JP2014070150A - ポリスチレン系発泡成形体、その製造方法及び発泡樹脂容器 - Google Patents

ポリスチレン系発泡成形体、その製造方法及び発泡樹脂容器 Download PDF

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隆司 本村
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Abstract

【課題】優れた光沢と強度を有するポリスチレン系発泡成形体を提供することを課題とする。
【解決手段】ポリスチレン系発泡粒子の融着体から構成されるポリスチレン系発泡成形体であって、前記発泡成形体が、分子中に水酸基を有する脂肪酸トリグリセライドを含み、25〜50の光沢度を示す表面を備えていることを特徴とするポリスチレン系発泡成形体により上記課題を解決する。
【選択図】なし

Description

本発明は、ポリスチレン系発泡成形体、その製造方法及び発泡樹脂容器に関する。更に詳しくは、本発明は、優れた光沢と強度を有するポリスチレン系発泡成形体、その製造方法及び発泡樹脂容器に関する。
ポリスチレンのような合成樹脂の発泡成形体は、断熱性を備えている上に、軽量かつ衝撃吸収性に優れているという特性を有する。また、発泡成形体は、発泡粒子を型内に充填し、型を加熱することで発泡粒子を互いに融着するという、比較的容易な方法により形成できる。このため、発泡成形体は、野菜、果物、肉類、魚介類、工業製品等を、収容、保管又は輸送する際に使用する容器として汎用されている。
中でも野菜、果物、肉類、魚介類等の食品を収容、保管又は輸送する際に使用する容器として発泡成形体を使用する際には、断熱性や衝撃吸収性といった機能面のみならず、容器を含めた収容物の見た目に美しいものが市場から要望されている。具体的には、光沢を備えた容器が要望されている。
上記要望に応える技術が、特許文献1で提案されている。特許文献1では、特定量のメチルフェニルシリコーンオイル及び高級脂肪酸の金属塩で表面を被覆した発泡性樹脂粒子により、光沢のある表面をもった発泡成形体が製造できるとされている。また、特許文献1では、分子中に水酸基を有しない脂肪酸トリグリセライドによる発泡性樹脂粒子の被覆量が0.05重量部(樹脂成分100重量部に対して)未満であり、このグリセライドを実質的に含まないことが望ましいとされている。
また、特許文献2では、発泡成形体の融着性の向上を目的として、発泡性樹脂粒子に水酸基を有する脂肪酸トリグリセライドを使用する技術が提案されている。
更に、特許文献3では、成形時の冷却時間短縮を目的として、水酸基を含有しない脂肪酸トリグリセライドを使用する技術が提案されている。
特開2007−246705号公報 特開平6−116435号公報 特開昭52−127968号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発泡成形品は、ある程度の光沢を有しているものの、強度に改善の余地がある。また、特許文献2及び3には、光沢の向上についての記載はない。
上記課題を鑑みて、本発明の発明者は鋭意検討した結果、発泡成形体が、分子中に水酸基を有する脂肪酸トリグリセライドを含むことにより、所定の強度を維持しつつ、光沢のある表面を有する発泡成形体を提供可能であることを見出し、本発明を完成するに至った。
かくして本発明によれば、ポリスチレン系発泡粒子の融着体から構成されるポリスチレン系発泡成形体であって、
前記発泡成形体が、分子中に水酸基を有する脂肪酸トリグリセライドを含み、25〜50の光沢度を示す表面を備えていることを特徴とするポリスチレン系発泡成形体が提供される。
また、本発明によれば、ポリスチレン系発泡成形体からなる発泡樹脂容器であり、
前記発泡樹脂容器が、上面に開口部と、下面に底部と、前記開口部の周囲に位置しかつ前記底部とつながる側壁部とを備えた容器であり、
前記側壁部が、10〜50mmの厚さと50〜400mmの外寸高さとを有することを特徴とする発泡樹脂容器が提供される。
更に、本発明によれば、発泡性スチレン系樹脂粒子を分子中に水酸基を有する脂肪酸トリグリセライドで被覆する工程と、
被覆後の発泡性スチレン系樹脂粒子を予備発泡させて予備発泡粒子を得る工程と、
前記予備発泡粒子を型内発泡成形に付す工程と
を経ることで、分子中に水酸基を有する脂肪酸トリグリセライドを含み、25〜50の光沢度を示す表面を備えたポリスチレン系発泡成形体を得ることを特徴とするポリスチレン系発泡成形体の製造方法が提供される。
本発明によれば、見た目に美しい光沢と十分な強度とを兼ね備えたポリスチレン系発泡成形体、その製造方法及び発泡樹脂容器を提供できる。特に、発泡樹脂容器が、上面に開口部と、下面に底部と、開口部の周囲に位置しかつ底部とつながる側壁部とを備えた容器であり、側壁部が10〜50mmの厚さと50〜400mmの高さとを有する場合、より見た目に美しい光沢と十分な強度とを兼ね備えた発泡樹脂容器を提供できる。
また、ポリスチレン系発泡粒子の融着体が、発泡性スチレン系樹脂粒子を予備発泡させて予備発泡粒子とし、予備発泡粒子を型内発泡成形に付すことで得られ、
発泡性スチレン系樹脂粒子が、発泡性スチレン系樹脂粒子100重量部に対して、0.005〜0.05重量部の範囲の量で、分子中に水酸基を有する脂肪酸トリグリセライドで被覆されている場合、より見た目に美しい光沢と十分な強度とを兼ね備えたポリスチレン系発泡成形体、その製造方法及び発泡樹脂容器を提供できる。
更に、予備発泡粒子と分子中に水酸基を有する脂肪酸トリグリセライドとが、予備発泡粒子の平均気泡径をXμm、分子中に水酸基を有する脂肪酸トリグリセライドによる予備発泡粒子の被覆量をY重量部とした時、下記式
(式1) 40≦X≦100
(式2) 0.005≦Y≦−5.00×10-4X+0.085
を満たす場合、より見た目に美しい光沢と十分な強度とを兼ね備えたポリスチレン系発泡成形体、その製造方法及び発泡樹脂容器を提供できる。
また、分子中に水酸基を有する脂肪酸トリグリセライドが、ヒドロキシ高級脂肪酸トリグリセライドである場合、より見た目に美しい光沢と十分な強度とを兼ね備えたポリスチレン系発泡成形体、その製造方法及び発泡樹脂容器を提供できる。
(ポリスチレン系発泡成形体)
本発明の発明者は、良好な光沢と強度(例えば、引張強度)とを備えたポリスチレン系発泡成形体(以下、発泡成形体とも称する)を提供するために、発泡成形体への添加物について検討した。その結果、分子中に水酸基を有する脂肪酸トリグリセライドを使用することで、良好な光沢と強度とが得られることを意外にも見出した。このトリグセライドは、特許文献1では使用が望まれておらず、特許文献2では光沢を改善する機能が見い出されておらず、特許文献3では記載されていないものである。
(1)光沢度
発泡成形体は、25〜50の光沢度を示す表面を備えている。光沢度が25より低い場合、使用者が十分光沢があると認識できないことがある。また、光沢度が50より大きい場合、ぎらつきを感じることがある。好ましい光沢度は25〜48であり、より好ましい光沢度は27〜45である。
(2)ポリスチレン系発泡粒子
発泡成形体を構成するポリスチレン系発泡粒子に含まれるポリスチレン系樹脂は、特に限定されない。例えば、ポリスチレン系樹脂としては、スチレン、α−メチルスチレン、パラメチルスチレン、ビニルトルエン、クロロスチレン、エチルスチレン、i−プロピルスチレン、ジメチルスチレン、ブロモスチレン等のスチレン系モノマーの単独重合体又はこれらの共重合体等が挙げられる。ポリスチレン系樹脂は、スチレン由来の成分を50重量%以上含有していることが好ましく、ポリスチレンからなることがより好ましい。
また、ポリスチレン系樹脂としては、スチレン系モノマーと、このスチレン系モノマーと共重合可能なビニルモノマーとの共重合体であってもよい。共重合体の場合、スチレン系モノマー由来の成分が主成分(50重量%以上、好ましくは80重量%以上、より好ましくは99.8〜99.9重量%)を占めることが好ましい。このようなビニルモノマーとしては、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、セチル(メタ)アクリレート等の炭素数1〜8のアルキル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリロニトリル、ジメチルマレエート、ジメチルフマレート、ジエチルフマレート、エチルフマレートの他、ジビニルベンゼン、アルキレングリコールジメタクリレート等の二官能性モノマー、無水マレイン酸、N−ビニルカルバゾール等が挙げられる。
(3)分子中に水酸基を有する脂肪酸トリグリセライド
分子中に水酸基を有する脂肪酸トリグリセライド(以下、脂肪酸トリグリセライド又は単にトリグリセライドともいう)としては、例えば、下記一般式(I)で表される化合物であることが好ましい。
一般式(I)中、R1、R2及びR3は、少なくとも1つが水酸基を有し、かつそれぞれ炭素数1〜20のアルキル基であることが好ましい。R1、R2及びR3の全てが水酸基を有していることが好ましい。
炭素数1〜20のアルキル基としては、例えば、ステアリン酸、パルミチン酸、ミリスチン酸、ラウリン酸、オレイン酸、リノール酸等の水酸基を有する高級脂肪酸残基が挙げられる。トリグリセライドは、1種のみからなっていてもよく、2種以上の混合物からなっていてもよい。より具体的なトリグリセライドとして、12−ヒドロキシステアリン酸トリグリセライドが挙げられる。
(4)構成
発泡成形体は、その表面の光沢が、商品価値に強く影響する用途に使用することが好ましい。例えば、発泡成形体は、野菜、果物、肉類、魚介類等の食品、工業製品等を、収容、保管又は輸送する際に使用する容器として使用できる。
また、発泡成形体は、側壁部と、側壁部につながる底部とを有する発泡樹脂容器に好適に使用できる。
側壁部は、一般的には板状の形状を有しており、掴み易くするための取っ手や、更なる強度の向上のための補強部を備えていてもよい。
側壁部は、10〜50mmの厚さを有していることが好ましい。厚さが10mmより小さい場合、十分な強度が得られないことがある。50mmより大きい場合、十分な強度を得られるものの、発泡成形体の原料コストが高くなることがある。より好ましい厚さは17〜25mmであり、更に好ましい厚さは18〜23mmである。
側壁部は、50〜400mmの高さを有していることが好ましい。高さが50mmより小さい場合、発泡成形体に収納可能な物品の量が減ることがある。400mmより大きい場合、十分な強度が得られないことがある。より好ましい高さは100〜370mmであり、更に好ましい高さは150〜300mmである。
また、側壁部は、高い場合、十分な強度を確保する観点から、厚いことが好ましい。一方、低い場合、原料コストを下げる観点から、薄いことが好ましい。厚さと高さは、1:5〜30の比の関係を有することが好ましい。
底部の厚さは特に限定されず、発泡成形体内に保持される物品の重量や底部の面積に応じて適宜設定できる。底部の厚さは、例えば、12〜30mmに設定できる。また、底部の面積は、通常、3×104〜20×104mm2である。
更に、側壁部は、底部より厚いことが好ましい。厚いことにより強度を向上できる。具体的には、側壁部は、底部の厚さの1.0〜1.5倍の厚さを有していることが好ましく、1.0〜1.2倍の厚さを有していることがより好ましい。
発泡成形体は、50〜80倍の発泡倍数を有することが好ましい。この特定の範囲の発泡倍数を有することで、十分な強度と光沢を備えた発泡成形体を提供できる。より好ましい発泡倍数は、55〜75倍である。
また、発泡成形体を構成する発泡ポリスチレン系樹脂粒子の平均気泡径が、40〜100μmの範囲であることが好ましい。この範囲の平均気泡径を有することで、発泡成形体の光沢と強度とを両立できる。
(発泡成形体の製造方法)
発泡成形体は、発泡ポリスチレン系樹脂粒子が充填された金型を蒸気により加熱成形することで得ることができる。蒸気による加熱成形時間は、特に限定されないが、例えば、10〜30秒間である。ここで、発泡ポリスチレン系樹脂粒子は、一般的に予備発泡粒子とも称される。
この加熱成形は、より具体的には、次のように行われる。即ち、予備発泡粒子を多数の小孔を有する閉鎖された金型内に充填する。この金型を特定の蒸気圧の蒸気(水蒸気等)で加熱することにより、予備発泡粒子が発泡する。その結果、予備発泡粒子間の空隙が埋まると共に、予備発泡粒子が相互に融着一体化することで、発泡成形体が製造できる。その際、発泡成形体の密度は、例えば、金型内への予備発泡粒子の充填量を調製する等して調製できる。金型は、フッ素樹脂でコーティングされた発泡成形体との接触面を有していることが好ましい。フッ素樹脂でコーティングされていることで、より高い光沢を有する発泡成形体を得ることができる。
予備発泡粒子は、発泡成形体の成形前に、例えば常圧で、熟成させてもよい。予備発泡粒子の熟成温度は、5〜50℃が好ましい。熟成温度が低いと、予備発泡粒子の熟成時間が長くなることがある。一方、高いと、予備発泡粒子中の発泡剤が散逸して成形性が低下することがある。
予備発泡粒子と分子中に水酸基を有する脂肪酸トリグリセライドとは、予備発泡粒子の平均気泡径をXμm、分子中に水酸基を有する脂肪酸トリグリセライドによる予備発泡粒子の被覆量をY重量部とした時、下記式
(式1) 40≦X≦100
(式2) 0.005≦Y≦−5.00×10-4X+0.085
を満たすことが好ましい。
予備発泡粒子の平均気泡径が40μm未満の場合、成形品表面に溶けが発生することがある。100μmより大きい場合、十分な光沢が得られないことがある。より好ましい平均気泡径は、50〜90μmであり、更に好ましい平均気泡径は、50〜80μmである。
トリグリセライドの被覆量が0.005重量部未満の場合、十分な強度が得られないことがある。一方、−5.00×10-4X+0.085重量部より多い場合、十分な光沢が得られないことがある。より好ましい被覆量は、下限が0.005重量部であり、上限が0.045重量部であり、更に好ましい被覆量は、下限が0.01重量部であり、上限が0.04重量部である。
予備発泡粒子は、例えば、次の方法により製造できる。まず、ポリスチレン系樹脂粒子に発泡剤を含浸させて発泡性ポリスチレン系樹脂粒子を得る。次いで、発泡性スチレン系樹脂粒子を分子中に水酸基を有する脂肪酸トリグリセライドで被覆して、被覆発泡性スチレン系樹脂粒子を得る。更に、被覆発泡性ポリスチレン系樹脂粒子を予備発泡させて予備発泡粒子を得ることができる。
発泡性ポリスチレン系樹脂粒子は、例えば、
(i)水性媒体中にポリスチレン系樹脂種粒子(以下種粒子)を分散させ、これにスチレン系モノマーを連続的又は断続的に供給して重合開始剤の存在下で懸濁重合し、発泡剤を含浸させる方法、いわゆるシード重合法によって得られた粒子、あるいは
(ii)スチレン系モノマーを連続的又は断続的に水性媒体中に供給して重合開始剤の存在下で懸濁重合し、発泡剤を含浸させる方法、いわゆる懸濁重合法によって得られた粒子
等を使用でき、成形体表層部の均一性の面で(i)の製造方法が好ましい。
スチレン系モノマーとしては、上記ポリスチレン系樹脂の欄で挙げたスチレン系モノマーが使用される。また、スチレン系モノマーに上記ポリスチレン系樹脂の欄で挙げたビニルモノマーを加えてもよい。
なお、上記懸濁重合法及びシード重合法において用いられる重合開始剤としては、特に限定されず、例えば、ベンゾイルパーオキサイド、ラウリルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシベンゾエート、t−ブチルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシピバレート、t−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネート、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキシルモノカーボネート、イソプロピルカーボネート、t−ブチルパーオキシアセテート、2,2−ビス(t−ブチルパーオキシ)ブタン、t−ブチルパーオキシ−3,3,5トリメチルヘキサノエート、ジ−t−ブチルパーオキシヘキサハイドロテレフタレート等の有機過酸化物やアゾビスイソブチロニトリル、アゾビスジメチルバレロニトリル等のアゾ化合物等が挙げられ、これらは単独で用いられても二種以上が併用されてもよい。
そして、水性媒体中にポリスチレン系樹脂粒子を分散させてなる水性懸濁液は、上記懸濁重合法又はシード重合法による重合後の反応液を水性懸濁液として用いても、あるいは、上記懸濁重合法又はシード重合法によって得られたポリスチレン系樹脂粒子を反応液から分離し、このポリスチレン系樹脂粒子を別途用意した水性媒体に懸濁させて水性懸濁液を形成してもよい。なお、水性媒体としては、特に限定されず、例えば、水、アルコール等が挙げられ、水が好ましい。
また、上記懸濁重合法又はシード重合法において、スチレン系モノマーを重合させる際に、スチレン系モノマーの液滴又はポリスチレン系樹脂種粒子の分散性を安定させるために懸濁安定剤を用いてもよい。このような懸濁安定剤としては、例えば、ポリビニルアルコール、メチルセルロース、ポリアクリルアミド、ポリビニルピロリドン等の水溶性高分子や、第三リン酸カルシウム、ピロリン酸マグネシウム等の難水溶性無機塩等が挙げられ、難水溶性無機塩を用いる場合には、アニオン界面活性剤が通常、併用される。
上記アニオン界面活性剤としては、例えば、ラウリル硫酸ナトリウム等のアルキル硫酸塩、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム等のアルキルベンゼンスルホン酸塩、オレイン酸ナトリウム等の高級脂肪酸塩、β−テトラヒドロキシナフタレンスルホン酸塩等が挙げられ、アルキルベンゼンスルホン酸塩が好ましい。
また、上記懸濁重合法又はシード重合法において、スチレン系モノマーを重合させる際に、水に溶解したスチレンの重合による微粉末の発生を防ぐ目的で、水溶性の重合禁止剤を添加してもよい。
そして、上記水性懸濁液中に分散させたポリスチレン系樹脂粒子中に発泡剤が含浸されて発泡性ポリスチレン系樹脂粒子が得られる。発泡剤としては、ノルマルブタン、イソブタン、ノルマルペンタン、イソペンタン、ネオペンタン、シクロペンタン、シクロペンタジエン、ノルマルヘキサン、石油エーテル等の炭化水素、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、ジプロピルエーテル、メチルエチルエーテル等の低沸点のエーテル化合物、炭酸ガス、窒素等の無機ガス等が挙げられる。
具体的には、発泡剤の含有量は、ポリスチレン系樹脂粒子100重量部に対して4〜15重量部が好ましく、5〜12重量部がより好ましい。発泡剤の含有量が4重量部未満では、発泡性ポリスチレン系樹脂粒子の発泡性が低下し、所望倍率を有する発泡成形体を得ることができず、あるいは、予備発泡粒子を発泡させて得られる発泡粒子同士の熱融着が不十分となり、得られる発泡成形体の機械的強度が低下することがある。一方、15重量部を超えると、得られる発泡成形体に収縮が生じ、あるいは、発泡成形の成形サイクルが長くなるので、好ましくない。
発泡性スチレン系樹脂粒子は、発泡性スチレン系樹脂粒子100重量部に対して、0.005〜0.05重量部の範囲の量で、分子中に水酸基を有する脂肪酸トリグリセライドで被覆されていることが好ましい。トリグリセライドの被覆量が0.005重量部未満の場合、十分な強度が得られないことがある。一方、0.05重量部より多い場合、十分な光沢が得られないことがある。より好ましい被覆量は、0.005〜0.045重量部であり、更に好ましい被覆量は、0.01〜0.04重量部である。
被覆方法は、特に限定されず、公知の方法で行うことができる。例えば、トリグリセライドが固体の場合、トリグリセライドの溶液又は分散液と発泡性スチレン系樹脂粒子とを接触させる方法が挙げられる。また、トリグリセライドが液体の場合、上記固体の場合の方法以外に、液体のトリグリセライドと発泡性スチレン系樹脂粒子とを接触させる方法でもよい。溶液及び分散液の調整に使用した溶媒又は分散媒は、乾燥させることで通常除去される。
発泡性ポリスチレン系樹脂粒子には、物性を損なわない範囲内において、気泡調整剤、充填剤、難燃剤、難燃助剤、滑剤、着色剤、溶剤、可塑剤、合着防止剤、帯電防止剤等の添加剤を必要に応じて添加できる。
ポリスチレン系樹脂粒子の平均粒子径は、発泡性ポリスチレン系樹脂粒子を用いて型内発泡成形を行う場合に、発泡性ポリスチレン系樹脂粒子を予備発泡させて得られる予備発泡粒子のキャビティ内への充填性の観点から、0.3〜2mmが好ましく、0.6〜1.4mmがより好ましく、0.85〜1.1mmが更に好ましい。
更に、ポリスチレン系樹脂粒子を構成するポリスチレン系樹脂のスチレン換算重量平均分子量は、小さいと、発泡性ポリスチレン系樹脂粒子を発泡させて得られる発泡成形体の機械的強度が低下することがある一方、大きいと、発泡性ポリスチレン系樹脂粒子の発泡性が低下し、高発泡倍率の発泡成形体を得ることができない恐れがあるので、20万〜40万が好ましく、24万〜35万がより好ましい。
以下、実施例に基づいて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるものではない。なお、実施例における各種測定法を下記する。
<重量平均分子量>
GPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)を用いて、重量平均分子量を測定する。その測定方法は次の通りである。なお、重量平均分子量はポリスチレン(PS)換算重量平均分子量を意味する。
試料50mgをテトラヒドロフラン(THF)10ミリリットルに溶解させ、非水系0.45μmのクロマトディスクで濾過した上でクロマトグラフを用いて測定する。クロマトグラフの条件は下記の通りとする。
液体クロマトグラフ:東ソー社製、商品名「ゲルパーミエーションクロマトグラフ HLC−8020」
カラム:東ソー社製、商品名「TSKgel GMH−XL−L」φ7.8mm×30cm×2本
カラム温度:40℃
キャリアガス:テトラヒドロフラン(THF)
キャリアガス流量:1ミリリットル/分
注入・ポンプ温度:35℃
検出:RI
注入量:100マイクロリットル
検量線用標準ポリスチレン:昭和電工社製、商品名「shodex」重量平均分子量:1030000と東ソー社製、重量平均分子量:5480000、3840000、355000、102000、37900、9100、2630、870
<平均気泡径>
平均気泡径は、ASTM D2842−69の試験方法に準拠して測定する。具体的には、嵩発泡倍数60倍に発泡させた発泡粒子の中から、任意に選択した10個について、剃刀刃を用いて発泡粒子の中心付近を通る平面で2等分し、その一方の切断面を走査型電子顕微鏡(JOEL社製 商品名「JSM−6360LV」)を用いて、発泡粒子の中心から半径の50%に相当する円の外側を100倍に拡大して撮影する。
次に、撮影した画像をA4用紙上に印刷し、任意の箇所に長さ60mmの直線を一本描き、この直線上に存在する気泡数から気泡の平均弦長(t)を下記式により算出する。
平均弦長t=60/(気泡数×写真の倍率)
なお、直線を描くにあたっては、できるだけ直線が気泡に点接触することなく貫通した状態となるようにする。又、一部の気泡が直線に点接触してしまう場合には、この気泡も気泡数に含め、更に、直線の両端部が気泡を貫通することなく、気泡内に位置した状態となる場合には、直線の両端部が位置している気泡も気泡数に含める。
そして、算出された平均弦長tに基づいて次式により気泡径を算出することができる。平均気泡径(μm)D=t×1000/0.616
更に、撮影した画像の任意の3箇所において上述と同様の要領で気泡径を算出し、計5画像分の気泡径の相加平均値を発泡粒子の平均気泡径とする。
<発泡倍数>
発泡樹脂容器(成形後、50℃で4時間以上乾燥させたもの)の長側面から切り出した試験片(100×300×20mm)の重量(a)と体積(b)をそれぞれ有効数字3桁以上になるように測定し、式(b)/(a)により発泡倍数(倍)を求める。
<光沢度>
実施例・比較例で得られた発泡樹脂容器を30℃設定の乾燥室内で24時間乾燥させる。次に、光沢計(堀場製作所社製グロスチェッカIG−331)を用いて、発泡樹脂容器の側面14点について、60°計(入射角60°、受光角60°)での光沢測定を行い、その平均値を光沢度とする。
<引張強度>
万能試験機(オリエンテック社製、製品名「テンシロン UCT−10T」)に1000Nのロードセルを接続し、コの字型冶具で箱の長手壁を挟んで1000mm/minの速度で引張試験測定を行い、1次最大点荷重値を引張強度とする。
実施例1
(種粒子の製造)
内容積が100リットルの攪拌機付オートクレーブに、リン酸三カルシウム120g、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム1g、ベンゾイルパーオキサイド(純度75重量%)140g、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキシルモノカーボネート30g、イオン交換水40kg及びスチレンモノマー40kgを投入して100rpmの回転速度にて攪拌して懸濁液を作製した。
次に、攪拌羽を100rpmの回転速度にて撹拌しながら、オートクレーブ内の温度を90℃まで昇温した後、90℃で6時間に亘って保持した。しかる後、オートクレーブ内の温度を120℃まで昇温し、120℃で2時間に亘って保持した後、オートクレーブ内の温度を25℃まで冷却し、オートクレーブからポリスチレン粒子を取り出して洗浄及び脱水を繰り返した後に乾燥させて分級することによって、平均粒子径が0.65mmでかつ重量平均分子量が30.2万のポリスチレン粒子を得た。
(発泡性ポリスチレン系樹脂粒子の製造)
内容積が100リットルの別の攪拌機付オートクレーブに、上記ポリスチレン粒子11kg、蒸留水30kg、ピロリン酸マグネシウム100g及びドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム6gを入れて攪拌して懸濁させた。
しかる後、予め用意した蒸留水6kgにピロリン酸マグネシウム20g及びドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム2gを分散させてなる分散液に、重合開始剤として純度75重量%のベンゾイルパーオキサイド130g及びt−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキシルモノカーボネート10gをスチレンモノマー5kgに溶解した上で添加し、ホモミキサーによって均一に攪拌して懸濁液を作製し、この懸濁液を75℃に保持した上記オートクレーブ内に供給した。
オートクレーブ内の懸濁液を撹拌しながら75℃で1時間に亘って保持し、ポリスチレン樹脂粒子に、スチレンモノマー、ベンゾイルパーオキサイド及びt−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキシルモノカーボネートを吸収させた後、オートクレーブ内にスチレンモノマー28kgを9333g/hrの速度で連続的に3.0時間供給すると共に、スチレンモノマーの供給終了時に懸濁液が108℃となるようにオートクレーブ内を連続的に昇温した。続いて、オートクレーブ内を120℃まで昇温して30分に亘って保持した。
一方、蒸留水2kgにピロリン酸マグネシウム13g及びドデシルベゼンスルホン酸ナトリウム0.8gを加えてなる分散液に、シクロヘキサン880g、ポリオキシエチレンオレイルエーテル(日油社製ノニオンE−205)11gを加えた上でホモミキサーによって均一に攪拌して懸濁液を作製し、この懸濁液を上記オートクレーブ内に圧入した。
しかる後、オートクレーブ内を100℃まで冷却した上で、オートクレーブ内に、発泡剤としてノルマルブタン2000g、イソブタン1080gを圧入して、オートクレーブ内を100℃で3時間に亘って保持した後、オートクレーブ内を20℃まで冷却して発泡性ポリスチレン粒子を取り出して洗浄及び脱水をした後に乾燥させた。
更に、発泡性ポリスチレン粒子をその発泡後の気泡径が完全に安定するまで15℃で3日間に亘って熟成させて、平均粒子径1.0mmの発泡性ポリスチレン樹脂粒子を得た(重量平均分子量31.2万)。次に、得られた発泡性ポリスチレン樹脂粒子の表面を、表面処理剤としての、ステアリン酸亜鉛0.1重量%、12−ヒドロキシステアリン酸トリグリセライド(川研ファインケミカル社製カワスターCR)0.025重量%で被覆することで、表面処理剤で被覆された発泡性粒子を得た。
得られた被覆された発泡性粒子を、予備発泡した後に20℃で24時間熟成し、予備発泡粒子を得た。
(発泡成形体の製造)
350mm×545mm×高さ165mmの箱形状のキャビティを有し、テフロンでコーティングされた成形金型を備えた発泡ビーズ自動成形機(積水工機製作所社製 商品名「エース11型」)のキャビティ内に予備発泡粒子を充填し、0.07MPaの蒸気圧で15秒間加熱成形を行った。次に、金型のキャビティ内の発泡樹脂容器を12秒間水冷した後、減圧下にて放冷して、側面及び底面肉厚22mm、発泡倍数60倍の発泡樹脂容器を得た。
実施例2
樹脂粒子製造時のヒドロキシステアリン酸トリグリセライド量を0.025重量%から0.015重量%に変えたこと以外は、実施例1と同様にして発泡樹脂容器を得た。
実施例3
樹脂粒子製造時のヒドロキシステアリン酸トリグリセライド量を0.025重量%から0.005重量%に変えたこと以外は、実施例1と同様にして発泡樹脂容器を得た。
実施例4
樹脂粒子製造時のヒドロキシステアリン酸トリグリセライド量を0.025重量%から0.035重量%に変えたこと以外は、実施例1と同様にして発泡樹脂容器を得た。
実施例5
樹脂粒子製造時のポリオキシエチレンオレイルエーテル量を11gから17.6gに変えたこと以外は、実施例1と同様にして発泡樹脂容器を得た。
実施例6
樹脂粒子製造時のヒドロキシステアリン酸トリグリセライド量を0.025重量%から0.045重量%に変えたこと以外は、実施例5と同様にして発泡樹脂容器を得た。
実施例7
樹脂粒子製造時のポリオキシエチレンオレイルエーテルを用いなかったこと以外は、実施例1と同様にして発泡樹脂容器を得た。
実施例8
樹脂粒子製造時のポリオキシエチレンオレイルエーテルを用いなかったこと以外は、実施例4と同様にして発泡樹脂容器を得た。
実施例9
樹脂粒子製造時のポリオキシエチレンオレイルエーテルをポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート(日油社製ノニオンLT−221)に変えたこと以外は、実施例5と同様にして発泡樹脂容器を得た。
比較例1
樹脂粒子製造時のヒドロキシステアリン酸トリグリセライドを用いなかったこと以外は、実施例1と同様にして発泡樹脂容器を得た。
比較例2
樹脂粒子製造時のヒドロキシステアリン酸トリグリセライド量を0.025重量%から0.06重量%に変えたこと以外は、実施例1と同様にして発泡樹脂容器を得た。
比較例3
樹脂粒子製造時のヒドロキシステアリン酸トリグリセライド量を0.025重量%から0.065重量%に変えたこと以外は、実施例5と同様にして発泡樹脂容器を得た。
実施例及び比較例から得られた結果を表1に示す。
表1から以下のことが分かる。
実施例から、脂肪酸トリグリセライドで発泡性粒子を被覆することにより、高い光沢を有する発泡成形体が得られることが分かる。
比較例1から、脂肪酸トリグリセライドを使用しないことで、引張強度の低い発泡成形体が得られている。これは、脂肪酸トリグリセライドの融着剤としての機能が得られないためである。
実施例と比較例とから、脂肪酸トリグリセライドの使用量には適正範囲があることが分かる。特に、気泡径が74μmである発泡成形体に関する実施例1〜4及び比較例1〜2から、適正範囲の使用量であれば、光沢度と引張強度とが高いバランスである発泡成形体が得られることが分かる。

Claims (6)

  1. ポリスチレン系発泡粒子の融着体から構成されるポリスチレン系発泡成形体であって、
    前記発泡成形体が、分子中に水酸基を有する脂肪酸トリグリセライドを含み、25〜50の光沢度を示す表面を備えていることを特徴とするポリスチレン系発泡成形体。
  2. 前記ポリスチレン系発泡粒子の融着体が、発泡性スチレン系樹脂粒子を予備発泡させて予備発泡粒子とし、前記予備発泡粒子を型内発泡成形に付すことで得られ、
    前記発泡性スチレン系樹脂粒子が、前記発泡性スチレン系樹脂粒子100重量部に対して、0.005〜0.05重量部の範囲の量で、分子中に水酸基を有する脂肪酸トリグリセライドで被覆されている請求項1に記載のポリスチレン系発泡成形体。
  3. 前記予備発泡粒子と分子中に水酸基を有する脂肪酸トリグリセライドとが、前記予備発泡粒子の平均気泡径をXμm、前記分子中に水酸基を有する脂肪酸トリグリセライドによる前記予備発泡粒子の被覆量をY重量部とした時、下記式
    (式1) 40≦X≦100
    (式2) 0.005≦Y≦−5.00×10-4X+0.085
    を満たす請求項2に記載のポリスチレン系発泡成形体。
  4. 前記分子中に水酸基を有する脂肪酸トリグリセライドが、ヒドロキシ高級脂肪酸トリグリセライドである請求項1〜3のいずれか1つに記載のポリスチレン系発泡成形体。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載のポリスチレン系発泡成形体からなる発泡樹脂容器であり、
    前記発泡樹脂容器が、上面に開口部と、下面に底部と、前記開口部の周囲に位置しかつ前記底部とつながる側壁部とを備えた容器であり、
    前記側壁部が、10〜50mmの厚さと50〜400mmの外寸高さとを有することを特徴とする発泡樹脂容器。
  6. 発泡性スチレン系樹脂粒子を分子中に水酸基を有する脂肪酸トリグリセライドで被覆する工程と、
    被覆後の発泡性スチレン系樹脂粒子を予備発泡させて予備発泡粒子を得る工程と、
    前記予備発泡粒子を型内発泡成形に付す工程と
    を経ることで、分子中に水酸基を有する脂肪酸トリグリセライドを含み、25〜50の光沢度を示す表面を備えたポリスチレン系発泡成形体を得ることを特徴とするポリスチレン系発泡成形体の製造方法。
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