また、その横方向に密接状態で1列に並べる形態及び上下方向に密接状態で複数列配列する形態は、図1(A)〜図1(C)と同様である。したがって、光ファイバ素線11の配列に関する構成は、図1の第1の実施形態と同様であるので、ここではその説明を省略する。
この実施形態は、図2に示すようには、共通被覆14を内側被覆14aと外側被覆14bの2層の被覆で形成するようにしたもので、内側被覆14aには軟質の樹脂を用い、外側被覆14bには硬質の樹脂を用いる。内側被覆14aの樹脂は、光ファイバ素線11のファイバ被覆11bよりも軟質とし、例えば、シリコン樹脂を用いるか、又は、ファイバ被覆と同種の樹脂を用いる場合はヤング率を小さくしたものを用いるのが望ましい。外側被覆14bの樹脂は、紫外線硬化型の樹脂で、内側被覆14aより硬質の樹脂とし、例えば、フッ素樹脂を用いるかヤング率を大きくした同種の樹脂を用いるのが望ましい。
共通被覆14を軟質の内側被覆14aと硬質の外側被覆の2層被覆構造にすることで、共通被覆14の全体の厚さを増加することなく、内部の光ファイバに影響する側圧を軽減して損失発生を抑制すると共に、外力からの保護を強化することができる。また、内側被覆14aをファイバ被覆11bより軟質のものとすることにより、光ファイバ素線11と接する界面の接着力が弱くなる。この結果、端末形成等で共通被覆の除去に際して、光ファイバ素線11の剥離分離が容易となり、作業性を高めることができる。
図3は、上述の本発明によるテープ心線を用いて端末を形成する例を示した図で、図3(A)は高密度配列の光ファイバアレイを取付ける例を説明する図、図3(B)はテープ心線の端末形状を示す図、図3(C)は高密度配列の光コネクタを取付ける例を説明する図である。図中、15は光コネクタ、16はコネクタフェルール、17はスロット、18はガイド孔、19は樹脂充填穴を示す。その他の符号は、図1及び図5で用いたのと同じ符号を用いることにより説明を省略する。
図3(A)は、光ファイバ心線として図1(B)で説明したテープ心線10bを用いた例を示し、4心2列に配列された光ファイバ素線11を、上下の光ファイバ列で1/2ピッチだけ横方向にずらせて共通被覆12で一体化した形態のものを例としている。共通被覆12とファイバ被覆11bが共に除去されて露出されたガラスファイバ11aを、上下の光ファイバ列で互いに入れ違いにして、1列になるように揃える。なお、共通被覆12の除去は、図5の2枚のテープ心線を用いる場合と比べて、1回の除去作業で済ますことができる。露出されたガラスファイバ11aは、光ファイバアレイ基板5のV溝5aに入れられて位置決めされ、蓋板6で押えられV溝5a内に接着剤で固定される。
この構成で、光ファイバ素線11のファイバ被覆11bの外径が250μmで、ガラスファイバ11aの外径が125μmであるとすれば、上下2列に配列されている光ファイバを1列にすることにより、ガラスファイバ11aが密着状態でその光ファイバのコアピッチは125μmにすることができる。すなわち、ガラスファイバ11aは、上下方向へは変位するが横方向へは変位することなく、コアピッチを125μmの高密度に配列され、光ファイバアレイ基板5への取付けが可能とされる。
また、図3(B)に示すように、上下2列の光ファイバ素線11は、ファイバ被覆11b同士が互いに密接した最小寸法で配列されているため、上下方向のコアピッチD′は図5(B)のコアピッチEと比べて小さくなっている。この結果、ガラスファイバ11aを2列から1列に変位させるのに必要な曲率半径Rを小さくすることができ、長手方向の距離Lを短縮することができる。
図3(C)は、光ファイバアレイの代わりに光コネクタ15に取付ける例である。光コネクタ15は多心用のコネクタで、一体成形されたフェルール16の前端部に高密度配列でガラスファイバ11aの部分が挿入されるスロット17を有し、その両側にコネクタ同士の接続の位置決めを行なうガイド孔18を有している。多数のガラスファイバ11aを光コネクタに挿着するのに、ファイバ同士が密接するような高密度配列とすると、光ファイバを1本ずつ挿入する挿着孔の形成は不可能となり、挿着孔はスロット状となる。
光ファイバの端末は、図3(A)及び(B)で説明したようにガラスファイバ11aを1列に揃え、次いで、スロット17内に挿入し接着剤等により接着固定する。また、フェルール16内の空間部には、樹脂充填穴19等から樹脂材が注入され一体化される。スロット17には、多数のファイバガラスの接続端面が露出され、挿着後に端面研磨等が行なわれ、光コネクタ付きのテープ心線とされる。
図4は本発明によるテープ心線の製造方法の一例を示す図で、図2(A)又は(B)に示す形態のテープ心線を製造する例で示してある。図中、11は光ファイバ素線、13a,13bはテープ心線、14aは内側被覆、14bは外側被覆、20は供給ドラム、21は集線装置、22は内側被覆成形ダイ、22a、22bはダイス孔、23は紫外線照射装置、24は外側被覆成形ダイ、25は紫外線照射装置、26は巻取りドラムを示す。
複数の光ファイバ素線11は、それぞれの供給ドラム20から引き出され、張力調整され複数のガイドローラ(図示省略)を経て、集線装置21により密接状態で所定の配列になるように集線される。この後、内側被覆成形ダイ22と紫外線照射装置23により、共通被覆の内側被覆14aが形成される。内側被覆成形ダイ22には、そのダイス孔22a又は22bを有するダイスが配されていて、図2に示したような種々の配列状態に複数の光ファイバ素線11を配列させることができる。
内側被覆4aが形成された後、引続いて外側被覆成形ダイ24と紫外線照射装置25により共通被覆の外側被覆14bが形成され、この後、最終的に巻取りドラム26で巻取られる。なお、成形ダイに2層被覆が可能なものを用いることにより、内側被覆14aと外側被覆14bを1つの成形ダイで同時に形成することができる。また、図1で示したような共通被覆が1層のみの場合は、後段の外側被覆成形ダイ24と紫外線照射装置25は不用とされる。
本発明の第1の実施形態を説明する図である。 本発明の第2の実施形態を説明する図である。 本発明のテープ心線に、光ファイバアレイ又は光コネクタを取付ける端末形成例を説明する図である。 本発明によるテープ心線の製造方法の一例を説明する図である。 従来技術の一例を説明する図である。
符号の説明
1a,1b,10a〜10c,13a〜13c…光ファイバテープ心線(テープ心線)、5…光ファイバアレイ基板、5a…V溝、6…蓋板、11…光ファイバ素線、2a,2b,11a…ガラスファイバ、3,11b…ファイバ被覆、4,12,14…共通被覆、14a…内側被覆、14b…外側被覆、15…光コネクタ、16…コネクタフェルール、17…スロット、18…ガイド孔、19…樹脂充填穴、20…供給ドラム、21…集線装置、22…内側被覆成形ダイ、22a,22b…ダイス孔、23,25…紫外線照射装置、24…外側被覆成形ダイ、26…巻取りドラム。

Claims (7)

  1. ガラスファイバを樹脂で被覆した複数本の光ファイバ素線が、横方向に密接状態で1列に並べられると共に上下方向に密接状態で複数列配列され、共通樹脂による共通被覆で一体化されていることを特徴とする光ファイバテープ心線。
  2. 上下方向に隣接する列の光ファイバ素線同士は、半ピッチだけずれて配列されていることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバテープ心線。
  3. 前記光ファイバ素線の配列が、2列で形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の光ファイバテープ心線。
  4. 前記共通被覆は、前記光ファイバ素線の被覆より硬質の樹脂で形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の光ファイバテープ心線。
  5. 前記共通被覆は、内側被覆と外側被覆の2層の被覆からなり、前記内側被覆は光ファイバ素線の被覆より軟質の樹脂で形成され、前記外側被覆は前記内側被覆の樹脂より硬質の樹脂で形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の光ファイバテープ心線。
  6. 前記内側被覆がシリコン樹脂であり、前記外側被覆がフッ素樹脂であることを特徴とする請求項5に記載の光ファイバテープ心線。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の光ファイバテープ心線の少なくとも一方の端部に、高密度配列の光コネクタ又は光ファイバアレイが取付けられていることを特徴とする光ファイバテープ心線。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009080346A (ja) * 2007-09-26 2009-04-16 Sumitomo Electric Ind Ltd 光ケーブル
JP2021026167A (ja) * 2019-08-08 2021-02-22 株式会社フジクラ 光コネクタ

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