JP2014074357A - エンジンの凝縮水排出装置 - Google Patents

エンジンの凝縮水排出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014074357A
JP2014074357A JP2012221904A JP2012221904A JP2014074357A JP 2014074357 A JP2014074357 A JP 2014074357A JP 2012221904 A JP2012221904 A JP 2012221904A JP 2012221904 A JP2012221904 A JP 2012221904A JP 2014074357 A JP2014074357 A JP 2014074357A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
condensed water
valve
bypass passage
storage tank
passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012221904A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6019479B2 (ja
Inventor
Yusuke Isobe
雄輔 磯部
Hiroyuki Kimura
洋之 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP2012221904A priority Critical patent/JP6019479B2/ja
Publication of JP2014074357A publication Critical patent/JP2014074357A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6019479B2 publication Critical patent/JP6019479B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Supercharger (AREA)
  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

【課題】開閉弁の開閉状態を制御することで車両の減速時に生じるエンジンへの負圧を利用してバイパス通路内の気泡を取り除きつつ、凝縮水を吸気用通路へ排出することを可能とする。
【解決手段】凝縮水貯蔵タンク23と、凝縮水貯蔵タンク23とインテークマニホールド41の近傍とを連通するバイパス通路24と、バイパス通路24の凝縮水貯蔵タンク23側の端部に設けられた第1開閉弁25と、バイパス通路23のインテークマニホールド41側の端部に設けられた第2開閉弁26と、高圧スロットルバルブ28と、車両の加減速状態に応じて、第1開閉弁25、第2開閉弁26及び高圧スロットルバルブ28の開閉状態を制御するECU42とを備えるエンジンの凝縮水排出装置を提供することで、凝縮水を吸気用通路へ排出することを可能とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、エンジンの凝縮水排出装置に関する。
低圧EGR(Exhaust Gas Recirculation:排ガス再循環装置)を備える内燃機関では、低圧EGRから出てきたEGRガスがインタークーラを通過する際、ガス中の水分が凝縮し、凝縮水が生成される。この凝縮水は吸気用通路の閉塞を引き起こす恐れがある。
そのため、従来は凝縮水を車外へ排出していたが、凝縮水は排ガス由来であり、環境面への悪影響が懸念されていた。しかし、凝縮水を車外へ排出せずに長時間溜めておくと、部品が腐食する可能性が出てきてしまう。
下記特許文献1,2には、エンジン運転中に、インタークーラに蓄積するオイルを、バイパス通路を用いてエンジン近傍の吸気用通路へ排出し、エンジン内で蒸発させる旨が記載されており、この技術を応用すれば凝縮水も同様に蒸発させることができ、上述のような問題を解決することが可能である。
特開平8−100661号公報 特開2005−226476号公報
ところが上述の方法では、エンジンがインタークーラよりも上方にある場合、バイパス通路内の凝縮水は下方から上方に向けて流れなければならないため、バイパス通路に気泡が含まれていると、バイパス通路に差圧をかけても凝縮水が排出できない恐れがある。
さらに上述の方法では、エンジンの運転状態に関わらず凝縮水が排出される場合も考えられ、例えば加速中にエンジンへ凝縮水が排出されると、エンジンの燃焼が不安定になるなど、悪影響を及ぼす可能性がある。
そこで本発明では、バイパス通路の両端にECU(Electronic Controlled Unit:電子制御装置)で制御可能な開閉弁を設置し、開閉弁の開閉状態を制御することで車両の減速時に生じるエンジンへの負圧を利用してバイパス通路内の気泡を取り除きつつ、凝縮水を吸気用通路へ排出することが可能なエンジンの凝縮水排出装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する第1の発明に係るエンジンの凝縮水排出装置は、
吸気用通路において、インタークーラの下流側に設けられる凝縮水貯蔵タンクと、
前記凝縮水貯蔵タンクとインテークマニホールドの近傍とを連通するバイパス通路と、
前記バイパス通路の前記凝縮水貯蔵タンク側の端部に設けられた第1開閉弁と、
前記バイパス通路の前記インテークマニホールド側の端部に設けられた第2開閉弁と、
前記吸気用通路において、前記凝縮水貯蔵タンクよりも下流側に設けられているスロットルバルブと、
車両の加減速状態に応じて、前記第1開閉弁、前記第2開閉弁及び前記スロットルバルブの開閉状態を制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、車両減速時に、前記凝縮水貯蔵タンクの凝縮水が前記バイパス通路を介して前記吸気用通路に排出されるよう前記第1開閉弁、前記第2開閉弁および前記スロットルバルブを制御することを特徴とする。
上記課題を解決する第2の発明に係るエンジンの凝縮水排出装置は、
上記第1の発明に係るエンジンの凝縮水排出装置において、
前記制御手段は、
車両減速時に、前記第1開閉弁を閉状態且つ前記第2開閉弁を開状態且つ前記スロットルバルブを閉状態とすることで、前記バイパス通路内を負圧とし、前記減速終了後、前記第1開閉弁を開状態且つ前記第2開閉弁を閉状態とすることで、前記凝縮水貯蔵タンクに溜まった凝縮水を前記バイパス通路内へ導入し、次の車両減速時に、前記第1開閉弁を開状態且つ前記第2開閉弁を開状態且つ前記スロットルバルブを閉状態とすることで、前記バイパス通路内の前記凝縮水を前記吸気用通路へ排出するよう制御することを特徴とする。
上記課題を解決する第3の発明に係るエンジンの凝縮水排出装置は、
上記第1または第2の発明に係るエンジンの凝縮水排出装置において、
前記吸気用通路のターボチャージャの上流側へ、排気用通路の当該ターボチャージャの下流側から、排ガスを送り込む排ガス再循環装置をさらに備えることを特徴とする。
上記第1の発明に係るエンジンの凝縮水排出装置によれば、バイパス通路の第1開閉弁、第2開閉弁およびスロットルバルブの開閉状態を車両の加減速状態に応じて適宜制御することができるので、車両の減速時に生じるエンジンの負圧を利用して凝縮水貯蔵タンクに溜まった凝縮水を、吸気用通路のインテークマニホールド近傍へ排出することができる。また、凝縮水は、車両の減速時に排出されるのでエンジンへの影響を抑制することができる。
上記第2の発明に係るエンジンの凝縮水排出装置によれば、車両の減速時に、バイパス通路内を負圧状態とした後に、凝縮水貯蔵タンクに溜まった凝縮水をバイパス通路内に吸引することにより、凝縮水に含まれる気泡を事前に取り除くことができる。そして、凝縮水の気泡を取り除いた状態で、車両の減速時の負圧を利用して吸気用通路へ凝縮水を排出することができるので、凝縮水の排出をよりスムーズかつ確実に行うことができる。
上記第3の発明に係るエンジンの凝縮水排出装置によれば、排ガス再循環装置を用いた場合、凝縮水は排ガス由来となるため、車外へ排出してしまうと環境面への悪影響が懸念される。しかし、凝縮水を車外へ排出せずに内燃機関内に長時間溜めておくと部品が腐食する可能性がある。ところが本装置においては、凝縮水をエンジン内で蒸発させるため、これらの問題は解決される。よって本装置の効果がより顕著に発揮されることになる。
本発明の実施例1に係るエンジンの凝縮水排出装置を備えた内燃機関の概略図である。 本発明の実施例1に係るエンジンの凝縮水排出装置の作動を説明するフローチャートである。
以下、本発明に係るエンジンの凝縮水排出装置を実施例にて図面を用いて説明する。
本発明の実施例1に係るエンジンの凝縮水排出装置について図1を用いて詳述する。図1はEGRを備えた内燃機関の概略図である。当該内燃機関は、吸気用通路12、排気用通路13、触媒14、エンジン15、ターボチャージャ21、インタークーラ22、凝縮水貯蔵タンク23、バイパス通路24、第1開閉弁25、第2開閉弁26、高圧EGR27、高圧スロットルバルブ28、低圧EGR30、低圧スロットルバルブ31、インテークマニホールド41及びECU42を備える。
上述のターボチャージャ21は、吸気用通路12内の空気を圧縮し、充填効率を高めるものであり、吸気用通路12と排気用通路13とを跨ぐように設けられており、吸気用通路12側にはコンプレッサを、排気用通路13側にはタービンをそれぞれ有する(図示略)ものである。
上述のインタークーラ22は、ターボチャージャ21から送られてきた吸気を冷却し、充填効率をさらに高めるためのものであり、吸気用通路12においてターボチャージャ21よりも下流側に設けられている。
上述の凝縮水貯蔵タンク23は、吸気がインタークーラ22を通過することにより発生する凝縮水を貯蔵するものであり、吸気用通路12において、インタークーラ22の下流側に設けられている。尚、凝縮水は仮に低圧EGR30を備えなくとも発生するものであるが、特に低圧EGR30を備える場合に凝縮水は排ガス由来のものとなり、各部品に悪影響を及ぼす可能性がある。
上述のバイパス通路24は、凝縮水貯蔵タンク23から凝縮水を排出するための通路であり、凝縮水貯蔵タンク23と、インテークマニホールド41の近傍とを連通している。
上述の第1開閉弁25は、バイパス通路24の凝縮水貯蔵タンク23側の端部に設けられた弁であり、ECU42により開閉自在となっている。
上述の第2開閉弁26は、バイパス通路24の凝縮水貯蔵タンク23側の端部に設けられた弁であり、第1開閉弁25同様、ECU42により開閉自在となっている。
上述の高圧EGR27は、吸気用通路12の、インタークーラ22とエンジン15との間へ、排気用通路13の、エンジン15とターボチャージャ21との間から、排ガスを送り込むEGRである。この高圧EGR27の、吸気用通路12との合流部分には、排ガス再循環量をコントロールする高圧EGRバルブ29が設けられており、この高圧EGRバルブ29が、吸気用通路12において、高圧スロットルバルブ28よりも下流側に位置するように配置されている。
上述の高圧スロットルバルブ28は、吸気の吸い込み量を調節する絞り弁であり、吸気用通路12において、凝縮水貯蔵タンク23の下流側に設けられている。
上述の低圧EGR30は、吸気用通路12のターボチャージャ21の上流側へ、排気用通路13のターボチャージャ21と触媒14の下流側から、排ガスを送り込むEGRである。尚、触媒14とは、排気用通路13に設けられた排ガス成分を清浄化するフィルタである。この低圧EGR30には、内部を通過する空気を冷却するEGRクーラ33が設けられ、吸気用通路12との合流部分に排ガス再循環量をコントロールする低圧EGRバルブ32が設けられている。
上述の低圧スロットルバルブ31は、吸気の吸い込み量を調節する絞り弁であり、吸気用通路12において、低圧EGRバルブ32の上流側に設けられている。
上述のECU42は、車両のアクセル開度から加減速状態を判断し、加減速状態に応じて、第1開閉弁25、第2開閉弁26及び高圧スロットルバルブ28の開閉を行い、凝縮水貯蔵タンク23に溜まった凝縮水が、インテークマニホールド41の近傍へ排出されるようにする。但し、システムの搭載レイアウト上、エンジン15側の方がインタークーラ22側よりも上方にある場合、バイパス通路24内の凝縮水は下方から上方に向けて流れなければならないため、バイパス通路24に気泡が含まれていると、バイパス通路24に差圧をかけても凝縮水が排出できない恐れがある。そこで、気泡を含んでいない凝縮水をバイパス通路24に導入する。尚、上述の加減速状態の判断については、アクセルOFF(全閉)を減速時、アクセルONを減速解除(終了)と判断するものとする。
以下、ECU42の作動を、図2に示すフローチャートを用いて説明する。
ステップS1では、第1開閉弁25及び第2開閉弁26が閉じた状態であることを確認する。当該開閉弁は、通常閉じた状態に維持されている。
ステップS2では、アクセル開度からアクセルのON/OFFを検出し、アクセルOFFか否か、即ち車両が減速中であるか否かを判断する。アクセルOFFで車両が減速中であればステップS3へ移行し、減速中でなければ本ステップS2を繰り返す。
ステップS3では、第2開閉弁26を開ける。その後、高圧スロットルバルブ28を閉じる。本ステップS3により、エンジン15の回転を利用して、バイパス通路24内を負圧にすることができる。
ステップS4では、再び車両が減速中か否かを判断する。ここでは、車両の減速状態が終了したかどうか判断している。減速中でない、即ち減速状態が終了していれば、ステップS5へ移行し、まだ減速中であれば減速終了まで本ステップS4を繰り返す。
ステップS5では、減速終了後、第2開閉弁26を閉じる。その後、高圧スロットルバルブ28が閉じた状態を解除する。
ステップS6では、減速時間がt1秒以上であったか否かを判断する。t1秒以上であればステップS7へ移行し、t1秒未満であればステップS1へ移行する。尚、t1はキャリブレーションにより決定する。本ステップS6を行う理由は、減速時間が一定時間以上でないと、バイパス通路24の負圧が不十分となり、凝縮水中の気泡を十分に取り除くことができないためである。
ステップS7では、凝縮水生成量が0より大きいか否かを判断する。0より大きければステップS8へ移行し、0であればステップS1へ移行する。尚、凝縮水生成量は予め備えられたマップ(データ)から積算するか、または専用センサを取り付け実測する。
ステップS8では、第1開閉弁25を開ける。
ステップS9では、ステップS8終了後、ECU42に内蔵されたタイマによる計測を行い、所定時間t2秒経過したか否かを判断する。経過していればステップS10へ移行し、経過していなければ本ステップS9を繰り返す。尚、所定時間t2は凝縮水を吸引するために十分な時間とし、キャリブレーションにより決定する。
上記ステップS8,S9により、バイパス通路24が負圧になっているため、凝縮水貯蔵タンク23内の凝縮水がバイパス通路24内に吸引されると共に、気泡が取り除かれる。
ステップS10では、第1開閉弁25を閉じる。
ステップS11では、車両が減速中であるか否かを判断する。アクセルOFFで車両が減速中であればステップS12へ移行し、減速中でなければ本ステップS11を繰り返す。
ステップS12では、第1開閉弁25及び第2開閉弁26を開ける。その後、高圧スロットルバルブ28を閉じる。本ステップS12により、バイパス通路24に発生した差圧によって、凝縮水がバイパス通路24から、インテークマニホールド41の近傍へ排出される。
ステップS13では、車両の減速状態が終了したか否かを判断する。減速状態が終了していればステップS14へ移行し、まだ減速中であれば、減速終了まで本ステップS13を繰り返す。
ステップS14では、高圧スロットルバルブ28の閉じた状態を解除する。また、ステップS7において凝縮水生成量のマップを用いて積算している場合は、積算された凝縮水生成量の値を0にリセットする。
ステップS15では、第1開閉弁25及び第2開閉弁26を閉じる。その後、ステップS1へ戻る。
即ち、ECU42は、バイパス通路24を負圧状態にした後、凝縮水貯蔵タンク23から凝縮水を吸引することにより、バイパス通路24に導入した凝縮水に含まれる気泡を取り除き、その後、高圧スロットルバルブ28を絞ることにより、バイパス通路24の凝縮水を吸気用通路12のインテークマニホールド41の近傍へ排出する制御を行うものである。排出された凝縮水はエンジン15内で加熱され、蒸発する。
尚、上述では、実施例1に係るエンジンの凝縮水排出装置に高圧EGR27及び低圧EGR30を備えるものとしているが、高圧EGR27及び低圧EGR30は必須の構成要件ではない。即ち、先に述べたように、EGRを設けていない内燃機関においても凝縮水貯蔵タンク23に凝縮水が溜まることが考えられ、その場合も上述の本装置の作動の効果が発揮される。但し、低圧EGR30を設けている内燃機関においては、排ガスを再利用していることから凝縮水が酸性になる可能性が高く、本装置の効果がより顕著に発揮される。
以上、実施例1に係るエンジンの凝縮水排出装置について詳述したが、換言すれば本装置は、吸気用通路12において、インタークーラ22の下流側に設けられる凝縮水貯蔵タンク23と、凝縮水貯蔵タンク23とインテークマニホールド41の近傍とを連通するバイパス通路24と、バイパス通路24の凝縮水貯蔵タンク23側の端部に設けられた第1開閉弁25と、バイパス通路23のインテークマニホールド41側の端部に設けられた第2開閉弁26と、吸気用通路12において、凝縮水貯蔵タンク23よりも下流側に設けられている高圧スロットルバルブ28と、車両の加減速状態に応じて、第1開閉弁25、第2開閉弁26及び高圧スロットルバルブ28の開閉状態を制御するECU42とを備え、ECU42は、車両減速時に、凝縮水貯蔵タンク23の凝縮水がバイパス通路24を介して吸気用通路12に排出されるよう第1開閉弁25、第2開閉弁26および高圧スロットルバルブ28を制御するものである。
これにより、バイパス通路24の第1開閉弁25、第2開閉弁26および高圧スロットルバルブ28の開閉状態を車両の加減速状態に応じて適宜制御することができるので、車両の減速時に生じるエンジン15の負圧を利用して凝縮水貯蔵タンク23に溜まった凝縮水を、吸気用通路12のインテークマニホールド41近傍へ排出することができる。また、凝縮水は、車両の減速時に排出されるのでエンジン15への影響を抑制することができる。
また、ECU42は、車両減速時に、第1開閉弁25を閉状態且つ第2開閉弁26を開状態且つ高圧スロットルバルブ28を閉状態とすることで、バイパス通路24内を負圧とし、減速終了後、第1開閉弁25を開状態且つ第2開閉弁26を閉状態とすることで、凝縮水貯蔵タンク23に溜まった凝縮水をバイパス通路24内へ導入し、次の車両減速時に、第1開閉弁25を開状態且つ第2開閉弁26を開状態且つ高圧スロットルバルブ28を閉状態とすることで、バイパス通路24内の凝縮水を吸気用通路12へ排出するよう制御するものである。
これにより、車両の減速時に、バイパス通路24内を負圧状態とした後に、凝縮水貯蔵タンク23に溜まった凝縮水をバイパス通路24内に吸引することにより、凝縮水に含まれる気泡を事前に取り除くことができる。そして、凝縮水の気泡を取り除いた状態で、車両の減速時の負圧を利用して吸気用通路12へ凝縮水を排出することができるので、凝縮水の排出をよりスムーズかつ確実に行うことができる。
さらに本装置は、吸気用通路12のターボチャージャ21の上流側へ、排気用通路13のターボチャージャ21の下流側から、排ガスを送り込む低圧EGR30を備えても良い。
このように低圧EGR30を用いた場合、凝縮水は排ガス由来となるため、車外へ排出してしまうと環境面への悪影響が懸念される。しかし、凝縮水を車外へ排出せずに内燃機関内に長時間溜めておくと部品が腐食する可能性がある。ところが本装置においては、凝縮水をエンジン15内で蒸発させるため、これらの問題は解決される。よって本装置の効果がより顕著に発揮されることになる。
本発明は、エンジンの凝縮水排出装置として好適である。
12 吸気用通路
13 排気用通路
14 触媒(フィルタ)
15 エンジン
21 ターボチャージャ
22 インタークーラ
23 凝縮水貯蔵タンク
24 バイパス通路
25 第1開閉弁
26 第2開閉弁
27 高圧EGR
28 高圧スロットルバルブ
29 高圧EGRバルブ
30 低圧EGR
31 低圧スロットルバルブ
32 低圧EGRバルブ
33 EGRクーラ
41 インテークマニホールド
42 ECU

Claims (3)

  1. 吸気用通路において、インタークーラの下流側に設けられる凝縮水貯蔵タンクと、
    前記凝縮水貯蔵タンクとインテークマニホールドの近傍とを連通するバイパス通路と、
    前記バイパス通路の前記凝縮水貯蔵タンク側の端部に設けられた第1開閉弁と、
    前記バイパス通路の前記インテークマニホールド側の端部に設けられた第2開閉弁と、
    前記吸気用通路において、前記凝縮水貯蔵タンクよりも下流側に設けられているスロットルバルブと、
    車両の加減速状態に応じて、前記第1開閉弁、前記第2開閉弁及び前記スロットルバルブの開閉状態を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、車両減速時に、前記凝縮水貯蔵タンクの凝縮水が前記バイパス通路を介して前記吸気用通路に排出されるよう前記第1開閉弁、前記第2開閉弁および前記スロットルバルブを制御することを特徴とするエンジンの凝縮水排出装置。
  2. 前記制御手段は、
    車両減速時に、前記第1開閉弁を閉状態且つ前記第2開閉弁を開状態且つ前記スロットルバルブを閉状態とすることで、前記バイパス通路内を負圧とし、前記減速終了後、前記第1開閉弁を開状態且つ前記第2開閉弁を閉状態とすることで、前記凝縮水貯蔵タンクに溜まった凝縮水を前記バイパス通路内へ導入し、次の車両減速時に、前記第1開閉弁を開状態且つ前記第2開閉弁を開状態且つ前記スロットルバルブを閉状態とすることで、前記バイパス通路内の前記凝縮水を前記吸気用通路へ排出するよう制御することを特徴とする請求項1に記載のエンジンの凝縮水排出装置。
  3. 前記吸気用通路のターボチャージャの上流側へ、排気用通路の当該ターボチャージャの下流側から、排ガスを送り込む排ガス再循環装置をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載のエンジンの凝縮水排出装置。
JP2012221904A 2012-10-04 2012-10-04 エンジンの凝縮水排出装置 Expired - Fee Related JP6019479B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012221904A JP6019479B2 (ja) 2012-10-04 2012-10-04 エンジンの凝縮水排出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012221904A JP6019479B2 (ja) 2012-10-04 2012-10-04 エンジンの凝縮水排出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014074357A true JP2014074357A (ja) 2014-04-24
JP6019479B2 JP6019479B2 (ja) 2016-11-02

Family

ID=50748670

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012221904A Expired - Fee Related JP6019479B2 (ja) 2012-10-04 2012-10-04 エンジンの凝縮水排出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6019479B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180068752A (ko) * 2016-12-14 2018-06-22 현대자동차주식회사 엔진의 흡기계의 수분 배출 시스템 및 방법
JP2018204569A (ja) * 2017-06-07 2018-12-27 日野自動車株式会社 エンジンシステム
WO2019031567A1 (ja) * 2017-08-10 2019-02-14 いすゞ自動車株式会社 インタークーラの水抜き装置
JP2019027403A (ja) * 2017-08-02 2019-02-21 日野自動車株式会社 二段過給システム

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3338273A1 (de) * 1983-10-21 1985-05-02 Volkswagenwerk Ag, 3180 Wolfsburg Antriebsanordnung fuer fahrzeuge
JPH08100661A (ja) * 1994-10-03 1996-04-16 Toyota Motor Corp 吸気通路内蓄積オイルの排出構造
JP2002303146A (ja) * 2001-04-06 2002-10-18 Mitsubishi Motors Corp 過給機付内燃機関
JP2005226476A (ja) * 2004-02-10 2005-08-25 Toyota Motor Corp 吸気通路内蓄積オイルの排出構造
WO2009045154A1 (en) * 2007-10-03 2009-04-09 Scania Cv Ab (Publ) Apparatus for drainage of condensate
FR2957980A1 (fr) * 2010-03-24 2011-09-30 Renault Sas Circuit d'admission d'un moteur a combustion interne
JP2012087773A (ja) * 2010-03-25 2012-05-10 Denso Corp 車両用吸気装置
JP2012140868A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Mitsubishi Motors Corp エンジンの制御装置
JP2013164006A (ja) * 2012-02-10 2013-08-22 Denso Corp 内燃機関用吸気装置

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3338273A1 (de) * 1983-10-21 1985-05-02 Volkswagenwerk Ag, 3180 Wolfsburg Antriebsanordnung fuer fahrzeuge
JPH08100661A (ja) * 1994-10-03 1996-04-16 Toyota Motor Corp 吸気通路内蓄積オイルの排出構造
JP2002303146A (ja) * 2001-04-06 2002-10-18 Mitsubishi Motors Corp 過給機付内燃機関
JP2005226476A (ja) * 2004-02-10 2005-08-25 Toyota Motor Corp 吸気通路内蓄積オイルの排出構造
WO2009045154A1 (en) * 2007-10-03 2009-04-09 Scania Cv Ab (Publ) Apparatus for drainage of condensate
FR2957980A1 (fr) * 2010-03-24 2011-09-30 Renault Sas Circuit d'admission d'un moteur a combustion interne
JP2012087773A (ja) * 2010-03-25 2012-05-10 Denso Corp 車両用吸気装置
JP2012140868A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Mitsubishi Motors Corp エンジンの制御装置
JP2013164006A (ja) * 2012-02-10 2013-08-22 Denso Corp 内燃機関用吸気装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180068752A (ko) * 2016-12-14 2018-06-22 현대자동차주식회사 엔진의 흡기계의 수분 배출 시스템 및 방법
KR102417386B1 (ko) * 2016-12-14 2022-07-06 현대자동차주식회사 엔진의 흡기계의 수분 배출 시스템 및 방법
JP2018204569A (ja) * 2017-06-07 2018-12-27 日野自動車株式会社 エンジンシステム
JP2019027403A (ja) * 2017-08-02 2019-02-21 日野自動車株式会社 二段過給システム
WO2019031567A1 (ja) * 2017-08-10 2019-02-14 いすゞ自動車株式会社 インタークーラの水抜き装置
JP2019035333A (ja) * 2017-08-10 2019-03-07 いすゞ自動車株式会社 インタークーラの水抜き装置
CN111051664A (zh) * 2017-08-10 2020-04-21 五十铃自动车株式会社 中冷器的排水装置
CN111051664B (zh) * 2017-08-10 2021-12-21 五十铃自动车株式会社 中冷器的排水装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6019479B2 (ja) 2016-11-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3084189B1 (en) Control system for internal combustion engine
CN108343530B (zh) 用于排气再循环系统诊断的方法和系统
CN104879246B (zh) 用于运转发动机的方法和发动机运转系统
EP1759099B1 (en) Exhaust gas control apparatus for internal combustion engine
JP6019479B2 (ja) エンジンの凝縮水排出装置
JP2006348901A (ja) 蒸発燃料処理装置及び過給機付エンジンの蒸発燃料処理装置
JP2010038077A (ja) エアバイパスバルブの制御装置
WO2010067447A1 (ja) 内燃機関用蓄圧システム
JP2008002351A (ja) 内燃機関の排気還流装置
KR101020820B1 (ko) 차량의 서지 제어장치 및 방법
WO2007066833A1 (ja) 内燃機関の排気浄化システム
JP2009150281A (ja) 内燃機関の排気還流装置
JP6007436B2 (ja) エンジンの凝縮水排出装置
KR101816429B1 (ko) 에어 블로잉 방식 egr 이물질 제거방법과 배기가스재순환시스템 적용 차량
JP5141610B2 (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JP5772707B2 (ja) 内燃機関のegr装置
JP2019152190A (ja) エンジンシステム
JP4742970B2 (ja) 内燃機関の排気還流装置
US9631629B2 (en) Methods and systems for low-pressure exhaust gas recirculation
KR102417386B1 (ko) 엔진의 흡기계의 수분 배출 시스템 및 방법
JP2015101972A (ja) エンジンの排気環流装置
JP2008309133A (ja) 内燃機関の排気還流システム
JP2009024501A (ja) 内燃機関の吸気装置
JP2006342761A (ja) 内燃機関の制御装置
JP5978502B2 (ja) エンジンの凝縮水排出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150918

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160616

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160621

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160726

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160830

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20160830

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160912

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6019479

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees