JP2014073681A - 用紙綴じ装置、用紙処理装置、画像形成システム、画像形成装置、及び、用紙綴じ装置のプログラム - Google Patents
用紙綴じ装置、用紙処理装置、画像形成システム、画像形成装置、及び、用紙綴じ装置のプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014073681A JP2014073681A JP2013182722A JP2013182722A JP2014073681A JP 2014073681 A JP2014073681 A JP 2014073681A JP 2013182722 A JP2013182722 A JP 2013182722A JP 2013182722 A JP2013182722 A JP 2013182722A JP 2014073681 A JP2014073681 A JP 2014073681A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- binding
- sheet
- paper
- bundle
- angle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
- Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
Abstract
【課題】コスト上昇や装置の大型化を抑えつつ、本綴じと仮綴じとを行うことができる用紙綴じ装置、用紙処理装置、画像形成システム、画像形成装置、及び、用紙綴じ装置のプログラムを提供する。
【解決手段】所定方向に並んだ凹凸形状を有する一対の圧着部材261を有する綴じ手段210によって用紙束PBを綴じる圧着綴じ方式の用紙綴じ装置280において、綴じ手段で綴じた後に用紙束に付けられる綴じ跡301の角度を変えて、綴じ手段により用紙束を綴じさせることができる綴じ跡角度変更手段を有しており、前記綴じ跡の角度を変更することにより、用紙めくり方向に対する用紙束の用紙同士の結合力が変更可能である。
【選択図】図1
【解決手段】所定方向に並んだ凹凸形状を有する一対の圧着部材261を有する綴じ手段210によって用紙束PBを綴じる圧着綴じ方式の用紙綴じ装置280において、綴じ手段で綴じた後に用紙束に付けられる綴じ跡301の角度を変えて、綴じ手段により用紙束を綴じさせることができる綴じ跡角度変更手段を有しており、前記綴じ跡の角度を変更することにより、用紙めくり方向に対する用紙束の用紙同士の結合力が変更可能である。
【選択図】図1
Description
本発明は、用紙綴じ装置、用紙処理装置、画像形成システム、画像形成装置、及び、用紙綴じ装置のプログラムに関するものである。
従来、画像形成システムとして、画像形成装置で画像が形成された用紙束に対して綴じ手段である綴じ具を用いて綴じ処理を施す用紙綴じ装置が設けられた用紙処理装置を備えたものが知られている。
特許文献1には、金属針を用いずに用紙束を、所定方向に並んだ凹凸形状を有する一対の圧着部材である圧着歯で強く噛み合わせて用紙繊維を絡ませ、用紙同士を圧着させて用紙束を綴じる綴じ具が開示されている。金属針を用いずに圧着綴じで用紙束を綴じることにより、用紙束の廃棄時やシュレッターをかけるときに、用紙束から金属針をはずす手間を省くことができる。
用紙束の綴じ方には、用紙めくりに対して用紙同士の結合力が強い「本綴じ」と、用紙めくりに対して用紙同士の結合力が弱い「仮綴じ」とがある。本綴じは、用紙がめくられた際に用紙束から用紙が剥がれないようにしたい場合に用いる。仮綴じは、実際に用紙を使用する際に用紙束から用紙をめくって外し1枚ごとで使用するが、それまでは用紙を仮で束ねておきたい場合に使用する。
金属針を用いずに用紙束を綴じる綴じ具としては、圧着綴じ方式の他にも、半抜き綴じ方式や切曲げ綴じ方式などがあり、これら綴じ方式の違いによって用紙同士の結合力に差異がある。そのため、用紙同士の結合力が異なるよう綴じ方式の違う複数の綴じ具を使い分けることで、用紙束に対して本綴じと仮綴じとを選択的に施すことができる。
しかしながら、本綴じと仮綴じとを同一の用紙綴じ装置で行えるように、用紙同士の結合力が異なる複数の綴じ具を設けると、コスト上昇や装置の大型化などに繋がるといった問題が生じる。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、コスト上昇や装置の大型化を抑えつつ、本綴じと仮綴じとを行うことができる用紙綴じ装置、用紙処理装置、画像形成システム、画像形成装置、及び、用紙綴じ装置のプログラムを提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、所定方向に並んだ凹凸形状を有する一対の圧着部材を有する綴じ手段によって用紙束を綴じる圧着綴じ方式の用紙綴じ装置において、前記綴じ手段で綴じた後に前記用紙束に付けられる綴じ跡の角度を変えて、該綴じ手段により該用紙束を綴じさせることができる綴じ跡角度変更手段を有しており、前記綴じ跡の角度を変更することにより、用紙めくり方向に対する前記用紙束の用紙同士の結合力が変更可能であることを特徴とするものである。
圧着綴じでは、用紙めくり方向に対する綴じ跡の並び方向によって、用紙めくりに対する用紙同士の結合力が強くなったり弱くなったりするという「異方性」を有するという特徴がある。また、綴じられた用紙束は、綴じ方によってユーザの用紙めくり方向がおおよそ決まっている。
本発明においては、綴じ跡角度変更手段によって綴じ跡の角度を変更することにより、用紙めくり方向に対する綴じ跡の並び方向を変えて、用紙めくり方向に対する用紙束の用紙同士の結合力を変更することができる。これにより、用紙束の用紙めくり方向に対する綴じ跡の並び方向を変えるだけで、用紙めくりに対する用紙同士の結合力が強くなる「本綴じ」と、用紙めくりに対する用紙同士の結合力が弱くなる「仮綴じ」とを、1つの綴じ手段で行うことができる。よって、本綴じ用の綴じ手段と仮綴じ用の綴じ手段とを別途で設ける場合よりも、コスト上昇や装置の大型化を抑えることができる。
以上、本発明によれば、コスト上昇や装置の大型化を抑えつつ、本綴じと仮綴じとを行うことができるという優れた効果がある。
[実施形態1]
図2は実施形態に係る画像形成装置の2つの態様を示す図である。
本実施形態に係る画像形成装置101は、用紙処理装置としての用紙後処理装置(フィニッシャー)201を備えている。用紙後処理装置201は、用紙綴じ装置である圧着綴じ装置280が画像形成装置101から用紙を排出する用紙搬送路内に設けられたいわゆる搬送路綴じ装置である。図2(a)は、画像形成装置101の搬送路内に用紙後処理装置201が設置された態様を、図2(b)は搬送路外に用紙後処理装置201が設置された態様をそれぞれ示す。
図2は実施形態に係る画像形成装置の2つの態様を示す図である。
本実施形態に係る画像形成装置101は、用紙処理装置としての用紙後処理装置(フィニッシャー)201を備えている。用紙後処理装置201は、用紙綴じ装置である圧着綴じ装置280が画像形成装置101から用紙を排出する用紙搬送路内に設けられたいわゆる搬送路綴じ装置である。図2(a)は、画像形成装置101の搬送路内に用紙後処理装置201が設置された態様を、図2(b)は搬送路外に用紙後処理装置201が設置された態様をそれぞれ示す。
この用紙後処理装置201は、搬送路内で用紙を重ね合わせ整合する整合機能と、整合された用紙束を搬送路内で綴じる綴じ機能とを備えている。図2(a)の態様は画像形成装置101の胴内で後処理することから胴内処理装置とも呼ばれている。このように本実施形態に係る用紙後処理装置201は小型で、画像形成装置101の形態に応じて胴内でも側面でも簡単に取り付け、あるいは配置することが可能である。
画像形成装置101は、画像処理部及び給紙部を含む画像形成エンジン部110と、画像読み取って画像データに変換する読み取りエンジン部103と、読み取りエンジン部103に読み取る原稿を自動的に送り込む自動原稿給送装置(ADF)104とを備えている。図2(a)の態様では、画像形成後の用紙の排出が画像形成装置101の胴内に設けられた排紙部により行われ、図2(b)の態様では、画像形成後の用紙は画像形成装置101の外部に設けられた排紙部により行われる。
図3は図2における用紙後処理装置201の平面図、図4は正面図である。図3及び図4において、用紙後処理装置201は、搬送路240に沿って入口側から入口センサ202、入口ローラ203、分岐爪204、綴じ具210及び排紙ローラ205を備えている。
入口センサ202は、画像形成装置101の排紙ローラ102から排紙され、用紙後処理装置201に搬入された用紙の先端、後端及び用紙の有無を検知する。入口センサ202としては、例えば反射型の光センサが使用される。なお、反射型の光センサに代えて透過型の光センサを使用することもできる。
入口ローラ203は、用紙後処理装置201の入口に位置し、画像形成装置101の排紙ローラ102によって排紙される用紙を受け取り、圧着綴じ装置280が有する綴じ手段である綴じ具210内に搬入する機能を有する。また、停止、回転、搬送量を制御可能な不図示の駆動手段(駆動モータ)と、この駆動手段や圧着綴じ装置280などを制御する不図示の後処理制御部も備えている。
入口ローラ203は、対となるローラとのニップに画像形成装置101側から搬送されてきた用紙の先端部を突き当て、スキュー補正も行う。
入口ローラ203の後段には、分岐爪204が配置されている。分岐爪204は用紙後端を分岐路241に導くために設けられている。この場合には、用紙後端が分岐路241を越えた後、分岐爪204は図4において時計回り方向に回転し、用紙を搬入方向と逆の方向に搬送する。これにより、用紙後端側は分岐路241側に導かれる。分岐爪204は後述するが、ソレノイドによって駆動され、揺動動作を行う。なお、ソレノイドに代えてモータとすることもできる。分岐爪204は図4において反時計回り方向に駆動され、回転したとき、分岐路241の搬送面に用紙あるいは用紙束を押圧することが可能である。これにより分岐爪204は用紙あるいは用紙束を分岐路241で固定することができる。
排紙ローラ205は用紙後処理装置201の搬送路240の最後段の出口直前に位置し、用紙の搬送、シフト、排出を行う機能を有する。また、入口ローラ203と同様に排紙ローラ205の停止、回転、搬送量を制御可能な駆動源(駆動モータ)を備え、この駆動源は前記後処理制御部によって制御される。排紙ローラ205のシフトはシフト機構205Mによって行われる。シフト機構205Mは、シフトリンク206、シフトカム207、シフトカムスタッド208及びシフトホームポジションセンサ209からなる。
シフトリンク206は排紙ローラ205の軸端205aに設けられ、シフトの移動力を受ける。シフトカム207はシフトカムスタッド208を有し、回転をする円盤状の部品である。この部品の回転によってシフトカムスタッド208を介しシフトリンク長穴部207aに移動可能に挿入された排紙ローラ205が用紙搬送方向と直交する方向に移動する。この移動がいわゆるシフトである。シフトカムスタッド208はシフトリンク長穴部207aと連動し、シフトカム207の回転運動を排紙ローラ205の軸方向の直動運動に変換する機能を有する。シフトホームポジションセンサ209はシフトリンク206の位置を検出し、シフトホームポジションセンサ209で検出した位置をホームポジションとし、このホームポジションを基準にシフトカム207の回転制御を実行する。この制御は前記後処理制御部によって実行される。
綴じ具210は、用紙端検知センサ220、綴じ具ホームポジションセンサ221及び綴じ具移動のためのガイドレール230を備えている。綴じ具210は、用紙束PBを綴じる機構で、いわゆるステープラと称されるものである。本実施形態では一対の歯型261で挟み込み、加圧することによって用紙を変形させ、用紙の繊維を絡めて綴じる機能を備えたものである。この綴じ方式の他に、半抜き加工、切曲げ、切り曲げてさらに穴に通すなどの綴じ方の綴じ具を使用するハンドステープラも知られている。いずれにしてもサプライ消費を抑制し、あるいはリサイクルし易くし、そのままシュレッダにかけられるなどのことから省資源に大きく貢献する。そのため、このような綴じ具210を使用すると、用紙後処理装置、いわゆるフィニッシャーにおいても、金属針を使わず、圧着綴じのように用紙単体で綴じ処理が可能となる。
なお、圧着綴じを行うハンドステープラとしては、例えば実公昭36−13206号公報に開示された綴じ具が公知であり、切り曲げてさらに穴に通して綴じるハンドステープラとしては、例えば実公昭37−7208号公報に開示された綴じ具が公知である。
用紙端検知センサ220は用紙の側端を出するセンサで、用紙を揃えるときに、このセンサ検知位置を基準に揃える。綴じ具ホームポジションセンサ221は用紙幅方向に移動可能な綴じ具210の位置を検出すセンサで、最大サイズの用紙が搬送されても邪魔にならない位置に綴じ具210が位するポジションをホームポジションとし、その位置を検出する。ガイドレール230は綴じ具210が用紙幅方向に安定して移動可能なように、その綴じ具210の移動をガイドするレールである。ガイドレール230は、綴じ具210がホームポジションから最小用紙サイズの用紙を綴じることができる位置まで用紙後処理装置201の搬送路240の用紙搬送方向に直交する方向に移動可能なように設置されている。なお、綴じ具210は図示しない駆動モータを含む移動機構によってガイドレール230に沿って移動する。
搬送路240は受け入れた用紙を搬送し、排出する搬送経路であって、用紙後処理装置201の入口側から出口側まで貫通している。分岐路241は用紙を反転搬送して(スイッチバックさせて)後端側から搬入される搬送路であり、搬送路240から分岐している。分岐路241は用紙を重ね合わせて整合するために設けられ、集積手段として機能する。突き当て面242は、分岐路241の末端に設けられ、用紙後端を突き当て整合する基準面である。歯型261は、所定方向に凹凸形状が並ぶ上側歯型部261a及び下側歯型部261bからなる一対の圧着部材である(図7参照)。そして、上側歯型部261aと下側歯型部261bそれぞれの用紙束PBを対向する歯型面の間に用紙束を挟み込んで加圧し、圧着綴じを行う機能を有する。
図5及び図6は分岐爪204を中心とする用紙後処理装置201の要部を示す図である。図5は分岐爪204が用紙搬送状態にあるときの、図6は用紙をスイッチバックさせるときの関連機構の詳細をそれぞれ示す。分岐爪204は、用紙の搬送経路を搬送路240と分岐路241のいずれかに切り換えるために支軸204bに関して予め設定された角度範囲で揺動可能に設けられている。分岐爪204は図中の右側より受け入れた用紙が抵抗なく下流側に搬送できる位置、すなわち図5の位置がホームポジションとなっており、スプリング251により常時図示反時計回り方向に弾性的に加圧されている。
スプリング251は分岐爪可動レバー部204aに掛けられ、分岐爪可動レバー部204aには分岐ソレノイド250のプランジャが連結されている。なお、分岐路241の搬送面と分岐爪204とは、図6の状態で用紙が分岐路241に搬送された後、図5の状態になると、分岐路241内にある用紙を挟持状態で保持することができる。搬送経路の切り換えは、分岐ソレノイド250のON/OFFによって行われる。すなわち、分岐ソレノイド250をONすると、分岐爪204は図6において矢印R1方向に回転し、搬送路240を閉鎖し分岐路241を開放することにより、分岐路241に用紙を導くことができる。
図7及び図8はカムを使用した綴じ具210の一例の詳細を示す図である。綴じ具210は、歯型261、加圧レバー262、リンク群263、駆動モータ265、偏心カム266及びカムホームポジションセンサ267を構成要素として含んでいる。歯型261は、上側歯型部261aと下側歯型部261bとが対となり噛み合う形状の圧着部材である。この歯型261は複数に組み合わせたリンク群263の作動端に位置し、動作端である加圧レバー262の加圧及び加圧解除動作によって、上側歯型部261aと下側歯型部261bとが接離する。なお、駆動モータ265の駆動力は、駆動プーリ265aからタイミングベルト265bを介して偏心カム266の回転中心に設けられた従動プーリ270cを介して偏心カム266に伝達され、偏心カム266は回転する。
加圧レバー262は、回転する偏心カム266によって揺動する。この偏心カム266は駆動モータ265より駆動力を与えられて回転し、カムホームポジションセンサ267の検知情報に基づいてカムの回転位置が制御される。回転位置は偏心カム266の回転軸266aとカム表面との距離を規定し、この距離に基づいて加圧レバー262の押圧量が決まる。カムホームポジションセンサ267が偏心カム266の被検知対象であるフィラー266bを検知した位置がホームポジションである。図7に示すように、偏心カム266の回転位置がホームポジションにあるとき、歯型261は開いた状態となっている。この状態では、綴じ処理は不能であり、用紙束の受け入れが可能な状態である。
用紙束PBを綴じる場合には、図7に示した歯型261が開いた状態で、歯型261間に用紙束PBを挿入し、駆動モータ265を回転させる。駆動モータ265が回転を開始すると、偏心カム266は図8中矢印R2方向へ回転する。この回転に応じて、偏心カム266のカム面が変位し、加圧レバー262は図中矢印R3方向に回転する。その回転力は、てこを利用したリンク群を介して力を増し、その作動端の歯型261に伝達される。
偏心カム266が一定量回転した時点で、歯型261の上側歯型部261aと下側歯型部261bとは噛み合い、用紙束PBを挟み込み、加圧する。この加圧によって用紙束PBは変形し、隣接した用紙同士の繊維が絡み合い、綴じられる。その後、駆動モータ265が逆回転し、カムホームポジションセンサ267の検知情報で停止する。これにより、歯型261の上側歯型部261aと下側歯型部261bとは図7の状態に戻り、用紙束を移動させることが可能な状態となる。また、加圧レバー262はバネ性を有しており、過負荷が加わったときは撓んで、その過負荷を逃がすようになっている。なお、偏心カム266を同一方向(矢印R2方向)にそのまま1回転させ、その過程で綴じるようにすることもできる。
図9ないし図17は用紙後処理装置201の綴じ具210によるオンライン綴じの綴じ動作を示す動作説明図である。なお、各図において(a)は平面図、(b)は正面図である。また、本実施形態でオンライン綴じとは、図2に示すように画像形成装置101の排紙口に用紙後処理装置201を設置し、画像形成装置101で画像形成された用紙を用紙後処理装置201に連続的に受け入れて整合し、綴じ処理を行うことを言う。これに対して、画像形成装置101から印字出力された用紙若しくは別途印字出力された用紙を用紙後処理装置201の綴じ具210で綴じることもできる。この綴じ方法は、マニュアル綴じと称される。マニュアル綴じは画像形成装置101の排紙から一連の動作で綴じるものでないので、オフライン綴じに含まれる。
図9はオンライン綴じ動作のイニシャル動作完了時の状態を示す図である。画像形成装置101から画像形成された用紙の出力が開始されると、各部はホームポジションに移動し、イニシャル処理(動作)を完了する。図9はこのときの状態を示す。
図10は画像形成装置101から1枚目の用紙P1が排紙され、用紙後処理装置201に搬入された直後の状態を示す図である。画像形成装置101から1枚目の用紙P1が用紙後処理装置201に搬入される前に、用紙後処理装置201の後処理制御部は画像形成装置101のCPU(不図示)から用紙処理の制御モードに関するモード情報と用紙情報を受け取る。そして、その情報に基づき、受け入れ待機状態になる。
制御モードには、ストレートモード、シフトモード及び綴じモードの3つのモードが設定されている。ストレートモードにおいては、受け入れ待機状態で入口ローラ203及び排紙ローラ205は用紙搬送方向に回転を開始し、用紙P1,・・・Pnが順次搬送され、排出されて最終紙Pnが排出された後、入口ローラ203及び排紙ローラ205は停止する。なお、nは2以上の正の整数である。
シフトモードにおいては、受け入れ待機状態で入口ローラ203及び排紙ローラ205は搬送方向に回転を開始する。シフト排紙動作は、1枚目の用紙P1を受け入れて搬送し、1枚目の用紙P1の後端が入口ローラ203を抜けたところで、シフトカム207が一定量回転し排紙ローラ205が軸方向に移動する。このとき1枚目の用紙P1も排紙ローラ205の移動と共に移動する。また、1枚目の用紙P1が排出されると、シフトカム207が回転してホームポジションに復帰し、次の2枚目の用紙P2の搬入に備える。この排紙ローラ205のシフト動作を同じ部のn枚目(最終)の用紙Pnの排出が完了するまで繰り返す。これにより、1部(1冊)分の用紙束PBが一方にシフトした状態で排紙され、積層される。次の部の1枚目の用紙P1が搬入された場合、シフトカム207は前の部とは逆方向に回転し、用紙P1は前の部とは逆側に移動し、排出される。
綴じモードにおいては、受け入れ待機状態で入口ローラ203は停止しており、排紙ローラ205が搬送方向に回転を開始する。また、綴じ具210は用紙幅より一定量退避した待機位置に移動して待機する。この場合、入口ローラ203はレジストローラとしても機能する。すなわち、1枚目の用紙P1が用紙後処理装置201に搬入され、用紙先端は入口センサ202により検知され、さらに入口ローラ203のニップに突き当たる。そして、1枚目の用紙P1は、突き当たった位置からさらに一定量の撓みを生じさせる距離だけ画像形成装置101の排紙ローラ102によって搬送される。前記距離搬送された後、入口ローラ203の回転が開始される。これにより1枚目の用紙P1のスキュー補正が行われる。図10(a)及び図10(b)はこのときの状態を示す。
図11は用紙後端が入口ローラ203のニップから離脱して分岐路241を超えたときの状態を示す図である。
1枚目の用紙P1の搬送量は、用紙後端の入口センサ202による検知情報に基づいてカウントされ、用紙搬送位置の位置情報は用紙後処理装置201の後処理制御部によって把握されている。
用紙後端が入口ローラ203のニップを通過したら、入口ローラ203は次の2枚目の用紙P2の受け入れのために回転を停止する。それと同じタイミングでシフトカム207が図11の矢印R4方向(図示時計回り方向)に回転し、1枚目の用紙P1をニップした状態で排紙ローラ205は軸方向に移動を開始する。これにより1枚目の用紙P1は図11において矢印D1方向に斜行しながら搬送される。その後、綴じ具210に併設又は組み込まれた用紙端検知センサ220が用紙P1の側端部を検知すると、シフトカム207は停止し、次いで逆転し、用紙端検知センサ220が用紙P1の非検知状態でシフトカム207は停止する。そして、前記動作が完了し、用紙後端が分岐爪204先端を通過した所定の位置で排紙ローラ205は停止する。
図12は用紙P1をスイッチバックして用紙P1の搬送方向を整合するときの状態を示す図である。図11の状態から分岐爪204を図示矢印R5方向に回転させ、搬送経路を分岐路241に切り換えた後、排紙ローラ205を逆回転させる。これにより1枚目の用紙P1は矢印D2方向にスイッチバックされ、用紙後端が分岐路241に搬入され、さらに、突き当て面242に突き当てられる。この用紙後端の突き当てにより用紙後端は突き当て面242を基準に揃えられる。
1枚目の用紙P1が揃えられると、排紙ローラ205は停止する。このとき、排紙ローラ205は1枚目の用紙P1が突き当て面242に突き当たるとスリップし、搬送力が付与されないようになっている。すなわち、1枚目の用紙P1がスイッチバックして突き当て面242に突き当たり、用紙後端が突き当て面242を基準に揃えられると、それ以上、搬送されて用紙が座屈しないように設定されている。
図13は分岐路241に1枚目の用紙P1を待機させ、次の2枚目の用紙P2を搬入するときの状態を示す図である。先行の1枚目の用紙P1が突き当て面242を基準に揃えられた後、分岐爪204を図示矢印R6方向に回転させる。これにより分岐爪204の下面である接触面204cが分岐路241に位置している用紙後端を分岐路241の表面に強力に押さえ付け、動かない状態にして待機する。後行の2枚目の用紙P2が画像形成装置101から搬入されてくると、先行の1枚目の用紙P1と同様に入口ローラ203でスキュー補正を行う。次いで、入口ローラ203の回転が開始するのと同時に排紙ローラ205も搬送方向に回転を開始する。
図14は2枚目の用紙P2が搬入されてきたときの状態を示す図である。図13の状態から2枚目の用紙P2、さらに3枚目以降の用紙P3,・・・,Pnが搬送されてきたときも、図11及び図12に示した動作を実行する。そして、順次、画像形成装置101から搬送されてくる用紙を予め設定した位置に移動させて重ね合わせ、整合状態の用紙束PBを搬送路240内にスタック(集積)する。
図15は最終紙Pnを整合して用紙束PBを形成したときの状態を示す図である。最終紙Pnを整合状態の用紙束PBとして動作完了したら、排紙ローラ205を一定量搬送方向に回転させ停止する。この動作で用紙後端を突き当て面242に突き当てたときに発生した撓みを解消させる。その後、分岐爪204を図示矢印R5方向に回転させ、接触面204cを分岐路241から離間させることにより用紙束PBへの加圧力を開放する。これにより用紙束PBは分岐爪204による拘束力が解除され、排紙ローラ205による搬送が可能となる。
図16は綴じ動作時の状態を示す図である。図15の状態から排紙ローラ205を搬送方向に回転させ、綴じ具210の歯型261の位置と用紙束PBの綴じ位置が一致する距離分用紙束PBを搬送し、その位置で停止させる。これにより用紙束PBの搬送方向の加工位置が歯型261の搬送方向の位置と合致する。そして、綴じ具210を綴じ具210の歯型261の位置と用紙の加工位置が一致する距離分だけ図示矢印D3方向に移動させ、停止する。これにより用紙束PBの幅方向の加工位置が歯型261の位置と搬送方向及び幅方向で合致することになる。このとき、分岐爪204は図示矢印R6方向に回転し、用紙受け入れ状態に復帰する。その後、駆動モータ265をONし、歯型261によって用紙束PBを加圧し、絞ることによって圧着綴じを行う。
図17は用紙束PBを排紙するときの状態を示す図である。図16に示したようにして綴じられた用紙束PBは、排紙ローラ205の回転により排出される。用紙束PBが排出され後、シフトカム207を矢印R7方向に回転させ、ホームポジション(図9の位置)に復帰させる。これと並行して綴じ具210を図示矢印D4方向に移動させ、ホームポジション(図9の位置)に復帰させる。これにより、1部(1冊)の用紙束PBの整合動作を綴じ動作が完了する。次の部がある場合には、図9から図17の動作を繰り返し、同様にして圧着綴じされた1部の用紙束PBを作成する。
次に、本実施形態の圧着綴じ装置280の特徴部について説明する。なお、図1などに示された符号301は綴じ具210で圧着綴じを行った結果、用紙束に付いた綴じ跡である歯跡である。本実施形態の圧着綴じ装置280は、綴じ具210で綴じた後に用紙束PBに付けられる綴じ跡である歯跡301の角度を変えて、綴じ具210により用紙束PBを綴じさせることができる。
図7や図8を用いて説明した綴じ具210によって、用紙束PBを圧着綴じすると、図1(a)のような綴じ跡である歯跡301が付く。この歯跡301には、用紙をめくる方向によって用紙束PBを結合する結合力が異なる異方性という特徴が存在する。例えば、図1(a)の矢印A方向から用紙をめくると、用紙束PBは多くの歯跡301により、しっかりと用紙同士を結合することができるため、剥がれが生じるのを抑制できる。一方、図1(a)の矢印B方向から用紙をめくると、用紙束PBは1つの歯跡301でしか結合していないため、用紙同士の結合力が弱く、順次剥がれていってしまう。このような、めくり方向によって結合力に差異があることを、異方性があると言う。
図1(a)や図1(b)に示すように、用紙束PBの角を綴じた場合の用紙めくり方向は、綴じた角に向かう方向が一般的である。
図1(a)に示すように、用紙めくり方向に対して直交する方向に複数の歯跡301が整列するように綴じた場合には、用紙めくりに対して強い結合力を持つため、この綴じ方を「本綴じ」とする。
一方、図1(b)のように、本綴じの歯跡301に対して歯跡301の角度を変えて、用紙めくり方向に沿って複数の歯跡301が整列するように綴じた場合には、用紙めくりに対して結合力が弱いため、この綴じ方を「仮綴じ」とする。なお、仮綴じとは、実際に用紙を使用する際は用紙束PBから用紙を外し、1枚ごと使用するが、それまでは、仮に束ねておきたい場合に使用する。仮綴じでは用紙同士の締結力が弱いために、容易に用紙束PBから用紙を剥がすことが可能である。
ただし、本綴じでも仮綴じでも、圧着綴じによって用紙を綴じる処理自体には差がないため、用紙をめくらない限りは用紙同士の結合力は同じである。
図18、図19は、用紙めくり方向に応じた、本綴じと仮綴じの位置や歯跡301の角度などを示したものである。
図18(a)及び図18(b)は、用紙束PBの長辺側に圧着綴じを施した場合である。図18(a)は本綴じを示しており、用紙めくり方向に対して直交する方向に複数の歯跡301が整列するように綴じている。一方、図18(b)は仮綴じを示しており、用紙めくり方向に沿って複数の歯跡301が整列するように綴じている。
図19(c)及び図19(d)は、用紙束PBの短辺側に圧着綴じを施した場合である。図19(c)は本綴じを示しており、用紙めくり方向に対して直交する方向に複数の歯跡301が整列するように綴じている。一方、図19(d)は仮綴じを示しており、用紙めくり方向に沿って複数の歯跡301が整列するように綴じている。
図20は、用紙の剥がし方向(用紙束の仮綴じした部分を剥がす際に用紙をめくる用紙めくり方向)を指定した場合の仮綴じの実施例である。
用紙束PBの片方の縁に、用紙束PBを綴じるための金属針303を使ったステイプル綴じを施し、反対側の縁に圧着綴じを施している。
用紙束PBの金属針303で綴じた縁は、用紙を破かずに剥がすことはできないが、圧着綴じを施した縁は、剥がし方向と書かれた方向に沿って歯跡301が整列しているので、用紙束PBから容易に用紙を剥がすことができる。
図21は、本綴じモードと仮綴じモードとの切り替え方法の実施例である。
図21において、用紙束PBに対して、本綴じモードのときの綴じ具位置を実線で、仮綴じモードのときの綴じ具位置を破線で表している。
図21において、用紙束PBに対して、本綴じモードのときの綴じ具位置を実線で、仮綴じモードのときの綴じ具位置を破線で表している。
本綴じモードと仮綴じモードとでは、用紙束PBに付ける歯跡301が90[°]回転すれば良い。そこで、歯跡301の位置を回転中心として、不図示の駆動手段により綴じ具210を90[°]回転できる構成にしている。この構成のメリットは、用紙束PBの方向を意識することなく、本綴じモードと仮綴じモードとの2つのモードの切り替えができることである。また、用紙束PBの端と並行に歯跡301をつけることも可能となる。
図22は、本綴じモードと仮綴じモードとの切り替え方法の実施例である。
図22において、綴じ具210に対して、本綴じモードのときの用紙束位置を実線で、仮綴じモードのときの用紙束位置を破線で表している。
図22において、綴じ具210に対して、本綴じモードのときの用紙束位置を実線で、仮綴じモードのときの用紙束位置を破線で表している。
図22では、綴じ具210に対して綴じ処理を行う用紙束PBの方向を不図示の機構によって変える構成にしている。この構成のメリットは、綴じ具210の位置や方向を一切変えることなく、本綴じモードと仮綴じモードとの切り替えができることである。
特に、本綴じモードと仮綴じモードとに応じて、画像形成装置101から用紙後処理装置201に受け入れる用紙の方向を指定すれば、用紙束PBの方向を変更するための機構を別途で圧着綴じ装置280や用紙後処理装置201に設けなくて良い。よって、圧着綴じ装置280や用紙後処理装置201の構成に変更の必要がないことも大きなメリットとなる。
図23は、本綴じモードと仮綴じモードとの切り替え方法の実施例である。
図23では、綴じ具210に対して不図示の駆動手段によって回転可能に歯型261が設けられており、用紙束PBに対して歯型261の角度が調整可能となっている。そして、本綴じモードと仮綴じモードとに応じて歯型261の角度を変えることにより、用紙束に形成される歯跡301の角度を変更することができる。この構成のメリットは、綴じ具210や用紙束PBの方向を変更する機構が不要であるため、余計なスペースを必要としない。さらに、用紙束PBの端と並行に歯跡301を付けることも容易に可能となる。
図23では、綴じ具210に対して不図示の駆動手段によって回転可能に歯型261が設けられており、用紙束PBに対して歯型261の角度が調整可能となっている。そして、本綴じモードと仮綴じモードとに応じて歯型261の角度を変えることにより、用紙束に形成される歯跡301の角度を変更することができる。この構成のメリットは、綴じ具210や用紙束PBの方向を変更する機構が不要であるため、余計なスペースを必要としない。さらに、用紙束PBの端と並行に歯跡301を付けることも容易に可能となる。
図24を用いて、後処理制御部により、ROMなどの記憶部に格納された制御プログラムを読み出して実行される、本綴じモードと仮綴じモードとの制御フローの一例について説明する。
綴じ処理が施されることは前提として制御フローを開始する。まず、設定で指示された綴じモード、すなわち、本綴じモードを実行するのか仮綴じモードを実行するのかを確認する(S1)。綴じモードが確認できたら、それぞれのモードにおける動作準備を行う(S2,S3)。例えば、図21を用いて説明した実施例であれば、用紙束PBに対する綴じ具210の角度を、本綴じモード用か仮綴じモード用かに変更し、用紙束PBの用紙めくり方向に対する歯跡301の角度を変更する。続いて、各モードに対応した動作準備が終了したら、用紙束PBを受け入れる(S4)。受け入れた用紙が、用紙束PBの最終紙であれば(S5でYES)、圧着綴じ装置280の綴じ具210で用紙束PBに綴じ処理を施し(S6)、一連の制御を終了する。
本綴じモードと仮綴じモードとの違いは、用紙束PBに付ける歯跡301の角度のみであるため、用紙束PBの枚数や厚さの考慮、モードの違いによる絞りトルクの制御などを必要としないというメリットがある。
図25は、綴じ具210に設けられる歯型261の上側歯型部261aの一例を示す図である。
綴じ具210の歯型261は、図7などに示しように上側歯型部261aと下側歯型部261bとで構成され、図25(a)は上側歯型部261aの正面図であり、図25(b)は上側歯型部261aの平面図である。
図25に示す上側歯型部261aには、第一歯部290aと第二歯部290bと第三歯部290cとの3つの歯部が歯型261の長手方向に並んで設けられており、各歯部は凸部270aと凹部270bとを有している。
一方、対となる下側歯型部261bは図示していないが、凸部と凹部とを有し、第一歯部290a、第二歯部290b及び第三歯部290cにそれぞれ噛み合う第四歯部と第五歯部と第六歯部とを備えている。
圧着綴じの場合には、図25に示す上側歯型部261aの凸部270aと下側歯型部261bの凹部とが噛み合い、上側歯型部261aの凹部270bと下側歯型部261bの凸部とが噛み合うようになっている。
ここでは、上側歯型部261aの3つの歯部に噛み合う下側歯型部261bは、各歯部においてそれぞれ凹部を3つ備え、上側歯型部261の各歯部の凸部270aが用紙束PBを挟んで下側歯型部261bの各歯部の凹部に噛み合う。これにより、上側歯型部261aの3つの歯部において各3本、計9本の圧着痕が形成されるようになっている。
なお、図25において符号270は綴じ具210の凸部270a先端の圧着部を示しており、この圧着部270で圧着痕が形成される。
図26は、図25に示した歯型261を備えた綴じ具210を用いて、用紙束PBに圧着綴じが施された状態を示す用紙束PBの正面図である。図27は、図26に示した用紙束PBの正面視左上の角部の拡大図である。図26や図27に示すように、用紙束PBの正面視左上の角部には、綴じ具210によって圧着綴じが施されており、用紙束PBの圧着された箇所に歯跡301が形成されている。
図25に示した歯型261を備えた綴じ具210を使用していることから、第一歯部290a、第二歯部290b及び第三歯部290cの各歯部で形成された9本の圧着痕によって綴じられている。
9本の圧着痕は、第一歯部290a、第二歯部290b及び第三歯部290cの各歯部で各3本の圧着痕が形成され、これが1つのブロック(歯跡301)となり、3個で計9本の圧着痕となっている。言い換えれば、9本の圧着部270によって形成される圧着痕による圧着綴じが施されている。
また、綴じ具210によって用紙束PBの正面視左上の角部を綴じる場合、図26に示すように、綴じ跡である歯跡301の並び方向と、前記角部の一辺である用紙左辺l2とのなす角である綴じ角度αを5[°]から20[°]とするのが望ましい。
図28は、用紙束PBの正面視左上の角部を綴じた場合における用紙のめくり角度βについての説明図である。図29は、用紙束PBの正面視左上の角部を綴じた場合におけるめくり角度βと頻度との関係を示したグラフである。
図28において、用紙をめくった際のめくり方向で、用紙束PBの正面視左上の角部の一辺である用紙上辺l1と、前記角部の頂点Oを通る直線l3とでなす角を、めくり角度βとしている。なお、用紙上辺l1と平行な方向に用紙をめくった際のめくり方向のめくり角度βを0[°]としている。
そして、図29に示すグラフからわかるように、用紙束PBの正面視左上の角部を綴じる場合、用紙をめくる際のめくり角度βとしては5[°]から20[°]が突出して頻度が高いことがわかる。そのため、めくり角度βが5[°]から20[°]で用紙をめくったときに、一番大きな綴じ力を得ることが可能な歯跡301を形成することで、用紙がめくり易く、扱い易くなる。
そこで、用紙束PBの正面視左上の角部を綴じる場合、用紙をめくる際のめくり角度β5[°]から20[°]に対して、図26に示すようにめくり角度βを同範囲である5[°]から20[°]とする。これにより、めくり角度βを5[°]から20[°]で用紙をめくったときに、一番大きな綴じ力を得ることが可能な歯跡301が形成され、用紙がめくり易く、扱い易い綴じた用紙束PBを提供することができる。
[実施形態2]
図30に、用紙上に画像を形成する画像形成装置101と、画像形成装置101によって画像が形成された用紙の束に対して綴じ処理を施す用紙後処理装置201とを備えた画像形成システムの概略図を示す。
図30に、用紙上に画像を形成する画像形成装置101と、画像形成装置101によって画像が形成された用紙の束に対して綴じ処理を施す用紙後処理装置201とを備えた画像形成システムの概略図を示す。
図30を用いて、搬送路で用紙を重ねることについて説明する。
画像形成装置101から出力された用紙は用紙後処理装置201に入り、搬送ローラ4、搬送ローラ5で搬送され、用紙の移動力で切換爪9を回動させ、それにより確保された搬送路を通り、搬送ローラ7、搬送ローラ8により整合ユニット18へ搬送される。搬送された用紙は矢印B方向へ自重落下し後端フェンス11で搬送方向を揃えられる。予め用紙の後端をセンサS2で検知し、用紙搬送方向が揃えられ得る時間の後、整合フェンス10により幅方向が揃えられる。この動作を繰り返す事で多枚数の用紙を1枚ずつ整合する。
画像形成装置101から出力された用紙は用紙後処理装置201に入り、搬送ローラ4、搬送ローラ5で搬送され、用紙の移動力で切換爪9を回動させ、それにより確保された搬送路を通り、搬送ローラ7、搬送ローラ8により整合ユニット18へ搬送される。搬送された用紙は矢印B方向へ自重落下し後端フェンス11で搬送方向を揃えられる。予め用紙の後端をセンサS2で検知し、用紙搬送方向が揃えられ得る時間の後、整合フェンス10により幅方向が揃えられる。この動作を繰り返す事で多枚数の用紙を1枚ずつ整合する。
最終紙を整合し終わると、整合された用紙束に圧着綴じ装置12で圧着綴じを施し、整合ユニット18内の放出ベルト14が矢印C方向に回転し、それに取り付いている放出爪13により整合ユニット18から矢印D方向へ用紙束を放出する。その用紙束は排出ローラ15と従動コロ16とによりトレイ3に排出スタックされる。またトレイ3はスタック枚数に応じ上下移動する機構を持っている。
この従動コロ16は搬送ガイド板17に取り付いており、搬送する用紙束の厚みが変化しても同じ搬送力を得る事が出来るように支点17aを中心に回動可能に構成され、搬送ガイド板17の自重で排出ローラ15に加圧する構成になっている。以上が1部の場合の動作である。
これが2部以上の場合は、画像形成装置101は、先の部の最終紙と次の部の1枚目とのコピー間隔を、その他の場合と同じ間隔でコピーを連続して用紙後処理装置201に送り込む。
2部目以降の処理動作を、図31(a)、図31(b)、図31(c)、図31(d)で説明する。
図31(a)の矢印方向に搬送ローラ4,5が回転し、2部目の1枚目の用紙が搬送される。センサS2がその用紙の後端を検知し、整合ユニット18が用紙を受け入れる状態ではない場合には、図31(b)の矢印方向に搬送ローラ6,7,8が逆転する。そして、切換爪9によって用紙は図31(b)に示すように搬送され、その用紙の紙端をセンサS2で検知したら停止させる。
図31(c)に示すように搬送ローラ4,5により2部目の2枚目の用紙が搬送され、その先端をセンサS2が検知すると、図31(d)の矢印方向に搬送ローラ6,7,8が回転し、2枚の用紙を重ねた状態で搬送する。このとき、それら用紙の後端をセンサS2で検知したときに、整合ユニット18が用紙を受け入れる状態にある場合は、そのまま用紙を排出する。一方、整合ユニット18が用紙を受け入れる状態ではない場合は、1枚目の用紙と同じ動作を繰り返す。このように、2部目の2枚目以降の用紙に対して、整合ユニット18が用紙を受け入れる状態になるまで、1枚目の用紙と同じ動作を繰り返した後、2枚以上の用紙を重ねた状態で排出する。
以上の動作により、2部以上のステイプル処理時に生産性を落とすこと無く、効率よく後処理を行うことができる。
また、本実施形態の圧着綴じ装置12の構成としては、実施形態1の圧着綴じ装置280と同じ構成を採用することができ、実施形態1の圧着綴じ装置280を設けた場合と同様の効果を得ることができる。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
所定方向に並んだ凹凸形状を有する一対の歯型261などの圧着部材を有する綴じ具210などの綴じ手段によって用紙束を綴じる圧着綴じ方式の圧着綴じ装置280などの用紙綴じ装置において、綴じ手段で綴じた後に用紙束に付けられる綴じ跡の角度を変えて、綴じ手段により用紙束を綴じさせることができる綴じ跡角度変更手段を有しており、前記綴じ跡の角度を変更することにより、用紙めくり方向に対する用紙束の用紙同士の結合力が変更可能である。これよれば、上記実施形態について説明したように、コスト上昇や装置の大型化を抑えつつ、本綴じと仮綴じとを行うことができる。
(態様B)
(態様A)において、綴じ跡角度変更手段は、用紙めくり方向に対して直交する方向に綴じ跡が並ぶか、用紙めくり方向に沿って綴じ跡が並ぶように、綴じ跡の角度を変更する。これによれば、上記実施形態について説明したように、本綴じで用紙めくりに対して用紙同士に強い結合力を持たせて本綴じを行い、用紙めくりに対して用紙同士に弱い結合力を持たせて仮綴じを行うことができる。
(態様C)
(態様A)または(態様B)において、上記綴じ跡角度変更手段は、用紙束に対して上記綴じ手段の角度を変化させることで上記綴じ跡の角度を変更する。これによれば、上記実施形態について説明したように、用紙束の方向を意識することなく、本綴じと仮綴じとの切り替えを行うことができる。
(態様D)
(態様A)または(態様B)において、上記綴じ跡角度変更手段は、上記綴じ手段に対して用紙束の角度を変化させること上記綴じ跡の角度を変更する。これによれば、上記実施形態について説明したように、綴じ手段の位置や方向を変えることなく、本綴じと仮綴じとの切り替えを行うことができる。
(態様E)
(態様A)または(態様B)において、上記綴じ跡角度変更手段は、上記圧着部材の角度を用紙束に対して変化させることで上記綴じ跡の角度を変更する。これによれば、上記実施形態について説明したように、綴じ手段及び用紙束ともに方向を変更する機構が不要であるので、前記機構を設けるためのスペースを必要とせず、省スペース化を図ることができる。
(態様F)
(態様A)において、上記綴じ手段によって用紙束の角部を綴じる場合、上記綴じ跡の並び方向と当該角部の一辺とのなす角を5[°]から20[°]とする。これによれば、上記実施形態について説明したように、用紙がめくり易く、扱い易い綴じた用紙束を提供することができる。
(態様G)
用紙束に対して綴じ処理を施す圧着綴じ装置280などの用紙綴じ装置を少なくとも備えた用紙後処理装置201などの用紙処理装置において、前記用紙綴じ装置として、(態様A)、(態様B)、(態様C)、(態様D)、(態様E)または(態様F)の用紙綴じ装置を用いた。これによれば、上記実施形態について説明したように、用紙処理装置のコスト上昇や大型化を抑えつつ、本綴じと仮綴じとを行うことができる。
(態様H)
用紙上に画像を形成する画像形成装置1などの画像形成装置と、前記画像形成装置によって画像が形成された用紙の束に対して綴じ処理を施す圧着綴じ装置12などの用紙綴じ装置とを備えた画像形成システムにおいて、前記用紙綴じ装置として、(態様A)、(態様B)、(態様C)、(態様D)、(態様E)または(態様F)の用紙綴じ装置を用いた。これによれば、上記実施形態について説明したように、画像形成システムのコスト上昇や大型化を抑えつつ、本綴じと仮綴じとを行うことができる。
(態様I)
用紙上に画像を形成する画像形成エンジン部110などの画像形成手段と、前記画像形成手段によって画像が形成された用紙の束に対して綴じ処理を施す圧着綴じ装置280などの用紙綴じ装置とを備えた画像形成装置101などの画像形成装置において、前記用紙綴じ装置として、(態様A)、(態様B)、(態様C)、(態様D)、(態様E)または(態様F)の用紙綴じ装置を用いた。これによれば、上記実施形態について説明したように、画像形成装置のコスト上昇や大型化を抑えつつ、本綴じと仮綴じとを行うことができる。
(態様J)
所定方向に並んだ凹凸形状を有する一対の歯型261などの圧着部材を有する綴じ具210などの綴じ手段によって用紙束PBなどの用紙束を綴じる用紙綴じ工程を実行可能に制御された圧着綴じ装置280などの用紙綴じ装置に読み出されて実行される、用紙綴じ装置のプログラムにおいて、綴じ手段で綴じた後に用紙束に付けられる綴じ跡の角度を変えて、綴じ手段により用紙束を綴じさせる手順を、用紙綴じ装置に実行させる。これよれば、上記実施形態について説明したように、コスト上昇や装置の大型化を抑えつつ、本綴じと仮綴じとを行うことができる。
(態様A)
所定方向に並んだ凹凸形状を有する一対の歯型261などの圧着部材を有する綴じ具210などの綴じ手段によって用紙束を綴じる圧着綴じ方式の圧着綴じ装置280などの用紙綴じ装置において、綴じ手段で綴じた後に用紙束に付けられる綴じ跡の角度を変えて、綴じ手段により用紙束を綴じさせることができる綴じ跡角度変更手段を有しており、前記綴じ跡の角度を変更することにより、用紙めくり方向に対する用紙束の用紙同士の結合力が変更可能である。これよれば、上記実施形態について説明したように、コスト上昇や装置の大型化を抑えつつ、本綴じと仮綴じとを行うことができる。
(態様B)
(態様A)において、綴じ跡角度変更手段は、用紙めくり方向に対して直交する方向に綴じ跡が並ぶか、用紙めくり方向に沿って綴じ跡が並ぶように、綴じ跡の角度を変更する。これによれば、上記実施形態について説明したように、本綴じで用紙めくりに対して用紙同士に強い結合力を持たせて本綴じを行い、用紙めくりに対して用紙同士に弱い結合力を持たせて仮綴じを行うことができる。
(態様C)
(態様A)または(態様B)において、上記綴じ跡角度変更手段は、用紙束に対して上記綴じ手段の角度を変化させることで上記綴じ跡の角度を変更する。これによれば、上記実施形態について説明したように、用紙束の方向を意識することなく、本綴じと仮綴じとの切り替えを行うことができる。
(態様D)
(態様A)または(態様B)において、上記綴じ跡角度変更手段は、上記綴じ手段に対して用紙束の角度を変化させること上記綴じ跡の角度を変更する。これによれば、上記実施形態について説明したように、綴じ手段の位置や方向を変えることなく、本綴じと仮綴じとの切り替えを行うことができる。
(態様E)
(態様A)または(態様B)において、上記綴じ跡角度変更手段は、上記圧着部材の角度を用紙束に対して変化させることで上記綴じ跡の角度を変更する。これによれば、上記実施形態について説明したように、綴じ手段及び用紙束ともに方向を変更する機構が不要であるので、前記機構を設けるためのスペースを必要とせず、省スペース化を図ることができる。
(態様F)
(態様A)において、上記綴じ手段によって用紙束の角部を綴じる場合、上記綴じ跡の並び方向と当該角部の一辺とのなす角を5[°]から20[°]とする。これによれば、上記実施形態について説明したように、用紙がめくり易く、扱い易い綴じた用紙束を提供することができる。
(態様G)
用紙束に対して綴じ処理を施す圧着綴じ装置280などの用紙綴じ装置を少なくとも備えた用紙後処理装置201などの用紙処理装置において、前記用紙綴じ装置として、(態様A)、(態様B)、(態様C)、(態様D)、(態様E)または(態様F)の用紙綴じ装置を用いた。これによれば、上記実施形態について説明したように、用紙処理装置のコスト上昇や大型化を抑えつつ、本綴じと仮綴じとを行うことができる。
(態様H)
用紙上に画像を形成する画像形成装置1などの画像形成装置と、前記画像形成装置によって画像が形成された用紙の束に対して綴じ処理を施す圧着綴じ装置12などの用紙綴じ装置とを備えた画像形成システムにおいて、前記用紙綴じ装置として、(態様A)、(態様B)、(態様C)、(態様D)、(態様E)または(態様F)の用紙綴じ装置を用いた。これによれば、上記実施形態について説明したように、画像形成システムのコスト上昇や大型化を抑えつつ、本綴じと仮綴じとを行うことができる。
(態様I)
用紙上に画像を形成する画像形成エンジン部110などの画像形成手段と、前記画像形成手段によって画像が形成された用紙の束に対して綴じ処理を施す圧着綴じ装置280などの用紙綴じ装置とを備えた画像形成装置101などの画像形成装置において、前記用紙綴じ装置として、(態様A)、(態様B)、(態様C)、(態様D)、(態様E)または(態様F)の用紙綴じ装置を用いた。これによれば、上記実施形態について説明したように、画像形成装置のコスト上昇や大型化を抑えつつ、本綴じと仮綴じとを行うことができる。
(態様J)
所定方向に並んだ凹凸形状を有する一対の歯型261などの圧着部材を有する綴じ具210などの綴じ手段によって用紙束PBなどの用紙束を綴じる用紙綴じ工程を実行可能に制御された圧着綴じ装置280などの用紙綴じ装置に読み出されて実行される、用紙綴じ装置のプログラムにおいて、綴じ手段で綴じた後に用紙束に付けられる綴じ跡の角度を変えて、綴じ手段により用紙束を綴じさせる手順を、用紙綴じ装置に実行させる。これよれば、上記実施形態について説明したように、コスト上昇や装置の大型化を抑えつつ、本綴じと仮綴じとを行うことができる。
3 トレイ
4 搬送ローラ
5 搬送ローラ
6 搬送ローラ
7 搬送ローラ
8 搬送ローラ
9 切換爪
10 整合フェンス
11 後端フェンス
12 ステイプラ
13 放出爪
14 放出ベルト
15 排出ローラ
16 従動コロ
17 搬送ガイド板
17a 支点
18 整合ユニット
100 画像形成システム
101 画像形成装置
102 排紙ローラ
103 エンジン部
110 画像形成エンジン部
201 用紙後処理装置
202 入口センサ
203 入口ローラ
204 分岐爪
204a 分岐爪可動レバー部
204b 支軸
204c 接触面
205 排紙ローラ
205a 軸端
205M シフト機構
206 シフトリンク
207 シフトカム
207a シフトリンク長穴部
208 シフトカムスタッド
209 シフトホームポジションセンサ
210 綴じ具
220 用紙端検知センサ
221 綴じ具ホームポジションセンサ
230 ガイドレール
240 搬送路
241 分岐路
242 突き当て面
250 分岐ソレノイド
251 スプリング
261 歯型
261a 上側歯型部
261b 下側歯型部
262 加圧レバー
263 リンク群
265 駆動モータ
265a 駆動プーリ
265b タイミングベルト
266 偏心カム
266a 回転軸
266b フィラー
267 カムホームポジションセンサ
270 圧着部
270a 凸部
270b 凹部
270c 従動プーリ
280 圧着綴じ装置
290a 第一歯部
290b 第二歯部
290c 第三歯部
301 歯跡
303 金属針
4 搬送ローラ
5 搬送ローラ
6 搬送ローラ
7 搬送ローラ
8 搬送ローラ
9 切換爪
10 整合フェンス
11 後端フェンス
12 ステイプラ
13 放出爪
14 放出ベルト
15 排出ローラ
16 従動コロ
17 搬送ガイド板
17a 支点
18 整合ユニット
100 画像形成システム
101 画像形成装置
102 排紙ローラ
103 エンジン部
110 画像形成エンジン部
201 用紙後処理装置
202 入口センサ
203 入口ローラ
204 分岐爪
204a 分岐爪可動レバー部
204b 支軸
204c 接触面
205 排紙ローラ
205a 軸端
205M シフト機構
206 シフトリンク
207 シフトカム
207a シフトリンク長穴部
208 シフトカムスタッド
209 シフトホームポジションセンサ
210 綴じ具
220 用紙端検知センサ
221 綴じ具ホームポジションセンサ
230 ガイドレール
240 搬送路
241 分岐路
242 突き当て面
250 分岐ソレノイド
251 スプリング
261 歯型
261a 上側歯型部
261b 下側歯型部
262 加圧レバー
263 リンク群
265 駆動モータ
265a 駆動プーリ
265b タイミングベルト
266 偏心カム
266a 回転軸
266b フィラー
267 カムホームポジションセンサ
270 圧着部
270a 凸部
270b 凹部
270c 従動プーリ
280 圧着綴じ装置
290a 第一歯部
290b 第二歯部
290c 第三歯部
301 歯跡
303 金属針
Claims (10)
- 所定方向に並んだ凹凸形状を有する一対の圧着部材を有する綴じ手段によって用紙束を綴じる圧着綴じ方式の用紙綴じ装置において、
前記綴じ手段で綴じた後に前記用紙束に付けられる綴じ跡の角度を変えて、該綴じ手段により該用紙束を綴じさせることができる綴じ跡角度変更手段を有しており、
前記綴じ跡の角度を変更することにより、用紙めくり方向に対する前記用紙束の用紙同士の結合力が変更可能であることを特徴とする用紙綴じ装置。 - 請求項1の用紙綴じ装置において、
上記綴じ跡角度変更手段は、上記用紙めくり方向に対して直交する方向に上記綴じ跡が並ぶか、該用紙めくり方向に沿って該綴じ跡が並ぶように、該綴じ跡の角度を変更することを特徴とする用紙綴じ装置。 - 請求項1または2の用紙綴じ装置において、
上記綴じ跡角度変更手段は、用紙束に対して上記綴じ手段の角度を変化させることで上記綴じ跡の角度を変更することを特徴とする用紙綴じ装置。 - 請求項1または2の用紙綴じ装置において、
上記綴じ跡角度変更手段は、上記綴じ手段に対して用紙束の角度を変化させることで上記綴じ跡の角度を変更することを特徴とする用紙綴じ装置。 - 請求項1または2の用紙綴じ装置において、
上記綴じ跡角度変更手段は、上記圧着部材の角度を用紙束に対して変化させることで上記綴じ跡の角度を変更することを特徴とする用紙綴じ装置。 - 請求項1の用紙綴じ装置において、
上記綴じ手段によって用紙束の角部を綴じる場合、上記綴じ跡の並び方向と該角部の一辺とのなす角を5[°]から20[°]とすることを特徴とする用紙綴じ装置。 - 用紙束に対して綴じ処理を施す用紙綴じ装置を少なくとも備えた用紙処理装置において、
前記用紙綴じ装置として、請求項1、2、3、4、5または6の用紙綴じ装置を用いたことを特徴とする用紙処理装置。 - 用紙上に画像を形成する画像形成装置と、
前記画像形成装置によって画像が形成された用紙の束に対して綴じ処理を施す用紙綴じ装置とを備えた画像形成システムにおいて、
前記用紙綴じ装置として、請求項1、2、3、4、5または6の用紙綴じ装置を用いたことを特徴とする画像形成システム。 - 用紙上に画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段によって画像が形成された用紙の束に対して綴じ処理を施す用紙綴じ装置とを備えた画像形成装置において、
前記用紙綴じ装置として、請求項1、2、3、4、5または6の用紙綴じ装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。 - 所定方向に並んだ凹凸形状を有する一対の圧着部材を有する綴じ手段によって用紙束を綴じる用紙綴じ工程を実行可能に制御された用紙綴じ装置に読み出されて実行される、用紙綴じ装置のプログラムにおいて、
前記綴じ手段で綴じた後に前記用紙束に付けられる綴じ跡の角度を変えて、該綴じ手段により該用紙束を綴じさせる手順を、前記用紙綴じ装置に実行させることを特徴とする用紙綴じ装置のプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013182722A JP2014073681A (ja) | 2012-09-12 | 2013-09-04 | 用紙綴じ装置、用紙処理装置、画像形成システム、画像形成装置、及び、用紙綴じ装置のプログラム |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012201013 | 2012-09-12 | ||
JP2012201013 | 2012-09-12 | ||
JP2013182722A JP2014073681A (ja) | 2012-09-12 | 2013-09-04 | 用紙綴じ装置、用紙処理装置、画像形成システム、画像形成装置、及び、用紙綴じ装置のプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014073681A true JP2014073681A (ja) | 2014-04-24 |
Family
ID=50748223
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013182722A Pending JP2014073681A (ja) | 2012-09-12 | 2013-09-04 | 用紙綴じ装置、用紙処理装置、画像形成システム、画像形成装置、及び、用紙綴じ装置のプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014073681A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015027915A (ja) * | 2013-07-01 | 2015-02-12 | キヤノン株式会社 | シート処理装置及び画像形成装置 |
JP2016002748A (ja) * | 2014-06-19 | 2016-01-12 | ニスカ株式会社 | シート綴じ処理装置及びこれを備えた後処理装置 |
JP2016010968A (ja) * | 2014-06-04 | 2016-01-21 | キヤノン株式会社 | シート処理装置及び画像形成装置 |
JP2016159456A (ja) * | 2015-02-27 | 2016-09-05 | キヤノンファインテック株式会社 | シート処理装置 |
JP2017119384A (ja) * | 2015-12-28 | 2017-07-06 | ニスカ株式会社 | シート束綴じ処理装置及びこれを備えた画像形成システム |
JP2017213787A (ja) * | 2016-05-31 | 2017-12-07 | マックス株式会社 | 歯部、綴じ具、用紙処理装置および画像形成システム |
JP2018043844A (ja) * | 2016-09-14 | 2018-03-22 | キヤノンファインテックニスカ株式会社 | シート後処理装置及び画像形成システム |
US10053325B2 (en) | 2014-06-18 | 2018-08-21 | Canon Finetech Nisca Inc. | Apparatus for performing binding processing on sheets and post-processing apparatus provided with the same |
JP2019181733A (ja) * | 2018-04-04 | 2019-10-24 | キヤノンファインテックニスカ株式会社 | シート綴じ装置 |
JP2020199774A (ja) * | 2016-05-31 | 2020-12-17 | マックス株式会社 | 歯部、綴じ具、用紙処理装置および画像形成システム |
Citations (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0286551A (ja) * | 1988-09-20 | 1990-03-27 | Ricoh Co Ltd | シート処理装置 |
JPH05155510A (ja) * | 1991-11-29 | 1993-06-22 | Ricoh Co Ltd | シート材分配収納装置 |
JPH08310716A (ja) * | 1995-05-12 | 1996-11-26 | Ricoh Co Ltd | 用紙後処理装置 |
JPH0986778A (ja) * | 1995-09-28 | 1997-03-31 | Fuji Xerox Co Ltd | ステープラユニット |
JP2003118263A (ja) * | 2001-10-16 | 2003-04-23 | Fuji Xerox Co Ltd | シート処理装置 |
JP2004155537A (ja) * | 2002-09-10 | 2004-06-03 | Sharp Corp | 用紙後処理装置及び画像形成システム |
JP2011184154A (ja) * | 2010-03-10 | 2011-09-22 | Fuji Xerox Co Ltd | 用紙処理装置及び画像形成システム |
JP2011207562A (ja) * | 2010-03-29 | 2011-10-20 | Fuji Xerox Co Ltd | シート処理装置及び画像形成システム |
JP2013170065A (ja) * | 2012-02-22 | 2013-09-02 | Canon Inc | 印刷制御装置、綴じ制御装置、印刷制御装置の制御方法、及びプログラム |
JP2014015312A (ja) * | 2012-07-10 | 2014-01-30 | Fuji Xerox Co Ltd | 後処理装置及び画像形成システム |
JP2014040307A (ja) * | 2012-08-22 | 2014-03-06 | Ricoh Co Ltd | 用紙処理装置、画像形成システムおよび用紙綴じ方法 |
-
2013
- 2013-09-04 JP JP2013182722A patent/JP2014073681A/ja active Pending
Patent Citations (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0286551A (ja) * | 1988-09-20 | 1990-03-27 | Ricoh Co Ltd | シート処理装置 |
JPH05155510A (ja) * | 1991-11-29 | 1993-06-22 | Ricoh Co Ltd | シート材分配収納装置 |
JPH08310716A (ja) * | 1995-05-12 | 1996-11-26 | Ricoh Co Ltd | 用紙後処理装置 |
JPH0986778A (ja) * | 1995-09-28 | 1997-03-31 | Fuji Xerox Co Ltd | ステープラユニット |
JP2003118263A (ja) * | 2001-10-16 | 2003-04-23 | Fuji Xerox Co Ltd | シート処理装置 |
JP2004155537A (ja) * | 2002-09-10 | 2004-06-03 | Sharp Corp | 用紙後処理装置及び画像形成システム |
JP2011184154A (ja) * | 2010-03-10 | 2011-09-22 | Fuji Xerox Co Ltd | 用紙処理装置及び画像形成システム |
JP2011207562A (ja) * | 2010-03-29 | 2011-10-20 | Fuji Xerox Co Ltd | シート処理装置及び画像形成システム |
JP2013170065A (ja) * | 2012-02-22 | 2013-09-02 | Canon Inc | 印刷制御装置、綴じ制御装置、印刷制御装置の制御方法、及びプログラム |
JP2014015312A (ja) * | 2012-07-10 | 2014-01-30 | Fuji Xerox Co Ltd | 後処理装置及び画像形成システム |
JP2014040307A (ja) * | 2012-08-22 | 2014-03-06 | Ricoh Co Ltd | 用紙処理装置、画像形成システムおよび用紙綴じ方法 |
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015027915A (ja) * | 2013-07-01 | 2015-02-12 | キヤノン株式会社 | シート処理装置及び画像形成装置 |
US10538121B2 (en) | 2013-07-01 | 2020-01-21 | Canon Kabushiki Kaisha | Sheet processing apparatus and image forming apparatus |
US10071588B2 (en) | 2013-07-01 | 2018-09-11 | Canon Kabushiki Kaisha | Sheet processing apparatus and image forming apparatus |
JP2016010968A (ja) * | 2014-06-04 | 2016-01-21 | キヤノン株式会社 | シート処理装置及び画像形成装置 |
US10053325B2 (en) | 2014-06-18 | 2018-08-21 | Canon Finetech Nisca Inc. | Apparatus for performing binding processing on sheets and post-processing apparatus provided with the same |
JP2016002748A (ja) * | 2014-06-19 | 2016-01-12 | ニスカ株式会社 | シート綴じ処理装置及びこれを備えた後処理装置 |
US9827733B2 (en) | 2014-06-19 | 2017-11-28 | Canon Finetech Nisca Inc. | Apparatus for performing binding processing on sheets and post-processing apparatus provided with the same |
JP2016159456A (ja) * | 2015-02-27 | 2016-09-05 | キヤノンファインテック株式会社 | シート処理装置 |
JP2017119384A (ja) * | 2015-12-28 | 2017-07-06 | ニスカ株式会社 | シート束綴じ処理装置及びこれを備えた画像形成システム |
WO2017209162A1 (ja) * | 2016-05-31 | 2017-12-07 | マックス株式会社 | 歯部、綴じ具、用紙処理装置および画像形成システム |
JP2017213787A (ja) * | 2016-05-31 | 2017-12-07 | マックス株式会社 | 歯部、綴じ具、用紙処理装置および画像形成システム |
US10974532B2 (en) | 2016-05-31 | 2021-04-13 | Max Co., Ltd. | Teeth part, binder, paper-processing apparatus, and image formation system |
JP2020199774A (ja) * | 2016-05-31 | 2020-12-17 | マックス株式会社 | 歯部、綴じ具、用紙処理装置および画像形成システム |
JP2018043844A (ja) * | 2016-09-14 | 2018-03-22 | キヤノンファインテックニスカ株式会社 | シート後処理装置及び画像形成システム |
US10308060B2 (en) | 2016-09-14 | 2019-06-04 | Canon Finetech Nisca Inc. | Sheet post-processing apparatus and image forming system |
JP2019181733A (ja) * | 2018-04-04 | 2019-10-24 | キヤノンファインテックニスカ株式会社 | シート綴じ装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2014073681A (ja) | 用紙綴じ装置、用紙処理装置、画像形成システム、画像形成装置、及び、用紙綴じ装置のプログラム | |
JP6201334B2 (ja) | シート処理装置、画像形成システム及びシート綴じ方法 | |
JP6232704B2 (ja) | シート処理装置及び画像形成システム | |
JP2013234068A (ja) | シート処理装置及び画像形成システム | |
JP6057167B2 (ja) | 用紙綴じ装置、用紙処理装置、画像形成装置、画像形成システム及び用紙綴じ方法 | |
JP2015067407A (ja) | 用紙綴じ装置及び画像形成装置 | |
JP4929365B2 (ja) | 背面形成装置、及び製本装置 | |
JP2013126911A (ja) | シート処理装置及び画像形成システム | |
JP2013147350A (ja) | シート処理装置、画像形成システムおよびシート処理方法 | |
JP6003165B2 (ja) | 用紙後処理装置および画像形成装置 | |
JP2013180883A (ja) | 用紙処理装置及び画像形成システム | |
JP6167510B2 (ja) | 後処理装置、画像形成装置及び画像形成システム | |
JP2013129477A (ja) | 用紙処理装置、画像形成システム及び用紙処理方法 | |
JP6183011B2 (ja) | シート処理装置、画像形成システム及びシート綴じ方法 | |
JP2014019526A (ja) | シート処理装置及び画像形成システム | |
JP6102218B2 (ja) | 画像形成システム | |
JP6256799B2 (ja) | シート処理装置、画像形成装置及び画像形成システム | |
JP2013119466A (ja) | 綴じ部平坦化装置および後処理装置、画像形成装置、画像形成システム | |
JP6186776B2 (ja) | 後処理装置および画像形成装置 | |
JP2014058383A (ja) | シート処理装置、画像形成システムおよびシート綴じ方法 | |
JP6465422B2 (ja) | シート綴じ装置及び画像形成装置 | |
JP2013249199A (ja) | 用紙後処理装置及び画像形成システム | |
JP5413075B2 (ja) | 背面処理装置、及び製本システム | |
JP6493485B2 (ja) | シート処理装置及び画像形成システム | |
JP5861426B2 (ja) | 冊子搬送機構、用紙処理装置、画像形成装置、画像形成システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160830 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170825 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170825 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20180302 |