JP3064650U - 鉄筋吊り治具 - Google Patents

鉄筋吊り治具

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Publication number
JP3064650U
JP3064650U JP1999004043U JP404399U JP3064650U JP 3064650 U JP3064650 U JP 3064650U JP 1999004043 U JP1999004043 U JP 1999004043U JP 404399 U JP404399 U JP 404399U JP 3064650 U JP3064650 U JP 3064650U
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JP
Japan
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steel bar
coil spring
support device
bar
elastic support
Prior art date
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Application number
JP1999004043U
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English (en)
Inventor
裕大 高野
孝 足利谷
尚行 高橋
Original Assignee
河北機工株式会社
栄喜工業株式会社
鉄屋機械工業 株式会社
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Publication date
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  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 橋脚などの建設で、すでに立ち上がっている
太い鉄筋(棒鋼)の上に同じものを継ぎ足す作業を簡単
かつ能率よく行う。 【解決手段】 クレーンで吊り上げられる梁10に弾性
支持装置11を等間隔で固定する。各弾性支持装置は筒
12を有しており、その中に圧縮コイルスプリング13
を収める。筒の底板12aには中心孔12bをあけ、こ
れらの孔から筒の中にロッド16を通し、コイルスプリ
ング13の中を抜け出たロッド16の上端に、コイルス
プリングより大きな径の円板17を取り付ける。これら
アイピースの各々に、棒鋼1を咥えるための咥え金具1
9を取り付ける。弾性支持装置11と咥え金具19の間
にはスイベル26を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、コンクリート構造物構築時、大径の鉄筋を上に継ぎ足すときに使 用する吊り治具に関する。
【0002】
【従来の技術】
背の高い構造物、例えば、橋脚では、直径30〜60mm程もある太い鉄筋(棒 鋼)を垂直方向に通すことが多い。この種の棒鋼は長さが10〜20mあるが、 一本だけでは長さが不足するので、工事の進展に合わせて上に上に継ぎ足して行 く。図1に示すように、棒鋼1の両端には雄ねじ3が切ってあり、この部分をね じスリーブ2で連結する。
【0003】 棒鋼の継ぎ足し作業は、地上に立っている棒鋼の真上にもう一本の棒鋼をクレ ーンで吊り降ろしながら行う。この作業では、鋼棒とスリーブのねじ合わせのた めに、棒鋼を上下に細かく動かすクレーンの微調整が必要であり、また、上の鋼 棒をスリーブの中にねじ込むとき、クレーンで棒鋼を少しずつ吊り下ろすように しなければならない。このように従来の作業では、クレーン運転手と締め付け作 業員の息の合った連携が必要であり、作業に多くの時間を要した。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は、このような、棒鋼の接続作業を簡単に行うための吊り治具を提供 するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
クレーンで水平に吊り上げられる梁に、鉄筋の上端を咥える咥え金具を複数個 、横並びに、しかも回転自在に吊設する。梁と各咥え金具の間には、咥え金具を 弾性的に懸架する弾性支持装置をそれぞれ設ける(請求項1)。
【0006】 使用するときは、継ぎ足すべき棒鋼の先端を咥え金具で咥えてクレーンで吊り 上げ、その下端を、すでに立ち上がっている棒鋼の上端と突き合わせる。この状 態で、吊り下げている棒鋼を回して、上下の棒鋼同士をねじ継手を介して結合す る。このとき、吊り下げられている棒鋼は、ねじが噛み合った分だけ下に移動す るが、その分、弾性支持装置が撓み、棒鋼の移動量を吸収する。したがって、ク レーン自体を下に引き寄せる必要がないので、ねじ継手を結合するのに要するト ルクは小さくて済む。また、ねじ継手を結合している最中にクレーンを徐々に下 げていく必要がないので、作業が容易になる。
【0007】 また、この吊り治具は、咥え金具を複数個設け、同時に複数本の棒鋼を吊り上 げるようにしたので、作業能率もよい。 このように、この吊り治具を用いることにより、棒鋼の上に棒鋼を簡単に継ぎ 足すことができ、作業能率を向上させ付効果がある。
【0008】 弾性支持装置は、梁に筒を垂直に支持し、その中に圧縮コイルスプリングを収 め、そのスプリングの上端から線状部材(ロッド)を懸垂し、スプリングの中を 通って該筒の底から突出させ、その下端に棒鋼の重量を掛けるようにすることが できる(請求項2)。弾性支持装置に引張りコイルスプリングを用いることもで きるが、スプリングが万一破損すると、線状部材と共に棒鋼が落下して危険であ る。請求項2の考案では、弾性支持装置を圧縮コイルスプリングを用いて構成し たので、スプリングが折れても、線状部材は落下しないので、安全性が高い。
【0009】
【考案の実施の形態】
図2、図3に示すように、クレーンで吊り上げられる梁10に、複数(ここで は5組)の弾性支持装置11を等間隔で固定する。各組の弾性支持装置は、左右 一対の筒12を有しており、各筒に圧縮コイルスプリング13を収める。各筒の 底板12aには中心孔12bをあけ、これらの孔から筒の中に、下部をアイピー ス15で結合した2本のロッド16の各々を通し、コイルスプリング13の中を 抜け出たロッド16の上端に、コイルスプリングより大きな径の円板17を取り 付ける。このように構成したので、アイピース15に下向きの荷重が加わると、 コイルスプリング13が縮み、縮んだ分だけアイピース15は下降する。
【0010】 これらアイピースの各々に、棒鋼1を咥えるための咥え金具19を取り付ける 。咥え金具は図4、図5に示すように、上下方向に半円形の溝20を有する2つ 割りの抱持部材21a,21bと、これらを収める箱体22からなる。抱持部材 の一方21aは箱体内部に固定されており、もう一つの抱持部材(可動側)21 bは箱体22の中にはめ込んだり、抜き出したりすることができる。なお、符号 23は可動側抱持部材に設けた取っ手、符号25は可動側抱持部材が箱体22か ら抜けないようにするストッパである。箱体の両側にはアイピース22bを取り 付け、これに吊りワイヤー24を取り付ける。
【0011】 棒鋼1を吊り下げるときは、まず、可動側抱持部材21bを箱体から抜き出す (図4実線)。箱体22の底には図5に示すように大きな孔22aが開いており 、この孔から棒鋼1のスリーブ2を通す。次いで、可動側抱持部材21bを箱体 22にはめ込む(図4鎖線)。こうすると、2つの抱持部材の溝20が合わさっ て棒鋼1を挟み込む格好になる。こうして咥え金具19をクレーンで持ち上げる と、棒鋼の端部スリーブ2が抱持部材21a、21bに引っかかって、棒鋼1を 吊り下げることができる。このように吊り上げた状態で棒鋼1を自在に回転でき るように、弾性支持装置11と咥え金具19の間にはスイベル(サルカン)26 を設ける。その他、符号27はシャックルである。
【0012】 棒鋼の継ぎ足し作業を図6を使って説明する。まず、咥え金具19で咥えるよ うにして棒鋼1bを5本、クレーンで同時に吊り上げ、すでに立ち上がっている 棒鋼1aの上にそれぞれ降ろす(図6A))。次いで、棒鋼1aの上端に予め螺 合しておいたねじスリーブ2を回して上に移動させ、棒鋼1bの下端に近づける (図6B)。この状態で、棒鋼1bの雄ねじとスリーブ2の雌ねじを合致させる ために、棒鋼1bを上または下にわずかに動かす微調整を行い、ねじが合ったら 、スリーブ2を回して棒鋼1bにはめ込む(図6C)。棒鋼1bはスプリング1 3で吊られているので、このように棒鋼1bを上下に微調整する作業は、作業員 の手の力だけで簡単にでき、クレーンを上げ下ろしする必要はない。最後に、レ ンチを使って棒鋼1bを回し、その下端が棒鋼1aに突き当たるまでスリーブ2 の中にねじ込む(図6D)。棒鋼1bがスリーブ2の中にねじ込まれていくと、 その距離だけコイルスプリング13が縮むので、棒鋼1bをねじ込むのに大きな トルクは要求されることがなく、人力で対応することができる。こうして、吊っ ている全部の棒鋼を接続したら、吊り治具を外す。
【0013】 この実施形態では、梁10に弾性支持装置11が等間隔で固定されており、し たがって、吊り上げる棒鋼1の間隔が固定される。これが不都合な場合は、はり 10に弾性支持装置11を相互間隔を変えられるように支持し、広範な棒鋼配置 間隔に対応できるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 棒鋼の接続部を示す斜視図である。
【図2】 吊り治具の正面図である。
【図3】 同じく、吊り治具の側面図である。
【図4】 咥え金具の分解斜視図である。
【図5】 吊り治具の平面図である。
【図6】 棒鋼の接続手順を示す断面図である。
【符号の説明】
1 鉄筋としての棒鋼 10 梁 11 弾性支持装置 12 筒 13 スプリング 16 ロッド(線状部材) 19 咥え金具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 高野 裕大 宮城県仙台市太白区泉崎二丁目23番41号 河北機工株式会社内 (72)考案者 足利谷 孝 宮城県仙台市宮城野区燕沢東一丁目1番10 号 栄喜工業株式会社内 (72)考案者 高橋 尚行 宮城県仙台市若林区卸町東五丁目3番36号 鉄屋機械工業株式会社内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クレーンで吊り上げられる梁と、該梁か
    ら複数個、横並びに、しかも、それぞれが回転自在に吊
    り下げられた、鉄筋の上端を咥えるための咥え金具と、
    該梁と各咥え金具の間にそれぞれ取り付けられ、該咥え
    金具を弾性的に懸架する弾性支持装置からなる鉄筋吊り
    治具。
  2. 【請求項2】 該弾性支持装置が、該梁に垂直に支持さ
    れた筒と、その中に納められた圧縮コイルスプリング
    と、該コイルスプリングの上端から懸垂し、該スプリン
    グの中を通って該筒の底から突出する線状部材からな
    り、該線状部材の下端に該鉄筋の重量が掛かるようにし
    た請求項1の鉄筋吊り治具。
JP1999004043U 1999-06-08 1999-06-08 鉄筋吊り治具 Expired - Lifetime JP3064650U (ja)

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JP1999004043U JP3064650U (ja) 1999-06-08 1999-06-08 鉄筋吊り治具

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014074304A (ja) * 2012-10-05 2014-04-24 Cup Shokai Co Ltd 吊り具装置、鉄筋籠の天端位置決め治具、鉄筋籠の吊り上げ方法、及び鉄筋籠の建込方法

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