JP2014066494A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】 冷蔵庫における機械室を大きくすることなく、効率的に放熱器の放熱を可能にする冷蔵庫を提供する。
【解決手段】 本発明の冷蔵庫は、機械室に、送風機、放熱器及び蒸発皿を配置した冷蔵庫であって、冷蔵庫側面には、吸気口を備え、前記蒸発皿は、通気筒を備えて、放熱器の下方に配置され、放熱器は、送風機及び吸気口の間に配置されていることを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は冷蔵庫の機械室に配設される蒸発皿と放熱器に関するものである。
冷蔵庫は、本体下部後方に機械室があり、圧縮機、蒸発皿、放熱器を配置する構造がよく知られている。蒸発皿は、冷凍室を冷やす冷却器の除霜時に発生した除霜水を貯留し、蒸発させるために設けられる。特に最近の冷蔵庫では、機械室内の限られたスペースで、送風機を用いて蒸発皿内の除霜水の蒸発を促進させている。このような冷蔵庫の構造として次のものが開示されている。
特許文献1では、図8に示すように機械室101内に圧縮機102、蒸発皿103、送風機104及び熱交換器105が配置されている。機械室101の背面には鋼板から成る不図示の機械室カバーが取り付けられている。冷蔵庫外部の空気は、機械室カバーに設けた吸気口から機械室101に流入し、送風ダクト106を流通し、熱交換器105を冷却する。次に、この空気は送風機104を介して蒸発皿103上を通過して圧縮機101に導かれ、蒸発皿103の除霜水の蒸発を促進するとともに圧縮機102を冷却する。最後に、この空気は、機械室カバーの排気口から冷蔵庫外部に排気される。また、圧縮機102に接続している冷媒管107の一部は冷却器からの除霜水を貯溜する蒸発皿103に浸漬させ、除霜水を蒸発させることが開示されている。
特開2011−12899号公報
機械室のサイズを大きくすることなく、熱交換器すなわち放熱器の効率を上げるためには、放熱器への風量をさらに大きくする必要がある。
しかしながら、特許文献1では機械室の側方からのみ外気を吸い込む構造であるため、外気から吸気する風量を増やして放熱器の放熱効率を上げることに限界があった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、機械室を大きくすることなく、効率的な放熱器の放熱を可能にする冷蔵庫を提供するものである。
本発明の冷蔵庫は、機械室に、送風機、放熱器及び蒸発皿を配置した冷蔵庫であって、
冷蔵庫の一側面に吸気口を備え、前記蒸発皿は、その底面に上方向に延びる通気筒を備えて放熱器の下方に配置され、放熱器は、蒸発皿に備えられた通気筒の上方であって送風機及び吸気口の間に配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、機械室を大きくすることなく、効率的に放熱器の放熱を可能にすることができる。
本発明の冷蔵庫の側面図である。 本発明の第1の実施例を示す機械室の概略斜視図である。 本発明の第1の実施例を示す蒸発皿の通気筒の中央における正面断面図である。 本発明の第1の実施例を示す機械室の主要構成部品の斜視図である。 本発明の第1の実施例を示す基盤と蒸発皿の斜視図である。 本発明の第2の実施例を示す機械室の概略斜視図である。 本発明の第3の実施例を示す機械室の概略斜視図である。 従来例の一実施例を示す機械室の背面図である。
以下、本発明の実施例を示す図面に基づいて説明する。その他の構成については、冷蔵庫の一般的な技術が適用できることはいうまでもない。
(実施例1)
図1は、第1の実施例となる冷蔵庫1の側断面図である。冷蔵庫1は、外箱2、内箱3、断熱材4、扉5、冷蔵室6、上部冷凍室7、下部冷凍室8、野菜室9、給水タンク10、仕切壁11、送風機12、冷却器13、除霜ヒータ14、露受皿15、排水管16、機械室17、圧縮機18、送風機19、基盤20等から構成される。外箱2は、金属板で形成されている。内箱3は、材料が樹脂で、真空成形により形成されている。断熱材4は、外箱2と内箱3との間の空間に形成されたウレタン断熱層である。断熱材4は、ウレタンを主成分とする発泡ウレタン樹脂が注入され、内部で発泡充填されることにより形成される。冷蔵室6、上部冷凍室7、下部冷凍室8、野菜室9は、内箱3の内側にある仕切られた室で上段から下段に配列されている。
給水タンク10は、不図示の製氷皿に水を供給するタンクである。仕切壁11は、冷蔵室6と上部冷凍室7、及び下部冷凍室8と野菜室9とを仕切る壁である。仕切壁11の内部空間には、発泡ウレタン樹脂が注入され、内部で発泡充填されてウレタン断熱層が形成されている。送風機12は、冷却器13で生成された冷気を冷蔵室6等の各貯蔵室へ送風する。冷却器13の真下には、除霜ヒータ14が設けられている。除霜ヒータ14の下方には、露受皿15がある。露受皿15の底面には、排水管16が設けられている。
冷却器13は、伝熱フィンと伝熱管とを組み合わせたフィンチューブ型熱交換器である。長時間の運転によって、フィンチューブ型熱交換器のフィンの表面に着霜すると、各フィン間の間隔が狭くなるため、送風機12による送風が阻害されて冷却能力が落ちる。そこで、フィンに付着した霜を取り除く必要があることから、除霜運転が行われる。
除霜運転によって、除霜ヒータ14が通電され、フィンに付着した霜を除霜ヒータ14の熱で融かして除霜水にして、冷却器13の下に落とす。露受皿15は、冷却器13から落ちた除霜水を受ける容器で、この露受皿15に集められた除霜水は排水管16を通って冷蔵庫1の下部後方に形成されている機械室17内へ導かれる。機械室17内には、圧縮機18、送風機19と基盤20等が配設されている。圧縮機18は、不図示の冷凍サイクルの一部を構成する。送風機19は、機械室17内で送風する。基盤20上には、圧縮機18が配置されている。
図2は、本発明の第1の実施例を示す機械室17の概略斜視図である。便宜のため、機械室の後面を覆って閉塞する背面カバーを取り除いた状態を示している。機械室17には、排水管16、圧縮機18、送風機19、基盤20、蒸発皿21、放熱器22、吐出パイプ23、不図示の制御基板等が配設されている。基盤20上には、圧縮機18、送風機19、蒸発皿21の順に、左から右方向に配設されている。蒸発皿21の上方には、放熱器22が配設されている。機械室17の両側に位置する外箱2の一方の側面には吸気口2a、他方の側面には排気口2bが設けられている。吸気口2aは蒸発皿21に近い外箱2の側面に、排気口2bは圧縮機18に近い外箱2の側面に設けられ、ネズミ等の小動物が入りこまないように水平方向に長い小判孔が鉛直方向に複数個設けられている。蒸発皿21は、排水管16から流れ落ちた除霜水を貯留し、蒸発皿21に貯留した除霜水を蒸発させるために設けられる。蒸発皿21は合成樹脂により形成されている。蒸発皿21の底面形状は矩形で、底面の外周に壁を有し、上面が開口しており、排水管16によって導かれた除霜水を内部に貯留する。蒸発皿21の底面中央部は上方へ盛り上がって円筒状の通気筒21aを形成する。通気筒21aの上端に開口部が形成され、蒸発皿21の底面からの気流が吹き抜ける。
通気筒21aの、蒸発皿21の底面に対する並行方向の断面積は、通気筒21aの下部から上部に向かうにつれて、徐々に小さくなっている。また、通気筒21aは、正面視において、上部から下部へ向かうにつれて裾広がりの緩やかなカーブを描いた形状となっている。これらの構成により、蒸発皿21の底面からの気流の風速を速くしつつ下部から上部へ向かって導く。
通気筒21aの開口部の上端21a1の高さは、蒸発皿21の外周壁の上端21bの高さより高くして、放熱器22の底面と通気筒21aの上端21a1との隙間を少なくしている。蒸発皿21は、基盤20に機械的に固定される。蒸発皿21の材料は合成樹脂としているが、金属でもよい。
放熱器22は、伝熱管と伝熱フィンとを組み合わせたフィンチューブ型熱交換器であり、複数列に配置された一本の連続する銅パイプに、独立したアルミフィン22aが鉛直方向に複数列配置されており、直方体形状である。扉5側を前方向とし、圧縮機18側を後方向とすると、独立したフィン22aは、前後方向にも複数列配置されている。複数列の平板状のフィン22a間の隙間は、機械室17の鉛直方向と左右方向に配置されている。したがって、放熱器22の下方からの気流は、複数のフィン22a間を円滑に上昇し、送風機19の方向に気流が円滑に吸い込まれる配置となっている。放熱器22は、放熱器を固定する不図示の放熱器固定具に固定され、放熱器固定具は、機械室の内壁に機械的に固定されている。不図示の制御基板は、冷蔵庫1の各部位に配置された不図示の電装部品を制御する。
送風機19の運転による送風の気流は、2つある。第1の気流は、外箱の一側面に設けられた吸気口2aから左方向に向かう矢印Aの方向で冷蔵庫1の周囲の外気が吸い込まれる。外気は、放熱器22のフィン22a間を通り、送風機19を通り、圧縮機18の外周を通り、外箱の他方側面の排気口2bから左方向に向かう矢印Bの方向で冷蔵庫1の外側に排気される。第2の気流は、外気が基盤20の底部から吸い込まれ、上方に向かう矢印Cの方向で、さらに蒸発皿21の底部中央の通気筒21aを通り、放熱器22のフィン22a間を通り、送風機19を通り、以後は第1の流れと同一である。なお、第2の気流において、吸気口2aを設けることは必須ではない。
放熱器22に複数配置されているフィン22aの長辺は、蒸発皿21の底部中央の通気筒21aからの気流に対して平行に配置されているため、通風抵抗が少なく、熱交換がよい。また、フィン22aの短辺は、吸気口2aから左方向に向かう矢印Aの方向で吸込んだ気流に対して並行方向に配置されているため、通風抵抗が少なく、効率がよい熱交換ができる。フィン22a間を通過する気流の通風抵抗を少なくすることにより、送風機19は低負荷で運転することができ、省エネ又は低騒音化することができる。
通気筒21aの開口部の上端21a1は、蒸発皿21の外周上端21bの高さより高くし、放熱器22に近づける形状にすることで、放熱器22の底面と通気筒21aの開口部の上端21a1との隙間が少なくなる。そのような形状にすることで、基盤20の底部から吸い込まれ、通気筒21aの開口部の上端21a1の上部へ導かれた外気が、放熱器22の底面方向に導かれて当たるので、放熱器22が効率よく熱交換される。また、蒸発皿21の外周上端21bの高さを、吸気口2aの位置よりも低くすることで、矢印Aの方向の気流が蒸発皿21の外周上端21bに遮られることなく、蒸発皿21に貯留された除霜水ならびに放熱器22に当てることができる。
また、蒸発皿21の底面に通気筒21aを設けることで、蒸発皿21内の除霜水の容積が小さくなるため、一定量の除霜水が蒸発皿21に貯留される場合の底面から水面までの高さは、通気筒21aを設けない場合と比べて、高くなる。除霜水の水面の高さが上がることで、吸気口2aから左方向に向かう矢印Aの方向の気流が効率よく除霜水に当たるため、水面の高さが低い場合と比べて、除霜水の蒸発が促進される。矢印Aの方向の気流は、放熱器22に設けられた複数のフィン22a間を通過し、放熱器22の鉛直方向や左右方向に回り込んで、通気筒21aの周辺と除霜水の水面上側を流れる。なお、蒸発皿21の形状は、底部中央が上方へ向かう円筒状としているが、底部の中央で無く、底部の前後左右のいずれか一方に片寄って配置してもよい。
図3は、本発明の第1の実施例を示す蒸発皿21の通気筒21aの中央における正面断面図である。
蒸発皿21は、通気筒21a、底部21cと外周21eとから構成される。通気筒21aの開口部の上端21a1の高さは、外周21eの外周上端21bより高い。蒸発皿21の底部21cの4隅には、所定の高さを有する突起形状の脚部21dを設け、底部21cの高さは、脚部21dの高さだけ底上げされている。図3は、蒸発皿21の通気筒21aの中央における正面断面図であるが、蒸発皿21の通気筒21aの中央における側面断面図も略同じ図である。なお、脚部21dの高さは、適宜調整してもよい。
図4は、本発明の第1の実施例を示す機械室の主要構成部品の斜視図である。圧縮機18の出口に接続された吐出パイプ23は、一例として、送風機19の外側に配管され、蒸発皿21の底面に接して通気筒21aの周囲に沿って配管され、放熱器22に接続されている。圧縮機18から送り出される高温の冷媒は、吐出パイプ23の中を流れて放熱器22の内部へ流れる。蒸発皿21内の除霜水は、吐出パイプ23からの放熱で温度上昇する。外気が通気筒21aを通じて機械室17の内部へ侵入し、通気筒21a内を上昇して開口部の上端21a1から吐出されることによって、蒸発皿21の水面上方で風の対流が生じ、除霜水の蒸発が促進される。通気筒21aの開口部の上端21a1の高さは、蒸発皿21の外周上端21bの高さよりも高くすることにより、蒸発皿21の内部に上昇気流が生じる。蒸発皿21内に貯留された除霜水から発生した水蒸気を含んだ空気が、矢印Dの方向で通気筒21aの周面に沿って、上方の放熱器22に向かって吸い上げられる。通気筒21aの周面の面積は、通気筒21aの下部から上部に向かうにつれて、徐々に小さくなっているため、蒸発皿21内に貯留された除霜水から発生した水蒸気を含んだ空気は、下部から上部へ向かって圧力損失が少ない状態で導かれる。また、通気筒21aの開口部の上端21a1の位置を放熱器22の底面に近づけることで、基盤20の底部から吸い込まれた外気は、放熱器22の底面から上部へ効率よく導かれる。
次に、送風機19で送風することで、圧縮機18の放熱を行って圧縮機18の温度を引き下げることができ、圧縮機18の信頼性向上および放熱器22の放熱負荷の縮小による冷凍サイクルの効率向上を行う。本実施例において、吐出パイプ23は、放熱器22に直接接続したが、コンデンサ等に接続後につないでもよい。なお、蒸発皿21の通気筒21aは、放熱器22真下に配置しているが、下方にあって放熱器22と鉛直方向に一部だけ重ねて配置してもよい。
基盤20の底部から吸い込まれた外気が、蒸発皿21の通気筒21aを通過し、放熱器22の底面から上に吸い込まれるので、放熱器22を通る風量を増やすことができる。すなわち、放熱器22に設けられた複数のフィン22aの間を流通する気流は、矢印A方向に加えて、矢印C方向の2方向からの気流の合流となるため、風量を増やすことができる。本実施例によれば、機械室17を大きくすることなく、効率的に放熱器22の放熱を可能にすることができる。また、本発明の蒸発皿21は、従来の機械室に蒸発皿21と放熱器22とを横並びに設置した場合と比べ、横幅方向の設置スペースを少なくすることが可能となるため、蒸発皿21の横幅を広くすることが可能となる。
図5は、本発明の第1の実施例を示す基盤20と蒸発皿21の斜視図である。蒸発皿21の下方に位置する基盤20の部分に複数の上側に切り起こした切り起こしルーバ20aを設けた。複数の切り起こしルーバ20aは、幅方向に互いに一定間隔で離間して、上方向に斜めの多数の切り起こしが配設されている。また、蒸発皿21の底部21cの4隅には、所定の高さを有する突起形状の脚部21dを設け、底部21cの高さを底上げしている。蒸発皿21の脚部21dは、蒸発皿21と同じ樹脂材料で底部21cの4隅に同じ形状で配設され、除霜水が入った蒸発皿21を保持するための脚である。蒸発皿21の脚部21dは、基盤20底面の切り起こしルーバ20aの上方に配置されている。脚部21dを配置することで、前記蒸発皿21の底部21cと基盤20との間に隙間を設けている。蒸発皿21に脚部21dを設けることで、通気筒21aを通って、送風機19から送風された気流が圧縮機18側面に当たって、逆流して、蒸発皿21の底部21cと基盤20との所定の隙間から流入して、再度通気筒21aを通る、いわゆるショートサーキットを起こす場合がある。ショートサーキットを防止するために、送風機19の下方の基盤20上に位置する部分である点線で表示した仕切り線20bの上側に不図示の板状の遮風板を設けて遮風してもよい。遮風板は、材料が軟質のポリスチレン樹脂発泡体で、基盤20に固定されている。なお、遮風板は、ポリスチレン樹脂発泡体に限らず、シール材等の遮風できる樹脂、金属等の材料であればよい。なお、脚部21dは、突起としているが、突条、板状等の形状にして、突起と同等の機能をするものであればよい。さらに、仕切り線20bの上側に不図示の板状の遮風板の代わりに設けて遮風してもよい。
第2の気流は、前述した上方に向かう矢印Cの方向で、上方に向かう矢印C1と、更に上方に向かう矢印C2の方向に流れる。第2の気流は、外気が基盤20の底部から、上方に吸い込まれる、上方に向かう矢印C1と次に基盤20上から蒸発皿21の通気筒21aに吸い込まれる、上方に向かう矢印C2の方向に流れる。
脚部21dを設け、基盤20の上部と蒸発皿21の下部との間に隙間を設けることで、基盤20の底部の通気領域を蒸発皿21の略底面の全体以上まで拡大できる。これにより、基盤20の底部から蒸発皿21の通気筒21a開口部までの通風抵抗が少なくなるため、円滑に放熱器22を通り、送風機19に吸い込まれる。したがって、送風機は、低負荷で運転することができ、省エネと低騒音化が可能となる。また、冷蔵庫1の外箱の一側面に設けられた吸気口2aがほこり等で一部塞がれ、吸い込む外気が少なくなった場合にも、本来吸気口2aが吸い込むであろう分の外気を、基盤20底面の切り起こしルーバ20aからの吸気によって補うことができる。
(実施例2)
図6は、本発明の第2の実施例を示す機械室の概略斜視図である。便宜のため、機械室の後面を覆って閉塞する背面カバーを取り除いた状態を示している。本実施例は、第1の実施例での送風機19を第1の送風機とした場合で、第2の送風機である送風機24を追加している。送風機24は、放熱器22と外箱2との間の空間に配設した。したがって、機械室内には、左側から、圧縮機、送風機、放熱器と送風機の順に並設されている。送風機24は、矢印Cの方向で、外気を基盤20の底部から吸い込む。基板20の底部から吸い込まれた外気は通気筒21aを通って上方に向かい、放熱器22を通って、送風機24を通り、外箱2の排気口2cから側方に向かう矢印Eの方向で冷蔵庫1の外側に排気される。本実施例は、第2の送風機である送風機24を追加し、吸気口2aを排気口2cとして設けた以外は、第1の実施例と同一とした。
送風機19と送風機24による2個の送風機の同時運転による送風の流れは、2つの気流となる。第1の気流は、外気が基盤20の底部から吸い込まれ、上方に向かう矢印Cの方向で、次に蒸発皿21の底部中央の通気筒21aを通り、放熱器22の複数のフィン22a間を通り、送風機24を通り、外箱2側面の排気口2cから右方向に向かう矢印Eの方向で冷蔵庫1の外側に排気される。
第2の気流は、外気が基盤20の底部から吸い込まれ、上方に向かう矢印Cの方向で、次に蒸発皿21の底部中央の通気筒21aを通り、放熱器22の複数のフィン22a間を通り、送風機19を通り、圧縮機18の外周を通り、外箱2側面の排気口2bから左方向に向かう矢印Bの方向で冷蔵庫1の外側に排気される。すなわち、送風の流れは、送風機19と送風機24の同時運転により、外気が基盤20の底部から吸い込まれ、通気筒21aを通り、放熱器22のフィン22a間を通った後、分流して排気口2bと排気口2cから冷蔵庫1の外側に排気される。
本実施例の構成によれば、機械室17を大きくすることなく、効率的に放熱器22の放熱を可能にすることが可能となる。排気口2b、排気口2cを機械室両側面の外箱2側面に設けたので、大きな排気口面積を確保できる。これにより、冷蔵庫1の側面2が周囲の壁面に近接する場所に設置されても十分な吸排気を確保することができる。
なお、冷蔵庫1の庫内温度が高めに設定された場合、または、節電モード等が設定された場合は、冷却器13の着霜量が減り、蒸発させる除霜水が少なくなるので、それら設定の操作に連動して送風機24の運転を停止させるようにしてもよい。送風機24を停止した場合は、送風機は送風機19だけを運転させることになるので、外箱2の右方向の排気口2cは、実施例1と同じ吸気口である吸気口2aとなり、実施例1と同じとなる。送風機を1個だけ用いるので消費電力が削減でき、節電ができる。
(実施例3)
図7は、本発明の第3の実施例を示す機械室の概略斜視図である。実施例1では、機械室17の後面を閉塞する背面カバー(開口部等がないもの)が取り付けていたが、本実施例3では、開口部(後で詳述する)を設けた背面カバー25を機械室17の後ろ側に取り付けている。背面カバー25は、外箱2の背面板の面を鉛直方向に伸ばした面と略面一にしている。背面カバー25は、1枚の金属板で形成され、背面の左右端部は前方に曲げられて傾斜部が形成されている。背面カバー25は、外箱2の背面に複数箇所ネジ止めによって固定されている。右側の傾斜部を形成する右端面25aには、複数の小判状の開口部25cが上下に配列されている。左側の傾斜部を形成する左端面25bにも、右端面25aと同様の開口部25cが設けられている。
背面カバー25の右端面25aに設けた右端面開口部25cは、外気を吸気し、左方向に向かう矢印Fの方向で冷蔵庫1の周囲の外気を吸い込む。他方の背面カバー25の左端面25bの左端面開口部25dは排気口となり、左方向に向かう矢印Gの方向で冷蔵庫1の周囲に排出する。
なお、実施例1の構成において、右端面開口部25c及び左端面開口部25dのいずれかを設けた背面カバー25を取り付けても良い。そうすることで、吸気口2a又は背面カバー25に設けた右端面開口部25cの両方、又はいずれかを用いて外気を吸気することができる。同様に、排気は、排気口2b又は背面カバー25に設けた左端面開口部25dの両方、又はいずれかを用いても行うことができる。また、排気は、排気口2b、排気口2c、または左端面25bの開口部25cの少なくともいずれかを用いてもよい。
背面カバー25に右端面開口部25cを設けることで多くの外気を吸気することができる。また、背面カバー25左方向の左端面開口部25dを設けることで排気の量を多くすることができる。右端面開口部25cと左端面開口部25dは、冷蔵庫1の設置した床面よりも上部に配置しているので、ほこりやちり等が入りにくい。
あるいは、背面カバー25の中央部に、開口部を設けてもよい。開口部は、背面カバー25の背面であって、左右端部に設けられた傾斜部を除く面に設ける。すなわち、背面の中央部の両側にそれぞれ右背面開口部25e、左背面開口部25fを設ける。右背面開口部25eは、外気の吸気口となり、左方向に向かう矢印Hの方向で冷蔵庫1の周囲の外気を吸い込む。他方の左背面開口部25fは排気となり、左方向に向かう矢印Jの方向で冷蔵庫1の周囲に排出される。右背面開口部25eによって吸込まれた外気が、機械室内部へ入って放熱器22を通過するように、右背面開口部25eは背面カバー25の右側に設ける。また、右背面開口部25eによって吸込まれた外気が、圧縮機18を通過後に排気させるために、左背面開口部25fを背面カバー25の左側に設ける。
右背面開口部25eを設けることで外気の吸気を多くすることができる。また、左背面開口部25fを設けることで排気を多くすることができる。右背面開口部25eと左背面開口部25fは、冷蔵庫1の設置した床面よりも上部に配置されているので、ほこりやちり等が入りにくい。右背面開口部25eと左背面開口部25fは、それぞれ背面カバー25の背面両側に設けることで、右背面開口部25eから吸込んだ外気が、放熱器22と圧縮機18の表面に効率よく流れ、左背面開口部25fから排気される。
なお、実施例2の構成において、開口部を設けた背面カバー25を取り付けても良い。ただし、外箱2の右方向の排気口2cから排出された排気が、再度、背面カバー25の右側開口部から吸い込まないように、開口部の個数と位置を適宜調整して設けるのがよい。
なお、通気筒21aの形状は、円筒状としているが、楕円、長方形等の筒状としてもよい。蒸発皿21の底面は、垂直面における断面は平面としているが、波状、一方を傾けてもよい。また、円筒側の周囲を高くし、外周側の底面を低くしてもよい。あるいは、蒸発皿21の底部の吐出パイプ23が浸漬している部分の高さを低くして除霜水が吐出パイプ23の回りに溜まりやすくして、吐出パイプ23の放熱を促進するとともに除霜水が蒸発しやすくしてもよい。
実施例1では、蒸発皿21の底部21cの4隅には、脚部21dを設けたが、底部21cからの吸気量が確保できれば、脚部21dを設けなくてもよい。
実施例1と実施例2では、放熱器22は、底面を水平面に対して平行としているが、前後方向を軸として、左右方向に傾けてもよい。放熱器22は、機械室17の後方から見て、平行四辺形、台形等の四角形の形状にしてもよい。放熱器22の形状を変えることで、設計上における部品配置の融通がさらに可能となる。
実施例1と実施例2における放熱器は、伝熱フィンと伝熱管とを組み合わせたフィンチューブ型熱交換器であるが、金属管と、前記金属管に所定のピッチで螺旋状に巻き付けられた金属フィンを具備したスパイラルフィンチューブ型熱交換器を用いてもよい。また、アルミ製熱交換器を用いてもよい。
以上で説明した実施形態はあくまで本発明を実施するに当たっての一例であり、本発明はそれらに限定されるものではない。上述した実施形態に開示された技術的手段に周知慣用技術を適宜組み合わせて得られる態様についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 冷蔵庫
2 外箱
2a 吸気口
2b 排気口
2c 排気口
3 内箱
4 断熱材
5 扉
6 冷蔵室
7 上部冷凍室
8 下部冷凍室
9 野菜室
10 給水タンク
11 仕切壁
12 送風機
13 冷却器
14 除霜ヒータ
15 露受皿
16 排水管
17 機械室
18 圧縮機
19 送風機(第1の送風機)
20 基盤
20a 切り起こしルーバ
21 蒸発皿
21a 通気筒
21b 外周上端
21c 底部
21d 脚部
21e 外周
22 放熱器
22a フィン
23 吐出パイプ
24 送風機(第2の送風機)
25 背面カバー
25a 右端面
25b 左端面
25c 右端面開口部
25d 左端面開口部
25e 右背面開口部
25f 左背面開口部

Claims (7)

  1. 機械室に、送風機、放熱器及び蒸発皿を配置した冷蔵庫であって、
    冷蔵庫側面には、吸気口を備え、
    前記蒸発皿は、通気筒を備えて、前記放熱器の下方に配置され、
    前記放熱器は、前記通気筒の上方であって前記送風機及び前記吸気口の間に配置されていることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記通気筒は、前記蒸発皿の底面の一部によって形成され、
    前記蒸発皿の下部から前記放熱器に向けて形成されていることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記機械室は、前記蒸発皿の下方に基盤を有し、
    前記基盤は、前記通気筒の下方に開口部を有することを特徴とする請求項1または2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記通気筒の並行方向の断面積は、前記蒸発皿の底面に近い部分から上部に向かうにつれて、小さくなっていることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  5. 前記通気筒の上端は、前記蒸発皿の外周上端よりも高く形成されていることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  6. 前記蒸発皿の底部には、複数の脚部を有し、前記蒸発皿の底部と前記基盤との間に所定の隙間を設けたことを特徴とする請求項3に記載の冷蔵庫。
  7. 前記機械室は、さらに圧縮機と第2の送風機を配置した冷蔵庫であって、
    前記圧縮機、前記送風機、前記放熱器、前記第2の送風機の順に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の冷蔵庫。
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