JP2014074304A - 吊り具装置、鉄筋籠の天端位置決め治具、鉄筋籠の吊り上げ方法、及び鉄筋籠の建込方法 - Google Patents

吊り具装置、鉄筋籠の天端位置決め治具、鉄筋籠の吊り上げ方法、及び鉄筋籠の建込方法 Download PDF

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Abstract

【課題】大重量の鉄筋籠であっても、その形態を変形させることなく安全に吊り上げることができ、鉄筋籠の建て込み作業等の安全性を高めることができる吊り具装置を提供すること。
【解決手段】吊り上げ部材21が取り付けられる複数の取付部12を備えた帯状環状体11と、複数のネジ棒鋼13と、これらネジ棒鋼13を帯状環状体11に接続固定するための接続固定金具14と、ネジ棒鋼13に螺合可能な固定用ナット15と、ネジ棒鋼13に螺合可能なナット部16d、及びシャックル23の取付部16cを備えた連結部材16とを含んで構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、吊り具装置、鉄筋籠の天端位置決め治具、鉄筋籠の吊り上げ方法、及び鉄筋籠の建込方法に関し、より詳細には、鉄筋籠を変形させることなく吊り上げることができ、鉄筋籠の建て込み時における安全性や作業性を高めることのできる吊り具装置、鉄筋籠の天端位置決め治具、鉄筋籠の吊り上げ方法、及び鉄筋籠の建込方法に関する。
建造物の耐震基礎となる場所打ち杭には、通常、コンクリート構造体の補強を行うために、多数の鉄筋が格子状に組み合わされて筒状に形成された鉄筋籠と呼ばれる組立体が使用されている。
鉄筋籠は、一般的に、円周上の中心軸方向に配列された多数の主筋(棒状筋)と、これら主筋の内側に直交する態様で配設され、その交差部で主筋と固定された複数の補強リング(帯状リング)と、これら主筋の外側にほぼ直交する態様で巻き付けられた多数のフープ筋とを含んで構成されている。これら主筋と補強リングとの交差部は、接続固定金具又は溶接等により固定され、主筋とフープ筋との交差部は、鉄線結束やクリップ金具、又は溶接等により固定(接合)されるようになっている。
このような鉄筋籠は、直径が0.6m〜2.8m程度、長さが1籠当たり12mに及ぶものもあり、また主筋の直径は一般に約19〜51mm程度あり、近年、一つの鉄筋籠に使用される主筋の量も増加傾向にあるため、鉄筋籠全体の重量が極めて重くなる場合(1籠当り数トン〜10トン程度のもの)が多くなってきた。
また、場所打ち杭は、地下の支持層に到達する深さまで構築する必要があるため、掘削孔の深さが数十メートルに及ぶ場合もある。かかる場合、1つの鉄筋籠で支持層まで到達させることは困難であるため、複数の鉄筋籠を連結しながら、すなわち、掘削孔の上部で、先行して掘削孔内に支持されている鉄筋籠の上端と、次位の鉄筋籠の下端とを連結して継ぎ足しながら、前記支持層に到達する長さの鉄筋籠を構築するようになっている。
複数の鉄筋籠を用いて数十メートルの長さに連結された状態では、鉄筋籠の総重量が非常に大きく(例えば、15トン〜30トン程度と)なっていた。
そこで、鉄筋籠の剛性を高めるために、上記のように、鉄筋籠の内側から主筋に接する補強リング(帯状リングやアングルリング)を一定間隔で配設し、主筋との交差部で補強リングを主筋に固定して、鉄筋籠を補強する対策などが採られている(下記の特許文献1参照)。
このような鉄筋籠の吊り上げには、通常、図7に示したように吊り荷重能力が大きなクレーン1が使用され、クレーン1から吊り下げられたワイヤーロープ2に天秤型のトラバーサー(吊り治具)3が取り付けられ、トラバーサー3の両端部付近から吊り下げられたワイヤーロープ4が、鉄筋籠5の上部に繋ぎ止められた状態、すなわち2点支持された状態で、鉄筋籠5が吊り上げられるようになっている(例えば、下記の特許文献2参照)。
しかしながら、大重量の鉄筋籠5を上記のような2点支持で吊り上げた場合、例えば、鉄筋籠最上段の補強リングの2点にワイヤーロープ4を繋ぎ止めて吊り上げた場合、ワイヤーロープ4が繋ぎ止められた補強リングは、鉄筋籠5の自重に耐えきれずに湾曲し、吊り上げられ鉄筋籠5の形状が変形することがあり、かかる場合、鉄筋籠5が崩壊してしまう危険性や掘削孔への建て込み作業に支障が生じるおそれがあるという課題があった。
また、吊り下げられた最上節の鉄筋籠5は、先行して杭孔(掘削孔)30内に挿入された(ケーシング31の上端に装着された鉄筋籠の仮受け治具32で支持された)鉄筋籠5´と連結され、その後、杭孔30内の所定の深さ位置まで挿入されて、鉄筋籠5の天端位置決めが行われ、その後、杭孔30内へのコンクリートの打設作業が行われる。
従来、鉄筋籠の天端位置決めは、最上節の鉄筋籠を構成する最上段の補強リングに天端調整ワイヤーの一端側を取り付けて、ケーシングの上から天端調整ワイヤーを用いて鉄筋籠を吊り下げ、鉄筋籠が所定の深さ位置に到達したら、天端調整ワイヤーの他端側をケーシングの上端部に固定治具を用いて固定する方法が採用されていた。
さらに、別の方法としては、鉄筋籠を構成する最上段の補強リングとして、その外周面にネジ棒鋼と螺合可能なナット部材(カプラーナットやナット付きのパイプ)が予め溶接されたものを使用し、前記最上段の補強リングに溶接されたナット部材に、ネジ棒鋼の下端部を螺合させ、ケーシングの上部からネジ棒鋼を用いて鉄筋籠を吊り下げ、鉄筋籠が所定の深さ位置に到達したら、ネジ棒鋼の上端側をケーシングの上端部に固定治具を用いて固定する方法などが採用されていた。
しかしながら、上記した天端調整ワイヤーを用いる方法は、鉄筋籠が大重量である場合にワイヤーが伸びて天端位置がずれてしまうおそれがあり、また、上記した補強リングに溶接されたナット部材にネジ棒鋼を取り付ける方法は、補強リングにナット部材を溶接する手間と、部材コストがかかり、また、建て込み作業時においてナット部材に、重量のあるネジ棒鋼を回転させながら螺合させる作業、またネジ棒鋼を逆回転させてナット部材から取り外す作業等に手間がかかり、作業性に劣るという課題があった。
特開2007−278037号公報 特開2009−155807号公報
課題を解決するための手段及びその効果
本発明は上記課題に鑑みなされたものであって、大重量の鉄筋籠であっても、その形態を変形させることなく安定した状態で吊り上げることができ、鉄筋籠の建て込み作業における安全性や作業性を高めることのできる吊り具装置、鉄筋籠の天端位置決め治具、鉄筋籠の吊り上げ方法、及び鉄筋籠の建込方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために本発明に係る吊り具装置(1)は、吊り上げ部材が取り付けられる複数の取付部を備えた帯状環状体と、複数のネジ棒鋼と、これらネジ棒鋼を前記帯状環状体に接続固定するための接続固定金具と、前記ネジ棒鋼に螺合可能な固定用ナットと、前記ネジ棒鋼に螺合可能なナット部、及び吊り下げ部材の取付部を備えた連結部材とを含んで構成されていることを特徴としている。
上記吊り具装置(1)によれば、複数のネジ棒鋼が前記帯状環状体に前記接続固定金具及び前記固定用ナットにより確実に固定され、これら各ネジ棒鋼から前記連結部材を介して吊り下げられた吊り下げ部材により、吊荷(鉄筋籠などの組立体)の吊り上げが可能となる。したがって、複数のネジ棒鋼に吊荷の重量を分散させることができ、該吊荷を安定した状態で、その形態を変形させることなく吊り上げることができる。
また、本発明に係る吊り具装置(2)は、上記吊り具装置(1)において、前記接続固定金具が、平面視コの字形状をした本体部と、該本体部に取り付けられる固定用ボルトとを含んで構成され、前記本体部の左右側片それぞれに、前記帯状環状体に嵌め込み可能な切欠が下方に開口して形成され、前記本体部略中央に固定用ボルトが螺着されるものであることを特徴としている。
上記吊り具装置(2)によれば、前記本体部の内側に前記ネジ棒鋼を挿入し(嵌め込み)、前記切欠を前記帯状環状体に嵌め込み、前記本体部に螺着された前記固定用ボルトを締め付けるという、極めて簡単な作業により、前記ネジ棒鋼を前記帯状環状体に確実に固定することができる。また、前記固定用ボルトを軽く緩めるだけで、前記ネジ棒鋼を前記帯状環状体から取り外すことができ、前記吊り具装置の組み付け作業及び解体作業を簡単に行うことができる。
また、本発明に係る吊り具装置(3)は、上記吊り具装置(2)において、前記ネジ棒鋼に螺合可能であり、かつ前記接続固定金具の本体部に係止可能な形状をした固定用ナットをさらに含んで構成されていることを特徴としている。
上記吊り具装置(3)によれば、前記固定用ナットが、前記接続固定用金具の本体部に係止可能な形状をしているので、前記各ネジ棒鋼に螺合させた前記固定用ナットを螺進させて前記接続固定金具に当接させる(係止させる)ことで、該接続固定金具から前記ネジ棒鋼が抜け落ちることを確実に防止することができる。また、吊荷が大重量であっても、複数のネジ棒鋼に吊荷の重量を分散させることができ、大重量の吊荷を安定した状態で、吊荷の形態を変形させることなく吊り上げることができる。
また、本発明に係る鉄筋籠の天端位置決め治具(1)は、上記吊り具装置(1)〜(3)のいずれかに吊り下げ部材を介して連結可能な鉄筋籠の天端位置決め治具であって、複数のネジ棒鋼と、これらネジ棒鋼の一端部に螺合可能なナット部、及び前記吊り具装置からの吊り下げ部材を取り付け可能な取付部を備えた連結部材と、前記ネジ棒鋼に螺合可能であり、かつ杭孔上部のケーシングに装着された鉄筋籠仮受け治具に係止可能な形状をした位置調整用ナットと、前記ネジ棒鋼の他端部に螺合可能なナット部、及び鉄筋籠の補強リングに掛止可能なフック部を有するフック部材とを含んで構成されていることを特徴としている。
上記鉄筋籠の天端位置決め治具(1)によれば、前記ネジ棒鋼に前記位置調整用ナットが螺進退可能に螺合され、該ネジ棒鋼の一端に前記連結部材が螺合され、他端に前記フック部材が螺合された状態で使用される。したがって、前記吊り具装置からの前記吊り下げ部材を前記連結部材に取り付け、前記フック部材のフック部を前記鉄筋籠の補強リングに掛止させることで簡単に鉄筋籠への取り付け、鉄筋籠の吊り下げを行うことができる。 また、前記位置調整用ナットの位置を調整して鉄筋籠仮受け治具に係止させることで、前記鉄筋籠の天端位置の調整を容易且つ正確に行うことができる。
また、前記フック部材を前記補強リングに掛止させる構成となっているため、前記補強リングからの取り外しも容易に行うことができ、鉄筋籠の建て込み時等における(天端位置調整及びその後のコンクリートの打設)作業性を向上させることができる。また、従来使用されていた前記鉄筋籠の最上段の補強リングへのナット部材(カプラーナットやナット付きパイプ)の溶接が不要となるので、これら部材の溶接作業の手間や部材コストを削減することができる。
また、本発明に係る鉄筋籠の天端位置決め治具(2)は、上記鉄筋籠の天端位置決め治具(1)において、前記フック部材のフック部にガイド板が配設されていることを特徴としている。
上記鉄筋籠の天端位置決め治具(2)によれば、前記フック部材のフック部にガイド板が配設されているので、該ガイド板により、前記補強リングに掛止された前記フック部材の捻じれや捩れを防止することができ、前記補強リングへの着脱作業をより安全確実に行うことができる。
また本発明に係る鉄筋籠の吊り上げ方法(1)は、上記吊り具装置(1)を用いて鉄筋籠を吊り上げる方法であって、クレーンから吊り下げられた吊り治具に前記帯状環状体を前記吊り上げ部材を介して繋ぎ止め、前記帯状環状体に前記ネジ棒鋼を前記接続固定金具を用いて複数本固定し、前記各ネジ棒鋼の下端部に前記連結部材の前記ナット部を螺着し、前記各連結部材の前記取付部に前記吊り下げ部材を取り付け、これら吊り下げ部材を鉄筋籠の補強リングに繋ぎ止めることにより、前記クレーンで前記鉄筋籠を吊り上げ可能とすることを特徴としている。
上記鉄筋籠の吊り上げ方法(1)によれば、複数のネジ棒鋼が前記接続固定金具により前記帯状環状体に確実に固定され、これら各ネジ棒鋼から前記連結部材を介して吊り下げられた吊り下げ部材が補強リングに繋ぎ止められた状態で、鉄筋籠の吊り上げが可能となる。したがって、複数のネジ棒鋼に鉄筋籠の重量を分散させることができ、前記吊り下げ部材が繋ぎ止められた前記補強リングの変形を防止することができ、鉄筋籠を安定した状態で、鉄筋籠の形態を変形させることなく吊り上げることができ、鉄筋籠の建て込み作業等の安全性及び作業性を高めることができる。
また、本発明に係る鉄筋籠の吊り上げ方法(2)は、上記吊り具装置(3)を用いて鉄筋籠を吊り上げる方法であって、クレーンから吊り下げられた吊り治具に前記帯状環状体を前記吊り上げ部材を介して繋ぎ止め、前記帯状環状体に前記ネジ棒鋼を前記接続固定金具を用いて複数本固定し、前記各ネジ棒鋼の上端部から前記固定用ナットを前記接続固定金具に当接させるまで螺進させ、前記各ネジ棒鋼の下端部に前記連結部材の前記ナット部を螺着し、前記各連結部材の前記取付部に前記吊り下げ部材を取り付け、これら吊り下げ部材を鉄筋籠の補強リングに繋ぎ止めることにより、前記クレーンで前記鉄筋籠を吊り上げ可能とすることを特徴としている。
上記鉄筋籠の吊り上げ方法(2)によれば、複数のネジ棒鋼が前記接続固定金具及び前記固定用ナットにより前記帯状環状体により確実に、抜け落ちないように固定され、これら各ネジ棒鋼から前記連結部材を介して吊り下げられた吊り下げ部材が補強リングに繋ぎ止められた状態で、鉄筋籠の吊り上げが可能となる。したがって、鉄筋籠が大重量であっても、複数のネジ棒鋼に鉄筋籠の重量を分散させることができ、前記吊り下げ部材が繋ぎ止められた前記補強リングの変形を防止することができ、大重量の鉄筋籠を安定した状態で、鉄筋籠の形態を変形させることなく吊り上げることができ、大重量の鉄筋籠の建て込み作業等の安全性及び作業性を高めることができる。
また、本発明に係る鉄筋籠の建込方法は、上記鉄筋籠の天端位置決め治具(1)又は(2)を用いた鉄筋籠の建込方法であって、杭孔上部のケーシングに装着された鉄筋籠仮受け治具で最上節の鉄筋籠を受け止めた後、該鉄筋籠の最上部に位置する補強リングに、前記天端位置決め治具の前記フック部材を掛止させて前記鉄筋籠を吊り下げ、前記鉄筋籠仮受け治具をケーシングから取り外した後、該ケーシング内の所定深さ位置まで前記鉄筋籠を降下させ、前記ケーシングに再装着された前記鉄筋籠仮受け治具の嵌合部に、前記天端位置決め治具のネジ棒鋼を嵌め込み、該ネジ棒鋼に螺合させた前記位置調整用ナットを、前記鉄筋籠仮受け治具に当接させるまで螺進させて、前記鉄筋籠の天端位置を固定し、杭孔内へ打設したコンクリートが余盛部に到達する前に、前記鉄筋籠仮受け治具への前記位置調整用ナットの係止状態を開放し、前記鉄筋籠の補強リングから前記フック部材を取り外して、前記天端位置決め治具を回収することを特徴としている。
上記鉄筋籠の建込方法によれば、前記天端位置決め治具の前記フック部材を前記鉄筋籠の補強リングに掛止させることで簡単に前記鉄筋籠への取り付け、及び前記鉄筋籠の吊り下げを行うことができる。
また、前記ケーシングに再装着された前記鉄筋籠仮受け治具の嵌合部に、前記天端位置決め治具の前記ネジ棒鋼を嵌め込み、該ネジ棒鋼に螺合させた前記位置調整用ナットを、前記鉄筋籠仮受け治具に当接させるまで螺進させることで、前記鉄筋籠の天端位置を簡単かつ確実に固定することができる。
また、前記鉄筋籠仮受け治具への前記位置調整用ナットの係止状態を開放し、前記鉄筋籠仮受け治具から前記ネジ棒鋼を取り外し、前記フック部材を前記鉄筋籠の補強リングから取り外すことで、前記天端位置決め治具を簡単に引き上げて回収することができ、鉄筋籠の建て込み作業等(天端位置調整及びその後のコンクリートの打設作業)の作業性を向上させることができる。
本発明の実施の形態に係る吊り具装置の構成を示した分解斜視図である。 実施の形態に係る吊り具装置を用いて鉄筋籠が吊り上げられた状態を示した側面図である。 吊り具装置の組み付け状態を示した平面図である。 杭孔上部のケーシングに仮受け状態とされた鉄筋籠を、実施の形態に係る吊り具装置及び鉄筋籠の天端位置決め治具を用いて、杭孔内へ建て込む前の状態を示した側面図である。 実施の形態に係る鉄筋籠の天端位置決め治具を構成するフック部材の斜視図である。 実施の形態に係る吊り具装置及び鉄筋籠の天端位置決め治具を用いて、杭孔内へ建て込んだ最上節の鉄筋籠の天端位置決めを行った状態を示した側面図である。 従来の鉄筋籠の建て込み時における吊り上げ方法を説明するための図である。
以下、本発明に係る吊り具装置、鉄筋籠の天端位置決め治具、鉄筋籠の吊り上げ方法、及び鉄筋籠の建込方法の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、実施の形態に係る吊り具装置の構成を示した分解斜視図である。
吊り具装置10は、帯状環状体11、複数本のネジ棒鋼13、ネジ棒鋼13と帯状環状体11との交差部を固定する接続固定金具14、ネジ棒鋼13に螺合可能な固定用ナット15、及び連結部材16を含んで構成されている。
帯状環状体11は、縦幅w、厚みtの帯状の鋼板が所定の直径Dとなるように略円環状に形成されたものであり、内側面の複数箇所(この場合4箇所)には、吊り上げ部材21(玉掛けワイヤーやシャックルなどで構成される)が取り付けられる取付部12a(シャックルピンなど(図示せず)を挿通可能な取付孔)を備えた複数の取付プレート12が固着(溶接)されている。なお、取付プレート12を設けずに、帯状環状体11にシャックルピンなどを挿通可能な取付孔を形成する構成とすることもできる。
帯状環状体11は、吊り上げる鉄筋籠の直径や重量に対応させて最適なものが選択できるように、数種類の直径Dを有するものを予め用意しておくことが好ましい。例えば、直径Dが、1300mm〜1500mm、1600mm〜1800mm、1900mm〜2100mm、2200mm〜2400mm、2500mm〜2800mmに設計された5種類程度の帯状環状体11を用意しておき、吊り上げる鉄筋籠の直径よりもやや小さめの直径Dを有する帯状環状体11を適宜選択する使用方法が好ましい。
また、帯状環状体11の縦幅w、厚みtは、吊り上げる鉄筋籠の最大重量を考慮して、鉄筋籠を吊り上げた状態でも変形することがないように設計され、例えば、縦幅wは、150mm〜300mm程度、より好ましくは、200mm〜250mm程度、厚みtは、20mm程度以上、より好ましくは22mm〜25mm程度にすることが好ましい。
ネジ棒鋼13は、側面にネジ節が形成された棒鋼であり、直径が29mm〜32mm程度の太径のものが好ましく、長さは、帯状環状体11への取り付けや各部材(固定用ナット15、連結部材16など)の取り付け作業に支障がない程度の長さ、例えば、400mm〜600mm程度が好ましい。
接続固定金具14は、平面視コの字形状をした本体部14aと、本体部14aに取り付けられる固定用ボルト14dとを含んで構成され、本体部14aの左右側片14bそれぞれに、帯状環状体11に嵌め込み可能な切欠14cが下方に開口して形成され、本体部14a略中央に形成されたネジ孔(図示せず)に固定用ボルト14dが螺着されるものである。本体部14aには、板状体(略矩形の鋼板)がコの字形状に折り曲げられて形成されたものや、金型を用いて形成されたものなどが採用され得る。
固定用ナット15は、帯状環状体11に接続固定金具14で固定されたネジ棒鋼13の上端に螺合され、螺進させて接続固定金具14に当接されるようになっている。固定用ナット15が接続固定金具14に係止可能なように、固定用ナット15の外径は、接続固定金具14の本体部14aの幅よりも大きく設定されている。
連結部材16は、上方に開口して形成された切欠16b、及びシャックル23を取り付けるための取付孔16c(取付部)を備えた板状体16aと、切欠16bに溶接等により固着されたカプラーナット(ナット部)16dとにより構成され、カプラーナット(ナット部)16dがネジ棒鋼13と螺合可能になっている。なお、連結部材16は、ネジ棒鋼13に螺合可能なナット部、及びシャックル23等の吊り下げ部材の取付部を備えている構成のものであれば、その形状や形成方法等は特に限定されない。
シャックル23は、略U字状に形成され、両端部にシャックルピン23cを挿し渡すネジ孔23bを有するシャックル本体23a、及びシャックルピン23cで構成され、連結部材16の取付孔16cに、シャックルピン23cが挿通可能に構成されている。なお、ここではシャックル23を用いているが、シャックル以外の吊り金具を使用することもできる。
次に実施の形態に係る吊り具装置10を用いた鉄筋籠の吊り上げ方法について説明する。図2は、実施の形態に係る吊り具装置10を用いて鉄筋籠を吊り上げている状態を示した側面図である。また、図3は、吊り具装置10の組み付け状態を示した平面図である。
図2において、鉄筋籠5は、円周上の中心軸方向に配列された多数の主筋6と、これら主筋の内側に直交する態様で所定間隔毎に配設され、その交差部で主筋6と固定された補強リング(帯状リング)7、7aと、これら主筋6の外側にほぼ直交する態様で巻き付けられた多数のフープ筋8とを含んで構成されている。これら主筋6と鉄筋籠5の上端部に配設された補強リング7aとの交差部は図示しない着脱可能な接続固定金具(接続固定金具14と略同様の構成のものが採用され得る)により固定され、これら主筋6と鉄筋籠5の上から2つ目以降の補強リング7との交差部は、溶接又は図示しない着脱可能な接続固定金具(接続固定金具14と略同様の構成のものが採用され得る)により固定されている。なお、鉄筋籠5の上端部に取り付けられた補強リング7aは、鉄筋籠5の吊り上げ時に、玉掛けワイヤー22が主筋6間に入り込んで、主筋6に絡み付くことを防止する機能も備えており、補強リング7aは杭孔内への鉄筋籠の建て込み後やコンクリートの打設後に回収可能となっている。
まず、帯状環状体11と、クレーン(図示せず)から吊り下げられたワイヤーロープ2に取り付けられたトラバーサー(吊り治具)3とを、吊り上げ部材21(玉掛けワイヤー及びシャックルなど)で繋ぎ止める。例えば、トラバーサー3から吊り下げられた玉掛けワイヤーが掛止されたシャックル本体のネジ孔と帯状環状体11の取付プレート12の取付孔12aとに、シャックルピンを挿し渡し挿着する。
次に、接続固定金具14を用いてネジ棒鋼13を帯状環状体11に複数本固定する。
まず、(1)帯状環状体11の外周面にネジ棒鋼13を略垂直に交差させて配置し、接続固定金具14の本体部14aにネジ棒鋼13を嵌め込むとともに、接続固定金具14の切欠14cを帯状環状体11に嵌め込み、本体部14aに螺着された固定用ボルト14dを締め付ける。固定用ボルト14dの締め付けにより、ネジ棒鋼13が固定用ボルト14dの先端部で帯状環状体11に押圧された状態で挟持され、ネジ棒鋼13が帯状環状体11に強固に固定される。
次に、(2)帯状環状体11に固定されたネジ棒鋼13の上端部に固定用ナット15を螺着し、接続固定金具14に当接するまで螺進させる。固定用ナット15により、ネジ棒鋼13の接続固定金具14からの不意の脱落が防止される。なお、吊り上げる鉄筋籠の重量が比較的軽量である場合には、固定用ナット15を螺着せずに、接続固定金具14のみで、ネジ棒鋼13を支持する構成とすることもできる。
次に、(3)ネジ棒鋼13の下端部に連結部材16のカプラーナット16dを螺着し、連結部材16の取付孔16cに、吊り下げ部材となる玉掛けワイヤー22が掛止されたシャックル23を取り付ける。すなわち、玉掛けワイヤー22が掛止されたシャックル本体23aのネジ孔23b間に連結部材16の取付孔16cを位置させ、シャックルピン23cをネジ孔23b間に挿し渡して螺着する。
上記(1)〜(3)の手順に従って、帯状環状体11の円周上にネジ棒鋼13を接続固定金具14等で所定の必要本数固定する。図2、3では、帯状環状体11の円周上の6箇所にネジ棒鋼13が接続固定金具14で固定された状態を示している。なお、ネジ棒鋼13の配設本数は、吊り下げる鉄筋籠5の重量や直径等を考慮し、鉄筋籠5の最上段の補強リング7にかかる荷重負担を適切に分散できるように設定される。例えば、接続固定用金具14の1個当り、0.3t〜2t程度の荷重がかかる範囲となるように設定することが好ましい。また、各ネジ棒鋼13に略均等に荷重がかかるように、ネジ棒鋼13の配設位置が設定され、帯状環状体11の円周上に略等間隔でネジ棒鋼13を配設することが好ましい。
帯状環状体11の円周上にネジ棒鋼13を接続固定金具14等で所定の必要本数固定した後、次に、各ネジ棒鋼13に連結部材16を介して連結された各玉掛けワイヤー22の下端部を鉄筋籠5の補強リング7に繋ぎ止める。
補強リング7への玉掛けワイヤー22の繋ぎ止めには、シャックル、チェーンなどの吊り金具24が適宜使用される。なお、玉掛けワイヤー22は、略均等に荷重がかかるように、補強リング7の円周上に略等間隔で繋ぎ止めことが好ましい。上記操作により、吊り具装置10の鉄筋籠5への装着が完了する。
その後、図示しないクレーンでワイヤー2を引き上げると、トラバーサー3、及び吊り具装置10を介して、ネジ棒鋼13の本数に対応した本数(図2、3では6本)の玉掛けワイヤー22で鉄筋籠5の補強リング7が吊持された状態で鉄筋籠5が吊り上げられる。
上記実施の形態に係る吊り具装置10によれば、複数のネジ棒鋼13が帯状環状体11に接続固定金具14及び固定用ナット15により下方に脱落しないように確実に固定され、これら各ネジ棒鋼13から連結部材16を介して吊り下げられたシャックル23及び玉掛けワイヤー22(吊り下げ部材)により、鉄筋籠5の吊り上げが可能となる。したがって、鉄筋籠5が大重量であっても、複数のネジ棒鋼13に鉄筋籠5の重量を略均等に分散させることができ、大重量の鉄筋籠5を安定した状態で、鉄筋籠5の形態を変形させることなく吊り上げることができる。
また、吊り具装置10によれば、接続固定金具14を用いて、その本体部14aの内側にネジ棒鋼13を挿入し(嵌め込み)、切欠14cを帯状環状体11に嵌め込み、本体部14aに螺着された固定用ボルト14dを締め付けるという、極めて簡単な作業により、ネジ棒鋼13を帯状環状体11に確実に固定することができる。また、固定用ボルト14dを軽く緩めるだけで、ネジ棒鋼13を帯状環状体11から取り外すことができ、吊り具装置10の組み付け及び解体する作業を簡単に行うことができる。
また、上記実施の形態に係る鉄筋籠の吊り上げ方法によれば、複数のネジ棒鋼13が接続固定金具14及び固定用ナット15により帯状環状体11に確実に固定され、これら各ネジ棒鋼13から連結部材16を介して吊り下げられた吊り下げ部材(シャックル23、24と玉掛けワイヤー22)が補強リング7に繋ぎ止められた状態で、鉄筋籠5の吊り上げが可能となる。したがって、鉄筋籠5が大重量であっても、複数のネジ棒鋼13に鉄筋籠5の重量を略均等に分散させることができ、吊り下げ部材が繋ぎ止められた補強リング7の変形を防止することができ、大重量の鉄筋籠5を安定した状態で、鉄筋籠の形態を変形させることなく吊り上げることができ、大重量の鉄筋籠5の建て込み作業等の安全性及び作業性を高めることができる。なお、上記実施の形態では、吊り下げ部材(シャックル23、24と玉掛けワイヤー22)が鉄筋籠5の上部から2つ目の補強リング7に繋ぎ止められた場合について説明したが、鉄筋籠5の上端に配設された1つ目の補強リング7aに繋ぎ止める構成とすることも可能である。
次に、実施の形態に係る鉄筋籠の天端位置決め治具、及びこれを用いた鉄筋籠の建込方法について説明する。
図4は、杭孔上部のケーシングに仮受け状態にされた最上段の鉄筋籠を、実施の形態に係る吊り具装置及び鉄筋籠の天端位置決め治具を用いて、杭孔内に建て込む前の状態(連結状態)を示した側面図である。図5は、実施の形態に係る鉄筋籠の天端位置決め治具を構成するフック部材の構成を説明するための斜視図である。
また、図6は、実施の形態に係る吊り具装置及び天端位置決め治具を用いて、最上段の鉄筋籠の天端位置決めを行った状態を示した側面図である。なお、吊り具装置10、鉄筋籠5の各構成部品には、上記した説明と同一符号を付し、その説明を省略する。
鉄筋籠の天端位置決め治具40は、吊り具装置10から吊り下げられた吊り下げ部材(玉掛けワイヤー22等)に連結可能な構成となっており、該吊り下げ部材の本数に対応した数のネジ棒鋼41と、これらネジ棒鋼41に螺進退可能に螺合された位置調整用ナット42と、ネジ棒鋼41の一端(上端)側に連結(螺合)された連結部材43と、ネジ棒鋼41の他端(下端)側に連結(螺合)されたフック部材44とを含んで構成されている。
ネジ棒鋼41は、側面にネジ節が形成された棒鋼であり、直径が29mm〜32mm程度の太径のものが好適に採用され、長さは、鉄筋籠の天端位置決め作業に支障のない長さ、すなわち、ケーシング31の上端から杭孔に建て込まれた鉄筋籠の天端位置までの距離(深さ)より長くなるように設定されている。
位置調整用ナット42は、ネジ棒鋼41に螺進退可能に螺着されるものであり、杭孔上部のケーシング31に装着された鉄筋籠の仮受け治具32の先端側のU字状の嵌合部(図示せず)に係止させることが可能となっている。
連結部材43は、吊り具装置10の連結部材16と略同じ構成のものが採用され、板状体43a、切欠(図示せず)、取付孔(図示せず)、カプラーナット43dを含んで構成されている。連結部材43は、ネジ棒鋼41に螺合可能なナット部、及びシャックル等の部材の取付部を備えている構成のものであれば、その形状等は特に限定されない。
フック部材44は、略J字形状をした長尺のフック部44aと、フック部44aの上端部に溶接等により固着された凹形状をしたナット固定金具44bと、ナット固定金具44bの凹部に溶接等により固着されたカプラーナット44cと備え、フック部44aの内側面には、所定幅を有するガイド板44dが溶接等により固着されている。カプラーナット44cにネジ棒鋼41の他端(下端)が螺着され、フック部44aが鉄筋籠5の補強リング7aに掛止できる構成となっている。
なお、フック部44aのフック深さは、補強リング7aから外れにくくするために、鉄筋籠5の補強リング7aの幅の2倍以上の深さとなるように設定されている。なお、ガイド板44dの横幅は、フック部44aを、補強リング7aに掛止させたときに、フック部44aの掛止状態に捩れが生じることのない幅に設定されている。
次に、実施の形態に係る鉄筋籠の天端位置決め治具40を用いた鉄筋籠の建込方法について図4、6に基づいて説明する。
最上節の鉄筋籠5を杭孔内に建て込み、鉄筋籠5の天端位置決めを行うには、まず、吊り具装置10で吊り上げた最上節の鉄筋籠5を、杭孔上部のケーシング31に挿入してゆき、上から2段目の補強リング7を、ケーシング31の上端位置近傍まで降下させたら、ケーシング31の上端部円周上に、鉄砲型をした鉄筋籠の仮受け治具32を複数個装着し、その後、鉄筋籠5を降下させて、仮受け治具32の上に2段目の補強リング7を載せた仮受け状態(図4の鉄筋籠5の状態)にする。
仮受け状態にした後、鉄筋籠5の補強リング7から吊り金具24(図2)を取り外し、次に、予めセット(すなわち、ネジ棒鋼41に位置調整用ナット42を螺着し、ネジ棒鋼41の一端側に連結部材43を、他端側にフック部材44を螺着した状態にセット)しておいた天端位置決め治具40の連結部材43と、吊り具装置10から吊り下げられている玉掛けワイヤー22とを、先の吊り金具24で連結する一方、天端位置決め治具40のフック部材44を、鉄筋籠5の上端部の補強リング7aに掛止させて、図4に示した鉄筋籠5を吊り下げ可能な状態にする。
その後、クレーン(図示せず)等で吊り具装置10を吊り上げて、鉄筋籠5を、吊り具装置10及び天端位置決め治具40で吊り下げた状態(仮受け治具32から鉄筋籠5を浮かせた状態)にした後、仮受け治具32をケーシング31から取り外し、その後、鉄筋籠5をケーシング31内に降下させてゆく。
なお、ネジ棒鋼41には、降下させる位置を確認するための目盛りが付されており、この目盛りを作業者が確認しながら、所定深さ位置まで鉄筋籠5を降下させてゆくことが可能となっている。
鉄筋籠5を目標とする位置まで降下させた段階で、ケーシング31上端部に再度、仮受け治具32をネジ鉄筋41に対応する個数ほど装着し、仮受け治具32の先端側のU字状嵌合部にネジ棒鋼41を嵌め込み、ネジ棒鋼41に螺着されている位置調整用ナット42を、仮受け治具32の上端部に当接させるまで螺進させる。これにより、図6に示したように、位置調整用ナット42が、仮受け治具32に係止され、ネジ棒鋼41が抜け落ちない状態となり、ネジ棒鋼41に吊り下げられた鉄筋籠5の位置が固定され、天端位置決めがなされる。
鉄筋籠の天端位置決めを行い鉄筋籠の建て込み作業が完了すれば、次に、杭孔内へのコンクリートの打設作業に移る。そして、杭天端から−1m付近までコンクリートが打設された時点で、鉄筋籠の天端位置決め治具40の回収作業を開始する。
まず、仮受け治具32に係止させた状態の位置調整用ナット42を螺退させて、係止状態を開放し、フック部材44が補強リング7aから外れる状態とする。次に、その状態から吊り具装置10ごと降下させていくと、天端位置決め治具40も降下してゆき、補強リング7aからフック部材44が外れる。吊り具装置10の環状帯状体11には、鉄筋籠5の直径よりも小さいものが採用されているため、補強リング7aから外れたフック部材44は、補強リング7aの中心方向に寄り集まる。
補強リング7aから外れたフック部材44が、補強リング7aの中心方向に寄り集まった状態で、吊り具装置10を吊り上げて、天端位置決め治具40を杭孔内から回収することが可能となっている。
なお、コンクリートの打設の天端位置(余盛り部分の位置)は、最上節の鉄筋籠5の上端に配設された補強リング7aよりも下であるため、コンクリートの打設作業終了後、接続固定金具(図示せず)で固定された補強リング7aは、接続固定金具を外して回収され、別の鉄筋籠等への再利用が可能となっている。
また、主筋6と補強リング7、7aとが接続固定金具で(溶接せずに)固定されている鉄筋籠5を建て込む場合、建て込み時に、鉄筋籠5の最上段の補強リング7aには、全ての主筋6との交差部に接続固定金具が装着されているが、2段目以降の補強リング7では、所定数(4つ程度)の接続固定金具を残して、残りは全て回収することが可能である。
打設後のコンクリートの余盛り部より上に位置する鉄筋籠5の上端部に補強リング7aを設けることで、コンクリートが打設される2段目以下の補強リング7には接続固定金具の数を少なくすることができ、補強リング7周囲のコンクリートのまわりが良好となり、コンクリートの断面欠損などの発生を防止する効果が高められる。
上記実施の形態に係る鉄筋籠の天端位置決め治具40によれば、ネジ棒鋼41に位置調整用ナット42が螺進退可能に螺合され、ネジ棒鋼41の一端に連結部材43が螺合され、他端にフック部材44が螺合された状態で使用される。したがって、吊り具装置10からの吊り下げ部材を連結部材43に取り付け、フック部材44のフック部44aを鉄筋籠5の補強リング7aに掛止させることで簡単に鉄筋籠5への取り付け、鉄筋籠5の吊り下げを行うことができる。
また、位置調整用ナット42の位置を調整して仮受け治具32に係止させることで、鉄筋籠の天端位置の調整を容易且つ正確に行うことができる。
また、フック部材44を補強リング7aに掛止させる構成となっているため、補強リング7aからの取り外しも容易に行うことができ、鉄筋籠の建て込み時等における(天端位置調整及びその後のコンクリートの打設)作業性を向上させることができる。また、従来使用されていた鉄筋籠の最上段の補強リングへのナット部材(カプラーナットやナット付きパイプ)の溶接が不要となるので、これら部材の溶接作業の手間や部材コストを削減することができる。
また、フック部材44のフック部44aにガイド板44dが配設されているので、ガイド板44dにより、補強リング7aに掛止されたフック部材44の捻じれや捩れを防止することができ、補強リング7aへの着脱作業をより安全確実に行うことができる。
また、上記実施の形態に係る鉄筋籠の建込方法によれば、天端位置決め治具40のフック部材44を鉄筋籠5の補強リング7aに掛止させることで簡単に鉄筋籠への取り付け、及び鉄筋籠の吊り下げを行うことができる。
また、ケーシング31に装着された仮受け治具32の嵌合部に、天端位置決め治具40のネジ棒鋼41を嵌め込み、ネジ棒鋼41に螺合させた位置調整用ナット42を仮受け治具32に当接させるまで螺進させることで、鉄筋籠の天端位置を簡単かつ確実に固定することができる。
また、仮受け治具32への位置調整用ナット42の係止状態を開放させて、天端位置決め治具40を降下させるだけで、フック部材44を補強リング7aから外し、天端位置決め治具40を引き上げて簡単に回収することができ、鉄筋籠の建て込み作業の作業性を向上させることができる。
10 吊り具装置
11 帯状環状体
12 取付プレート
13 ネジ棒鋼
14 接続固定金具
15 固定用ナット
16 連結部材
16c 取付孔
16d カプラーナット
40 天端位置決め治具
41 ネジ棒鋼
42 位置調整用ナット
43 連結部材
44 フック部材

Claims (8)

  1. 吊り上げ部材が取り付けられる複数の取付部を備えた帯状環状体と、
    複数のネジ棒鋼と、
    これらネジ棒鋼を前記帯状環状体に接続固定するための接続固定金具と、
    前記ネジ棒鋼に螺合可能なナット部、及び吊り下げ部材の取付部を備えた連結部材とを含んで構成されていることを特徴とする吊り具装置。
  2. 前記接続固定金具が、平面視コの字形状をした本体部と、該本体部に取り付けられる固定用ボルトとを含んで構成され、
    前記本体部の左右側片それぞれに、前記帯状環状体に嵌め込み可能な切欠が下方に開口して形成され、
    前記本体部略中央に固定用ボルトが螺着されるものであることを特徴とする請求項1記載の吊り具装置。
  3. 前記ネジ棒鋼に螺合可能であり、かつ前記接続固定金具の本体部に係止可能な形状をした固定用ナットをさらに含んで構成されていることを特徴とする請求項2記載の吊り具装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかの項に記載の吊り具装置に吊り下げ部材を介して連結可能な鉄筋籠の天端位置決め治具であって、
    複数のネジ棒鋼と、
    これらネジ棒鋼の一端部に螺合可能なナット部、及び前記吊り具装置からの吊り下げ部材を取り付け可能な取付部を備えた連結部材と、
    前記ネジ棒鋼に螺合可能であり、かつ杭孔上部のケーシングに装着された鉄筋籠仮受け治具に係止可能な形状をした位置調整用ナットと、
    前記ネジ棒鋼の他端部に螺合可能なナット部、及び鉄筋籠の補強リングに掛止可能なフック部を有するフック部材とを含んで構成されていることを特徴とする鉄筋籠の天端位置決め治具。
  5. 前記フック部材のフック部にガイド板が配設されていることを特徴とする請求項4記載の鉄筋籠の天端位置決め治具。
  6. 請求項1記載の吊り具装置を用いて鉄筋籠を吊り上げる方法であって、
    クレーンから吊り下げられた吊り治具に前記帯状環状体を前記吊り上げ部材を介して繋ぎ止め、
    前記帯状環状体に前記ネジ棒鋼を前記接続固定金具を用いて複数本固定し、
    前記各ネジ棒鋼の下端部に前記連結部材の前記ナット部を螺着し、
    前記各連結部材の前記取付部に前記吊り下げ部材を取り付け、
    これら吊り下げ部材を鉄筋籠の補強リングに繋ぎ止めることにより、
    前記クレーンで前記鉄筋籠を吊り上げ可能とすることを特徴とする鉄筋籠の吊り上げ方法。
  7. 請求項3記載の吊り具装置を用いて鉄筋籠を吊り上げる方法であって、
    クレーンから吊り下げられた吊り治具に前記帯状環状体を前記吊り上げ部材を介して繋ぎ止め、
    前記帯状環状体に前記ネジ棒鋼を前記接続固定金具を用いて複数本固定し、
    前記各ネジ棒鋼の上端部から前記固定用ナットを前記接続固定金具に当接させるまで螺進させ、
    前記各ネジ棒鋼の下端部に前記連結部材の前記ナット部を螺着し、
    前記各連結部材の前記取付部に前記吊り下げ部材を取り付け、
    これら吊り下げ部材を鉄筋籠の補強リングに繋ぎ止めることにより、
    前記クレーンで前記鉄筋籠を吊り上げ可能とすることを特徴とする鉄筋籠の吊り上げ方法。
  8. 請求項4又は請求項5記載の鉄筋籠の天端位置決め治具を用いた鉄筋籠の建込方法であって、
    杭孔上部のケーシングに装着された鉄筋籠仮受け治具で最上節の鉄筋籠を受け止めた後、該鉄筋籠の最上部に位置する補強リングに、前記天端位置決め治具の前記フック部材を掛止させて前記鉄筋籠を吊り下げ、
    前記鉄筋籠仮受け治具をケーシングから取り外した後、該ケーシング内の所定深さ位置まで前記鉄筋籠を降下させ、
    前記ケーシングに再装着された前記鉄筋籠仮受け治具の嵌合部に、前記天端位置決め治具のネジ棒鋼を嵌め込み、
    該ネジ棒鋼に螺合させた前記位置調整用ナットを、前記鉄筋籠仮受け治具に当接させるまで螺進させて、前記鉄筋籠の天端位置を固定し、
    杭孔内へ打設したコンクリートが余盛部に到達する前に、
    前記鉄筋籠仮受け治具への前記位置調整用ナットの係止状態を開放し、前記鉄筋籠の補強リングから前記フック部材を取り外して、前記天端位置決め治具を回収することを特徴とする鉄筋籠の建込方法。
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