JP2021080630A - 特殊吊補強リング、鉄筋籠、及び鉄筋籠の設計方法 - Google Patents
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Description
阪神淡路の震災以降、年々、杭頭の鉄筋籠配筋の太径/多本数化が著しくなっており、杭頭の過大な荷重を従来同様の脚部主筋(すなわち、杭頭の鉄筋籠と比べて、細径/低本数の主筋からなる鉄筋籠)が支えるという配筋になってきている。また、従来滅多に使用されることのなかったD51等の極太径主筋、D32やD35などの太径の帯筋が使用され、また、杭長も中間支持層までだったものが、より深い支持層へ到達させるようになるなど、従来の溶接工法時代とは、全く異なる困難な施工条件になってきている。
さらに、近年では、鉄筋籠の建て込み作業時における吊荷重(鉄筋籠総重量)が50tを優に超える場合もあり、かかる場合、特許文献1に記載されているような従来の補強リングでは、建て込み作業時に撓みや変形が生じる虞が高くなるという課題があった。
前記鉄筋籠の中心軸方向に所定間隔を設けて配置される2以上のリング部と、
隣り合う前記リング部どうしを連結する2以上の連結部とを備えていることを特徴としている。
前記連結部が、隣り合う前記リング部の内側面に固定されて、該内側面より内側方向へ張り出した形状を有していることを特徴としている。
前記連結部が、ワイヤーロープを含んで構成され、
前記リング部の内側面に、前記ワイヤーロープを取り付けるための2以上の取付部が設けられていることを特徴としている。
前記連結部が、連結棒を含んで構成され、
前記リング部の内側面に、前記連結棒を取り付けるための2以上の取付部が設けられていることを特徴としている。
また、2以上の前記取付部に前記連結棒を取り付ける形態は、特に限定されない。例えば、前記連結棒の両端部分に取り付け可能な締結・連結具などを用いて、前記取付部に前記連結棒を取り付けもよいし、他の取り付け方法であってもよい。
2以上の前記リング部のうち少なくとも最上段リング部が、前記交差部において、前記鉄筋固定用金具を上下2箇所に取り付け可能な縦幅を備えていることを特徴としている。
前記鉄筋籠の建て込み時に吊り具が取り付けられる吊補強リング周上の主筋間における剪断応力度と曲げ応力度とが所定条件を満たすように、前記吊補強リングの仕様と前記吊り具を取り付ける吊箇所数とを決定する第1工程と、
前記鉄筋籠の建て込み時の吊荷重を前記吊補強リング周上の前記主筋による分割数で除算して、前記吊補強リング周上における前記主筋との交差部にかかる荷重(以下、分散荷重という)を算出する第2工程と、
前記分散荷重と、前記交差部に取り付けられる前記鉄筋固定用金具の許容支持力、又は該許容支持力に所定の安全率を考慮して決定された許容安全支持力とを比較する第3工程と、
前記分散荷重が前記許容支持力又は前記許容安全支持力より大きい場合、前記鉄筋籠の建て込み時に、前記交差部に取り付けられる前記鉄筋固定用金具1個当たりの負担荷重が前記許容安全支持力以下となるように、前記吊補強リングへの前記鉄筋固定用金具の取付個数を決定する第4工程とを含み、
前記分散荷重が、前記許容支持力又は前記許容安全支持力より大きい所定値以上となる場合、又は前記鉄筋固定用金具の取付個数が、前記分割数の2倍より大きな値となる場合に、前記吊補強リングに、上記特殊吊補強リング(1)〜(5)のいずれかを用いるようにすることを特徴としている。
また、前記第3工程により、前記分散荷重と、前記鉄筋固定用金具の許容支持力、又は前記許容安全支持力とが比較されて、前記第4工程により、前記鉄筋固定用金具1個当たりの負担荷重が、前記許容安全支持力以下となるように、前記吊補強リングへの前記鉄筋固定用金具の取付個数が決定される。
前記第4工程では、
前記交差部の数に相当する個数の前記鉄筋固定用金具の許容支持力には、第1の評価係数を乗じた値を用い、
前記交差部の数を超えた残りの個数の前記鉄筋固定用金具の許容支持力には、前記第1の評価係数よりも低い第2の評価係数を乗じた値を用いて、
前記鉄筋固定用金具1個当たりの負担荷重を求めることを特徴としている。
上記鉄筋籠の設計方法(2)によれば、前記鉄筋固定用金具1個当たりの負担荷重を求めるにあたり、前記第1の評価係数と、前記第2の評価係数とを用いることにより、前記支持力のバラつきが考慮された値として前記負担荷重を求めることができる。
そして、前記負担荷重が前記許容安全支持力以下となるように前記取付個数を決定することにより、前記支持力にバラつきが生じた場合でも、前記主筋のずれを許容範囲に確実に抑えることができる、すなわち、施工安全性が確保された鉄筋籠の設計を行うことができる。
前記第1の評価係数が、0.8以上1.0以下であり、
前記第2の評価係数が、0.2以上0.7以下であることを特徴としている。
無溶接工法により作製される場所打ち杭用の鉄筋籠(連結鉄筋籠)10は、複数の鉄筋籠1、1A、…が連結されて構築されている。
鉄筋籠10を構成する各節の鉄筋籠1、1Aは、中心軸の周囲に該中心軸の方向とほぼ平行に配列された複数の主筋2と、中心軸とほぼ直交する円周方向に配設され、複数の主筋2と交差部を有する複数のフープ筋3と、複数の主筋2の内側に配設され、これら主筋2と交差部を有する特殊吊補強リング4及び通常補強リング5とを含んで構成されている。
特殊吊補強リング4は、図1に示したように、各節の鉄筋籠1、1Aを構成する複数の主筋2と直交させて配設され、複数の主筋2との交差部に第1金具(鉄筋固定用金具)20が取り付けられるとともに、鉄筋籠1、1Aの建て込み時に吊り具6が取り付けられる。なお、吊り具6は、例えば、鉄筋籠1、1Aを吊り上げるためのクレーン装置から吊り下げられたワイヤーロープ、シャックルなどを含んで構成される。
連結部12の形状は、縦長の略コの字形状に限定されるものではなく、リング部11の内側面より内側方向へ張り出した形状であればよく、別の実施の形態では、連結部12の形状が、略くの字形状、又は円弧形状などであってもよい。
また、4つの連結部12は、平鋼材で構成されているが、別の実施の形態では、4つの連結部12が、棒鋼で構成されてもよいし、アングル型(L型)鋼材などで構成されてもよい。
特殊吊補強リング4Aは、各節の鉄筋籠1、1Aの中心軸方向に所定間隔を設けて配置される2つのリング部11Aと、隣り合うリング部11Aどうしを連結する4つの連結部12Aとを含む、2連結リングで構成されている。隣り合うリング部11Aの間隔は、鉄筋籠1、A1の重量、直径などに応じて適宜設定され、例えば、数十cmから3m程度の範囲で設定され得る。
特殊吊補強リング4Bは、各節の鉄筋籠1、1Aの中心軸方向に所定間隔を設けて配置される2つのリング部11Bと、隣り合うリング部11Bどうしを連結する4つの連結部12Bとを含む、2連結リングで構成されている。隣り合うリング部11Bの間隔は、鉄筋籠1、A1の重量、直径などに応じて適宜設定され、例えば、数十cmから3m程度の範囲で設定され得る。
金具本体31は、2本の主筋2を跨ぐように板状体が略U字状に折り曲げられて、左右側板部32と主筋把持部33とが形成され、左右側板部32の先端側にそれぞれ係止片34が形成されたものである。金具本体31の左右側板部32の係止片34は、左右側板部32の一側縁を略凹形状に切り欠いた切欠き部35により形成されている。
また、図6に示した第2金具30は、縦束ね筋に対応したもの(2本の主筋を跨ぐように板状体が略U字状に折り曲げられている構成)となっているが、金具本体31が、一本の主筋2を跨ぐように左右側板部32を浅めに構成してもよい。
なお、実施の形態に係る鉄筋籠の設計方法では、特に、鉄筋籠の建て込み作業の施工安全性を確保するために、鉄筋籠を吊り上げるための吊り具6が取り付けられる吊補強リングの仕様(鋼材種類、厚さ、幅など)と種類(特殊吊補強リング4又は通常補強リング5)、吊り具6が取り付けられる吊箇所数、及び吊補強リングに取り付けられる鉄筋固定用金具(第1金具20又は第2金具30)の取付個数を決定する。
図7、図8は、最上節(杭頭側)の第1節から最下節(杭底側)の第9節までの鉄筋籠が連結されて構築される場所打ち杭用の鉄筋籠(連結鉄筋籠)の設計及び評価内容を示している。なお、鉄筋籠の連結、及び杭孔への建て込み作業は、最下節の鉄筋籠から順番に行われる。
図7に示す設計評価表において、「鉄筋籠」の欄は、連結される鉄筋籠の節数を示している。本例では、杭頭側最上節の第1節から最下節の第9節までの鉄筋籠が連結されて場所打ち杭用の鉄筋籠が構築される設計となっている。
「リング外径」の欄は、吊補強リングの外径(mm)を示している。
「分割数B」の欄は、吊補強リング周上の主筋による分割数を示している。本例では、吊補強リング周上を48分割するように主筋2が均等配置される設計となっている。
「曲げ応力度(σ)」の欄は、各節の鉄筋籠(連結された鉄筋籠)を杭孔に建て込む際にかかる吊補強リングの曲げ応力度(吊補強リング周上の主筋2間における曲げ応力度)を示している。
吊補強リング周上の主筋2の間隔をL(mm)、L=D2×π/n、
吊り具6の吊箇所数をm、
鉄筋籠の建て込み時の吊重量(鉄筋籠総重量)をW(kN)、
吊補強リングの曲げモーメントをM(N・mm)、M=(W1×L)/4(両端固定)、
吊り具1箇所にかかる荷重W1=W/m(kN)
吊補強リングの直径をD2、
主筋の本数をn(本)、
吊補強リングの断面積をA(mm2)
吊補強リング(鋼材)の断面係数をZ(mm3)とした場合、
剪断応力度(τ)は、式τ=W1/A(Nmm2)により求められる。
また、曲げ応力度(σ)は、式σ=M/Z(N)により求められる。
本例では、剪断応力度(τ)が、鋼材(例えば、SS400)の短期許容剪断応力度(120Nmm2)未満であり、かつ曲げ応力度(σ)が、鋼材(例えば、SS400)の短期曲げ応力度(210N)未満であるか否かの判定結果を示している。この判定結果が「OK」となるように(前記所定条件を満たすように)、「吊補強リング」の仕様と、「吊箇所数」とが決定されるようになっている。
図8に示す設計評価表において、「鉄筋籠」の欄は、連結される鉄筋籠の節数を示している。「吊位置」の欄は、鉄筋籠の建て込み作業時において、鉄筋籠を吊り上げるための吊り具6が取り付けられるリング(吊補強リング)に付された番号(No)を示している。
本例では、第1節から第3節の鉄筋籠の吊補強リングに2連結リング(特殊吊補強リング4)が用いられる設計となっている。
また、第4節から第6節の鉄筋籠の吊補強リングに通常補強リング5(1連リング)が用いられ、主筋2との交差部に鉄筋固定用金具(第1金具20又は第2金具30)が上下2箇所固定(上下固定)される設計となっている。
第7節から第9節の鉄筋籠の吊補強リングに通常補強リング5が用いられ、主筋2との交差部に鉄筋固定用金具(第1金具20又は第2金具30)が1箇所固定(通常固定)される設計となっている。
また、第4節から第6節の鉄筋籠の吊補強リング(通常補強リング5)には、96個(上下固定)の金具が取り付けられる設計となっている。
また、第7節から第9節の鉄筋籠の吊補強リング(通常補強リング5)には、48個(通常固定)の金具が取り付けられる設計となっている。
100%評価個数とは、「負担荷重」を求める際に使用する鉄筋固定用金具の許容支持力に、第1の評価係数1.0(100%)を乗じる金具の個数を示している。
50%評価個数とは、「負担荷重」を求める際に使用する鉄筋固定用金具の許容支持力に、第2の評価係数0.5(50%)を乗じる金具の個数を示している。
一方、178個の鉄筋固定用金具のうち残りの130個は、金具固定力のバラつきなどの影響を考慮して、50%の許容支持力しか得られないものとして評価するようになっている。
負担荷重(t/個)=吊荷重A÷(100%評価個数×第1の評価係数+50%評価個数×第2の評価係数)
例えば、第1節鉄筋籠のリングNo.1の吊補強リングに取り付けられる金具の負担荷重は、76.50t(吊荷重)÷(48個×1.0+130個×0.5)≒0.677t/個(約0.7t/個)となる。
本実施の形態で用いられる鉄筋固定用金具(第1金具20、及び第2金具30)の許容支持力は、10kN(1t)である。この場合、許容安全支持力は、許容支持力に所定の安全率(例えば、1.5)を考慮して決定された値、すなわち、7kN(0.7t)となっている。この場合、「負担荷重」が、0.7(t/個)以下(許容安全支持力以下)となればOKと判定される。
図8に示す設計評価表では、第1節から第9節の鉄筋籠の吊補強リングに取り付けられる鉄筋固定用金具の負担荷重は、いずれも0.7t/個以下となっており、OKと判定されている。
まず、ステップS1では、鉄筋籠の建て込み時に吊り具6が取り付けられる吊補強リング周上の主筋2間における剪断応力度(τ)と曲げ応力度(σ)とが所定条件(τ<120Nmm2、且つσ<210N)を満たすように、第1節から第9節のそれぞれの鉄筋籠に使用する吊補強リングの仕様(鋼材種類、厚さ、幅を含む)と吊り具6が取り付けられる吊箇所数とを決定する(第1工程)。
負担荷重(t/個)=吊荷重A÷(100%評価個数(48)×第1の評価係数(1.0)+50%評価個数×第2の評価係数(0.5))
本例では、100%評価個数は48個に設定されるので、負担荷重が0.7t/個以下となるように50%評価個数を求めて、これらの合計を前記取付個数とする。
ステップS8では、通常補強リング5に鉄筋固定用金具を上下固定する方法に決定し、その後処理を終える。
2 主筋
3 フープ筋
4、4A、4B 特殊吊補強リング
5 通常補強リング
6 吊り具
10 鉄筋籠(連結鉄筋籠)
11、11A、11B リング部
111、112 取付部
12、12A、12B 連結部
121 ワイヤーロープ
122 吊り金具
123 連結棒
124 棒固定金具
20 第1金具(鉄筋固定用金具)
21 折曲部
22 左右側片
23 挿入溝
24 挿通孔
25 ナット
26 固定用ボルト
30 第2金具(鉄筋固定用金具)
31 金具本体
32 左右側板部
33 主筋把持部
34 係止片
35 切欠き部
36 押圧部材
37 左右折片部
38 連結板部
39 押えボルト
当該特殊補強リングが、
前記鉄筋籠の中心軸方向に所定間隔を設けて配置される2以上のリング部と、
前記所定間隔を設けて配置される隣り合う前記リング部の内側面どうしを連結する2以上の連結部とを備えていることを特徴としている。
前記連結部が、隣り合う前記リング部の内側面に固定されて、該内側面より内側方向へ張り出した形状を有し、
前記主筋と前記連結部との間に、前記張り出した形状分のスペースが確保されていることを特徴としている。
Claims (9)
- 場所打ち杭用の鉄筋籠を構成する複数の主筋と直交させて配設され、前記複数の主筋との交差部に鉄筋固定用金具が取り付けられるとともに、前記鉄筋籠の建て込み時に吊り具が取り付けられる特殊吊補強リングであって、
前記鉄筋籠の中心軸方向に所定間隔を設けて配置される2以上のリング部と、
隣り合う前記リング部どうしを連結する2以上の連結部とを備えていることを特徴とする特殊吊補強リング。 - 前記連結部が、
隣り合う前記リング部の内側面に固定されて、該内側面より内側方向へ張り出した形状を有していることを特徴とする請求項1記載の特殊吊補強リング。 - 前記連結部が、ワイヤーロープを含んで構成され、
前記リング部の内側面に、前記ワイヤーロープを取り付けるための2以上の取付部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の特殊吊補強リング。 - 前記連結部が、連結棒を含んで構成され、
前記リング部の内側面に、前記連結棒を取り付けるための2以上の取付部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の特殊吊補強リング。 - 2以上の前記リング部のうち少なくとも最上段リング部が、前記交差部において、前記鉄筋固定用金具を上下2箇所に取り付け可能な縦幅を備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかの項に記載の特殊吊補強リング。
- 請求項1〜5のいずれかの項に記載の特殊吊補強リングを備え、
該特殊吊補強リングの周上に複数の主筋が鉄筋固定用金具により取り付けられていることを特徴とする場所打ち杭用の鉄筋籠。 - 鉄筋固定用金具を用いた無溶接工法により組み立てられる場所打ち杭用の鉄筋籠の設計方法であって、
前記鉄筋籠の建て込み時に吊り具が取り付けられる吊補強リング周上の主筋間における剪断応力度と曲げ応力度とが所定条件を満たすように、前記吊補強リングの仕様と前記吊り具を取り付ける吊箇所数とを決定する第1工程と、
前記鉄筋籠の建て込み時の吊荷重を前記吊補強リング周上の前記主筋による分割数で除算して、前記吊補強リング周上における前記主筋との交差部にかかる荷重(以下、分散荷重という)を算出する第2工程と、
前記分散荷重と、前記交差部に取り付けられる前記鉄筋固定用金具の許容支持力、又は該許容支持力に所定の安全率を考慮して決定された許容安全支持力とを比較する第3工程と、
前記分散荷重が前記許容支持力又は前記許容安全支持力より大きい場合、前記鉄筋籠の建て込み時に、前記交差部に取り付けられる前記鉄筋固定用金具1個当たりの負担荷重が前記許容安全支持力以下となるように、前記吊補強リングへの前記鉄筋固定用金具の取付個数を決定する第4工程とを含み、
前記分散荷重が、前記許容支持力又は前記許容安全支持力より大きい所定値以上となる場合、又は前記鉄筋固定用金具の取付個数が、前記分割数の2倍より大きな値となる場合に、前記吊補強リングに、請求項1〜5のいずれかの項に記載の特殊吊補強リングを用いるようにすることを特徴とする鉄筋籠の設計方法。 - 前記第4工程では、
前記交差部の数に相当する個数の前記鉄筋固定用金具の許容支持力には、第1の評価係数を乗じた値を用い、
前記交差部の数を超えた残りの個数の前記鉄筋固定用金具の許容支持力には、前記第1の評価係数よりも低い第2の評価係数を乗じた値を用いて、
前記鉄筋固定用金具1個当たりの負担荷重を求めることを特徴とする請求項7記載の鉄筋籠の設計方法。 - 前記第1の評価係数が、0.8以上1.0以下であり、
前記第2の評価係数が、0.2以上0.7以下であることを特徴とする請求項8記載の鉄筋籠の設計方法。
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